四条眞妃

登録日:2019/01/23 Wed 09:52:00
更新日:2024/01/12 Fri 22:21:39
所要時間:約 5 分で読めます





はぁ――?超ウケル!

こいつをそんな目で見る訳ないじゃん! ケラケラ


じゃあ私用事あるから バタン…






























うううううううーっ‼︎

あうあううああああー!!







CV:市ノ瀬加那


プロフィール

性別:女性
学年・クラス:秀知院学園高等部2年B組
部活動:ボランティア部*1
誕生日:1月1日(かぐやと同じ誕生日)
身体的特徴:美少女
血液型:AB型


本格登場まで

キャラクターとしての初登場は1巻第6話と早かったが、その後フルネームが判明して物語に絡むようになったのは10巻第98話と比較的遅め。

初登場話は生徒会に恋愛相談に来た男子生徒(田沼翼)と想い人の柏木渚についての話であり、彼女は翼を「超ウケル!」とからかうモブ女子生徒その2(出番3コマ)に過ぎなかった。
ところが恋愛相談の結果の告白場面で、その様子を目撃して涙目になっているという意味深な反応をしているのが注目を集めることになる。
単行本おまけページではこの場面が強調され、「言動とは裏腹に実は彼のことが好きだったのだが、失恋してしまった」ことが明確になった。*2

その後も想いを振り切れなかったらしく、毎巻のようにおまけページに登場して2人の様子に涙目になったり、2人のデート場面を物陰から覗くストーカーと化していた。
また、準レギュラーとなった渚の想像内にも登場しており、彼女とは単なるクラスメイト以上の友人であることがうかがえた。
名前判明前のこの時期は、本編内での唯一の台詞から「ウケルちゃん」の愛称で読者から呼ばれていた。

一方で、第30話(3巻)の1学期末定期考査の結果の張り出しで、白銀、かぐやに次ぐ3位に「四条眞妃」の名前が確認できる。*3
全国模試で白銀を凌ぎ1位として掲載されている「四条帝」の血縁者ではないかと読者の間で話題になっていた。


このように、これらは元々読者の間では別々の話題として扱われていたのだが、第61話(7巻)で久々に彼女に本編中でまともな台詞が与えられると共に、彼女が渚から「マキ」と呼ばれていることが判明。
にわかにこれらが結びつき、「フラれたウケルちゃん=探花の秀才・四条眞妃」という伏線の可能性が浮上した。

第97話(10巻)中では、彼女は渚よりも成績が良いことが渚自身の説明により判明。
この時点で学年7位である渚より上位の6名の内、マキと呼ばれ得る名前は「四条眞妃」しか存在しなかった。
ここで「ウケルちゃんことマキ=四条眞妃」はほぼ確定的となり、直後の第98話で本人から名乗り確定した。


人物

四宮家の血筋に連なる名門・四条家の令嬢。
両サイドの編み込みと短い二つ結びの髪型、八重歯が特徴の美少女。双子の弟がいる。


四宮の血筋の例に漏れず、学年3位の成績をキープしている天才の一人。
学業以外にも手先が異様に器用、聴覚過敏持ち、プロフィール、出欠状況、リアクション、乏しい性知識…etc.と親戚のかぐやとあらゆる面で似通っている。
例えるなら恋愛的バッドエンドを迎えてしまったかぐやとも言えるのだが、育った家庭環境が異なるため思考回路は対照的であり、性格にも育ちの違いが見て取れる。


クラスメイトの翼のことが好きだったのだが、白銀の助言を受けて翼がよりによって親友の渚に告白。
渚もなし崩し的にOKしてしまい、想定外の所で失恋する憂き目に合う。
当初は「学生のお飯事みたいな恋愛が長続きする訳ない」「どうせ直ぐに別れる」*4と考え、2人の様子を(ストーカーのように)見守っていた。
しかし、夏休み後に更に仲が進展した様子を見て絶望する。

それでもまだ翼のことを諦め切れず、「最後に私のそばにいてくれたら、それで十分……」と非常に健気に想い続けている。
恋敵となった渚も親友であることには変わりはないので、憂さ晴らしにちょっかいを掛けはするものの交友は継続中。
しかし、あらゆる場面でイチャイチャする様子を見せつけられ、次第に「友達と好きな人をいっぺんに失った気分」に苛まれることに。


性格は典型的なお嬢様系ツンデレ…なのだが、その態度が長続きしない。少し話すだけで傲慢ちきな仮面が外れて健気で素直な内面が出てくるのでギャップが凄まじい。
恋愛相談を受けたり自分から恋愛話に顔を出すのだが、自分の発言で自分にダメージを与える自爆芸を連発するのも特徴。
ジェットコースターのように態度が急変するため、白銀と石上からは「突然可愛くてびっくりする」と言われた。


かぐやと同様、親しい人間にはとことん優しく、相談に乗ってくれた白銀と石上には「私みたいに後悔しちゃダメ」と忠告している。
石上に対しては、奉心祭での様子を見て積極的につばめ先輩にアプローチするよう勧め、「もし駄目だったら私が一緒に(奉心祭を)回ってあげる」と背中を押してあげた。
普段は険悪なかぐやに対しても同様で、自分の都合でお化け屋敷に付き合わせた後、お礼としてとびっきり可愛いバルーンアートをプレゼントしようとしたことも。*5

かぐやとの違いは対人関係。
ある程度引いた立ち位置で人と付き合うことの多いかぐやと異なり誰とでもフランクに接する事が多く、また自分が友達と認めた人物は下の名前で呼び捨てている。
また庶民的なものに対しては憧れ止まりなかぐやに対し実際に庶民的な一面を持つのも大きな違い。作中でも普通に牛丼屋に行ったりしている。


「特徴的なモブ」から一転、「非常に健気かつ良い子」「にもかかわらず神に見捨てられた、あるいは歪んだ寵愛を一身に受けたような悲惨過ぎる境遇」という唯一無二のポジションを得て人気が急上昇。
果たして眞妃は幸せになれるのか、主人公2人と石上の恋の行方に加えて注目を集めている。


交友関係

親戚。再従祖叔母(はとこおば)*6に当たる。
眞妃の方が「おば様」と呼んで挑発的な態度を取るので険悪な仲とされているが…、
その一方でかぐやの親戚であることを周囲に自慢したり、窮地の事態に助けを求めたりしている。家の都合と本人のツンデレの気性も相俟って素直になりにくいが、個人的にはかぐやの事を友達として大切に思っている。

クラスメイト。男友達。
号泣して地に突っ伏していた際に頭を踏まれてしまい、お詫びとして生徒会室に招かれたことを切っ掛けに交友が始まった。
白銀が翼に告白テクニック「壁ダァン」を教えた張本人であることは知らず、「アレを吹き込んだ奴の皮を剥いで鞣してやる……」と本人の前で発言して恐怖させた。
白銀からは「四宮と似ているところが可愛い」と、かぐや基準ではあるが好感を持たれている。
眞妃の方もしっかり相談に乗ってくれたことに感謝して友達認定するようになった。
何気に白銀を下の名前で呼ぶ人物は作中では少なく、しかも呼び捨てとなれば彼の両親を除くと眞妃だけである。
最近では、眞妃自身は恋愛が成就したことがないのに恋愛相談を受けるようになる。

後輩。男友達。
眞妃は石上にとって初めての女友達である。
石上のつばめ先輩への片想いを知り、自分の二の舞にならないよう積極的にサポートを買って出た。
石上からは「ツンデレ先輩」と呼ばれ「マジで良い人だな」と慕われている一方、「なんであんな惨い目に合うんだろう」と憐れまれている。

幼馴染。親友。
意図せずして恋敵になってしまうが、渚の方は眞妃の恋心に気づいていない。
そして目の前でイチャイチャチュッチュして精神をゴリゴリ削り続けている。
幼い頃から「眞妃の好きな物を自分も好きになる」という恐ろしい趣好を垣間見せていた。

  • 田沼翼
想い人。親友の彼氏。
順調に仲を詰めていたらしいが、まさかの失恋。
渚へのプレゼント選びにかこつけて一緒に買い物やカラオケに出かけたり交友は続けている。*7
「キツイ言葉を投げかけても嫌な顔をせず笑いかけてくれる包容力」が魅力とのこと。
渚と共にちょくちょく登場していたのだが、名前が判明したのは登場から100話近くも経ってから眞妃が言及したおかげである。

  • 紀かれん
親友。
翼が白銀に恋愛相談しに行った元凶。
友人の中で眞妃の恋心に気づいていた一人で、本人としてはフォローしたはずが裏目に出てしまい申し訳なく思っている。元気付けたいとも思っているが、恋愛音痴のミソがマキの心を完全に閉ざしてしまったためもう相談してくれないだろうと諦めている。

  • 巨瀬エリカ
親友。
恋愛音痴なので眞妃の恋心に気づいていなかった。
失恋した眞妃の様子も「親友の渚を彼氏に取られたから」と勘違いし、間違った励まし方をして心を閉ざされた。かぐやを見て倒れてしまう度に介護されている。

  • 四条帝
双子の弟。髪の色、目つき、八重歯など、容姿には姉との共通点が多い。
近所の友達とサッカーがしたいという理由から近所の公立に入学し、心配する親を黙らせる為に全国模試1位を取り、地元の弱小サッカー部をインターハイ優勝に導くなどこちらはこちらで天才である。
突然「悟りを開く為」とインドに渡った姉を心配し旅に同行。道中では、姉に振り回され続け、非常に的を得た指摘(ツッコミ)をしては手痛いしっぺ返しを食らっていた。
クリスマスにもかかわらず姉の事情を優先したり、お互いに言いたい事をハッキリ言ったりする辺り、姉弟関係はかなり良い方だと思われる。


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最終更新:2024年01月12日 22:21

*1 部員数が少なかったので渚からの頼みで2学期途中から入部。完全な善意から入部したのだが、更なる地獄を見る羽目になった。

*2 この相談の際、白銀は「からかった女子達は内面では好意を持っていた」というポジティブすぎる解釈をつけて翼を無理矢理励ましたのだが、図らずも彼女についてだけはこの解釈は大当たりだった。

*3 雑誌掲載時は姓が「一条」だったが、単行本収録時に「四条」に修正されている。

*4 実際、渚は早期の段階で別れたいと考えたことがある。

*5 ただし、話の入り方がいつもの調子で喧嘩腰だったので断られた。

*6 高祖父or高祖母の大姪。すなわち8親等の血族。こんなほぼ他人と言っていいほどの遠縁なのにルックス含めたスペックが互いに似ているとか、四宮本家筋の遺伝子濃すぎるのでは。

*7 なお、渚から浮気を疑われて「どっちをやるか」と殺意を向けられていたことを眞妃は知らない。