ブリッツボールのフリー選手(FFX)

登録日:2019/05/06(月) 12:00:30
更新日:2024/04/19 Fri 07:55:33
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ブリッツボールのフリー選手とは『FINAL FANTASY Ⅹ』、『FINAL FANTASY X-2』に登場する架空のスポーツであるブリッツボールの選手の中でも、どこのチームにも所属していない選手の事である。
なお、ここではFFXでのフリー選手を紹介する。


【概要】
ゲーム中に登場するスカウト可能なブリッツ選手は総勢60名おり、うち24名がフリー選手。
スピラリーグに参加しているビサイド・オーラカ、ルカ・ゴワーズ、キーリカ・ビースト、ロンゾ・ファング、グアド・グローリー、アルベド・サイクスの6チームに所属している選手は計36名で、(初期状態で)どこのチームにも所属していない選手(フリー選手)は24名となる。

守衛や討伐隊員、旅行公司の店員、人妻や妻子持ちなど個性豊かで、なおかつ複数のポジションに適性がある選手がいるのが特徴である。
彼ら彼女らは基本的にそのままの姿で試合に参加し、ユニフォームや水着に着替えるということはないため、服装によってはかなり異様に映ることも。
スピラ南方の地域でスカウトできる選手は、普段から薄着で過ごしていることもあってそれほど違和感はないのだが……。

1チームは、
 フォワード(FW):2人
 ミッドフィルダー(MF):1人
 ディフェンダー(DF):2人
 キーパー(KP):1人
の計6人で構成され、プレーヤーであるビサイド・オーラカには控え2人を含めると合計8人がチームにいる。
なお、CPUが操作するビサイド・オーラカ以外の5チームは、この構成を絶対に崩さない(KPのポジションにFWの選手と契約する事はしない)。




【選手紹介】

50音順で紹介
()内は敵チームが契約するポジションと1試合の契約金

  • アニキ/Brother (MF、210ギル)
モヒカン頭のリュックの兄貴。飛空艇の操縦士でもある。聖印獲得請負人。
ブリッツの腕前には自信があるようで、(続編のセリフだが)「ブリッツなら俺に任せろ」とのこと。通称アニキ無双
SPDが最初から高く、PS、CUの伸びも一級品。MFとしては文句なしの能力。
半端なパスは早々にカットしてFWへパスを送ることができる。
ATはMFとしてはやや低いが、アビリティによる補強が可能なので、タックル系の上位アビリティを入手すればある程度はカバーできる。
伸びは悪いもののSTの初期値もかなり高く、PHも低くはないため、序盤なら得点能力においても上位の性能。
ボールを奪った後は、スピードにモノを言わせて、そのまま単独でゴールを狙ってもいい。
敵チームにいるとしょっちゅうエンカウントに絡んでくるため非常に厄介。
欠点は早熟型であることくらい。それでもLv60前後までは普通に戦える。
Lv70以降はPS、CUがほとんど成長せず、SPD以外の面でまともに通用しなくなるが、相手チームにSPD90以上の選手がいなければ問題なく起用できる。
Lv99ではCUよりもATのほうが高くなる。エンカウントにも弱いので高Lv帯で使うならDFに置くのが無難か。
アビリティのラインナップには多少穴があるものの、不足を感じるほどではない。
彼をチームに加えるプレイヤーが多いため特筆するほどでもないが、なにげに「ウィザーショットS」の感染源でもある。
続編ではカモメ・ダンに所属。相変わらず素早いが総合的な実力はイマイチ。前作の性能の反動なのか初期メンバーゆえの弱体化なのか。
CVは山口隆行氏。ブリッツ選手では他にキッパも担当している。

「やばい! もう かえらないと おやじに ぶんなぐられる でも また さそえよな。」

  • ウェッジ/Wedge (FW、160ギル)
ルカスタジアムの守衛。
STの初期値が17もあり、最初はFWのセンスがあるが、伸びは悪くFWとしてはLv20あたりまでが限界。
……とはいえ、初期状態では最強KPルムニク相手にまともにゴールが狙えるほぼ唯一の人材。
伸びが良い能力値はPH、AT、CUで、中盤はMF・DF向きの能力になる。全体的に優秀だが早熟の傾向が強い選手。
しかしながら、PSの成長だけは晩成型で長らく一桁台の時期が続く。「ボレーシュート」のキャプチャーを狙う際には地味に使える。
ドリブルで近づくかアビリティを使うかしないとまともにパスを送れないのが欠点。
SPDは平均よりやや高めなので、ポジションを変えつつ運用すればフィールダーとしてはそれなりに息が長い。
最終的にはKPとしてのセンスが高く、Lv99だとCA能力がアルベド・サイクスのルムニクに次ぐ高さだが、敵チームはFWとしてしか契約しないのが惜しい。
FW→MF→DF→KPと、最前線からゴール前へと徐々に適性が変わっていくという、珍しい成長特性を持つ選手。
彼は「ナップパスX」を初めから持っているが、消費HPが510と多いので序盤は使うことすらできない。
使えるLvまで上がっても1~2回がやっとで、やはり常用するのには難がある。
ただ、最大の弱点であるPSの低さを補えるので、いざというときのためにセットしておくのも一考。
アニキと同様、続編ではカモメ・ダンに所属。

「さてと、警備の仕事に戻るか。みんなのスタジアムを守らないとな。」

  • キユリ/Kiyuri (MF、500ギル)
連絡船ウイノ号(キーリカ~ルカ間)の女性乗組員。最速でスカウト可能になるタイミングはジョゼ寺院攻略後。
最初はパッとしないものの、レベルが上がってくるとMFだけではなくDFのセンスも高くなっていくのが特徴である。
Lv99だとミフューレに近い万能型の選手になる。SPD、PHで劣る反面、ATの高さが魅力。
ただし、契約金が少し高いが3500ギルのあの選手ほどではないから安心を。
アビリティはパワーダウン系統のものが比較的充実しているが、「ウィザータックルX」「パイルウィザー」は入手不可。
他にもキーアビリティの解放だけでは入手できない上位アビリティ(「~X」系)が多いため、「アビリティはっくつ」でフォローしておきたい。
初期アビリティとして「ウィザーパスX」を持つ唯一の選手で、アビリティの感染源としても重要な選手。

「あたしもまだまだ修行が足りないね。航海中に練習しとくよ。」

  • キョウ/Kyou (DF、300ギル)
ジョゼ寺院の警備をしている討伐隊員。
PHの伸びの良さは全選手中でもトップクラスで、ロンゾ族の選手にも劣らない高いフィジカルを誇る。
ディフェンス能力(AT、CU)は初期値は高いが伸びが悪い晩成型で、中盤はPHとSPDを活かせるMFの方が向いている。
本業はDFで、最終的にはPSとCUが高くなるものの、PHがLv70を過ぎると衰えが始まるという弱点もある。
能力値は高めだが、防御系のアビリティが入手できず、ステータス異常に弱い点にも注意して運用する必要がある。
キーアビリティに「ボレーシュート」が含まれている点も若干面倒。
その一方、タックル系は全て入手可能で、初期状態で「ナップタックルX」を含む6種のタックルを習得済みという業師もとい技のデパート。
彼特有の個性としては、DF・MFとしての能力のほかにCAの能力が高いのでKPもこなせるのが売り。
正KPをフィールダーとして出場させてパス回しをさせたいときに重宝する。
続編には登場しない。……が、ベクレムは彼と同じモデルを流用している。

「おっと! もう任務に戻らねば……。 では諸君!武運を祈る!」

  • ザリッツ/Zalitz (DF、150ギル)
連絡船リキ号の元船員。ルカシアターの前にいる。ルカに行ける時期ならいつでもスカウト可能。
DFの能力は最初から高く、CUの高さは全選手の中でも上位にくる能力の持ち主だが、ボッツ同様にPHとPSが低いため、よくボールをこぼすのが難点。
ボッツの代役として雇うぶんには悪くないのだが、同じ弱点を抱えているため、キープ力かパス能力のあるDFを雇ったらお役御免か。
地味に「ハイリスク」を初期習得している。ただでさえ低いPH、PSが半減し、パス回しすら困難になるため、彼自身が装備しても使い勝手は悪い。
このアビリティは相手選手が装備したときのメリットが大きいため、感染目的も兼ねて試合に出場させるのも手。

「海がこわくなって船員をやめた私だが、ブリッツの腕はなかなかのものだろう。」

  • シャーミ/Shaami (FW、190ギル)
スフィア放送の女性レポーター。相方のカメラマンはウェッジと同じモデル。
オーラカが優勝しているとその健闘を称えてくれる。また仕事柄、シナリオの進行度に応じてちょくちょくセリフが変わる。
スカウト解禁直後からスカウト可能な(女性)選手でもある。
最初はSPDが少し遅い(58)が最終的には速いほう(66)の部類になる。Lv23で標準的な値(60)になる。
FWであるにもかかわらずATが高いのが選手としての最大の特徴。
「ベノムショットX」「ウィザータックルS」といった強力なアビリティを最初から持っているのも嬉しい。
タックルでボールを奪う、ドリブルやブレイクスルーでゴール前まで運びシュートに持ち込むところまで全て彼女一人でこなせる。
前線の選手でボールが奪えるようになると得点効率が非常に良くなるため、攻防両面で貢献できる貴重な選手。
(彼女に限った話ではないが)複数の役割がこなせる選手は、自軍内で突出してLvが上がりやすい傾向がある。(普通の選手よりもEXPを獲得する機会が多い。)
ただ、CUは終始低めなのでパスに対しては無力。彼女を起用する際にはCUの高いFWやMFを配置しておくと相互補完になる。
基本的にはSTよりもPHが高いタイプのFWだが、PHはやや早熟でLv60を過ぎるとST型のFWになる。
長所であるATも早熟で、通用するのはLv70あたりまでだが、衰えたとはいえLv99の時点でもFW全体の平均よりはだいぶ高め。
フィジカルとボール奪取能力については全盛期ほどの実力ではなくなるが、FWの仕事は十分こなせる。
FWとして必要なST力は女性選手の中でも3本の指に入るクラス。(全体5位)
旬の時期を過ぎても戦えなくなるほどの劣化はせず、(使おうと思えば)最初から最後まで通しでやっていけなくもない。
防御系の上位アビリティを入手できないのが悩ましい点で、毒やパワーダウンで水を差されることが多い。
続編にも頼もしい助っ人として登場する。シェリンダがレポーターになってからもレポーター業を続けているのかは不明。

「ブリッツの楽しさを伝えるには、自分でやってみるのが一番ね。いい経験ができたわ。」

  • シュウ/Shuu (DF、80ギル)
ルカのカフェにいる女性客。ミヘン街道に着いてすぐに勧誘可能。
序盤で加入させた時はFWとしての能力があるが、実はSTの能力はLv40でピークとなり、Lv99になると最初の能力に戻るという変わり種で最終的にはDFで落ち着く。
ストライカーとして活躍できるのは最序盤(~Lv10)だけで、長く使うつもりならDFとして育てていくことになる。
入手可能なアビリティもタックル系とパス系が中心でDF向き。
ATとPSは順調に成長していくが、CUの伸びはひかえめで、パスカットやシュートブロックはやや苦手。
名前の元ネタはシュウ先輩

「楽しかったけど、少し疲れちゃった。応援する側に戻ることにするわ。」

  • ジュマル/Jumal (KP、200ギル)
ルカの中央広場にいる家族連れの父親。
最終的には他のKPより能力が低いものの、ほとんどの人がキッパの能力がアレなだけに最初に契約した人は多いはず。
CAの伸びは悪いものの、初期値が高いためかなり優秀。そのうえ「キッパワー」を初めから持っている。
KPのCAは初期値の高さおよび序盤の伸びが重要になるため、(初期の)キッパの代役としては申し分ない人材。
ただ、スカウト解禁直後だとシナリオの時期的に契約金の高さがちょっと気になるか。
アビリティは最終的には固有技を除き全て入手可能だが、最初は補助系しか入手可能になっていない。
しかもキーアビリティが曲者で、入手しても次のキーアビリティ1つ分の枠しか解放されない。
防御系のアビリティが揃えられるようになる頃には、既に旬が過ぎ不利な時期に突入している場合が多い。
Lv99になるとATとPSが高い。

「娘を喜ばせたくてスカウトを受けましたが、ついていくのが せいいっぱいでしたよ。」

  • スパンダ/Svanda (MF、130ギル)
ナギ平原の北にある谷の前に一人だけいる女性。チョコボ屋と服装も顔も同じだがれっきとした別人。
あの服装で泳いでいるのにSPD60とはなかなかの達人。着替えればもっと速いだろうに。
Lv1の時点でKP以外の能力が高いユーティリティプレーヤーでLv20以下という条件であれば攻撃も守備も一級品。
そのかわりなのか、各種ステータスの初期値が高い反面その成長は鈍い。
PSとPHについては終始よく伸び、最終的にはトップクラスのMFに成長する。どちらかといえば晩成型。
Lv99で「ナップパスX」を使うとPSが99に到達するため強烈。
中盤はわりと平凡な選手なので、特にこだわりがなければ序盤か終盤に雇うのがおすすめ。
守備面が若干物足りない点と、「アビリティはっくつ」なしで一部の上位アビリティが入手できない点が少々残念。
初期「ベノムタックルX」「アンチナップX」持ちで、これらの技を見かけないなと思ったら、自軍で雇うかどこかのチームが彼女と契約するまでリセットを繰り返すのも手。
余談だが、インターナショナル版および北米版では『スンダ』という名前に変更されている。おそらく英語の語呂の都合だろう。

「ナギ平原の静けさが恋しくなったんです。でも、また遊んでくださいね。」

  • ゼブ=ロンゾ/Zev=Ronso (MF、150ギル)
フリー選手としてさまざまなチームを渡るロンゾ族の青年。
他のロンゾ・ファングの選手達が集まっている4番ポートではなく、その隣の5番ポートにいる。
ロンゾ・ファングの選手と比べてもSPDが明らかに高いのが特徴(それでも標準より遅いが)。
同じポジションのガズナ=ロンゾとは同じ契約金だが能力はこちらが上。
パラメータの初期値を見るとFWに置きたくなるが、Lvが上がるとPSとCUが伸びてくる。
特に中盤はCUが非常に高くなる。序盤こそパッとしないが、Lv30あたりでアニキを追い越すほどの成長を見せる。
しかし、見た目に反してATが低いため、DFとしては心許なく、使うならMFに置くよりない。
決して弱い選手ではないが、キーアビリティの解放のみでタックル系のアビリティを一つも入手できないのが痛い。
Lv50以降になるとATが急成長するが、選手としてのピークを過ぎた後なので、その恩恵を得られる期間は短い。
敵チームにいるときにエンカウントに絡まれるとなかなか面倒な相手。

「おまえと ともに戦って強くなった。 次は おまえと勝負して強くなろう。」

  • タツ/Tatts (MF、320ギル)
ポルト=キーリカを襲ったシンの毒気にやられ、記憶を失った男性。シナリオが進むと記憶を取り戻すのだが、それを踏まえると契約解除時のセリフが切ない。
アニキと同様、最初からSPDが高いのが売り。SPDこそあまり伸びないがMFとしては文句なしの能力は持っている。
彼自身は使い勝手の良い優秀な選手なのだが、競合相手が強過ぎるため採用率はやや低いか。
ジョゼ寺院クリア後にビサイドまで戻ってビルーチャを雇うつもりなら、そのついでに戦力に加えておくといいかも知れない。
成長率は概ね一定で終盤まで使える。特にPHは最後までよく伸び、FWの選手にも決して劣らない水準の成長を見せる。
ただ、MFにとって重要なPSがやや早熟気味で、Lv70を過ぎたあたりから晩成型の選手に追い抜かれていく。
強引なパスは禁物だが、全体のLvが99になってからも十分通用する部類。
パワーダウン系統のアビリティが苦手なようで、キーアビリティの封印を解いてもパス系以外は防御系も含めて一切入手できない。
「タックルかいひ」も手に入らないため、ブレイクスルーを多用していると「ウィザータックル」でPHやPSを半減させられ、せっかくの能力を持て余すことも。
なお彼は「インビジブル」を最初から持っており、ルムニクなど格上のKPが相手なら消える魔球に賭けてみるのも一興。

「オレには、イヤというほど時間がある。呼んでくれたら、いつでもかけつけるさ。」

  • デューレン/Durren (KP、400ギル)
全選手で唯一契約できる時期が限られる…が、その能力はKPどころか全選手の中でも一番低く、アビリティも8つしかない(KP関連も3つだけ)。
しかしながら、初期アビリティに「ナップパスX」があるため、感染源としては貴重。
最初はKPとしては能力が高いほうだが、CA能力がレベル50でピークを迎え、そこから衰えていくという悲惨な結末。
森崎ッパキッパと比べても明らかに見劣りするほどでもはやどうしようもない。契約できる時期が短い割にリターンが全くといっていいほど釣り合っていないのでよほどの変わり者でない限り無視していいかもしれない。
一応、旬の時期であればルムニクに次ぐレベルの強力なKP。全盛期(Lv25)ではなんとルムニクに追いつく。残念ながら追い越すことはないが……。
(彼に限らず、逆U字型の成長をする選手は全盛期ならトップクラスの選手であるケースが多い。)
ちなみにスカウトができなくなっても敵チームと契約していることはある。Lv99なら大量得点のチャンスなのでむしろ敵チームに契約させよう。

「協力、感謝する! 今後もブリッツで心身をきたえ、いつか「シン」を倒すぞ!」

  • ニーダ/Nedus (FW、60ギル)
フリー選手としてルカに来た黄色のマスクをしたアルベド族の青年。乗り物酔いしやすい体質らしい。
最初、SPDが30しかなくワースト2の遅さでロンゾ=ファングの選手(40台前半)よりも遅いが、Lv30あたりからどんどん成長していきSPDの最高値に達するのはアニキよりも早く(Lv65)、電光石火のごとく点を決める。
鈍足の頃はPHがやたらと伸びるが、それを活かせる場面はあまりない。
逆にSPDがカンストすると今度はPHの伸びに陰りが見えるようになり、Lv99ではティーダにやや劣るくらいの能力になる。(それでも得点能力は普通にある。)
スピードを活かしてエンカウントを避けつつ、(他の選手よりも)ゴールに近い位置でシュートを打つ必要がある。
おとり役としてはSPDさえ高ければ十分務まるので、アニキやダットと入れ替える形でチームに加入させるとLv的には丁度いい。
なにせ最速のドリブラーであるため、無論Lv99でも有能な選手なのだが、スピードとフィジカルの強さを両立しているLv65付近が最も有利な時期といえる。
アビリティはどの系統もそこそこ揃っているが、「タックルかいひ」「アンチウィザーX」「きょうけん」が入手できないのが残念。
契約金はフリーの選手ではワッカを除けば一番安い。

「おれ やくに たったかなあ……あんまり じしんが ないよ。」

  • ネーダー/Naida (DF、340ギル)
リンの旅行公司ナギ平原支店の青ビキニが特徴の女性店員。
SPD、PS、CUの初期値の高さとATの伸びの良さが長所。高速ドリブルと粘り強い守備が持ち味。
本業はDFだが、PSやCUの能力も高いのでMFとしても起用できる。Lv10未満ではまだATが伸びてこないのでMFに置くのがいいかも。
……とはいえ、「ウィザータックルX」を最初から持っているため、HPが上がってくればタックルの威力は十分補える。
弱点としてはATがLv80あたりで衰えていく点がある。
パス系のアビリティも「ウィザーパス」のみと少々物足りない。
相手チームにCUの高い選手がいる場合は、無理せずにドリブルで振り切ってからパスを出すようにしたい。
最終的な能力では他の選手に見劣りするが、聖印獲得メンバーとしては非常に優秀な部類。アニキの代役も務められる。
逆U字成長のATもLv60前後までは高いレベルで通用するため、第一線で使える期間は長め。おすすめの選手。

「ごめんね。つきあえるのは、ここまでなの。リンさんにまかされた店を経営しなきゃ。」

  • ビッグス/Biggs (FW、100ギル)
ウェッジの相方であるルカの守衛。
相方よりSPDが遅く、標準値よりも低い。強いていうなら最終的にはPSのうまいFWである(最初は全くといっていいほど下手)。
FWとしてはPH型だが、STがあまり伸びず得点能力は低め。
おまけにPSはLv50を過ぎるまで一桁という不器用っぷりなので、PHの高さを活かしたおとり役を担当させるのにも難がある。
つまり、彼は一度ボールを受け取ったら、それ以降は自分でボールを運びシュートに持ち込むまで手放さないタイプの選手といえる。
当然ながら使い勝手はお世辞にも良いとは言えない。ウェッジとのコンビにこだわる人向けか。
肝心のSTが微妙な値なので、FWとしてはあまり日の目を見ることはないが、PHの高さについては序盤から中盤(Lv15~65前後)にかけて屈指の選手。
相方、アニキと同様、続編ではカモメ・ダンに所属。

「あなたとプレイできて光栄ですよ。ありがとうございます。」

  • ビルーチャ/Vilucha (FW、320ギル)
ビサイド島に住んでいる人妻主婦。ちなみにビサイド島でスカウト可能なブリッツ選手は彼女だけ。
最初からFWの能力が高く、しかも最終的な能力も高いのでFWとしてトップクラスの選手になるという最強の人妻主婦である。
ATとCUも初期値は高めで、FWにしては守備も悪くない。ティーダやワッカよりはよほど頼りになる。
ただし、CUは(FWにしては)そこそこ伸びる反面、ATは中盤まで一切伸びない。
タックル系のアビリティも入手できないため、シュート系と防御系で固めてFW業に専念させるのがベターか。
ATが低いぶん、エンカウント時のタックルの順番が後ろに回りやすく、複数名で囲んでいればカットに成功することもわりかしある。
成長特性は晩成型で、序盤こそ初期値の高さで有利に戦えるが、中盤は若干不利。
特にティーダと比較するとCU以外の点でかなり見劣りする。(もっとも、弱いというほどではなく、中盤はティーダの全盛期ということもあるのだが。)
能力的にはLv70あたりでティーダと遜色ない水準に達し、Lv80以降は完全に彼を上回る。
PSは地味ながら43まで伸びる。この値もFWにしては高い部類。「ウィザーパスX」を使えば50に。弱いDFが相手ならそこそこの確率でパスを通せる。
FWにとって重要なシュート系のアビリティおよび「タックルかいひ」「きょうけん」はわりと早い段階で揃えられるが、
「ボレーシュート」がキーアビリティになっており、防御系のアビリティの入手が遅れがちなのが難点。
また、「ウィザーショットX」の感染源でもあり、なるべく早く入手したければ自軍で使うのが手っ取り早い。
なお、スカウト解禁のタイミングはミヘン街道到着後だが、連絡船に再び乗れるようになるのはジョゼ寺院攻略後までお預けとなる。
飛空艇入手前にビサイドまで戻るのは大変だが、シナリオが進むとダーク召喚獣を倒すまでビサイド村に入れなくなるため、スカウトはお早めに。
続編ではビサイド・オーラカに所属。得意ポジションはDFに変更されているが、キッパと同様で鍛えればやはりストライカーになる

「私が選手だってこと、主人や息子には秘密にしておいてくださいよ。」

……続編でも家族に隠し通せているかは不明。

  • ミフューレ/Mifurey (MF、600ギル)
リンの旅行公司雷平原支店の女性店員で落雷避けマニア。終盤の急成長は日頃の落雷避けの賜物なのだろうか。
旅行公司の店員ではあるが、モデルは普通の女性店員タイプなので、彼女がアルベド族かどうかは不明。(一応、彼女は金髪でも緑眼でもない。)
最初、SPDはニーダよりも遅いワースト1(20)で標準値になるのもLv90あたりとかなり苦労するがLv99ではグアド・グローリーのDF選手並になる。
フリーの選手ではかなりの大器晩成タイプで、しかもKP以外はどこでも可能というユーティリティプレーヤーとなる。
Lv99時点でのPHとPSの合計は、イルガ=ロンゾ、スパンダと並びトップタイで、ボールキープ能力は相当なもの。彼女からボールを奪うのは容易ではない。
ATとCUも50以上あり、守備力の高さにも定評がある。攻防両面で活躍できる優秀な人材だが、強いて言うなら攻撃のほうが得意か。
唯一、STだけは早熟でLv99では59しかない。それでも上位のKP以外には十分通用する。点が取れるMFとして貴重な存在。
SPD、PHが高くボール奪取能力も高めなので、ゴールを狙える機会は結構多い。相手KP次第ではシュート系のアビリティを装備させておくのもあり。
中盤、STが異様に高い時期があり、能力的にはロンゾのFWに次ぐレベルの大砲になれるのだが、あまりにもSPDが低いためそれを活かすのは至難の業。
「きょうけん」を利用するにも発掘が必須なので、長距離のシュートは狙えない。
もしSPDが低い時期に起用するなら、FWかMFに置いてボールの中継役を兼ねたおとり役として使えば、能力は高いので人並み以上の仕事はできる。
逆に言えばそれ以外の運用にはとことん向かない。自力で一から鍛え上げるのは相当な苦行となるだろう。
入手可能なアビリティはパス系を除き広く浅くといった感じで穴が多い。
上位のアビリティを利用したければ「アビリティはっくつ」を何度も行う必要がある。
なお、彼女は全選手中唯一の初期「タックルかいひS」持ちで、彼女が参戦するまでこのアビリティにはお目にかかれない。
さらに「ベノムパスX」の感染源としても重要な存在。(シャーミやロップのキーアビリティになっている。)
続編ではフィールダーではなくKPに転向して登場。ちなみに続編でのSPDは標準値(30)になっている。結局KPだからSPDは無関係だが。
CVはくまいもとこ氏。なおセリフは雷平原の旅行公司に初めて入ったときの案内のみ。

「雷をよけるのもスリルがあるけど、ブリッツも楽しかったわ。じゃあ、またね。」

  • ミユウ/Miyu (KP、200ギル)
ミヘン・セッションの生き残りである女性討伐隊員。ゴール前でのモーションが独特。
KPとしては早熟型で、中盤(Lv25~40)ではルムニクに次ぐレベルのKPになれる。KP用アビリティの不備も特にない。
……が、「ギャンブル」と「ハイリスク」がキーアビリティになっており、雇うならLvが上がってから引き抜くほうがいいかも。
ポジションはKPだが、PHとATも高く、最終的にはMFやDFとして使えなくもないが、PSが低いのが弱点。
CAはLv80以降全く成長せず、実は最終的にはキッパよりも弱いKPだったりする。
余談だが、彼女は「~S」と名のつくアビリティが一つも入手できない(つまり無印と「~X」のみ)という一風変わったラインナップを持つ。

「討伐隊にとどまるか、引退して選手になるか……やれやれ、むずかしい問題だ。」

  • メップ/Mep (MF、150ギル)
キーリカ寺院の僧官でキーリカ・ビーストOBで元主将。
CUの初期値は全選手でトップだが、Lv50あたりでピークを迎え最終的には初期値のままに。
伸びが悪いながらも、初期値の貯金で中盤までは通用する。
伸びが良いのはATとST。ただ、どちらの能力も早熟で、雇うならLv50未満の時期が望ましい。全盛期はLv30頃。
STの高さを活かしてMFからFWにするのもありかも。
ボッツやザリッツと同様にPHとPSの両方が低いため扱いづらい選手。ボールキープが重要なMFにはまるで向いていない。
しかもキャプチャーできない「アンチドレイン」がキーアビリティに入っている。
一応、ブリッツオフ直後にタックルでボールを奪い、即シュートを狙うプレイが主体なら、それなりに適性はあるのだが……。
彼も元チームメイトのラーベイト、イスケン、ヴーロヤと同じく「タックルかいひ」を初めから持っている。
もしかしたら彼からキャプチャーして入手した直伝の技なのかも。PH低いのに。

「たまには汗を流すのもよいものですね。選手だったころを思い出します。」

  • ユマ=グアド/Yuma=Guado (KP、100ギル)
グアドサラム在住の女性。
グアド族の選手だけあってSPDは高いほうで、KP以外の適正はないがKPとして必要なアビリティは全部取得できるから問題はなさそう。
目立った長所はないが、過不足なく活躍できる選手。初期状態からスカウトできるのもありがたい。

「楽しい試合ができました。家族への、よいみやげ話になります。」

  • リーナ/Linna (MF、900ギル)
マカラーニャ寺院入口の階段に座っているアルベド族の少女。
アルベド語だが語尾に「~っす」をつけて喋る。なぜか契約解除時は普通の口調になる。
SPDが59と標準値より下で一切成長しないうえ、PHがあまり伸びないのが弱点だが、それ以外は最終的にものすごく優秀。
Lv99ではPSがカンスト、STも92まで伸びこちらもアビリティによる補正込みならカンストする。AT・CUも60以上という超一流の選手になる。
KP以外はどこでもこなせるユーティリティプレーヤーで、3つのポジションから不意討ちにシュートを狙う事も可能。
パスや「タックルかいひS」を駆使してタックルには付き合わず、フリーならミドルorロングシュートでゴールを狙うのが彼女のスタイル。
フィールドの高い位置でボールを奪い速攻を仕掛けるショートカウンターも得意分野。
どの時期でも活躍できるタイプの選手だが、成長特性そのものは晩成型で、Lv50未満だとST以外の能力が気持ち低め。
PS、AT、CUはFW以上MF・DF以下といった感じで悪く言えば中途半端。
Lvが低いうちは本職のMFやDFに置くよりも、パスと守備ができるFWとして前線で起用したほうが使いやすいかも。
DFに置いて水準以上の働きができるようになるのは概ねLv60以降。
初期アビリティとして「きょうけん」「ナップショットX」を持っており、能力値との相性もバッチリ。
また、キーアビリティの封印を解けば、ほとんどのアビリティが入手可能になる。
ちなみに「アンチベノムX」は入手できる(初期状態で習得済み)が、「アンチベノム」はなぜか入手できない。
インターナショナル版およびリメイク版では、シナリオが進むとヘレティック・シヴァを倒さないとスカウトできなくなるため、彼女を使いたい人は要注意。
マカラーニャ寺院を訪れた時点でスカウトしておくのが無難。
一応、飛空艇入手直後にベベル(グレート=ブリッジ)に向かう(マイカに会う)までは参道入口に座っている。「行かないほうがいいっすよ。」
続編には登場しない。ナーダラのモデルに流用されたためだろうか。

「たまには アルベド ではない ひとと あそぶのも いいわね。」

  • リン/Rin (MF、100ギル)
旅行公司のオーナー。
他の旅行公司の店員らと比べても、オーナーである彼の能力はパッとはしない。
最終的にはMFだけではなくDFもこなせるくらいで終始平凡な選手。
強いて長所を上げるとするなら、CUが72とグアドの三強に次ぐ水準まで育つことくらい。初期Lvも5で少しだけ高い。
パス系のアビリティは全て入手可能だが、タックル系が「ベノムタックル」一つのみでタックルは苦手な模様。
CVは咲野俊介氏。ルカ・ゴワーズのビクスンやエボンカップ実況も担当。

「そろそろ旅行公司の経営に戻りましょう。では今後とも、ごひいきに。」

  • ロップ/Ropp (DF、200ギル)
旅行公司のミヘン街道支店の男性店員。初めて訪れた際はイベントを挟むため、スカウトできるようになるのはチョコボイーター戦後。
最初はDFの他にMFもこなせるが最終的にはDFとして全く文句なしの能力になる。DF専属にしてもいいかも。
パラメータの成長特性は晩成型の部類だが、初期値が高いため序盤の伸びの悪さがさほど響かず、序盤から終盤まで問題無く活躍できる。
ATは最終的には73まで成長。全選手中で唯一70台に到達する。(補正込みで80まで上がる。)
タックル系と防御系のアビリティが充実しており、なんと「ドレインタックル」系は最初から3種すべて持っている。
パス系は「~X」まで揃うのは「ベノムパス」系統だけだが、DFならこれだけでも十分。
PSも晩成型で96まで伸びトップクラスの値になるため、「アビリティはっくつ」で他のパス系のアビリティを入手可能にするとまさに鬼に金棒。
また、「モアバトルモード」は最初から持っているものの、「スカウトモード」は発掘を利用しないと手に入らない。
最強クラスのDFなので優先的に契約しよう。
なお、FWとしては全くダメ。

「今度、旅行公司に泊まりに来い。朝まで語りあかそうじゃないか。」

  • ワッカ/Wakka (FW、1ギル)
引退したが、ブリッツボールの魅力が忘れられなかったらしくフリー選手として復帰。
契約可能になる時期がかなり遅いのが欠点と言えば欠点。(契約金の安さがたいしたメリットにならない。)
能力は典型的なFWでそれ以外は守れないが、「オーラカスピリッツ」という強力なシュートが撃てる唯一の選手でもある。
ビサイド・オーラカ初期メンバーがいれば特殊演出が入って更に「オーラカスピリッツ」の威力が上がるのだが、フルで観たい時にはここで紹介されているフリー選手は使えない。
固有技以外のアビリティについては、ティーダやキーリカの選手同様に全て入手可能。
成長特性は一定で、早熟でも晩成でもなく、どのLv帯でも通用する選手ではあるが、自身のLvが平均よりも低いと若干PHの低さが気になるかも知れない。
敵チームと契約をする事はない。

「引退したオレが出しゃばっちゃマズイよな……そろそろ引っ込むか。」




ビサイド・オーラカと契約したい人は追記、修正お願いします。

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最終更新:2024年04月19日 07:55