破壊竜ガンドラ(遊戯王OCG)

登録日:2011/02/03(木) 00:21:30
更新日:2024/04/05 Fri 23:09:10
所要時間:約 4 分で読めます





破壊竜ガンドラ

効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードは特殊召喚できない。
(1):LPを半分払って発動できる。
このカード以外のフィールドのカードを全て破壊し除外する。
このカードの攻撃力は、この効果で破壊したカードの数×300アップする。
(2):このカードを召喚・反転召喚したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを墓地へ送る。

遊戯王OCGに登場したモンスターにして、表遊戯が使用した一枚。

このカードは、表遊戯が闇遊戯と決別を誓う時のモンスターであったが、表遊戯がこの系統のモンスターを入れていたのが意外とまで言われる。

ちなみに原作では初めてはっきりとした「ゲームから取り除く」効果を持ったカードでもある。

攻撃名は「デストロイ・ギガレイズ」


【概要】

特殊召喚こそ出来ないが、攻撃力が0で闇属性なので、サーチ手段は豊富。

ライフを半分払うことで全体除去を放ち、巻き込んだカードの分だけ攻撃力を上げる効果を持つ。
また全体除去効果はメインフェイズ中であれば1ターンに何度でも発動が可能。
やり方しだいによっては1ターンキルも狙えるが、難しいので展開力が必要になる。
相手にとどめを刺すとき等、当然相手もがら空きなので躊躇なく大ダメージが狙える。

欠点として召喚・反転召喚したターンの終了時に勝手に墓地に行ってしまう。
こいつを出して効果を使ったということは相当ライフを削っているはずなので出したターンに決着をつけるつもりで行くこと。

ちなみに一度の発動で最大上昇値は『6300』
上記に書いた通り中々出来る物ではないが、トークンでも攻撃力があがるので、
「スケープ・ゴート」「オジャマ・トリオ」等があればフィニッシャーとして活躍が出来る。

注意するのはクリボーゴーズエフェクト・ヴェーラー等の手札からやってくるカードである。
ゴーズの場合、ライフを4分の1にする覚悟で挑めばメインフェイズ2で発動させれば倒せるがヴェーラーはどうしようもない。
ライフを半分支払って効果を無効にされたら目も当てられない。


裏技として、裏側表示でセットして通常召喚し、太陽の書などのカード効果でリバースすれば、
「反転召喚」扱いにはならないのでエンドフェイズになっても墓地に送る必要がなくなる。

迷える子羊→ガンドラセット→太陽の書→効果発動! はわりとデフォルト。最近ではフォトン・サンクチュアリでも可。

また、デュエルリンクスでは、スキル「モンスターチェンジ」の効果でフィールドに出すことで同様にデメリットを無視できる。
ちょうど一つ下のレベルで同属性・種族には展開手段の豊富な《真紅眼の黒竜》がいる事もあり、たまに地雷デッキとしてこのギミックを搭載したデッキが見られる。

レガシーデュエリストではアテム戦で使用可能

【活躍】


原作とOCGにおいて仕様が幾分か異なる為に、活躍の途中経過が変わったりしている。

VS闇バクラ
記憶編において。
永続魔法《呪いの双子人形》と《死札相殺》の二枚のカードによるデッキ破壊を攻略する為に使用。
表遊戯の切り札であり、最終的にモンスター効果よりロックを粉砕し、逆転勝利を収めた。

VSアテム
王様との闘いの儀にて。

終盤間近にて呼び出され、ブラック・マジシャンを倒そうとするが、
漫画版ではこのカードの効果の発動が攻撃扱いなので「聖なるバリア・ミラーフォース」に倒された。
アニメ版ではブラック・マジシャンを1ターンだけモンスター効果から守る罠カードによってかわされ、失敗した。



【関連カード】


黒金の暴竜よ!
現世の狭間を閉ざす鎖錠を破り、我が敵に滅びをもたらせ!
現れろ!破滅竜ガンドラ(クロス)

破滅竜ガンドラX
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
(1):このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
このカード以外のフィールドのモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの内、攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
このカードの攻撃力は、この効果で相手に与えたダメージと同じ数値になる。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
自分のLPを半分にする。

劇場版 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONSの劇場配布カードで登場したガンドラのリメイクモンスター。
リメイク前と比べると
  • 特殊召喚が可能。
  • 破壊した枚数ではなく、破壊したモンスターの最高攻撃力を参照にする。
  • 効果発動にライフコストが不要。
  • エンドフェイズの自壊がなくなっている。
と言った具合に全体的な取り回し自体は良くなっているものの、
  • モンスターしか破壊出来ず、除外しない。
  • 起動効果ではなく、召喚・特殊召喚時に発動する誘発効果。
  • 場に高打点モンスターが居ないと火力が出せない。
と言った弱点もあるので要注意。

長らくロマンカードの域に留まっていたが、ドラゴン族カテゴリーの守護竜の登場で連続リンク召喚から1ターンで8000超のバーンダメージを叩き込む1キルコンボが生み出されてしまう。
まだガンドラX自身は規制されていないものの、他のカードを規制しても別のルートが続々と開発されてしまう現状、一発禁止もあり得るかなり危うい立場に置かれていた。
そして2019年7月1日、やはりというべきか一発で禁止カードとなった。

時は流れ、2023年12月に遂にエラッタが実施。2024年1月1日から無制限へと一気に緩和された。
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
(1):このカードが手札から召喚・特殊召喚した時に発動できる。
フィールドの他のモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの内、元々の攻撃力が一番高いモンスターのその数値分のダメージを相手に与える。
このカードの攻撃力は、この効果で相手に与えたダメージと同じ数値になる。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
自分のLPを半分にする。

ダメージが元々の攻撃力、即ちカードに記載された攻撃力を参照する様になったためこのカード単体では最大5000ダメージに留まる様になり、以前の様な先攻ワンキルは不可能となった。

《破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ》
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
このカード以外の自分の手札・フィールドのモンスター2体を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は除外されているカードの数×300アップする。
(2):1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。
自分の墓地の「ガンドラ」モンスターの種類によって以下を適用する。
●1種類:このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。
●2種類:このカード以外のフィールドのカードを全て除外する。
●3種類以上:このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て除外する。

Vジャンプの付録で登場の、必殺技名を冠したリメイクモンスター。

通常召喚は出来ないが、特殊召喚条件が「手札・場のモンスター2体を墓地に送る」非常に緩いので上記2種と比べてかなり出しやすい。

最大の特徴は墓地にある「ガンドラ」モンスターの種類に応じて凶悪さの上がる除去効果である。
1種類しかない場合でも自身以外のカード破壊、2種類なら破壊の代わりに全除外、
3種類以上*1なら墓地のカードもまとめて除外すると言う凄まじさを誇る。
除外されたカードの数×300が攻撃力に加算される関係上、出来る限りは2種類以上の「ガンドラ」モンスターがいる時に発動するのがベスト。

しかし、3種類以上の時の効果を使えば大体勝てるとは言え、
墓地の「ガンドラ」モンスターが空っぽになってしまうので2発目以降の発動が狙いづらく、墓地を絡めた自分の展開の妨げにもなるので可能なら発動ターンにケリをつけたい。

また、高打点を狙う為に異次元の裂け目やマクロコスモスなどを使いたくなるが、墓地に「ガンドラ」を送りにくくなるので発動タイミングには要注意。

現れろ!赫焉の閃光放つ黒金の暴竜!
破壊竜ガンドラ(ギアス)

《破壊竜ガンドラG》
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの攻撃力は、除外状態のカードの数×300アップする。
(3):LPを半分払って発動できる。
フィールドの他のカードを全て破壊し除外する。
その後、デッキから「光の黄金櫃」のカード名が記されたレベル7以下のモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターのレベルは、この効果で破壊したカードの数だけ上がる。

LEGACY OF DESTRUCTIONで登場した3枚目のリメイクカード。
「ギアス」は原作の封印の黄金櫃と似た意図で使われた劇場版の罠カード、ファイナル・ギアスからと思われる。
攻撃力が除外状態のカード数×300アップする仕様はギガ・レイズと同じで、自分の場に光の黄金櫃があれば特殊召喚可能になっている。
光の黄金櫃自体がこのカードをサーチ可能なのですぐ降臨させる事が可能。
ライフを半分払って発動する破壊効果は自身以外を破壊して除外しつつデッキから光の黄金櫃のカード名が記されたレベル7以下のモンスターをリクルートし、そのモンスターのレベルを破壊したカードの数だけ上げるする効果に。
要は原作の記憶編における表遊戯vs闇バクラ戦の「ガンドラで全体除去→サイレント・ソードマンで追撃」を再現する効果であり、サイレント・ソードマン・ゼロもしくはサイレント・マジシャン・ゼロをリクルートしてレベルを上げて攻撃力を上昇させ、ガンドラGと合わせて総攻撃と言うデザイン。
光の黄金櫃にはモンスター効果で破壊されない耐性があるためガンドラGの効果では破壊されず場に残り、リクルートしたサイレント・ソードマン・ゼロorサイレント・マジシャン・ゼロのカウンター効果も有効になるため綺麗にコンボが繋がる。



追記竜ガンドラは場のすべての項目を修正し、アニヲタWikiから取り除く!

デストロイ・ギガ・レイズ!


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最終更新:2024年04月05日 23:09

*1 現時点では本家ガンドラ、X、ギガ・レイズ、Gの4種類のみ。