ライドウォッチ(仮面ライダージオウ)

登録日:2018/10/16 Tue 01:27:41
更新日:2024/02/24 Sat 18:21:27
所要時間:約 21 分で読めます





ライダータイム!


ライドウォッチとは、『仮面ライダージオウ』に登場する変身アイテム。
本項ではウォズの使用するミライドウォッチ、タイムジャッカーの使用するアナザーウォッチについても記述する。



【概要】

『仮面ライダージオウ』におけるキーアイテムで仮面ライダーの能力を内蔵したウォッチ型デバイス。
主人公の常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ、2号ライダーの明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツが変身する際や後述の「アーマータイム」によるアーマー装着を行う時などに使用する。
未来の技術で作られた物の為か、てぇんさい天才物理学者である桐生戦兎からも「現代の技術では作れない代物」と評された。

上述の通り、見た目は懐中時計をモチーフにした物体(「ストップウォッチ」がモチーフと記述されているものもある)。
時計の文字盤に相当する位置にはそのウォッチに力を宿した仮面ライダーの顔が描かれているのが共通の特徴。
最初はブランクウォッチと呼ばれる機能を持たない空のウォッチだが、固有の能力を持たせる事でライドウォッチやアナザーウォッチとなる。
能力を持たせる方法は明言されていないが、かなり手軽にレジェンドライダーの能力を奪う事が可能な様子。
基本的には通常フォームが元となっているが、中には強化フォームが元になったウォッチが別枠で存在するライダーも居る。

ウォッチのボディ外装である「アウトリガーグリップ」にはライドウォッチの能力を発揮するためのリング状の能力解放弁「ウェイクベゼル」とウォッチの起動スイッチである「ライドオンスターター」が取り付けられている。
未使用時はスリープ状態、使用時はアクティブ状態と呼ばれ、スリープ状態ではその仮面ライダーのライダーズクレストと活躍していた西暦の年号が刻まれている。

使用時はまず、スリープ状態のウェイクベゼルを右側に90度回転させ、仮面ライダーの顔を模した「レジェンダリーフェイス」が描かれたアクティブ状態に変形させる。その状態でライドオンスターターを押し起動させる事でウォッチごとの音声が鳴り文字盤が発光する。
これで初めてウォッチに秘められたライダーの力を発揮できる状態になり、ジクウドライバーに装填する事で変身とアーマータイムが可能となる。

ジオウやゲイツの基本形態への変身時は変身者から見てジクウドライバーの右側(Rスロット)に装填し、ジクウドライバーを360度回転させることで変身が完了する。

使用しない時には両腕部に装着された「ライドウォッチホルダー」にセットされている。
例年は主に左腰であったホルダーの位置としては異例だが、これは腕時計を意識してのものと思われる。
このライドウォッチホルダーには各2個ずつ装填可能で単なるホルダーに留まらず、冷却やバックアップデータの取得など、ライドウォッチのメンテナンス機能を備えている。
なおゲイツは左腕のみ変身前からホルダーを装着している。

ホルダー以外にも入手したライドウォッチをセットする台座として「ライドウォッチダイザー」が存在。
回転する仕組みになっており、上部に1個・側面に6個分セットでき最大3段まで拡張できる。

なお、ソウゴとゲイツ以外の者がレジェンドライダーのウォッチを起動した場合、ある程度能力が合致する必要はあるがそのライダーへの変身が可能。
力を奪われた元の変身者が使った場合、変身能力が一時的に回復するが、変身解除後はライドウォッチに戻る様子。

レジェンドライダーが自身のウォッチを他者に継承させた場合、記憶は残るものの変身能力は失われる。
だが、アナザーライダーに存在を奪われていない場合「変身できなくなった仮面ライダー」として変身能力以外の部分は残されるらしく、外部要因で変身できればその力を使う事は可能。
第40話では電王ライドウォッチを手放したモモタロスが電王ソードフォームに変身しようとしたが、デンオウベルトが消えた事で失敗しており(ライダーパスは残っていた)、グランドジオウが召喚した電王に憑依する事でクライマックスフォームに変身している*1
なお、このケースの場合は歴史改変が起きていないのでサブライダーには影響はない(当然だが、そのライダーが仮にライドウォッチを渡せば変身不能となる)。
ライドウォッチの力で一時的にカブトに変身した加賀美新響鬼に変身した桐矢京介の場合もウォッチを継承した後、それぞれガタック、京介変身態への変身は可能と思われる*2


アーマータイム

歴代の仮面ライダーの力を宿したライドウォッチによる変身は「アーマータイム」と呼称される。
ウォッチに力を宿したライダーをモチーフにした「ライダーアーマー」を装着することでその仮面ライダーの力を使用できる。
音声についてだが、劇中に登場した各ライダー基本フォームの物は「アーマータイム!(元ライダーの変身音の一部抜粋)(ライダー名)」で統一されている。

変身の際には変身者から見てジクウドライバーの左側(Lスロット)にウォッチを装填。
基本形態同様にジクウドライバーを360度回転させることでライダーアーマーが召喚され、ジオウやゲイツのボディ各部に装着される。

召喚されたアーマーは各ライダーを象徴する決めポーズをとる演出がなされる。
ちなみにジオウの装着時は前方に出現したライダーアーマーを背後から蹴るなどして衝撃を与えることで分解させる様子が多く見られる。
一方、ゲイツの装着時は基本的にアーマーが後方に出現した後、自動的に分離して装着される。

アーマー装着時の必殺技は総じて「○○タイムブレーク(バースト)」となり、
○○の部分には基本的に各ライダーの技名の一部や発動時の音声の一部といった単語が入る。


ミライドウォッチ

仮面ライダーウォズへの変身やフューチャータイムの際に使用される、ライドウォッチとは似て非なるアイテム。
見た目はとても分厚く四角い物体でおおよそ時計には見えないが、強いて言えばスマートウォッチに似ている。
詳細は項目参照。


アナザーウォッチ

タイムジャッカーアナザーライダーを創り出す際に使用するライドウォッチ。
通常のライドウォッチに比べるとウェイクベゼルの形状がブランクウォッチと同じ形状となっており、カラーリングは共通してウェイクベゼルは、アウトリガーグリップは紫色となっている。
詳細は項目参照。


玩具版における仕様

ライダー系コレクションアイテムの常として、DX版・食玩版・ガシャポン版の3つに分けて展開される。
大まかな仕様の違いとしては、

  • DX版
基本的な仕様となるもので音声に連動してのレジェンダリーフェイスの発光・ウェイクベゼルの回転が主なギミック。
DX版に限り、ジクウドライバーの変身側スロットにアーマー系ライドウォッチを挿して音声連動させることができる。
基本的にライダー解説音声は強化フォームを除き「~ライダーは」に対して「伝説の戦士は」など、特殊な呼び方となるライドウォッチが存在する。
ミライドウォッチは区切らず、そのまま「仮面ライダー〇〇〇」と鳴る仕様となっている。

  • 食玩・ガシャポン版(サウンドライドウォッチシリーズ)
フェイス発光・ベゼル回転ギミックがオミット。
側面ボタンを押す事で順番に音声が鳴らせるのみで天面のスターターも一部バネが仕込まれている物を除いて押せない*3
側面ボタンの長押しでジクウドライバーモード、背面のボタン長押しでライドウォッチモードに切り替えられる。

また、ジオウ玩具の先着購入特典としての限定版仕様も存在し、これに関しては同じく「サウンドライドウォッチ」シリーズに紐付けられるが、食玩・ガシャポン版に無いベゼル回転ギミックが搭載されている。

ガシャポン版ではベゼル部分がメッキ仕様となった「キラキラメッキver.」が一部ライドウォッチのアナザーバージョンとして収録されている(収録音声は通常版と同じ)。
ただし封入率がかなり低めのレアアソートであり、入手は若干困難。


【ウォッチ一覧】

「◎」マークの付いたウォッチはEP LASTで仮面ライダーオーマジオウに吸収されたものを指す。






以下は番組未登場のライドウォッチ。
また、特筆のないものは全てDX版で店頭販売されている。

ジオウ系の変身音声は元となったライドウォッチと変化なし。
それ以外のライドウォッチは、基本的には「アーマータイム!(元フォームの変身音の一部抜粋)(フォーム名)」で統一されている。
ただし、最強フォーム用のライドウォッチのみ「アーマータイム!(独自の変身ソング)(元フォームの変身音の一部抜粋)」となっている。


























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最終更新:2024年02月24日 18:21

*1 グランドジオウが召喚したのは『電王』第18話の電王だが、モモタロスが憑依した後はそれ以後の話で入手したケータロスを使用している。

*2 ガタックゼクターの行方は描かれていないが、京介の変身音叉はそのまま残っていた。

*3 収録音声も一部短縮されており、ライダー説明のカウントダウン音が削られている。

*4 なお、ゴーストウォッチが辿った経緯は「ここでタケルからソウゴ≒オーマジオウに渡ったゴーストウォッチが50年後ゲイツに奪われ、そのウォッチを持って2018年に来たゲイツが訪れた2015年において士にブランクウォッチに戻された後、ソウゴが2018年でタケルからゴーストウォッチを受け取り(以下ループ)」というなかなか複雑なもの。

*5 同様のルートで2018年に来たゴーストウォッチの事例を見るに、ゲイツが持っている方はどこかで破壊される可能性もある。

*6 ただし、後にガンバライジングで見ることができるようになった。

*7 最初期に使用していたプロトマイティアクションXガシャット、ゲンム レベル0及びレベルX-0の変身に使用したプロトマイティアクションXガシャットオリジンの玩具はどちらとも数量限定品であり、また、レベルXへの変身に使用していたバグルドライバーは販売形態こそ一般だったものの、品薄が続いて『ジオウ』放送記念で再販がかかるなど、ゲンム関連の玩具は希少価値が高いことで有名。今回のゲンムライドウォッチも「神の恵み転売」の再来になるのは誰もが予想していた事態であり、またも熾烈な争奪戦が繰り広げられたのであった……。

*8 その代わりなのか、ライドヘイセイバーの必殺音声が龍騎ライドウォッチの分しか流れなかった。

*9 認識プレートの刻印表記がVで始まっているため。

*10 ディケイドライドウォッチは同じディケイドライドウォッチを装填出来ない(正確に言うと装填自体は可能だが、ロックされない)構造になっているが、このウォッチによってディケイド版ファイナルフォームタイムの発動が正式な方法で可能になった。

*11 東京公演ではアナザードライブに変更されている。

*12 ピン配列が全て同じであるため。