平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER

登録日:2018/12/29 Sat 19:03:10
更新日:2024/04/07 Sun 15:31:57
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平成を生きた、すべての人たちへ
















すべての戦いが、憧れをかき立てた。












この平成に、彼らは生きた。












時は今、動き出す。












時代が終わる。すべてがはじまる。












仮面ライダーを愛してくれたあなたへ












あなたの記憶に、彼らは生きているか。













平成仮面ライダー20作記念




仮面ライダー

平成ジェネレーションズ

F O R E V E R





仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』とは、2018年12月22日に公開された劇場版仮面ライダー作品にして、
仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』に続く『平成ジェネレーションズ』シリーズ第3弾。
そして、平成仮面ライダーシリーズ最後の冬映画でもある。


概要

『平成ジェネレーションズ』シリーズ第3弾にして真のFINAL。*1
監督は『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』やVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』などを手掛け、今作が劇場映画初監督となる山口恭平、脚本は『仮面ライダージオウ』メインライターの下山健人

本作で物語のカギとなる仮面ライダーは『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダービルド』と『仮面ライダー電王』、そして『仮面ライダーW』と『仮面ライダークウガ』。
天皇陛下の退位の予定が2019年4月30日であるため、本作が平成最後の仮面ライダー映画となる。
そのため本作は「平成の時代を駆け抜いた平成仮面ライダーとはなんだったのか?」という一大テーマを観客に投げかける内容となっている。
要は「平成ライダー限定の『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』」と言えば分かりやすいか。
評価も大体が「あなたの見たかった春映画」「春映画完全版」が占めている。

内容が「今までの平成ライダーはテレビの中の世界での出来事だった」という「虚構」と「現実」が入り乱れるという衝撃的内容であり、
更にキャスト発表の際は、前作や前々作のように明確なキャストが発表されず、一般向け試写会も開催なし、と観客の期待と不安を煽る展開が立て続けに起きた。
白倉伸一郎プロデューサーは「初日の初回を見にきてほしい」と観客に呼びかけ、その言葉を胸に劇場に一番に駆けつけた多数の観客がその目で見たものとは……。

主題歌は、浅倉大介が歴代平成ライダー20曲の主題歌をリミックスした「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER メドレー D.A. RE-BUILD MIX」*2
ビルドが歴代のライダーから受け継がれたバトンをジオウに託すようなリミックスがなされている。

時系列は『ビルド』サイドはTV本編最終回の新世界創造後で、Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』より前。
『ジオウ』は一応「ゴースト編(EP13)」の前とされているが、
白倉PはTwitterにて「本映画のジオウは「アタルの観た『仮面ライダージオウ』という番組のイメージ」であって、特にテレビシリーズとはリンクしていない」と語っている*3
また、本作で入手したライドウォッチが後に本編にも登場している(書籍では上述した理由もあってか「別の事件で手に入れた」との記載もあったりする)。


あらすじ

常磐ソウゴ/仮面ライダージオウは自分が仮面ライダージオウであることを忘れ、普通の高校生として過ごしていた。
ゲイツとツクヨミと再会し、すぐにライダーとしての記憶を取り戻したソウゴだが、
周りが自分達の戦いをヒーローショーとしてみているかのような違和感を感じる……そしてゲイツとツクヨミにも異変が起こり……?

そして異変は桐生戦兎/仮面ライダービルドと万丈龍我/仮面ライダークローズにも起きていた。
彼らの前に怪人に追われている少年・シンゴが現れ、彼を助けるが、怪人の能力に苦戦を強いられる。
その時、彼らの窮地を救ったのは、この世界にいないはずの仮面ライダーグリスと仮面ライダーローグだった……。

徐々に変容していく世界とライダー達、戦兎の前に現れた謎の少年シンゴ、ソウゴの目の前に現れたアタルという仮面ライダーのファンである少年、
平成仮面ライダーの真実と訪れるその終焉……。

そして物語の鍵は“特異点”と平成ライダー誕生の地・九郎ヶ岳遺跡にあった……。


登場人物

【ジオウサイド】


そうだ…!俺ジオウだった……。なんで忘れてたんだ?

演: 奥野壮
最後の平成仮面ライダーにして、全ての時を駆け抜ける最高最善の魔王を目指す高校生。
序盤、ライダーの記憶を失い普通の高校生として過ごしていたが、記憶を取り戻し、アナザー電王と戦う。
周りの人間が記憶を失う中、ライダーファンの少年アタルと出会い、そして平成仮面ライダーそのものが虚構であることを知り困惑を覚える…。
模試の結果は当☆然A判定。
また、『仮面ライダードライブ』に似た推理シーンも。



まるでショーかなにかでも観ているような様子だな…。

演: 押田岳
オーマジオウの支配する未来を変えようとする2068年の仮面ライダー。
ライダーとしての記憶を失い、受験勉強に猛進する学生に変貌した。
物語の後半では、ある方法でクウガライドウォッチを生み出すなどのファインプレーも起こしている。
ツクヨミに彼氏がいる疑惑にキョドるゲイツが見られるのは本作だけ!



もう、学校遅刻しちゃう!!

演: 大幡しえり
『ジオウ』のヒロインで、ゲイツと共に2068年からやってきた少女。
ゲイツ同様ソウゴに違和感を抱くが、直ぐに元の記憶を失い、今時の普通の女子高生に変容してしまう。
テストは3点。



ふうん、仮面ライダーがテレビの中の絵空事……。いち視聴者がライダーという虚構を妄想したせいで、君が時間に巻き込まれてしまったと、そういうことだね?

演: 渡邊圭祐
オーマジオウの臣下を名乗る預言者。
悩むソウゴの前に現れ、この事件を引き起こしている原因について彼らに助言している。
『W』のフィリップのように「地球の本棚」にアクセスしたり、
『電王』のライダーチケットを持っていたりと不可解な行動を起こしている(これについては、後述の『W』側のとある事情が絡んでいるとされる)。
ちなみに、仮面ライダーウォズに変身すると劇場公開前に発表されたが、公開当時は彼とは別の存在であるためか、結局登場はしなかった。



それがさ、久しぶりにすっごい時計の修理頼まれたんだ♪

演: 生瀬勝久
ソウゴの大叔父で時計屋「クジゴジ堂」の店主。
……だが記憶改変の影響を受け、喫茶店「モジモジ堂」の店主になってしまっていた。



【ビルドサイド】


まあな、現実にいるとかいないとかより誰か1人の記憶の中にでもいられれば…それでいい。

演: 犬飼貴丈
ラブ&ピースを胸に戦い抜き、新世界を創造した天才物理学者にして造られたヒーロー。
新世界創造者である事から、作中における特異点の一人と思われる。
アナザーWの襲来と彼に追われているシンゴという少年と接触し、やがて事件を引き起こす元凶であるティードに近づき、洗脳されてしまうが……
かつて「造られた存在」であったことやさまざまな経験から、悩むソウゴにある言葉を告げ導くなど、歴戦のヒーローさがにじみ出ている。

万丈共々ライダーに変身している一方で、ソウゴ=ジオウに驚く様子を見せなかったり、万丈が『ジオウ』EP01の事を覚えていたりと『ビルド』新世界と『ジオウ』世界が混ざった状態になっている。


よかったぜ~。俺達だけ世界の置いてけぼり食らわなくてよ。

演: 赤楚衛二
戦兎とともに戦い抜き、新世界で別の存在として生まれたエボルトの落とし子。彼もまた特異点の一人と思われる。
ご存知筋肉バカであり、戦兎が仮面ライダーとして存在するにあたっての大切な相棒。戦兎と共に今回の事件における異変を追っていく。
本作の2号ライダーの後輩であるゲイツとの合体技は必見。



何言ってんのバカなの?

演: 高田夏帆
戦兎を信じ抜き支え続けた少女。
突如元の記憶が戻り、万丈と一海と再会するも、直ぐに記憶改変の影響で、カラオケ屋「ナスビ」の娘に変貌する。
中の人が忍者選手権優勝者のため、それにちなんだネタを披露する。



みーたんを守る為なら命賭けて闘ってやるよ。なぁ、ヒゲ?

演: 武田航平
心火を燃やし、散っていった黄金のライダー。
新世界では生きていたが突如ライダーの記憶を取り戻し、幻徳と一緒に戦兎の窮地を救う。
移り変わる状況の最中、ソウゴと共にシンゴとアタルに同行するが……
みーたんへの愛は健在。



この国の未来の為だったらなんだって賭けてやるぜ。

演: 水上剣星
罪を償うために立ち上がり、大義のために命を散らした紫のライダー。
新世界では生きていたが、一海共々ライダーの記憶を取り戻す。が、直ぐに記憶改変の影響を受けてしまう。よってTシャツ芸はなし
出番は少ないが、終盤の一海との同時変身は本作の燃えポイント。

ちなみに『ビルド』の面々はアドリブ禁止令を喰らっていたとか。


【電王サイド】

TV本編完結10周年の節目を迎えた面々。
ある事情でアナザー電王に苦戦するソウゴ達を別次元(キングライナーのステーション?)に転移し、窮地を救う。


よぉ!大丈夫かよ!?俺のくせに弱ぇーじゃねーか!

声: 関俊彦
仮面ライダー電王の最高のパートナーである紅蓮のイマジン
本作でとある人物に感慨深いある言葉を投げかける。
相変わらずネーミングセンスはダサい。



リュウタ危ない!後ろに敵だよ!

声: 遊佐浩二
電王の頭脳とも言える嘘つきな蒼いイマジン。
リュウタロスを危惧して電王の憑依権を交代し、ロッドフォームでアナザー電王にとどめを刺した。
彼だけイマジン体として姿を現さなかったが……?



モモの字!お前のクライマックスは長すぎるで!

声: てらそままさき
電王に味方した人情深い金色のイマジン。
モモタロスから強引に電王の憑依権を奪い、アックスフォームの怪力と相撲じみた立ち振る舞いを見せる。
基本スタイルは木彫りとチャンコ愛と正義。



でも、ボク達は消えないよ?

声: 鈴村健一
電王を信じた気ままな紫苑のイマジン。
キンタロスを無理やり追い出しガンフォームになり、辺り構わず攻撃しようとしたため、ウラタロスに交代させられた。


  • オーナー

人の数だけ、記憶がある。
重要なのは……内容ではなく、「覚えている」ことですから。

忘れられたら消えてしまう……とても、儚い……。

演:石丸謙二郎
時をかける電車、デンライナーのオーナー。
原典同様石丸謙二郎氏が演じ、『スーパーヒーロー大戦』以来の客演を果たす。
今回はチャーハンを巧みに食すのではなく、杖術を巧みにこなすアクションを見せる。


以下の折り畳み文にて、ネタバレあり。
未見の人と、マイナビニュースに引っかからなかった人は注意!

【その他】

  • 風麺のマスター

翔ちゃんが言ってた人ってきっとあなたのことネ~!

演:どうきひろし
『仮面ライダーW』に登場する名物ラーメン「風麺」を作る店主。『レッツゴー仮面ライダー』以来の客演。
翔太郎に託されたという「ダブルライドウォッチ」を持っており、ソウゴに手渡す。
ちなみにどうき氏は『W』・『ドライブ』~『ビルド』のラインプロデューサーでもあった。多分歴代で最も呼びやすいレジェンドキャスト。
『W』からのレジェンドキャストは『ジオウ』終盤で大道克己/仮面ライダーエターナルが登場するまで彼が唯一であった。


【ゲストキャラクター】

  • 久永アタル

俺は久永アタル。1月29日生まれの18歳。

演:福崎那由他
仮面ライダーのファンを名乗る少年で、ソウゴと同じ高校に通う(早生まれだが1年留年した3年生)。
記憶を失ってるはずのツクヨミを『ジオウ』の登場人物として認識して握手を求めたり、
一海を「『ビルド』の一海だよね?いや、『キバ』の音也だったら、レアかなって……」と本来ならありえないメタ発言を繰り返すなど、不可解な言動が見られる。
実はイマジン・フータロスと契約しており、その契約自体が事件を混乱させるきっかけとなる。
ちなみに誕生日は2000年1月29日。平成最初のライダー・『仮面ライダークウガ』放送が始まる前の日である。


  • シンゴ

アイツが来る…!

演:斎藤汰鷹
ティードに追われる謎の少年で、本作のキーキャラクター。
最初は追われる身だからか、戦兎達を突っぱねていたが、ソウゴやアタルと出会った辺りから打ち解けるようになった。
どうやら近々弟が生まれるらしい。
しかし、好きなライダーはクウガでそれ以外のライダーは知らない、スマートフォンのことを知らないという不可解な言動が見られる。



やかましい。お前の望みを言え、どんな望みも叶えてやろう。お前が払う代償はたった一つ。

声:滝藤賢一
アタルと契約したイマジンで、赤い西洋の悪魔のような風貌。
文句を垂れながらもアタルの望みを叶えている。
実は義理堅い性格で、アタルの望みの根底に潜むモノにも気づいている。



ライダーは俺一人だ…!俺だけが笑顔であればいい!!

演:大東駿介
本作の悪役で、「スーパータイムジャッカー」と呼ばれる青年。ただし、劇中では周囲から呼ばれることも本人が名乗る場面もない。
「平成仮面ライダーの歴史そのもの」を消すことを目的としており、アナザーWやアナザー電王を従え、鍵となるシンゴを追う。


登場仮面ライダー

【メインライダー】

本作では新たな形態としてダブルアーマー、そしてクウガアーマーに変身する。
クウガアーマー搭乗によるタイムマジーン(クウガモード)も登場。

登場フォームは基本形態のみ。

登場フォームはラビットタンクフォーム、ラビットラビットフォーム、タンクタンクフォーム。最終フォームにあたるジーニアスフォームは未登場*7

登場フォームは基本形態、クローズチャージクローズマグマ。クローズチャージは映画初出演だが、出番はほんの一瞬だけだった

登場フォームは基本形態。

登場フォームは基本形態。




何故だ…?お前達ライダーは虚構のはずなのに!!何故お前達は何度も戻ってくる?

……“いるから”だよ。

何?

……俺もライダーなんていないと思ってた。でも違った!

あの頃、本当に俺のそばに仮面ライダーはいたんだ。
だから、仮面ライダーが兄さんを助けてくれると信じ続けられたんだ!

勝手に作り事だと言って、信じなくなったのは俺自身だ。

覚えている限り……ライダーはいる!


……そうだ。現実とか虚構とか、関係ない!

俺達は実際にここにいる(・・・・・・・・)。今、ここにな……!



【レジェンドライダー】

アギト、龍騎、電王、ディケイド、ゴーストはオリジナルキャストが新録で声を当てている。
出演が叶わなかったライダーは『平成ジェネレーションズ』第1作の鎧武同様、当時の音声を使用したライブラリ出演となっている。
つまり、これまでのお祭り作品と異なり、なんと全員本人ボイス。



「いーじゃん、いーじゃん、スゲーじゃん、っと! 俺、参上!」

登場フォームはソードフォーム、アックスフォーム、ガンフォーム、ロッドフォーム。
画面に映る度にBGMが「俺、参上!」に乗っ取られる他、単独でアナザー電王を撃破する活躍を見せる(やれるとは言われていたが、実際にオリジナルがアナザーライダーを倒したのは今回が初)。
終盤ではソードフォームで再登場。逃げる人々の流れに逆らって「Climax Jump」の一小節を口ずさみながら現れた。
なお、アナザー電王撃破後のセリフから、決戦時現れたのはモモタロスが変身している模様。



「おりゃーッ!!」

声:オダギリジョー(アーカイブ)
始まりの平成仮面ライダー。
登場フォームはマイティフォーム
出番こそ多くないものの、始まりの平成仮面ライダーとして本作のキーパーソンを務める。
幼子を抱えた若いお父さんの呼び声に応え、サムズアップで返してくれた。
バイクチェイスシーンが彼だけやたら気合が入っているのは、無論原作再現である。
ちなみにアクションシーンのスーツアクターは原典と同じく富永氏、トライアルアクションシーンはバダーを演じた成田亮氏が担当している。



「みんなの居場所は、俺達が守る!」

声:賀集利樹
登場フォームはグランドフォーム。
キバと共に登場。この2人はどちらも「初変身が夜」「メインライターが同じ」というつながりがあった為、彼らだけ立体駐車場の暗闇の中で戦っている。
それぞれの究極の力として、アギトは昼の太陽、キバは夜の満月を模しているのが面白い。
地味にシャイニングクラッシュを手刀で繰り出すような新必殺技(あるいは『正義の系譜』のライダーチョップ)を披露している。



「仮面ライダー同士、力を合わせよう!っしゃあ!」

声:須賀貴匡
登場フォームは通常形態。
原典が原典だったためか上記のセリフをすごく嬉しそうに発言していた。
最終決戦では専用のバイクがサバイブ用なためドラグレッダーに飛び乗って空爆しまくる。



「……大体分かった」

声:井上正大
登場フォームは通常形態。
今回は『ジオウ』登場時に身に付けていたネオディケイドライバーではなく、通常のディケイドライバーを装着している*8
恐らく、原典『仮面ライダーディケイド』から召喚されたためだと思われる。
そのため、ジオウとの確執もなく、本人も一体何があったのかわかっていなかったが、他のライダー達と合流し、上記のセリフと共にいつものように協力してくれた。もはや慣れっこである。



「命、燃やすぜ!」

声:西銘駿
登場フォームはオレ魂。
上昇すると同時にオレンジ色の竜巻を巻き起こし、怪人達を跳ね飛ばす新技を披露。
今回は声のみとはいえ、西銘氏はこれで4年連続での冬映画出演となったが、翌年(2019年)の『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』には出演しなかった為、冬映画への連続出演は本作が最後となった。



「さあ、お前の罪を数えろ!」

声:桐山漣、菅田将暉(いずれもアーカイブ)
登場フォームはサイクロンジョーカー。
中高生くらいの少年が助けを求め、馳せ参じる。



声:半田健人(アーカイブ)
登場フォームは通常形態、アクセルフォーム。
友情出演ライダーで唯一、中間フォームチェンジを行った。そして、クロックアップとの同時使用も遂に実現。
最終決戦では最前線を突っ走り、オートバジンからクリムゾンスマッシュの様なフォトンブラッドを放つ。



声:椿隆之(アーカイブ)
登場フォームは通常形態。
最終決戦ではファイズと共に、サンダースペイダーで怪人達を蹴散らしていった。
ライダーキックは近年の客演でよく見られた3枚コンボのライトニングソニックではなく、2枚コンボのライトニングブラストを披露する。
ブレイラウザー突き刺しアクションでは途中で左手から右手に持ち替えるアレンジが見られた。



「行くぜ!」

声:細川茂樹(アーカイブ)
登場フォームは通常形態。
最終決戦では凱火では存在感が薄いのかアカネタカを巨大化させ、飛び乗って龍騎共々空爆していた。



「……甘いな」

声:水嶋ヒロ(アーカイブ)
登場フォームはライダーフォーム。
ファイズ アクセルフォームと同時にクロックアップし、先に加速していたドライブと合流。
バイクシーンでのカブトエクステンダーに乗って最前線を横切り、爆発をバックに止まるその姿は必見。



声:瀬戸康史(アーカイブ)
登場フォームはキバフォーム。
アギトとの共闘では、カテナから赤い鎖の魔皇力を解放し相手を薙ぎ倒していた。
ダークネスムーンブレイクの演出と相方のチョイスは見事の一言。



「アンク……」

声:渡部秀(アーカイブ)
登場フォームはタトバコンボ
戦う前にベルトのタカメダルに手をやるシーンが、なんとも切ない。
となりのドライブがベルトさんといつものやり取りをするので余計に……



「ここは俺に任せろ!宇宙キターッ!!」

声:福士蒼汰(アーカイブ)
登場フォームはベースステイツ。
ゴーストやエグゼイドと早々に合流し、ビルドから「お前ら…!」と再会を喜ばれた*9



声:白石隼也(アーカイブ)
登場フォームはフレイムスタイル。
龍騎、響鬼と炎トリオを結成し一斉に敵を焼き尽くす他、アギトと龍騎のドラゴントリオで戦う。
龍騎とは「火龍の力で変身するライダー」と「黒幕の目的」、響鬼とは「作品に参加した脚本家が同じ」という共通点がある。



声:佐野岳(アーカイブ)
登場フォームはオレンジアームズ。
オーズ、ブレイドと共に敵を蹴散らす。一見関連性の薄いトリオ(Blu-rayコレクターズパック収録のオーディオ・コメンタリーでは切断系としていた)だが原典でこの3人は……
今回は無頼キックはオレンジスパーキングで発動した*10



「行くぜ、ベルトさん…!」「OK! Start your engine!」「ひとっ走り付き合えよ!」

声:竹内涼真(アーカイブ)
登場フォームはタイプスピード。
初登場時のみオーズと共に登場した(最終回での相棒との境遇繋がりと思われるが、地味に息子の名前繋がりとも言える)。
本作では加速能力がクロックアップよりは倍率が低い模様。
最終決戦では、豪快にトライドロンで怪人を跳ね飛ばすスタイリッシュ危険運転を行っていた。警察官なのに……



「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」

声:飯島寛騎(アーカイブ)
登場フォームはアクションゲーマー レベル2。
子供たちの呼び声に応え、ゴーストと仲良く登場。
ヒットエフェクトやクリティカルストライクのカットイン演出も当然披露される。
残念ながらライブラリ出演の為、飯島寛騎氏の冬映画3作連続出演はならなかった。

爆走バイク!!

登場フォームはバイクゲーマー レベル2。
終盤でエグゼイドのバイクとして登場したため、『エグゼイド』以前のサブライダーでは唯一の登場となった。
また、終盤で合流する際に上述のレベル2の変身音声が流れたが、『エグゼイド』公式Twitterも
「公開中の映画『仮面ライダー 平成ジェネレーションズFOREVER』には、実はエグゼイドからは2人のライダーが登場しています!」とツイートしている。
これによりサブライダーでありながら、『平成ジェネレーションズ』3部作出演皆勤賞となった。
ちなみに変身音が一部とはいえ流れたのは監督の拘りだったそうである。グッジョブ…!



登場怪人

ティードが配下にしている、仮面ライダー電王のアナザーライダー。
その正体はなんと…


ティードの配下である、仮面ライダーWのアナザーライダー。
「(風麺がある事について)きっとWが来るんだ!」というアタルの発言の直後にやってきた空気の読める奴。


ティード自らが変身する、仮面ライダークウガのアナザーライダー。
他のアナザーライダーを上回る巨体を誇り、異様に長い手足もあって異形としての存在がより色濃く出たビジュアルとなっている。


今まで平成二期仮面ライダーと戦ってきた怪人軍団。ティードに率いられ、街を埋め尽くさん限りの物量で人々を襲う。



余談

  • 平成ライダーシリーズではお馴染みの茨城県庁前を封鎖し、エキストラ500人を動員した大掛かりな撮影も実施したという。

  • 当初はフィリップ役として菅田将暉氏の客演も検討されていたが、スケジュールが2年先まで埋まっていたため、敢え無く断念したという。実際、菅田氏は自身のイベントにて「本当に出たかったがスケジュールが……」と発言しており、信憑性はかなり高い。
    また、本作の脚本を手掛けた下山氏もTwitterにて、かつて『W』にて鳴海探偵事務所の外観として使われていた建物の写真と共に「建物のロケハンに行ったけど脚本が変わって結局使わなくなったのが残念。また探偵事務所として使いたかった」という趣旨のツイートをしていることからも、変更前の脚本では風麺のマスター以外の『W』のレジェンドキャストが登場することはほぼ確定であったと言える。
    また、アナザーWの行動、Wアーマーやウォズの行動、風麺のマスター等々、左翔太郎とフィリップの登場シーンを入れる余地がある演出がちらほら見られたという声も多く、翔太郎役の桐山漣氏も菅田氏に引っ張られる形で出演しなかったと思われる。




たとえ遠く 離れていても出会うはずさ
重ねた その痛み



流星(ほし)追う軌跡と




追記が終わる。修正がはじまる。
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最終更新:2024年04月07日 15:31

*1 とはいえ、『MOVIE大戦』シリーズから続く冬映画はまだまだ続くことが東映の2019年ラインナップで明かされている。

*2 流れる順番は「ビルド → 電王 → ドライブ → ディケイド&鎧武 → アギト&フォーゼ → 龍騎 → 響鬼 → キバ → W → オーズ → ゴースト → ウィザード → エグゼイド → カブト → 剣 → 555 → クウガ → ビルド&ジオウ」。

*3 『ジオウ』本編では、あくまでもEP12とEP13の間に本作と「似たような出来事があった」という扱いの模様。

*4 そのため初めて該当シーンを見た下山氏はそっくりさんを呼んだのかな?と一瞬勘違いしたそう。ちなみに本作における電王のパートは当時のメインライターである小林靖子氏が担当している。

*5 白倉プロデューサーも後のインタビューで「少しやり過ぎた」と冗談交じりでコメントしていた。

*6 丁度同時期にYouTubeで『電王』本編の無料配信が開始されており、今の世代の子供も『電王』を見る機会が出来た事から、結果としてこの配慮は英断であったと言えるかもしれない。

*7 冬映画で前作主役ライダーの最終フォームが登場しないのは、2011年の『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦 MEGAMAX』(こちらではオーズのプトティラコンボが(回想を除いて)未登場)以来。

*8 既にプロップをマゼンタに塗り替えた後のために、バンダイから提供されていたCOMPLETE SELECTION MODIFICATIONのサンプル品を改修したものを装着している。

*9 同席していたジオウは、直接対面したのがエグゼイドだけだったからか、「みんな…!」と驚いただけだった。

*10 原典ではスパーキングは主に鎧を戻す技だが、今回のようにキック技を使ったケースも何度かあり、使い分けはあまり厳密ではない。

*11 成人ニートの六つ子と「えいがのおそ松さん」登場の18歳の六つ子がライダーのコスプレをしたイラストやイマジン4人のシェーポーズ画像が披露され、グッズ販売イベント等が行われた。なお、六つ子のコスプレはそれぞれ、おそ松→電王、カラ松→ビルド、チョロ松→W、一松→ジオウ、十四松→クウガ、トド松→ディケイド。