裏神将器

登録日:2019/01/06 (日) 19:34:49
更新日:2024/03/23 Sat 23:52:37
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概要

『裏神将器』とは『ファイアーエムブレム 烈火の剣』に登場する武器の俗称である。


終章に登場するモルフたちが装備している各種類の最強の武器のこと。
全てが耐久25・武器レベルSとなっており、説明文も『道を極めた者のみが扱える〇〇』で統一されている。

全ての武器が『神将器』に匹敵、あるいは凌駕する凄まじい性能を備えており、
前作『封印の剣』において武器レベルSを要求されるのは神将器のみだったことから、一部のプレイヤーから『裏神将器』と呼ばれることとなった。

ネルガルがこれまでの敵に似せたモルフたちが所持しており、
ネルガルが彼らに与えたとも取れることから「ネルガルが八神将の武器を元に生み出したのでは?」との推測がされているが、
あくまでプレイヤー間の推測であり公式設定ではないことに注意。
ゲーム中では単なるSランク武器であり、由来などについては全く言及されない。

強力だが、入手するために倒す相手自体が強い上に時間差で出現するため、使いどころはごくごく限られる。
加えてこの章の強敵は大半が特効属性を持っているため、普通に威力が高いだけの武器は実はそこまで重要でもない。
さらに資産価値が非常に高いので、評価重視プレイでは全て入手し、極力消費しない事が求められる。

ここまで来たプレイヤーが鍛えてきたユニットへの勲章・ご褒美や通信闘技場ガチ勢向けといった面もあるのかも。
リガルブレイドなんてほぼそのためにあるようなもの

以下に、終章での所有者の登場順にその種類と性能を記述していく。
なお、ネルガルの持つ専用魔法エレシュキガルもこの記事で扱っている。

ちなみにルーンソードゆうしゃの剣とトマホークはS武器ではない。


◆種類
○リヤンフレチェ
威力20 命中80 必殺0 射程2 重さ7 耐久25 弓S
所有者:ウハイ

威力20を誇る驚異の弓。銀の弓より大幅に強く、それでいて重さは1上がっただけと色々ブッ壊れている。裏神将器は総じてこんな感じの性能である。
封印に登場する『疾風の弓』ミュルグレと比較すると重量は2軽く威力は4も上回っている。
ただしあちらには速さ+5の補正があるので完全上位互換というわけではない。
味方で主力にしている弓兵は大抵1人だと思われるので、持たせるユニットに迷うことはないだろう。リンの弓レベルがSなら彼女に渡してもよい。
入手時期の早さや軽くて女性にも扱いやすいこと、他に競合する特効武器等もないことから裏神将器の中でも実用性が高い。
というかぶっちゃけこれだけで十分かも

所有者はウハイ。ノーマルでも速さ28攻撃44を誇る恐怖の弓兵。
ハードになると速さがカンスト(30)し、時たま力もカンストしその極悪ぶりにより磨きがかかる。
行動を許すと大抵のユニットに追撃してくる、上級職レベル20でも死人が出かねない恐ろしい相手。
幸い1ターン目から出現するので猶予はある。射程ギリギリで待機し、近付いてきたところを集中攻撃して一気に倒そう。騎馬兵なのでヴォルフバイルなどの特効武器が有効。
対策さえ怠らなければ楽な相手だが、万一気を抜いて攻撃を許すと致命的な上、2ターン後には新手のモルフが出現するので必ず1ターンで仕留めたい。

通信闘技場でも相性に左右されないことと使い手であるリンやラス、スナイパー組は技・速さの上限値に恵まれていることからかなり強力。
最高の力を誇るウォーリアに使わせても強力だが、あちらは体格の良さから重い勇者の弓を使いこなせることを活かしたいところか。


○ルーチェ
威力16 命中95 必殺25 射程1~2 重さ16 耐久25 光S
所有者:ケネス

最強の光魔法だが、重さ16とかなり重い。ただその重さを除くと、なんと『至高の光』アーリアルを全てにおいて上回る驚異的な性能を誇る。
しかしやはりあちらより5も重いのはネックで、魔防+5の補正も考慮すると扱いやすさではアーリアルの方が上か。
ただし単純火力ならば間違いなくこちらが上。
特に必殺率はSランク補正込みで実質30以上であり、幸運0のモルフたちにはかなりの効果を発揮する。
味方で使用可能なのはアトスセーラルセア。あと一応リザーブさんも使える。
セーラかルセアの片方だけ光Sならばそちらが使い、両者光Sならアーリアルを渡さなかった方に使わせれば問題ないだろう。
すぐに入手できることと火力の高さから裏神将器の中でも使い出がある方だが、かなり重く速さがガタ落ちするので敵から攻撃を受けないように注意。
爆発のような光の衝撃波が襲い掛かるエフェクトはかなり壮大。光魔法でなく炎魔法と言われても納得できそうである。

所有者はケネス。彼は終章に登場するモルフで唯一、射程に入らないと移動してこない。
まずは同時に現れるウハイを倒し、その後に彼の周囲の名無しモルフたちを倒してから戦おう。
さすがに体格の良いケネスでも扱いきれておらず攻速16と鈍速だが、攻撃力、必殺共に40超えと恐ろしいことになっている。
必ずパビスの守りを持たせたユニットで戦うこと。魔防がカンストしているので魔法は効果が薄く、ルナでも3すくみ的に不利。物理攻撃で一気に攻めよう。

通信闘技場ではお互いの共通レンジでの戦闘となるため魔法使い自体が不利な上にこんな重い魔法を持つと追撃で即死不可避、しかもモルフと違って幸運があるので必殺も狙いにくい、とかなり不遇。
アーリアルでもセーラやルセアの攻速が17まで落ちてしまうので、必殺で返り討ちにできる可能性が上がる分こちらの方がマシかという程度。


○ゲスペンスト
威力23 命中80 必殺0 1~2 重さ20 耐久25 闇S
所有者:モルフ

最強の闇魔法。ルナがチートすぎるせいで実戦で使われることはまず無いが、性能自体は極めて高くノスフェラートの上位互換。
重量はあちらより2重いが、18が20になったところで今さら気にならないだろう。
『黙示の闇』アポカリプスと比べると威力は魔力+5の補正込みで同じで、必殺は5劣る。
何より重量が8も重いので、もし烈火で共存していたとしても杖使用時の補強としても活躍できるあちらの方が圧倒的に扱いやすい。
最も、封印から烈火になって以降は闇魔法の重量がかなり増しているので、
もし烈火の剣にアポカリプスが登場していた場合は重量差はもう少し縮まっていたかもしれない。

味方に使わせるならカナス……というか味方の闇魔法使いは彼とアトスしかいない。
闇魔法のお約束に漏れずエフェクトが長いが、紫色の雷が敵に襲い掛かる演出は素直に格好いい。

ちなみに耐久を5増やすと次回作の神将器にあたる武器である双聖器の『魔典』グレイプニルと全く同じ性能になる。
ただしあちらには技+5の補正があるため、実質的な性能は命中90・必殺2となり若干ゲスペンストが劣るか。

ただいずれにせよルナの方が圧倒的に強いので殆ど使われない不遇な魔法である。

所有者はモルフ。……モルフの中の誰だよ、と思われたかもしれないが、モルフとしか言いようがない。
なんとこのゲスペンストの所有者は名無しのモブモルフなのである。
まあ【黒い牙】幹部にはドルイドがいないから仕方ない……と思いきや、ヘクトル編限定だがテオドルというドルイドがいたりする。
また19章異伝で戦うテオドルのレベルとゲスペンスト所有者の名無しモルフのレベルは全く同じ。実は彼だったりするのだろうか?

肝心の強さの方は魔力が高く、ハードになるとカンストし攻撃力50超えとかなり強烈だが、他の能力は雑魚モルフに毛が生えた程度。
しかも武器の重さのせいで実質速さ0、モルフ特有の幸運0とあわせって終章ではほぼ唯一の回避0を誇る。
しかしケネスのルーチェや賢者モルフのサンダーストームと同時に食らうと非常に危険で死人が出かねない。
名無しだからといって侮らずに戦おう。

ともあれ名無しドルイドがこれを持っているせいでルーンソードの人は「名有りモルフなのに裏神将器を授けられなかった男」とネタにされる羽目に……。
実はライナスも持っていないのだがあちらは2回攻撃の勇者の剣と直間両用のトマホークで十分手強いのであまりネタにされることはない。

通信闘技場ではメインにこそなり得ないが、稀に役に立つ可能性がなくはない。
というのも、魔力30のアトスはともかくカナスは魔力の上限が29という関係上、支援による攻撃力の強化を受けなければHPがカンストした(60)相手をルナ2発では倒せないため。
相手の魔防が22以上ならルナよりも一撃の威力で勝るため、通信闘技場ではカナスに持たせておくといいだろう。
敵フェイズで攻撃されると追撃は免れないため支援で攻撃力が上がっている内にルナで勝負を決めた方が効率的だが、ドルイド以外の魔法職以外は参戦する枠があるかすら怪しいためそういう意味では相対的に恵まれている。


○レークスハスタ
威力21 命中80 必殺0 射程1 重さ11 耐久25 槍S
所有者:ダーレン

威力21の強力な槍。やはり銀の槍より1重いが、威力は比べるべくもない。
『氷雪の槍』マルテと比較すると、威力と耐久が5上回っている他は全く同じ。
マルテの補正は技+5と神将器の中ではかなり地味なのでほぼ上位互換と言って差し支えない性能となっている。
味方の槍使いは多いので取り合いになりやすい。
スタメン入りしやすい槍使いとしてオズインファリナ等が有力候補か。
終章で強制出撃のエリウッドは通常重いデュランダルか入手の遅いリガルブレイドが最終装備になってしまうが、これを目当てに槍レベルを上げておくのも手。
この槍があっても正面からロイドとやり合うのはさすがにリスキーだが、対ライナスあたりになら使えるかもしれない。

所有者はダーレン。かつて世界の王を夢見た男も物言わぬモルフとなってしまった。
能力としては限界突破したHPと守備30が目を引くが、それ以外の能力はそこまで高くなく、
「凄く強いが所詮はジェネラル」の域を出ていないので強豪揃いのモルフたちの中では比較的戦いやすい相手。
セオリー通り魔法で削り、ヴォルフバイルなどの特効で倒そう。

ちなみにネルガルの生み出した槍としては明らかにヴァイダの持っていたスレンドスピアの方が強い。
もっとも、あちらは元々演出用武器だしバグ以外では入手不可能である。こちらも直間両用なら使い勝手が上がるのだが。
まあそれだとダーレンがかなり強くなってしまうが……。

ヴァイダスレンドを除外する場合、通信闘技場では攻守に優れたジェネラルや体格をドーピングすれば追撃を受けない槍使いになれるファルコンナイトに持たせて活用できる。


○バシリコス
威力22 命中75 必殺0 射程1 重さ13 耐久25 斧S
所有者:ブレンダン・リーダス

威力重視の斧らしく、物理系武器ではデュランダルと並ぶ最強の威力22を誇る。
重量は他の裏神将器と同じく銀の斧より1重いだけ。しかし元々斧自体が重いため体格が低いと扱うのは難しい。
『天雷の斧』アルマーズと比較した場合、命中は10劣るが、威力は4上回っており重量は5も軽い。
しかしあちらには守備+5の強力な補正があるため一概にどちらが上とは言い難い関係である。
味方の斧使いといえばやはりヘクトル。ただ、終章では前述のアルマーズや騎兵特効のヴォルフバイル、勇者殺しの斧ソードキラーなどの方が有用。
それでも力がカンストしたウォーリアや狂戦士に使わせれば他の追随を許さない攻撃力を得られるが、ロマンはあっても道中での使い勝手に難がある連中が多い。
ドルカスバアトルは速さが不足しがち、ダーツは技の低さはまだしも覇者の証の資産評価の高さが最大のネック。
他にこの斧を苦もなく扱える味方というとホークアイやガイツだろうか。
ボディリングを1個消費する前提なら力の上限こそ低いが安定した能力のハーケン、武器レベル上げの手間を惜しまないならオズインも考えられる。

所有者はブレンダン。……誰だっけ?となる人もいるかもしれないが、【黒い牙】の首領で、リーダス兄弟の父親。
決別の夜にてソーニャに殺されたあの人である。
いかんせん他のモルフたちと違って実際に交戦していないので影が薄いのは仕方ないところか。組織の首領なのに。
まあケネス瞬殺を出せない人も片方とは終章まで交戦機会がないのだが。

ユニットとしてはダーレンと同じくHPが限界突破しており、さらに力が30。このため攻撃力52と一撃が凄まじい破壊力を誇る。
攻速も20あり加えて命中も高く、剣使いでもそれなりに被弾しやすく、脆い彼らが攻撃を食らってしまうとかなり危険。
お付きのウォーリアの銀の弓で射殺されかねない。
幸いバシリコスはスワンチカのような投げ斧ではないので、ダーレンと同様に間接攻撃で削るのが有効。ターンが渡る前に止めを刺そう。

ちなみにブレンダンは斧だけでなく弓レベルもSとなっている
つまりバシリコスとリヤンフレチェの両方を扱える相当な実力者であるようだ。

通信闘技場では他に有用な武器が多いヘクトルよりもやはり狂戦士やウォーリアに持たせておくと強力。
ダントツの物理攻撃力に加え特効属性がなく、上限値も全体的に高いのでかなりの活躍が見込める。
ウォーリアは斧使いとしては速さや必殺補正の差で狂戦士に劣るものの、勇者の弓も併用できるという利点がある。

FEHではレイヴァンとライナスの武器として登場した。
しかし原作のレイヴァンは斧使いの中では体格が心許なく、実際には使い手に向いていなかったりする。
ライナスは恐らく父であるブレンダンから受け継いだものと思われるが、このおかげでブレンダンの実装はほぼ有り得なくなった。
しかしキャラ人気が違いすぎるため、ブレンダンが実装されない事を悲しんでいる人はほぼ皆無である。親父涙目


○ギガスカリバー
威力18 命中90 必殺10 射程1~2 重さ13 耐久25 理S
所有者:ウルスラ

名前からわかる通り風魔法だが、従来の風魔法のイメージに反してかなり重い。
とはいえ『業火の理』フォルブレイズと比較した場合は2重いだけで、他は完全上位互換という凄まじい性能を誇り、名実共に最強の理魔法。
アトス様はフォルブレイズを譲ってくれないので、他の理魔法使いの最強武器はこちらになる。
持たせるユニットとしてはニノパントが筆頭。えっ?もう1人叩き上げの賢者が居るだろうって?
体格はパントの方が良いが、ニノに持たせてネルガルを倒し、兄ちゃんたちの敵討ちをするのも一興か。
…ただリガルブレイドよりマシとはいえ入手が遅すぎるのが残念。リーダス兄弟に一発入れられれば御の字。

演出は戦闘画面の縦幅に匹敵する特大の風の刃が襲い掛かるという、シンプルながらインパクト抜群なエフェクト。
ちなみに従来のカリバー系魔法と異なり、飛行ユニットへの特効は備わっていない。
終章に飛行ユニットは登場しないため特に困る場面はないが、通信闘技場で飛行ユニットと戦う際にはやや残念な仕様である。
まあ大抵はデルフィの守りを持っていると思われるので特効があってもあまり意味はなさそうだが。

所有者はウルスラ。魔道士系として必要な能力がほぼカンストしている強敵。
彼女は体格が低くギガスカリバーによって攻速19とダーレンと同レベルにまで落ちているが、それでも攻撃力43の必殺27はかなり怖い。
魔防の高いアトスやカナスにルナを使わせれば3すくみ上でも有利に立てるので、安全に戦えるだろう。
ちなみにウルスラは生前は魔防がカンストしていたはずだが、モルフ化した彼女はなぜか魔防が下がっている。何があった
だが難易度でパラメータが妙に変動するリムステラやソーニャの例を見るによくあることなのだ
ただし、ハードでは再びカンストする。だから何があ(ry

なお、ウルスラのいる部屋には名前を正しく言ってもらえない某アサシンもいるが、
魔防が低いユニットで戦うとルーンソードの吸収がうっとうしいという程度で、瞬殺は絶対に発動しない。放置しておいても問題ない。
放置され毎ターンこちらに付きまといショボい間接攻撃を仕掛け続ける姿は哀愁を誘う。

通信闘技場ではやはり重さや魔法使いに不利なルールのため支援ブースターとしてどうしても賢者組やプリシラが必要というのでなければまず出番はない。
速さがカンストしたパントに持たせても攻速21が限界であり、支援Aがルイーズで固定されているので支援目当てでの起用も考えづらい。
アトスについでに持たせようにもルナに命中率も必殺値も負けているという悲しさ……。

FEHでは「海外版の名前がエクスカリバーでマリクの専用武器と被るから実装されないのでは?」と危惧されていたが、
飛行ニノの武器として無事に登場した。ちなみに原作での所有者であるウルスラはギガスカリバーを継承できない。なんでや!


○リガルブレイド
威力20 命中85 必殺0 射程1 重さ9 耐久25 剣S
所有者:ロイド・リーダス

最強の剣で、例によって重量9と銀の剣より1重いだけ。
しかも威力20は特攻ソール・カティと威力が4しか変わらない。
また、エリウッドでもちょうど攻速落ちせず扱える重量。デュランダルにも見習って欲しいものである。
というかデュランダルは命中が5上回っている以外すべてにおいて負けている
一応、力+5の補正により威力は2上回るが、攻速は7も差が出てしまう……。

無難な使用者はレイヴァンあたりだが、これを入手したあと戦う相手はネルガルぐらいしかいない。
そのためレークスハスタ等で攻速落ちするユニットでも、リガルブレイドのために剣レベルの方をSにするメリットはあまりなかったりする。
一応、使用者の力があれば古の火竜にも追撃込みで10前後はダメージを与えられる。ファーラの力と合わせれば十分ダメージソースになる。
デブ剣…ゲフンゲフン、デュランダルで斬りかかるのがデンジャーなエリウッドをボス戦に参加させるためにあげるためにも使える。
通信闘技場では本領を発揮…と言いたいが、速さ上限トップのキャラは体格に恵まれず、キルソードや倭刀なら追撃できた相手にもリガルブレイドの重さのせいで追撃できなくなったりする。
攻速30を保ったままリガルブレイドを使えるのがラガルトとカレルしかおらず、前者は力の上限が最低のアサシン、後者は加入条件や初期値の低さがネックとなるのでなかなか陽の目を見ない。
通信闘技場ではよほど支援で必殺率を上げないと「瞬殺」はほぼ望めない上にソドマスの必殺補正もたかだが15%なので、攻速を求めるならリヤンフレチェ持ちのリンやラスで十分と見做されやすい。
どちらかというとアルマーズと併用して3すくみに対応するためにヘクトルに持たされることが多い。

この武器の性能そのものより話題に上がるのは所有者であるロイドである。
攻撃力、必殺共に40超えで攻速30というアホみたいなステータス。
ソードマスターのくせに守備・魔防も20超え。ついでに回避も75。しかもとの支援付き。挙句に動く。

誰が呼んだか『真のラスボス』。まともに戦うと死人が出ること必至。
ファーラの力で攻撃力を上げた神将器ソードキラーでカチ割るか、遠隔かつ魔防無視のルナで倒すのが得策か。
光の結界を張り大賢者様のバサークで弟と同士討ちさせるのも一興。
ただし、同士討ちでライナスが勝った場合はリガルブレイドが入手できなくなる。欲しい場合は注意しよう。

FEHでもロイドの専用武器として登場。
このおかげで「親父から武器を継承したんだ」と言い訳が効く弟と異なり、ロイドはあえなくモルフ扱いされてしまうこととなった。
また、漫画『覇者の剣』ではエリウッドからロイへと渡された。……が、最終決戦にてゼフィールに折られてしまった。


○エレシュキガル
威力20 命中95 必殺0 射程1~2 重さ12 耐久∞ 闇☆
所有者:ネルガル

ネルガルが操る闇魔法。あまりの強力さゆえに禁忌とされた古代の闇魔法。
……なのだが、なぜか威力自体はゲスペンストに3も負けており、実際の火力もネルガルよりゲスペンスト持ち名無しモルフの方が高い。おいおい。
一方、命中は極めて高く、重さも闇魔法の中では軽いと総合的にはかなり優秀。

特別な点として、エレシュキガルは闇魔法を使えない者も使うことができ、
それどころか闇を使えない者が闇魔法を使えるようになるという隠し効果が存在する。
大量のエーギルを取り込んで力を増したとは言え、
ネルガルが大賢者に匹敵するまでに強大な存在となれた関係が気になるところ。

同じく耐久無限の次回作の準ラスボスが持つ闇魔法『ナグルファル』と比べると命中は同じで、
威力が5劣るが重さは6軽く、相互互換のような関係となっている。ただしあちらは普通の人間にも使用可能だが。

肝心のネルガルとの戦闘ではアーリアルで特効の上に3すくみでも有利のため、意外とあっさり倒せてしまう。
アトスにルナを持たせれば確定で追撃し、必殺が出ずとも一度の戦闘で瀕死にしてしまう。
まあFEの闇の司祭系大ボス的にはいつものことだが……この後のラスボスには多くのプレイヤーが苦しめられている。

なお、エレシュキガルとはメソポタミア神話に登場する女神の名であり、出典を同じくするネルガルの花嫁にあたる。


余談

歴代FEにおけるモルフのような存在に聖戦の系譜十二魔将がおり、
終章で戦う高いステータスを備えたラスボスの取り巻きというシチュエーションも似ている。
特別な武器は使わないが、様々な個人スキルでそれを補っている。詳しくは当該項目にて。


リガル(リーガル)の英語で「王者」、レークス(レックス)のラテン語で「王」、バシリコス(バシレウス)のギリシア語での「王」と王者を連想させる由来から、
リヤン(リアル)も「王」の意味を持つレアルのポルトガル語での発音が由来だと思われる。



追記・修正は裏神将器を全て揃えてからお願いします。

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最終更新:2024年03月23日 23:52