マスタードラゴン(ドラゴンクエスト)

登録日:2012/11/09(金) 15:37:10
更新日:2024/03/01 Fri 12:13:19
所要時間:約 4 分で読むがよい





我が名はマスタードラゴン。世界の全てを統治する者なり……。




マスタードラゴンとは、ドラゴンクエストシリーズの登場キャラクター。
IV、V、VIの所謂「天空シリーズ」に登場する、白いドラゴンの姿をした

CV:屋良有作(CDシアター)、山野井仁(DQM3)

遥か上空にある天空城の主で、天空城にいながら世界の全てを知る事が出来る全知全能なる龍。
だが、魔王には敵わなかったりとそこまで強いわけでもなさそうである。
とはいえ、作品が進むにつれてエスタークが裏ボスとして格上げされているため、
エスタークの封印に成功した彼の評価もある程度上がってきている……かもしれない。


かつて、かのエスタークを地底に封印した張本人。

ストーリー的には導かれし者達が天空城を訪れた際に天空の剣に力を取り戻させ(攻撃力が65から110に増加)、
勇者に15000の経験値を与える位と、割と地味だったりする。
一応ラスボス討伐後に崩壊する洞窟から導かれし者達を天空城へと運び、エンディングでちょろっと会話する。

ちなみに、主人公の父親を殺した張本人でもあったりする。
(リメイク版では、掟を破って地に降りた主人公の母がマスタードラゴンの怒りに触れる事を恐れた部下が、
その前に彼女を連れ戻すために手を下したともとれるような文があるが、いずれにせよ「怒り」により指示したのは彼である)

他にもゴットサイドにいる大神官に地獄の帝王と天空の勇者に関する預言を授けていたりする。

そして大神官がこの預言を広め、それを知った山奥の村の人々が勇者を育て、
さらにそれを知った魔王達が天空の勇者を探し始めるという複雑な運命が生じてしまっている。


小説版では、諸悪の根源説に対してある程度のフォローがなされている。
魔物の跋扈に介入しないのは、かつてエスタークを封印した際、力が強すぎて地上に甚大な被害をもたらしてしまった反省から。
主人公の父親を殺したのは、地上に落ちた天空人(勇者の母)が記憶を取り戻して助けを求めた際、地上をチラ見したことで雷が落ちてしまったため。
……はっきり言って前者はともかく、後者は言い訳になっていない。
悪意からではないにせよ、今度はうっかり属性という残念な評価が与えられることになった。

また小説版及び「知られざる伝説」では、ホイミンを人間にした本人とされている。
1章でアシペンサ(ピサロの手先)に殺され(「知られざる伝説」ではバトランドでの戦いの後、旅の途中でミニデーモンが死の間際に放ったメラミで殺されている)、
霊となったホイミンの前に、老人の姿で現れ、彼をキングレオ城に連れて行き、進化の秘法による人体実験の惨状を見せる。
そこには、その犠牲者となった恋人の遺体を見てショック死した若者の遺体もあり、「その肉体なら損傷が殆ど無いので、その肉体に魂を入れれば人間になれる」と薦める。

だがホイミンは「その力があるなら、その若者と恋人を生き返らせてほしい」と答えた。するとマスタードラゴンは正体を現し、
「もし誘いに乗っていれば、未来永劫地獄の業火に苦しむところだった。自分よりも他人を思いやる気持ちを忘れるな」と告げた後、ホイミンをその若者に生まれ変わらせたのである。
また、小説版ではこの際にマスタードラゴンから永遠の命も与えられており、導かれし者たちの活躍を語り伝える語り部としての使命も帯びているようだ。

このやり取りは、考えようによってはホイミンの意志を無視した酷いものという解釈もある。
もしかすると芥川龍之介の「杜子春」の話のように試すためのもので、死んだ人間などいなかったのかもしれないが…

プサンという人間として登場。

前作での主人公達の活躍から人間も良いものかも知れないと感じて、
自ら龍の力を封じて人間の姿になるが、その間に天空城が沈没してしまう。
そして沈没した天空城の道であるトロッコ洞窟に行ったは良いが、
誤って無限に同じレールを動き続けるトロッコに乗ってしまい20年間も回り続けるという、
本来の立場からは想像も出来ない状態になってしまった。

マスタードラゴンの力はドラゴンオーブに詰まっており、プサンに渡すと真の姿に戻る。
その後天空のベルで呼び出せ、空中タクシーとして利用可能。

過去に魔界ミルドラースを封印し、エルヘブンの民に門番を命じたりとストーリーの中核を担っている。

魔王撃破後も各地を連れて行ってくれるが、最終到達点であるグランバニアでは再び人間の姿となってみんなと祝杯をあげていた。
また、リメイク版では最後の王室での踊りでドリスに引っ張られ、一緒に踊る演出も追加されている。

ちなみに公式ガイドブックでのプサンの顔は完全にドラゴンボールのシェン(神様が人間の体を借りた姿)である。

「『てんくうびと』のNPC戦闘員行動パターン」の没データが内部にあることから、当初は戦闘参加する予定だった可能性がある。

実力に関してはハッキリしないが、ミルドラースの自己申告によると主人公らとの直接対決時には既にマスタードラゴンの力を超えている自信があるようだ。


EDでタマゴから生まれるドラゴンが、(時系列的に)後のマスタードラゴンではないかと噂されている。


初めてモンスターとして登場。
光の精霊を速攻で倒す事で貰える聖獣のオーブから行けるダンジョンの頂上にいる。

散歩してたら別の世界に迷い込んだという流れ。

作中どころかドラクエ全体でもトップクラスのHP50000の持ち主。
ちなみに参考までに、DQVIIのスイフーは30000、VIIの味方NPCは65000。

他のオーブのモンスターは指定撃破ターンが15ターン以内だが、マスタードラゴンは30ターン以内である。
高い攻撃力、ギガデインの全体攻撃、焼けつく息の麻痺、ベホマによるHP999回復と、戦闘を長引かせる特技を使ってくる。
30ターン以内に倒すとマスタードラゴンのオーブが貰える。

モンスターとしてマスタードラゴンに転身させる事も可能なのだが、

・パーラル
+やみのせいれいの心
+にじくじゃくの心
 ↓
・やみのせいれい
+ひかりのせいれいの心
+ゴールデンスライムの心
 ↓
・ひかりのせいれい
+てんかいじゅうの心
+わたぼうの心
 ↓
・てんかいじゅう+99
+マスタードラゴンの心
+ギスヴァーグの心
 ↓
  • マスタードラゴン

入手が面倒な心を大量に使う上、かなりの回数の転身を重ねないといけない。
  1. を99にするのは後先考えずに適当な心をひたすらぶちこめばいいのでそこまで大変ではないが。

覚える特技は光の波動、闇の波動、デイン。

能力の伸びも耐性も全体的に高いが、攻撃力の伸びが早熟な点と会心率が全モンスター中最低クラスなのが弱点。

また、図鑑ではスペースの都合で羽が閉じており、羽を開いたマスタードラゴンは戦闘時にしか見られない。

ちなみに同作ではマスタースライムというスライムも新登場しており、バトエンのハンカチやカウンター付きのセットに共に入っていた。


  • DQMJ
マスタードラゴンと同一の存在である「はくりゅうおう」が登場。
ラーミアとレティスのような関係。

ギガントドラゴン×メカバーンで生み出せる。
配合素材として出番が多い。


はくりゅうおうと別にマスタードラゴンも登場。どういうこった。

ダークドレアム×りゅうおう×神竜×海王神(orサージタウス)の4体配合。
体力こそ高いがランクの割にHP以外全て600前後とみるべきステータスはなく行動回数も1~3回と運ゲー気味で本体は正直弱い。
しかしスキルは優秀であり、2つしかない上に強力なじごくの踊りを覚えられるスキルの片割れ。そして引換券とか呼ばれる

闘神レオソードと配合することで、本作の配合の終着点にして裏ボス兼ラスボスの「オムド・ロレス」が生み出せる。
両者とも聖なるモンスターなのに配合したら邪悪なモンスターが生まれることに突っ込んではいけない。


  • DQMJ2P
最強マスター決定戦無差別級のラストに登場。
明らかに上限を超えたチートステータスに加え
MP自動回復+マダンテ、爆裂拳、魔神斬りとやりたい放題感がある。

レシピは竜王×神竜になった。
特性にギャンブルカウンターが加わった。ひん死で会心もありギャンブル度は他のモンスターより上
さらに運ゲーっぷりが加速したがステータスは無差別級のアレと違い相変わらず残念すぎる(HP以外全ての能力がチート特性持ちのサージタウス以下)ので
本体の扱いは相変わらず。むしろじごくの踊りの上限が999になりスキルすらも使われなくなってしまった… 


はくりゅうおう、マスタードラゴン共に登場。

はくりゅうおうはメカバーンにギガントドラゴンまたはバラモスゾンビ。
マスタードラゴンは竜王に神竜またはトーポで生まれる。
前作から登場した魔王ジェイムもギャンブルカウンターを習得。行動回数もあちらの方が優れるので本体の立場はお察しください…
じごくの踊りは上限が9999になり大幅にパワーアップしたが、強すぎるのでデメリットがついてきたがマスドラに課せられたのは
強者のよゆう(確率で偶数ターンに行動不能)という相応に重い物。
…そしてデメリットが軽い上に特技が強力なものばかりの竜皇帝バルグディスの登場により立場を奪われた。
ちなみにバルグディス本体もジェイムも同じドラゴンLサイズだが、どちらも2~3回行動なので安定感が段違い…いじめですか。


  • イルルカ
公式のマスドラ閣下につねにマホカンタとかいうチート特性がくっつき
さらに手が付けられなくなった。魔法が効かないくせに殴ると超火力のギャンブルカウンターをかますスキのなさ。
…本体は前作と変わらず。スキルはデメリットの撤廃でバルグディスとの差は縮まったがもとよりあちらの方が特技が有用なのでこっちも立場はあまり変わらず。


  • DQMJ3P
J3で欠場したが今作で復活。
チートな合体特性「雷神」を得てとうとう春が…こなかった
固定特性になったギャンブルカウンターだが、コストも性能もミラクルボディの劣化という有様。
今作はSSランクだろうがFランクだろうが能力合計値が同じ(2体のぞく)で今までのランクの割に低ステではなくなったが
なぜか ドラゴン系唯一1ターン休み耐性なし(しかもこいつ以外ほぼ全員完全耐性) とかいうイジメとしか思えない仕様を引っ提げて帰ってきてしまった。
対戦では1ターン休みが最重要視されることもあり、Fランクの方がまだ強いなどと言われてしまうハメに…
じごくの踊りも耐性変更により弱体化し踏んだり蹴ったり。


通常4のキャラが登場する際にはパトリシアの馬車から登場するのだが、勇者ソロのみ銀色の竜の背中に乗って颯爽と登場する。
4の内容からしてもこの銀色の竜がマスタードラゴンだろう。

一方で6のキャラはあのバーバラでさえも黄金の竜に乗って登場する。
そしてミレーユがオカリナを吹くと天空城らしき所から本編通り黄金の竜が登場するのだが、なんとマスタードラゴンと呼称されている。


  • DQタクト
伝説のまもの使いの必殺技「マスターブレス」を使った時に登場。マスタードラゴンを召喚してバギ属性の強烈な息攻撃を放つ。



マスタードラゴンと称されているのは黄金の竜だけなのだが、そうなると勇者ソロを連れて来た銀色の竜は一体……。




追記・修正は天空人と恋をして天罰を受けた方がお願いします。

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最終更新:2024年03月01日 12:13