登録日：2012/09/11(火) 19:25:18
更新日：2024/03/12 Tue 23:52:43
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永遠神剣とは、永遠神剣シリーズ(
永遠のアセリア、聖なるかな)に登場する架空の武器である。
[特徴]
それぞれが意識を持ち、自ら選んだ所有者に強大な力を授ける。
第一位～第十位までの階位があり、数字が下がるほど意識が明確となり、引き出せる力も上がる。
また、「剣」といっても形状は持ち主に合わせたものになるため、剣の形をとるとは限らない(杖、鞭、指輪、鉤爪etc……)。
名前が付いており、「○○」といった風に熟語又は送り仮名含めニ字である。
尚、持ち主が傷つくと血はマナ(命の素のようなもの)の霧になって散り、死亡した際もマナとなって周囲に霧散する。
神剣を使ってマナで構成されたものを斬りつけると、そのマナを吸収する。
永遠のアセリアと聖なるかなでは神剣の産まれが違うからだろうか……性質にも差異が見られるため、別々に説明をしていく。
[永遠のアセリア]
マナの獲得を目的としており、所有者の精神に負荷をかけて目的を達成させようとする。
低位の神剣は所有者への干渉も希薄なため、所有者であるスピリットは神剣の干渉を受けてもあまり影響はない。
また、神剣の許可を得て一時的に所有者以外の人物が手にしたとしても力を発揮できる。
中位程度の神剣を持つエトランジェ達は神剣の精神干渉に苦しむこととなる。
本編のエトランジェ達は、
悠人……度々の尋常でない頭痛に苦しむが跳ね除ける。ルートによっては神剣に精神を乗っ取られ、スピリットを犯しまくる鬼畜に。
光陰……強い干渉を受けてはいるが、父親に叩き込まれた寺修行の成果か、軽く受け流す。
今日子……死刑囚を殺した(自衛だが)際の動揺によって精神が完全に乗っ取られる。
瞬……自我は保っていたが、終盤に悠人を殺すべく、とある神剣に心を差し出す。
このように、並々ならない干渉を受けていた。
[聖なるかな]
これといって目的はない様子で、所有者に力を貸すだけの存在となってしまった。
ただ、前世からの神名と結びついており、最初の持ち主であった神の生まれ変わりでないと使用できない。
前作でも神剣と会話が出来、人によっては良い関係を築いていたが、
今作では精神干渉の相手が前世の神々となったせいか、神剣の所有者に絶対服従する神獣の概念が追加された。
前作のエピローグで出てきたユーフォリアが今作は主人公一行に加わるが、ちゃんと神獣はいる。
しかし神獣のいない所有者もいるため、所有者が望んで創り出すか否かである可能性もある。
これらの設定から、所有者と神剣との結びつきはより強くなったと考えられる。
ここからは再び両作品含めた説明に戻る。
[上位神剣]
第一位～第三位までの神剣は上位永遠神剣と呼ばれ、それ以下の階位では勝負にすらならない。
そもそも神剣がマナを求める理由は、もともと一本だった永遠神剣に回帰するためと考えられている。
それぞれがマナを吸収し続け、デスマッチをすることで全てのマナが集まるという寸法である。
上位神剣は意識がかなり明確なため、元の一本に戻る本能のまま所有者を支配し、
世界を破壊してはマナとして回収する神剣と、自律を良しとし本能に逆らい、所有者と協力してそれを防ぐ神剣の二種類に分かれる。
[エターナル]
上位神剣と契約すると、所有者は世界の時間と切り離され、永遠を生きるエターナルとなる。
エターナルになると体の成長が止まり、食事を必要としなくなる他、別世界や別の時間軸に移動することができるようになる。
別世界に移動することを「渡り」といい、渡りをした瞬間自分のいた痕跡がなくなる。
これは自分が人間だった頃にした行動の結果が全てなくなることを意味する。
わかりやすく言えば産まれた事実がなくなり、いなかったことになるということ。
エターナルになってからの行動は結果のみが残り、記録や記憶に残ることはない。
力があまりにも強すぎるため、存在する世界のマナ量によって出せる力に制約がかかる。
この欠点をうまく突けば低位の神剣の持ち主でもある程度は対処できる。
また、神剣を分割して別世界に隠しておいたり、眷属を造って使役することもできる。
エターナルについての設定は細かいため、ここではこれくらいで割愛する。
[偉大なる十三本の神剣]
上位永遠神剣の中でも特に強い神剣であり、第三位であって第二位と同等の力を持ち、
第二位と契約したばかりのエターナルが、同じく第二位を所有した歴戦のエターナルを倒す程である。
作中で出てくるのは、
第二位「聖賢」「再生」
第三位「永遠」「聖緑」「深遠」
の五本のみ。
[天位・地位・鞘]
第一位のさらに上にこれらの位があり、コズミックバランサーと呼ばれる。
天位と地位は対立関係にあるが、戦えば世界が消えてなくなるので戦わない。
この二つを戦わせないように力を封じるのが鞘の役目である。ただ、現在は鞘の存在は確認されていない。
[第一位神剣]
五本はないと予測されているが、設定資料集などの情報を合わせると既に四本判明していることになる。
「運命」 「宿命」が天位神剣の眷属であり、
「聖威」 「叢雲」が地位神剣の眷属である。
第一位でさしあたって所有者がいない神剣は化身となって人の姿をとる。
もちろんそのまま戦えるが、所有者がいる場合よりは力が落ちる。
ちなみに「叢雲」はかの有名な草薙の劔のこと。
以下、永遠神剣一覧(ネタバレ防止のため持ち主、位の不明なものは省く)
好きな響きの名前はあるだろうか。
天位 「永劫」
地位 「刹那」
鞘 「調律」
第一位 「叢雲」「運命」「宿命」
「聖威」
第二位 「聖賢」「再生」「探求」
「堕落」「縁思」「世界」「秩序」「赦し」「紡ぎ」「星天」「虚空」「無限」「悟り」「願い」「時逆」
第三位 「永遠」「悠久」「聖緑」
「深遠」「依存」「時詠」「時果」「無我」「流転」「炎帝」「不浄」「激烈」「戒め」「破壊」「奇蛇」
第四位 「求め」「禍根」「理想」
「栄耀」「伝承」
第五位 「黎明」「暁天」「慧眼」
「誓い」「因果」「空虚」
第六位 「光輝」「清浄」「揺籃」
「心神」「無垢」「疾風 」「荒神」「蒼穹」「癒合」「 雷火」「重圧」「夜燭」「疑氷 」「冥加」「拘束」「赤光」「大樹」「月光」
第七位 「存在」「献身」「熱病」
「消沈」
第八位 「理念」「静寂」「孤独」
「曙光」
第九位 「失望」
もちろんこれが全てではなく、あくまで作中、設定資料集に出てきた分だけである。
以下、更なるネタバレ
「改めて、ようこそ。私たちの時間へ」
「永遠存在、広域存在……神と呼ぶ人もいますね」
永遠神剣が厨二だのチートだの言われる最大の要因がエターナルである。
いわゆる”最強議論”でたびたびで名があがるのは大体コイツらのせい。
もっともエロゲ勢では旧神や怒りの日の影に隠れがち。
第三位……ヒロインや敵のボスに多い。
”永遠のアセリア”
剣の第三位永遠神剣”永遠”の所有者。
「永遠のアセリア」のメインヒロイン。
神剣とのシンクロ率は最高クラスであり、第三位ながら第二位にも匹敵する。
圧倒的な攻撃力を持ちSLGパートでお世話になった人も多い筈。
奥義「エタニティリムーバー」は時間と空間を削り取る究極の技。
これは天位”永劫”の力の一端であり、”永劫”の眠っている姿こそが”永遠”である。
”業火のントゥシトラ”
王冠型の永遠神剣”炎帝”の所有者。
魔力と炎を操る。
その外見に驚いたプレイヤーは数知れず。
現在判明している中ではエターナルでも貴重な”人の姿を持たない”エターナル。
それどころか理解できる言語を喋らない唯一のエターナル。
鳴き声がかわいい。
”破滅の導きパウリコスカ”
骨型の第三位永遠神剣”破壊”の所有者。
自身が触れてさえいればどんなものでも破壊できる。
遠距離攻撃が苦手らしいがこんなん相手に近接戦闘とか無謀以外の何物でもない。
”時詠のトキミ”
永遠神剣第三位””時詠””時果”
第二位”時逆”
三本もの上位永遠神剣に選ばれた珍しい存在。
名前でわかる通り時間操作系の能力を持つ。
SLGパートではターンを最初からやり直す固有スキルを持ち非常に強力。
もっとも使い方を間違えると自分が吹き飛ぶ諸刃の剣だが。
平安生まれの巫女。みんな大好きおbsn
聖なるかなにチョイ役で出演しただけなのに人気投票で票が入る辺り人気っぷりがうかがえる。
第二位……ラスボスは大抵ココ。設定資料集にはごまんと存在する。
”総べし聖剣シュン”
剣の第二位永遠神剣”世界”の所有者にして「永遠のアセリア」のラスボス
彼の凶悪なスキルの前に多くのプレイヤーが苦しめられた。
詳細は当該項目へ。
”星天のエト・カ・リファ”
剣の第二位永遠神剣”星天”の所有者。
聖なるかなではルート次第でラスボスを務める。そして被害者。
上位クラスの力は持っているらしいのだが……
”悟りの死猊”
光背型の第二位永遠神剣”悟り”の所有者。
生きたまま悟りの境地に達した結果永遠神剣となったスゴい人。
睨んだものを有機物無機物問わず素粒子に分解する力を持つ。
彼の眼には自我も命もマナという”物質”によって起こされた”現象”に見えるという……
”輪廻の観測者ボー・ボー”
半身型の第二位永遠神剣”無限”の所有者。
鼻毛神拳伝承者ではない。
時間と空間を入れ替えるだの死んだ瞬間に過去に戻るだの過去へ自分や相手を飛ばせるだのもう滅茶苦茶。
戦闘センスが欠落しているのが珠にキズ
”虚空の拡散トークォ”
長柄斧型の第三位永遠神剣”虚空”の所有者。
ミューギィの弟でちょっとシスコンっぽい。ローガスに勝てないから彼の話をすると怒る。姉の傍にいて戦わないから仲間から嫌われる。
とまぁここまで見るとちょっとアレな人だが実態はとんでもないチート。
「戦うととんでもなく強い」「第二位の中で最強クラス」等、評価は凄まじいの一言。
見た目が主人公っぽい。
第一位
エターナルの中の頂点達。
登場の機会に恵まれず、サードディスティネーション発売まで設定資料集が主な活躍の舞台だった。
”全ての運命を知る少年ローガス”
剣の第一位永遠神剣”運命”の所有者。
”運命”でなくそこらにある適当な物を使って戦ったにもかかわらずトークォ、ボーボー、タキオスの三人が相手にならないというデタラメすぎるスペック。
自分の運命を既に知っているらしい。
"宿命に全てを奪われた少女ミューギィ"
指輪型の第一位永遠神剣”宿命”の所有者。思ったことが現実となる。
その威力たるや宇宙を消し飛ばし、二位以下のエターナルを半殺しにする。
もっともその時のショックで心を壊している辺り(積極性の違いはあるが)やること派手なアウレオルスといったところか。
”叢雲のノゾム”
剣の第一位永遠神剣”叢雲”の所有者にして聖なるかな主人公。
前作主人公が余りにも良主人公だった反動もあり「んへｗ」と呼ばれダメ主人公扱いされる不遇の人。シナリオ上で決める時は決めてくれるのだが高難易度のSLGパートでは鈍足とフォースダメージ不足が相まってしまい活躍の場は……
”ナルカナ”
”叢雲”の化身。
名前お察しの通り聖なるかなの裏ヒロイン。PSP版OPではもうメインヒロインにしか見えない。
神剣世界の異端児であり世界の運命に大きく関わるらしい。
難易度ノーマルにおいては彼女の加入＝ゲームクリア、とまで言われる程。
ちなみに修正前の奥義は威力が高すぎた結果、ダメージがオーバーフローするバグの餌食となりカスダメになってしまう。
スペシャルエディションではナルカナアイコンを選択すると戦闘に無条件勝利出来てしまう。
”フォルロワ”
永遠神剣第一位”聖威”の化身。
ナルカナには圧倒されるがローガスが「(彼女の領域では)勝ち目がない」発言をするなど強さに関していまいちわからない。
サードディスティネーションでめでたくお披露目となった。
足りない部分がありましたらどなたか、追記・修正お願いします。
- 確か初期設定だと第一位が「天位・地位・鞘」だったんだっけか？ -- 名無しさん (2014-06-28 23:07:15)
- せっかくなのでエターナルに関して追記してみた -- 名無しさん (2016-12-22 21:34:02)
- 第一位（叢雲）の元ネタが現実の神話ってのは神剣ズのスケールが急に小さくなったように感じて嫌だった。聖賢、世界、再生などなど壮大さを感じるネーミングが好きだっただけに -- 名無しさん (2017-08-23 17:15:17)
- ↑俺逆だわ。モチーフがないと壮大どころかペラッペラすぎてアホっぽいとしか思えん -- 名無しさん (2017-08-23 20:01:39)
最終更新：2024年03月12日 23:52
