ドーパント

登録日:2010/06/12 Sat 21:54:55
更新日:2024/02/22 Thu 15:50:06
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1.ドーパント (dopant) とは、半導体にドーピングされる不純物のこと。
元素によりドナーもしくはアクセプター、あるいは、深い準位となる。
このドーパントの注入により、N型半導体もしくはP型半導体の作成が可能である。
ドーピングされたドナー原子は、IV族原子と結合する際に正帯電し、余剰となった電子を自由電子として放出する。この自由電子がキャリアとして伝導に寄与する。
このような原理から、電子を「提供する」ものの意味でドナーと名づけられている。

2.上記を由来とする、特撮テレビドラマ『仮面ライダーW』に登場する怪人達の総称。本項で詳しく解説する。

●目次

【概要】

物語の舞台・風都で密かに話題になっている謎のアイテム、「地球の記憶」の一部を複製し、それを内包した「ガイアメモリ」によって人間が変身する。
人ではない存在、いわゆる「人外」ではなく、あくまで「人間が怪物的な力を外付けアイテムとして所持しており、人間のまま肉体が怪物の姿に変わる」に過ぎない。
ちなみに、変身中の体内は銀色の粘ついた液のような物質で構成されている。
変身者は顔以外がこれに覆われている描写もあるが、肉体そのものが変化することがアニメ版の『風都探偵』で改めて明示されたことから恐らく単なる描写上の都合と思われる。

従来のシリーズと同じく“怪人”といっても、昭和ライダーの改造人間や、仮面ライダー555の「オルフェノク」のような不可逆的な人外化ではなく、メモリを失えば単なる人間に戻る*1
また、ドーパントは戦闘に特化した怪人ではなく、多くは元が一般人であることもあって戦闘能力はピンキリ。
その脅威度の本質は、後述する様なあまりにも節操のないバリエーションの多種多様さ故、相手にとって能力の正体が予測しづらい事によるものが多く、直接戦闘においては、対応力に優れている仮面ライダーWとは性質として相性が悪いと言える。

悪の秘密組織「ミュージアム」がメモリを販売しているのだが、購入者全員がミュージアムに従っている訳ではなく、ミュージアム側も購入者に対して服従を強制している様な描写は特に無い。

手の平サイズのUSBメモリ(のようなもの)一本で超自然な力を得ることが出来るので、購入者はほぼ確実に自身の欲望のために使う。
値段はピンキリだが、通常のメモリでも百万単位の金は必要。完全に相手の足元を見て売っており、その売り方は完全に違法ドラッグ。
だが、ミュージアムがメモリを販売する真の目的は利益ではなく、使用者を実験動物として実地試験をし、研究データを収集することにあるため、場合によってはタダで配られたり、無理矢理使用者に挿入したりすることもある。
園咲霧彦は利益を上げつつも、「子供には決してガイアメモリを売らない」というポリシーを持っていたが故、これが切っ掛けでミュージアムと決別している。

メモリの副作用で、精神が凶暴化・凶悪化して暴走していく者も多く、ドーパントによる犯罪が多い一因にもなっている。

地球の記憶の一部であればいい、ということでメモリ(ドーパント)のモチーフは極めてフリーダム。
あくまで地球上の事象に限定されるとはいえ、生き物から無機物、更には抽象的な概念そのものが怪人化した姿まで、今までのシリーズにないタイプの怪人が多く登場し、「もはや何のメモリだったら存在しないんだ」というレベル
腕っぷしの強い者だけではなく、人の精神や物理法則に干渉する特殊能力を駆使した敵も登場し、インフレが激しくならないような工夫もされている。
インフレバトルを長年書いてきた三条陸だからこその匙加減といえるだろう。
Wも特殊能力に強いタイプの仮面ライダーのため、むしろ「理屈抜きでただ単に強い、硬い」タイプのドーパントの方が強敵に描かれやすい傾向にある。

因みに古代生物の名を冠したドーパントは最終的に巨大化する傾向にある(T-レックスやケツァルコアトルスなど)。
メモリは工場で作られている設定なので、複製されたり量産されているものも多く、同じメモリを用いたドーパントが複数回にわたり登場することも珍しくない。
ただし対処法を知っているWによってあっさりとやられる。ある意味では昭和作品に近い再生怪人の倒し方である。

なお、特殊な例として動物や精神体がドーパント化したり、勝手に起動するものもある。
精神体のドーパントは肉体の限界に縛られない分、メモリの力を最大限に引き出せると思われていたが、実際には著しく劣化してしまう。

相性の概念はあるものの、正真正銘どこの誰でも・人間以外ですら変身できるため、極端な話として他のライダー作品の怪人がメモリを使ってドーパントに変身することも可能ということになる。

仮面ライダー以外のドーパントは、体のどこかに半球の意匠があるのが特徴のひとつ。
後述の「ドライバー」を使用して変身したドーパントは、必ずドライバーの中央に半球が現れる。

◆メモリブレイク

強いダメージを与えてドーパントを戦闘不能にし、ガイアメモリを破壊する行為。
メモリブレイクされると体外にメモリが排出され、人間へと戻った後に破壊される。
この時、メモリの場所を把握した上で行うと効率が良く、この方法でしかメモリブレイクされないドーパント*2も存在する。
なお、メモリ自体の強度はそれほどでもないのか、(仮面ライダーに変身時ではあるものの)普通に握り潰して破壊する事も可能。拳銃のマガジン部分で殴っても壊れる。

メモリブレイクされた人間だが、何らかの後遺症が表れることはあっても、基本的に死亡することはない。
ただし、強力すぎるメモリの過剰使用や、改造メモリや初期型メモリを使用したり、複数のメモリを同時使用なんて無理をした場合は……。

◆生体コネクタ

メモリ購入時、体のどこかに刻印される生体コネクタに、メモリを挿入することで変身する。通称「直挿し」。
このコネクタそのものもフィルターの役割を果たしているが、精神汚染といった副作用を完全には防げない。

また、コネクタは認証システムも兼ねており、これを通す形でなければ使用できない。
しかし、改造されたものはその限りではなく、最低限のフィルターであるコネクタを介さず誰でも変身可能にした改造メモリの場合、
使用し続ければ挿入した部位が膿んでいき、毒素が素早く回って、最悪死に至る。
もちろん、コネクタを経由しても使い過ぎは危険である事に変わりないのだが。

また、メモリには適合率というものがあり、高すぎるとかえって異常現象を引き起こしたりする。

また、生体コネクタが持ち主のネガティブな感情を吸収して成長するケースもある。

◆ドライバー

仮面ライダーやミュージアムの幹部には生体コネクタはなく、ドライバーと呼ばれる変身ベルトに挿して変身する。
ドライバーは優れたフィルターであり、これを通せば精神を汚染されずに力だけを引き出すことが出来る。
ただし、メモリの毒素と精神を適合させることで更に力を引き出そうとする者はあえて装着しないこともある。
通常は一人につき一本しか使用出来ない。

◆ハイドープ

続編漫画『風都探偵』にて初登場した単語。
簡単に言えば『進化したドーパント』であり、ガイアメモリを長期間*3使用し続けたことによりメモリユーザーが新たな能力に目覚めた状態を指す。
能力は様々であり、アルコールメモリでテレネキシスといったり、使用メモリとの関連性はあまり無いことが多い。
ドーパントの力も底上げされる上に生身でも使用可能な場合もある。
この能力はあくまでメモリがきっかけで個人が目覚めた力であるため、エクストリームでは能力の検索・無効化ができない。
設定として明示されたのは『風都探偵』だが、ニチアサの時点からこれに該当するような人物は登場している。


【ドーパント】

◆仮面ライダー

本作の仮面ライダーは、直挿しできず毒性を極めて薄めた「純化されたメモリ」を、
これまたフィルターとして機能する専用のドライバーで使っている(Wの場合はさらに「メモリを2つ使う」)だけで、定義上はドーパントに他ならない
なにせ、変身ベルトにあたるドライバーを使うという点ですら、普通にドーパントとして扱われているミュージアムの幹部と同じなわけで。
「敵のもたらした力で戦う」「戦う相手も同種の存在」という仮面ライダーの業を、Wはかなり強く反映していると言える。

◆一般ドーパント

マグマを操る怪人。WのTV放映最初の敵。正体はリストラされた元会社員の男性。
CGの炎が消えると悲しい姿になってしまう。
能力を見切られていた事もあってあっさりメモリブレイクされたが、ビルの支柱を溶解させて大惨事を引き起こしているので一概に弱いとは言えない。
『風都探偵』で別個体が登場。

ティラノサウルスの頭部が本体というスニゲーターもビックリなドーパント。
ルナジェルではない。
巨大化前は、ティラノサウルスの顔に人間の下半身が合体した姿で、傍から見ると、メッチャアンバランスな姿。
瓦礫と合体してティラノサウルスになれる。
正体については当該項目を参照。

  • マネー・ドーパント
正体は違法カジノのオーナーで、破産した客の命をコイン型メモリで吸いとってしまうギャンブラー。
戦闘能力は高くないが、命のコインを体内に収納している状態で倒すと客の命も消滅してしまう。
「キッチリとな!」
Wに倒された後は賭博罪で逮捕されたものと思われる。

  • アノマロカリス・ドーパント
水陸両用なスナイパー。正体は第2風都タワー建設に反発していた地主とその部下。部下の物は試作型だが、メモリブレイクしても死ぬことはなかった。製品版は巨大化出来る。
その聞きなれない名前は、Aというメインを張れそうなアルファベットを誰が飾るのかとwktkしていた視聴者の頭上にクエスチョンマークを輝かせた。
トリガーの咬ませ。
余談だが、このドーパントは見た目がどこか愛嬌を感じさせるため、人質に取られる女の子役の少女はつい笑ってしまい、何度も撮り直しをしなければならなかったそうな…。
量産されているメモリの一つで、最終回にも登場する。

  • コックローチ・ドーパント
その名を口にすることさえ恐ろしいあのお方の力を持ったドーパント。正体は漫画家の男性。
変身者が片桐仁で助かったが、井坂先生クラスが変身していたらトライアル以上の速さ、ビースト以上の生命力、そしてある意味テラー以上の恐怖を以て暴れまわったであろうことは想像に難くない。
後述の『風都探偵』と合わせて3度も登場しているが、高性能な割に量産できる(=おそらく比較的安く出回りやすい)という、曰く「1匹見たら30匹」な特徴が言及された。そこまで奴の特徴を得なくとも…
マスカレイドがミュージアム戦闘員用ならこちらは一般人用の量産メモリといったところか。

まさかの洋菓子(笑)。正体は元スイーツ雑誌のライター。
デザインがメトロン星人っぽいが、これはデザイナーの寺田氏が意図的にそうしたもの。
クリーム状のゲロ体液で動きを固め、形成した刃で鉄をも切り裂ける。
園咲家に潜入したその度胸は認めんでもない。
Wに倒された後は誘拐罪と逮捕・監禁罪で捕まったと思われる。
『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル』で別個体が登場。

  • バイラス・ドーパント
有機・無機物問わずに感染する殺人ウイルスを操る。
本編では諸事情でかなり力が落ちる精神体として活動していたが、本来ならかるく町一つ滅ぼすことのできるガチで洒落にならないドーパント。
そんな危険なメモリを、失恋した姉ちゃんなんかに売ってんじゃないよ根津君……
エピソード項目も参照。

見事な逆三角形のムッキムキボディのドーパント。何故か鉄片が挟まっており、あの井坂先生ですら解明出来なかった。正体は園崎若菜のマネージャー。
トリガー以外のWの攻撃をものともしない頑強さとパワーを誇り、更に体を丸めて鉄球になり、空を飛んで飛び道具を連射する。
ビスケット・オリバではない。
T2メモリによる個体にはウォッチャマンが変身。

両手を武器に変化させ、オールレンジで戦える強力なドーパント。正体は元怪盗。『W』でのニセライダーを務めた、ファングジョーカーの咬ませ。
「さぁ、俺の名前を当ててみなぁ…?」
見た目もアレだがジャギではない。
「イグザクトリ~」
ダービー弟でもない。
そしてアバレッドでもない。

  • バード・ドーパント
マッハ2.5で飛ぶ鳥。正体は何と中学生。
本来の使用者以外がコネクタ無しで使い回したため、メモリは強力になったが、酷い中毒性を発揮してしまった。
エピソード項目も参照。
小説版でも登場する。

  • アイスエイジ・ドーパント
絶対零度の冷気であらゆる物を凍らせるドーパント。地面を凍らせて滑るように移動できる。
「氷には火だ」とWが変身したヒート形態(HJ、HM、HT)全てを完封したかなりの強敵。
ただしアクセルの咬ませ。
エピソード項目も参照。
アイス映司、そして次のトライセラトップスで翌年の最強フォームのヒントになったかどうかは定かではない。
「自分が砕ける音を聞きな!」
T2メモリによる個体にはサンタちゃんが変身。

  • トライセラトップス・ドーパント
トリケラトプス
ティーレックスよりまともなデザイン。コネクタの場所がエロい。
デカイエローではない。
エピソード項目も参照。

  • ライアー・ドーパント
うそついたっていいじゃないか
人間だもの
さちお
エピソード項目も参照。

  • パペティアー・ドーパント
みんなのトラウマ。
人形使い。正体は小説家。例のごとく他人を操ることができる。
リコちゃん人形はMD(マキシマム・ドライブ)が直撃してもピンピンしてるタフな奴。

  • インビジブル・ドーパント
透明になれる。正体はマジシャン。
本編では井坂の細工でドーパント態にならなかった。
リリィ白銀エロス
??「こいつは大したガイアメモリだ」
ハリケンブルーではない。
エピソード項目も参照。

  • ナイトメア・ドーパント
夢の中に現れて、そのまま夢の世界へと閉じ込めてしまう。照井を絶叫させた。
W屈指のカオス回の立役者。
とはいえチート性能であることは間違いない。
エルム街は関係ない。

  • ビースト・ドーパント
マキシマムドライブを食らっても瞬時に回復する生命力、アクセルも軽く吹き飛ばすパワーを持った強力なドーパント。
アームズもそうだが、特殊能力で翻弄することが多いドーパントの中で、こういうストロングスタイルは強敵として描かれやすい。
エクストリームの咬ませその1。
カラーリングがどこかナスカに似ている。
能力的にもシンプルだからか後の作品でよく再登場しており、『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』ではロイミュードが変身した。

  • ゾーン・ドーパント
対象を選び、座標上の駒の如く移動させる力を持つ。目玉と爪がくっついたピラミッドという、ライダーシリーズでも異端なデザインを誇る。
ビーストのパートナーで、そのコンビネーション攻撃は仮面ライダーも軽く蹴散らす程。カタキヲトルノデスさんに似ている
エクストリームの咬ませその2。
演じた魏涼子氏は井坂先生の中の人の嫁さんだが、残念ながら実の夫婦としての共演はなかった。
フクロウのスマッシュではない。

  • イエスタデイ・ドーパント
「イエスタデイの刻印」を打ち込み、相手に「24時間前」の行動をとらせるというかなりトリッキーな能力の使い手。正体は霧彦の妹。
意識が完全に昨日の自分に乗っ取られてしまうため、外部からのあらゆる情報を認識することができず、エクストリームで無理やり剥がすでもしない限りは制止不可能。その後、昏睡に陥ってしまう。
こちらも正しい使用法をすればチート性能を発揮する。ぶっちゃけ、たまたま外に出た時にサイクロンジョーカーに変身してなかったら終わってた。
変身者はこの刻印にガイアメモリの毒素を乗せて放出する事により、自分へのメモリの副作用や精神汚染の影響を無効化するという使い方をしていた。

24時間経過後の昏睡に関しては、イリーガルな使用の影響かもしれないが、原理自体が不明なので何とも言えない。
説明を付けるとするなら、被害者が「昨日の自分」の再現が行われていた時の「今日の自分」の意識は失われており、翌日にはその意識を失った状態を再現している、と考えられる。
もちろん、そうなると今日の自分は絶賛意識を失っている状態であるため、二度と目を覚まさない。
実際、最初の再現が終わった後も刻印は消えてはおらず、効果継続中ということであることは間違いない。
山崎さんではない。
「さあ、永遠に『昨日』という監獄に囚われるがいい!」

  • ジーン・ドーパント
遺伝子をいじってあーんなことやこーんなことができる。だが仮面ライダー史上最弱の怪人と本に書かれた。正体は映画館のスタッフ川相透。
草を生い茂らせたり遺伝子を操作して生体融合を可能とする。こいつがあればおそらくM.O.手術は要らない。
No more 映画泥棒!
ヘタレじゃなく井坂が使っていれば大変なことになっていただろう。
ロンでも木崎でもない。
因みにドーパントになってしまったが、後にちゃんと生活できている人は彼に限った話ではない*4が、自分の意思でガイアメモリを捨てたのは彼ただ1人である。

  • ジュエル・ドーパント
80tの衝撃にも余裕で耐える超硬度のダイヤモンドボディを持ち、光撃を跳ね返すバリアーも張れる防御特化型。
ただし宝石という特性上、ある一点を突かれると非常に脆い。
若菜の妨害もあって、ぶっちゃけラスボスよりもWを苦戦させた怪人。ダイヤだしヒートトリガーだったら行ける気がするのは秘密だ。
対特殊能力の傾向が強いWでは、単純に攻撃力極振りの形態というのはあまりなかったりする。
なお、設定のみではあるが、ダイヤモンドメモリとの関連性は不明。どっちが上位互換?
この時様々な宝石について一緒に調べていたおかげか、『風都探偵』では意外な形で事件の真相を暴くことに。

  • オールド・ドーパント
人間を老体化させる能力を持ち、何処と無くテラーに似た攻撃をする。正体は占い師。
アシュランみたいに反転して戦う事も出来る。翔太郎「うわ気持ち悪ぃっ!」
実は精神攻撃属性のため、照井とフィリップであれば耐えられる。
常に全力出していれば翔太郎の寿命を一瞬で消費出来たチート性能。しかし照井を老化させられなかったことと、翔太郎が爺さんになっても予想外の戦闘力を見せたのが運の尽きだった。

活躍はリンク先参照。

  • ダミー・ドーパント
映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』に登場。
自分や他人の記憶を読み取り、他者へと変身する能力を持つ。
変身したモノの能力や使用していた武器の性能などをある程度再現も可能であり、
使い方次第ではめちゃくちゃ強い…が、本来の姿はマネキンのようなショボい見た目。後にネオ生命体と合体させられ「アルティメットD」へと変貌してしまう。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー OOO&W feat.スカル MOVIE大戦CORE』の『仮面ライダースカル メッセージforダブル』に登場。
最初に一般人が変身したドーパントであり、『仮面ライダー』の最初の敵は最初は蜘蛛の怪人という法則がここに来て取り入れられる形となった。
詳細は項目参照。

  • コマンダー・ドーパント
Vシネマ『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル』に登場するドーパント。
詳細は項目参照。

  • アイズ・ドーパント
Vシネマ『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル』に登場するドーパント。
詳細は項目参照。

  • リブラ・ドーパント
天ノ川学園に出現した謎のドーパント。
リブラ・ゾディアーツに瓜二つだが、その正体は謎に包まれている
嘘。東映公式サイトの誤植。

超バトルDVDに登場。
詳しくは項目参照。

  • ビーン・ドーパント
ネット版仮面ライダーW第2話「博士がよろこぶB/今、モグモグの中で」に登場。
真倉助手がビーンメモリで変身したドーパント。体中に豆を生やすことができ、食べることもできる。しかし、その姿は枝豆の付いた全身緑タイツを着用した真倉にしか見えない。

  • 歌舞伎・ドーパント
ネット版仮面ライダーW第7話「Kが寝ぼけたもの/あくまでも実験」に登場。
刃野博士が歌舞伎メモリで変身したドーパント。しかし、刃野を歌舞伎役者にコスプレさせたようにしか見えない。メモリの影響で刃野は歌舞伎のような動きをするようになった。

  • クイーン・ドーパント
ネット版仮面ライダーW第21話「デレデレでQ/狙われたクイーン」に登場。
刃野博士がクイーンメモリで変身したドーパント。しかし、刃野が変身した姿はどう見ても女子高生のコスプレにしか見えない。そう、このメモリが記憶していたのは女王ではなく、風都イレギュラーズの方のクイーンだった。設定によると、バリアが使えるらしい。

  • エリザベス・ドーパント
ネット版仮面ライダーW第21話「デレデレでQ/狙われたクイーン」に登場。
真倉助手がエリザベスメモリで変身したドーパント。しかし、メモリが記憶していたのはエリザベス女王ではなく、風都イレギュラーズの1人エリザベスである為、クイーンと同じく、こちらも女子高生のコスプレで終わっている。

  • UFO・ドーパント
ネット版仮面ライダーW第21話「Uのは謎!/輪舞」に登場。
風麺のマスターがUFOメモリで変身した非人型のドーパント。だが、どう見てもUFOのミニチュアにしか見えない。ちなみになぜ彼がドーパントになったのかと言うと、ラーメンを届けに来たところ、刃野博士と真倉助手が揉め事に巻き込まれ、そこで偶然にもメモリが挿さってしまったから。ドーパント化してからは宇宙へと旅立って行った。

  • ヨガ・ドーパント
ネット版仮面ライダーW第17話「Yの喜劇/カレーを探す男」に登場。
刃野博士がヨガメモリで変身したドーパント。姿はそのまんま手の伸びた刃野というなんともシュールな見た目をしている。刃野はルナメモリを超えるクネクネ能力を得られると予想していたが、実際は両腕が唯長く伸びるだけ。しかも伸ばした腕は自由に動かすことができず、目の前のカレーすら食べれないという状況になり、ルナを下回る結果となった。

  • インジャリー・ドーパント
仮面ライダーW第1話「Wの検索/探偵は二人で一人」で存在が示唆されたドーパント。
鳴海探偵事務所のパソコンの調査資料に、メモリのみが写っていた。恐らく、過去の事件の犯人が使用していた物と思われる。

  • オーシャン・ドーパント
仮面ライダーW最終話「Eにさよなら/この街に正義の花束を」で存在が示唆されたドーパント。
当初はEXEメンバーの青山唯が販売用にメモリを隠し持っており、後に仲間の遠藤士郎に奪われるも遠藤が変身することはなかった。設定によると、体を液状化させることができるらしい。

  • エッジ・ドーパント
仮面ライダーW最終話「Eにさよなら/この街に正義の花束を」で存在が示唆されたドーパント。
EXEメンバーの遠藤士郎がメモリを所持していたが、使用前に破壊された為、未登場。

  • ユニコーン・ドーパント
Vシネマ「仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル」で存在が示唆されたドーパント。
葛木葵らのスリグループの元締めで、先生と呼ばれる男がメモリに強化アダプターと併用して、変身しようとするが、照井竜によって素手でメモリが破壊された為、未登場に終わってしまった。

◆『風都探偵』

同作初出のドーパントは、大なり小なり実写特撮では難しい「漫画ならでは」の造形が組み込まれているのが特徴。
詳細は『風都探偵』の項目参照。
  • ロード・ドーパント
  • トードストール・ドーパント
  • メガネウラ・ドーパント
  • カラカル・ドーパント
  • アルコール・ドーパント
  • パズル・ドーパント
  • アントライオン・ドーパント
  • オウル・ドーパント
  • トラッシュ・ドーパント
  • クラブ・ドーパント
  • ラーフ・ドーパント
  • ディープ・ドーパント
  • シザーズ・ドーパント
  • ディーバ・ドーパント
  • デス・ドーパント
  • ハングリー・ドーパント
一般怪人枠の人達。

  • オーロラ・ドーパント
  • スクリーム・ドーパント
  • ブラキオサウルス・ドーパント
  • リアクター・ドーパント
  • ジョーカー・ドーパント
ガイアドライバーRexと呼ばれる新種のドライバーを使って変身するドーパント。幹部怪人にあたる。

◆『小説 仮面ライダーW~Zを継ぐ者~

  • ズー・ドーパント
  • ゼロ・ドーパント
  • ゼブラ・ドーパント
詳細はリンク先参照。いずれも小説のサブタイトルに題している「Z」を頭文字に冠している。

  • フラワー・ドーパント
  • クインビー・ドーパント
  • ビー・ドーパント
  • エイプ・ドーパント
  • ドルフィン・ドーパント
  • エレファント・ドーパント
  • サラマンダー・ドーパント
  • フィッシュ・ドーパント
『Zを継ぐ者』の終盤に登場したドーパント達。


  • メモリー・ドーパント
S.I.C HERO SAGA』の一篇「Playback」に登場したドーパント。
風都のマスコットキャラ「ふうとくん」を禍々しくしたかのような姿をしているが、その正体と真意は……
メモリ自体の出典は映画『MOVIE大戦CORE』より。

◆Nのはじまり/血と夢

  • アンモナイト・ドーパント
  • トリロバイト・ドーパント
  • マンモス・ドーパント

ミュージアム財団X関連

園咲家の面々は項目参照。

  • バット・ドーパント
『スカル メッセージforダブル』に登場。
10年前の風都で暗躍した最初期のドーパント。その正体はガイアメモリの売人。
口から放つ超音波によって機械を操る能力によって、スパイダー・ドーパントを援護するが、最期は鳴海荘吉に倒され、タンクローリーの爆発に巻き込まれて死亡した。
全ドーパント中唯一、明確なメモリブレイクの描写がないドーパント。
機械を操るという一見コウモリとは何の関係もない能力をもつが、劇中で明言はされていないもののスパイダー・ドーパントと同じく、変身者が覚醒させた本来メモリには無かった能力の可能性がある。
後に『風都探偵』にて更なる情報が明かされており、それと関連しているのかもしれない。

  • ケツァルコアトルス・ドーパント
超高速飛翔能力を備えた、まさに空の王者とでも言うべき巨大ドーパント。
井坂の想定していた変身者は動物園のお姉さんだが、実際に登場した個体はインコを変身させたもの。
園咲家の所有する、ゴールドメモリと同等の力を持つメモリの一つで、井坂の計算ではこの力をウェザーに加えればテラーに勝てたらしい(真偽は不明)
井坂自身が精神干渉波に対する耐性を持っていた可能性が高く*5、圧倒的な制空権を得られるため、テラードラゴン対策だった可能性はある。どのようにして切り札であるドラゴンを知ったのかは不明。

気象に関する様々な現象を操る。照井の敵。

一体どういう能力なのかよく分からないほど多彩な能力を持つ。
これは変身者が超能力兵士・クォークスであることも一因。
相手の理想・希望を奪い自分の力とする能力を持つが、非生命体は理想など持たないためか、
翔太郎のメモリガジェットの奇襲には後手に回るという失態を演じた。

NEVERの変身するドーパント

リンク先参照。



追記・修正はガイアメモリを直挿しせずにお願いします。

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最終更新:2024年02月22日 15:50

*1 ただし、井坂のように明らかに通常の人間の域を超えた例外もあり、『風都探偵』ではよりはっきりとした形で人外化が描かれるている。

*2 ガイアドライバーを用いたドーパントなどが該当する。

*3 作中で判明している限りでは最短1年以上

*4 彼以前の例だと元バードドーパントの江草茜、元パペティアードーパントの堀之内慶應、元インビジブルドーパントのリリィ白銀。

*5 シュラウドが彼を支援していたり、まがりなりにもテラー・ドーパントに反旗を翻している。何より、ガイアメモリに引き込まれることとなるテラーとの邂逅の際にその圧倒的な力を見て『感動』していた。