アルベド・ピアソラ

登録日:2012/11/09(金) 01:08:21
更新日:2018/04/11 Wed 16:45:24
所要時間:約 6 分で読めます




―(Albedo Piazzolla) とは『ゼノサーガ』シリーズの登場人物。

巨大な戦闘機E.S.シメオンを駆り、計略を駆使して主人公達の前に立ち塞がる男。
ナノマシン技術ですら実装不可能なほどの異常な再生能力を持ち、その執着はJr.とM.O.M.O.に向けられるが、その目的は不明。
ガイナンに外見が酷似しているなど、謎に包まれた人物。


搭乗騎はE.S.シメオン。





そしてその実態は『ゼノ』シリーズが生み出したマジキチ、もとい腹筋破壊兵器、名言量産装置である。
色々振り切ったハイテンションを心底楽しそうに振り撒き、
かと思えば詩的・知的な一面を見せたり、かと思えば大爆笑しながら暴れ回ったり、時折複数パターン組み合わせてパなして来たり、
その言動は常にプレイヤーの斜め上を行き続け、生んだ名言と壊した腹筋は数知れず。
放送コードギリギリ(割と頻繁にアウト)な発言や行動を至る所で繰り返すその姿は、どんなシーンだろうが容赦無くプレイヤーを笑かしにかかる。

Ep.I終盤では、幼女の死体の腕をへし折って爆笑したり、
無駄に豊富な自害パフォーマンスで幼女をビビらせて楽しそうに遊んだり、
幼女の体内に侵入してアンアン言わせて物凄いいい顔する等やりたい放題。

特に、思い出したようにしょっちゅうぶり返す爆笑とその笑い声は釣られ笑い必至であり、
そのバリエーションは狂気じみた哄笑、バカ笑い、含み笑い、思い出し笑い等々、山寺宏一氏の名演もあってやたらと豊か。

あんまりにもマジキチ演技が多く、流石の山ちゃんですら1時間ぐらいで声が枯れてしまったため、
アルベドの収録は、いつも同氏が演じるガイナンの収録後に回していたという。


その存在感は、作品の評価点の1つとしてわざわざ個別に「アルベドの存在」が挙げられるほどであり、
そのマジキチっぷりはクソゲーとさえ評されるEp.IIでも妙な安定感を放っている。




以下ネタバレ













正体はJr.(ルベド)やガイナン(ニグレド)と同じ、U.R.T.V.変異体(簡単に説明すると特殊なクローン)の1人。ナンバーは667。
名前の由来はユングの錬金術に関する工程より、その見た目通り「白化」を指す。
不老のルベドに対するかのように不死の能力を持つ。これは元々ルベドと癒着双生児として生まれて来たため。
切り離された後も互いに自分の一部である感覚を共有している。

幼少時は今では想像できないほど内気で気弱、生まれの経緯もあって特にルベドへの依存が強く、
いつもルベドとニグレドの2人にべったりくっ付いている少年だった。


現在の性格が形成されるに至った原因の一つは、自分「だけ」が持つ不死の能力を知覚した時だろう。

元々不安定で、凶暴な一面を覗かせる事もあったアルベドだが、
不死故に他人の痛みと死への恐怖を理解できず、その事に疎外感を覚え、
孤独感に蝕まれるようになった彼は、他者との関係を絶やすまいと暴走・奇行が目立つようになる。

さらに自分だけが死ねない事を悟った事により、ルベドへの依存の強さはそのまま強い絶望、
取り残される離別の恐怖へと形を変え、次第に狂気へと飲み込まれてゆく。


ミルチア紛争時、ウ・ドゥ(平たく言うと文字通り次元が違うなんかすごい意識体)に接触した事でそれは決定的となる。
ウ・ドゥの暴走に恐怖を覚えたルベドが精神リンクを遮断、崩壊させたため、アルベドはウ・ドゥの汚染を受け、
不死の体を持つ者の天命として、新たな次元を開くため、ウ・ドゥとの合一を目指すようになる。

ルベドへの狂気的な執着を見せるのは、この時、ルベドに「捨てられた」ショックが原因。

これがEp.Iが始まるまで、あとEp.IIでの回想シーンにあたる。
幼少期のCVは浦和めぐみ。(アニメ版では白石涼子)









しかし結局それらは不死の生からの逃避、
ウ・ドゥと合一する事により、ウ・ドゥの反存在であるルベドの手で消滅させられる事が望みであり、
また心の底ではルベド達との心の交流を望んでいた事がEp.IIラストで明かされる。

M.O.M.O.への執着も、
かつてルベドと親しい仲にあったモモのオリジナル…サクラ・ミズラヒに強い嫉妬を、
そして自分とは違い自然と心を通わせる彼女に憧れを抱いたためである。

この辺りはPS2版だとアレだが、DS版だとシーンが追加されているなど、割と詳しく描写されている。

Ep.IIラストではその望みをついに叶え、消滅。



















…したかと思ったか?そうでもねえよ!


Ep.IIIでは白の外套者としてちゃっかり転生。
ようやく手にした安息を捨ててまで復活した理由とは何なのか?

他の作品ならいい加減しつこいと言われる所かも知れないが、アルベドだから何とも無いぜ。

3ではそれまでとはうって変わって綺麗なアルベドが見られる。
まあ出番が少ないだけと言えなくもないが。










●名言集
「よく言うぜw、インポ野郎が」
「脆いwwww脆いよなあwwwwwwwwwwww」
「その涙 美しいな――他者を哀れむ涙――この世で最も貴い液体だ。」
「バァン!   …ウェーヒヒヒェヒヒヒハハハハハwwwwwwww  アァwwハハww   イーヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「ヒャーッハハハハハハwwwギャーッハハハハハハハハwwwうぇっwwwうぇっwwwギャーッハハハハh(ry」
「ああ そう震えないでくれ可愛い桃《ペシェ》 俺を罪人《ペシェ》のような気分にさせないでくれよな」
ペシェ[peche]はフランス語で「桃」の意。あるいはアクセントの違いで「罪」ともなる言葉遊び。
「今 心に男の影を映したな 淫売め」
「うへ へへ へへ えへ へへ へへ アーハハハハハハハハハwwwwwwwwwwヒャーッハハハハハハハ ハ↑ハハハハハ(ry」
「赤が白になるのか wwwww 傑作じゃないか!だ! アハwwハハwwwwハハハハハハハハハハハwwwwwwwwwwwヒィーハハハ(ry
ユングの錬金術の過程では本来、黒化→白化→黄化→赤化というプロセスを経る。だがそれが赤→白じゃちぐはぐじゃねえか!HAHAHA!という誰も分からn…高尚なジョーク
「マッカートニーも言ってたっけなあ "白黒"仲良くしろってさ」
ポール・マッカートニーとスティーヴィー・ワンダーのデュエット曲、「エボニー・アンド・アイボリー」より。簡単に言うと無色人種も有色人種も仲良くしろよというテーマの曲
「いい匂いだ、ルベド。怒りが全身を駆け巡って、気化する匂い。ノルアドレナリン過剰なんじゃないか?んん?」
「分子に還元されても、俺という質量が宇宙から消えるわけじゃないんだぜ。なあ――俺を構成していた分子を、存分に呼吸してくれよ、ルベド。」

『――――アルベド・ピアソラ。』
「誰だよ――― 俺は分子になって漂い続ける――― この消滅へのひとときを愉しんでるんだ。
  分子に話しかけるなんて、非常識なことはご遠慮願いたいね。」
『分子レベルで意識を保ち続けることの方が非常識だと思うが――――』





「親切な人間なら、こう言ってやるべきじゃないか?もしもーし、間違ってますよー! とさ。」

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