島本須美

登録日:2011/10/02(日) 10:55:38
更新日:2023/01/26 Thu 10:09:15
所要時間:約 4 分で読めます





島本(しまもと)須美(すみ)
1954年生まれ、高知県出身、A型。

大沢事務所と劇団青年座に所属していた。
現在はフリー。

元々は舞台俳優であり、NHKの大河ドラマに主要キャストとして出演したこともある。
劇団在籍中に先輩から誘われて『ザ☆ウルトラマン』のオーディションに参加し星川ムツミ役で声優デビュー兼、1年間の初レギュラーを獲得。
ザ☆ウルトラマン放映前に『ゼンダマン』に出演してはいるが、これはザ☆ウルトラマン出演決定後に演出家が仕事を回したという経緯で出演しているため、
大抵の場合声優デビュー作と書かれているのはザ☆ウルトラマンの方である。

ザ☆ウルトラマン当時、アフレコ収録日は固定で動かす事が出来なかったため、劇団員でもあった当時の彼女は旅公演での舞台公演ができなくなってしまったという。
そのため舞台に出演したい彼女は事務所に今後アニメにレギュラー出演はしないと伝えたという。

その後声優に転向し『風の谷のナウシカ』から本格的に注目を浴びるようになる。
めぞん一刻の音無響子をはじめ、清純な少女やヒロインを演じることが多かった。
宮崎駿のアニメの常連、『風の谷のナウシカ』などの作品に出演している。

聴いた人を落ち着かせるような澄んだ声帯が特徴。
現在60代だが、その声帯はまだまだ衰えていない。
今でも20代ほどのヒロインやお姉さん系の女性キャラクターを演じることが多い。
80年代と近年の声を比較すると若干の違いを感じるものの、「若干」で済んでしまうあたりが凄い。

DISSIDIA FINAL FANTASY』の開発が発表された時は、自分も参加できればいいと意欲を持っていたらしく、結果的に調和の神コスモスの役を担当することになった。
女神であるコスモスにぴったりの演技を披露してくれた。

きっと声だけを聴いて60代と思う人は多くないだろう。

◎出演作品



エピソード

  • 俳優厨のスタジオジブリが長く起用し続けた本業声優の一人。
    実はパヤヲが声優の声が娼婦のようだと称した事件の当事者でもある。
    ちなみにパヤヲとしては誉め言葉だったらしい。
    めんどくせえなパヤヲ。
    この後に「もののけ姫」にもトキ役で出演したのだが、
    相手を思いやっている、優しさはいらないという指示に答えることができず大苦戦。
    その様子は「もののけ姫はこうして生まれた」でも見ることができ、パヤヲとのやり取りは中々の修羅場であった。
    この時のパヤヲからのリテイク指示は20回にものぼったとされ、
    結局最後まで演技に優しさが残ったまま映画は完成し、両者にとってはそれなりに遺恨の残る結果となった。
    なお、これ以降ジブリは担当声優を俳優から起用することを多くしており、島本氏がパヤヲ作品に出演したのは「もののけ姫」が最後。

  • 清楚なイメージが強いが本人は土佐の女で豪快なタイプ。
    『小公女セーラ』のリハーサルではすんごく豪快で性格の悪いセーラをネタで演じることもあったらしい。

  • 『海がきこえる』では出演するだけでなくキャストの土佐弁の指導も行っている。





Wiki篭り、ごめんなさい。
あなたたちの巣を騒がせて。
でも、わかって。
私たち、あなた方の敵じゃないの。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 声優
  • 声優項目
  • 島本須美
  • フリー声優
  • 大沢事務所
  • 劇団青年座
  • 音無響子
  • ジブリ
  • ナウシカ
  • クラリス
  • 母親ボイス
  • 高知県
  • 星川ムツミ
  • セーラ・クルー
  • しょくぱんまん
  • 工藤有希子
  • 泉かなた
  • 沖田ミツバ
  • ダヤン

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年01月26日 10:09