知的風ハット/浅井ラム

登録日:2018/09/08 Sat 05:17:26
更新日:2024/04/24 Wed 22:26:27
所要時間:約 8 分で読めます






ハローワールド ゆっくり映画レビューの時間だよ



知的風ハットは日本のZ級映画・サメ映画専門家。素顔は公開しておらず、Twitterのプロフィール画像などには脳みそが丸見えのカプセルのような帽子を被った?人物のイラストをアバターに使用している。
“サメ映画の人”という、まんまな呼び方もされる。


●目次

【概要】

ジョーズ」や「スナッチ」を名作と認識する一般的な感性の持ち主ではあるが、質に拘らず幅広い映画作品を視聴しており、
B級映画をこよなく愛し、その中でも特にサメ映画深い浅くとてつもなく横に広い啓蒙を持っている。


【来歴】

『メタルマン』紹介で人気に

もともと、ブログ・ニコニコ動画・TwitterなどでZ級〜名作まで様々な作品のレビューやペニー・ワイズのミーム汚染*1などの活動をしており*2
フリーで活動していた頃から
  • 紹介したクソ映画のDVDがAmazonで品切れに陥る
  • ドワンゴ公式がニコ生のサメ映画特集企画『サメコレ2016』での紹介文にサメ映画に全く関わりのないエミネムさんの名前を出す
など、界隈に多大な影響を与えていた。
基本的にトンデモ映画の紹介が多いので、名作を紹介してもB級だなと思われてしまうのはご愛嬌。

この頃にTOM CAT FILMS制作の話題作便乗映画の一つでしかなかった『メタルマン』をニコニコ動画にて紹介し、動画ランキングの上位に居続けるほど話題に。自身も世に知られるきっかけを作った。
このため、元々の活動場所であるニコニコ動画では「メタルマンの人」という呼び名が定着し、後述のインタビューでも別名として「人柱」と共にその名が使われている。
というか“サメ映画の人”の呼び名は、これが上書きされた呼称である。

サメ映画専門家へ

様々なネットニュースサイトからもインタビューを行われており、ニコバーでもトークイベントを開催されたりと一般でも*3活動範囲を拡げ、
2017年には「シャークネード」や「メガシャークシリーズ」など、トンデモサメ映画の大御所アサイラムが、映画専門チャンネル『ムービープラス』にてアサイラム・アワーを放送開始した際に公認サメ映画ライターとして雇用。
「シャークネード ワールド・タイフーン」、「鮫の惑星:海戦記」、「ファイブヘッド・ジョーズ」のレビューを寄稿している。
国内最大手のサメ映画イベントの運営を行う、東京国際サメ映画祭事務局がライノブックスより出版した『かわいいサメ映画図鑑』でもサメ1号にインタビューを行われ、
TV番組『マヨなか笑人』ではサメ映画専門家として紹介され、
『シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX』の公開を目前に、6人のシャークネーダーの1人として応援コメントをTHE RIVER及び公式サイトに寄稿、
大手映画会社ワーナーブラザーズから依頼を受け『MEG ザ・モンスター』のレポートをanem及びCINEMATOPICSに掲載など、様々なメディアに進出している。


オモコロの『Z級サメ映画マニアに聞いた本当に面白いサメ映画』という企画でインタビューを求められた際は、自宅を訪れた漫画家の品田遊(別名義:ダ・ヴィンチ恐山)と対談を行っている。
後に品田のブログで原稿のチェックも行っていたことが明かされ、映画名に関するものなど多くのミスの指摘も行い感謝されている。
品田「でも正直、『ジュラシック・シャークとジュラシック・ジョーズが両方存在するサメ映画界がおかしいのでは』と思わなくもないです。」

また当インタビューでは、自身がサメ映画に目覚めたきっかけを問われ、小学生の頃に視聴した「ジョーズ」への感動から他のサメ映画も漁るようになり、ほとんどつまらない中から数少ない当たりを見つけ出すことに快感を覚え、のめり込んでいったと語っている。
Greeのインタビューでも「普通の映画では得られない刺激を感じられる」と突き抜けたダメさが逆に魅力となっていることを熱弁している。

2021年には
①サメの存在をメインテーマもしくはサブテーマに含む、あるいは含もうとしている、長編の実写創作物
②映像配給会社の手を経た上で、劇場公開、テレビ放送、ソフト化の少なくとも一点を満たした映像作品*4
を暫定的にサメ映画の無法地帯ぶりが隠せない定義としたうえで、
2020年末日時点で日本国内ソフト化済みであり上記定義を満たすサメ映画を網羅した評論本『サメ映画大全』を刊行。
サメ映画専門家としての存在感をさらに強めている。



なお、トンデモ映画を愛しているもののお勧めを聞かれると迷いなく名作を挙げる。


古今東西のサメ映画を観たハットさんが選ぶ
ベストサメ映画を教えて下さい
『JAWS』です
オモコロインタビューより引用


サメ映画を見始めたきっかけをお聞かせください
やっぱり『ジョーズ』ですね

サメ映画初心者に向けて一番最初におすすめしたい作品はなんですか
『ジョーズ』ですね
『かわいいサメ映画図鑑』より引用


最も好きな酷い映画を聞かれた際はサメの登場シーンが1分にも満たないインパクトから『ジョーズ・イン・ジャパン』を挙げており、Z級映画初心者に向けては『恐怖! キノコ男』を勧めている。
キノコ男国内じゃレンタル落ちしか流通してないんですが……

なお、サメ映画に関しては、「『JAWS』『ディープ・ブルー』『シャークネード2』の三作だけ観ておけばだいたいわかったと言っていい」そうだ。

YouTubeへ

現在は著作権法の改正に伴い、ニコニコ動画に投稿したレビューは自主的に削除しており、動画投稿も、浅井ラム(後述)としてYouTubeに活動の場を移している。
削除については、
  • 編集アリとはいえ、映像ソフトに収録されている本編の動画をふんだんに使っている
  • 更には映画の内容をほとんどの場合、オチ含めてレビューしている
  • (撮影側の力量や資金の不足が原因で、かつユーモアを交えているが)Z級映画の完成度の低い点も容赦なくレビューする
などのひっかかる可能性が高い点を網羅してしまっていたことが原因と推測される。


【レビュー傾向】

本当に嫌いな作品は取り上げず、基本的には何らかの形で愛着を持つ作品のみをレビューすることを方針としている。
また、あくまでも一視聴者の感想に過ぎないと前置きし、自身のレビューを真に受けず、作品の評価は実際に観た上で行って、それを他人に押し付けないで欲しいと語っている*5

あくまで個人の感想なので真に受けちゃダメだよ いいね?

「アッハイ」な皆様には 私と地獄に付き合って貰うよ

映画の質に関わらず、駄目な部分ははっきりと指摘しつつ、例えZ級でも、見所となる部分を見つけ出し面白そうに紹介する才能を持ち、アサイラムからは「辛辣ながら愛情あふれるレビュー」と評されている。

ちなみにこれらの映画は当初レンタルで見ていたようだが近所のゲオが閉店した後はクソ映画を求めて他県に遠征に赴いたり、amazonで実際に購入していることを仄めかしている。
『サメ映画大全』執筆においてはついに未ソフト化作品を求めて国外のアーカイブセンターと直接交渉し正規コピー提供を受ける*6など、その熱意と映画への誠意はどこまでも深い。


フリーソフトで作れそうなオープニングテロップを、実際に再現、
市販の子供オモチャのボディにライガーゼロの頭部をくっ付けただけというあまりにチープな出来栄えの主役ロボットを目の前にして、「”誰にでも作れる”は本当に誰にでも作れるのか?」という疑問を持ち、素材となったオモチャを買って再現するなどネタにかける熱意はかなりのもの。


◆レビュー映画(ナンバリング順)



◆嘘字幕やブログなどナンバリング外でのレビュー



◆サメ映画レビュー



◆書籍『サメ映画大全』




【浅井ラム】



ハローワールド

泣く子も黙って首を振る 浅井ラム映画レビューの時間だよ


バーチャルサメ映画ライターとしてデビューした姿。
文化水準が極めて低い、サメ映画の星から地球に来訪したという設定で*8、最終的な目標は神の領域モナ・リザ。
サメに喰われたの帽子を被った金髪のへそ出し美少女の姿をしており、音声はSoftalkを使用して吹き替えている*9

YouTubeとニコニコ動画で活動し、活動内容はトンデモ映画の紹介(ニコニコではサメ映画オンリー、YouTubeでは+α)。
ぶっちゃけ、それまでに投稿していたレビュー動画とやっていることはほとんど変わらない。
ただしサメ映画やクソ映画しかレビューしない訳では無い。

著作権法の改正に伴ってリニューアル。
フリー素材や静止画を使った方式に切り替えたが、レビューの切れ味は全く変わっていない
サメ映画と見どころはあるがクセも強い映画を中心にレビューしている。

コンプティークにて次に来る新人Vtuberとして取り上げられたことがあるが、明らかに内臓メインの特集で新人扱いではなかった。

◆レビューラインナップ(浅井ラム版)



◆レビューラインナップ(Youtube移行後)



アナザーラムチャン


ハローワールド

浅井ラムの闇を司るという宿命に病む アナザーラムチャンのコーナーだよ


浅井ラムの闇を司るもう一人のバーチャルYoutuber。
見た目は浅井ラムに眼帯を付けたようなワイルド気味なビジュアル。

本家に比べてハードコアな傾向のカルト映画をレビューする際に使う別名義とのこと。
実際、まだレビュー本数が少ないにもかかわらずその内容はいずれも濃い
ただしカルト映画レビュアーとしては若干メンタル強度に問題があったためか、最近新たにサポーターが増えた。

◆レビューラインナップ(アナザーラムチャン)



ラムチャン・ザ・サード


ハローワールド

誰だ貴様

私はラムチャン・ザ・サード 貴様の地獄に付き合う男だ


最近「映画界にはアナザーラムチャンが扱うには荷が重い闇が存在する」という周知の事実が判明した結果、ワスカバジシステムにより顕現した第3のバーチャルYoutuber。
ビジュアルは全身をアーマーで覆った真っ黒な仮面ライダー風のアバター。

「アナザーラムチャンには荷が重い闇担当」の肩書通りアナザーラムチャン以上にマニアックなカルト映画の紹介とレビューを担当。
ポジション的には「アナザーラムチャンのサポーター」であり、レビューはアナザーラムチャンと一緒にタッグで行う。
地味に浅井ラムシリーズ初のアニメーション映画レビューも担当したが、記念すべき初アニメ映画でよりにもよってチョイスしたブツはあの『少女椿』である。
バンビvsゴジラなんてなかった。いいね?

◆レビューラインナップ(ラムチャン・ザ・サード)




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最終更新:2024年04月24日 22:26

*1 本人にも予想外の広がりだったらしく後に本来のペニー・ワイズを紹介し正そうともしている

*2 現在もこれらの活動は続けている

*3 サメ映画やトンデモ映画を一般と呼んでいいのなら

*4 本来は形態にまでこだわる必要はないが、アマチュアが動画配信プラットフォームに投稿した動画を、第三者がSNSを通じ「サメ映画である」「カルト映画である」と吹聴し既成事実化しようとする潮流が過熱しているため、枠組みを設定せざるを得なかったとのこと。

*5 TV番組などでの紹介では番組の都合上断定的な評価をしてしまう場合もあるが、その際はTwitterで訂正を行っている

*6 現存サメ映画最古の作品の一つ『WHITE DEATH』に関する顛末。オーストラリアの国立視聴覚アーカイブセンター”NFSA”から例外的に受け取ったもので、本来製作者・出演者及びその親族以外の個人用コピーは受け付けていないとのこと。ただし上述の通り『サメ映画大全』は原則ソフト化済みの作品のみ取り扱うため、『WHITE DEATH』はコラムでの掲載に留まる

*7 厳密にはクソ映画ではなくバカ映画

*8 知的風ハット「サメ映画の星って何だよ……」

*9 softalkに手打ち入力する負担を省こうと模索したがテンポが合わず諦めたとのこと

*10 初代はyoutube移行前とレビュー内容はほぼ同一

*11 youtube移行前とレビュー内容はほぼ同一