回転斬り

登録日:2018/06/04 Mon 17:40:59
更新日:2024/04/23 Tue 00:17:44
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回転斬りとは、剣技の一つ。
読んで字の如く「回転しながら斬りつける」という技であり、横方向に回転するものと、空中で縦回転するものが存在する。

似たような技を使う人はたくさんいるが、特に「回転斬り」の名前で有名なのは『ゼルダの伝説』の「リンク」だろう。
基本的には、登場するほとんどの作品で横方向の回転斬りを使用している。

概要

横回転斬り

多くの敵を同時に攻撃でき、敵に囲まれた状況で役に立つ大技であるが、
現実的に考えると、どれだけ高速で回転しようが 相手の目の前で背中を晒す ということなので、実在の剣技にこのような技のある流派は存在しないと思われる。*1
一応「回転斬り」の名前で呼ばれる技もあるようだが、こちらは「腰を捻りながら大きく袈裟懸けに斬りつける」という技であり、確かに回ってはいるものの、フィクションにおける回転斬りのような一回転するような技ではない。
武術太極拳では空中を舞いながら回転して剣を振るうことがあるが、これは「見せる剣技」なので実戦用途ではない。

そのためか、ゲームでは割と頻繁に登場するものの、アニメや漫画ではあまり目立って出てくることのない技である。

縦回転斬り

空中で数回縦回転して斬りつける剣技で、同じ敵に何度も斬りつける多段HIT技だったり、移動と攻撃の兼任技だったりする。
わざわざ言うまでもないことだが、空中で何度も縦回転するなんて人間には不可能なので、実在の剣技にこのような技のある流派は存在しない。

主な回転斬りの使い手

ゲーム

リンク

上述したように最も有名な回転斬り使い。
登場する全作品で使用可能……かと思いきや、 初代とリンクの冒険では使用不可
2D作品では「剣を構えたままグルンと一回転」で微妙にダサい。3D作品になってから勢いが増し、迫力が大幅にアップした。

基本コマンドは「攻撃ボタンを長押しして離す」。また、時のオカリナ以降は「スティック一回転+攻撃ボタン」でも使えるようになった。
ただし、後者のコマンドはかなり難易度が高く、実戦投入はなかなか難しい。ほぼノータイムで回転斬りが使えるため、使いこなせると強力なのだが……。
『トワイライトプリンセス』からはワンボタンで発動できるようになった代わりに連打が不可能という仕様に。発動が非常に速くなったため、マシンパワーの向上による雑魚数の増加も相まって使える場面は増えた。

基本的にはリンクの必殺技として扱われており、魔力を消費して「大回転斬り」という大技に派生できる作品もある。
威力は高いのだが、チャージ時間が長すぎるため、ボス戦などでの主力は通常斬りかジャンプ斬りになることが多い。その意味では不遇。

横回転斬りが多いのだが、『スカイウォードソード』では 縦回転斬り という荒業が可能(一応『夢を見る島』でも横スクロール面では縦回転斬りになる。演出上の違いは一切ないが)。

『スマブラ』シリーズではリンクの上必殺技として登場。プロペラのようなイメージか、空中で使うと上昇が可能。
射程はそこそこ広く、原作と異なり出が早いが、終了後の隙が大きいのが弱点。威力は高いのでフィニッシュ目的ならば有用。
上必殺技に共通して言えるが、どちらかというと復帰のために使われることが多い。
だが、この復帰力がかなり低いことがリンクの弱点として挙げられるため、64リンクに限っては上必殺技はコンボフィニッシュに使われることのほうが多い。

シェアアァァァァァァァ!

ヒュルルルル……ドゴーン!

なおリンクの復帰力が終わっていたのは初代のみであり、
DX以降は空中回転斬りの上昇力の向上やフックショットの追加などもあって、そこまで絶望的ではなくなっている。
また、DXでは下投げから繋がったりする他、端の部分を当てると勢いよく斜め下に吹き飛ばす(=復帰されにくくなる)ため
むしろカス当ての方が脅威という変な仕様になっていた。

カービィメタナイト及びその派生キャラブレイドナイト

コピー能力の一つ、ソードの技の中にある。この能力と同等の技が使えるメタナイトやその派生キャラ、ソード能力のヘルパーとなるブレイドナイトも使用可能。
技が登場したスーパーデラックスからしばらくは、ダッシュ+ジャンプで空中で放つ縦回転の「スピニングソード」だけだったが、
Wiiからはリンクに倣い地上で溜めて放つ横回転の「回てんぎり」も使えるように。
多段ヒットかつ発動中は無敵、更にわずかながら横移動もできる高性能な技。
ちなみに「スピニングソード」も「回てんぎり」もリンクより格段に回転数が多い。

クロノ

クロノ・トリガー』の主人公。最初に覚える技が「回転斬り」。
飛び込んで周囲の敵を斬り払う範囲攻撃で、序盤から使える複数攻撃技として重宝する。
基本技だけあって応用の幅も広く、魔王以外の全てのメンバーがこの技と組み合わせて連携技を発動可能。

聖剣伝説の主人公

初代では剣を装備してパワーがMAXになった際に回転斬りを使用することが可能。
続編である2、3、LOMでも「旋風剣」や「ヴォルテクス」といった技にその系譜が継がれている。
ちなみに旋風剣は画面全体攻撃なため、敵に使われるとむっちゃ痛い。

白騎士

ポポロクロイス物語の登場人物。グルンと回って周囲を攻撃。
気力を全て消費するが、その代わり威力が高い。敵が密集していれば白騎士にお任せすれば大抵なんとかなる。
減った気力も「きあいだめ」で自力補給できる自己完結型。

ハンター

モンスターハンターの主人公。武器次第だが、色々な回転斬りを使用可能。
片手剣
初期の作品から存在する回転斬り。片手剣の技としては威力が非常に高く、コンボの締めとして重宝する。
威力の高さの割には隙も小さめであり、片手剣の主力技の一つである。

MHXでは狩技「ラウンドフォース」という回転斬りの強化版が存在する。
一瞬のうちに超高速で周囲を薙ぎ払う大技だが、どちらかというと発動と同時に無敵になる効果を目当てに使われることが多い。
非常に便利だが、IIIは周囲の味方を吹っ飛ばすため、使用タイミングに要注意。

双剣
コンボ技の一つ。少しジャンプしながら斬りつける技で、最大3ヒットする。
威力は高いがやや後隙が大きめなので、上手くキャンセルして他の技に繋げるのが双剣使いのコツ。

やはり狩技として「血風独楽」という回転斬り系の技も登場している。
こちらは高速で移動しながら独楽のように回転して斬りつける大技であり、見た目が非常に派手。

モーションが一新されたワールド以降は、横回転しながら踏み込む回転切りが通常・鬼神化問わず始動として使いやすい他、
条件次第でモンスターの中心線に沿って縦回転で上りながら切りつける空中回転乱舞(通称:リヴァイ斬り)が代表的。
サンブレイクではきりもみ回転の突進を弱点に命中させることで連続ヒット技に派生し絶大なDPSをたたき出す鉄蟲糸技・螺旋斬も猛威を振るった。

太刀
MH3以降の気刃斬りの技の一つとして「気刃大回転斬り」が登場。
少し溜めた後に素早く回転しながら斬り払い、直後に太刀を納めるカッコイイ大技。
威力も高いがそれ以上に重要なのが、「この技を当てないと練気ゲージが上昇しない」という仕様。
そのため太刀使いを名乗るならこの技を使いこなさないと話にならない……のだが、
ものすごく味方を邪魔しやすい という重大なデメリットを抱えており、オンラインで考えなしにこの技を乱発するふんたーさんを指して 「奇人大迷惑斬り」 と揶揄されることも。
最近のシリーズではハンター同士だったりモンスターの攻撃も含め被弾モーションを軽減するスキルが気軽に付けられるようになったのでいくらか改善傾向。
大剣
「薙ぎ払い」というそれっぽい技もあるが、一回転はせず。
MHXXの追加狩技「ムーンブレイク」はまさかの 縦回転斬り
重量級武器である大剣が空中で華麗に一回転する様は一見の価値あり。

スラッシュアックス

斧の遠心力を利用し、横に回転する「なぎ払いフィニッシュ」と縦に回転する「強化叩きつけ」を持つ。両方とも振り回しから派生する。
剣モードではMHXXで剣鬼状態中のトランスラッシュのフィニッシュ、及びMHRiseでモーションを受け継いだ「圧縮解放フィニッシュ」が回転斬りを行う。
またMHWorld以降では飛び上がりながら回転斬りを繰り出す「飛天連撃」を持つ。

カケル

敵であるピポサルどもに存在感を喰われているサルゲッチュシリーズの主人公。
ライトセーバーによく似たガチャメカ、メカボーを装備してるとき、右スティックを回転すると回転斬りができる。
回転斬り中は移動ができないので、敵に対して攻撃というよりはどちらかといえば、ぐるぐるハンドルを動かすときに使用することのほうが多い。
ガチャメカスタジアム サルバト〜レでは、これを強化した必殺技・ソニックレボリューションがある。通常の回転斬りと異なり、移動、それもかなり高速で動き回り、多段ヒットするが、高速で移動する都合上リングアウトの危険もはらむので、足場が狭い場所では使わないように。

ゼフィール

ファイアーエムブレム 封印の剣に登場するベルン王国国王。
得物であるエッケザックスを変形させて大きく横回転し攻撃する。ついたあだ名は回転王
本作の外伝漫画、ファイアーエムブレム 覇者の剣ではこの攻撃に王者の劫渦(バシリオス・ディーネー)という厨二な名前がついている。

余談だがファイアーエムブレムは覚醒以降、奥義「月光」が敵を一瞬で斬り抜けるモーションになっており、いくつかの兵種は回転しながら攻撃する。
また、同じく覚醒のクロムとそのは、ムービーでジャンプからの縦回転斬りを披露してる。
ちなみにウォーリアをはじめとする斧戦士系も、GBAの頃から必殺モーションで回転することに定評がある。

ポケモン

「回転斬り」という技はないが、Zワザのうち「ムシZ」を攻撃技で使うと「ぜったいほしょくかいてんざん(絶対捕食回転斬)」になる。
ただし、演出は他作品の回転斬りとはかなり異なり、 敵を糸で繭のように拘束した後、全力で糸ごと相手を振り回し、その勢いに乗せて斬り裂く という「相手を回転させる回転斬り」であり全くの別物。
また『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』では没わざとして「かいてんぎり」が存在した。効果もそのものズバリ、自分の周囲1マスを攻撃するというもの。
しかしこの効果は本編シリーズ既存のわざ「いあいぎり」に統合され、かいてんぎりの方はわざマシンがパスワードの捏造によって見られるのみとなった。
なお、このわざマシンはミュウすら使うことが出来ない。

テイルズオブシリーズのみなさん

アクションゲームに近い戦闘システムと、殆どのキャラクターが20個以上の技を習得することもあってか
多くのキャラ(特に接近戦担当キャラ)が回転系の技を習得する。
特に下記の技2つはシリーズ最初期から登場する技であり、類似技・派生技も多数存在する。

閃空裂破
読み方は「せんくうれっぱ」が大半だが、クレススタンの2人のみ「せんくうれつは」。
横回転斬りを行いつつ敵を巻き上げ跳躍するのが基本的な形で、使用者によってはそこから突き下ろしや唐竹割りで追撃する。よく間違われるが、剣の攻撃力が「斬り/突き」で分かれている作品では突き属性となっていることが多い。
派生技・類似技として、回転斬りで竜巻を巻き起こし斬り上げる「断空剣」、魔神剣から閃空裂破へ連携する「魔神閃空破」、閃空裂破で巻き上げた敵を空中で吹き飛ばす「閃空翔裂破」、巻き上げで浮かせた敵を突きで追撃する「閃光墜刃牙」等が存在する。
閃空翔裂破は使用者によって「閃空裂破」だったり、吹き飛ばさずに突き下ろしで追撃する技(要するに他キャラの閃空裂破と同じ形)だったりする。
一応初出はテイルズ オブ ファンタジアクレス・アルベインだが、彼の技は基本形とは異なる形の上、上記のとおり読み方も少数派。
上記の基本形としてはテイルズ オブ エターニアリッド・ハーシェルが初出(彼の場合は巻き上げ→突き下ろし型)。

烈空斬
読み方は「れっくうざん」。放物線を描く縦回転斬り。
空中発動が可能になったり名称が「裂」空斬になるなどのマイナーチェンジや派生技の追加はあるが、上記の閃空裂破とは異なり、読み方や技の形は初登場から一貫している。
基本的に「攻撃性能をもった移動技」として扱われ、ヒット&アウェイに最適なことから低レベルクリアで重宝されたりする。
派生技・類似技として、移動しない代わりに攻撃回数と速度が上昇した「真空裂斬」、剣に炎を纏わせて放つ「火炎裂空」、連続突きから烈空斬へ繋げる「真空千裂破」等が存在する。
初出はテイルズ オブ デスティニースタン・エルロン

ゼロ(ロックマンXシリーズ)

ロックマンX4以降実装されたラーニング技で毎作縦回転の技を覚える。
大体の場合は空中で攻撃する場合の技。
ロックマンX8の「螺刹旋」はバグで縦回転斬りをしながら浮遊し続け、空中を自在に移動することができる。
ロックマンゼロシリーズでも相変わらずで、毎回何らかの形で回転切り系の技が使えるようになる。
自身が亡き後の時代を描いたロックマンゼクスシリーズでは、彼から作られたライブメタル「モデルZ」を用いたモデルZXもやはり回転切りが使えたりする。

エンゲツクナイ

ロックマンエグゼシリーズのソード系統バトルチップ。
自分を中心とした周囲一マスを薙ぎ払う。
斬撃飛ばしや移動斬撃をするソード系チップと組み合わせれば、前方各所で範囲攻撃を起こすこともできる。

くのいち(戦国無双)

無双奥義で高速回転斬りを行う。
そのまま移動可能なので、無双ゲージがMAXだったりすると結構楽しい。
同シリーズだと蘭丸の無双奥義も横回転斬り、光秀のC4-Fはジャンプしつつの回転薙ぎ払いと、攻撃範囲を増やす意味でも結構見つかる。

猿飛佐助(戦国BASARA)

BASARA技で分身して高速回転斬りを行う。忍者ということも含めて上と被りすぎでは?
もちろんそのまま移動可能で、安定してヒット数を稼げる。
なお、上杉謙信の配下のくのいちであるかすがは初代のみ佐助のコンパチキャラになっており、BASARA技も同様の技を使用出来る。

刃鳴散らす

ガチ剣術家がライターのエロゲ作品にも回転斬りがあったりする。
兵法綾瀬刈流火車(かしゃ)
敵陣に跳び込み、着地するや抜刀し、円陣形に一閃する。
これで敵の後退を誘い、配置の把握、敵の流れの破壊を行い、そこから各個撃破へ繋げる技。
回転斬りではあるが、それ単体で多数を必殺する為ではなく、牽制から場の流れを掌握する始めの技である。

エイジ・シンジョウ/カイン・アモウ/ショウ(闘神伝シリーズ

剣を頭上に掲げ、ヘリコプターのように回転しながら上昇する「飛昇斬」。
一見すると対空技だが、弱で出すと上昇が短く、強で出すと一旦突撃してから上昇するので、対空技としては使いにくく、連続技の締めに使われることが多い。
エイジの技は垂直に上昇する「飛昇斬」だが、カインは斜めに上昇する「デッドリー・レイヴ」を使う。
二人の師匠であるショウは両方使えるが、名前は「飛翔斬」「死昇斬」となっている。

ハンゾウ/フウマ(ワールドヒーローズ

両者ともに竜巻旋風脚コマンドを入力することで、全身を手裏剣の如く回転しながら相手を切り裂く移動技を使用。
モーションは似ているが、ハンゾウは「忍法・光輪渦斬(こうりんかざん)」、フウマは「忍法・風輪華斬(ふうりんかざん)」と名称が異なる。

覇王丸(サムライスピリッツ)

メイン技として円を描きながら両断するアッパー技の「孤月斬」を使う。
また、その発展技で連続で孤月斬を繰り出す秘奥義「天覇封神斬」と大回転し飛び掛かりながら唐竹割りを繰り出す「烈震斬」といった技を持つ。
他にも、今作に登場する剣客の皆さんは武器格闘ゲームだけあってテイルズ同様回転系の技が多い。
体ごと回転するような技としては…
  • ガルフォード、服部半蔵の立ち大斬り(遠)
  • ナコルルの「ヤトロ ポック」
  • レラの「ホロケウ ポック」
  • 千両狂死郎の「回天曲舞」
  • 不知火幻庵の「肉転突き」
  • アースクェイクの「ファットチェーンソー」
  • 色の「天咆輪」
  • 緋雨閑丸の「緋刀流 真・雨流れ狂落斬」
…などがある。

ジェネティー(キャプテンコマンドー)

彼が用いるメガクラッシュの「スピニングアタック」は両手の二本のナイフを用いた高速回転斬り。
いわゆる、初代ファイナルファイトのハガーやストIIのザンギエフのダブルラリアットを強化した物なのだが、
攻撃力こそあまり高くないものの、使用中に移動が出来る事から切り返しやすい優秀な性能を持つ。
あまりにもインパクトの強いモーションという事から、以降もカプコン内外を問わず様々なゲームでネタにされていて、
上述の猿飛佐助のBASARA技、血風独楽の元ネタになったほど。

ミネルヴァモン/メルヴァモン

オリンポス十二神族の一体である究極体。
手に持つ大剣オリンピアで勢いをつけた前転斬りを放つ「ストライクロール」が必殺技。
メルヴァモンはミネルヴァモンが成長した姿という設定であり、必殺技も「ファイナルストライクロール」に強化されている。
また目にも留まらぬ回転斬りで竜巻となる「マッドネスメリーゴーランドDX」という技も持つ。

英傑大戦の剣豪のみなさん

大戦シリーズに新たに追加された兵種、剣豪。
その固有アクション「斬撃」は部隊全体で時計回りに回転斬りを行い、薙ぎ払うもの。範囲内の敵全体に当たる。
その効果たるや、敵部隊を弾き飛ばし、突撃状態の騎兵に対しては一定時間速度を低下させる。
1回のダメージは大したことないが、これが集団で固まった状態で次々に斬られると逃げることもままならず、撤退まで追い込まれる。
ちなみにどの剣豪も兵種アクションは回転斬りで固定であり、突きを得意としたと言われる斎藤一だろうが、計略名が「三段突き」である沖田総司だろうがどいつもこいつも横回転斬りで薙ぎ払う。
さらにこの斬撃の範囲は計略などで拡大することが可能で、各種効果を掛け合わせると戦場全体を薙ぎ払うレベルまで広げることが可能。一体何を振り回してるんだろう…。

原神の両手剣使いの一部

ノエル・レザー・辛炎・重雲・早柚・ドリーの重撃が該当。
通常体型以下のキャラが使う傾向にある。重撃であるためスタミナを消耗する。
重そうに剣を構えてからしばらく回転しながら攻撃する。ドリーのみ乗っているランプの精に剣を振り回させる。
実のところ出は遅く、威力も大した事はない上に隙も大きいと使い所が殆どないアクション。
辛炎は命ノ星座の効果で重撃によるスタミナ消費を軽減しながら、防御力の50%を火力に転換出来るため使い所はあるものの
最大解放(6凸)の効果であるため彼女でさえも気軽に使えるとは言えない。




特撮

ウルトラマンメビウス

メビウスブレイブの技に、空中で高速回転しながら敵に突進し、その勢いで斬りつける『スピンブレードアタック』というのがある。
メビウスブレイブはCREW GUYSのイカルガ・ジョージの援護を受け、宇宙量子怪獣ディガルーグをこの技で倒した。
回ればなんとかなる

ウルトラマンビクトリー

ビクトリーナイトの技に、ナイトティンバーに一度ポンプアクションを引き起こし回転斬りを繰り出す『ナイトビクトリウムフラッシュ』というのがある。
「ウルトラファイトビクトリー」では大蟻超獣アリブンタに、「ウルトラマンX」第13話ではマグマ星人に対して使用した。

ウルトラマンジード

肉弾戦で宇宙人と戦える最強のヒロイン、鳥羽ライハが剣技を得意としており、戦いの流れでしばし回転斬りの動きになることがある。
意図的に回転斬りを行うことはないが、成り行きで回転斬りのような動きを行なっている。
演じる山本千尋が武術太極拳の元ジュニアチャンピオンであり、アクションを得意とする上、メイン監督がアクションを好む坂本浩一氏であったため、殺陣のシーンでライハの動きに武術太極拳の動きが取り入れられている。

ウルトラマントリガー

エタニティ・コアの欠片ことグリッタートリガーエタニティキーを用いたトリガー奇跡の形態・グリッタートリガーエタニティは、グリッターブレードという剣で戦う。
手甲部の結晶パーツを水色のものに回転させることで「エタニティバニッシュ」が発動。周囲を独楽のように回転しながら連続斬りを繰り出す。
続編の『ウルトラマンデッカー』では、未来のユザレからウルトラデュアルソードを入手。
トリガー スカイタイプのウルトラディメンションカードをリードすることで、「デュアルランバルトカウンター」という回転斬りを使用する。

ダイヤジャック/東竜

ジャッカー電撃隊の青い戦士は電気を動力としており、得物は電気を放出するダイヤソード。
ジャックこと東は怒りのエレキで剣を鍔鳴りさせて、独楽のように回転し繰り出す『稲妻斬り』や、宙返りしながら横一文字に斬る『回転斬り』で犯罪組織クライムを切り捨てる。
これでも東は元・ボクサーなのだが、気にしちゃいけない。

バイオロボ

超電子バイオマンが乗り込むこのロボは基本的に多彩な剣技の持ち主だが、中盤現れた新帝国ギアのネオメカジャイガンに対し第32話で『バイオ粒子斬り』を取得。
ジャンプしたバイオロボが空中でバイオ粒子をチャージ後、前転急降下しながら横一文字斬りを繰り出す。
最終話では、バイオマンのサポートロボ・ピーポが乗り込むことでバイオ粒子斬りの強化版『スーパーフラッシュ』が発動。
ドクターマンが乗るキングメガスを撃破した。
撮影時、スーツアクターの日下秀昭氏が「剣持ちながら回転しろ」と無茶を言われたという逸話があったとか…。

チェンジロボ

電撃戦隊チェンジマンが乗り込むこのロボも、『風車斬り』という技を使う。
必殺剣である電撃剣を垂直に構えて独楽のごとく横に高速回転しながら、巨大化した大星団ゴズマの宇宙獣士を攻撃するもので、必殺のスーパーサンダーボルトに繋げる際に使っていた。

フラッシュキング

超新星フラッシュマンが乗り込むこのロボの必殺技として、『スーパーコズモクラッシュ』がある。
戦闘母艦スターコンドル左舷から射出される必殺剣・コズモソードを手にし額のプリズムからエネルギーをエンハンスした後、ジャンプして二つほど縦に大回転して改造実験帝国メスの巨大獣戦士を斬り裂く大技。
何気にスーツアクターの日下秀昭氏もバンクシーン撮影時に「ヤバかった」と称するほどの荒技でもある。

RVロボ

戦う交通安全こと激走戦隊カーレンジャーが乗り込む1号ロボも、『激走斬り』という回転斬りが必殺技。
右手にRVソードを携え、アクセル全開後横に高速回転し宇宙暴走族ボーゾックの巨大怪人をぶった斬る。
見ているこちらも目が回りそうなコックピット内の描写や爆発を背に剣を構える決めポーズもかなりのインパクトを持つ。

ブルタウラス

黒騎士が重星獣ゴウタウラスと騎重合身し完成するこのロボも、『野牛鋭断』という技を持つ。
ツインブルソードという状に連結した双剣を水平に構えて黒い稲妻を纏い高速回転しながら繰り出すその技で、宇宙海賊バルバンの巨大魔人を斬り伏せる。
後に、35番目のスーパー戦隊である海賊戦隊ゴーカイジャーの2号ロボ・豪獣神ギンガマン大いなる力を使用。
この『野牛鋭断』のごとく黒い稲妻をドリルに纏わせ繰り出す『豪獣鋭断』でシールドのザンKT0に大打撃を与えた。

ガオブルー

パワーアニマル「ガオジュラフ」の宝珠を武器である「獣皇剣(じゅうおうけん)」にセットすることで、円盤の如く空中回転しながら敵を連続で斬りつける「ジュラフタイフーン」を発動。

ガオキング ソード&シールド

通常攻撃として横回転斬りを多用する。

旋風神ハリアー

忍風戦隊ハリケンジャーが操るカラクリ巨人「旋風神」の高機動形態。
二刀「ダブルハリアーソード」を変形合体させてリング型のブレードとし、上空から展開したレール上を転がり落ちて斬りつける「ホイールクラッシュ」を使用。
縦回転でも横回転でもない側転斬りとでも分類すべき技。

デカバイクロボ

特キョウに属するデカブレイク/姶良鉄幹が操縦するデカバイクが特捜変形したロボ。
両腕部に内蔵された長剣・スリーブソードでアリエナイザーが駆る怪重機を迎え撃つ。
腹部のホイールで高速移動する「スライディングモード」に変形後、パトエネルギーを最大に引き出し高速移動しながら回転斬りを繰り出す「ソードトルネード」が必殺技。

シンケンイエロー/花織ことは

シンケンマルを構えたまま独楽のように高速回転して敵を切り裂く「猿回し」を使用する。
強化形態スーパーシンケンイエローになると「真・猿回し」に強化される。
ちなみにこの「真・猿回し」の披露会でシンケンゴールドが、対抗して「元祖回転技」と称して千枚おろしを使用しているが、こちらは敵の周りを高速で回りながら滅多切りにする全く別物の技である。

手裏剣戦隊ニンニンジャー

ラストニンジャの称号を得るため、祖父たる伊賀崎好天の志を継ぐ五人の伊賀崎流忍者たち
忍者一番刀の棟にある「技」ボタンを押した後、セットされたそれぞれの忍シュリケンを回転させることで燃える忍タリティを纏い回転斬りを繰り出す「シュリケン忍法奥義・忍烈斬」が共通の必殺技。
忍烈斬には、
  • 五人同時に繰り出す「一斉忍烈斬」
  • 魔法忍者ことアオニンジャーの魔法を受けてアカニンジャーが繰り出す「マジカル忍烈斬」
  • 兄妹戦士であるアカニンジャーとシロニンジャーが同時に繰り出す「兄妹忍烈斬」
  • アカニンジャーが父・伊賀崎旋風の竜巻の術を受けて強力な回転斬りを繰り出す「竜巻忍烈斬」
  • 追加戦士であるスターニンジャーと同時に繰り出す「スター忍烈斬」
  • アオとスターが超絶ニンニンジャーに強化変身したアカに手裏剣の如く投擲されながら繰り出す「二刀流手裏剣斬・超絶斬り」
  • 忍タリティを取り戻した旋風と好天と共に親子三代で繰り出す「究極奥義オール伊賀崎流アッパレ忍烈斬」
……とった派生技も多い。

カマキリオージャー/ヒメノ・ラン

美と医療の国・イシャバーナの若き女王は王剣オージャカリバーとキングスウェポン・鎌モードの変則二刀流による回転斬りが得意。
跳躍したり、地帝国バグナラクの雑兵サナギムの攻撃をかわしたりして剣戟を繰り出していく。
そのアクロバティックさはイシャバーナの道端に咲く花も踏みにじられることもなく、まさに美麗。


アニメ・漫画

ミカサリヴァイ、その他進撃の巨人に登場する多くの人間の戦闘員

巨人の弱点である首の裏を正確・確実に切り取るために、『両手に剣を持ちつつ、回転しながら斬り付ける』という攻撃方法が多用される。
回転は勢いを付けるための事前動作であり、必ずしも必要ではない。
1度の回転斬りにつき、ダメージを与える機会が1度のみ(連続しての斬り付けを行わない) という珍しいタイプの回転斬りである。

士道美沙子

はやて×ブレードでトップクラスの実力を持つSランクの闘士。グレートソードのような大剣を振り回し、回転し続けて攻撃する。
持っている武器は全員模造刀なので斬れはしないが、獲物がでかいため受けるだけでも強い衝撃があり、当たれば当然ただでは済まない。
しかし本人は回転に耐性があるわけではなく、「止まると一気にトリップする」とのこと。

ゴッドガンダム

機動武闘伝Gガンダムで、主人公ドモン・カッシュが乗る後期主役機。
両手にゴッドスラッシュを持って横に高速回転する『ゴッドスラッシュタイフーン』という技を持つ。
原作ではガンダムローズの新必殺技ローゼスハリケーンを打ち破るために編み出した防御技なのだが、各種ゲームでは敵に突っ込んで斬り裂く攻撃技として描写されている。

ガンダムシュピーゲル

機動武闘伝Gガンダムのゲルマン忍者シュバルツ・ブルーダーが乗るネオドイツ代表機。
両手のシュピーゲルブレードを構えて回転し体当たりを仕掛ける『シュトゥルム・ウント・ドランク』が必殺技。

ガンダムヘビーアームズ

新機動戦記ガンダムWトロワ・バートン搭乗機
唯一の近接武装アーミーナイフで横向き体軸回転させてエアリーズを斬りつけたことがあった。
VSシリーズでは後ろ格闘で実装されることが多い。

∀ガンダム

∀ガンダムロラン・セアックが乗る主役機。
空中の戦艦アルマイヤーに対し、ソシエカプルを支えにしてジャンプし、横向き横回転の縦回転斬りで斬りつけた。

ガンダムエクシア

機動戦士ガンダム00刹那・F・セイエイの前半搭乗機。
重心を利用した大きな動きを必要とするGNソードがメインウエポンなので、移動しながら回転斬りで斬り伏せるといった動きが度々見られる。
Gガン組と違って明確な技はないが、前期OPでやっている空中縦回転斬りが有名であり、VSシリーズ等でよく特殊武装として採用されている。

シャドーリュウ

勇者指令ダグオンより、山海高校に通う羽柴竜が変身する勇者ダグオンの一人。
両腕のシャドークナイを展開し独楽のように回転し宇宙監獄サルガッソの囚人を斬り裂く『大回転剣風斬』が必殺技。

ビッグボルフォッグ

勇者王ガオガイガーより、地球防衛勇者隊GGG諜報部所属の忍者型勇者ロボ・ボルフォッグがガンドーベル&ガングルーと三位一体を果たした姿。
ミラーコーティングで強化し高速回転しながら左腕のムラサメブレードで攻撃する『必殺・大回転大魔断』を使用する。

悪魔将軍

必殺技の一つに両腕から剣を伸ばし、縦に回転しながら突撃し相手を斬り刻む技「地獄のメリー・ゴーラウンド」が存在する。
(超人レスリングにおいて凶器を持ち込むのは御法度だが、自分の体から生み出されたものや衣装の一部の場合はセーフである。)
その切れ味は凄まじく、ダイヤモンドボディ状態で放てばロビンマスクの鎧(超人硬度9)をあっさり両断してしまうほど。
この技のどこにメリーゴーラウンド要素があるのだろうか。

飛天御剣流

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の剣術流派。
「龍巻閃」は水平に回転しつつすれ違いざまに斬撃を首元や背中に打ち込む技。
相手の攻撃に対するカウンターとして使うのが最も有効。
派生として「凩」「旋」「嵐」があり、どれも各方向への回転斬りで連続技としてつなげられる。格ゲーみたいだ。*2
奥義である「天翔龍閃」は初撃で超神速の抜刀術を放った後、捌かれるなり避けられるなりした場合はそのまま横回転斬りの二撃目に移行。
超神速の斬撃に弾かれた空気が真空の空間を生み、急速に元に戻ろうとするため相手はその空間に吸い込まれ、基本的に二撃目の直撃からは逃れらえない。
また、劇場版では剣心独自の大技として空中で回転しなからの抜刀術を披露した。

鉄刃(YAIBA)

雷神剣の鍔に球を装填するための孔を軸に回す「旋風剣」や、剣を大きく振りかぶった後で剣を足で挟み、足を放す事で勢いをつけて手裏剣のように回転しながら突撃する「風車(かざぐるま)」を使う。

竈門炭治郎

人を喰らうを漆黒の日輪刀で断ち斬る竈門家の長男坊。
全集中の呼吸で身体を強化後、「水の呼吸」により編み出される回転斬り『弐ノ型(にのかた) 水車(みずぐるま)』で周囲の鬼を切り伏せる。

風鳴翼

シンフォギア天羽々斬(あめのはばきり)」を纏う防人。
  • 逆立ちで開脚しつつ横回転し、足から展開したブレードで周囲を切り払う「逆羅刹」
  • 炎を纏わせた両足のブレードを重ね、空中後転しながら突撃する「羅刹 零ノ型」
  • 前転突撃しつつ、手にした刀と両足のブレードで切り裂く「無想三刃」
  • バイクに乗った状態で足のブレードを前後に展開し、車体ごと横回転しながら切り裂く「騎刃(きば)ノ一閃・旋」
が該当。何故か足技が多い。

ブレイク・ベラドンナ

RWBY』のメインキャラの一人。
本編の前日譚「"Black" Trailer」にて、上空から落下しながらの縦回転斬りを使用。これには特異な点が二つある。
一つ目は、ブレイクの体が空中で横に傾いていたこと。敵から見れば縦回転だが、ブレイクから見れば横回転となる。
二つ目は、彼女の武器が鎖鎌であること。正確には、武器を鎌形態に変形させ、腕とリボンで繋いだ状態だった。
Trailer中では単なる一撃に過ぎなかったが、『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』では一撃必殺技(アストラル ヒート)「ブラック デス」として採用されており、これを受けた相手は塵と化して消滅する。


追記・修正はパソコンごと高速で回転しながらお願いします。

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最終更新:2024年04月23日 00:17

*1 スピードは上げられるので人によっては一回転する方が体勢を戻すのが早いという意見もあり、剣道の試合で胴を打つときにこうする選手もいるが、審判からはまず苦い顔をされるし、どうかすると有効打突と認めてもらえないことさえある

*2 というか、作者がサムスピファンなので普通に影響受けてると思われる。