ン・ガミオ・ゼダ

登録日:2010/08/04 Wed 15:49:00
更新日:2023/11/27 Mon 16:25:29
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バゼゴセパ(何故、俺は)レザレタ(目覚めた)……?

何だと?

俺は二度と目覚めぬ筈だった!


ン・ガミオ・ゼダとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーディケイド』に登場する怪人である。
『ディケイド』以降もショッカーとその派生組織が登場する平成仮面ライダーシリーズ作品に複数回登場している。




【データ】

身長 220cm
体重 240kg
種族 未確認生命体グロンギ族
階級
分類 オオカミ種怪人
特色・力 念動力
大爆発を伴う雷撃
リント人間の命を奪いグロンギ化する黒煙
声優 立木文彦
スーツアクター 伊藤慎
クリーチャーデザイン 青木哲也
初登場回 『ディケイド』第2話「クウガの世界」*1
『ディケイド』第3話「超絶」



【概要】

『ディケイド』における数々のパラレルワールドの一つ『クウガの世界』に登場する『ディケイド』オリジナルのグロンギ族。
まあ、実はそう簡単には言い切れない理由があるのだが……。

元々、原典『仮面ライダークウガ』にて一条薫バラのタトゥの女(ラ・バルバ・デ)に突きつけた羊皮紙らしきものに『赤い狼を思わせる紋章=ガミオの紋章』が描かれていた。
※後述するが、ガミオが劇場版に登場する予定だったというわけではない。
羊皮紙の最上段に白いバルバの紋章、その下にグロンギの文字らしき黒い6つのマーク、更にその下に白いン・ダグバ・ゼバの紋章が描かれ、
黒いグロンギ文字を1つ挟んで最下段に赤いガミオの紋章が描かれている。
この羊皮紙は『クウガ』の劇場版へと続く伏線として登場したものらしいのだが、諸事情で劇場版の制作が頓挫してしまった為、放置されたままになっていた。

人間をグロンギに変える煙を発生させる能力や、パンチ一発で仮面ライダーディケイドを吹き飛ばすなど、多彩な技を持ち合わせており、ラスボス怪人に相応しく、極めて強力。



【復活】

()(とき)(やま)」から等距離にある特定の5ヶ所で、戦うリントの女=女性警官を一滴の血も流さずに殺すゲギバス・ゲゲル(聖なるゲゲル)により、復活するとされるグロンギの支配者。
原典『クウガ』のラスボスであるダグバと同じく、グロンギの最高位たる『ン』の称号を冠する怪人である。
原典『クウガ』におけるダグバはグロンギの中で最初に復活を遂げた存在だが、ガミオは対照的に最後に目覚めている。
ダグバやクウガの最強フォームアルティメットフォームは『究極の闇をもたらす者』とされていたが、ガミオはそのまま『究極の闇』と呼ばれている。

他のグロンギが行っていた『ゲギバス・ゲゲル』は門矢士/ディケイドが敢えて現場で八代藍に血を流させて*2失敗させたが、
『クウガの世界』を侵食する『滅びの現象』によって復活した。


お前はクウガでもリントでもない。

知るか。

お互い、この世界にいてはならない者のようだな…。
消えよ!リントは全て殺し合うグロンギとなる。それが宿命だったのだ…。

とはいえ、復活した際には本項目冒頭の台詞に加え、ディケイドと上記の会話を交わしたように自身の目覚めを望んでおらず、自分が世界にとって害悪だと自覚しているような口振りが目立つ。
しかし自分の役割を放棄するつもりはなく、復活した以上は自分の能力で世界を『究極の闇』で覆い尽くし、全人類のグロンギ化を目論んだ。

ちなみに目覚めた時、ディケイドが発した「何だと?」という言葉を耳にしただけで流暢に日本語を話す事が出来ている。
僅か一言から日本語をマスターする異常な知力があったのかは不明だが、他のグロンギとは一線を画する学習能力である事は確かなようだ。



【能力】


リントもグロンギも一つ。全ては闇に包まれる!

身体から黒煙を発生させ、その煙を吸った人間をグロンギに変えてしまうという恐ろしい能力を持つ。
この能力で出現したグロンギは急ごしらえなせいか、知性がまるで感じられず、ガミオの指示に従うような素振りをみせる*3
また、生み出したグロンギを黒煙に変えて自らの身体に吸収し、パワーアップする能力も持つ。

ちなみに『仮面ライダージオウ』EP LAST(最終回)に登場したダグバもまた、市街地にいながら山間に膨大な黒い煙を発生させ、麓の街に移動させる描写があった。
このシーンは『ディケイド』でガミオが灯溶山に発生させた黒煙を市街地に移動させるシーンと同じカットが使われており、両者の地位も相まって何らかの関係性が窺える。 まぁガミオが使えるのだから、同じ『ン』であるダグバが使えてもさほど不思議ではないだろう。
『ジオウ』における黒煙の作用は詳らかにされていないが、これまでの記述と過去作におけるダグバの所業を鑑みるに、煙に巻かれた人々の運命は推して知るべしといった所だろう。

前述のように単純な力も強いらしく、灯溶山の初戦ではディケイドをパンチ一発で吹き飛ばした他、
加えて空中浮遊能力も持っており、空中を自在に移動出来る。飛行能力を持つ生物の怪人でもないのに空を飛ぶグロンギは現状ガミオのみである。

おまけに手から膨大な炎を放つ事も可能。
この能力に類似したものとして、ダグバやクウガ アルティメットフォームの「超自然発火能力」や、
映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』に登場したクウガ ライジングアルティメットの「暗黒掌波動」などが挙げられる。
ダグバやアルティメットフォームの超自然発火能力は物質を分子・原子レベルで分解して再構築する「モーフィングパワー」の応用だが、
ガミオが炎を放つ際も電流が流れているので同じ能力を持っているのかも知れない。



()(とき)(やま)

グロンギの遺跡がある尖った形の山だが、山の種類的に現実の日本には存在しないらしい。

恐らくは原典『クウガ』の九郎ヶ岳遺跡の代わりだと思われ、ガミオはこの山の洞窟で石の塚のミイラ(?)と共に封印されていた。
小野寺ユウスケ鳴滝からクウガ変身ベルト・アークルを受け取ったのも洞窟の中なので、
ひょっとしたらこのミイラが『クウガの世界』における超古代の先代クウガであり、鳴滝がそこから外してユウスケに渡したのかも知れない*4どこのスーパータイムジャッカーだろうか。

ガミオがディケイドとクウガに倒されると、呼応するかのように封印されていた塚も崩れ落ちたのだった。



【ゲギバス・ゲゲル】



リントン・ヂガバ・ガセダ(リントの 血が流れた)…!

ゲギバス・ゲゲル・パギママ・ギギダ(聖なるゲゲル は失敗した)

こいつら今迄の4人を、一滴の血も流さずに殺していた。

『聖なるゲゲル』…一滴の血も流さずに殺すのが最大のルール。
だが失敗だ。何せ、血が流れちまったんだからな!

『聖なるゲゲル』と呼ばれるガミオを復活させるための儀式で、ルールは灯溶山から等距離の5ヶ所で戦うリントの女=女性警官を一滴の血も流させずに殺す事。
ゴ・バベル・ダパトカーで警邏中の女性警官2人を襲撃した際、現場に2人いても片方しか殺さなかった事から、1ヶ所につき1人ずつのルールらしい。
なお、何故女性警官を出血させず殺す事がガミオの復活に繋がるのかは明かされなかった。

また、原典『クウガ』のゲゲルは単純に殺した人間の数を数えるだけのゲームだったのでだいぶ毛色が違う。
更に言えば、原典『クウガ』ではグロンギが一致団結するような事はなかったので、集団でガミオ復活に尽力する光景は(原典『クウガ』の設定で考えれば)奇妙である。
それにしても、邪悪の権化と呼ぶべきグロンギが『聖なる』と言うのも滑稽というか皮肉というか……。

なお、『ディケイド』第2話・第3話に登場した他のグロンギは以下の通りである。

『ディケイド』では「未確認生命体第7号*5」と呼称されるヤドカリ種怪人。
『クウガ』で猛威を振るったトラックは使わないのでバックもしない。
廃工場でドルドと共にクウガと交戦するも、ドラゴンフォームのスプラッシュドラゴンを受けて爆散した。

『ディケイド』では「未確認生命体第8号*6」と呼称されるコンドル種怪人。
原典『クウガ』ではゲゲルの進行に携わる高位の男だったが、こちらでは単なる一怪人扱い。
ギャリドが倒されたのを見て空高く飛翔するも、八代の拳銃を受け取ったペガサスフォームのブラストペガサスからは逃れられず、爆死。

『ディケイド』では「未確認生命体第9号*7」と呼称されるバッファロー種怪人。
格闘体の姿ではあるが、原典『クウガ』では『超ひみつビデオ「仮面ライダークウガVS剛力怪人ゴ・ジイノ・ダ」』に登場した、
ゴ・ジイノ・ダが使っていた二股のを用いる。
ディケイドとの交戦中にグロンギ語やり取りした事で士は『ゲギバス・ゲゲル』の実態を知った。
とはいえ、女性警官の命を奪った彼が逃がされるはずもなく、めでたく(?)未確認生命体第10号ディケイドが放ったディメンションキックの最初の餌食となった。

ビランと共に八代の命を狙ったウミヘビ種怪人。
こちらは原典『クウガ』と違ってではなく、ゴ・ジャーザ・ギ 俊敏体が使っていた銛を武器にしている。
士の機転*8で『ゲギバス・ゲゲル』を妨害された事に憤ると士/ディケイドを襲撃するが、ライドブッカー・ソードモードの斬撃の前に倒れた。

ベミウと行動を共にするピラニア種怪人。
原典『クウガ』では徒手空拳で戦っていたが、こちらはジャーザ 剛力体のを用いている。
やはりディケイドと交戦するも、鳴滝の入れ知恵により乱入したクウガがディケイドを攻撃。
ビラン自身はついで扱いでクウガのマイティキックで倒され、残った剣はモーフィングパワーでタイタンソードに変えられた。

  • 人間が変化したグロンギ達
ガミオの黒煙によって命を落とした人間が変貌したグロンギ達。
劇中では上記5体の別個体に加えて、
…が登場した。
ギャリド達の別個体が現れた事からも分かるように、画面内に同種のグロンギが複数体映る事もままあった。
なお、バヂスに変貌した八代の同僚の男性刑事を演じたのは東映特撮常連俳優の諏訪太朗氏。
数の暴力でディケイドとクウガを苦しめたが、大半が2人とガミオの攻撃で消し飛び、残った者もガミオの死と共に黒い粒子となって霧散した。



【究極の闇】

原典『クウガ』本編の頃からいまいちどういう事なのかはっきりしない事象。
上記のようにダグバ、及びクウガ アルティメットフォームは『究極の闇をもたらす者』だが、ガミオは『究極の闇』そのものらしい。
ガミオは黒煙を発する際に「もう遅い!リントはグロンギとなり、この世を究極の闇が覆い尽くす!!」と言っているので、黒い煙そのものが『究極の闇』という名前なのだろうか。
或いは彼の能力である人類全てがグロンギに変わる事が『究極の闇』なのかも知れない。

ダグバやクウガ アルティメットフォームがあくまで『もたらす者(・・・・・)』である事を考えると、
  • 人類を皆殺しにする怪人の出現→人間が抵抗の為に戦うようになる→戦いだけの世界に
  • 人類全てがグロンギに変わる→みんな争いが大好き→戦いだけの世界に
と、荒んだ世界を指すとも考えられる。……グロンギいなくてもけっこう荒んでる気がs(ry



【劇中での活躍】

上記のように『ゲギバス・ゲゲル』は士達の尽力で失敗に終わったが、『滅びの現象』の影響で目覚めると、同時に灯溶山に来ていた警察官を大量の同族に変えてみせた。
復活直後に挑んできたディケイドを一蹴し、そのまま街へ下りて次々と人間をグロンギに変えていく中、市街地で再び戦いを挑んて来たディケイドを圧倒。
犠牲者の成れの果てたるグロンギ軍団の猛攻もあってディケイドは変身解除に追い込まれてしまう。
そこに八代の想いを聞き入れたクウガが加わったものの、両手から雷撃と共に炎を出して2人を苦しめる。

見たか!?人間は強さを求め、戦いを求める!グロンギになるのも宿命(さだめ)だ!!

しかし、ユウスケ達との交流を経てクウガの力を取り戻したディケイドがクウガをクウガゴウラムにファイナルフォームライドさせた事で形勢逆転。
ガミオも負けじと他のグロンギを吸収してパワーアップし、ビルの屋上からヘリポートを落とすも、クウガゴウラムに防がれた事で失敗。
最期は空を浮遊して撤退しようとしたところをクウガゴウラムに拘束され、そのままディケイドアサルトを食らって敗北。
全身が炎に包まれた状態でありながらしばらく生き永らえていたが、ディケイドとの互いの在り方を問答すると爆散して果てたのだった。


貴様も嘗て、『人』だったのかもしれないな…!

ならば、お前は…どこから来た…!?

悪い、忘れた。

リント…。闇が、晴れるぞ……。



【派生作品におけるン・ガミオ・ゼダ】

ショッカーと同盟を結んだ怪人軍団のグロンギ代表として登場。
ここでもドルド達を従え、処刑広場でクウガを始めとしたライダー達を迎え撃った。

ショッカーにスカウトされた幹部怪人の一体として登場。
最終決戦にて仮面ライダードライブ達の活躍により、洗脳が解けた仮面ライダー達を襲撃するが、
最期はマシーン大元帥共々、仮面ライダーブレイドのライトニングブラストと仮面ライダーギャレンのバーニングスマッシュを食らって2人仲良く地獄に直行した。

ちなみに『仮面ライダー剣』本編でも狼の祖たる上級アンデッドウルフアンデッドがこの2人によるダブルライダーキックで倒されている。



【原典『仮面ライダークウガ』との関係】

先述の通り、ガミオそのものではないが、『高位のグロンギたるオオカミ種怪人』という存在は『クウガ』当時から伏線が張られており、『赤い狼』というデザインの方向性や名前は『クウガ』制作当時からあったらしい。
本項目冒頭の「俺は二度と目覚めぬ筈だった!」というガミオの台詞は『劇場版 クウガ』が頓挫して登場する機会を失った事に対する怨嗟オマージュとも取れるかもしれない。

ちなみに原典『クウガ』のプロデューサーの1人であった髙寺成紀(現・高寺重徳)氏曰く(髙寺氏は『ディケイド』には関わっていないので、あくまでも氏の知る範囲という前提を踏まえつつ)、
  • 劇場版では北米大陸に眠っていたグロンギが復活し、日本に上陸、そのリーダーがオオカミ種怪人という設定*9
  • そのグロンギの面々は元々日本列島にいたグロンギの内、リント殲滅の為、狩りを続けながらロシア経由でアラスカに渡り、たまたま氷壁に閉じ込められてしまった者達
…との事。

ガミオが直接劇場版に出る予定ではなかったという事が改めてプロデューサー側からも明言されたが、
ガミオのデザインを務めたプレックスの青木哲也氏による「(幻のグロンギ…といえば)狼ですね。赤い狼」「(と、するとン・ガミオ…)ゼダのはずです。ン・ガミオ・ゼダ」
…という『ディケイド』放送時の言葉を考慮すると、やはり没ネタをリファイン・リメイクしたものではある様子。

また、DVD『仮面ライダークウガ 特別篇』及び『仮面ライダークウガ Blu-ray BOX 3』に収録された楽屋ネタ満載のギャグ短編「EPISODE50:乙彼」の予告にて、
一条が「東京に未確認が300体!?」と言っていたが、ファンからは「これがガミオの能力の事だったのかも知れない」と言われていた事も。

余談だが、『ディケイド』にてガミオのCVを務めた立木文彦氏は原典『クウガ』でもナレーションや次回予告を担当していた。
単なる偶然か、それともファンサービスか……。
『ディケイド』の半年後にはガイアウィスパーになったが。




お前はクウガでもアニヲタ民でもない。

知るか。

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消えよ!アニヲタ民は全て追記・修正し合うWiki篭りとなる。それが宿命だったのだ…。



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最終更新:2023年11月27日 16:25

*1 但し、幻影という形で登場。

*2 いきなり女性の顔面にパンチしたので度々ネタにされる。

*3 原典『クウガ』のグロンギは我が強く、階級制度による絶対の上下関係こそあれど誰かの下に就くような事はない。とはいえ、放送当時の児童誌では徒党を組んでクウガをフルボッコにしているスチールが存在する他、オープニング映像でもズ・バヅー・バとズ・ザイン・ダが組んでクウガを挟撃したりしている。尤も、『ディケイド』以降の客演では単なる蛮族として怪人軍団の隊列に加わる事も珍しくはないが。

*4 撮影ミスなのか、アークルをユウスケに渡すシーンで下からのカットをよく見ると電源ボタンらしき物が見えてしまっている。

*5 原典『クウガ』では第24号。なお、『クウガ』における第7号は映像作品未登場のクジラ種怪人ズ・グジル・ギ。

*6 原典『クウガ』では第47号およびB群9号。なお、『クウガ』における第8号は映像作品未登場のカンガルー種怪人ズ・ガルガ・ダ。

*7 原典『クウガ』では第45号およびB群12号。なお、『クウガ』における第9号は映像作品未登場のウミウシ種怪人ズ・ミウジ・ギ。

*8 「今まで殺された婦警達の誕生日を順番に並べると下一桁が3→7→5→6…となる事から、『37564=皆殺し』という当て字を完成させるために4日、14日、24日のいずれかが誕生日の婦警が狙われる」という嘘を流して警視庁内に注意を向けさせ、無駄なパトロールによるグロンギの被害を無くす算段だった。ちなみに誕生日の件は偶然である。

*9 ちなみに髙寺氏は「彼らの階級や名称等は不確定だったと記憶している」との事。