ヘルカイト/Hellkite(MtG)

登録日:2012/01/01 (日) 00:00:27
更新日:2021/03/13 Sat 14:55:22
所要時間:約 6 分で読めます





ヘルカイトは炎の画家だ、火で世界を描いている。




ヘルカイト(…訳すと「猛鳥」「猛禽」「冷血漢」)とは、TCG元祖であるマジック:ザ・ギャザリングに登場する、


真に怒れる、真に強力なドラゴン

の総称である。
つまりドラゴンの中のドラゴン、ドラゴンの中でも上位である存在と言えるだろう。
近年登場した2種を除けば、全て7マナ以上orサイズが6/6以上である。
イラスト面でのコレクターも多いMtGだが、ドラゴンは非常に人気が高いクリーチャーであり、その中でもヘルカイトと名の付いたドラゴンはさらに人気がある場合が多い。
しかし、異様に重かったり、そのくせ攻撃特化の色である赤であるためか除去耐性がなかったりで、構築環境では少々厳しいものが多い。
とはいえ、ドラゴンと言えばの飛行、さらに火力能力や速攻能力により、とんでもない爆発力を持つヘルカイトも存在する。

以下、歴代からヘルカイトを一部紹介。


Crimson Hellkite / 真紅のヘルカイト (6)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー - ドラゴン
飛行
(X),(T):クリーチャー1体を対象とする。真紅のヘルカイトはそれにX点のダメージを与える。このXは赤マナでしか支払えない。
6/6

歴代でもかなり有名なヘルカイト。
ただ、有名というだけであまり強くはない。能力もマスティコアの劣化でしかない。プレイヤーも対象に出来れば救済の余地はあったかもしれないが・・・


Shivan Hellkite / シヴのヘルカイト (5)(赤)(赤)
クリーチャー - ドラゴン
飛行
(1)(赤):クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。シヴのヘルカイトは、それに1点のダメージを与える。
5/5

スタンダードにいた時期的に、競合相手のマスティコアやらボガヘルやらのせいであまり使われなかった悲しいヘルカイト。
ヴィンテージではワールドゴージャーのフィニッシャーとして活躍。


Imperial Hellkite / 皇帝ヘルカイト (5)(赤)(赤)
クリーチャー - ドラゴン
飛行
変異(6)(赤)(赤)
皇帝ヘルカイトが表向きになったとき、あなたは「あなたのライブラリーからドラゴン・カードを1枚探し、それを公開した上であなたの手札に加える」ことを選んでもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。
6/6

ドラゴンをサーチできるヘルカイト。ただし色々重くて実用性に欠ける。


Bogardan Hellkite / ボガーダンのヘルカイト (6)(赤)(赤)
クリーチャー - ドラゴン
瞬速、飛行
ボガーダンのヘルカイトが戦場に出たとき、好きな数のクリーチャーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。ボガーダンのヘルカイトはそれらに、5点のダメージを望むように割り振って与える。
5/5

ヘルカイトといえばコイツ、という人も多いはず。
ドラゴンストームからリアニメイト、ビッグマナ、ブリンク、初期型ヴァラクートなどなど、様々なデッキに採用された、通称ボガヘル。
5点割り振りインスタント火力なら6〜7マナが妥当なので、コイツは1〜2マナで5/5飛行のオマケが付いた火力呪文と言える。
とんでもないコストパフォーマンスである。


Hellkite Overlord / ヘルカイトの首領 (4)(黒)(赤)(赤)(緑)
クリーチャー - ドラゴン
飛行、トランプル、速攻
(赤):ヘルカイトの首領はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
(黒)(緑):ヘルカイトの首領を再生する。
8/8

ジャンドのヘルカイト。
デカい、黒い、再生持ち(=死なない)で、飛行、トランプル、速攻、ブレス(パワー強化)能力と、恐るべき性能のヘルカイト。
出したらほぼ勝ちだが、相方にあまり恵まれなかった模様。


Karrthus, Tyrant of Jund / ジャンドの暴君、カーサス (4)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー - ドラゴン
飛行、速攻
ジャンドの暴君、カーサスが戦場に出たとき、すべてのドラゴンのコントロールを得るとともに、その後すべてのドラゴンをアンタップする。
あなたがコントロールする他のドラゴン・クリーチャーは速攻を持つ。
7/7

出すと全ドラゴンをパクり、更に自軍ドラゴンに速攻まで与えるジャンドの伝説のドラゴン。カードには書かれていないが、設定上ヘルカイトである。
ドラゴンストームでボガヘルと一緒に出てきてどえらいことになったりする(5点火力×4+パワー5速攻×4+パワー7速攻=47点。また、ストームが足りなかったりボガヘルを引いたりした時の保険にも)。
統率者でも色の組み合わせが強かったり、出して速攻の3回パンチで1人倒せるためなかなか人気。
始祖ドラゴンの末裔デッキは台パンしても許されるレベル。


Hellkite Charger / ヘルカイトの突撃者 (4)(赤)(赤)
クリーチャー - ドラゴン
飛行、速攻
ヘルカイトの突撃者が攻撃するたび、あなたは(5)(赤)(赤)を支払ってもよい。そうした場合、攻撃しているクリーチャーをすべてアンタップし、このフェイズの後に追加の戦闘フェイズを加える。
5/5

6マナ5/5飛行速攻に連続攻撃能力と、タイタンの影に隠れてしまったわりにはかなり強い基本能力のヘルカイト。
初期型ヴァラクートでフィニッシャーとして使われたこともある。
インフレも困ったものである。


Steel Hellkite / 鋼のヘルカイト (6)
アーティファクト・クリーチャー-ドラゴン
飛行
(2):鋼のヘルカイトはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
(X):このターン、鋼のヘルカイトによって戦闘ダメージを与えられたプレイヤーがコントロールする、点数で見たマナ・コストがXの土地でない各パーマネントを破壊する。この能力は、毎ターン1回のみ起動できる。
5/5

アーティファクトゆえに無色、厨二臭溢れるメタルドラゴン。
だが同時期に出た同じマナコストのワームとぐろエンジンの方がフィニッシャーとして優先されることが多いという不遇のドラゴンである・・・





ヴィンテージ環境になると立場が逆転。
ヴィンテージ環境ではクリーチャーはほとんど採用されないためワームはほぼライフアドしか取れないのに対し、
鋼のヘルカイトは飛行を持つうえに環境にクリーチャーがいない事も相まって2つ目の能力の発動が容易であり、
一度攻撃を通せばmoxシリーズに代表されるヴィンテージ環境を象徴する数々の強力マナファクトを根こそぎ破壊する
究極のフィニッシャーとなる。


Thundermaw Hellkite/雷口のヘルカイト (3)(赤)(赤)
クリーチャー - ドラゴン
飛行 、速攻
雷口のヘルカイトが戦場に出たとき、それはあなたの対戦相手がコントロールする飛行を持つ各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。それらのクリーチャーをタップする。
5/5

5マナダブルシンボルで5/5のサイズにメリット能力がいっぱいと、悪斬の天使/Baneslayer Angelを思い起こす性能のドラゴン。
出すだけでタフネス1の飛行クリーチャーを一掃でき、それ以外の飛行クリーチャーも黙らせ、到達持ちのブロッカーやインスタント除去で妨害を受けなければ出したターンに5点のダメージをねじ込める。
速攻持ちとはいえ5マナと重いので高速デッキには入らないが、赤絡みで中速以上のビートダウンやコントロールデッキなどに採用されている。



アニヲタのヘルカイト
(4)(*)(*)
クリーチャー-ドラゴン
追記、修正
アニヲタのヘルカイトが攻撃するたび、あなたはめいでんのアナルを生け贄に捧げてもよい。そうした場合、追記している項目をすべてアンタップし、このフェイズの後に追加の修正フェイズを加える。
5/5

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • MtG
  • ドラゴン
  • ヘルカイト
  • ロマン
  • 火力
  • 飛行
  • 速攻

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年03月13日 14:55