サモンナイトシリーズ

登録日:2009/08/13 (木) 09:37:52
更新日:2023/07/23 Sun 09:48:52
所要時間:約 4 分で読めます





君が微笑む時 いつも 泣きたいくらいに
今日という 一瞬が 愛おしくなる

永遠に続くようにと 願うことが

きっと 闇を深くするのに 



フライト・プラン→フェリステラ制作、バンプレスト(現バンダイナムコエンターテインメント)販売のファンタジックシミュレーションRPGのシリーズである。

異世界リィンバウムと、その世界を取り囲む

機界ロレイラル
鬼妖界シルターン
霊界サプレス
幻獣界メイトルパ

の4つの異界から成る異世界を舞台にしたファンタジー要素が強いRPG。

2010年に開発元であるフライト・プランが倒産するというシリーズ存亡の危機に見舞われるも、
2012年に旧フライト・プランスタッフで構成された新会社フェリステラが設立され、シリーズも継続している。


シリーズ


【ナンバリングタイトル(SRPG)】

【それ以外のタイトル(ARPG)】



《シリーズ特徴》


夜会話システム

シリーズほぼ共通のシステム。
このシリーズの人気を支える礎といっても過言ではなく、サモンナイトシリーズがキャラゲーでありギャルゲー(乙女ゲー)と呼ばれてしまう所以。

このゲームでは一章が終わる毎に、プレイヤーが選択したキャラクターと主人公が夜、その章での出来事などを語り合うパートが存在する。
大抵のシリーズには隠しパラメータとしてキャラ毎の主人公への好感度が設定されており、最終的に最も好感度の高いキャラとエンディングを迎える*1が、
夜会話の相手に選択するのが最も好感度を上げやすいため、好みのキャラとエンディングを迎えたいのならば夜会話の相手に選び続けるのが最適となる。
余談だが、ナンバリングタイトルでは『2』まで夜会話パートも通常のADVパートと共通の立ち絵が使われていたのだが、
『3』からは夜会話パート専用の立ち絵*2が導入され、よりギャルゲー(乙女ゲー)っぽさが増した。

ちなみに、特定のキャラを指定しない『???』を選択することもできる。
選択することで、その夜会話でしか入手できないアイテムをもらえたり、(その回終了時点で)敵であるキャラが登場したりする他、
特定の回で『???』を選ぶことが加入条件になっているキャラもいるため、全キャラを仲間にしたいなら選択必須となることも。

また、夜会話ではそのキャラの過去や関連人物についての話なども語られるため、キャラを理解する上でも重要な他、
好感度によってストーリーの展開が変化したり、特定のキャラの好感度を上げていないと仲間にならないキャラなどもいるため、
単純なギャルゲー(乙女ゲー)要素に留まらず、このゲームにおいて非常に重要な要素の一つとなっている。

なお、『エクステーゼ』のみ夜会話システムが存在せず、男主人公を選んだ場合は女主人公、女主人公を選んだ場合は男主人公とエンディングを迎える。


召喚術

タイトルに『サモン』と付いていることからわかるように、夜会話と並んでこのシリーズに共通して登場する用語・要素。

ストーリーの舞台となる『リィンバウム』では、異世界からその世界の住人などを召喚して使役する『召喚術』が社会に必須の技術となっており、
召喚術を専門とする『召喚師』も存在するが、『サモナイト石』さえあれば(規模の違いこそあれ)誰にでも扱える技術である。 
SRPGパートでも、MPを消費して召喚術を使用する『召喚』コマンドが存在し、バトル攻略においてもほぼ必須になっている。

が、基本的に召喚された異世界の住人(以下召喚獣)は、例え人間並みかそれ以上の知能や人格を持っていてもリィンバウムでは『人間以下の存在』と見做されており、
露骨に差別されたり、奴隷のような酷い扱いを当然のようにしている召喚者、もしくは使用者が少なくなかったりと、いい面だけでなく悪い面も存在する。
そもそも召喚術自体が『召喚される召喚獣の意思は無視して呼び出せる』『基本的に召喚獣は術者に逆らえず、自分だけでは元の世界に戻ることもままならない』と、
召喚獣の立場からすれば理不尽もいいところの性質を有しているため、タイトルによっては『全ての元凶』に近い位置付けをされていることもある。

断っておくと、リィンバウムの住人全てが召喚獣を下等と見做しているわけではなく、各タイトルの主人公陣営を始めとして、
召喚獣とも他の人間と同じようにその人格を尊重して付き合おうとする良心的な住人も数多くいる。
上記の召喚術の性質についても、「召喚獣の意思を無視して呼び出してしまう」点はどうしようもないが、
術者が善良であれば、酷い扱いをされることなく相棒のような信頼関係を結んだり、場合によっては恋仲になることもあるため、
結局のところは使い手次第の技術と言える。


タイトル毎のイラスト担当変更

ナンバリングタイトルには飯塚武史(黒星紅白)、クラフトソードシリーズ、サモンナイトXには大塚真一郎、エクステーゼにはいるも晴章(大森葵)、サモンナイトツインエイジには戸部淑を起用。
絵師の人気=タイトルの人気の傾向が強く、飯塚武史がイラストを担当するナンバリングタイトルがやはり人気が強い。


豪華声優陣

声優陣は基本的に豪華で、発売時点で有名な声優さんはもちろん、発売後に他の作品でブレイクした(『3』の中村悠一氏など)声優さんも数多くおり、
ゲームの様々な場面を、その豊かな表現力で彩ってくれている。

なお、『4』までのナンバリングタイトルでは主人公に声優は付いていなかったが、ドラマCDや続編で登場する場合は声優が付けられており、
『5』以降は主人公にも最初から声優が付けられるようになっている。


主人公の性別選択

『1』から全てのタイトルで男女の主人公が用意されており、夜会話の内容やエンディングも同性か異性かで変化する。
行動自体は変わらないものの、主人公の性格付けも男女で異なっており、一度クリアして違う性別の主人公でプレイするとまた違った視点で物語を楽しめる。

『サモンナイト』が男女問わず人気が高い要因の一つでもあり、プレイヤーの嗜好でギャルゲーにも乙女ゲーにもなる。
異性に限らず、男主人公×男キャラ、女主人公×女キャラといった薔薇もしくは百合的な楽しみ方をすることも可能。
これにより、所謂腐ったお姉さま方や百合好きの諸兄らからの人気も高い。


魅力的なキャラクター

キャラクターのタイプ(ギャルゲーで言うと攻略対象)が非常に豊富であり、プレイしてその個性豊かなキャラクター達の魅力に取り付かれたが最後、
何度も周回しては様々なキャラクターとエンディングを迎えることになるだろう。
シリーズの中でもキャラクターの魅力に関してはトップクラスの人気を誇るサモンナイト3を例にあげれば、


というようにそこいらの下手なギャルゲーより攻略対象が多い(というか主人公が一番(ry)
ギャルゲー要素の強いRPGをプレイしたいならぜひオススメしたい作品のシリーズである

世界観について

簡単に説明すると「リィンバウム」を中心に
機界ロレイラル
鬼妖界シルターン
霊界サプレス
幻獣界メイトルパ
の四つの異世界が周囲を囲んでいる状態。*3
魂は四つの異世界の中で輪廻転生を繰り返し、輝きを増し成長した魂はリィンバウムに転生する……と言われている。

◆リィンバウム

五つの世界の中心的世界。巡りの大樹とも言われる。*4
この世界の住民は異世界の住民のような特別な異能を持たないが、そのかわり召喚術が発展している。
ナンバリングタイトルでは6を除いてリィンバウムが舞台である。
+ 歴史
豊富なマナに溢れる理想郷――だった世界。
その豊穣な資源を狙った異世界の侵略者がやってきて滅亡の危機に瀕したため、自衛の手段として界の意志(エルゴ)が送還術を授けた。
だが送還術の原理を独自研究したリィンバウムの住民は逆の作用を及ぼす召喚術を編み出す。

召喚術は最初こそ相互信頼によってのみ成り立つものだったのだが、完全な服従を求めた者たちによってそれは瓦解した。
結果、隷属と服従を伴った召喚術を恐れた異界の住民たちが、今度は逆に自衛と復讐のためにリィンバウムへと攻め込み、泥沼の戦乱が始まる。
戦いは最終的に「エルゴの王」と呼ばれる英雄が終結させ、王の子孫が三つの大国を建国し、現在に至る。

以上は1~4までの時代の話でありその後起こった「狂界戦争」の終結によって服従召喚は使用不可能となり、結界も取り払われた。
未来となる5の時代では王国は解体され異世界との交流は友好的になりつつある。
+ 三つの大国
4以前の時代では三つの大国によって統治されており、小都市国家がそれぞれの大国に所属する形になっている。
なお三つの国家全てがかつて異世界の侵略からリィンバウムを救った「エルゴの王」の血筋を頂いて、その正統性を掲げている。

◆聖王国
「エルゴの王」の直系血統にしてその証たる「至源の剣」を継承する国家。
1~4の作中時代に戴冠している聖王は「スフォルト・エル・アフィニティス」。
召喚術を自在に使う「エルゴの王」の直系だけあって、召喚術を権威として振りかざす側面が強い国家。

1と2の舞台。とくに2では首都である聖王都ゼラムが物語の出発点となり、この国の光と影が強く描かれた。
召喚師の大組織である「蒼の派閥」と「金の派閥」の本部を二つとも抱えており、いざ事が起きた時の召喚術戦力は高い。
細かい治世は各々の都市国家に任せているが、首都の経済が豊かな描写を見る限り経済的発展は安定している模様。

◆旧王国
「エルゴの王」登場以前の時代で、もっとも有力だった国の流れを汲む国家群。
聖王国の成立がまず召喚術と召喚師ありきだったため、それに不満を覚えた者たちが、かつての召喚術に依存しない王国を中心として立ち上げた国家である。
こういう事情のため召喚術の研究があまり行われておらず、さらに国土が痩せた北方地にあるためその暮らしぶりはあまり豊かではない模様。

旧態依然とした体制による政治的硬直も見受けられ、挙句の果てに犯罪組織の温床にもなっている感のある世紀末国家。

◆帝国
3と4の舞台。
旧王国の硬直した政治体制に嫌気が差した者たちが旧王国の傍流の皇子を担ぎ上げて築き上げた新興国家。

成立背景故か近代的な体制を取っており、三大国の中で唯一、一般民衆に召喚術を学ぶ機会を解放している。
もっともそのほぼ唯一の道が帝国軍人となることで、国家に奉仕することを義務づけられているのだが。
また「召喚術を秘匿せず公開する」という姿勢が無色の派閥に嫌われており*5、テロ活動が頻繁に起こっている。

また召喚術を一般へと解放するという試みは、一般人でもなんらかの形で入手した召喚獣を私有財産として扱う形になっており問題を生んでいる。
聖王国では蒼と金の派閥が理念と権威のために管理しているため起こりにくかった
「召喚獣をリィンバウムで繁殖させたり売買する」システムが抑制しにくく、非合法の売買に対処しきれていない現状がある。*6

ゲーム本編では政治が絡むことがなかったので詳しく描かれなかったが、3~1の間に「皇帝親征」と呼ばれる旧王国との戦争を起こしている。
この戦争は両国に傷だけを残し、皇帝は戦の最中に失踪。世継ぎとなった幼帝の摂政が続いており、政治的腐敗が進みつつある。

◆機界ロレイラル

機械技術が発展し、荒廃した世界。今や生物はほとんどおらず、自律機械が主な住民。
ここから召喚されるのはつまりはロボットが主な召喚獣である。ちゃんと美少女ロボもいる。
ファンタジーなサモンナイトシリーズにSF要素を導入している世界。
+ もう少し詳しい説明
◆歴史
資源が枯渇し、残った資源を奪い合うために起きた『機界大戦』と呼ばれる戦争の結果、環境汚染で人が暮らせる環境ではなくなっているという。
このことから他の世界よりさきがけてリィンバウムに侵攻を始めた歴史を持つ。
作中現代でもなお生き残っている攻撃用人工衛星の打ち上げや、
機械兵士に人間の脳髄を部品に組み込むなど侵攻時代はえげつないことをやっている。
リィンバウムの住民からは、このような経緯と原理不明で動作する不気味な非生物であることからあまり受けはよろしくなかった。
技術を解析、運用できるようになった5の時代では、リィンバウムの人々にとっても欠かせない存在となりつつあるようである。

◆住民
この世界の元々の人間である「融機人(ベイガー)」は無機物の機械部分と人間部分が融合した種族。
このために高度な機械文明を築き上げることができたが、現在は最早ほとんど生き残っておらず、冷凍睡眠によって細々と暮らしているのみ。
5の時代では「ライル機関」という名の互助会的組織を立ち上げて、やはりひっそりと暮らしている。
現状、主な住民は先述通りロボットだが、個体ごとに人工知能の発育に差がある。
概ね多くの人間と長く暮らしてきた個体は、情緒面が発展しやすい模様。
作業用機械以外には、戦闘用のロボット、とりわけ機械兵士がシリーズ皆勤賞を取っているキャラクター。
非戦闘用の、看護や演劇用に人間らしいフォルムを重視して作られた機械人形(フラーゼン)などもいる。

◆鬼妖界シルターン

鬼や龍神、妖怪が跳梁跋扈するアジア風の世界。四つの異世界の中で唯一、普通の人間が暮らす世界でもある。
装いでは着物、道具では箸や茶碗、食文化では米に味噌と日本人的には馴染み深い。
+ もう少し詳しい説明
◆文化
妖怪等の住処は山、ヒトの住処は里と決められ、お互い干渉しすぎないよう線引きされている。
それでも起こる諍いや、必要な交流の際には「道の者」とされる宮司や巫女などの専門職が仲介する。
こういうと争いが起きにくいシステムが確立しているように思えるが、実態としては長い戦国の世が続いているらしい。

シルターンの住民、とくに人間型の住民は「技」を磨くことを好む傾向にある。
ぶっちゃけた話単に凝り性な連中が多いと言ってもよい。
剣術を異能の域まで磨き抜いた「居合」はその代表格と言える。
リィンバウムでは4以前の世界から、シルターンの住民の技術を断片的ながら学ぶ者もいた。
5の世界ではより系統だった教育制度が発展しているらしく、警察騎士の体術のカリキュラムに取り入れられているほど。

◆住民
劇中で定番となっているのはシノビやサムライなど。術師系統は毎回バリエーションに富んでいる。
【文化】の項で述べた「道の者」が術師系ユニットとして登場することが多く「リィンバウム人の鬼属性召喚師」は実はシリーズでかなり少ない。
サムライやシノビは、現実世界の日本のそれと同じように特定の主に仕えて、自らの技を振るうのがシルターンでは本領の模様。
人によってはリィンバウムで新たな主を見つけて、誓約に基づいたものではない主従関係を築く者も。
高位種の神クラスに一族ごと仕えている者たちもおり、この場合親神(みおや)の庇護を受けられるが影響も受けやすい。
親神が穏やかな気質を持つのならば問題ないが、荒ぶる神となった場合配下の一族もまた乱暴と狼藉を行うようになる。
上下関係がしっかりしていると言えるが、それが窮屈なのかリィンバウムに召喚されてこれ幸いと帰化してしまうような者もいる。

◆霊界サプレス

肉体に依らず、霊体のみの精神生命体が暮らす世界。
大別して、正の感情を糧とする聖霊や天使、負の感情を糧とする邪精や悪魔の二種に分かれている。
+ もう少し詳しい説明
◆歴史
正負どちらの感情にせよリィンバウムの人間のそれはサプレスの住民にとって魅力的なものらしく
天使も悪魔もそれぞれ積極的に自らが好む人間の感情を引き出すために接触してきた過去がある。
とくに悪魔の方はリィンバウムのみならずメイトルパにまで侵攻し、どちらの世界にも源罪(カスラ)で深い傷痕を残した。
当初はそういった悪魔の暴挙に、仇敵たる天使が立ち向かっていたのだが
クレスメントの一族が起こしたとある事件から人間に失望した天使たちはそれも止めてしまう。
ちなみにメイトルパの方にも天使たちは救いの手を差し伸べていた。

◆住民
天使と悪魔は相容れぬ関係であり、中には「悪魔を倒せるならなんでもいい」というタイプの天使までいるらしい。
このため天使だからといって人に無害というわけでもないし、逆に悪魔だからといって必ずしも害意を持っているとも限らない。
実際、作中に登場した悪魔には人間と仲良くしている者も多く、商売までやっているヤツまでいる。

正負の感情を糧とするのは別に「魂の輝き」というものにサプレスの住民は惹かれる傾向にある。
どういった輝きを好むのかは個体次第の趣味。このあたりは、人間の恋愛、親愛感情に近いのかもしれない。
ただし彼らが見るのは「魂の輝き」であり肉体はあまり重視しない。
結果、女性型のサプレスの住民が女性の人間を愛するというケースも……。

精神生命体であるが故に、物質世界であるリィンバウムに召喚される際は他の世界の住民と違い、対策を行わなければならない。
瞬間的に呼び出すだけなら相応の魔力を支払うことで安定した力を発揮できる。*7
しかしリィンバウムに定着させるとなると、常に安定魔力を供給し続ける、弱体化を承知で安定のために受肉させる、依り代を用意するなどしなければならない。
もっとも、これはあくまで高位クラスの召喚獣の話であり、召喚者の魔力に見合った相手ならば100%の力で定着は可能な模様。

◆幻獣界メイトルパ

緑豊かな大自然が広がる世界。
亜人や妖精にスライムなどファンタジーらしい生物は大体この世界の住民である。
+ もう少し詳しい説明
◆歴史
リィンバウムに次いで資源が豊富であることから異世界からの侵略を経験したことがある。
とくに霊界サプレスからの侵攻は「魔獣浸食」と呼ばれメイトルパに大きな傷跡を残した。
サプレスの住民による影響を受けたメイトルパの住民として魔獣、聖獣といった存在が誕生するに至る。
被害を及ぼしたのはサプレスだけに留まらず、リィンバウムもまた加担している。
屈強で強靭な身体が肉体労働に適していることから奴隷として召喚され酷使されるケースが多い。
基本的に搾取、消費され、被害者側であり続ける世界で、この世界の住民から見たリィンバウムの印象は良いとは言い難い。
2までの段階でもモナティユエルの例で出ていたが、4ではこの負の側面が大きくクローズアップされた。
5の時代では逆に犯罪組織のメンバーになるくらいたくましい連中も増えてきているが
交流が少ない辺境では相変わらずリィンバウム人への悪感情は拭いきれていないらしい。

◆住民
他生物の特徴を持つ亜人種が多く生息し、ドリアードやラミアのようなお色気悪役系の種族も揃っている。
中にはすごいカバとかペンギン爆弾ファミリーのようなカオスな連中も。
【歴史】の項で記したように、聖獣や魔獣といった天使や悪魔の特徴を受け継いだ種族もおり、とにかく系統が多様。
性格面ではイメージカラーそのままにMTGの緑のような弱肉強食な価値観を持つ住民が多い。
だからこそなおのこと、強さではなく『誓約』などというわけのわからないもので隷属させられるのが耐え難いのかもしれない。

亜人種ではもっとも古い五大部族があると言われそれぞれ
【密林の呪術師】虎型亜人のフバース。(ネームドキャラクター:ヤッファ)
【草原の覇者】獅子型亜人のリオネル。(ネームドキャラクター:カサス)
【彷徨う狩人】狼型亜人のオルフル。(ネームドキャラクター:ユエル)
【神秘なる眼】羊型亜人のメトラル。(ネームドキャラクター:エルカ/レシィ)
【調停者】兎型亜人のレビット。(ネームドキャラクター:モナティ)
となっている。
これら亜人種は、かつて原初の人とされたメイトルパの人類がある病で滅びそうになっていた時に
幻獣と交わることで生き延びた存在なので、新古の概念がある。

◆名も無き世界

今まで解説した五つのうち、どれにも属さない世界。 第六の世界。
我々から見ればいわゆる『現実世界』『地球』と呼ばれるここが名も無き世界の一角。 始原のエルゴが最後に創りし隠し子。
詳細不明だが、時々事故でこの世界から呼び出される存在もある。 五つの世界の因子を持つ末子。
ゲームでは基本的に無機物しか呼び出せない。 忘れられた世界。レゾンデウム。


君が眠ってる時いつも心の奥で
湧き上がり強さを増す小さな絆

守りたいからこそ明日に挑んでゆけると

きっと明けない夜はないから




追記、修正があればよろしくお願いします

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最終更新:2023年07月23日 09:48

*1 異性なら恋仲になる場合がほとんど

*2 ほとんどのキャラが正面(プレイヤー側)を向いており、表情差分も豊富

*3 物質的な意味ではなく概念的な意味である。

*4 輪(リン)baum(木)といったところか。

*5 召喚術を権威とする選民思想召喚師たちなのだから当然の反応。

*6 召喚獣にとっては合法非合法関係なく売買されること自体が理不尽なのだが。

*7 ゲームで召喚術として呼び出すケースはほとんどがコレ。