鉤爪

登録日:2018/05/03 Thu 18:38:00
更新日:2024/04/14 Sun 10:10:02
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鉤爪 とは爬虫類の鱗から進化した爪の中で、指先を全て覆う湾曲した爪のこと。英語ではクロー(claw)。
地面や獲物を引っ掛けるのに用い、爬虫類や鳥類、科の動物など一部の哺乳類が持つ。
というか、歩行に特化したや指先の保護に特化した 平爪 以外の全ての爪をいう。
そうしたキャラを列挙すると切りがないので、ここでは、平爪を持つ人間が用いる武器について解説する。

鉤爪とは文字通り爪のような形をした武器である。
表記ゆれとしてカギ爪とも言われる。


【概要】


爪部分は大体三本から五本位の動物の指の数に近い本数になっている場合が多い。
一般的に隠密忍び(暗殺者含)や武芸者が使ったとされており、創作においてもそうしたキャラが使うことが多いが
実は歴史上において実在したと言われる記録はかなり少なく、
手に装備するタイプの鉤爪は後述する手甲鉤やバグ・ナウ程度しか確認されていない。
これは熟練者が使えばそれこそ敵の首を掻き切ったり装備した手指の簡易防具としても使えた一方で
の斬撃や刺突に比べて単純な威力は低く、おまけにリーチも短い上に手の動きが限られ手に物を
持ち辛くなるのが不便となるのが災いしたためだと思われる。
とはいえ平服相手なら一度切り付けるだけで複数の裂傷を負わせられるので手当てが困難となり、
最悪の場合死に至る事も有ったとされ、厄介な武器だった事は間違いないだろう。

【創作上における鉤爪使い】


上で述べた様に威力やリーチなら刀剣の方が
優れるためを塗っているのでもなければ殺傷用途をメインとした武器として持ち歩く者は少ない。

創作上における鉤爪のメリットとしては

  • 一度切り付けるだけで複数の裂傷を負わせられる
  • 比較的隠し持ちやすい
  • あまり重くないので振り回しやすい
  • 動物の鉤爪と同じく立木や石壁などの積んだ隙間などに引っ掛け立体的な移動などに転用可能
  • 犬や猫などの前足の攻撃に近いモーションを取る事が多いので野生・動物属性などとは相性が良い。

といったところか。

先程述べた通り本来鉤爪は武芸者や隠密の使う言わば暗器であったとされるが、創作における鉤爪使いは一撃必殺の己の姿を隠して戦うタイプというより相手が切り裂かれて血を流したり苦しむ姿を見るのを好むドSか異常者、或いは好戦的な性格の者が多い傾向にある。
「虐待されていた」「人を殺してしまった」等の壮絶な過去を経験し、それが原因で歪んだ性格になったキャラクターも多い。
また、ただの鉤爪を装っておいて接近戦しかできないと油断させておいた上で、突然ミサイルの様に発射させて不意を衝くというケースも稀にだがある。

一方、作品によっては使い手の性格を問わず、単に手甲の様な「身体動作を邪魔しにくい、徒手空拳の延長上の装備」として扱う事もある。
この場合は、武闘家系キャラや忍者等が用いる事が多い。


【主な鉤爪使い】


ゲーム

バルログ(ストリートファイターシリーズ)

ご存知ストリートファイターⅡで初登場した「ヒョー」という奇声で有名なナルシストな変態仮面のスペインニンジャ。
実際に鉤爪で相手を切り裂くのを好む異常者かつ極度のナルシストで、素顔が返り血で汚れるのを嫌うので仮面も着用している。
鉤爪キャラの代名詞的存在であり、ライブ会場で複数のサイリウムを指の間に挟み、熊手状にして持つ行為にも名を残す。
同時に創作における鉤爪使いはドSで異常者が多いというイメージを確立させたキャラの一人といっても過言ではない。

激(〃)

シリーズというか初代の敵としてしか出てない忍者
接近戦では忍者らしい鉤爪を使って戦うかなり元祖っぽい人。設定だけならバルログのライバル。
しかし、出番もなく公式に死亡確定済み(アメコミ版に則りに負けた説が有力)と地味。

ジャック・ザ・リッパー(ワールドヒーローズ)

ワールドヒールズの片割れの殺人鬼。両腕に鉤爪を装着しており、奇声と共に振りかざす。

チョイ・ボンゲ(THE KING OF FIGHTERSシリーズ)

THE KING OF FIGHTERS '94にて初登場。山高帽とサングラスを付けた小男で、両手に鉄の爪を装着。
犯罪者であったために同じ犯罪者のチャン・コーハンと共にキム・カッファンによって更生させられるハメになる。
このやり取りはシリーズ通して韓国チームの名物となっている。
ちなみにチョイ自身下記のフレディのファンであり、爪を作ったのは彼への憧れからである。

ドラゴンクエストシリーズ

DQ3の武闘家、DQ4アリーナDQ5の仲間モンスター、DQ6ハッサンなどが装備できるが、DQ6では装備できないキャラに炎の爪を持たせメラミとして使う方が一般的
また初期のドラクエでは、鉤爪は基本的に片手に装備する武器とされていたが(4では「右手に鉄の爪 ラララ…」という歌がある)、9以降の作品では両手にそれぞれ装備する武器という扱いになっている。

FINAL FANTASYシリーズ

FF3の空手家と忍者、FF4のヤンとエッジFF6マッシュなどが装備できる。

ロックマンシリーズロックマンXシリーズ

ステージボスとしてはロックマン7のスラッシュマン、ロックマンX4スラッシュ・ビストレオなどが武器として使用する。
またロックマンX2のラスボスネオシグマの鉤爪攻撃を喰らうと壁際まで吹っ飛ばされる。

ガラドール(バイオハザード4)

鉤爪のついたガントレットを両腕に装備。詳細は項目参照。
バイオハザードシリーズでは、タイラントリッカーG第二形態などの爪も印象深い。

ニューラ/マニューラ(ポケットモンスター)

「かぎづめポケモン」の分類が示すように、鋭い爪を両手に有したポケモン。
マニューラに進化すると爪が3本に増える。詳細は項目参照。

不知火幻庵(サムライスピリッツ)

片手に手甲鉤を装着して戦う。
勝利時にはそれを真上に投げ飛ばし、左腕に収めようとする覇王丸のマネをするが、収まらず地面に突き刺さることも。

ホー・ファイ(闘神伝シリーズ

100歳を超える老暗殺者。普段は手品師として好々爺を装っているが、その実、血の色が何より大好きな快楽殺人鬼。
使用する武器は両手に装備した暗殺用の鉤爪「魂葬牙爪」。伸縮自在の性能を持つ。『1』では多少伸びる程度だったが、『2』では明らかに物理法則を無視した伸び方をしている。
ホーが手にする以前から無数の人々の血を吸ってきたとされ、彼の奇行もこの武器の呪いではないかと言われている。

レイレイ(ヴァンパイアシリーズ)

中華服の袖から出る3本×2の鉤爪の目立つキョンシー。
これによる斬撃系の技ももちろんあるが、実際にはその他もろもろの暗器を使いこなす

タオカカ(BLAZBLUE)

戦闘時にはパーカーの袖に隠した爪を繰り出して使う攻撃を持つ猫っぽい女の子。

ブラッディクロー(ユグドラ・ユニオン)

エレナやジルヴァなどのアサシンユニットが夜間限定で使える奥義。
すれ違いざまに爪で引き裂き、背後より矢を射ちかけ、敵のヘッドユニットを倒すことができる。

ケイオス(マーシャルチャンピオン)

両手の鉄の爪を武器とする香港出身のキョンシーっぽいやつ。
ゲームの仕様で攻撃を受けて外れることがあるが、ケイオスはこの状態で他キャラの武器を拾え、他キャラが爪を使うと単に振り回すだけの武器となる。

リー・パイロン(龍虎の拳シリーズ)

猿面が特徴の「伝説のアクロバット・クロー」。
キャッチコピーにふさわしく両腕の鉄の爪を回転しながら斬りつける技が特徴。

張コウ(真・三國無双シリーズ)

美しい動きを心がけて鉄の鉤爪を揮う美青年武将。

リュキア(甲竜伝説ヴィルガスト)

鉤爪付き手甲を武器とするねこまた族の戦士。自前の爪とは別物らしい。

バティスタ・ディエゴ(テイルズ オブ デスティニー)

二本爪の鉤爪を両手に装備した武闘司祭。

ヤッファ(サモンナイト3)

爪系の武器を唯一装備できる虎型の亜人であるまじない師のおじさん。

霧生忍(デバイスレイン)

指先が鉤爪の武器となっているオーギュメント「パペットクロウ」を持つダイスのエージェント。
このオーギュメントは20世紀初頭に作られ、狂った殺人鬼に使われたという由来を持つ。

ワレンシュタイン(UNDER NIGHT IN-BIRTH)

巨体にふさわしい剛鉄爪「破軍」を両手に装備しているジジイ。鉤爪キャラではたまにいる投げキャラ
爪の攻撃は飛び道具消しにもなる

ビャクヤ(〃Exe:Late以降)

背部から生えている8つの鉤脚「八裂の八脚」という変則的な鉤爪を操る少年。鉤爪キャラでは珍しい設置キャラ
正面からでも連撃やリーチには優れる。

毛利モトナリ(戦国乙女)

左手の鉤爪状の「三魂爪」は三本の妖刀を括りつけて作られている。

アンドラス・ガフヌス(タクティクスオウガ)

剣よりも格闘を好み、爪系武器「トゥルエノ」を持つ暗黒騎士団のテンプルコマンド。

ヒロ(スペクトラルフォース)

切り落とされた左手が魔力による鉤爪を持った巨大な異形となっているシリーズヒロイン。
「爆炎の申し子」の異名に相応しく炎をそこから放つ必殺技もある。

ブラッディロアシリーズ

キャラクターを戦闘中に「獣化」させることが特徴の格ゲーだけあって、変身後に爪で切りつける技を持つキャラも多い。

クローディア・シルバ(ナックルヘッズ)

ブラジル代表のエコロジスト。
の生えたビキニアーマーに両手に施した鉤爪「オリハルコンクロー」が特徴。
鉤爪の攻撃も交えた突進・空中系の技は速いが威力には欠ける。

オニ(レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ)

指先に短めの鉤爪付きのグローブと全身タイツが特徴の鬼かつお兄ちゃん。
その爪から斬りつける技の性能は高め。

霧嶋九郎/ヴァツ(燃えろ!ジャスティス学園)

ジャスティス学園に所属するシリーズ一外道な黒幕で忍者とその変装。でも中ボス。
伸びる鉤爪付きグローブを武器としている。
一部の技が被る忌野雷蔵の場合は自前のやっぱり伸びる平爪である。

ゴズウ/メズウ/ジャズウ(風雲シリーズ )

暗殺集団「邪呀」に所属し、鉤爪を武器とする忍者たち。強さは頭目のジャズウが特に秀でる。
単純なリーチも長く、飛び道具系の技も爪から撃てたりする。

ザン-B(アシュラブレード/アシュラバスター)

猿のような仮面に四肢のアーマー、そして片腕にはめた四本指の巨大な鉤爪が特徴の暗殺者でロリコン。
トリッキーな動きが特徴だが、鉤爪の攻撃は大きさに即して範囲が広い。

イギス(羅媚斗)

指と連動した鉄の爪を装備するマッチョで辮髪でヒゲでオカマで子供好きの暗殺者。
デフォ獣神がパワー系の「牛珠」な上、技術主体がレスリングなのでが鉤爪キャラではたまにいる投げキャラ

G・ヴァイス/F・タランテラ(サイバーボッツ)

メインアームが三本爪の「キャプチャークロー」とパワー型の「クラッシャーアーム」による「フォースクロー」で構成された派生VA。
どちらも鉤爪キャラではたまにいる投げキャラで、特にG・ヴァイスは吸い込みが極めて強い。

心愛(ファントムブレイカー)

自身がなりきっているネトゲのキャラクター、ユリアルのレアアイテムを模した異形の「クセニアの爪」を片手に備えるJK。
突進・高機動からの鉤爪のラッシュが特徴。

土蜘蛛/さる(ニンジャウォーリアーズ/ザ・ニンジャウォーリアーズアゲイン)

両手に鉤爪を装備した雑魚敵。基本的には跳躍を繰り返し、近場で爪を向けて攻撃してくる。
リメイク版の「アゲイン」から登場したリメイクのさるは攻撃パターンが増えた。

ダブルクロー系統(BORDER BREAK)

強襲兵装の近接用補助武器の一カテゴリー。
文字通り五本爪を両腕に構え、連撃したり斬り上げたり突撃したりのモーションで揮う。
近接属性100%で、発生と威力はある(ただし構造上カス当たりしやすい)が、範囲はお察し。

地球政府軍製強襲型パワーローダー(パワードール)

格闘戦を主眼に置いたTS-2C、TS-3Cの両機種は、作業や銃の保持に用いる普通のマニピュレータが付いた腕と鉤爪が付いた格闘用の腕を別々に持ち、両者を適宜切り替えながら戦う。
残念ながら原作、OVAどちらでも切り替えギミックがビジュアルで表現されることはなかった。

鉄爪(LOST JUDGEMENT)

横浜伊勢佐木異人町で活動する中国マフィア「横浜流氓」の殺し屋集団の一員。鉄の鉤爪を使用し戦う。強い敵と出会ったらタイマンで戦いたくなるほどの戦闘狂。


映画

プレデター(プレデター)

同名の映画他シリーズ作品に登場する宇宙の狩人。
右腕のガントレットに「リストブレイド」という伸縮自在な鉤爪状の武器(どちらかと言えば切断を重視しており腕に付けた刀剣の様な感じ)を仕込んでおり、
作品によってはこれを射出する事も出来る。

フレディ・クルーガー(エルム街の悪夢)

夢の中に現れる殺人鬼で右手に四本のナイフの付いたグローブを装着。これで人間を切り裂く。

ハン(燃えよドラゴン)

リーとの戦いで右手に武器として鉤爪のついた義手を装着。着脱可能で劇中では何種類か登場。

キャンディマン(キャンディマン)

生前にノコギリで落とされた右腕はフック系の鉤爪となっている怨霊の殺人鬼。

フィッシャーマン(ラストサマー)

取り付け型ではなく手持ち武器としてのフック系鉤爪を使用する殺人鬼


漫画

ウルヴァリン(X-MENシリーズ)

愛称ウルヴィー、本名はローガン。
X-MENの主要人物の一人でクズリを意味するコードネームを持つ。
両手の甲の部分には、地球上でもっとも硬いと言われる金属アダマンチウムで強化された三本の爪を収納しており戦闘時にはその爪を肉ごと突き破って突出させる。
ローガン自身が超回復能力・ヒーリングファクターを持っているため、収納時には両手の甲の傷が跡形もなく治癒される(ただし痛い)。
なお、アダマンチウムの爪はローガンが「ウェポンX」として改造された際に授けられたもので、元々の鉤爪は人骨から生成されたものだった。

X-23(〃)

そんなローガンのクローンである女ミュータント。本名ローラ・キニー。
一時期はX-MENと敵対していたこともあったが、ローガンの死後は彼のコードネームを受け継いでいる。
そんな彼女も手の甲から爪を突出させる能力とヒーリングファクター持ち。
ただし、ローガンが三本の爪なのに対しローラは二本。足からはもう一本出すよ!
映画「LOGAN/ローガン」ではローガンの精子をメキシコの女性に人工受精させて誕生したデザイナー・チャイルドとして登場している。

その他ウルヴァリンの関連人物(〃)

両手の指先に爪を生やし、ほぼ同等のヒーリングファクターを持つ宿敵セイバートゥース。
ミュータント能力ではなくサイボーグ化によって同等の能力を得たレディ・デスストライク。彼女も指爪。
同等のヒーリング(ryとX-23のような甲からの二本と手首から生やす一本の爪を持つ息子ダケン。
ウルヴァリン以上のヒー(ryに加え自前の指爪やウルヴァリンと酷似する爪付きグローブを持つ、ウルヴァリンの人生における黒幕ロミュラス(現在は死亡済み)。
…などがいる。

ウォーズマン(キン肉マン)

ご存知ロシア出身のロボ超人にして元残虐超人。
両手に「ベアークロー」という収納できる鉄の鉤爪(初期は先端部にフックの付いた文字通りの「鉤爪」だったがバッファローマン戦以降は円錐スパイク状のデザインに変わった)を装備している。
ただし装備位置は手首も含めた前腕全体か手甲部なのかあんまり一致しない。まあゆでだからしょうがないか。

『完遂』ターボメン(〃)

完璧・無量大数軍の一人。両腕のリボルバー・フィンから爪が飛び出す。
実はこの腕は『II世』期に上記ウォーズマンの新コスチュームとして応募されたもので、
旧作のターボマンとデザイン者が違うことになっているのはそのためだとか。

ルナイト(〃)

オメガ・ケンタウリの六鎗客の一人。両腕の手甲から鋼鉄の爪が飛び出す。

ザ・ノトーリアス(〃)

狂気の神が下天し超神。両手の甲から三本の爪を自由に出し入れ可能。

般若(るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-)

般若面をかぶった御庭番衆の一人。
出してもすぐ敗れたのでぶっちゃけ活躍してない鉤爪。

八ツ目無名異(〃)

ヴェノムみたいな六人の同志の一人。
特異な人体精製で延長した左腕に装着した爪は精密な動作や土砂の操作に優れる。

ハドラー(ドラゴンクエスト ダイの大冒険)

拳から生える「地獄の爪(ヘルズ・クロー)」を武器とする。
超魔生物化する前まではこれが主武装であった。
硬度が高く、ヒュンケルの鎧を簡単に貫くほど。
またこの爪を経由してメラゾーマを流し込みさらに追い打ちをかける。

飛燕(魁!!男塾)

大威シン八連制覇まで「鳥人拳 鷹爪殺」という鉤爪のついた手甲を使用。

睡骨(犬夜叉)

最凶の傭兵集団「七人隊」の一人。鉤爪つきの手甲を武器として戦う。
リーチで遥かに劣るにも関わらずを持った足軽の大軍を一方的になぎ払う、素手の犬夜叉を倒す寸前まで追い詰める(アニメのみ)など
その実力はかなりのものと言いたいが、一方で接近戦をあまり行わない弥勒や邪見を倒しきれてなかったりする

鉤爪(ベルセルク

クシャーンの暗殺専門の傭兵団「バーキラカ*1」の一人で名前の通り両腕の鉤爪が武器。

神風又吉(熱笑!!花沢高校)

悪の組織・北大阪の虎の大幹部である五悪神の一人。両腕に装着した鉤爪で相手を切り裂く。

ジャバウォック(ARMS)

高槻涼の右手に宿るオリジナルARMS。その爪はARMSの再生能力を封じる「ARMS殺し」。
ARMS以外の特殊能力も「○○ごと引き裂いた!?」できるチート性能な上、切り離しても武器として普通に有効。

ジャック・ザ・リパー(超頭脳シルバーウルフ)

中東某国の仮面と鉤爪がトレードマークな部隊。中東なのにイギリス由来なの?とかツッコんではいけない

サー・クロコダイル(ONE PIECE)

左手の義手はいわゆるフックとなっている。これ自体武器としては有用でルフィの腹をぶち抜いたりしてるが、カバー下の細い鉤爪は猛毒付き。

クロ(〃)

指先に刀の刃を装着した「猫の手」を武器としている。正確には鉤爪というよりは束ねた刀であるが、見た目には爪らしさがある。
なお、反りの向きから言えば通常の鉤爪とは逆曲がりとも言える

ワンチェン(ジョジョの奇妙な冒険)

波紋の修業中のジョナサンの襲撃時に装備していた。
リーチはあったがズームパンチで迎撃される。

アレン・ウォーカー(D.Gray-man)

左腕に埋め込まれたイノセンス「十字架(クロス)」は発現すると肥大化もする銀色の鉤爪の姿となる。砲身モードにも変化可能。
神の道化(クラウン・クラウン)」として覚醒すると爪部分のみ伸縮自在の細身の鉤爪となる。最終的な状態は大剣の「退魔ノ剣」

コルル(金色のガッシュ!!)

第一の術「ゼルク」で凶暴化すると両腕は肥大化し大きな爪が生える。
一部の術では飛び道具のように爪を飛ばすこともある。
コルルは一応は人の姿で爪を操る魔物と言えるが、レインエルザドルなど幻獣の姿で爪を持ち戦いで使う魔物もいる。

クリスタルボーイ(コブラ)

右腕は伸縮・射出が可能でビームガンを内蔵した金属製で半月状の鉤爪を装備している。
クリボーにとって「オレの証明書」と自認するほどのトレードマーク。

霧沢風子(烈火の炎)

劇中で麗兵隊の爪丸から奪い取った五本爪を備えた魔導具「鬼の爪」の核を「風神」にはめ込み、物体をすり抜け爪を射出する「風の爪」として使用した。

カーネル(北斗の拳)

南斗聖拳の一派・自称「世界最強の殺人拳」 南斗無音拳 の使い手。
指に鉤爪を装着して切り刻む。
尚、南斗聖拳の使い手は普通素手で人体を切り刻めるため武器を必要とする南斗無音拳が
本当に「世界最強の殺人拳」なのかネタに疑問視されることもあるが、
カーネルは「特殊部隊で身に着けた殺人術の中でも中国拳法が得意」と自己紹介しており、
本来南斗無音拳は鉤爪を使わない可能性もある。

フェザー(ワンパンマン)

A級34位のヒーローで、両腕に各三本の鉤爪のついた手甲を装着。

ダーティ・ホワイト(タフシリーズ)

右腕に「クラッシュ・アーム」を装着。刃を発射する事も可能。

川獺(かわうそ)(闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説)

伊太地組三人衆の一人。両手にバグ・ナウをはめての攻撃が得意。

アニメ

ミハエル・カーン(爆転シュート ベイブレード)

チーム「バルテズソルダ」のリーダのベイブレーダー。
自身の愛機「デスガーゴイルMS」の鋼鉄のアタックリングに鉤爪を仕込んで、相手のベイを破壊するという残虐な戦法を使う。
なお、玩具版のデスガーゴイルMSでは鉤爪ギミックは当然再現されなかったが、そんなギミックなくても普通に強い。

カギ爪の男(ガン×ソード GUN SWORD)

そのまんまな異名を持った老人。
物騒なカギ爪の義手の持ち主だが、性格はいたって穏やかなので積極的に武器にすることは無い。
悪意も敵意もなく渾身の力で相手を抱きしめるだけである。

アンチ(SSSS.GRIDMAN)

またの名を『臥薪嘗胆怪獣アンチ』。
怪獣形態時に両腕から二本の爪を伸ばし、グリッドマンに何度も襲い掛かった。

ケン(Weiß kreuz)

握りこんで金属製の爪が飛び出るグローブ状の暗器バグナク(下記参照)を用いる熱血系の暗殺者。

トニア(AIKa)

手甲鉤を用いる銀髪巨乳で17歳なゴールデンデルモの一人。

アイアンネイル持ちのMS・MA(機動戦士ガンダムシリーズ)

ジオン系の水陸両用MS・MAはフレキシブル・アーム先端に爪状の武装アイアンネイルを持つことが多い。
具体的にはゴッグ/ハイゴッグ(MS)ズゴック(MS)ズゴックEアッガイ(MS)ゾック(MS)グラブロ(MA)ゼー・ズール、カプール(カプル)、アッグガイ、シャンブロなど。
宇宙世紀外の水陸両用機の実体クローとしてはSEEDのザフト系MSゾノ/アッシュ(アッシュはビームもあるが)など。
カオスガンダムもビームサーベルも伸びるクロー装備である。

ドラゴンガンダムシェンロンガンダム/アルトロンガンダムガンダムヴァサーゴ/ヴァサーゴチェストブレイク(〃)

同じように伸縮し自在に曲がる腕の先に刺突・切断用のクローを搭載するMS。
それぞれ「ドラゴンクロー」、火炎放射器搭載の「ドラゴンハング」、ビーム砲搭載の「ストライククロー」と呼称される。

ゲイツ(機動戦士ガンダムSEED)

左腕に装着するシールドには微妙に曲がっている「2連装ビームクロー」が内蔵されている。
似たような装備してAGEガンダムAGE-2派生MSのAGE-2ウォルフが大型の三本爪を両肩に持つ。
00ガラッゾのGNビームクローはどちらかというと束ねたビームサーベル。

ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天(機動戦士ガンダムSEED ASTRAY)

翼のように広がるバックパック「マガクイノタチ」はクローのように展開、挟みこんで敵MSのエネルギーを吸収する。
改修機の天ミナにおいては左腕部に自在に展開する近接用鉤爪型武装ツムハノタチが装備されている。

ゼイダルスゴメル/ウロッゾ(機動戦士ガンダムAGE)

ガンダムAGE-1スパローのシグルブレイドを流用したMSをたやすく切り裂く「シグルクロー」を搭載するMS。
ゼイダルスは三本爪で後ろ二つは五本爪。

Gサイフォス(機動戦士ガンダムAGE 追憶のシド)

宇宙海賊ビシディアン所属のGバウンサー派生機体。
左腕に持つ「ドッズバスターH」は海賊らしくフック系鉤爪付きであり、また追加装備の「スネークソード」にも三本の鉤爪がつく。
海賊らしいフック系武装としてはダークハウンドのアンカーショットも敵をひっかけたりからませたりするのに使える。

ニルヴァーシュ type the END(交響詩篇エウレカセブン)

アネモネの駆るKLF。
両手の甲に仕込まれた金属製の「有線式ショットクロー」は近接戦だけでなく、電磁誘導・コンパク誘導によって射出・操作して相手に突き刺すこともできる。

ガ・キーン(マグネロボ ガ・キーン)

両手の甲に「カウンターナイフ」という鉤爪が仕込まれている。
その名の通りナイフ状に伸びた形状で、イザール星人が送り込む合成獣を突き刺すのではなく切り裂くのに使われる。


特撮

俊敏戦士 ヒュドラ(ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY)

古代都市ルルイエにダーラムとカミーラともども封印されていたモヒカン闇の巨人
三叉に展開可能な右腕の鉤爪「ドラフォーク」が武器で、そこから強力な破壊光弾・バルテスターや突風・ヒューガストを放つ。

ダークメフィスト(ウルトラマンネクサス)

ダークファウストの後に登場した第2の闇の巨人
「メフィストクロー」という爪状の武器を持っており、切り裂く他にビームを発射する事も可能。

ウルトラマンエックスウルトラマンX

モンスアーマーの1つであるゴモラアーマーの腕部に巨大な爪がついており、
格闘戦の他、必殺技として「ゴモラ振動波」を爪から放出したりもできる。

ウルトラマンジード(ウルトラマンジード)

「ジードクロー」という鉤爪状の武器を使う。
トリガーを引く回数ごとに技が変化、一度引くと飛び道具攻撃・クローカッティング、二度引くと突貫攻撃・コークスクリュージャミング、三度引くと複数の針状の光線・ディフュージョンシャワーが使用される。
スピード形態であるアクロスマッシャーが攻撃力の低さを補うためによく使用する。

仮面ライダータイガ(仮面ライダー龍騎)

カードデッキで変身する13人の仮面ライダーの1人。
両手に「デストクロー」という、トラ型の契約モンスターであるデストワイルダーの両手を模した鉤爪を装備して戦う。
ファイナルベント時もこれで敵にトドメを刺す。
これによる攻撃は2人のオルタナティブを殺害し、仮面ライダーインペラーにも重傷を負わせている。

イーグルアンデッド(仮面ライダー剣)

鷲の祖たる不死生物で、両腕に巨大な2本の鉤爪を装着。

仮面ライダーレイ(劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王)

秘密組織・3WAが独自に開発したライダーシステムで、人工蝙蝠型ロボット・レイキバットを介して白峰天斗が変身する。
上半身が強化されており、両腕のカテナ(鎖型拘束ギミック)を開放することで「ギガンティック・クロー」という巨大な爪が展開。
蒼白い冷気を纏った爪撃で凍結しながら粉々に打ち砕くブリザードクロー・エクスキュージョンが必殺技となる。
また、両肩「ブロウニングショルダー」には4本ずつ鉤爪を備えており、9tの握力で敵を握り潰したり、爪を伸ばして敵に突き刺したりできる。

仮面ライダーオーズ(仮面ライダーOOO)

胴体部に対応するトラメダルを使用することで、両腕部がトラアームに変化。
変身者である火野映司の意思に応じて「トラクロー」という爪が展開される。
このトラクロー、強化コンクリートで出来たビルの壁を切り裂くだけでなく、グリードの体内からコアメダルを抜き取ることもできる器用さを持つ。チーターレッグ使用時には、地面や壁に突き刺すことで急減速にも使える。

仮面ライダーフォーゼ仮面ライダーフォーゼ

アストロスイッチの33番を使うことで、右腕に「クローモジュール」を装着する。
形状といい、攻撃時の掛け声が「セイヤーッ!」であることといい、オーズのトラクローをモチーフにしていると思われる。

レオ・ゾディアーツ(〃)

両腕に長い三本の鉤爪がついた手甲を装着。

アナザーシノビ(仮面ライダージオウ)

両の拳に鉤爪が内蔵されている。

ファイブブラック/星川文也(地球戦隊ファイブマン)

個人武器として「パワーカッター」を使用。
鋭い2枚の刃が装備されたナックル「ブラックジョー」とVパワーグリップを合体することで完成。
文也自身が得意とする空手殺法の強化だけでなく、爪部からエネルギー弾も発射する。

ジェットガルーダ(鳥人戦隊ジェットマン)

戦闘機・バードガルーダから変形する2号ロボ。
両腕はまさしくガルダのような猛禽の鉤爪となり、必殺の「ガルーダクロー」で巨大化した敵を×に切り裂く。
合体の都合上グレートイカロスも同じ腕となる。

ニンジャイエロー/セイカイ(忍者戦隊カクレンジャー)

4本爪でワイヤー付きの「イエロークロー」を使う。

星獣戦隊ギンガマン

共通武器である「自在剣・機刃」の一形態として「キバクロー」がある。
機刃の中央部を引っ張り出すとグリップ部が展開、そのまま鉤爪として使用可能。主にギンガブルー/ゴウキが使用する。

ゲキレッド、ゲキブルー、ゲキイエロー、臨獣ベアー拳 マク(獣拳戦隊ゲキレンジャー)

ゲキレッド、ブルー、イエローの3人はスーパーゲキレンジャー時に「スーパーゲキクロー」という鉤爪を装備。
スイッチを押すことでスーパービーストオン(いわゆる強化変身)する。
マクは戦闘時に、両手の三本の爪を伸ばす。

獄々丸(炎神戦隊ゴーオンジャー)

左腕に4本爪の鉤爪を装着。

ゼンカイガオーン/ガオーン(機界戦隊ゼンカイジャー)

左腕に「ガオーンクロー」という巨大な鉤爪を装備。
ゼンカイオー ジュラガオーンに全界合体時にも使用可能。

スコーピオンキングオージャー(王様戦隊キングオージャー)

左腕にサソリシュゴッド・ゴッドスコーピオンが変形した「スコーピオンクロー」を装着。
尾・両腕が三つの爪に変化し、黄金の炎を纏ったひっかき攻撃で地帝国バグナラクの巨大怪人を倒す。

ザジ(牙狼-GARO- MAKAISENKI)

黄金騎士こと牙狼の称号を持つ魔戒騎士に倒された魔獣ホラーの邪気が集まった集合体。
空を越えて存在する邪悪な思念」の名は伊達ではなく、牙狼の称号を持つ者の前に現れては周囲の時間を止めて息の根を止めんと戦いを挑む。
右腕の巨大な鉤爪とと左手に携えた長剣が武器。
魔戒烈伝』の最終話にも登場。「メシアの涙」ことエイリスの力を与えられたのか、鉤爪で空間を引き裂く力を手に入れている。
その穴を潜り抜けることで空間移動するだけでなく、相手の攻撃を避けたり右腕を巨大化させて何度も叩きつけることも可能。

【実在した鉤爪について】

上で述べた通り明確に武器としての鉤爪として記録に残ってる武器はほとんどないと書いたが
存在しなかったわけではなく手甲鉤やバグ・ナウというものが一応存在している。

手甲鉤は日本発祥の鉤爪で忍者や武芸者が使ったとされており、
ナックルダスターの様な指の間に挟むタイプと手の甲に装備する二種類のタイプがあったとされる。
またどちらかと言えば「城壁や木に登る際の登攀道具としての用途がメイン」であり
応急的に戦闘に使える程度だった模様。
また忍者の武器としては、毒を塗って指にかぶせひっかく 猫手 や、
トゲを内側に向けて指輪のように着け、相手の手足を捕まえる 角指 などの暗器があった。

バグ・ナウはインド発祥の鉤爪で虎の爪という意味を持つ武器。
使い方はこれまたナックルダスターの様な握り方で指の間に鉤爪を挟む形で持ち、
パンチと同時に裂傷を負わせたり掌に隠し持ち、引っ掻くような形で使ったり
相手の腕を握ると同時に切り裂く用途で暗器として使われていた。
これ自体に殺す程の威力は無い様であるが切り付けるのに成功すれば激痛を与えられる上に
毒を塗ればそれこそ暗殺にも使えたという。



追記・修正は美女の服を切り裂いてからお願いします。

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最終更新:2024年04月14日 10:10

*1 暗殺教団、暗殺者ギルドとも呼ばれる