青山剛昌

登録日:2019/05/25 (土) 20:39:14
更新日:2019/07/05 Fri 17:21:09
所要時間:約 5 分で読めます






『青山剛昌』とは日本の漫画家である。
名前は「あおやま ごうしょう」と読むが、本名は同じ字で「あおやま よしまさ」である。


プロフィール

生年月日:1963年6月21日
出身地:鳥取県東伯郡大栄町(現在の北栄町)


概要

週刊少年サンデーを代表する漫画家の1人。
眼鏡と口がついたナスビのようなイラストを肖像画にしており、大体ニカっと笑っている。『コナン』の作者紹介では毎巻あらゆる方法で死んでいる
自分の漫画の登場人物もこのようにデフォルメして描く事が多く、『まじっく快斗』の怪盗キッドのイラストが特に有名である。
代表作は『まじっく快斗』『YAIBA』『名探偵コナン』など。

1963年に4人兄弟の次男として生まれる。
県立由良育英高等学校を卒業後は日本大学芸術学部へ進学。
当初はアニメーターに憧れており、高校時代は美術部に所属。
大学では漫画研究会に所属していたが、そこにいた先輩の矢野博之に「漫画家のほうが儲かる」と言われた事で、漫画家を目指すようになった。

最初は週刊少年マガジン編集部に原稿を持ち込んだが、
編集長に「絵柄が気に食わない」、「マガジンでやっていくなら絵柄を変えたほうがいい」とダメ出しをされたので、マガジンでのデビューを諦めた。
その後、本屋で週刊少年サンデーに目が止まり、編集部に連絡して原稿を持ち込む。
そのままサンデーでお世話になる事となり、1986年に『ちょっとまってて』でデビュー、同作で小学館新人コミック大賞に入選した。

翌年には週刊少年サンデー増刊号で初の連載作『まじっく快斗』を発表。
その翌年には冒険漫画『YAIBA』の連載を週刊少年サンデーで開始する。
『YAIBA』の型破りなスケールと少年漫画の王道を行った熱い展開により、連載と同時に大人気作となる。
本作は青山の初の長期連載作となり、『剣勇伝説YAIBA』のタイトルで初めてテレビアニメ化された。

『YAIBA』の連載終了後は、編集部と相談して現在の代表作と言える推理漫画『名探偵コナン』の連載を開始する。
当初は「推理ものは好きだし自分もやってみよう」という軽いノリで描く事を決めたが、
当時はマガジンで『金田一少年の事件簿』(1992~2002、以降不定期)連載中とあって推理モノの連載にそれほど乗り気ではなかった。
(ちなみにアシスタントによれば、青山は『金田一』の犯人をよく的中させていたらしい)
「長くてもコミックス3巻くらいで終わるだろう」と考え、脇役のデザイン(ジンやウォッカなど)を適当に決めて連載を開始したが、
読者の反応が思ったよりも好評であったため、そのまま連載を続ける事となった。
1996年にはアニメ化、翌年には映画化もされ、人気に拍車がかかる。
そして2018年には単行本の累計発行部数が2億3千万部を突破し、『名探偵コナン』はサンデー史上最長の連載期間となっている。

他には「おススメの全一巻の漫画」としてよく挙げられる『4番サード』、『YAIBA』連載前に発表した数本の短編漫画がある。
後者の幾つかは『青山剛昌短編集』としてコナンスタッフによってアニメ化されている。

2017年には、療養と充電のため『名探偵コナン』の長期休載をしており、2018年にも編集部の意図で4ヶ月程休養している。
現在はメディアへの出演も多くなっており、『相棒』『世界一受けたい授業』などにもゲストとして出演している。


作風

初期は(内容も含め)少女漫画テイストが強かったが、段々と洗練された描画で描かれるようになる。
子供は丸顔、大人は輪郭が曲線的に描かれる事が多く、イケメンや美人の瞳は大きく描かれている場合が多い。
瞳にある三日月形の独特なハイライトは、青山が学生時代にハマっていた『戦闘メカ ザブングル』が元ネタ。
この個性的な形の瞳があるだけで一発で作者が分かるほどの独特さ。青山の最大の特徴といっても過言でなく、漫画やアニメのコナンパロは例外なくこの瞳をしている。
この瞳に次ぐ特徴が、横を向いた時などに描かれる白人もびっくりな高い鼻。

普段のマンガではそういった特徴的な絵柄だが、写実風のタッチで人物の顔を描くことも。
『コナン』の描き下ろしコーナー「青山剛昌の名探偵図鑑」では、
古畑任三郎や工藤俊作、杉下右京や湯川学、榎本径などなどを、演じた俳優*1そっくりに描き話題となっている。

クレヨンで描かれたカラー原稿も独特。

主人公とヒロインが幼馴染という設定が多い。
その理由は「幼馴染への憧れが強いから」とのこと。

また「登場人物の外見年齢が、ある日いきなり変化する」という展開も多い。
  • デビュー作『ちょっとまってて』は3歳上の彼女と同い年になる為にタイムマシンを作る少年の話
  • 短編『プレイ イット アゲイン』では老人が桜の木の奇跡によって十代の青年にまで若返る
  • 『YAIBA』では月の女王かぐやによってヒロインの峰さやかが老婆の姿にされる
  • 『名探偵コナン』では高校生探偵の工藤新一が謎の毒薬によって小学生の体になってしまう

「永遠の命」を作品に取り入れる事もあり、『快斗』では永遠の命をもたらすとされる宝石を巡って怪盗キッドと謎の組織が対決し、
『コナン』でも黒の組織の目的が永遠の命であるような描写がなされている。

ハッピーエンドを好む傾向にある。
バッドエンドが絶対にダメというわけではないが、映画『セブン』を見た事で「このような作品は絶対に描かない」と思うようになったという。

少年誌には珍しく、「恋愛関係にある男女」を表現する場合「裸の二人」をよく使う。

作品に自分の趣味、マイブーム、流行り物をよく取り入れており、『名探偵コナン』ではそれが躊躇に出ている。

元々アニメーター志望だった事もあり、劇場版『名探偵コナン』では毎回物語のクライマックスや重要なシーンなどで原画を担当している。


余談

小学校の卒業文集には「私立探偵専門の漫画家になりたい」と書かれていた。

兄弟に科学者と医師、親戚に教師と刑事がいるので、『名探偵コナン』を描くときによくアドバイスを貰っている。
また実家が車屋で1つ下の弟が継いでいるため、車関係の話題は出しやすいそう。
親戚の1人にお笑いコンビ「オキシジェン」の田中知史がおり、『名探偵コナン』で名前を使ったことがある。

2005年に声優の高山みなみと結婚したが2007年に離婚している。

年に一度「青山先生と話そうDAY」というファンとの交流会を開いており、そこで『コナン』に関する秘密などを教えている。
また「こなん通信社」の書き下ろしページ「シェリーのひとりごと」では、灰原哀の言葉を借りて原作に一言突っ込んでいる。

漫画・アニメでは『ルパン三世』と『機動戦士ガンダム』のファン。
登場人物のほくそ笑む表情は『ルパン』を元にしており、『コナン』に『ガンダム』モチーフのキャラを出している。
この2作以外にも、『めぞん一刻』『君に届け』『ちはやふる』『けいおん!』など様々な作品を愛読しており、自分の作品にも取り入れることがある。
余談だが『コナン』の少年探偵団は『ドラえもん』のいつもの3人が元ネタらしい。だとすると阿笠博士はドラえもんなのか。

ドラゴンクエスト』『モンスターハンター』などのゲームが好き。
特に『艦隊これくしょん -艦これ-』のガチプレイヤーであることで有名であり、ファンからの質問でも度々『艦これ』を持ち出していた。
『コナン』にそれっぽいプラモも登場させており、後にそれが『艦これ』に実装されている。
どうぶつの森』もプレイしており、そこでたまに『コナン』原作の今後の展開を少しだけネタバレしていることがある。

読売巨人軍のファンで、『YAIBA』で本人役で登場した時も巨人の優勝を祈願していた。後に全球団と『コナン』がコラボするとは誰が予想できただろうか…。
マツダ・RX-7の熱烈なファンであるが、仕事が忙しすぎるあまり放置した結果、バッテリーがあがってしまい動かなくなってしまった事がある。
その他サッカーやスタン・ハンセン、『椿三十郎』などが好き。

現在、サンデーの目次コメントでは絶対に「(笑)」をつける。

好きなものはカレーライスで嫌いなものはレーズンと納豆。
アシスタントが描いた『名探偵コナン 特別編』では、それを反映してコナンがレーズン嫌いとなっている。
カレーライスを食べるときは水を飲まないらしく、これは『ゼロの日常』にて安室透の食べ方として採用されている。


主な作品

◆漫画
  • ちょっとまってて
  • まじっく快斗
  • YAIBA
  • 名探偵コナン
  • 4番サード
  • 探偵ジョージのミニミニ大作戦
  • プレイ イット アゲイン
  • 夏のサンタクロース
  • えくすかりばあ

◆キャラクターデザイン

◆テレビ出演
  • 風雲たけし城(挑戦者)
  • 相棒(鑑識役)
  • 世界一受けたい授業



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