稲葉郷子

登録日:2018/06/17 (日) 15:03:26
更新日:2023/10/18 Wed 08:24:08
所要時間:約 6 分で読めます





稲葉郷子とは、漫画『地獄先生ぬ~べ~』の登場人物である。

CV:笠原留美
演:松井愛莉


プロフィール


身長:146cm
体重:36kg
年齢:11歳
生年月日:1985年12月9日(いて座)
血液型:A型
趣味:編み物(ド下手)
得意教科:体育(水泳以外)・理科
苦手教科:水泳
好きなもの:広・ぬ~べ~?
嫌いなもの:身体測定(特に胸囲)


人物


童守小学校5年3組の女子児童。
オレンジ色の長髪をツインテールにしており、スレンダーな体格を自慢している。
ちなみに彼女の髪型は『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎではなく、前の連載の時に登場したキャラから流用したものらしい*1
本作のヒロインの1人。

真面目でしっかり者な女の子で、広達5人組の中で一番の常識人。
自称「清楚でおしとやかな美少女」だが気が強くて怒りっぽくガサツなところもある。
よく大ボケをかます広に「鉄拳制裁」という名のツッコミを入れ、大喧嘩に発展する事もしばしば。
その度に「そんなんじゃお嫁に行けない」などと周囲から言われている。
マナーやルールを遵守する優等生タイプだが、自分なりのモラル意識に従いルールを逸脱したり、真夜中に広達と出かけたりする事もある。
何よりも友情を大切にしており、仲間と共にピンチに陥った際には我が身を犠牲にしても仲間を守ろうとする。
『童守少年妖撃団編』では彼女の強い「友情」によって、古代兵器が翼のような強固なバリアへと変化していた。

成績は比較的優秀で、理科の成績は上位に入る。
パソコンのセットアップを1人でこなせるほどメカにも強い。
運動神経もいいほうだが、5年3組唯一の大カナヅチであり、平泳ぎやクロールなどの基本的な泳ぎが全く出来なかった。
手作りの弁当から「オオオオオ…」と禍々しい妖怪の効果音が出るほど料理がド下手。
手先が不器用なので裁縫も苦手だが、心を込めて編んだ手袋のような何かを広に贈っていたおかげで広が命拾いした事がある。
また絵を描くのも苦手。

ぬ~べ~クラスの中では霊感が強いほうであり、作中では度々霊や妖怪の仕業で怪我や事故に遭遇している。それだけに主演回はぬ~べ~クラスの中で1番多い。
また、作中で最後に主演回を貰ったのも彼女であった。
彼女の守護霊は、稲葉小次郎宗忠という関ヶ原で500人を虐殺した荒武者。一度インチキ坊主の手で郷子から離れていたが、彼女が悪霊に襲われピンチになった時に駆けつけて再び彼女の守護霊となった。
その後の懇親会で、郷子のガサツな性格をもっとおしとやかにするようにとぬ~べ~から注意されていた。
忌み名は「オオシリツクヨノヒメ」。この名前を言われるとどんな命令でも言いなりになってしまう。

貧乳である事を気にしており、毎日100回腕立てする事でバスト&ウエスト&ヒップを鍛えている。
だが小学生離れしたバストを持つ美樹には叶わないため、事あるごとに美樹から「エグレ胸」などと言われ言い争いをしている。
ちなみに彼女の貧乳は遺伝のようである。

両親と3人暮らし。フランスに留学している従兄がいる。
ぬ~べ~クラスの中ではぬ~べ~と最も付き合いが古く、6年前に彼と知り合った。
当時からお転婆であり、自分につきまとうぬ~べ~を不審者扱いしていたが、彼の目的は郷子に憑いていた悪霊を払う事だった。
おいなりさんの通り道におしっこをかけたせいで狐憑きになってしまうが、ぬ~べ~が身を挺して狐憑きを治してくれた事で彼に心を開き、お礼に彼にキスをしていた。
他にも前世でぬ~べ~と姫と従者(恋人同士)の関係だったりと、何かとぬ~べ~とは縁がある。
クラスメイトの立野広の事が好きだが、広が照れ隠しで心にも思っていない事を言ったりするのでなかなか進展しない。
でも両思いなので友達以上恋人未満の関係となっている。

初主演作は『守護霊交代!の巻』。
この話でインチキ坊主を信用して守護霊を交代してもらい、おしとやかな性格となる。
だが新たにつけられた霊は自らの美貌のために何人もの女性を虐殺した悪女・千鬼姫であったため、乙女の生き血を欲していた千鬼姫に殺されそうになる。
だが広と元の守護霊のおかげで命は助かり、ぬ~べ~が千鬼姫の力を封印した後に守護霊が戻ってきた事で以前の性格へと戻った。

将来の夢はCA(キャビンアテンダント)。理由は外国に行けるし英語ペラペラでかっこいいから。
『さらにそれからの地獄先生ぬ~べ~』では、広と同じ高校を卒業した後で語学系の大学へと進学した。
ちなみに彼女が迷い込んだパラレルワールドの未来では、仕事のきつい会社のOLとなっており、広とも喧嘩別れしていた。


地獄先生ぬ~べ~NEO


本作のもう1人の主人公。年齢は23歳。髪型は下ろしてストレートのロングヘアとなっている。ピアスを着用。
大学在学中に教員免許を取得し、卒業後に教師として童守小学校に赴任する。
5年3組を始めとする4クラスの副担任となり、諸事情で担任の着任が遅れていた5年3組を1人で任される事となった。
赴任当初は希望に満ち溢れていたが、今の5年3組は学級崩壊状態であり、自分の思い描いていた教師生活との落差に愕然とする。
それに加え、クラスのリーダー格である健人に目をつけられ、教師いじめの標的となってしまう。
そのうちに子供達が悪魔に見えてきてしまい、教師を辞職しようとまで思いつめるが、そこに九州から帰ってきた5年3組の担任・ぬ~べ~が現れる。
ぬ~べ~との再会に思わず涙し、今まで内に秘めていた悩みを全て彼に打ち明ける。するとぬ~べ~から「ひとりひとりがみんな特別なんだ。「今の子供」なんてひとくくりにしたら何も見えなくなってしまう」と諭され、子供達の心を見つめようとしていなかった自分の過ちに気づく。
そして子供達ひとりひとりと向き合って問題を解決していこうと考えを改め、辞職を思いとどまりぬ~べ~と二人三脚で5年3組を明るいクラスに変えていく事を決意した。

その後は霊や妖怪が引き起こす学校問題を、ぬ~べ~と一緒に解決していく。
時には自分ひとりで悪霊に立ち向かって生徒を守り、次第に生徒達から慕われるようになっていった。

社会人となった現在はガサツな部分は少なくなったが、機嫌が悪い時は乱暴な部分が出てくる。
以前と変わらず真っ直ぐな性格なので、小学校ぐるみでいじめを隠蔽する気でいると思った時には、クビになる覚悟で真相を公表しようと動いていた(後にそれは悪霊の仕業だと判明し誤解も解けた)。

精神的に成長しているが、相変わらず貧乳である。
教え子の瑠海のブラジャーを代わりに買いに言った時には店員に「サイズ間違えていないですか?」と尋ねられ、説明していた時に敗北感と屈辱感を味わい涙を流していた。
また、今でも交流の続いている美樹からも相変わらずその事をいじられており、大天狗からも「洗濯板」と比喩されていた。

広との交際は現在も続いているが、現在広はイタリアのサッカークラブに所属しているため遠距離恋愛中である。
久しぶりに広が帰国した時には気合を入れて出迎えるが、彼の側にいたアデリーナを彼の愛人と誤解し、落ち込んでいたところを桂男に狙われてしまう。
その後は桂男に操られ自殺しそうになるが、広に助けられた事で誤解は解け、彼が足の手術を受けた後でエンゲージリングを受け取っていた。更に物語の終盤では広と結婚し、イタリアに渡ったため、教師は辞めている(おいおい、作中では一年も経ってないあげく、物語開始当時のあの決意とかは何だったんだ)。

なお、小学校の頃に憧れていたCAではなく教師の道を選んだのは、生徒を命がけで守っていたぬ~べ~の姿がいつまでも自分の中で鮮烈に輝いていたから。
そしていつしか彼のような立派な先生になりたいと思うようになり、小学校の教師になる道を選んだ。
ちなみにこの事に健人が不思議がっていた時に、ぬ~べ~は「夢なんてコロコロ変わるものだ」と答えている。



追記・修正は活発で貧乳な女の子にお願いします。


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最終更新:2023年10月18日 08:24

*1 でも広にセーラームーンの格好をさせられたことがある。ついでに映画『学校の怪談2』に一文字違いで読みの同じキャラクターが登場しているが由来というわけではない……というかこちらが少し先である。