リメイクモンスター(遊戯王OCG)

登録日:2018/04/14 (土) 22:01:23
更新日:2024/02/13 Tue 18:08:27
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リメイクモンスターとは遊戯王OCGに登場するモンスターの分類の一つ。


◆概要

現在も新作アニメが放映され続け、カードプールも年々数を増している息の長い遊戯王OCGシリーズであるが、
そんな中で登場してきたのが過去に登場した有名モンスターカードの別種……すなわちリメイクモンスターである。

特にシリーズ初期は今と違って大量の通常モンスターやら微妙な効果のモンスターやらが存在しており、
リメイクされるにあたって強力な効果を得て再登場するなんてこともあったり。
攻撃力が高いだけだったバニラ儀式が一時期禁止級効果モンスターとなった某開闢や某混黒なんかが特に顕著であろう。

主に原作出身モンスターを中心に細々と収録がされてきていたのだが、
第9期辺りから顕著になった「過去作テーマの強化」につられる様にして一気に数を増やしている。
中には、1種の元モンスターに複数のリメイクと呼ぶべきモンスターが存在する例も珍しくない。

他にもダークモンスターやライトレイモンスターみたく、リメイクモンスターで構成されるシリーズがあったり、
ヴェルズやセフィラ、メタファイズみたいなカテゴリ自体がほぼリメイクモンスターで占められているものもあったりする。


◆主なリメイクモンスター


◆原作遊☆戯☆王出身カード


アニメDM視聴者の中では、リメイクモンスターと聞いてまず思い浮かぶだろうモンスターの1体。
ご存知初代主人公である遊戯が愛用していたエルフの剣士のリメイクモンスター。
元々レベル4で攻撃力1400と微妙なステータスの通常モンスターということもあり、
後の遊星が使うスピード・ウォリアーのようにとりあえず初手で様子見に出しては散っていくという微妙な立場にあったが、
「攻撃力1900以上のモンスターには破壊されない」という限定的な戦闘破壊耐性を得て生まれ変わった。

……しかし、リメイク後のアニメでの初登場回では敵の効果で主に攻撃を行うという暴挙に出てたりもする。
OCGでは微妙に思える効果も、アニメでは乃亜ダーツとのデュエルの要所で意外とバカにできない働きをしていたりするから侮れない。


  • 暗黒騎士ガイア→疾風の暗黒騎士ガイア
同じくアニメDM出身で、遊戯が使う暗黒騎士ガイアのリメイクモンスター。
生贄ルール適用後は最上級でありながら攻撃力2300と一気に扱いづらくなってしまったガイア。
カース・オブ・ドラゴンに騎乗して竜騎士になれるもののバニラな上に攻撃力も2600と手間と手札消費の割には微妙。
そんな不満を解消するかの如く、手札がこのカードのみの場合生贄無しで召喚可能という効果を引っ下げてきた。
しかし、肝心のステータスが据え置きの上、今ではかなり充実してきている通常モンスター専用サポートも受けられなくなるなど、
初期の頃のリメイクモンスターらしい使いづらい点も目立ちがちなのが悩みどころでもあるのだが。
現在ではナイトシンクロドラグーンエクシーズリンクなセイバーとバリエーションが豊富。
竜騎士ガイアのリメイク版としても融合素材の指定が緩く螺旋槍殺のサーチもできる天翔が登場しており、ガイアデッキで活躍できる。
尚、コイツ以外にもロードになったり疾走したり覚醒したりと数多に渡るリメイクが展開される他、時代を経るごとに関連を匂わせるカードが続々登場している。

アニメでの登場も翻弄するエルフの剣士と同じで、失態をやらかしたあっちと違ってフィニッシャーを務めるなど活躍。
更にはアニメ版闘いの儀でも再登場するなど、回数が少ない代わりに活躍にはかなり恵まれている。


  • カース・オブ・ドラゴン→獄炎のカース・オブ・ドラゴン
竜騎士ガイアの騎竜(融合素材)であるカース・オブ・ドラゴンがリメイク版。
リメイク版は天翔の竜騎士ガイアのイラストに騎竜として登場している。
上級モンスターでありながら同じドラゴン族バニラかつ下級のアレキサンドライドラゴンと攻撃力が変わらないという貧弱さだったが2つの効果を獲得。
しかし「召喚・特殊召喚時にフィールド魔法を破壊」「場の融合素材を墓地に送ることで融合カードなしで融合召喚が可能」とかなり微妙で使い所を選ぶ。
正直ガイアデッキでもバニラのカース・オブ・ドラゴンの方が使いやすい。


遊戯が使い、比較的初期のデュエルで活躍したモンスター。
いわゆるチェスデーモンの登場と同時期にリメイクされ、彼らと同じくライフコストと引き換えに対象効果への耐性を得た。
ぶっちゃけ現在のデーモンデッキでは同じリメイクのデーモンの将星に枠を奪われがちなので、普通の悪魔族デッキの方が活躍するかもしれない。
後にレッドアイズサポートに対応し、デュアル効果で守備力2500以下の表側守備モンスターを除去できるリメイクの真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモンも登場している。
レッドアイズデッキでは真紅眼融合や紅玉の宝札に対応しないのがやや不便なのでピン挿し程度か。
デュアルデッキでは貴重な全体除去能力を持ったモンスターとして活用することも可能。
2018年には儀式モンスター化した「デーモンの降臨」が登場。これにより「デーモン」カテゴリは現存する全ての召喚法を網羅することになった。
さらにスペシャルパックで融合、S、X化したモンスターも登場。全て「デーモンの召喚」として扱う能力を持っており、「デーモンの召喚」だけで全ての召喚法を網羅する日も近い。


ドラゴン殺しでありながら、実は原作では一度もドラゴン殺しを果たせていないバスター・ブレイダーのリメイク。
相手のドラゴン族に応じた自己強化を持つ本家とはまた別のベクトルでの破壊効果を持っている。
フィールド・墓地では本家の名前として扱う効果の他、戦闘破壊したモンスターを装備し、
更にそいつを墓地に送って同じ種族の相手モンスターを全滅させる効果もある。
相手のドラゴン族を破壊して装備した上で墓地送りにすれば、本家と同じく正に竜破壊の剣士として君臨する。

コイツが登場したパックではサポート用のドラゴンや融合体リメイク、その他多くのサポートカード等々、
バスター・ブレイダーというカテゴリ自体が大幅な強化を受けている。


同時登場した終焉の相方と共に、一時期は遊戯王シリーズをカオスの渦に巻き込んだこともあるカオス・ソルジャーのリメイクモンスター。
社長の嫁と同等の攻撃力を持つ効果なしの儀式モンスターだったあちらとは違い、
墓地の特定のモンスター2体除外で特殊召喚可能というハードルの低さ、相手モンスターの除外や連続攻撃効果なども併せ持つなど、
当時の基準としては正に破格の効果を持つ強力モンスターであった。
それ故に長らく禁止カードだったのだが長き時を経て制限カードに緩和され、今では何と無制限というのだから時代の流れは恐ろしいものである。
コイツもガイアと同じく宵闇になったり超戦士になったり聖戦士になったりと、多くのリメイクカードが作られている。

実は原作及びアニメでカオス・ソルジャーの使い手である遊戯がこのカードを使用したことは無く、
実際に使ったのは次作GXにおいて遊戯のコピーデッキを使用した神楽坂というキャラである。


  • マジシャン・オブ・ブラックカオス→混沌の黒魔術師
遊戯の使うもう1つの儀式モンスターであるマジシャン・オブ・ブラックカオスのリメイクモンスター。
やはりカオス・ソルジャーと同じ攻撃力の高い効果なし上級儀式モンスターでしかなかったのだが、
リメイク後の効果は更に苛烈になっており、召喚時に墓地の魔法カードを回収したり、殴り倒した相手を除外送りにしたりとやりたい放題。
下準備をすれば死者蘇生で墓地のコイツを特殊召喚→効果で死者蘇生を回収して2体目のコイツを~なんて芸当も可能だった。
現状のインフレ環境においても流石に効果が強力すぎると判断されたためか、
魔法カードの回収はエンドフェイズのみで1ターンに1度のみ、除外効果は永続効果から誘発効果に変更などのエラッタをされた上で、
やはりあちらと同じく制限緩和を経て最終的に無制限カードとなっている。

そしてこちらも開闢と同じく使ったのは遊戯ではなくGXの神楽坂だったりする。


表遊戯の2大エースの一角にして、LVモンスターの一体でもあるサイレント・ソードマンのリメイクモンスター。
ターン毎の自己強化や魔法の無効化等、サイレント・ソードマンの原作における効果を意識したと思われる。
そしてコイツが破壊された時に、本家サイレント・ソードマンをレベル問わずに条件無視で引っ張ってくる効果も持つ。
特に効果は強力だが召喚条件が厳しく腐りやすいレベル7を即座に特殊召喚可能なのはありがたいところ。


表遊戯の2大エースの一角にして、LVモンスターの一体でもあるサイレント・マジシャンのリメイクモンスター。
手札の数に応じた自己強化やソードマンと同じ魔法無効化等、やはり原作でのサイレント・マジシャンの効果を意識したものが見られる。
そしてこれまたソードマンと同じく、破壊された時に本家マジシャンを条件無視で特殊召喚する効果も持っている。
必然的にレベル8一択であろうが、魔法耐性を持つ攻撃力3500の大型モンスターをすぐさま呼べるのは相手にとっては脅威。


表遊戯の真なる切り札とでも言うべき破壊の竜も同じくリメイクされて登場。
特殊召喚不可、召喚後には墓地送りという多くの制約を持ちながら、ライフ半分を引き換えに周りを全て除外送りという
破壊竜と呼ぶに相応しい効果を持っていた本家ガンドラであるが、
リメイクである破滅竜は全体除去が破壊に弱体化してしまったものの、破壊したモンスターの中で、
攻撃力が一番高いモンスター分のダメージを与え、更にそれと同じ攻撃力を得ることが出来、自壊もしないし特殊召喚も可能となっている。
が、1ターン毎にライフが半分になっていくというバカにできないデメリットもあるので、本家と同じくここぞという場面で使いたい。
しかし、比較的簡単に攻撃力を8000まで盛れる《アークロード・パラディオン》の登場により、多種多様な先攻1キルコンボが開発されて環境を荒らしたせいで哀れ禁止送りに。

後述の青眼の亜白龍と同じで出身はTHE DARK SIDE OF DIMENSIONS。
海馬とのデュエルで使用され効果の発動自体は成功したが、海馬のディープ・アイズ・ホワイトドラゴンに道連れにされて自身も破壊されてしまった。


原作最終回後を描いた劇場版、THE DARK SIDE OF DIMENSIONSにてまさかの登場となった、社長の嫁ことブルーアイズのリメイク。
カズキングのイラストでは「NEW ブルーアイズ」とも。

手札の本家ブルーアイズを公開することによる特殊召喚効果、フィールドと墓地ではカード名が本家と同じになるルール効果、
更には1ターンに1度バトル放棄と引き換えに相手モンスター1体を破壊するという除去能力まで併せ持っている。
ゆるい召喚条件、ステータスは本家据え置きの攻撃力3000、ノーコストの除去能力、本家を使った素材の代用にも出来る等々、
多くのメリットを兼ね備えた流石は社長の嫁のリメイクと唸らざるを得ない性能を秘めている。
とはいえ、本家ブルーアイズの肝となるのは多種多様な通常モンスターサポートを受けられることでもあるので、
それが一切使えないということも考えると、あちらとは別物として運用した方がいいのも事実である。
カード名の亜はオルタナティブと読み、代替や二者択一といった意味を持つ。

上述したように初登場は劇場版で、海馬社長が藍神とのデュエルで使用している。
尤も、あまり主だった活躍ができたとは言えず、最終的にはオベリスクの生贄のためにリリースされた。

また融合形態の青眼の究極竜も同作で真青眼の究極竜という効果モンスター版が登場しており、こちらはバーチャルアテムとのデュエルで使用した。
原作で青眼の究極竜が持っていた全体攻撃能力を正式に獲得したものであり、ようやく究極竜の本来の能力を発揮できるようになったともとれる。

ちなみにブラック・マジシャンもこの映画では新規デザインで登場しているが、
肩や別モンスター、肩や別デザインの同一カードと扱いがかなり変わっている。


  • ミノタウルス→激昂のミノタウルス
原作では王国編までの海馬の主力モンスターだったがOCGでは攻撃力が低く使いづらい通常モンスター。
強いて言えばプリズマーや融合徴兵など融合サポートを利用できる下級バニラの中では比較的攻撃力が高いという程度か。
後に自身を含む味方の獣戦士族・獣族・鳥獣族に貫通効果を付与する能力を獲得し、獣戦士族デッキやビーストデッキで活躍できるようになった。
もっともアニメや漫画では海馬はおろか作中で激昂のミノタウルスを使用したデュエリストは全く存在しない。


バトルシティ編以降ミノタウルスに代わって海馬の主力アタッカーとなったモンスターで、当時はOCGでも主力だった。
現在は炎舞デッキや闇属性サポートを取り入れたバニラビートで採用される。
リメイク版は手札からの特殊召喚効果を内蔵した半上級モンスターで、シンクロやエクシーズの素材として利用できる。
詳細はリンク先を参照。


青き龍たる海馬のブルーアイズの対となる、赤き竜こと城之内のエース、レッドアイズのリメイク。
新規ストラクチャーデッキの発売などで大幅強化され、一時は環境入りまで果たしていたあちらとは違い、
なかなか強化の機会に恵まれなかった中で、他のレッドアイズモンスターと共に電撃的に登場した。
効果は一言で言えば黒炎弾内蔵のデュアルモンスター版レッドアイズとでも呼ぶべきもの。
戦闘後に2400ものバーンダメージをぶっぱなすのはなかなかに豪快である。

因みにレッドアイズはコイツや他のカードの登場を皮切りに、ブラック・デーモンズやメテオ・ブラック、その素材であるデーモンやメテオ・ドラゴン、
レッドアイズ自身の亜種モンスターであったレダメ、更にはベビー・ドラゴンやギア・フリード等の、
レッドアイズとは直接関わりの無い城之内の使用モンスターまでもが、レッドアイズの名と共に大量リメイクされている。
特に同時期に登場したリメイクモンスターたちは黒炎竜に合わせるかのように、多様なバーン効果を内蔵しており、
とにかく相手をさっさと焼き尽くせばいいと言わんばかりのコンセプトが垣間見える。


  • ランドスターの剣士→共闘するランドスターの剣士
バトルシティ編をはじめ城之内の主力アタッカーとして活躍したカードだが、攻撃力僅か500のバニラとあまりにも貧弱な能力。
アニメ版では天使のサイコロが攻撃力500以下のモンスターの攻撃力を出た目の数だけ倍化する効果だったり、専用サポートがあるという理由付けがなされた。
もっともOCGでのメリットはデブリ・ドラゴンの効果で特殊召喚できる戦士族バニラという程度で、それも守備力の高い六武衆の侍従で十分だった。
後に自分の場の戦士族の攻撃力を400ポイント強化する効果とチューナーとしての能力を獲得。
しかしこのカード自体が実質攻撃力900止まりと不安定なのでコマンド・ナイトや一族の結束に比べて使いづらさが目立つ。
さらにチューナーとして使う場合は攻撃力アップ効果は無用の長物であり正直色々と中途半端で噛み合っていない。


外道キャラとしてはカルトな人気を誇るHA☆GAが敬愛して止まない女王様のリメイクカード。
微妙すぎる自己強化に攻撃制約、微妙なトークン生成能力といった使いづらい効果ばかりだった本家と異なり、
相手モンスターへの連続攻撃能力、昆虫族全体への条件付き耐性付与、トークンは生成効率倍増の上表示形式選択可能と、
究極変異の名に相応しい爆発的な強化を遂げている。


リメイク前から禁止経験もあるほどの強力カードだった、DM創始者たるペガサスの切り札もリメイク。
モンスター吸収と身代わり、そして表示形式変更と攻撃の封印などの多種多様な能力を持ったサウサクであったが、
リメイク後であるミレサクは相手の効果発動に連動して吸収が発動し、吸収後は同名モンスターの効果発動と攻撃を封じるという、
単純ながらも強力だった本家とは異なり、なかなかに変則的な効果を備えている。

元からグロかった見た目も、全身の目全てが黄金になったことで更にグロくなっている。
ちなみに融合素材であるサクリファイスも、2018年にリンクモンスター「サクリファイス・アニマ」としてリメイクされている。


イカサマヒールの代名詞としてはHA☆GAと双璧を成すであろうバンデッドことキース・ハワードの切り札もリメイク。
コイントスを2回以上成功させた場合に相手モンスターを破壊できるという、今の環境ではパンチ力不足な効果であったが、
リメイク後は、成功回数分だけ破壊可能で3回全部表ならば1ドローのおまけつき。
更に破壊された時にはコイントス効果持ちのレベル7以下モンスターをサーチと後続の補充もできるようになった。


  • 要塞クジラ→城塞クジラ
シーステルスという独自戦法で遊戯や城之内を苦しめた海の男なデュエリスト、梶木の切り札も何とリメイク。
本家の方はOCGから逆輸入され、原作では色々能力があったがステータス的にも同期のカオス・ソルジャーやマジシャン・オブ・ブラックカオスなどに大きく劣っていた。
それでもダイガスタ・エメラルとヴィジョン・リチュアの両方に対応しているなど、影霊衣リチュアにはないメリットを活かして地味に活躍したことも。
第10期でのリメイクでは水属性2体リリースで墓地からも特殊召喚可能、1ターンに1度の自分の水属性モンスターへの効果耐性、
フィールドにがある場合に水属性モンスターに多くの強化を施す永続罠カード、潜海奇襲をサーチ&セット等の多数の効果を獲得している。


  • アルカナ ナイトジョーカー→アルカナ エクストラジョーカー
漫画版R出身の王様の新たなエースもリメイク。
両方とも同じ素材で出せる(エクストラの方は「カード名の違う戦士族×3」)。
エクストラの方は攻撃力が1000下がった代わりに、リンク召喚された状態で破壊された場合にデッキからレベル4のバニラ戦士をリクルート&レベル4戦士をサーチする効果が追加されている。


マグネット・ウォリアーがエレクトロマグネット・ウォリアーへリメイク。
大本の3体はレベル4のバニラであり、合体(3体リリース)することで手札からマグネット・バルキリオンを特殊召喚できる。
バルキリオンは4000には届かないが3500という高い攻撃力を誇り、召喚時とは逆に自身をリリースし素材を場に戻すことも可能。
エレクトロの方はレベル3の効果モンスターで、相手ターンに自身をリリースしてマグネット・ウォリアーをリクルートする共通効果を持っている。

合体形態のバルキリオンも「電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン」にリメイクされている他、両者の融合体である「超電導戦機インペリオン・マグナム」も登場している。
なお無印の磁石の戦士にもδ(デルタ)が追加され、新旧磁石の戦士の架け橋的な存在となっている。

より詳しい効果や使い方はリンク先を参照。


意外と知られていないバニラリメイクの一つ。初期の弱小バニラだったものが、アンデットデッキ最強の初動札に魔改造された。
蘇生がしやすい墓地肥やし可能な実質レベル4のチューナーというメリットの塊でありシンクロにもエクシーズにも使いやすい。
詳しくは当該項目に譲るが、多種多様なデッキでお呼びのかかる優秀なモンスターとなっている。
歌にハマったようだが音程があっていない模様。


遊馬先生のナンバーズもリメイク。同時期に現れた「必殺技の名前が追加された別バージョン」の一つである。
元の未来皇はダメージ0+バトルした相手をゴヨウという効果だったのが、フューチャースラッシュは素材を切って2回攻撃+墓地のナンバーズの数だけ攻撃力アップというアタッカーに変貌。
ちなみにフューチャースラッシュの方はアニメで使用されたトラップの効果を内蔵したもの。
お前が殺せ→やっぱり俺が殺す


◆その他


  • ダークモンスター
第5期の後期パックであるPHANTOM DARKNESSで大量に登場した所謂闇落ちモンスターシリーズ。
過去に登場した強力なモンスターたちが闇属性へと姿を変え、効果も一新してリメイクされた存在。
特に制限カードにもなっているボチヤミサンタイの呪文でお馴染み、ダーク・アームド・ドラゴンの強さは誰もが知るところ。

第7期最後のパックであるGALACTIC OVERLORDにて同じく大量登場したモンスター。
ダークモンスターの対になるかのごとく、過去のモンスターが光属性となって再登場した。
ダークモンスターと同じで光属性の数の調整が重要になってくるので、ライトロードなんかと組み合わせると使いやすい。

闇落ちという意味ではダークモンスター以上に顕著且つ禍々しいことになっている連中。
トリシューラ暴走までに端末世界で活躍していた連中を丸ごと支配下においてリメイクモンスターとして登場させた。
特にエース級となる氷結界のヴェルズリメイク体はそれぞれが非常に強力な効果を有している。
これに限らず、シャドール、影霊衣、セフィラなど、特にDT関連に属するモンスターのほとんどが何らかのモンスターのリメイクというカテゴリも散見される。

  • ストラクチャーデッキRの看板モンスター
第9期から始まった第5期登場のストラクチャーデッキそれ自体をリメイクしたシリーズ。
その看板を飾るモンスターたちも、完全に別種である冥帝エレボスを除き、全てがリメイク前デッキの看板モンスターのリメイクである。
墓地除外と蘇生効果が追加され、使いづらい自己強化しか持たなかった本家より大きく強化された巨神竜フェルグラント
カテゴリ共通の戦闘時封殺はモンスター効果にも対応するようになり、除去効果が追加され、特定モンスターリリース時の付加効果も強化された古代の機械熱核竜
高ステータスと強制守備変更、守備モンスター破壊時のバーンなど、効果が見事に噛み合うようになった究極伝導恐獣
実に4度目のリメイクとなり、貫通効果やカウンター罠に関連した各種効果を持つ天空聖騎士アークパーシアス
しょっぱいピーピングが同時収録カードとのコンボによる凶悪なハンデスへと化ける闇黒の魔王ディアボロス
現状のインフレ環境による強化の恩恵を存分に受けているエースばかりである。

融合モンスターから効果モンスターへと転生。
アニメでは転生前は城之内の妹の静香、転生後はレベッカが使用している。
OCGでは転生前は融合呪印生物-光と慈悲深き修道女を使うデッキ、転生後はキュアバーンや死皇帝の陵墓デッキあたりで使える。
詳細はリンク先を参照。

闇属性化という意味ではダークモンスターやヴェルズに近しいものがある、ライトロードの切り札である裁きの龍のリメイク。
フィールドを焼け野原とする裁きとは違い、こちらは墓地と除外カードを全てデッキバウンスする効果を持つ。
フィールドアドバンテージには直接干渉できないものの、相手の墓地アドを根こそぎリセット可能というのは別の意味で凶悪である。

通常モンスターから通常モンスターのままという数少ない例の一つ。
本家自体が通常モンスターの意義がだいぶ薄れてきていた中で登場した影の薄いモンスターだったにも関わらず、
リメイク後の幻煌龍はカテゴリごと、自己強化を繰り返してぶん殴ればいいという、
時代の流れに逆らうかのような超脳筋戦術となっており、その漢らしい戦法に惚れるデュエリストもいるとかいないとか。

  • ミリス・レディエント→ミセス・レディエント
  • スター・ボーイ→マスター・ボーイ
  • リトル・キメラ→ドリトル・キメラ
  • ブレードフライ→グレートフライ
  • 見習い魔女→見習い魔嬢
  • スーパースター→ハイパースター
新マスタールールへの移行とリンクモンスターの新登場の中で、まさかのリメイクとなったモンスターたち
元は第1期のVol.6で登場しただけの地味な属性モンスターの強化を持つだけだった弱小効果モンスターたちが、
まさか18年以上もの歳月を経て再登場するなどとは誰が予想できただろうか?

しかし侮ること無かれ、素材は同属性モンスター2体以上と緩く、リンクマーカーは右下左下とEXデッキモンスター召喚先の拡張としても十分。
同属性強化は守備力にも影響するようになり、破壊された時には墓地の同属性モンスターのサルベージもできるようになるなど、
ルール変更の影響もあるとはいえ、属性統一デッキでならば一線級の働きができる優良カードとなっている。

マスター・ボーイの収録時点で残り4体の登場への期待も一気に膨らみ、事実その通りとなっている。
それを見越してか最初に登場したミセス・レディエントを除いた5体は、公式側が名前当てクイズを開催してたりも。

過去に登場したモンスターたちのリメイクモンスターがテーマとなったカード群。


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最終更新:2024年02月13日 18:08