JUDGE EYES:死神の遺言

登録日:2019/01/23 (水) 03:21:26
更新日:2024/02/26 Mon 12:21:55
所要時間:約 15 分で読めます






正義という名の凶器。




出典:JUDGE EYES:死神の遺言 セガ公式サイト、http://ryu-ga-gotoku.com/judgeeyes/
2019年1月23日に閲覧、(C)SEGA




概要

JUDGE EYES:死神の遺言』とは、セガゲームスより2018年12月13日に発売されたPlayStation4のゲーム。
愛称は『キムタクが如く』。由来はいわずもがな。
英題は“Judgment”。次作からこちらが日本・海外共通名称になった。

開発は龍が如くスタジオであり、『龍が如く0 誓いの場所』を作ったスタッフが集結している。
これは同作のストーリーが世界的な評価を得たことを受け、脚本を手掛けた古田剛志を起用した流れによるもの。

2018年9月10日に発表され、発売まで僅か3ヶ月だった。
発表された時点で後はデバッグを残すのみでほぼ完成された状態であり、1章丸ごと体験版が配信された。

主人公の八神を演じる俳優として、キムタクこと木村拓哉を起用した事で話題になった。
外見はもちろん、動作もモーションキャプチャによって木村自身の演技から取り込まれ、声も本人によるアフレコである。

インタビューによれば元々はオリジナル主人公で作られていたが、チーフプロデューサーの細川一毅が著名人をモデルにするべきだと主張。
監督の名越稔洋は実在人物を起用する事に躊躇いがあったが、木村と会う機会があり、会話してみると気があったため、彼を主人公にしたらどうなるだろうと思ったとのこと。

主人公を演ずる人物はメジャーな存在ではなくてはならず、さらに有名人を目当てで買う人が何を期待するか、そしてその期待をいかに裏切りビックリさせられるかが重要で、その点国民的アイドルで『”キムタク”であることを求められる』木村は名越の求める人材であった。
そこで断られる覚悟で木村に脚本を見せた所、「やりたい」と快諾、彼が主人公のゲームで行く事が決まった。

こうして誕生した本作は、”キムタクのカッコよさ”を最大限に魅せるシナリオの面白さも目玉の一つである。

本作は神室町東城会が出てくるなど、龍が如くと世界観を共有し、時系列はナンバリングタイトルの『龍が如く6』と『龍が如く7』の間に設定されている。
これは『JUDGE EYES』のストーリーに重みを出すには現実の世界を基盤とし、都市の繁華街を舞台とする必要があったためである。神室町にはその条件が全て揃っているうえ、ユーザーに馴染みがありスタッフも熟知しているという点からも好都合であった*1

基本的にメインストーリーはフルボイスで進むが、流石にサイドケースはあまり声がついていない。

2021年4月にはPlayStation5やXbox Series X|S向け、2022年9月にはSteam向けでも発売されているほか、2021年9月24日には続編『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』が発売された。

あらすじ

2018年12月……かつて新進気鋭の弁護士として知られた八神隆之は、3年前、ある事件に関わったことで法廷を離れ、今は神室町で探偵事務所を開業していた。しかしろくに依頼はなく、事務所の家賃も滞納気味で、金の取り立てなどおよそ探偵とは言えない仕事でどうにか生活する有様。
そんなある日、八神はかつて所属していた源田法律事務所の先輩である新谷から、松金組の若頭、羽村が被疑者となった事件の証拠集めを依頼される。
それはここ最近神室町で騒がれている、ヤクザが目玉をくり貫かれて殺されるという凶悪事件であった。しかし羽村は事件があった当日、サウナに行っていたらしい。そのアリバイの証拠を探せというのだ。
一方で事件を調べる内、何故か羽村は部下を追い返してまで被害者である久米と二人きりになっていた等、不審な点が浮かび上がり、八神は羽村は事件の協力者であり、実行犯が別に存在すると推理する。
そして裁判で自分を利用し、見事無罪になって解放された羽村と真犯人――モグラを捕まえるべく、個人的に事件を追いかけていく。



登場人物

CV:木村拓哉
本作の主人公で探偵。
かつては将来を期待される若手弁護士だった。しかし殺人の冤罪を晴らしたはずの依頼人が、釈放後再び殺人の容疑者となり、今度は有罪とされたことで『殺人鬼を世に放った』として非難され、自ら法廷を去ったという過去を持つ。
桐生と違って生まれてこの方カタギではあるが、過去の成り行きから東城会松金組組長にコネを持つ。幼いころに習い覚えたカンフーをベースとする「神室町流」を使いこなし、喧嘩も非常に強い。
詳しくは個別記事で。

  • 海藤正治
CV:藤真秀
八神探偵事務所の調査員。頼りになる兄貴分。
かつては松金組の構成員の一人で、若頭の羽村の勢力の抑制になるほどの勢力を持っていた。
しかし1年前に松金組に人がいなくなる時間をピンポイントに狙った強盗に銃で脅され、みすみす1億を盗まれてしまう。
その責任を取って指を切ろうとしたが、八神の弁護で指を切らずに彼の元で働く事になった。
しかしこの事件の強盗は松金組の内部に詳しすぎるため、裏切者がいるのではないかと思われるが……?

  • 杉浦文也
CV:寺島惇太
最近神室町を騒がす二大事件の一つ、仮面の窃盗団の元一員。イケメン。窃盗団でのコードネームはジェスター*2
窃盗団は当初義賊として発足、活動しており、彼はその参謀格だった。しかしある時リーダーが大金の報酬に釣られ、外部の依頼で動いたことに失望、脱退する。

かつては梶平グループの本社でエンジニアとして働いていたが、そこで上が共礼会に裏金を横流ししているのを発見。杉浦はそれを面白がって見ていただけだったが、自体が上層部に発覚、横領の濡れ衣で解雇され、復讐のために神室町にある共礼会を見張っている。

パルクールを得意とするなど運動能力抜群で荒事慣れもしており、カポエイラのような足技主体の戦闘法を駆使するほか、その軽業で如くシリーズの悪しき伝統ムービー銃をよく阻止する。


  • 東徹
CV:川原慶久
松金組の構成員の一人。かつては海藤の舎弟で、彼によく懐き、強く慕っていた。
現在はヤクザらしい『悪い顔』になってしまったが、本来は気弱で心優しい人物であり、それは今も弟分に対する面倒見の良さや、子供への優しさに表れている。
海藤が破門となった事件以来、羽村の下に就いており、その裏には人相が変わるほどの何かがあったようだが……。


  • 九十九誠一
CV:宮本淳
ネットカフェ「MANTAN」に棲みついている情報屋。SNSアプリのハッキングや盗聴器の入手・改造など、電子系の諜報技術に優れる。

かつては人間関係に悩み、自宅に引きこもっていたが八神に救われたと語り、高いとは言えない報酬で度々八神の手助けをしてくれる。

ボサボサの長髪に眼鏡、身なりにも気を遣わず、相手の苗字には「氏」を付け、語尾は「~ですぞ」とコテコテのオタク。ただしその風体も含めて一部の女性からは可愛いと好評で、意外にモテるらしい*9

  • 源田龍造
CV:中尾彬
『源田法律事務所』の所長。
八神が弁護士になる前から、事務所で働かせて面倒を見ており、彼が探偵となって後も仕事を紹介してやるなど、いまでも我が子のように可愛がっている。
神室町に事務所を持つ弁護士として松金組構成員の弁護を引き受けることが多く、組長の松金とは数十年来の親友という間柄。八神にとっては人生のどん底から自分を引き上げ、学資を用立ててくれた松金と並び、親父と呼べる存在の一人。

  • 新谷正道
CV:桐本拓哉
『源田法律事務所』の所属弁護士。
八神の先輩であり、検察の弁論の隙をついて羽村の無罪を勝ち取る等、弁護士としての能力は非常に高い。
反面、苦労して弁護士になったのに儲からない、モテないと愚痴る、調査先でセクハラ発言をかますなど、弁護士としてのモラルや性格には難ありの人物で、弁護士時代の八神にも嫉妬混じりの発言を繰り返していた*10
源田からは「頭が良く要領もいいが、いざという時の意気地や粘りに欠ける」と指摘されている。

羽村の事件に裏があることを感づいており、裁判で無罪を勝ち取った後も独自に調査を進めていたが……

  • 星野一生
CV:林勇
『源田法律事務所』の所属弁護士。八神が辞めた後所属した新人。
司法試験をトップクラスで合格した非常に優秀な青年だが、見た目も性格も草食系で、経験の浅さもあって自分のスタンスを決めかねており、期待や責任が大きくなるのが嫌で、一流の二番手でありたいと考えている。

さおりに好意を抱いており、八神にも気づかれている。
実は空手三段とかなり強い*11らしい。
若い為に感情的になりやすい一面もあるが、コワモテ相手にも怯まない等度胸も座っている。

  • 城崎さおり
CV:甲斐田裕子
『源田法律事務所』の所属弁護士。事務所内で唯一の女性。
普段は冷徹で有能だが、甘い物が絡むと人格が変わり、八神の手土産は一人で勝手に食べ尽くし、限定品のケーキが冷蔵庫から消えていた時は疑似裁判を開いて容疑者を追及した。
普段は地味目で暗い印象だが、化粧や衣装を変えると一気に化けるポテンシャルの持ち主。
一件普通の女性であるがやはり神室町の住人らしく肝は座っている。

  • 藤井真冬
CV:清水理沙
正義感の強い女性検事。さおりの幼なじみ。
男性に免疫がなく、それを心配したさおりから弁護士だった八神を紹介された。
お互い意識し合う友達以上恋人未満な関係だったが、八神が弁護士を辞めてしまって以来ほとんど会っていない。
それでも真冬は八神に好意を抱き、何かしらの用事があればわざわざ会いに来てくれる。

  • 羽村京平
CV:ピエール瀧(初回版)→田中美央(新価格版)*12*13

白いスーツを着ている松金組の若頭。ジャージも白である。
かつては海藤とで組内で勢力を二分していたが、彼が破門にされて以来勢力を伸ばし、今では組長でさえ羽村に口出しできない。
汚い事も平気でやる男で、今回の連続殺人事件や1億強盗事件の裏に絡んでいると思われるが……。
ヤクザらしく悪辣で短気、それでいて冷酷。更に頭もキレる為になかなか八神達に尻尾を出さないが、その本性は何処か臆病で、不器用な男である。


CV:谷原章介
神室署組織犯罪対策課のハンサム刑事。
検挙率が高い優秀な刑事であり上層部も黒岩の顔色を窺わずにはいられない、まさに神室署のヒーロー。
綾部が捜査情報を裏社会に流していると気付いているが、ガセも多いからか目をつむっている。
自分が捕まえた羽村を無罪にした八神を敵視している。

  • 綾部和也
CV:滝藤賢一
神室署組織犯罪対策課の刑事。
完璧人間である黒岩のことを毛嫌いし、黒岩に恥をかかせた八神を気に入っている。
表では普通の刑事だが、裏では警察情報をお金で売る汚職刑事。
危険な事をしているため取引相手には試練を与え情報が外部に漏れないようにしているが、実は黒岩には全てバレている。

  • 服部耕
CV:白鳥哲
フリーライター。
一人称は「アタシ」でどこか鼻につく喋り方をする油断ならない男。
八神が無罪にした大久保が容疑者となった際にある事無い事記事にしてある意味では弁護士でいられなくしたような男。
その所業のせいで八神や星野君には露骨に嫌われており、他のキャラクターも良い目では見ていない。
ここまで書くと単なるマスゴミではあるがこいつの場合はモラル以外はジャーナリストとしては本当に有能なのが困りどころ。
アドテック9がどう作用するかを非常にわかりやすく説明してくれたり、彼の過去の記事が突破口となったりする事もある。

  • 村瀬晃
CV:本多新也
関西共礼会のヤクザ。
モグラの3人目の被害者・久米敏郎の兄貴分である。
彼が殺されたことで復讐をしようとするなど弟分思いではあるようだ。
厳つい顔と強烈な関西弁で威圧してくるものの、関西共礼会のバックである梶平グループが八神と協力関係になると途端にしおらしくなったりコミカルな印象を与える。

  • 塩屋聡
CV:てらそままさき
関西共礼会No.2。
ヤクザらしい悪辣な男。
と言いたいところだが調子に乗りやすい一面があり、余りにもテンションが上がりすぎて八神に怒られるシーンもある。
ちなみに松金も一緒に怒られた何やってんだ組長…。
部下である村瀬共々愛嬌と仲間思いの一面があるもの、その末路は悲惨であった。

  • 泉田圭吾
CV:最上嗣生
東京地検の検事で、藤井真冬の同僚。11代目市川海老蔵氏にそっくり。
検事らしく正義感溢れる男であるが、どうにも物事の本質を見抜く能力に欠け、世間体と裁判への勝利を重視する悪癖がある。
かつて八神に「無罪」を勝ち取られた挙げ句、彼が無罪にした男が再び犯罪を起こしたと聞いて以降、猛烈に敵意を向ける。
…と同時にその裁判の進め方は感情論である事が多くあまり検事としての実力が無さそうに見える。
だが1つだけ確かなのは、彼もまた確固たる正義感を持っていることは変わりない。その事は物語後半で重要な意味を持つこととなる。

  • 森田邦彦
CV:森田順平
東京地検の検事正。
仕事中は厳格ながらプライベートでは穏やかな人物。
真冬の憧れの人物であり、幼い頃の彼女を救った事もある。
しかし彼にはアルツハイマーになった母親とそれを介護するために法律の道を諦めた兄がいたが、その2人に起きた悲劇的な過去があり、そのせいで暴走をすることとなる…。

ちなみに演じた人物とキャラクター名の名字が一緒である。


  • 大久保新平
CV:川田紳司
作中三年前に殺人死体遺棄事件の容疑者となり、八神の弁護で無罪を勝ち取る。
しかし釈放された直後に無罪の決め手となった証言をした恋人、寺澤絵美を殺害した挙句自宅アパート毎燃やすという殺人放火事件の容疑者として再逮捕、死刑判決を受ける。
1件目の事件を無罪にした八神にも世間のバッシングが集中し、八神が弁護士を辞職する理由となった。
その後は刑の執行に怯える身となるが、3年が経過した今もなお、獄中から無実を訴え続けている。


  • 木戸隆介
CV:白熊寛嗣
厚生労働省が所管する研究医療施設「先端創薬開発センター」所長。
かつては巨費が投じられながら成果を挙げられないという厚生労働省のお荷物的扱いであり、一時は税金の無駄遣いとして解体し跡地を再開発する計画すら持ち上がっていた程だったが、
アルツハイマー型認知症向けの画期的治療薬とされる新薬「アドデック9」*14の論文筆頭著者として一躍有名となった認知症の権威。
しかし女癖が悪い一面もあり、ヤクザとの繋がりも噂されるなど黒い噂が絶えない人物。


+ と、思われていたが
その内実はアドデック9の真実を知らぬまま記者会見を自らがトップとして行わされ、真実はその会見直後に知らされた、と言う割と真面目にただの被害者
実は論文通りの効果が得られるのは現状完全にマウスにおいてのみであり、人間へは投与した瞬間副作用が発生し、激しい頭痛を起こしてほぼ即死するただの毒薬であった。
それを聞かされた木戸はブチ切れるものの、もう既に人体実験を行っており死者が出ている事、警察の追及を逃れるために大久保新平に罪を被せ、彼が八神の弁護で無罪となると、再び追及をかわすために同僚の看護師で大久保の恋人だった寺澤絵美を惨殺、大久保にその罪を被せる事で連続殺人事件に思わせた事を生野から聞かされる。それでもアドデック9の研究から降りようとしたものの「もう既に『木戸が責任者としてアドデック9の研究開発を行っている』事を記者会見で全世界に発表した直後」である点を突かれ、「ここでアドデック9の真実を発表したとしてもダメージが大きいのは一介の研究員の自分ではなく責任者として全世界に存在をアピールした木戸である」と脅迫を受ける。

つまりは見た目に反して木戸と生野の力関係は生野が上であり、生野が必要とする裏金の調達役、また全体の責任者として引き込まれた一ノ瀬へのパイプ役としてこき使われる立場だった。

とはいえ本人もまぁ善人とはいえず、新聞記者の服部曰く「どこに出しても恥ずかしい俗物」とも言われている。お前が言うな。
しかし「勝ち馬に乗る」能力だけは非常に長けており、そういう意味では抜け目ない男とも言える。



  • 生野洋司
CV:永井誠
先端創薬センターの主任研究員で、アドデック9研究の第一人者。おどおどした表情が特徴的。


+ 事件の核心のネタバレにつき注意!
『JUDGE EYES:死神の遺言』作中における連続殺人事件の実行犯
連続殺人鬼モグラの事件だけではなく、作中の3年前に起きた殺人死体遺棄事件、それだけではなく寺澤絵美殺人事件の犯人でもある。
アドデック9の発表こそは1年前だが、薬品のマウスによる試験をクリアした試作品は実は3年前に出来ており、一刻も早く薬を完成させたいと思うあまり、センター内に山ほどいたアルツハイマー患者の1人に勝手に試作品を注射。その結果、マウス実験では判明しなかった副作用により、患者はすさまじい悲鳴を上げて死亡。
動揺した生野はその死体を洗濯物のシーツに紛れさせ、咄嗟に出入り業者のトラック内に隠す。偶然そのトラックを運転して来ていた大久保には傷害の前科があったため、殺人の嫌疑をかけられることを恐れて死体を山に埋めてしまう。これが殺人死体遺棄事件の真相だった。

しかし、八神の活躍によって大久保の無罪が証明されると、捜査の手が自分に伸びることを恐れた生野は、「やはり大久保が真犯人だった」と思わせる為に大久保の恋人である寺澤絵美を大久保の自宅で殺害した後アパートに放火
思惑通り大久保が再逮捕*16された事で疑いの目を逃れている。

モグラによる連続殺人事件も拉致実行役が拉致したヤクザにアドデック9の人体実験を行い、副作用で死んだヤクザの眼球を抉り取った後に実行役に捨てさせていたと言うのが実際の所。
眼球を抉り取っていた理由はアドデック9の毒素が青く染め上げる眼球の証拠隠滅。ヤクザを実験台にしたのは「ヤクザなら殺しても罪悪感がない」という理由であった。

生野は一連の犯行の動機を、人類を認知症から救うためだと主張し、彼が研究を志したのも、家族を認知症に苦しめられ、奪われた経験からだった。
しかしその実際の行動はと言えば、結果を急ぐあまり認知症患者を残酷な人体実験の犠牲にし、その罪を逃れるために何の罪もない寺澤絵美を殺して大久保の人生を破壊し、手前勝手な価値観で犠牲者を増やし続けるという、まさにマッドサイエンティストであり、殺人鬼そのものであった。



ガールフレンド

  • 美浜さな
CV:東山奈央
シンガーソングライターを目指して路上ライブをしている女の子。

CV:本渡楓
なぜか変態たちに好かれやすい女子大生。
詳細は個別記事へ。

  • あまねつむぎ
CV:橘田いずみ
占い師をしている女性。

  • 松岡七海
CV:佐藤利奈
ストーカーに悩まされているOL。


変態三銃士

  • パンティ教授
CV:いとう緑茶
ドローンを使って女性用パンティを強奪する下着泥棒。
盗んだパンティは確保してすぐにクンカクンカする変態。盗むパンティには彼なりの趣味がある。
パンティの臭いをかぐことで身体能力が上がる変態。

  • お尻マイスター
お尻に拘りがある痴漢。女性のお尻以外には一切の興味がない。
国体にも出場したことがある元陸上選手で、その経験からお尻に触れた際に、
そのお尻の特徴からその人が向いている競技をアドバイスしてくれる。ついでに髪型にも文句を言う。

  • デバガメ判事
三銃士最後の一人。覗き魔。白人男性。
ラブホでセックス中のカップルを覗き見して自分基準で勝手に判決を出し、有罪ならネットに写真をUPする変態である。
ホテルの壁をイモリのように自由自在に動き回れる凄い男。

  • ジャイアント・インパクト/石川新三郎
CV:武田直人
三銃士が捕まり平和になった神室町に突如現れた新進気鋭の変態にして、ある意味三銃士の頂点に立つ男。
自らの巨大な愚息は女性に怯えられ、男や変態からはその大きさを尊敬されている変態の王。
そして女性に見せつけるだけで手は出さない、ある意味紳士な男(犯罪です)。
筋骨隆々な身体つきだが、実は78歳にして未だ童貞のお爺ちゃんであり、せっかくの大きさを持て余す愚息をせめて解放したいという想いで露出狂になったと語る。

京浜同盟

  • 葛西拳太
京浜同盟四天王の一人で「葛西派」を率いる。
パンチパーマにグラサンにスウェットと典型的なチンピラの風貌をしており、諺や格言を間違って覚えているバカ。
焼肉屋の女性店員を強引に連れ出そうとしたところを八神に邪魔された事で、八神を一方的に敵視する。

  • 本田錬司
京浜同盟四天王の一人で「本田派」を率いる。
強い相手と喧嘩する為に同盟に入った戦闘バカで、喧嘩の邪魔をする者はたとえ味方でも制裁を下す。
葛西を打ち負かした八神に興味を抱き、一方的に喧嘩を売ってくる。

  • 阪木葉海人
京浜同盟四天王の一人で「阪木葉派」を率いる。
サイズの合うシャツが無いのか腹がはみ出ており、タフなのんびり屋だが飯の事となると見境がなくなる典型的なデブキャラ。

  • 虎牙松久
京浜同盟四天王の一人で「虎牙派」を率いる。
冷徹なインテリといった風貌と、武器密輸組織「虎牙商会」を率いている事から同盟の中でも明確に悪人と言えるキャラ。

用語

  • 松金組
東城会系三次団体のヤクザ。規模はかなり小さい末端の組織。
海藤はここの元構成員であり、八神も少年時代にここの世話になったので今でも顔を出している。
組長は松金だが、現在は羽村の方が発言権が強い。

  • 共礼会
関西に拠点を置くヤクザ。1~2年前に神室町に進出して東城会と抗争をしている。
東城会の構成員が2万5000人に対し共礼会はせいぜい1000人程度なので、普通なら東城会の相手にはならないはず……だったのだが、互角に戦っている。
気になった警察が調べたところ、共礼会の裏に大手ゼネコンの梶平グループがつき資金提供する事で東城会と渡り合っていると判明している。
なお作中に出てくる構成員は関西人らしいノリの良さがあり、協力関係になるとコミカルな言動で和ませてくれる。
特にナンバー2である塩屋は恐ろしさと愛嬌を兼ね備え、八神がとある人物に尋問する際に松金と一緒に茶々を入れて怒られ、二人まとめて凹むシーンは人気である。
…だからこそ後に起こる出来事が衝撃的なのだが。

  • モグラ
本編開始時点で3人のヤクザの目玉をくり貫いて殺した連続殺人鬼。*17
モグラという名前は土の中で目が見えないモグラが目玉を奪っている、という意味で八神が名付けた。
現在では警察内でもモグラと呼ばれ捜査している。



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最終更新:2024年02月26日 12:21

*1 ただし、神室町3K作戦で壊滅しているはずの東城会が健在、その後町を支配しているはずの近江連合が不在など、メインストーリーの出来事が本作発売前にリリースした『龍が如くONLINE』、その後に発売した『龍が如く7』とは時系列的に矛盾する点がある

*2 宮廷道化師の仮面を着用しているため。

*3 羽村の裁判で八神が再び法廷に姿を見せたことで、その人間性を疑っていた。

*4 組長の机の陰で靴磨きをしていた。

*5 ただし「恨むならあいつを恨め」と言っている事から東が来ていなければ普通に取り分渡して高飛びさせていた可能性も高い

*6 作中ではホームレスですら同じ事を言っている。

*7 実際に1年後でも記憶に残していた人間がおり、その証言で八神達にカチ込まれている。

*8 話を聞いた八神も「聞いただけだと俺もそう思っただろう」としている。

*9 女性からの誘いで食事に出かけ、八神を呆然とさせた。またよく見ると顔立ち自体は悪くない。

*10 ただし後輩への面倒見は良かったようで、八神も辟易とする一方で一定の敬意を払ってはいた。

*11 ただしさすがに喧嘩の実戦経験はないようで、作中で戦うこともない。

*12 作品発売後にピエール瀧が薬物事件で逮捕されたため配役が変更された。ただし初回版ではアップデートで配役が変わる事はなく、初回版と新価格版でデータの引継ぎもできない。

*13 初回版では羽村の配役に一切変更がない事を知らなかった中村悠一とマフィア梶田が本作の初回版のプレイ動画を2021年に生配信したため、当然のように出てくるピエール瀧モデルの羽村に困惑していた。なお、同生配信のアーカイブはメンバー限定となっており、この配慮のためと視聴者からは思われていたが、後の配信で「OPテーマのイントロを一瞬流してしまった(その直後にミュートにしている)ため」と説明している。実際、2回目のプレイ動画でも前回の動画を編集したものを流しており初回版羽村もそのまま出しているが、この回からプレイするのは新価格版になっている。

*14 脳に蓄積することでアルツハイマー型認知症を引き起こすタンパク質「アミロイドβ」を細胞の自食作用(オートファジー)を活性化させることで瞬時に分解し、更に死滅した脳細胞の機能を一部回復させる作用を持つ薬。これらはマウス実験によって明らかになったものだが、もし人間向けに実用化できれば進行を遅らせる程度しかできない認知症治療に「完治」という選択肢を齎す画期的なものであった。ちなみに名称は「先端創薬開発センター(Advanced Drug DEvelopment Center)で開発された『9』番目の薬」という意味。

*15 無名の学者が箔付けのために著名な学者の名を借りて論文を発表することは、実際に珍しくない行為である。

*16 血液内にアルコールを直接注射していた為、もしも焼死したとしても「大久保が泥酔して暴れ、寺澤を殺害した後眠り込み、火の不始末で眠ったまま焼死」と取られるようにしていた

*17 羽村は1件と2件目ではアリバイがあり、3件目のみアリバイがなかったため、連続殺人犯としてではなく、3件目の犯人として検挙された。