ドラキュラ(映画)

登録日:2012/04/21 Sat 02:02:12
更新日:2023/04/02 Sun 13:48:15
所要時間:約 3 分で読めます




ブラム・ストーカー
『吸血鬼ドラキュラ』(1897)
を原作とする映画作品を説明していく。



◆魔人ドラキュラ(1931)


ドラキュラの
〔立ち襟で裏地が赤のマント・燕尾服〕
というイメージを確定させた作品であり、名優ベラ・ルゴシの名を世間に知らしめた作品。

本来は当時流行っていた怪物的な様相
になる筈だったが、
ルゴシが重厚でゴシックなメイクを固持したため、このドラキュラの姿が生まれた。

米国人や英国人にはない、がっしりとした体格は燕尾服がよく映える。
ハンガリー訛りの英語もあり、まさにトランシルバニアからやってきた伯爵だ。

実際、トランシルバニア出身のドラキュラ俳優と銘打たれた。
(本当は彼はハンガリー:ルゴジェ<現ルーマニア>出身であるが)

能力としては蝙蝠や狼への変化があるが、何より目を引くのは揺らめくような手つきの催眠術。
これはルゴシの大ファンでもある最低監督エド・ウッド制作の『怪物の花嫁』でもルゴシ直々に披露している。

さらに遺言に従い、ルゴシはドラキュラのマントを纏って埋葬された。

なお、この映画はルゴシの演じた版のほかに、別の人(カルロス・ヴィリャリアス)がドラキュラ伯爵を演じた版があり、
「同一タイトルで同じセット・脚本・道具を使用するが、出演者と撮影スタッフも別でスペイン語で収録」というもの。
シナリオが同一でもアドリブや解釈の違いでキャラクターの動きが違う他、カメラワークなども微妙に違う。
こっちは一般的に『魔人ドラキュラ(スペイン語版)』と呼ばれている。

◆吸血鬼ドラキュラ(1958)


無名であったクリストファー・リーが一躍有名になった作品。

姿はベラ・ルゴシ版をリスペクトしたものだが、
冷徹な視線・鬼気迫る演技・190cmを超える高身長故に存在感は圧巻。
名優ピーター・カッシングもヴァン・ヘルシング教授役として登場。
色気すら感じられる気品、紳士然とした冷静沈着な眼差しは、カッシングならでは。
もちろん『小道具のピーター』も健在だ。

設定は原作と違う点が多く、
原作で舞台となるドラキュラ城とイギリスが地続きになっており、具体的な場所は特定できなかったり、ハーカーがドラキュラの餌食になったりしている。


はるかかなたの銀河では伯爵総督として邂逅する。


この作品のヒットをうけ、いくつかの後継作(8作)が作られたが、リーとカッシングは乗り気ではなかったとか。

2作目のオファーは実際断ったのだが、
(ブラム・ストーカーの原作ではなくオリジナルだからという理由)
配給元が


「もう配給権売っちゃった(テヘペロ」


という事で出演を懇願したため仕方なく…

8作目『ドラキュラ悪魔の儀式』はヒットしたが、
リーとカッシングは(´・ω・`)だったとか。


尚、この作品でリーはドラキュラ役を引退する。



◆ドラキュラ(1992)

原作に忠実だが、ドラキュラの怪物色は薄く、
退治ではなくドラキュラの妻への愛、ミナの悲恋が中心となる。

つまりホラーではなくラヴロマンス。

ドラキュラ伯爵はゲイリー・オールドマン。
彼もまた当時は有名ではなかった。
老ドラキュラや、蝙蝠男、狼男も特殊メイクで演じている。
老ドラキュラは妖しく耽美で、正にホラーといった雰囲気を纏っている。
若返るとその雰囲気は一変。
愛に揺れ動き、苦しむ一人の人間である。

衣装は故・石岡瑛子氏がデザインしておりそれらも必見。

CGではなく白黒映画時代に使われた撮影技術が多用されており、
衣装もあわせて独特な雰囲気が醸し出されている。


1993年の第65回アカデミー賞にて
◇衣裳デザイン賞
◇メイクアップ賞
◇音響効果編集賞
を受賞。

◇美術監督賞
◇美術装置賞
の2部門がノミネートされている。





また、忘れてはいけないのがおっぱいである。


ドラキュラの古城に住む3人のおっぱい
ルーシーの異 種 姦
ミナのおっぱい

お色気シーンは格段に多い。



追求・修正はドラキュラに催眠術を掛けられ血を吸われて下僕になってからお願いします。

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最終更新:2023年04月02日 13:48