骸骨/髑髏

登録日:2018/10/29 Mon 22:10:00
更新日:2024/04/16 Tue 11:00:00
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「これはかの鎌倉幕府を開いた源頼朝公のしゃれこうべです!
どうです、見事でしょう?」

「それにしては随分と小さくないか?」

「あぁ、じゃあ子供の頃のしゃれこうべなんでしょう」


骸骨(がいこつ)とは、死体が腐敗して骨格が剥き出しになった状態。
髑髏(どくろ)とは、剥き出しになった骨格のうちの頭蓋骨のこと。
皆様ご存知の通り、「骸骨」となるのは内骨格を持つ生物……すなわち脊椎動物だけで、カニやエビなどの甲殻類や昆虫等、外側に骨格があるものの遺骸は基本的に骸骨と呼ばれない。


◆概要

生ある者には、いつか必ずが訪れる。
死した肉体はやがて腐れ落ち、最後に遺骨のみが残される。
そうした事から、骸骨は古くから死の象徴として扱われ、様々な作品のモチーフとされてきた。
同時に我々にとって馴染み深いものでもあり、本や博物館やテレビで恐竜の骨格や、学校の理科室に骸骨の模型があるのを見たことがあるだろう。
骸骨が持つイメージは、大きく分けて3つに大別される。
なお、本項では全身骨格の場合は骸骨(がいこつ)、頭骨(頭蓋骨)のみの場合は髑髏(どくろ)と表記する。

1.不気味、不吉、哀愁
人は誰しも死を恐れるものである。そして、親しい者の死は悲しいものである。
死の象徴たる骸骨がそうした扱いを受けるのは、ある意味必然といえるだろう。
洋の東西を問わず、動く骸骨は魔物として描かれている。死神などはその最もたる例である。
毒物の入っている瓶に髑髏マークが描かれる事が多いのも、こういったイメージと無縁ではないだろう。
生ける屍の総称である『アンデッド』の項目も参照のこと。
また、アンデッドの中でも、「打撃されても元々不可思議に繋がっている関節が外れるだけでまた元に戻る」という「不死」の属性を持つ者も多い。
3.のような作品だと毎度バラバラになるギャグ要員となることも。

2.悪、闇、影
海賊船のマストに髑髏が描かれるように、骸骨は悪のシンボルとして扱われる事も少なくない。
悪の組織のエンブレムに使用される事も多く、骸骨がモチーフのキャラクターは悪役である確率が高い。
これは上記の死神の『死を司る者』のイメージが転じて『命を奪う者』の象徴として扱われているものと思われる。
といっても、全ての骸骨キャラが悪役というわけではなく、ヒーローも少なからず存在する。
しかし、その場合も純粋なヒーローというよりは、闇を背負い哀愁を帯びたダークヒーローとして描かれる事が多い。

ちなみにドイツ軍などが用いる髑髏の徽章(トーテンコップ)は「骨になっても祖国のために戦う」という忠誠の証だった。
だが悪名高きナチス親衛隊が制帽にこの徽章を使ったためか現在は悪のシンボルのような扱いを受けている。

3.コミカル
いつの頃からこうしたイメージが定着したのかは不明だが、骸骨にはどことなくコミカルなイメージもつきまとう。
14世紀~15世紀に中世ヨーロッパで起こった『死の舞踏』と呼ばれるムーブメントなんかもその顕れで、精神的、物質的な側面両方からの共通幻想の様なものが身分や性別を越えて躍り狂う死者(骸骨)というものを像にして定着させたようだ。
ギャグ色の強いシーンで大ダメージを受けて骨になったり、何故か踊り出す様子は想像に難くない。
上記の1.と2.は理解できるのだが、死の象徴であるはずの骸骨がなぜコミカルに描かれるようになったのかは謎である。
だが、ある程度は理由を推察することは可能である。
腐乱したり損傷が激しい死体は、見る者に不快感を与える。
それに対し、骸骨はたしかに不気味ではあるが、死体のようなグロテスクさはない。
むしろ芸術性すら感じるその外観は、人を惹きつける不思議な魅力に溢れている。
こうした、ある種の親しみやすさが長い時間をかけて、コミカルなイメージに転じていったのではないだろうか。



◆骸骨をモチーフにしたキャラクター

骸骨といった場合、通常は人間の骨格を指すが、ここではそれ以外の動物の骨格も含める。
なお、骨を武器にする奴も多い。

漫画

悪魔と取引を交わしたスタントマン、ジョニーが変身するヒーロー。
外見は「炎と革ジャンを纏った骸骨」であり、また頭部は胴体から浮いている。
彼の乗るバイクにも骨や骸骨の意匠が施されている。

卑怯な手で打倒キン肉マンを狙うドクロ星出身の宇宙人。本名は「シャレコウベ」。
作戦は常に失敗に終わっており、作中(特にアニメ版)におけるコメディリリーフを担っている。
キン肉マンⅡ世』では息子であるボーン・コールドが登場するが、こちらは父親に比べて骸骨成分は薄めである。

共に吉良吉影のスタンド。
キラークイーンは身体の各部に髑髏のエンブレムを持つ人型の近距離パワー型スタンド。
触れた物を爆弾に変える能力を持ち、スタンド自身の戦闘力も高いが、純粋な格闘能力はスタープラチナクレイジー・ダイヤモンドに劣る。
シアーハートアタックはキラークイーンの左手から放たれる、髑髏の顔を持つ戦車型のスタンド。
どことなくコミカルな外見とは裏腹に非常に強力なスタンドで、スタープラチナのラッシュを喰らっても傷一つ付かない頑強なボディを持ち、攻撃力も高い。
しかし、熱を探知して相手を追いかけるだけであり、精密動作は一切不可能という欠点を持つ。

超人系悪魔の実『ヨミヨミの実』の能力により死後時間が経ち過ぎていた事で白骨化していた身体で蘇生した海賊にして音楽家。
全身が白骨化したにも関わらずアフロヘアだけは健在だが、これは「毛根が強いから」との事。
全身の筋肉や臓器は失われているが運動は問題なく可能で、視覚を始めとした五感も存在する。
飲食も可能で、本人曰く「ウンコもする」。少なくともゲップと放屁をするシーンはある。
全身が骨だけであるが故の 「軽いから」 というだけの理由で超人的大ジャンプや、短時間に限り水上を走る事もできる。
また「筋肉や臓器が無い」事と身体の一部を用いる慣用句(「目玉が飛び出る」など)を絡めた「スカルジョーク」を多用する。
牛乳などの形でカルシウムを摂ると骨を損傷しても瞬時に回復でき、第2部からはヨミヨミの実の真の能力、
即ち「本来なら黄泉の国へと行くべき魂は悪魔の実の力で身体に繋ぎ留められている」、
「筋肉の無い身体を動かしているのは強い(テャマスィー)である」と気付いた事で、
骨そのものが損傷しない限り、身体がバラバラになっても再生可能となった。
どう考えても生きた人間の姿ではないため、大抵の事情を知らない人間は動いていない彼を見て白骨死体と誤認し、
それ故に麦わらの一味の中で1人だけ難を逃れる事もしばしばある。

少々特殊な例。仮面ライダーの原典となったヒーローである。
TVに先駆け『怪奇ロマネスク劇画 スカルマン THE SKULL MAN』のタイトルで読み切り漫画が掲載され、当初はこのスカルマンがTVでも活躍する予定だった。
しかしTV局は、ゴールデンタイムのお茶の間に骸骨のヒーローを映す事に難色を示し、スカルマンのデザインは没となった。
そこで石森章太郎は、髑髏に比較的近い顔を持つバッタをモチーフとして新しいヒーローをデザインした。これが誰もが知る仮面ライダーである。
お茶の間デビューを果たせなかったスカルマンだが、それから四十余年後、燃える漫画家・島本和彦先生による漫画版を経て
デザインがリメイクされ『THE SKULLMAN』のタイトルでアニメ化され、待望のTVデビューを果たした。

滝和也が骸骨が描かれたヘルメットとライダースーツを纏った姿。上記のスカルマンがデザインの元ネタとなっている。
作中の設定としては怪人に捕まった顔見知りの少年・スパイクのトレードマークのバンダナに由来するため、髑髏以外の骨格にはあまり拘りはない。
このスーツには特殊な能力はなく、早い話がスーツを着ただけの人間である。電磁ナイフ付きのハンドガンを武器に戦う。
しかし、滝自身が戦闘員程度なら軽く倒せるほどの実力者という事もあり、仮面ライダーたちにも決して引けを取らない活躍を見せる。

強化外骨格 零に宿る英霊。
戦闘において冷静で的確なアドバイスを出し、精神面でも覚悟を支える無二の相棒。
口調が非常に暑苦しいのが特徴。まぁ、この作品では大抵のキャラがそうなのだが。

  • デス=レックス(カオシックルーン)
正式名称はデス=レックス=ヘッド。
2000年前の闘いで体を5つ(頭、四肢、胴体、翼、尻尾)に分断されたデス=レックスの頭部にあたる。
頭部のみでありながらその戦闘力は作中最強クラスであり、彼に喰われた人間やモンスターは歴史から抹消され、最初から存在しなかったことになる。
高い知性を持ち、性格は傲慢かつ尊大。

骸骨がモチーフの甲冑に身を包み、ゴッドハンド達と戦う謎の騎士
噂では覇王ガイゼリックと関りがあるようだが…。

十刃の一人。
普段は顔に刀傷のある老人の姿をしているが、真の姿と能力を解放する帰刃(レスレクシオン)を行うと王冠を被りローブを纏った骸骨、いわば西洋の死神を彷彿とさせる姿になる。
老い」という死の形を司り、バラガンの能力に晒された物は急速に朽ち果て、生物であれば彼と同じく骸骨と化してしまう。


アニメ

栄えある機械獣第一号。同じく1話、2話に登場する相方のダブラスM2共々、メディアへの露出度は極めて高い。
髑髏型の頭部に巨大な二本の鎌が生えており、死神を思わせる。
頭部の鎌は取り外しが可能で、近接戦闘用の武器としてはもちろん、ブーメランとして投げつけて使用する事も可能。
さらに、目にはミサイルを内蔵している。
機械獣の中には、ガラダ以外にもスケルトンO7、ボーネストS9といった骸骨モチーフのものが存在する。

ミケーネ帝国の七大将軍のひとりで、悪霊型戦闘獣を従える。
悪霊型は他の軍団に比べて構成員が極端に少なく、それ故に彼自身の出番も本編では七大将軍の中では最も少ない。
しかし、そのインパクトのあるデザインのためか、スーパーロボット大戦シリーズでは他の将軍より優遇されており、出番も多い。
OVA作品『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』では、オネエ口調という衝撃的なキャラ付けで登場した。

史上初の二人乗りマジンガーであり、メインパイロットを交代する事で近接格闘・銃撃戦の2つのモードを切り替える。
いずれのモードでも、魔神皇帝の名に恥じぬ情け容赦ない戦いっぷりを見せる。
初代マジンガーZの最初の敵が、前述のガラダK7であった事を考えると、妙な縁を感じるものである。
俺たちが、地獄だ!

明確なキャラクターとしてデザインされた骸骨としては、おそらく世界最古。
回を重ねるごとにインフレーションが進行して探偵の手に負えなくなった怪盗黒バットを成敗する色違いキャラのヒーローとして登場し、
黒と赤のマントを羽織った黄金の骸骨という外見や、不気味な高笑いとは裏腹に、正義のヒーローである。
攻防ともにその能力はチートじみており、上記の高笑いを上げながら敵を容赦なく叩きのめす姿は非常に痛快。
そのあまりのブッ飛びっぷりから、一部では絶大な人気を誇る。強い!絶対に強い!

なお、原作は戦前に作られた紙芝居なのだが、時代背景ゆえキャラクター著作権が存在せず、数多くの作者が勝手に黄金バットを作り出していた。
こういった作品では黄金バットを怪盗や陰謀団首領に設定して出すなど「骸骨顔のキャラクターのジャンルを黄金バットと呼ぶ」のレベルに近く、
著名所だけでも手塚治虫の『怪盗黄金バット』などでは堂々と名前を使っているが、正体が王位の証の宝石を狙う悪女(髑髏顔はお面)だったりと、
設定をまねるつもりすらないような代物もあったりする。

それゆえ、紙芝居の黄金バットは設定があやふやであるため、本項では現在の黄金バットのイメージを定着させたアニメ版を原作とした。
尚アニメ放映当時の児童誌の記事ではミイラとされていたとか。

二本の骨が描かれたTシャツを着た骸骨。
ドキンちゃんに惚れているため、ばいきんまんと行動を共にする事が多いが、彼自身は優しい性格の持ち主。
語尾に「ホラー」と付けるのが口癖。

骨のに乗って現れる骸骨。死者および死にかけた者の魂をあの世へ連れてゆくのが使命。
複数人が存在しており、死神どうしで縄張り争いもしている。

悪の3バカトリオ『ドロンボー一味』に指示を出す、正体不明の存在。
ドロンボーたちに金塊のありかを示す秘宝・ドクロストンを集めさせている。
彼の口癖である「おしおきだべぇ~!!」を真似したことのある人は決して少なくないだろう。
三度の飯よりお仕置きが好きで、任務の失敗、成功問わず、ドロンボー一味にお仕置きを行うが、ほとんどが、お仕置きの範疇を越えている。???「他人の不幸こそ最高の娯楽ゾイ!」

最終話においてその正体、そしてドクロストンを集めさせていた理由が判明する。
遠い未来を描いた『夜ノヤッターマン』では…。

黒いドレスを纏い、二本の角を生やした少女。
2体の黒い髑髏『スカルヘッド』を従え、大鎌『デッドサイズ』を武器とする。
媒体によって設定やデザインが異なるが、いずれの場合もブラック★ロックシューターのライバルと描かれることが多い。

メガトロンが作り出したダイノボットのクローン。
ビーストモードはホネホネのヴェロキラプトルであり、ロボットモードでもホネホネである。
あくまでクローンであり、オリジナルのダイノボットとは別人。その性格は極めて凶悪。
しかし、最終決戦において…

闇の魔法つかいを束ねる首領。部下たちを使い、『リンクルストーン・エメラルド』の入手を企てる。
全身をローブで覆われており、骨のような手と、時折見せる髑髏のような顔のシルエット以外、その容姿は不明。
また、闇の魔法つかい達が生み出す怪物・ヨクバールや、組織のエンブレムも髑髏がモチーフとなっている。

燃える髑髏の顔を持つ刑事。
自身と妻子の命を奪われ、地獄から甦った刑事…という設定だが、本編が超展開すぎて、そんな設定は次第に忘れ去られていく。
銃を構えたポーズのまま、一切動かない。

宇宙パトロールOGIKUBO支部の本部長。
「ジャスティス!」が口癖の熱血漢で、正義感も強いが、一方でいい加減な性格でもあり、その場のノリで行動しているフシがある。
上記のインフェルノコップは同僚(もしくは部下)だったらしく、外見も似ている。

奥多摩の6億年前の地層より出土した化石に思われていたが、その実態は骨格の形をした怪獣。
ウルトラシリーズの骨怪獣だと後述のシーボーズやムードンのように大人しいイメージのものが多いが、
このスケルドンは口から吐く毒ガスで街を火の海にして暴れまわる、正真正銘の凶悪怪獣である。

  • 踊る骸骨(骸骨の踊り)
1929年公開のディズニー映画に登場するミッキーに次ぐディズニー最古参のキャラクター。
本作はディズニーのお家芸であるミュージカルアニメ『シリー・シンフォニー』シリーズの第一作であり、音楽にあわせて愉快に踊る四人組。
骨であることを生かして楽器に変形したりと自由自在に踊る様は今でも古典アニメの傑作として語り継がれている。

オカマバーの従業員で源氏名はシャルロット。美しい身体を求めて謎の老婆から「美人のストッキング」や「美人のビデオカメラ」を買い求めるが、最後に購入した「美人のシャワー」を一晩中浴びたため生きながらにして白骨化。怯える同僚を抱いてどこかへ消え去った。


小説

  • ファントム/エリック(『オペラ座の怪人』)
1909年から1910年に連載されてた古典小説に出てくる人物。
何度も映画化されているので知名度はあるが、映画などだと髑髏顔要素がマイルドにされ「大火傷もしくは傷」になっていることが多い。
原作小説では生まれつき鼻や唇がない骸骨顔で、目が赤く光るという強烈な顔をしており、これが原因で人目につかずに生きていた。
なお、本編内の仮装舞踏会ではこの顔の上に髑髏のお面をさらにかぶり、赤い服に羽飾りの帽子とマントという仮装をして出てくる。

  • 赤髑髏(江戸川乱歩の『吸血鬼』)
昭和5年から6年にかけて連載されてた江戸川乱歩の古典探偵小説の怪人。
本当は骸骨でもなんでもなく顔を大火傷し、顔中真っ赤なケロイドで禿げているだけ(鼻や唇も欠けている)だけなのだが、劇中人物からは「赤髑髏」と呼ばれていた。
中盤で「後ろめたい人物が顔をわざと焼いて人相を分からなくした人物」と推測され、結果的にその通りだったが、事件の真相はこいつが犯人という生易しいものではなかった。
なお、表題は「吸血鬼のように執念深い」という意味で、本編で血を吸う場面などは一切ない

  • 髑髏鬼(『髑髏鬼』)
  • 金蝙蝠(『深夜の魔術師』・『真珠塔』*1
  • 髑髏男(『大迷宮』)
こちらは横溝正史の探偵小説に登場する怪人達。金蝙蝠は「深夜の魔術師」や「金色蝙蝠」とも呼ばれている…金の蝙蝠と髑髏って黄金バットじゃ…
金蝙蝠は仮面、後の2人は地顔である。

『虹の翼』の真名を持つ、紅世の王。
ある女性との約束に従い、骸骨の姿となって修行時代のシャナの戦闘訓練の相手を務めていた。
骸骨の状態では喋ることすらできないが、本来の彼は外見・言動ともにかなりのイケメンである。

オシャレ大好きな骨格標本。
元々は理科室に保管されていたごく普通の骨格標本だったが、10年の歳月を経て自我を持ち、動けるようになった。
骸骨が頭に黒いボンボンを付け、様々なファッションアイテムを身に着けている姿は、中々にインパクトがある。

アマクダリ・セクト所属のニンジャ。
顔に白黒の髑髏ペイントを施し、ステッキやマント、シルクハットを着用するなど、忍者離れした本作のニンジャ達の中でも際立ってド派手ないで立ちが特徴。
非常にテンションが高く、芝居がかった喋り方をするが、プリンセプス=サンが身の程をわきまえず、仰々しい口調でザイバツの偉大さを語り出した際には
「全く意味がわからん。黙ってくれんかね」と、冷めた態度で接していた。

本作の主人公で、禍々しい衣装に身を包んだ骸骨の魔法使いの姿をしている。
本来冴えないサラリーマンだったのだが、ゲーム中の異変により、アバターの姿になって転移してしまった。
悪としてのイメージが強い骸骨。
しかし、絶対支配者にふさわしい振る舞いを身につけようと悪戦苦闘したり、予想外の事態にテンパる姿はコミカル。


実写

怪獣墓場で眠っていた亡霊怪獣。月ロケットに乗って地球に落下してきた。
それほど凶暴な性格ではなく故郷の怪獣墓場に帰りたがり、ふてくされたり、だだをこねるなど、行動が妙に人間くさい。
死んだ怪獣が骨のみとなったのか、それとも元々この姿だったのかは不明。

  • ステゴン(帰ってきたウルトラマン)
工事現場から化石の状態で発見された怪獣。ダイナマイトの衝撃で仮死状態から目覚めた。
生前は草食性の恐竜だったらしく、性格も大人しいが、強酸性の溶解液や口から吐く毒ガスが危険と判断され、殺処分が決定してしまう。
最後はウルトラマンの手によって宇宙に運ばれた。

工事現場で発掘された恐竜の化石にカオスヘッダーの残留エネルギーが憑依し、動き出した怪獣。
大人しい性格だが、工事現場の主任のダイナマイトによる攻撃に怒り、暴れ出した。
誕生経緯が上記のステゴンと酷似している。

物語の舞台となる綾香市において「偶龍爾王(グルジオ)様」として伝承に残っている怪獣。
外観は赤黒い骨格といったところで、物語中盤には上位種の「グルジオキング」「グルジオレギーナ」も登場。

ショッカー、およびゲルショッカーの首領と同一人物。
前作と同様、声のみで幹部や怪人たちに指令を出していたが、最終回で原始人のものを思わせる骸骨の姿を現した。

サタン虫の親玉で、頭がドクロになっている。

デルザー軍団の一人で、名前通りドクロ顔。

  • 鬼火司令(仮面ライダースーパー1)
ジンドグマ最高幹部の一人で、骸骨を模したコスチュームを着用。正体であるジンドグマ超A級怪人・オニビビンバはドクロ顔の怪人。

左翔太郎の師匠である鳴海荘吉が変身する、ハードボイルドなライダー。
滝ライダーと同様、こちらもスカルマンがデザインのモチーフになっている。
ハードボイルドなので、帽子がよく似合う。カッコいい。
本編開始の1年前に死亡したかに思われていたが……?

暗黒科学帝国デスダークの幹部で、髑髏型の兜を着用。

バンドーラ一味の繰り出した、骸骨の容貌をしたドーラモンスター。
頭部を破壊しない限り、バラバラにされても何度も復活する強靭さを有する。

妖怪軍団を統べる妖怪大魔王の息子で、普段はロックシンガーの姿で貴公子ジュニアと名乗っているが、その正体は骸骨の姿をした妖怪。

地底冥府インフェルシア指揮下の「蠱毒房三冥獣」の一体。作中屈指のトラウマメーカー。
頭部の赤い核を破壊しない限り何度も復活する能力の持ち主。

はぐれ外道の一人で、アヤカシとしての姿は骸骨を思わせる風貌。

牙鬼軍団の小姓である十六夜九衛門が五トン妖シュリケンで召喚する巨大戦闘員的怪物。
召還の際、無数の骸骨が集まり恐竜のような姿を形成、戦況によっては巨大な剣「粉骨砕身」に変形する。
なお、妖怪ハンターであるキンジ・タキガワによるとマユゲのある個体は『レアもの』らしい。

  • 骸骨剣士(シンバッド七回目の航海/アルゴ探検隊の大冒険)
レイ・ハリーハウゼンが制作した特撮映画に登場するモンスター。
特にアルゴ探検隊の大冒険では、7体が同時にアクションをするという、ストップモーションの限界に挑戦しており必見である。
余談だが、特撮リボルテックにて発売された際、あまりの売り上げで生産が間に合わず、
骸骨が公式ページで(ストップモーションで)土下座するという珍事が発生した。

擬態のために生きた有機細胞で覆っているがその正体は金属製の骨格と電子頭脳を持つ人型ロボット。謂わばメカ黄金バットとでもいうべき姿。
良くも悪くも命令に忠実なコンピュータで、プログラム故に思考ルーチンを書き換えてしまえば味方にすることも可能。
骸骨というよりはロボットキャラの見本と呼べる存在。

  • スカルソルジャー(髑髏戦士スカルソルジャー 復讐の美学)
先述の漫画「スカルマン」をオマージュしたダークヒーローアクションの主人公・鳴海達也が変身する。
一部の官僚と巨大企業の行うスカルソルジャー計画の陰謀に巻き込まれ、最愛の妹を失い身体をスカルホルモンに侵された達也は
この死神を模した強化スーツに身を包み官僚に裁きの鉄槌を下すが、スカルホルモンの副作用で定期的にアンプルを投与しないと死に至ってしまう。
デザイナーは雨宮慶太、主演は後に雨宮監督の『牙狼-GARO-』で暗黒騎士キバを演じる京本正樹。

  • 魔導輪ザルバ(牙狼-GARO-)
そんな牙狼シリーズの顔ともいえる、髑髏モチーフの魔導具。
無印シリーズの主人公・冴島鋼牙の左中指にはめられた指輪として登場後、続編を含め様々なシリーズの黄金騎士の友として彼らをサポートしてきた。
シリーズの主題歌を歌うJAM Projectの影山ヒロノブが中の人だけあってか、性格はニヒリストだが意外と熱い。

ドクロ型の仮面を着用し、そのまま「ドクロ(どくろ)仮面」と名乗る者も多い。
詳細はドクロ仮面を参照。

善悪関係なく人間を襲うただの化け物。 後頭部の角や、手足の人間にはない骨を持つ巨大な異形の骸骨。
200年前に討ち取られた刀族の背教者・トラックの骨が、30年前に墓荒らしによって、副葬品の「聖なる斧」を盗まれたことで怪物となり蘇った存在。
当時は復活してすぐに墓荒らしと相討ちとなり封じられたが、リゾート開発で掘り返されたことで再び蘇った。

少し触れるだけで人間を塵に変え、手にする武器や呼気にも、その効果は及ぶ。
また片手でトラック(車)を吹き飛ばし、崖を軽々飛び越えるなどスペックも高く、下半身を馬に変化させ高速移動も可能。
更にトラックの仲間だった背教者達の骨を取り込むことで力と大きさは増大していき、日食によって人間の手では倒しようのない不死身の存在となる。

なお、日本版のパッケージでは上記の悪魔と契約し地獄から蘇りしダークヒーローに便乗して全身に炎を纏っているが、作中にそんなシーンはない。


ゲーム

  • スケルトン
英:skeleton
骸骨、骨格といった意味。「透ける」とは無関係
多くのゲームに於いて、「動く骸骨の姿をしたモンスター」の名前、もしくは総称として採用されている。
アンデッド系モンスターの一種として扱われている事が多く、
倒してもバラバラになるだけで一定時間が経つと復活する能力を持つもの、 自分の骨を投げ付ける 事で遠距離攻撃に対応するものも少なくない。

「倒してもバラバラになるだけで一定時間が経つと復活するスケルトン」の具体例の一つ。

ゲーム界一多忙な死神。ゲームオーバー画面になると毎回登場する。
主人公や魔王ワーロックよりよっぽど印象に残っているというプレイヤーも少なくないだろう。
同じくケムコが発売したアドベンチャーゲーム『悪魔の招待状』にもちゃっかりゲスト出演している。

ダンジョン等に出現する、人型の骸骨の魔物。
ただフラフラと彷徨うだけだったり、骨を飛ばしてきたり、を装備していたりと、シリーズによって性質が異なる。
中には、上位種や派生種が登場するシリーズもある。
2D作品ではザコ敵だが、3D作品では中ボスとしてプレイヤーを苦しめる。

  • スカルマン(ロックマンシリーズ)
骸骨の姿をした純粋な戦闘用ロボット。
温厚なDr.コサック製としては珍しい例だが、当時はワイリーに脅されて渋々作られた可能性もある。
敵と戦うことしか知らないと言われるが、その割にはホラー映画が好きというお茶目なヤツ。
ドクロマーク型のビットを展開するスカルバリアーが特殊武器。
本当に骨を素材にして作られたかは謎だが事実そこそこ脆いらしく、
圧縮したスクラップの塊を撃ち出すダストクラッシャーが弱点。


骸骨モチーフではないが、骸骨とは切っても切れない関係なのでここに記載する。
普段は銀色の鎧を装着しているが、攻撃を食らうと一撃で壊れてパンツ一丁になり、さらに攻撃を食らうと骸骨となって崩れ落ちる。
強化版の緑や金の鎧もあるが、大体の作品ではやはり一撃で壊れてしまう。
驚異的な難易度を誇るゲームであるため、プレイヤーはクリアするまで何千回、何万回とこの光景を目にすることとある。
しかし、軽快なSEとともに骸骨に変貌するシーンは非常にコミカルであるため、不思議と嫌にはならない。

インド出身の修行僧で、ヨガの奥義を用いて戦う。
村で命を落とした子供の骸骨を首からぶら下げており、彼自身もガリガリで骨っぽい。
外見こそ色物だが、修行僧らしい非常に生真面目な性格である。
性能はクセが強いものの、インパクト絶大な外見やコミカルな動きから、プレイヤーからの人気は高い。

  • スカロマニア(ストリートファイターEX・ファイティングEXレイヤー)
骸骨を模したデザインの全身コスチュームに身を包んだ怪人物で、その正体は一般のサラリーマン・西小山三郎。
近年になり他社製ゲームへのゲスト参戦も叶ったが、その際に女体化してしまうとは誰が思っていたのだろうか・・・

死んだ母親の頭蓋骨を頭に被るという、悲しい習性を持つポケモン。
亡き母親の事を思い出し、大声で泣く事もある。悲しい。
第一世代のシナリオ中には、カラカラとガラガラに関する本編中屈指の鬱イベントが待ち受けている。
タマゴから生まれたばかりのカラカラでも骨を被っているのは突っ込み禁止

戦いに執着したデジモンが、肉体が滅びてもなお戦いを求め続けた結果、闘争本能のみで動く怪物へと変貌してしまった。
闘争本能のみで動いているため、知性も感情も欠片も残ってはいない。
『デジモンアドベンチャー』では、太一の無謀さによってグレイモンが強制的に進化し、暴走した。

  • カロン・ほねクッパ(マリオシリーズ)
前者はこの世に未練を残し骨になったノコノコ。『スーパーマリオブラザーズ3』で初登場。
踏むとバラバラになって崩れるが、時間が経過すると復活する。
完全に倒すには特定の形態になる必要があり、ハンマーマリオ・マントマリオ・コウラマリオ等、シリーズによって異なる。
基本はザコ敵としての登場だが、パーティーゲームではプレイヤーキャラクターとして出演している。

後者は読んで字のごとく、骨になったクッパ
初登場は『Newスーパーマリオブラザーズ』。
ワールド1にて、マリオにスイッチを押されてマグマに落とされるという恒例のやられ方をするのだが、なんともがきながら骨になって沈んでいくという生々しいシーンが…。
その後、ワールド8にてこの骨の状態でマリオと戦うことに。
最後はクッパJr.によって壺に入れられ、肉体が復活する。
上記のクッパが溶岩で肉を溶かされて骨になるという描写が不評だったためか、以降の作品ではクッパとは別のキャラクターという扱いになり、クッパと同時に出演している。

日本茶をこよなく愛する骸骨。特に好きな物は緑茶。
魔導物語では、序盤に出現することが多いが弱点らしい弱点も無いなかなかの強敵。…たまに自分の骨を投げて自滅するが。
なお、グラフィックが全体的にリアルなPC98版『魔導物語1-2-3』では骸骨剣士の姿であり、お茶要素は一切無かった。
ぷよぷよでは最初に戦うことが多く、思考ルーチンも弱いため代表的な雑魚としてのイメージが強い。
連鎖時に叫ぶ技名も、それぞれお茶の名前になっている。

惑星ゼーベスの高熱地帯ノルフェアに生息する巨大なクリーチャー。
サムスのチャージビームやスーパーミサイルでも微々たる痛手しか与えられず、せいぜい衝撃に怯んで数歩後退する程度のダメージしか与えられない。
但し、ノルフェアに煮えたぎる強酸の海は苦手だったらしく、そこに転落した彼は皮膚が酸で崩れ、最期は骨だけになって酸の底に沈んだ……と思われていたのもつかの間。
なんと完全に骸骨になりながらも、サムスを追い詰めんと裏から壁をぶち破る驚異の生命力を披露。
…が、それが彼の最後の勇姿であり、壁をぶち破った直後に力尽きて崩れ落ち、頭骨だけが永遠にそこに残り続けるという哀しき姿となってしまった。

双頭と骨のような外殻が特徴の古龍種モンスター。別名『骸龍』。
本体はイカに近い無脊椎動物の様な姿。古龍種だけあって単体でも十分強く、並の大型モンスターならあっさり捕食してしまう程の戦闘力を持つ。
この外殻は捕食したモンスターの遺骸を身につけて利用しているようで、これによって、その遺骸の持ち主となったモンスターの能力を擬似的に使用できる。
人間顔負けの高い学習能力も備えており、遺骸の種類によっては発火したり導電性が高かったり、更には爆発する粘菌や、鈍器として単純に振り回すだけ。時には単体では使えないので他の物と組み合わせてみる等々…を自ら学習した上で使っている模様。
そんな彼が金策のカモとして一時期数え切れないほど狩られたのは何の皮肉であろうか。

  • ボーンファイター/スカルナイト(ザ・グレイトバトルシリーズ)
コンパチヒーローシリーズの悪の代名詞・ダークブレインの配下の一人で、その名のごとく甲冑を纏った骸骨の戦士。
第1作はボーンファイター名義だったが、ラストファイターツインでスカルナイトに統一される。
スパロボOGシリーズにも「ムーンデュエラー」で参戦。クリスタルドラグーン&デブデダビデと共に主君の仇たる鋼龍戦隊と激突する。

  • 白骨死体(Falloutシリーズ)
正確にはキャラクターではなくフィールドに配置されたオブジェクト。
だがソファーでくつろいで一杯やったままの姿勢で白骨化してたりとあちこちで様々な死に方をしている愉快な奴ら。
たまに物理エンジンの干渉でいきなりガタガタ震えてプレイヤーをビビらせるのはご愛嬌。

遊戯王に於ける「骸骨のモンスター」の代表格。
フレーバーテキストには「攻撃は弱いが集まると大変。」と書かれているが、
攻撃力300/守備力200 というステータスは弱小モンスターが無数に存在する第1期~第2期の中でも際立って弱く、
こんなモンに幾ら束になってかかって来られても全く脅威とはならない。
しかしその ドン底の弱さ が却って妙な人気を呼び、お守りの様に持ち歩くデュエリストも存在していたという。
この様に当初はネタ的・カルト的な人気を集めているだけのモンスターだったが、それを受けてコナミも悪ノリワイトの強化を開始、
墓地のワイトと自身の数×1000ポイントの攻撃力(登場当初の最大攻撃力は 5000 、現在は 理論上18000 )を誇る《ワイトキング》を始めとした、
各種のサポートカードや、弱小モンスター全体を強化するカードの登場により徐々に強化され、名実ともに「集まると大変」なモンスターとなった。
例えば、《同姓同名同盟》or《トライワイトゾーン》+《トライアングルパワー》を併用すると 一瞬で攻撃力2300のモンスターが3体並ぶ
骨だけの姿であるがその言動はどこかコミカルであり、各種カードでは勇ましかったり顔が崩れていたり様々な表情を見せる芸達者である。
…なのだが、遊戯王デュエルリンクスの中国版ではフードに身を包み顔がわかりにくくなった。それと手の肉付きも少し良くなった。
彼だけでなく基本骸骨系モンスターは肉付きがよくなったり顔を隠されたりしている。また遊戯王以外の携帯アプリでもかの国では骸骨系は同等の処置が成されている。

特殊部隊「タスクフォース141」に所属するエリート兵。
常にサングラスと骸骨を模したバラクラバを着けており、素顔は一切不明。
後のシリーズにも彼のオマージュか、骸骨を模したバラクラバを着ける登場人物がいる。


その他

それぞれ、
タロットカードの「死神」のカード、
14~15世紀に描かれた、ペストの流行や百年戦争などに因む社会情勢の不安から描かれた絵、
新約聖書の「ヨハネの黙示録」に登場する4人の騎士の絵。
いずれも典型的な「死」を擬人化した図である。

「死神」には馬に乗り黒い甲冑を身に着けた、もしくは鎌を持った骸骨が、
「死の舞踏」には正に楽し気に踊る複数体の骸骨、
「ヨハネの黙示録の四騎士」には骸骨姿の第四の騎士 青白い騎士(ペールライダー) が描かれている*2

  • がしゃどくろ
和製「スケルトン」とでも言うべき、巨大な人間の骸骨の姿をした妖怪。
民間伝承ではなく、昭和時代の創作に由来する架空の妖怪。
「巨大な骸骨」の姿の元ネタと思しき浮世絵『相馬の古内裏』は存在するが、「がしゃどくろ」自体の誕生は比較的新しい。*3
水木しげるが関わっている関係で存在は広く知られており、和風な世界観における骸骨の怪物の名前に「がしゃどくろ」と名付けられている事は多い。

  • 化鯨
がしゃどくろが人の骨の妖怪ならば、こちらは鯨の骨の妖怪。
がしゃどくろは昭和の創作妖怪だが、化け鯨は島根県の民間伝承に由来する由緒正しい妖怪。
水木しげるが紙芝居で化け鯨の話の制作に取り掛かった頃、原因不明の急な高熱で倒れてしまい、制作を断念したという逸話がある。
アニメ鬼太郎には鬼太郎の味方サイドの妖怪として登場した。

  • ホネホネロック
フジテレビ系の子供番組『ひらけ!ポンキッキ』にて子門真人が歌う子供向けの楽曲。
人食い酋長が太鼓を叩けば、軽快なエレキギターの音楽に合わせて骸骨や恐竜の化石が踊り出すという、愉快な名曲。
ただし、初っ端から『人食い酋長』なんてワードが飛び出すので、現在はそのままTVで流すのは完全にアウトである。
酋長だけでも色々とアレなのに…

  • イキテル・ソング~野生の花
明治から大正にかけて米価が高騰して、民衆は十分に日本米を食べられず骸骨のようになっていることを皮肉った曲。作詞:添田唖蝉坊
「生きた骸骨が躍るよ躍る」から始まり、外国米の所為で痩せたり豆粕しか食べられない悲痛を歌い上げる。
初めは当時の東京市長が豆粕を食べることを推奨して、唖蝉坊は「豆粕ソング」が作られたがすぐに発禁処分となった。
しかし、それをカモフラージュして同じ節でこの曲が作られた。

  • カセキドン
90年代前半に森永製菓から発売されていた食玩。
恐竜をはじめ様々な動物の骨格がディフォルメされており、自由にパーツを組み替えて自分だけのカセキドンを作る事も可能。
歩行ギミック付のトコトコドンも発売されたが、こちらは組み換えがほとんど出来ず、あまりヒットしなかった。

1998年にバンダイから発売された変形玩具。
「骨が鳴るぜ!!」のキャッチコピーのように、化石の恐竜が人型ロボットに変形するというあからさまにタカラのビーストウォーズに対抗したシリーズである。
赤などカラフルなクリア素材とメッキ塗装の組み合わせは美しいが、変形がどれも単純かつワンパターンだったので、その売り上げは…お察しください。

現代によみがえったカセキドンとでも言うべき食玩で、2002年からシリーズが続いている超ロングセラー商品。発売元はカバヤ。
組み換えの自由度はカセキドンから格段に進化しており、本家シリーズの他に大サイズや秘密基地など、バリエーションも豊富である。

前者はゴジュラスおよびアイアンコングの登場以前に活躍した簡易式ゾイド。
後者はアニメ「ゾイドジェネシス」を中心に活躍したゾイドで、アニメ版では主人公らの敵であるディガルド武国が所有していた。
いずれも骨格に似たシルエットの持ち主。

非常に痩せた身体から骸骨とネタにされた落語家。笑点ではハゲネタ・死亡ネタと同様に骸骨といじられていた。
「理科室の骸骨」とネタにされるのが恒例だった。または火葬によって骨だけ残ったというネタも。
上述の「イキテル・ソング~野生の花」の冒頭の節と共に「骸骨踊り」をさせられたこともある。
なお、この痩身は体質的に受け付けない肉料理を食べなかったからであり、80歳になるまで鶏の唐揚げを食べたことがなかったそう。

  • 水晶髑髏
マヤ文明では人は死後みんな同じドクロになるという考え方があり、ドクロの置物が出土したり祭壇などに骸骨のレリーフがよく彫り込まれているが、
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(映画)』『スプリガン(漫画)』などで有名な、水晶で作られた人間の頭蓋骨模型が中南米の考古遺物として発見されたとされる。
このうち最初に発見されたとされるヘッジスの水晶髑髏は発見したとされるヘッジスの証言に矛盾があり、
実際にはヘッジスの前にイギリスの美術商が持っていたことがほぼ確実とされ、作成者はドイツの水晶加工職人という説が有力視されている。

  • 小田急9000形電車
1972年に登場した営団(現:東京メトロ千代田線直通用の通勤型電車。
貫通扉を左側に寄せた斬新なデザインが話題となった営団6000系に見劣りしないデザインという要望があり、貫通扉を挟んだ左右の窓を屋根近くまで拡大した当時としては画期的なデザインが採用された*4
この形状と白い塗装から「ガイコツ顔」と呼ばれるようになり、以降全国各地の鉄道車両に採用されるスタンダードデザインとなった。

…が、実はこのデザイン、小田急ではなく本形式の3年前に大阪市営地下鉄(現:Osaka Metro)堺筋線に導入された60系電車が元祖である。
こちらはガイコツではなく、前面窓下に赤色を入れていた*5ことから「頬紅電車」のニックネームで呼ばれていた。



◆特異な骨を持つキャラクター

骸骨の姿ではないが、体内の骨格に特徴がある人々。

髪の中に骨があるキャラクター

ブランカの電撃を食らった際にマゲの中に骨があるのが確認できる。
かのゲーメストはこれについて
「とくにスーパー頭突きはまげにフライドチキンの骨を隠してパワーアップしているらしい。」
という記述をした事があるが、デザインを手がけたスタッフによると
頭突きを繰り返すうちに生まれたもので、拳ダコのようなイメージ」
それがシリーズを重ねるうちに分離していったのだという。
ということは自前の骨で間違いないだろう。

TVアニメ第13話「きるがみーしてべいべする」において、自分で仕掛けた落とし穴に落ちてしまったソーニャとやすな。
助けが来そうにない状況にやすなが「このままだと二人とも化石になる」と想像するが、
そこにはツインテール部分に骨が通っているソーニャの骨格があった(ついでに言うとリボンも、そしてやすなの骨格も髪型と思しきシルエットになっている)。
ただしあくまでイメージ映像だった。
その後発売された原作9巻カバー下では骨格姿になったやすなとソーニャが描かれ、そこでは関節までしっかりと描写されたツインテールの骨が確認できる。

えもはプリチャンの企画において度々電撃を食らっているが、
その時にツインテールの中に骨があるのが確認できる。
実際寝る時にもツインテールを解いていないためガチである可能性がある。
まあプリチャンだから仕方ないね!

アニメにおいて、アホ毛に骨があるかのような描写があった。
度々彼の感情に合わせて動いているため、本当に入っている可能性もあるが………


鼻骨が特殊な形のキャラクター

普通の人類の鼻骨は鼻孔を薄く覆っているだけだが、
このキャラ達は鼻骨が鼻そのものの形をしている。

バロックワークスのMr.4のバット攻撃を食らった瞬間のレントゲン写真で確認できる。
アニメだとミス・メリークリスマスが食らった瞬間も映されており、
そこにも鼻に骨があるのを見ることができる。

「オデッセイ」では特定の条件を満たすとガイコツになったマリオの「骨スーツ」が購入できるが、
その鼻骨が特徴的な団子鼻の形をしている。


その他

検査の結果、骨格が旧石器時代の原人のものと酷似することが判明。
アニメ版ではそのせいでちょっとした騒動になり…

鬼太郎と仲間たちの内部図解を描いた『鬼太郎大百科』によると、
「鬼太郎の頭頂骨には、ふしぎにも三つの穴がある。このため、一部で『鬼太郎火星人説』をささやく人もいる」らしい。
頭蓋骨に三つの穴があったらなんで火星人なんだとか、そもそも吸血鬼エリートの話では穴なんてなかったとかツッコんではいけない。

雷に打たれガイコツをガチで浮かび上がらせながらも、平然と歩いていた地上最強の生物。
だがこの映像を見た女子アナが一言。
頭蓋骨でありながら…怒っているかのようなこの表情…?

彼のトレードマークといえばその立派なケツアゴだが、それは頭蓋骨も同じこと。
斉木の超能力制御装置が壊れてしまい透視まで骨格が見えるほどに強化されてしまうのだが、その際の燃堂の骨格は斉木を大いに驚かせた。

上の世界でバラモスを倒した後、アルフガルドでバラモスの死体がゾーマによって甦らされたスケルトンであるバラモスゾンビと戦うことになるのだが……
翼や角があるなどどう見ても生前のバラモスとは骨格が合わない。ドラゴンゾンビのグラ流用なので当然だが、今でも話題にされるネタ。

2020年に公式Twitterが発表した内部図が話題に。
ろくろ首を思わせる長い頚椎に、眼窩からはカタツムリの様な長い目が飛び出している骨格であった。

彼の持つヒプノシスマイクは、ラップバトル時に銀色の髑髏のマイクスタンドへと変形する。
ヒプノシススピーカーは「棺桶から現れた髑髏」というダーティーなもの。
アニメ版『Rhyme Anima』では骸骨の群れを召喚する場面もあった。


追記・修正は、ホネホネロックを踊りながらお願いします。

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最終更新:2024年04月16日 11:00

*1 金蝙蝠は2作品に登場しているがシリーズではなく、戦前のスパイものだった『深夜の魔術師』を戦後財宝争奪戦にリメイクしたのが『真珠塔』で、両者はパラレル関係。

*2 やせ細った男で描かれている事もある

*3 ちなみにこの浮世絵は当時の小説『善知鳥安方忠義伝』の決戦の場面を描いたものであり、原作では普通の人間サイズの骸骨の軍団が攻めてくるのを上記のように一体の巨大骸骨にアレンジしている

*4 なお、東急田園都市線用の8500系にも同様のデザインを提案したがこちらは却下されている

*5 ラインカラー制定時に茶色に変更。