キーファ・グラン

登録日:2012/09/02(日) 11:46:05
更新日:2024/04/17 Wed 15:34:30
所要時間:約 15 分で読めます




キーファ・グランとは、ゲーム『ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち』の登場人物。
赤い服を着た金髪の青年。18歳。

CV:宮野真守(ライバルズ)、少年時代:山下大輝(ライバルズ)

人物像


エスタード島を治めるグランエスタード王国の王子。
つまり、次期国王。

…なのだが、本人は王子という自覚があまりなく、自由気ままに生活しており、よく城を抜け出しては城の兵士や父親のバーンズ王を困らせている。
怠け者のホンダラと並び、エスタード島民の頭痛のタネとしてたびたび話題に挙がる人物。

性格は明るく勇敢で、好奇心旺盛。
前述の通り問題児として国内に悪名が轟いているが、その人柄からか、なんだかんだで周囲から親しまれてはいる。
幼くして母親を亡くしており、多忙な父に代わって病弱な妹のリーサ姫の面倒を見てきた。
そのため、リーサ姫は島の誰よりもキーファを慕っており、一部の使用人も妹思いなキーファを評価している。

主人公とは非常に仲が良く、いつも二人で島内をかけまわっている。
また、主人公の幼馴染であるマリベルとも一応友人のような関係。

「この世界にはエスタード島以外の島・大陸は存在しない」という通説に疑念を抱いており、いずれ海へ出て冒険するために、主人公と共に廃船を修理している。
また、エスタード島で禁断の地とされる『謎の神殿』にも興味を示し、主人公と共にたびたび侵入していた。

城で見つけた古文書を参考に、自分なりの推理で神殿の謎解きに果敢に挑むなど、抜群の行動力と常識にとらわれない柔軟な発想力を持つ。
作中では、エスタード島の崖っぷちに住む物知りじいさんから「あの王子 ボンクラと聞いておったが、ボンクラは城の学者たちかも知れんの」と遠回しに称賛された。

崖っぷちのじいさんの協力などもあり、主人公とキーファは神殿の謎を解き明かし、強引に仲間に加わったマリベルと共に、謎の石版を台座にはめた所から運命の歯車は回り出す……。


健全な男子らしく性的な話になるとテンションが上がり、混浴などの話題にもよく食いつく。
清楚な女性が好みらしく、冒険の途中で訪れるギュイオンヌ修道院ではシスターに見惚れたりする。

恩人のマチルダと敵対した際には戦いためらいが生じたり、格上の敵を倒した時には「まさか、やられたフリじゃ……」と心配したりと若者らしい一面も。

その明るさや力強さは、世界を冒険するにあたって頼れる存在になるだろう。


キャラ性能


戦闘スタイルは典型的な戦士タイプ
城で剣術を習っていた為か、HPや力は初期メンバーの中で一番高い。
一方、MPは一切伸びない。

ちなみにMPが0固定の人間キャラは、シリーズ全体を通してももょもとピンク鎧おてんば姫メタボ武器屋グランバニア兵士の6人と意外に少ない。

習得特技

  • かえん斬り(Lv5)
  • 受けながし(Lv9)
  • 気合いため(Lv12)
  • ゾンビ斬り(Lv15)
  • 真空斬り(Lv20)

全て消費MP0の特技なので、何度でも使える。

早期に習得できる『かえん斬り』はキーファの代名詞ともいえる技で、炎耐性を持たない敵に対して大きなダメージを与えられる。
序盤のボスである『炎の巨人』に対してはマリベルのメラ共々効果が無いものの、普段の戦闘ではキーファのかえん斬りがパーティのダメージソースとなる。
また、呪文が使えない『まふうじの洞窟』のデスアミーゴ戦では彼が大いに活躍する。


突然の離脱


上記で『その明るさや力強さは、世界を冒険するにあたって頼れる存在になるだろう』と書いた。
それ自体は間違いではない。
ただ、彼がパーティを離脱するまでは。

キーファの離脱イベントが発生するのは、7番目の石版世界『ユバールの休息地』。

この地には神を復活させるために世界を放浪する『ユバールの民』がちょうど訪れており、主人公一行はその野営地に到着する。
ユバールの踊り子ライラや、トゥーラの弾き手ジャンと出会い、一行はユバールの旅に同行することに。
キーファはおしとやかで美人なライラに興味を示し、何かと彼女を気にかけ世話を焼くようになるが、ライラの婚約者であるジャンに激しく嫉妬される。

主人公らがユバールの民と過ごした最初の夜、野営地がモンスターに襲われ、ライラの父ダーツが負傷してしまう。
動けないダーツと心配するライラの護衛役にキーファが名乗り出たため、主人公はキーファらを残して他のユバールの民と共に先へと進むことに。
神復活の儀式に必要な二つの神器を取りに『神の祭壇』へと向かい、祭壇の水を引いた辺りで、キーファらも合流する。
道中でライラが足をくじいてしまったらしく、ジャンは護衛役のキーファに怒りを向けるが、ライラはキーファをかばい、「私は踊れるから儀式は大丈夫」とジャンをなだめる。

主人公らが祭壇から持ち帰った神器──『清き衣』と『大地のトゥーラ』を見て、ユバールの族長は「大地のトゥーラに輝きがない」「今は神復活の時ではない」と告げる。
しかし、ジャンは「やってみなければ分からない」と譲らず、儀式を強行することに。

いよいよ始まる神復活の儀式。
ジャンが大地のトゥーラを奏で、清き衣を纏ったライラが舞う。

…しかし、神が復活する気配はなかった。

気を落とすジャンに、族長は「平和を願い、神の復活をあせるのは仕方のないことだ」と声をかけるが、ジャンは「オレは平和を望むより自分のことばかり考えていた」と言い、自身の胸に浮かび上がったアザを皆の前にさらす。

ユバールの民には“大地の精霊の力を受け継ぐ者”の証として、体の一部にアザが浮かぶ者がいる。
しかし、アザを持つ者同士が結婚すると、お互いの力が反発し失われると信じられており、アザを持つ者同士の婚姻は掟で固く禁じられていた。

ライラには幼い頃から胸にアザがあったのだが、実はジャンも数年前に突如アザが浮かんでしまったため、ライラとの結婚を諦めざるを得なくなっていた。
しかしジャンは、儀式を終えて一族の使命が果たされれば「アザ持ち同士は結婚できない」という古い掟に縛られることなくライラと結婚できると考え、今日まで周囲にアザを隠して儀式を決行するに至ったのだった。

全てを告白したジャンは一族を抜けることを決意する。

神を復活させる儀式が失敗に終わった、その日の夜。
キーファは主人公に向けて、自身の気持ちを静かに語る。


「起きてるのか? アルス。
……まあ 寝てるんでもいいや。これはオレのひとりごとだ。

こんなこと、あまり話さなかったけど、
お前の腕にある そのアザ。実は気になってた。

ライラさんとは違うけど、
たぶんお前も何か運命を背負った奴なんだろう。

それにひきかえ、オレはただ“王子”って身分に
生まれついただけの男だ。

オレ、ホントはお前が羨ましかったんだぜ。
こんなこと言っても、お前は笑うかもしれないけどな。

けど、オレはずっと探してたんだ。
オレにしかできない何かがあるはずだって。

こんなふうに思ったのも、お前のおかげかもしれないな。
ありがとよ アルス。

ひとりごとはこれで終わりだ。
おやすみ……。」



翌日、主人公が目覚めると、キーファとダーツの決闘が行われていた。
キーファがダーツを破り、二人がお互いの健闘を称え合うと、族長はキーファを新たなユバールの守り手に任命する。
こうしてキーファは一行から抜けてこの時代に残り、ユバールの民と共に放浪する事を決めたのだった。



「ここからオレとお前たちは別の道だ。
今まで一緒に旅ができて、本当に楽しかったよ。

元の世界に戻ってオレの親父に会ったら、
伝えておいてくれないか。
あんたの息子は、やっと自分の進む道を見つけたって。

あ…でもよ、アルス。
オレがライラさんに惚れたってことは
ナイショにしてくれな。

さあ、行け! アルス!」


お前に使った種返せ


離脱の賛否

キーファの離脱に関しては賛否、というか否定的な意見が多い。
理由はプレイヤーによりいろいろだが、主だったものを挙げると以下の通り。


  • 展開が唐突で、別れを決断するのが早すぎる
ユバールのイベントが始まって早々に、キーファはライラの尻をおっかけはじめ、あれよあれよと離脱してしまう。
そのため、それまで旅を共にしてきた主人公らをあっさり捨て、最近出会ったばかりの女に走った軽薄な男…という印象を持つプレイヤーも多い。

念のため補足しておくと、キーファの夢は主人公に語った通り『自分にしかできない何かを見つけること』であり、彼にとってはそれが“ユバールの守り手”であった。
ライラとの出会いがきっかけではあるが、決してライラだけが理由で主人公たちとの別れを決意したわけではない…はずである。


  • 残された家族のことを全く考えていない
ユバールの守り手となることについて、キーファは家族らに何の相談もしていない。
それどころか、家族への事後報告は主人公らに全て押しつけてすらいる。

バーンズ王やリーサ姫にキーファの件を報告せねばならない主人公たちの心労も察するにあまりあるが、一番苦しいのは残された王と姫であろう。
あまりにも唐突な別離に、残された家族が受けたショックは計り知れないものがあったと思われる。

実際、キーファとの離別を告げられたバーンズ王は激しく動揺し、「息子とはケンカばかりだったが、次にキーファが旅から戻ったら、その旅を応援するつもりだった」とその胸中を明かす。*1
物語が進むと、バーンズ王は「キーファが世界のどこかで頑張っているなら、ワシも王として自分のやるべきことをせねばならない」と少し立ち直る…のだが、問題はキーファのことを最も慕っていたリーサ姫。

離別を告げられたリーサはショックで塞ぎ込み、主人公らともあまり言葉を交わさなくなってしまう。
バーンズ王は父としてリーサを気にかけ、食事の時間を供にするようになるなど家族の時間を増やしているようだが、それでもリーサはあまり食事が喉を通らない様子で、元々体が病弱なのもあり使用人や兵士らからは心配されている。
なお、アイラ加入後にリーサに話しかけることで、少しずつ元気を取り戻していく。


  • 王族としての自覚と責任感がなさすぎる
「オレは親父の跡を継ぐつもりなんか、これっぽっちもないんだぜ」
とは本人の弁だが、現在のグラン王家の家族構成を鑑みれば、あまりにも自分本意で短絡的な発言である。
もっとも、ほかの創作物でも家業を継ぐのを嫌い、自身の夢を追うキャラはそれなりに見受けられるので、これについては彼に限った話とは言い切れない。(『マクロスF』の早乙女アルト、『女神のカフェテラス』の鳳凰寺紅音など)

バーンズ王は既に妻を亡くしており、さらにリーサ姫は病弱なため跡継ぎとしてやや不安が残る点を考えると、キーファが王座につくのは当然の帰結で、多くの国民の望むところであろう。
バーンズ王や国民も、ゆくゆくはキーファが良き君主として成長してくれることを期待していたはずである。

そういった思いを踏みにじる王子の突然の失踪は、グランエスタードに暮らす全ての人々を軽視した行動と言わざるを得ない。

キーファにしてみれば、その“父や国民からの期待”こそが何よりの重圧であり、「できれば逃げ出したい」と長年願ってはいたのだろうが、本当にそこから逃げ出してしまっては『国のことは全て丸投げして逃げた無責任王子』と言われるのも仕方ないといえる。

余談だが、キーファと別れた主人公らが現代に帰還した直後、バーンズ王へ報告に向かう道中では、エスタード島のあちこちでキーファを話題にする島民たちを見かける。
この時点でエスタード島の人々はキーファの離脱を知らされていないため、彼らにとってはいつもの雑談なのだが、王子が国民から愛されていたことがうかがえる。
この様子に、マリベルも「こんな日に限ってキーファの名前ばかり聞く」とこぼす。


  • パーティの主力がいなくなる
システム的な話になるが、キーファは高いHP・ちからでパーティの主力を担っていたため、彼が抜けることによるパーティの戦力低下は著しい。
ちなみに普通に進めていると『ゾンビ斬り』を習得する前後で離脱することになろうか。
さらに、よりによって主人公らが次に訪れるのは、高難易度で名高いあのダーマ神殿
ダーマ編は『呪文・特技が一切使えない』という過酷な環境の中、長い長いストーリーが展開される本作の難所であり、「ここでキーファがいれば…」*2と思ったプレイヤーも多いであろう。


  • 使った種が返ってこない
キーファ離脱でおそらく最もネタにされている要素がこれ。
キーファに『ちからのたね』『いのちのきのみ』などのステータス上昇アイテムを使っていた場合、彼は二度とパーティに復帰しないので完全に無駄になってしまう。
「キーファに使った種は子孫のアイラに引き継がれる」という噂もあったが、基本的にデマ。

この所業から、キーファには種泥棒という蔑称がある。
本作がきっかけとなり、他のナンバリングにおいてもパーティメンバーの離脱を警戒して主人公以外に種を使うことをためらうようになったプレイヤーも少なくない。*3


ちなみにキーファの所持品・装備品に関しては、主人公一行がユバールの休息地(過去)から現代に戻る時に、一通の手紙と共に返してくれる。



以上の通り批判の多いキーファだが、一応フォローしておくと、ユバールの一族から魔除けのトゥーラを弾くジャンが抜け、守り手のダーツも決して若くはないため、キーファが守り手にならなければ後々ユバールが滅んでいた可能性もある。*4

そうでなくとも、ジャンが自身のアザを隠してライラと結婚していた場合、言い伝えの通りアザの力が反発し消失してしまい、現代で神復活の儀式*5が成立しない等の重大な影響を及ぼしたかもしれない。

ちなみにジャンは後にハーメリアで老楽士として再登場し、水没する世界から人々を救っている。
彼に託された使命は、ハーメリアを救うことだったとも考えられる。

形はどうであれ、キーファとユバールの一族が出会ったこと、そしてジャンが一族を離れたことは巡り巡って世界を救うことになっているため、結果的にはキーファの離脱は世界にとって良い方向に働いている。
エンディングではバーンズ王も「あのバカ息子を誇りに思う」とキーファを褒め称える場面も。
ちなみにアイラによると、キーファの名は『ユバール一族で歴代最強の守り手』として伝わっているようだ。


主な関係者


  • バーンズ・グラン
エスタード島を治める国王。妻は既に他界している。
城を抜け出しては危険な旅に出るキーファの事は度々口うるさく注意していたが、次第にその考えも和らいでいき、キーファを認め旅を許そうと考えるようになっていく。
が、その矢先に息子が遠い過去の時代の放浪の民に加わったという報告を聞く事になるのだからやるせない。
後述のリーサほどではないが、キーファ離脱の報を聞いてしばらくショックで意気消沈してしまう。

大臣はキーファの身勝手な行動に驚愕し「王子には王の気持ちが伝わらなかったというのか」と嘆く。
一方、バーンズ自身は内心では「キーファはこの国に収まる存在ではない」ということに気づいていたらしく、息子が自分の道を見つけて歩みだしたことに喜びも感じていたようだ。


  • リーサ・グラン
キーファの妹。体が弱く城内にいる事が殆ど。
早くに母が他界し、父バーンズは政務に勤しんでいたため、キーファが幼いリーサの面倒を見てきた。
そのためキーファのことを誰よりも慕っている。
兄や主人公らの旅についてもそれなりに肯定的だが、危険な旅であるため心配もしている。

キーファが離脱した時には、バーンズ共々最もショックを受けた人物のひとり。
かなり後の方まで兄の失踪を引きずっており、ほとんどうつ状態。

後にアイラと出会い、リーサは彼女からユバールの言い伝えを一つ教わる。
「別れた者のその後の幸福を願うなら、決してその別れを嘆いてはいけない」
リーサが元気でいることが何よりも兄のためだ、と語るアイラの言葉にリーサも「…ありがとう。すこし、気持ちが楽になりました」と感謝し、これからもときどき城を訪れてほしいとアイラに伝える。

3DS版のイベントでアイラがキーファの子孫だと明確に示された後、城の兵士らはアイラに敬語を使うようになるが、リーサはアイラに自分を呼び捨てにして敬語もやめてほしいとお願いし、二人は姉妹・友人のような関係になる。


  • ライラ
ユバールの民の二代目の神の踊り手。
胸に大地の紋章のアザがある。
トゥーラの弾き手であるジャンと婚約していたが、ジャンが一族から抜けたため、後にキーファと結婚する。

キーファが祖国について「王になるのが嫌で遊び歩いてばかりの王子がいる小さな国」と説明した際には、
「きっと私、その王子さまと気が合うわ」
「だって私も自分の運命が嫌で、逃げ出したことがあるもの」

と語るなど、同じく王子としての運命に縛られてきたキーファとは通ずるところがあるようだ。

ライラはキーファの生き方を「自分の信じる道を歩いている」と好意的に評しているが、それを聞いたマリベルは
「キーファが自分の信じる道を歩いてるですって? あれは ワガママ って言うのよ」
「ライラさんって踊ることしか知らないから、世間知らずなのね」

とバッサリ切り捨てる。流石すぎる

キーファとライラの子孫で、十代目の神の踊り手。
ライラと同じく胸に大地の紋章がある。
キーファに使った種は遺伝したりはしていない。
彼女に関する詳細は当該項目を参照のこと。


他作品・他媒体への出演


まさかのDQMの主人公に抜擢。
VII本編より幼い10歳の頃のキーファが登場する。
バルコニーから城を抜け出そうとした事が父親にバレて自室のタンスに隠れるが、その時に幻魔王マガルギによってDQⅡ本編より遥か未来のデルコンダル地方へと飛ばされる。
その後ルインからキャラバンリーダーを引き継ぎ、同じくVII本編より若いフォズと合流してロト世界を旅する。

ラダトーム城の地下に潜む世界を脅かしていた存在を撃退した時に一度エスタード島に戻るが、その後再度ロト世界へと旅立っている。

赤い服に加え、巨大な青い帽子を背中にかけている。


マリベルと共にゲストとしてルイーダの酒場に登場。
職業は魔法戦士。MP0なのに…
キーファヘア、キーファのてぶくろ、キーファの服、キーファのズボン、キーファのブーツがコスプレ装備として貰える。
キーファのズボンを手に入れるには魔法戦士に就いている必要がある。
全て装備すると称号「さすらいの王子」が得られる。


  • DQ&FF in いただきストリートポータブル
こちらもマリベルと共に登場。ちなみにステージとしては聖風の谷がVIIから登場している。
ヤンガスから親の悩みの種であるという共通点から「そこはかとなくチャゴス王子に似ている」と言われてしまうが、いくら何でもあんなクズ王子と一緒にされるのはキーファも心外といえよう…。


グランエスタード城に颯爽と登場。
リーサから受け取った魔法の絨毯に乗り、炎の剣で真空火炎斬りを放つ。
VII本編でキーファが居る間は、砂漠の城地方の石版が未完成だったり炎の剣や魔法の絨毯もまだ手に入らなかったりするが、気にしないでおこう。
アイラ的に言うと「生暖かい目で見守ってやるのが大人の優しさよ」。
サポートとしてはユバールの休息地で稲妻雷光斬を放つ。

リッカの必殺技ではククールと共にいる他、反対側の同じ位置にアイラがいる。


3DS版でのみ行ける冒険の書の世界に登場するキャラの一人。
この時点で結婚しており、妻のライラの病気を治すためにカラーストーン採掘場に緑のカラーストーンを探しに来ている。
しかしカラーストーンに挟まれて身動きが取れなくなっている上に武器がないため戦闘にも参加しないなど良いとこなしであった。
後にライラが妊娠していると判明する。


  • ドラゴンクエスト ライバルズ
商人が扱うレジェンドレアユニット。
彼の固有能力は「彼に使用した種などの道具カードを、死亡時に全て返してくれる」というもの。
まさかの種泥棒ネタを意識したものとなっているが、試合における使い勝手は良好。


ホンダラホンダラ マーレ ト ボルカノ
バーンズグラン ト リーサグラン
ガボガボキーファ マリベルアイラ
メルビンメルビン ヒラケ〜 ホコラ!

…なる呪文が存在し、他のVIIキャラと共に名前だけ登場。


  • 漫画版VII
途中マリベルと恋仲になったが、結局ユバールの民と共に行く事を決めた。
この作品ではライラはジャンとの間に子供が出来て妊娠しており、キーファはライラと明確に結ばれてはいない(アイラはキーファとライラの子孫ではあるが、ライラとキーファの子供の子孫ではないということになると思われる)。

オリジナル展開として蜃気楼の塔での修行で様々な人間……オルテガの父親やI主人公の父、犬姫の父のムーンブルク王、そしてロト紋の主人公アルスといったロトの直系の人物達の人生の追体験をし、それが彼の決断に影響を与えたという離脱のフォロー描写が追加されていた。
ちなみにエスタード城には王者の剣がある。
つまり……?


火炎斬りで火山のボスを倒すという偉業を成し遂げた。
1巻のカラーイラストではからくり兵に斬りかかっている。
1巻でキーファが離脱するのでその後話題や回想としては登場するも、本人は登場しない。と思われていたが……

漫画版、小説版ともキーファがライラやダーツと共に神の祭壇へ向かう道中が書かれている。


余談


  • ドラクエシリーズの主要人物としては初めて、公式で苗字が付いたキャラクターである*6

  • 現代エンゴウのイベントアイテム『まんまるボタン』は、持ち主の男の子に返すとちいさなメダルと交換してもらえるが、ユバールのイベントとキーファを利用してどちらも手元に残すことができる。*7

  • キーファ離脱後も、なぜかキーファが装備可能な装備が各地に売っている。開発段階のデータの消し忘れだろうか?
    『おおばさみ』という武器は、装備可能キャラがキーファ・アイラの2名しかいないにも関わらず、購入時期がキーファ離脱後~アイラ加入前という全く需要のない期間になっている謎の武器として一部で有名。

  • 上記のように永久離脱する事を逆手に取り、彼をレベル99まで上げることにチャレンジした猛者もいる模様で、オリジナル版だと550~600時間かかった模様。並の覚悟では出来ないある意味とんでもない偉業である


どんなにはなれていても、
オレたちは友だちだよな!

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最終更新:2024年04月17日 15:34

*1 バーンズ王は数日前にエスタード城に届けられたふしぎな石板を、仲直りの意思も込めてキーファに手渡ししようと考えていた。

*2 よりによってパーティ内で『呪文・特技の没収』が一番影響しないキャラがキーファなのだ。

*3 しかし8以降のナンバリングで永久離脱するキャラは現時点ではいない。

*4 実際のところは不明だが、ユバールのストーリーにはこの地を封印しているボスらしいボスが居ないため、「ユバールは守り手が不足して滅んだ」「キーファが守り手になることで滅びの運命から逃れた」とも考えられる。

*5 復活したのは魔王だったが…。

*6 小説版等で設定された苗字は、各々の作者が設定したものであり、完全な公式ではない。ゲーム本編で苗字を名乗るキャラクターはキーファが初

*7 まんまるボタンをキーファに持たせたままユバールのイベントを途中まで進め、キーファが一時的に離脱したタイミングで一度現代に戻りエンゴウの男の子に話しかけると、主人公らはまんまるボタンを持っていない(一時離脱中のキーファが持っている)のに男の子からちいさなメダルが貰え、その後キーファが正式に離脱する際にまんまるボタンも返ってくる。