エーデルガルト=フォン=フレスベルグ

登録日:2019/08/22 Thu 01:16:57
更新日:2024/04/09 Tue 14:34:47
所要時間:約 36 分で読めます


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FE FEヒロイン FEヒーローズ FEラスボス わからせたい アイムール アドラステア アドラークラッセ アーマーロード エガちゃん エガちゃん←私のことはエルって呼んで エンゲージ エーデルガルト=フォン=フレスベルグ カイゼリン カナヅチ ゴリラ ソガちゃん デガちゃん ハガちゃん バイセクシャル フレスベルグの少女 ラスボス系ヒロイン ロード 伝承英雄 加隈亜衣 同性ペアエンド数最多 同性婚 壮絶な過去持ち 女帝 師大好き 悲劇のヒロイン 悲劇の人生 意外と乙女 所要時間30分以上の項目 斧の会 江頭2:50ちゃん 炎の紋章 白髪 皇女 皇帝 真面目過ぎた女 紋章士 級長 義姉 覇道 覇道系ヒロイン 見えざる斧の会 貴族 風花雪月 黒鷲の学級



言葉の表しか見ないようじゃ、名君にはなれないわ。


出典:『ファイアーエムブレム』総合Twitter、https://ux.nu/PfUSu、19年8月3日閲覧、
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概要

『エーデルガルト=フォン=フレスベルグ』とは『ファイアーエムブレム 風花雪月』の登場人物

CV:加隈亜衣


長い白髪とおでこを出した髪型が特徴の美人。17歳。158cm。6月22日生まれ。
アドラステア帝国の皇女で皇位継承権1位、「黒鷺の学級」の級長。


人物

趣味は読書、一人で散策することで、暇なときは何もせずゴロゴロするのが好き。
絵を描く事も好きなのだが、自分では下手だと思っているため、描いた絵を見ようとすると取り乱すほど恥ずかしがっている。

嫌いなものは古い価値観、紋章、ネズミ、鎖、泳ぐこと、取り乱すこと。
古い価値観というのは、教会やら貴族制度やら今の帝国を構成する要素そのもののこと。
ネズミは主に過去の経験によるもののようで、若干笑えない。
また泳ぐことが嫌いなのは単にカナヅチ泳げないからであり、海が怖い。

フレスベルグ家に受け継がれてきた「セイロスの小紋章」を身に宿し、これのおかげで女の細腕でも大斧を自由自在に振り回したり、重装の鎧を着こなしたりすることができる。
また主人公と同じ「炎の紋章」も身に宿しているが、諸事情のため隠しており、主人公との支援がC+にならないと明かされない。

また斧に対してもこだわりがあるようで、【フェーちゃんねる 2020.3.31】にてヒーローズの世界に召喚されてから『斧の会』が気になっていると判明。
そして上記の事が判明して1年後の21年2月の「想いを集めて 命が刻むもの」でアクアフレデリクと共に『見えざる斧の会』という新組織を立ち上げたと明らかに。
この団体は大々的に勧誘している『斧の会』とは違い、「秘めやかに密やかに、品位を持って斧の価値を世の中に浸透させる」ことを目的としている。

名前が長いためプレイヤーからは「エガちゃん」という愛称をつけられてしまっている。
作中では幼少期のあだ名として「エル」、ドロテアからは「エーデルちゃん」、ハピからは「ガーティ」と呼ばれる。

性格は皇女らしくクールで努力家であり、個性的な黒鷺の学級の生徒をまとめている。
ただ自分を基準に物事を考えてしまう悪癖があり、カスパルからも指摘されている。

黒鷲の学級を選ぶと、主人公の事は「(せんせい)」と呼ぶようになる。この表記は作中通してエーデルガルト専用のもの。
他ルートだと普通に「先生」表記に。
そして、黒鷲の学級を選んでかつエーデルガルトと敵対する「銀雪の章」でも「師」表記のままなので……

従者のヒューベルト=フォン=ベストラと出会ったのは4歳の時らしい。以来彼を信頼している。

エーデルガルトの母親は後にファーガス神聖王国のディミトリの継母になっていたため、彼とは義理の姉弟になる。
本人も気付いていなかったが、実はディミトリが初恋の相手。彼からもらった短剣は後述の境遇においても密かに心の支えになった。


演じる加隈氏はFEifにてフローラを演じている。
フローラは暗夜・透魔編でのみ仲間にでき、その二つでも条件を満たさねば仲間に出来ない一種の隠しキャラみたいなものだった。


経歴

1162年にアドラステア皇帝イオニアス9世の四女として生まれる。
母親は数多くいる側室の一人であり、そのため彼女は11人兄妹の一人であり、上に8人、下に2人(うち一人は妹)がいた。
しかし不幸が続き彼女の兄妹は死んだり病に倒れたり正気を失ったりで継承権を失い、結果的にエーデルガルトが唯一の皇位継承者になる。


現在のアドラステア帝国の皇帝は彼女の父・イオニアス9世だが、『七貴族の変』にて宰相のエーギル公爵家に権力を奪われ、ただのお飾り皇帝になってしまう。
エーデルガルトは皇位を継いだ暁には権力を公爵家から取り戻し、貴族制や紋章主義制を廃止すべく、士官学校時代から水面下で動いている。
また貴族制度の廃止を目論んでいる事からも分かる様に世襲制度も廃止しようと考えている。勿論皇位を自分の子に継がせる気もない。
フェルディナントと結婚した場合、実際に世襲制を廃止して二人の子供は親と違う道に進んだと語られている。

+ 以下ネタバレ
実は『炎帝』の正体。
「闇に蠢く者」と協力し、ガルグ=マク士官学校で起きる事件の裏で暗躍していた。
エーデルガルト=炎帝という伏線は色々張られており、炎帝が出るのはエーデルガルトがいないシーンだけ(黒鷲の場合がわかりやすい)、小さい背丈・ダサい素質のある名前と衣装などで察せられる。
なお、ヒーローズにエーデルガルトが参戦した際に持っている武器が炎帝の斧にそっくりだったことから、発売前からヒーローズのプレイヤーに炎帝の正体はバレバレだった。


こうなったのには理由がある。
前述の兄妹たちが全滅した不幸だが、実は人体実験の結果である。
権力を手にしていた一派……「闇に蠢く者」は「強大な皇帝には強大な紋章を」という考えの元、皇帝の子供たちに人体実験をしたのだ。
結果的に唯一の成功例となったエーデルガルトは髪の色が白くなったのと引き換えに『炎の紋章』を得た。
同じく紋章が二つあり髪が白いリシテア=フォン=コーデリアも実験体。
このことは父であるイオニアス9世も知っていたが、闇に蠢く者が化けていた宰相一派に権力を奪われていたため何もすることが出来ず、
自分の子供たちが実験台にされていく様をただ見ていることだけしかできなかったという状況だった。
エーデルガルト自身も劣悪な環境で実験台にされる中で、兄弟たちが壊されていくのを見ているだけしかできず、このことが大きな心の傷となっている。

この紋章の負の側面の極致とも言うべき闇から生き残ったエーデルガルトは、兄弟たちを奪い父を苦しめた世界の在り方に疑問を覚えるようになり
そして同時に紋章を人に与え、それを至上とする教義を作りながらもそこから生まれた弱者の救済を行わない女神と教団に強い不信を抱くことになった。
まぁあるルートでは紋章を人に与えたのは『闇に蠢く者』だったと判明するが、一方の教会側も清廉潔白とは決して言い難い。戦争なんてそんなもんである。
さらに教会の大司教を務めるレアが、人間ではなく女神の眷属であることをフレスベルグ皇家の伝承から知り、
人外の存在とそれらの論理による人間の支配が、フォドラ大陸で行われていることを知ることとなる。

やがて兄弟たちの中で唯一生き残った自分の使命として、教団=神の支配並びに、
人を人と思わず裏で暗躍する闇を蠢く者の双方からフォドラの解放と防衛を決意し、従者であるヒューベルトと共に行動を開始。
帝国は彼女が生まれる以前から暗躍していた闇に蠢く者によって既に実質的な権力を奪われていたため、もはや奴らの都合で動かざるを得ない状況であり、
また教団と事を構えるにあたって帝国内の戦力だけでは不足であったこともあって、一旦彼らと表向きは協力して*1教団と敵対。
まあシナリオ開始時点で闇に蠢く者たちのネットワークは既に広く深い範囲でフォドラに浸透しており、
北の王国にはコルネリアが、東の同盟(と、教会)にはソロンが既に潜り込んでおり、外に助けを求めることが出来ない詰みの状態からスタートしているので、
闇に蠢く者と手を組みながら反逆のチャンスをうかがうしかなかったとも言える。ほんと闇に蠢いてる場合に限りは有能なんたけどねえ……。

最終的には両者の打倒を目指して、フォドラ統一という覇道を歩み始める。
またそれが成就された場合、教団の権威付けと紋章制度に裏打ちされた貴族社会が崩壊することと、現行の行き過ぎた紋章主義による貴族社会の腐敗も問題視しているため、
紋章の有無そのものに囚われない実力評価主義社会の必要性を考えており、これを以て紋章を持たない者の救済を行おうと考えている。

つまりエーデルガルトの行動方針の根本はディミトリと同じく「弱者救済」である。
しかしディミトリの言う「弱者」が文字通りの弱者を含むのに対し、エーデルガルトの言う弱者は「社会構造による弱者」となる。
ようは「強者になる意思はあるけど社会がそれを許さない」という立場の弱者救済のために、社会を壊そうとするのがエーデルガルトなのだ。
そして彼女は「強者になる意思がない(∋意思すら奪われた)弱者」を「ただの甘え」と断じていて、救済する意図は持っていない
故に真の弱者は宗教なり家族なりが支えなければ立ち上がれない事を知っているディミトリはエーデルガルトの思想に共感できず、話し合いで折り合いをつけることもいつしか不可能になっていった。

無双で掘り下げられていたが、エーデルガルト自身はレア個人に恨みはないため、「表舞台からの退場」を望んでいるだけで積極的に殺すつもりはなかったようだ。
本編ではエーデルガルトがレアの地雷を踏んで和解が不可能だったため、殺すことにしたようだ。
そのため、無双でクロードが「レアを殺そう」と言い出した時には引いていた。

設定的にほとんど従来のFEにおける敵役キャラがベースになっており、神からの自立のために戦争を仕掛けたという点では外伝Echoesルドルフ皇帝と同じ*2
ただ向こうは急いで自立しなければ神と共倒れという緊急事態のため戦争という手段を取ったのに対し、
エーデルガルトの方はそこまで急ぐ理由はないものの、どこかで行動を起こさなければセイロス教会による差別の蔓延る平和と、
『闇に蠢く者』たちの策謀による被害が続いてしまうだろうという危機意識に基づいている。

ちなみに『ヒーローズ』ではエーデルガルトの「力による人間の革新」という方向性が、邪神ドーマに似ているとミラから思われている。




性能

黒鷲の学級と帝国ルートにおけるロード枠
成長率は非常に良く、合計成長率は全キャラ中圧巻の一位。
特に魅力は60%で伸び、次いで高い力は55%、魔力・技の45%と続く。
またメイン武器は斧で、専用のクラスはアーマー系というヘクトル以来となる斧ロード。女性としては初。

個人スキル『皇帝の血統』は他級長と共通の獲得経験値増加の効果で、第2部では『皇帝の血統+』となり待機選択時に1ターンの間魔防+4の効果が追加される。
紋章は戦技使用時、たまに威力が上昇する『セイロスの小紋章』*3と稀に与えたダメージの30%回復し、ごく稀に威力上昇・敵の反撃不可にする『炎の紋章』*4
また専用クラスとして、アーマーロード・カイゼリンがある。


力・魔力・魅力の成長率がどれも高いため、物理に魔法に計略にと攻めに関しては圧倒的な強さを誇る。
斧使いとしては技も高めの水準であることも嬉しい。
加えて持っている紋章がどちらも火力を底上げする性能のため、不安定さは残るがスペック以上の一撃を叩き出すこともあるというまさしく攻めの鬼。
速さに関しては級長の中では一番低いが、それでも中の下程度であるため大きくヘタレることも少ない。
難易度ノーマル~ハードで困るほど低くはなく、遅い相手になら追撃も出せる程度になる。
しかし敵のステータス、特に速さが爆上げされるルナティックでは一転して繊細な扱いが必要に。
また、確かに全部のステータスが上がりやすいものの、バランス型両刀の成長率であり、割と頻繁に中途半端にもなる。

耐久面に目を向けると、専用職がアーマー系である割には素の成長率ではそれほど硬くもなければ遅くもない。
壁役にするなら兵種補正・騎士団・盾等でしっかり守備力を補強する必要がある。
その代わり魔防は物理系にしては高め、速さも極端に遅いわけではないので魔法で追撃されて即死という事故は起こりにくい。

魔法が得意な生徒が多い黒鷲の学級の級長らしく、ステでは魔力も伸び授業で才能開花するのも理学となっている。
ただし覚える魔法こそ攻めっ気があって使いやすいのだが、そもそも特定の兵種に就かなければ魔法が使えないため、普通にプレイすると宝の持ち腐れ。
なので活用のためにはもっぱらボルトアクスなどの魔法武器で高防御の敵の対策に使う…という程度になる。


しかし、彼女の攻めで欠かすことが出来ないのは、2部に入ってから手に入る専用斧、紋章石改造武器『アイムール』によって使える専用戦技『狂嵐』。
威力が高く単純に強いというのもあるのだが、何といっても圧巻なのがその特殊効果。


「攻撃後、再行動可能」

「攻撃後、再行動可能」


なんとこれを繰り出した後に再行動ができる。つまり100%『疾風迅雷』が使えるのである。
しかも『狂嵐』使用後にまた『狂嵐』を使うこともできるため、疾風迅雷ではできなかった1ターンに3回以上の行動も可能。
各種応援や「特別な踊り」、そして移動力+5の「神速の備え」も維持したまま複数回動けるため相乗効果が大きい。
このため、敵を再行動の踏み台にして一気に切り込んでいく鬼のような攻めが出来る。

ただし今作には武器の使用回数があり、戦技は大きく回数を消耗させるため、
アイムールの使用回数との兼ね合いで、最大の状態から壊れるまで使い倒して1マップ5回が限度。
しかし5回“も”使用できる*5と考えると、これでも十分すぎるほど破格の性能である。
このため戦場を縦横無尽に行動しまくり敵陣を壊滅させていく、覇道まっしぐらのエーデルガルト様を拝むことができる。
ただ修理にはレア素材のアガルチウムが必要になるので、使いどころはしっかりと考えたい。
EP.16のアリアンロッド攻城戦でのタイタニス・2部のフリー戦闘の一部に出現する巨虫をアーマーブレイクすれば集められるので、
その後の王国・教団との決戦を楽にするためにもここでしっかり集めておこう。

ちなみにクリアボーナスか名声値交換で入手できる「空竜の証(セイロスの紋章アイテム)」を所持しているユニットであれば、エーデルガルトでなくとも『狂嵐』を使用可能。
ただし武器耐久の消費がより激しくなり、1マップで最大4回しか使用できなくなる。
それでも十分強力なので、エガちゃんを斧使いにしていない場合は一考の余地あり。

第二部開始時に連れている小隊は重騎士による「覇鎧隊」。計略は前方2×5マスを炎上地形にする「猛火計」。焼くの好きすぎない?
物理職系の小隊にしては珍しく魔力が上がるが、回避-10というなかなかに重いデメリットがある。
しかし重装系かつ魔法も伸びやすいエーデルガルトとの相性は抜群。
前述の高い魅力で高火力・高命中かつ広範囲の敵を足止めすることが出来る。
魔法系のユニットとの相性も悪くないが、優秀な計略と防御補正を若干持て余しがちになる。


職は普通に斧が得意な職を選んでいけば特に問題はない。
中級職には級長専用クラスの『ロード』があるが、そちらにするよりかは斧が使えるブリガンドにして
マスタースキルである『鬼神の一撃』を取得させたほうが、火力をさらに高められるのでその後の戦力アップにも繋がる。
しかしながら、ロード時の衣装および戦闘モーションは一見の価値あり。

第二部に入った後は専用職であるアーマーロード→カイゼリンで使用していけば間違いはない。
カイゼリンは兵種マスターで専用技『閃花』を習得でき、威力もさることながら敵を移動不能にする効果がオイシイ。
ルートの都合上、せっかくマスターしても使える期間が短いのが惜しまれる。
この場合第一部でアーマーナイト&フォートレスを経由してレベルを上げておくと、壁役としての活躍もかなり見込めるようになる。
ただアーマー系らしく足回りに少々不安が残るので、『行軍の指輪』や『ワープ』での補助があると色々と楽。

専用職を無視してドラゴンナイト&ドラゴンマスターを目指すのも有力。
自力で大きく移動して敵陣に切り込んでいく運用ができる。進軍と攻撃を重視するならこちら。
移動力が高いぶん、アイムールの使い勝手が良くなる点も魅力。

他には、剣術得意を活かし、(剣士→)ロードor盗賊からのソードマスターを目指す選択肢もある。
この育成ルートの場合は、力・技・速さをバランス良く強化できる。

魔力の成長率が良いため、魔法職での運用も無難にこなせる。
……が、HPと守備にマイナスの補正がかかり、若干打たれ弱くなるのがネック。
素で力がよく伸びるので魔法職経由でも 力>魔力 となることが少なくなく、結局斧や剣を振っていることも。
また、女性なので最上級の魔法職が目指せるものの、信仰が不得意な点が後々響く。
魔法の適性自体は十分高いのだが、物理職のほうが強みを生かしやすいこともあり、あえて魔法職を選ぶメリットは少ない。

ただ、例外的に「踊り子」になる場合はその限りではなく、第二部でアイムールを手に入れてからは狂嵐で敵を好き放題に殴り回り再行動しながら進撃して行き、
遥か彼方にいる味方を更に再行動させたりする事も出来るのは彼女にしかできない芸当でもあるので、一考の価値がある。
あれ、魔法は?


+ 覇道の末路 ※王国ルートのネタバレ注意
覇骸エーデルガルト(覇骸皇帝)
王国ルートのラスボス。通称は「ハガちゃん」。
帝国と協力関係にあった闇に蠢く者が(王国軍によって知らず知らずのうちに)崩壊し土俵際まで追い詰められた結果、完全に人間をやめ異形の姿と化したエーデルガルト。
魔獣属性となっており、他の魔獣と同じようにダメージ軽減効果を持った覇鎧障壁を備える。ただし一般的な魔獣とは違う点も色々とある。具体的には・・・

  • 前半戦は威力が低い代わりに超長射程の遠距離攻撃『炎の紋章の力』を使用、
    誰かが玉座の間に進入したターンの敵フェイズ開始時以降は最大射程6の『双紋章の力』へ移行する。
  • 移動はしない(玉座に居座り、常時防御/耐魔+5、回避+40、自動回復30%)代わりに常時2回行動必ず異なる2体を対象に攻撃し、1体のみの場合は2回目の行動は待機。
  • HPストックが3つある。よって4回撃破しなければならず、3段階目からHPが増加、最終段階は更に増える
  • ユニットサイズは1x1で一般兵と同じ。障壁も1枚。
  • 覇鎧障壁は帝国産の人工魔獣と同じく耐久2でダメージ半減&必殺無効化特性つき。
    しかも動揺やアーマーブレイクが発生しない=破壊しても行動不能にならず、更に敵軍フェイズ終了時に障壁が問答無用で復活する。
  • 『応撃』を持っているため、反撃不可特性がない攻撃に対しては全て反撃する(HPが0になった場合は反撃しない)。
    前述の行動不能にならないという特徴もあり、安全に攻撃する手段がほぼない。
  • その上でHPストックを減らすごとに追加されるスキルが凶悪。1つ減るごとに『待ち伏せ』、『攻め立て』、『怒り』と増えていくが、
    特に最終段階の応撃待ち伏せ怒りコンボが必殺率+50で必ず先制攻撃と極めて危険
  • 当然ながら『大将星』持ちのためデバフを含む弱体効果は全て無効。魔物特効も無効で、『全ての敵に有効』属性の攻撃すら有効扱いにならない。
    よって障壁を一撃破壊する手段が効きのとても悪い計略しかない
  • 予告の後に使用する猛撃『骸花』は範囲内の1ユニットを中心に距離2マス分、合計13マスが加害範囲なのだが、
    命中した対象に防御無視ダメージ&動揺(移動不可、騎士団無効化、全能力10%ダウン)とこれも非常に危険。

グロンダーズの戦いや他ルートにおける帝都戦のように規格外の単発火力や計略を持っているわけではなく、
ステータスもラスボスとしては低めだが、常時2回行動なうえ武器『炎の紋章の力』の射程が最大27(ハードは30)
命中率自体は高くないもののほぼ四六時中攻撃が飛んでくる。
ただし、有情AIになっており同じユニットへ連続攻撃はしない。してきたら魔法系は軒並み出撃不能なので致し方なし。
とはいえ色々と危険な要素ばかりではあれど、障壁さえ突破すれば額面通りのダメージは通せる上、
今作が全体的に攻撃力インフレ気味なのもあり真価を発揮する前に倒されてしまいがちだったりもする。

……というのはハードまでの話。ルナティックではステータスという弱点を取り払った猛烈な強さでエムブレマーへ挑戦状を叩きつける。




■支援会話

他のロード枠は異性の主人公としか支援Sがないが、彼女は同性でも支援Sにすることが可能なバイ。
その他、ベルナデッタ、ドロテア、リシテア、マヌエラ、DLCキャラのコンスタンツェといった女性キャラともペアエンドが可能。
コンスタンツェの追加によりペアエンド可能な同性が主人公(男女ともに5名ずつ)を抜いて6名と全キャラトップ。
更にペアエンド可能なキャラが同性異性ともに同数となる唯一のキャラクター。

ヒューベルトとの支援では今まで聞いていなかった一面を聞かされ驚いたりしている。


台詞

  • そうに決まってるでしょ。言葉の表しか見ないようじゃ、名君にはなれないわよ。
  • ロナートに味方をした民は彼らなりの正義のために戦っていた。だから彼らを単なる犠牲者のように扱うのは、私は間違っていると思うわ。
    私たちは相容れない正義を持つ相手を、排除して進んでいくしかないのよ。
    その相手が、例え神のような存在であったとしても……。
  • 私は、きっとロナートと同じ。己の正義のために民に命を賭けさせる皇帝になる。そうしなければ大事は成せないし、その民たちの死は、無駄にしない……。
  • ……師。こんな時間に、どうしたの?
    (「夜這いに」を選択)
    よば……!? 師、意味が分かっているの!? ……冗談よね。もう……驚かせないで。
  • 民に教育の機会を…………そんな事まで考えていたのね、フェルディナント。
    貴方みたいな人が、私の側には必要なのかもしれない。強い信念をもって、私に真っ直ぐ異論を唱えられる人が。
  • ……少しごろごろしていたの。偶にはいいでしょう? 帝国ではする暇などなかったのだから。
  • ……次に会った時が、どちらかの道が途絶える時だと思っていたわ。
    先生の歩み、ここで止めてあげる。……永遠にね。
  • ここには、私の討つべき「敵」と似た者もいる……知識を得る良い機会だわ。貴方も新しいことを学んでみたら?
  • 同じ皇女としては、ヴェロニカ殿のことが気にかかるわね。自分の意志でないのなら、私が解き放ってあげたい……。


ファイアーエムブレム無双 風花雪月

風花雪月のスピンオフにも引き続き級長の一人として登場。
最初の課題授業で捕らえられていた士官学校の生徒を救出したことで、彼女の覇道は大きな転機を迎える。

+ 無双ネタバレ
シェズの入学・モニカの救出によって、中央教会に闇に蠢く者が潜り込んでいたことが早々に白日のもとにさらされる。
これを好機と見て、闇に蠢く者とその協力者を帝国から一掃する予定を前倒しで実行する。
同時に王国領は内乱、同盟領はパルミラからの侵攻の対応に追われる有様で、
3国すべてが戦後処理などのため学生生活どころではなくなったため、士官学校がシェズ入学からたったの2か月で休止された。

更に王国と同盟が戦後処理や内部の統制に手間取っていた一方で、
後顧の憂いを断てた帝国は強引ではあるが改革を進め、南方教会を事実上の傘下に置き、 わずか2年で戦争への準備を整えて宣戦布告 。ガルグ=マク大修道院へ攻め入り三つ巴の戦争を始める。
その後レスター諸侯(主にクロード軍と面従腹背していたグロスタール伯)からは思わぬ反撃を受け、王国との戦線もアリアンロッドを挟んで膠着状態となるが、
中央教会を打倒するという目的が一致したレスターと手を組み、共に王国に攻め入ることになる。
同時期に雌伏していた闇に蠢く者が再び活動を再開し、中央教会からの支援を受ける王国との新たなる三つ巴の戦争に発展する。

闇に蠢く者との関係を断つことで、炎帝としての暗躍や紅花の章のような強引な手段を取る必要もなくなったことで精神面はかなり落ち着きを見せている。
シェズやクラスメイトに気遣いを見せたり(特にベルナデッタには父親の事で落ち込んだり狼狽したりするとすぐにフォローを入れている)、
民が犠牲になった際には心を痛めたりと、本来の心優しい王としての姿が垣間見える。

また紋章主義や中央教会は滅ぼすべきと考えているものの「レア本人」に対してはそれほど恨みを持っているわけでもない事が判明した。
その代わり闇に蠢く者からアイムールを受領できなくなり、真ルート16章の評価Sまでお預けになるが、
それ以外で火力要因が大きく増えており、普通の武器でも割とどうにかなったりするので実用的には問題にならない。
無双シリーズやRTSの例に漏れず、攻撃速度、機動力といった速さが重要視される本作において斧、アーマーロード、カイゼリンという点で悲しみを背負っているが
(騎馬・飛行特攻のデメリット対策を装備で用意し)機動力のあるグレートナイトかドラゴンマスターにすることも選択肢に入れたい。

なお空白の期間が原作の5年から2年になった事で、身長が原作2部ほど伸びなかったキャラも多い中、エーデルガルトだけはむしろ原作とは逆に4㎝も身長が伸び162㎝となっている。

しかし王国編では時を経て表舞台に戻ってきた闇に蠢く者の魔の手にかかり、自我を封じられ覇骸化。帝国の実権も自らの記憶も失い、最後まで人形としてこき使われる羽目に……。




DLCで追加される紋章士として登場。
「三級長の腕輪」に宿る「三鼎の紋章士」で、名前の通り一つの腕輪にエーデルガルトの他、ディミトリ、クロードの三人が宿っている。

紋章士としての能力は、ターン毎に三級長のうちの一人がランダムで力を貸すという形で、力を貸す級長によって使用できる計略や強化される武器種が異なる。
なお、「戦技」コマンドは力を貸す級長に寄らず「狂嵐」「無惨」「落星」の三級長のものいずれかを選択可能。
エンゲージ武器は「アイムール」「アラドヴァル」「フェイルノート」と三級長の専用武器。

他、DLCで入手できる紋章士の腕輪の他に、装備アイテムである絆の指輪に「エーデルガルトの指輪」が存在している。
貴重なスキル付き指輪の一つで、装備すると自分から攻撃した時に「与えた総ダメージ」%の確率で相手をフリーズ状態にする効果の「閃花」スキルが付与される。





私はアドラステアの皇位継承者、エーデルガルト=フォン=フレスベルグ。

私に命ずるなら、相応の覚悟を持つことね。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーにはゲーム発売前の2019年7月に参戦。イラストは須田彩加氏。
下級職からで緑属性の斧・歩行ユニット。
最近は種類が増えてきたので「歩行エーデルガルト」で通称「ホガちゃん」と呼ばれる事も。
この世界には自身の敵である竜族がいる事を知り、彼らから知識を得ようとしている。
ただ実装時点でヒーローズに参戦している竜族の大半は幼女、残りも邪竜のようなヤバい奴が多いので、満足できる知識を持っていてかつ相手をしてくれそうな相手はナーガドーマくらいだった……
が、しばらく後にソティス、更にはセイロスが実装されたので直接!会話ができる状態になってしまった。記憶喪失でよかった

武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
周囲2マス以内の敵と味方の数(自身と戦闘相手を除く)が同じか敵の方が多い時、絶対追撃の『覇道の戦斧』

Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、守備+6になる『攻撃守備の孤軍3』
Bスキルに敵が剣、槍、斧、竜の時、戦闘中、敵の強化の+を無効にする『強化無効・近距離3』
Cスキルにはターン開始時、周囲1マスに味方がいなければ自分の攻撃、守備+6する『攻撃守備の奮起3』

総じて露骨にぼっち推奨なのが特徴。
自分は守備+12して相手の強化は剥がし、そのうえで容易に絶対追撃するため、生半可な剣士なら普通に返り討ちにできる。
対近接物理特化であり、魔防は低いので仮に「遠距離反撃」を積んでも対魔法は厳しい。

2023年4月のアップデートで『覇道の戦斧』が錬成可能。級長(通常版)最後の錬成となる。
錬成すると奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上の時、または、周囲2マス以内の敵と味方の数(自身と戦闘相手を除く)が同じか敵の方が多い時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、絶対追撃
HP制約が追加したことで面倒くさい人数比較が実質不要に。そしてステータス強化も加えた。
特殊錬成は自分から攻撃した時、または周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、ダメージ+攻撃の10%(戦闘前奥義も含む)
自分から攻撃した時、戦闘後、周囲1マスに味方がいなければ、自分を行動可能にする(1ターンに1回のみ)

もう一度言う。

自分から攻撃した時、戦闘後、周囲1マスに味方がいなければ自分を行動可能にする

ダメージ量が増えるだけに足らず、まさかの伝承版と同じ狂嵐を習得
歩行ユニットの恩恵もあって最初から二マス動けるので味方と離れる事が必要な伝承版(重装)と違い、機動力を維持し続けられる。
伝承版と同じように疾風迅雷と噛み合う。

また、『風花雪月』を代表する主役格の一人なだけあって、バージョン違いも豊富。
その数4種類(+α)と、2022年現在風花勢の中では一番多い。*6













「ニンテンドー」ステージのプチゲームの一つ「ファイアーエムブレム風花雪月」のレベル3に登場。
お題は「きもちを つたえろ!」で、お茶会で「たよりにしている」や「おうえんするよ」、「いつもありがとう」といった感謝の言葉を選べばクリア。
中には「たよりにている」や「おうえんすよ」、「いつもありとがう」といった紛らわしい言葉がまぎれており、選べばもちろん失敗。落ち着いて選ぼう。


追記・修正は師と蜜月を過ごしてからお願いします。

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最終更新:2024年04月09日 14:34

*1 エーデルガルト自身はこのことに強く反対していたが、最終的にはヒューベルトの説得によって苦渋の決断を行っている

*2 イメージカラーの「赤」もFEシリーズでは敵軍の象徴としておなじみであった。

*3 40%の確率で与ダメージ+5

*4 20%の確率で与ダメージの30%HP回復、6%の確率で反撃を封じる

*5 再行動1回+『狂嵐』5回で1ターンに最大6回行動可能

*6 炎帝を数に含まない場合、ディミトリと1位タイ。

*7 野良で「出禁」にされている他の恒常キャラは闇ディミトリ・闇レア・スルト・再行動持ちユニット

*8 ゲーム中のテキストでも「伝説の女王と、女帝となる少女」など正しい区別はされているので、素で間違えているわけではないと思われるが……