聖剣伝説DS CHILDREN of MANA

登録日:2011/12/28(水) 09:54:38
更新日:2022/09/08 Thu 15:36:42
所要時間:約 5 分で読めます





かつてただ一度、
聖なる剣は自らの意志で
大いなるマナに戦いを挑んだ―――。



2006年にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドーDS用ソフト。
開発はネクスエンタテイメント。

略称は『CoM』『チルマナ』など。
聖剣伝説シリーズで唯一「タイトルにハード名」のスタイルを取っている。


▽目次

《概要》

聖剣伝説4』の10年後が舞台だが、ゲームの発売はこちらが先。

本作には『聖剣伝説3』と同じく複数の主人公候補がおり、4人のキャラクターから更に四種類のカラーリングを選べる。
ただしプレイキャラに選ばなかった3人は村でのんびりしているだけで冒険にはついてきてくれない。
その代わりに同じソフトを持つ友達との複数人同時プレイが可能で、最大4人まで一緒に冒険できるのが本作一番の特徴であり売り。


一応シリーズお馴染みの8精霊も存在するが一回の冒険ごとに1体しか連れていけない。

ザコモンスターのグラフィックは『新約』のものを流用している。



《あらすじ》

人々に絶望を与えた世界的災禍から10年……世界はかつての豊かな生活を取り戻しつつあった。
マナの樹がそびえる島イルージャにもマナの女神に祈りを捧げるための塔と新たな集落が設けられ、平和な日々が続いていたが……。

ある日、世界に突如暗雲が立ち込めて万物の根源であるマナが暴れだしてしまう。
異変を調べる最中に謎の化け物“凶獣”と遭遇して為す術なく窮地に立たされる主人公のもとに、天から聖なる剣“マナの剣”が現れた。
聖剣は主人公の想いに呼応し、自らの意志で母たるマナに挑む――。



《用語》

  • 大災厄/災禍
10年前、異界の扉が開かれて世界に邪が満ちた事件。
世界人口は激減したが、聖なる剣を携えた少年と精霊の子によって世界は救われた。


  • マナの樹
かつては大樹と呼ばれていた聖なる樹。
災禍のあと、石化していた大樹に女神が宿って新しく生まれ変わった。


マナの樹の誕生とともに産み落とされた聖なる剣。
そのものを本来あるべき姿に戻すという不思議な力を秘めている。
イベントアイテムのため装備はできない。


  • イルージャ島
世界の中心に位置する、マナの樹が佇む小さな島。
物語の始まりの場所であり唯一の町マップがある。


  • 凶獣(きょうじゅう)
マナから生まれた各精霊の長。前半ダンジョンのボス。
本来は世界を見守る8体の神獣になるはずだったが、今度のマナの暴走によって2体ずつ混ざり合い不純の存在として生まれてしまった。
特殊な力によって守られており、それをマナの剣の力で打ち消されない限りは無敵。
神獣の姿は『聖剣3』のものと同一だがこちらは善なる存在で別物。
  • の凶獣 ザン
火に包まれた、4本脚の巨鳥。
突撃や飛び道具、炎の竜巻を武器とする。

  • の凶獣 ゲイラ
ライトゲイザーが葉っぱをまとったような姿をしているが、葉っぱに見えるのは複数の分身体。
根っこを突き上げて攻撃してくる。

  • の凶獣 ゼー
流砂から上半身だけを出した巨獣で、猿・狼・そして悪魔とサイを掛け合わせたような怪物の3つの頭を持つ。

  • の凶獣 ランドムンド
紫色のトカゲのような凶獣で、腹にあるもう1つの顔が弱点。
体を丸めて体当たりしたり、腹の口で息を吸ってからブレスを吐いたりする。


  • ジェム/輝石
マナの暴走からよく見られるようになった不思議な石。
専用のフレームに嵌め込むことで様々な能力を発揮し、ステータスや武器に便利なスキルを付加できる。



《武器》

全4種。
最初は剣のみだが、物語が進むに連れて使える武器が増えていく。
AボタンとXボタンに振り分けることで2種類同時装備が可能。
ボタンを長押しする(ソード以外はその後離す)ことで特殊技を発動。
敵を攻撃する等してゲージを溜めると「フィーバー」状態になることができ、フィーバー中は特殊技が必殺技に変化する(こちらはソードもボタン離しで発動)。

ソード
必殺技:スライディング突き
特殊技:ガード

最初から装備できる武器。
3回まで連続斬りができ、3撃目にはぶっ飛ばし効果が付加される。
標準的で隙も少ないので使いやすく、ガードで物理飛び道具を跳ね返す事もできる。
ジェムの効果により、一太刀で2ヒットさせたり、3撃目で衝撃波を撃てたりできる。

●フレイル
必殺技:大回転
特殊技:引き寄せ

隙は大きいが前後左右に攻撃が届くため、接近してきた周囲の敵をなぎ払うのに便利。
離れた場所にあるアイテムやキャラクターを引き寄せられるが、相手が自分より重い場合は自分がそちらに飛んでいく
ジェムの効果により、振り回す回数が増えたり、引き寄せの間合いが伸びたりする。

ボウ
必殺技:串刺しショット
特殊技:音符

前方にカーソルが現れ、標的を自動ロックオンする。
隙が小さいものの背中ががら空きになり、また接近し過ぎるとロックオンできないため注意が必要。また唯一ふっ飛ばしの効果がない。
特殊技で範囲内の敵の動きを止めることが出来る。
ジェムの効果により、矢が貫通するようになったり、3方向同時に発射できたりする。

●ハンマー
必殺技:振り回し
特殊技:振り下ろし

威力は全武器最大だが隙も一番大きい。
相手を殴りつけるだけで滑るように飛んでいき、一ヶ所に密集している敵に大ダメージを与えられる。
他の武器では壊せないものも破壊でき、特殊技でスイッチなどを押すのにも必要になる。


《キャラクター》

CVは『聖剣伝説ECHOES of MANA』で担当する声優。

  • 主人公
全員が10年前の災禍で誰かしら大切な人を亡くしている。

●フリック
CV:畠中祐
ウェンデル出身の少年。15歳。
災禍で自分を助けてくれた剣士さんに憧れており、髪のペイントはその人物に対するリスペクトの証。
やや白兵向きだが平均的で使いやすいキャラクター。

●タンブル
CV:田中美海
トップル出身の少女。16歳。
フリックより速く剣を振れるほか魔法にも長けているが、体重は最も軽く防御力もやや柔め。

●ポップ
ジャド出身の幼児。9歳。
タンブル同様体重は一番軽く、ステータスも魔法面に特化しているため白兵戦は苦手。
『聖剣4』のジャドステージに登場する子どもはもちろん別人である。

●ワンダラー・ニキータ
CV:津田健次郎
ウェンデル出身の風来坊。年齢不詳。
商売そっちのけで世界を旅する、ニキータ族としては異端の存在。
主人公勢では最重量で体も一番デカく、見た目に恥じないパワーキャラ。


  • その他のキャラクター
●ティス
ロリマー出身の少女。16歳。
マナの女神にお祈りをする“樹の娘”。

●マナの王
自らをマナの王と名乗る謎の男。
世界をマナで満たすことが女神の望みと言って、全てをマナに還元させようと混乱の種を撒き散らす。

●ブラザー・モティ
マナの村の村長にして砂の国ジャドの元領主。
かつては凄腕の剣士でもあり世界中を探検していた。

マイスター・ワッツ
炎の国イシュの国王であり発明家。
モティ共々マナの暴走を沈めるために知力を尽くす。


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最終更新:2022年09月08日 15:36