登録日:2019/07/10 (水) 00:23:52
更新日:2022/01/05 Wed 15:29:48
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モンスターファームに登場するモンスターの一種。初登場は
モンスターファーム3
一言で言えば、
ポケモンの
ラプラス(ポケモン)を踏襲したような、ネッシーなど水棲の
UMAをモチーフにした、
セルリアンブルーの体色のモンスターである。
同じ
水属性で
セルリアンブルーの体色を持つモンスターとして、真っ先に
ゲルと比較対象にされることが多いが、ヤツとの最大の違いは(
当たり前だが)
不透明であることだろう。
3の環境ではモンスター同士の合体という概念がない以上、(種族名)派生という概念も当然ないが、以降の作品で、コイツの血を引く派生種は、
ゲルと同じように、ほとんど例外なく水に絡む概念を含むネーミングになっている。
パラメータとしては、まずズバ抜けた
ライフの高さが目を引き、次いで前述の多芸さゆえに
かしこさも、それのみならず
ちからも高めで、単純な攻守の数値は高い。
一方で
すばやさと
じょうぶさは平均以下で、「丈夫さよりライフが大事」なモンスターファームのゲームバランスの都合上、
じょうぶさが低い点は潤沢な
ライフである程度誤魔化せるが、
すばやさが低いのは、、
命中と
回避が
素早さというパラメータでひとくくりにされている3のシステムの都合上、その時点で戦局に不利な展開を強いられるのはツラい。「どうたいしりょく(無条件で技の命中率うp)」などで補いたいところである。
幸い、
命中と
回避が再び分離した以降の作品では、
回避はともかく、せめて
命中は平均的に伸びるのが救い。
…もうお分かりだと思うが、コイツは能力バランス的には正真正銘
ワームの後継者なのである。…
属性的にはむしろ真逆な印象を覚えるかもしれないがw
ガッツ回復も移動速度も遅いと、これまたセンパイの特性を受け継いでおり、潤沢なライフで攻撃を受けつつ溜めたガッツによる補正の乗った一撃を加える戦法がメインとなる。
前述のとおり、
ちからも
かしこさも高いので、その火力は侮れないモノである。
さらにライフが高いモンスターの基本法則に漏れず、寿命も長いので、焦らずゆっくりと育成に取り掛かれる。
特にアドバンス2部作では、他に
ライフに優れたライバルがハブられていたおかげで、
ライフに関しては
事実上の独走状態と化しており、コーチシステムの都合上、
ライフのコーチとして引っ張りダコになったのは言うまでもない。
と、ここまでいかにも初心者向けモンスターとして優秀な部分がピックアップされてきたが、少なくとも
初心者は純血種は避けた方が賢明である。
別に露骨に初期値が低いわけではない、むしろ優秀な部類であるのは間違いないのだが、純血種には、
デメリット特性「あまえんぼ」があるためである。
その効果は
頻繁におねだりするようになるという割とシャレにならないもの。
プライドが邪魔して我慢するよりはマシだと思うかもしれないが、逆言えば、もし2に登場してたとして、
完全要求なし種族だったとしたら、
もうゾッとするどころの騒ぎじゃない話である。(なまじ
まじめ度はむしろ高い方なので、ありえない話じゃないのがなおさら恐ろしい話である)
と、この欠点はあくまでも純血種に限っただけの話。モンスターファームは派生次第でどうにでもなるゲームで、このレシオネ種とて例外ではない。理由こそ違えど、「初心者向けと謳っておいて、その実少なくとも純血種こそ初心者お断りだが、優秀な派生を選べば初心者向けという宣伝文句はまちがいではない」という点から
ディノに通じるものもある。
【技一覧】
前述のとおり、基本的な動作から、ダイナミックな大技まで一通りそろっており、
ダックンなどとは別ベクトルで、見るモノを飽きさせない。
後述のヒレはともかく、
あたまでビンタとはどういうことだ?!と突っ込みたくなるネーミングだが、その実態は頭突き…それも
本来むしろビンタされる側であるほっぺを打ち付けると、なにげにカオスな技である。
燃費は17と、なかなか軽く、ダイナミックな挙動から、威力も大ダメージ技として十分な数値をマークしているが、いかんせん命中補正が悪すぎて、しかもザワザワ道場で鍛えてもまったく改善されないので、すばやさの伸びにくいレシオネに通常育成での採用は難しい。
フルモン戦でも、いかに命中補正を補うかの工夫が必要だが、連発は効くので、運が良ければガッツ満タンからのラッシュでフルヒットすれば相当なダメージが、なんならそのままKOに持ち込むことだってできる、ビット技なのに、ある意味
ロマン技としての魅力にあふれている。
おなじみのしっぽビンタだが、この技はビンタと名がつかない。
消費ガッツは23と、ビット技としてはやや重めだが、優れた命中補正と火力を兼ね備えたなかなかに優良な技。
序盤にこの技を覚えていると、ちからを上げて、ガッツをためてとりあえずこの技を打てば勝てるという信頼感のある技である。
フル戦でも頼りになる技であることは間違いないが、3のシステムでは
ポケモンよろしく4つしか技を覚えさせられないので、本当に最後までこの技を使うかどうかはブリーダーのセンスの問題になる。
頭から音波を鳴らして相手を怯ませる技。
当然ガッツダウン技で、命中率もなかなか高いが、素のままではガッツダウン量がやや物足りないので、ガッツロックを狙うなら、最優先でザワザワ道場で鍛えることになる。
幸い主軸の片割れとなるであろうしっぽは、鍛えてもあまり変わり映えのしない技なので、その2点を最初から覚えている種なら、この技を中心に鍛えて、実践ならしっぽ一発当ててライフをある程度削ったら、あとはレシホーン連発でお手軽ガッツロックの完成という結構な外道プレイを敢行できる。
文字通りヒレで相手をはたく技。
消費は確かに軽いが、威力が物足りないので、この技を使い続ける価値があるかというと疑問が残る。
その威力もザワザワ道場で鍛えても全く伸びしろがないので、ますます存在価値が疑問視される。
あえていうなら牽制に使い、ヒルミ(ちから、かしこさ20%低下、命中率40%低下)が出れば御の字といったところか。
どこからか物体を召喚して、敵にぶつける技。
その物体は派生種によってボールだったりタルだったり爆弾だったりと、色々変わる。
覚えた当初こそ、遠距離にシフトし、消費がやや重めになった代わりに性能バランスが丸くなったあたまビンタといったところだが、ザワザワ道場で鍛えると、加速度的に命中率が伸び、たちまち高火力高命中のお手本のような使い勝手のいい技に変貌するので、主力に据えるなら最優先で鍛えたい技だ。
もう覚えるためのアイテムから想像は容易だと思うが、勢いよく水流を相手にぶっ放す技…というよりこれでは水鉄砲というより
鉄砲水である。
命中率は低く、消費は32とそれなりだが、威力もガッツダウンも非常に高く、相手に決まればライフ・ガッツ両面で大打撃を与えられる前作の
ドラゴンのファイア系のような使い勝手の技。
みずのごくいとどうたいしりょくがあれば、迷わず覚えさせたい技だ。
鍛えなくても十二分なスペックを持っているのも使いやすさに拍車をかける。
これまたどこからかわっか状の物体を召喚して、敵に投げつける技。
これも派生種次第でベルトだったり、フラフープだったり、タンバリンだったりと色々変わる。
クリティカル率は全技中ぶっちぎりのトップで、威力も命中率もなかなか高く、さらにただでさえ高い命中率もザワザワ道場で鍛えると、もはや百発百中の領域にまで磨きがかかるので、使うなら最優先で鍛えたいところ。
ただ、威力は高いと言っても、消費40という重さの割にはあってないかな?と人によっては感じる数値なので、相手に応じてみずでっぽうと棲み分けをしたいところ。
まあ、その威力に関してもクリティカルの高さで十分ダメージを稼げると言えばそれまでなのだが。
なにが始まるんです?敵を頭で打ちあげて、延々と た か い た か ー い するんです♪
消費ガッツは
47と最重量級で、命中率も低いのだが、喰らった敵は
もっと恐ろしいモノの片鱗を味わったぜな心境に陥るのか、喰らったが最後すっからかんになるほどのガッツダウンを喰らう。
高いところから落とされた衝撃もすごいのか、ライフにも相当な大打撃を与えられるという、
ネンドロのようかい液のちから版のような性能バランスである。
もし
2に登場してたら、
逆上とのコンボを狙い、敢えて激ワルにしたレシオネが流行しそうなのが恐ろしい。
命中率は低いといったが、鍛えれば及第点以上程度には改善されるので、寿命に余裕があれば鍛えておこう。
それ以上に、
ゴーレムだろうが、
バクーだろうが
容赦なく打ち上げてしまうレシオネの怪力もまた恐ろしいのだがw
水生生物のセンパイの例に倣い、どこからともなく大津波を召喚し、敵を飲み込む。
3以降は、攻撃を回避する際、どう見てもよけられなさそうな攻撃で回避判定が出た場合、ガードの姿勢を取って防ぐ仕様になったので、「
しかし、MPがたりない!」なんて自体にはならないのである意味安心?
威力はレシオネとしては最高級を誇り、命中補正も非常に高いので、確実に相手にとどめを刺したいときにはこの技の出番となる。
その分消費ガッツも
50と、当然だが最高級なので、使う状況を見極める戦略眼は養いたい。
ダイビング。以上。
下から不意討ちで攻撃する性質上、
モギィのディグモッシュのように命中率は最高クラスで、威力も下手な大ダメージ技より全然高いと、ちから主体ならこれ一本で全然いける魅力的な技。
鍛えなくても十二分に強いが、最高レベルまで達すると、最高クラス一歩手前までの火力を得られるので、これも寿命に余裕があるならできるだけ鍛えてあげたい技である。
【主な派生種】
純血はゴート派生。
地域としての特色を醸し出しつつも、水棲生物としてのコンセプトは全派生種に共通してしっかり守ったデザインである。
ブリリア派生。
藤色の体毛と、おしゃれな髪型が特徴で、本人のナルシストな性格がよく表れている。
ナルシストとは、魅了技に耐性を持つ性格で、ガッツダウンに強くなるので、ガッツ回復の遅いレシオネにとって非常にありがたい。
ちからと
かしこさはワンランクずつ低下してしまったが、元々高い
ライフが一気に最高にまで引き上げられ、耐久力にますます磨きがかかった。
初期技もしっぽとレシホーンとお手軽ガッツロックセットが揃っているのもポイントである。
なお、以降の作品では
ジール…ではなくなぜか
デュラハン派生である。
何故だ?!
カララギ派生。
その名の通り、背中に大きなハイビスカスの花を咲かせ、頭にも双葉が生えているチャーミーな種。
…だったのだが、以降の作品ではこれまたなぜか
ロードランナー派生として登場しており、とうとう4では
自慢のハイビスカスの花すらオミットされるという、名前負けも甚だしい(花だけに)事態に陥ってしまった。
ちからがガタ落ちしたが、
かしこさが上昇したので、
延々とみずでっぽうやらつなみやらを垂れ流す、一発屋スタイルが有効である。
後述のグリリーフにも言えることだが、ようりょくそという休養したときに取れる疲労回復が大幅に上昇するという特性を持つ。
オイリー・オイルなどない今作に於いては、特に非常に有難みを噛み締めることになる特性なので、ある程度ハードなトレーニングスケジュールを組み込めるのが非常に大きなメリットとなる。
しいて言うなら、寿命がやや縮み(それでもロードランナー並みには生きるが)、成長も早熟になってしまったのがデメリットと言えるが、ようりょくそのメリットの前ではもはや些細なことと割り切っていい。
モークス派生。
今まで
リーフと名が付くモンスターがプラント派生として登場したので、コイツこそがプラント派生ということだろうか?
丈夫さが改善されたはいいのだが、
ライフは下がってしまい、むしろ耐久面はやや頼りなくなってしまった。
とはいえあくまでもレシオネとしてはの話であり、実際の耐久力は十二分なレベルではあるのだが。
そんなことよりも、コイツも名前に恥じず、ようりょくそ持ちなので、ハードな育成に耐える。
さらにしんちょうと、ガッツ補正を大きくするという、重いレシオネにとってはキチガイに刃物な性格をしているので、バトルでも特に優位に立ち回れる。
問題は初期技の火力がしょっぱすぎることなので、なるべくストーンやオーブを用意して御膳立てをしたうえで育成を始めたい。
寿命はレシオネの中で最長なので、特に余裕を持った育成ができるのもまた好印象である。
タクラマ派生。
王族を背に乗せていたという輝かしい実績故に、レシオネの中で特に誇り高い性格をしている。
ゆえに言葉には気を付けなきゃいけないが、2のシステムでいうと激ヨイに相当する性格、つまりおねだりは基本的にしない上、
大成功を連発することで特に化ける可能性のある逸材である。
そんな彼女だが、なぜか以降の作品では
ニャー派生と、ただでさえ謎チョイスの多い派生の顔ぶれのなかで、ひときわ異彩を放つ存在となってしまっている。
確かにニャーは水嫌いな一面があるので、そこから砂漠の派生としたのかもだけど、それでも普通にコイツも水の技を使うので、
矛盾塊っぷりが目立つ、ますます異様なレシオネである。
能力適正としては、
ライフと
かしこさが下がってしまい、耐久面が、特にかしこさ技耐性が頼りなくなってしまったと、純血の下位互換気味。
基本的にちから技主体で育てていき、あとは大成功連発に懸けよう。
追記修正は水芸を披露してからお願いします。
最終更新:2022年01月05日 15:29