マジンエンペラーG(機体)

登録日:2018/04/10 Tue 20:20:00
更新日:2024/04/11 Thu 14:02:39
所要時間:約 6 分で読めます






これが…!これこそが、偉大なる魔神皇帝!


その名も…!


マジンエンペラーGだ!!


マジンエンペラーGは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するスーパーロボット。
グレートマジンガーの強化発展型にして、剣鉄也の駆る最強のマジンガーである。
人気ロボットマジンカイザーと対を成す機体として設定された。


概要

元々は「剣鉄也にもマジンカイザーと並び立てるような新しいマジンガーを与えたい」というダイナミックプロの提案から企画がスタート*1
スーパーロボット大戦スタッフと協議を重ね、マジンエンペラーという名の新型マジンガーを考案、
そこにダイナミックプロ側がGを付け加えて完成と相成った。そしてスパロボでの発表に先立って超合金の展示イベントでお披露目された。

"兜甲児のマジンカイザーと対等の実力を誇り、共に肩を並べて戦う『偉大なる魔神皇帝』"というのがコンセプト。
GはグレートのGで、ゲッターのGでも元気のGでも無いので注意
通りの良い略称はエンペラーもしくはエンペラーG。

先だって登場したグレートマジンカイザーがほぼマジンカイザーにグレートの意匠を加えた物なのに対し、
こちらはカイザーとは明確に差別化して正統派の勇者然とした、綺羅びやかなデザインが特徴。
マント型のスクランダーと金色の装飾なども正義の味方っぽさを強調している。
また、ZERO同様マジンガーとしては非常に珍しく黒目がある。

Vにおける装甲素材はゲッター合金という説があるが詳細は明言されていない。あの耐久力の高さを見るに超合金NZαのほうが有力な気もするが……
主機関についても毎度お馴染み光子力反応炉と思われるものの特に記述はない。光子力で動いてるのは間違いない様子。
設定面はカイザー同様登場する作品によってコロコロ変わると思われるのであまりこれと行った細かい公式設定はない。

主役級の機体として扱われている反面、2022年現在主演作品は未だ無い。

武装

グレートとカイザーの流れを組む武装が多いものの、各種ミサイルや小技はオミットされている。
設定上は使えるのかも知れないが、ゲーム中では以下のものしか登場していない。

ルストタイフーン

グレートタイフーンの系譜だが、Zやカイザー同様酸を含んでいる。
カイザーのルストトルネードに相当する技のようだが、演出では明らかにカイザーのそれより範囲が広く強い。

グレートスマッシャーパンチ

マジンガーの代名詞ロケットパンチの強化版。
スクリュークラッシャーパンチのように刃を展開する。
おそらくはターボスマッシャーパンチと同等の威力を持ち、当たれば相手を一瞬で削り取る恐怖の鉄拳。
刃が回転する際に周囲に旋風を巻き起こすほどのパワーがある。

エンペラーブレード

マジンガーブレードやショルダースライサー同様の双剣。
柄を繋ぎ合わせて両剣としても使用可能。

グレートブラスター

所謂一つのブレストファイヤー。ちなみにグレートマジンカイザーにも同名の技が存在する。
光子力エネルギーを炎に変え、敵をチリ一つ残さず消滅させる。
スパロボXではカイザーのファイヤーブラスターが必殺技枠のためか、この技は演出の割にはファイヤーブラスターよりかなり弱い。
あくまでゲームの都合なので、設定上は特にファイヤーブラスターと差異は無いと思われる。

エンペラーオレオール

マジンエンペラーGの飛行ユニットで、簾のような形の特徴的なマント。
収納して肩からウイング状に展開することも可能。
取り外し可能でその下には予備のスクランブルダッシュも搭載している。


必殺技

サンダーボルトブレイカー

グレートのサンダーブレークに当たる超必殺技にして、マジンエンペラーGのアイデンティティとも言える大技。
文字通り局所的な嵐を巻き起こすことで雷を発生。
エンペラーオレオールに雷の莫大な電力を蓄積し増幅・収束させた後、指向性を与えて雷撃を放つ。
あまりのエネルギー密度で雷が強力なビームへと変貌。
単純な攻撃以外にも鞭の要領である程度制御したり、電撃で相手を拘束し遠隔圧縮で相手を粉砕する事も可能と応用が利く。
マジンカイザーとの合体攻撃でも使用している。

エンペラーソード

OVAカイザーのファイナルカイザーブレードに似た大剣。
超スピードで相手に接近して乱舞を叩き込み、最終的に大爆発を起こさせる。
戦闘演出はZERO原作やOVA版のテイストが盛り込まれている。
毎回雷鳴とともに何処からともなく降ってくる。一体どこに収納しているのかは謎。

オレオールブースターG

マジンエンペラーGの最強必殺武装。
マジンカイザーの必殺技カイザーノヴァと同等の威力を誇る大技中の大技で、グレートのグレートブースターに当たる。
エンペラーオレオールをウイング状に展開して全速力で敵に突貫し、
そのままウイングをキャストオフして相手に思いっきりぶつけるだけ。同時に超音速の突撃で伴う衝撃波により敵諸周囲を粉々に粉砕する。
……という非常にシンプルでスパルタン且つ漢らしい武器。
超合金NZα(多分)のオレオールは丈夫なためぶつけた後も回収可能で、ENが尽きるまで何度でも使える。
え?地味?エンペラーソードの方が強そう?うっせぇZEROに還すぞ。

魔神双皇撃(まじんそうこうげき)

マジンカイザーとの合体攻撃。
最大出力の光子力ビームとサンダーボルトブレイカーを発射。
雷撃が丸いバリアのようなものに変化して敵を拘束し、続けざまに放たれた光子力ビームがバリアに直撃。バリア諸共内部を灼熱の炎に包み、敵を焼き尽くしてバリアごと爆散させる。
構図や使用武装は『真マジンガーZEROvs暗黒大将軍』最終回のZとグレートの攻撃の再現。
命名はダイナミックプロ。



スーパーロボット大戦シリーズでの活躍

スパロボ発のロボットなので、当然本シリーズを中心に活躍している。
基本的に真マジンガー版(と言う名のほぼスパロボオリジナル版)の剣鉄也が搭乗する。

V

初登場作品。
兜剣造博士により、マジンガーZEROに対するカウンターとして光子力とゲッター線を掛け合わせて開発された新型マジンガー。
ファンの間では、ZERO原作に登場したグレートカイザーでない理由は因果律兵器対策ではないかと推測されている。
とはいえ高次予測と因果律兵器はスパロボ出演時はあまり重視されてないので、それほど気にしなくても良さそうではあるが。

機体性能は非常に優秀で即戦力だが、同時加入のクソコテがあまりにも強すぎるので若干影が薄い。
とはいえこちらは向こうと違い開幕から全力で戦えるので安定感はピカイチ。鉄也のパイロット能力もあって最強候補の一角。
燃費がやや重いのと、移動力が6で加速も持っていないので強化パーツで何かしらフォローすると良い。
地球艦隊天駆と共にイスカンダルへの大遠征を成し遂げた。

余談だが本作の兜剣造はエンペラーG開発と並行してグレート真ドラゴンと真科学要塞研究所の開発も行っていた。
剣造博士が一晩でやってくれました

X

漸く満を持して本機の相棒となるマジンカイザーと共演。
参戦は中盤の28話。グレートマジンガーからの改造を引き継ぐ。
性能はほぼ前作据え置きで超高性能。特に防御力はスーパー系の中でも頭2つくらい抜けており底力が発動すればまさに難攻不落。
相方も概ね同じ強さなので魔神皇帝コンビで敵陣を容易く蹂躙できる。
カイザーの光子力ビームと比べると高威力の遠距離技サンダーボルトブレイカーが反撃無双で光る。
とはいえ燃費も相応に高いので連発しすぎるとEN回復が間に合わずガス欠を起こす。強化パーツでばっちりフォローしよう。
最終話でZEROが仲間になると合体攻撃の相手が居なくなるため最後の最後でやや弱体化してしまうというのが地味に欠点かもしれない。
別に合体攻撃無くても最強クラスの性能はあるので大抵は気にならないが。

今回はZEROを倒す為に集う可能性の光の一つとしてカイザー共々別世界から召喚されたという設定。
図鑑から察するにおそらく『V』に登場したマジンエンペラーGそのものである(断言はされていないので絶対確実とは言えないが)。
それなら『V』世界の本機はヤマトの格納庫から突然消え失せていることに……
エンペラーGからしたら、さっきまで頼れる相棒だったZEROが急に小物化して暴れる姿を見て何を思うのか…エンペラー「また君か壊れるなぁ」
激闘の末、甲児が駆るマジンカイザーそしてエクスクロスの仲間達と共にZEROと全ての黒幕を打倒し元の世界に帰還した。

X-Ω

イベント「光の先に」報酬として正式参戦。真マジンガーが参戦していないのでパイロットの名義は『剣鉄也(フリー素材ダイナミックオリジナル版)』
前作に引き続きマジンガーZEROと闘うことになる。
原作におけるグレートマジンカイザー登場の流れで加入。グレートからの変異ではなく別個の新型機。
スパクロのZEROはVやXと異なり魔神パワー等の設定が丸々原作再現されているので、本機でさえ短時間で因果を紡がれてしまい大苦戦を強いられる。
しかしゲッターやグレンダイザー達(原作と異なり実体)と共になんとか食い下がり、ユニコーンガンダムの力を借りて甲児の救出に成功。
グレートカイザー同様見事に役目を果たし希望を繋いだ。

DD

今回はOVA『マジンカイザー』の鉄也が搭乗。
マジンカイザーと同様に兜十蔵が開発した機体であり、カイザーが甚大な損傷を受けた際に起動するようプログラムされていた。
ワイバーンの猛攻を受けたカイザーの危機に際して起動し、鉄也の元に現れた。
本来の正式名称は単に「マジンエンペラー」だったが、グレートの名を継ぐものとして鉄也が「G」を付け加えている。
性能はカイザーとおそらく同等だが、本機はより後に作られた為に様々な改良が施されており暴走の危険もない。
ただし神モード等は搭載されていないとのこと。
上記の通り危機に陥ったカイザーを守護し、また暴走した際にそれを止める役割が与えられている。


関連機体


マジンガーZを超える偉大なる勇者
マジンエンペラーGは本機の強化発展型である。

兜甲児の駆る元祖魔神皇帝
オリジナル版だったりOVA版だったりと世界によって設定やデザインが変わる。
長らく出番のなかったオリジナル版がXにて参戦し、エンペラーとも初共演した。

真マジンガーZEROに登場する偉大な勇者を超えた偉大な皇
星を崩壊させるほどの絶大な強さを誇るがパイロットへの負担が尋常ではなく乗れば死亡確定レベルの欠陥機危険な機体。
コンセプト自体はエンペラーと同様だが、こちらはカイザーにグレート要素をプラスしたようなデザインが特徴。
戦闘可能時間は極端に短いが、描写だけ見ると瞬発的な強さは魔神皇帝の中でも頭一つ抜けている。

宇宙の理をも破壊する最終にして原初の魔神
『V』では肩を並べて戦う相棒で、『X』ではカイザーとエンペラーがこの機体と戦う為に召喚された。
元来可能性を否定するクソコテだが、自身も世界によって様々な側面を見せる可能性の化身。
現状参戦するたびにコイツと関わる羽目になってる。





これが偉大なるアニヲタwikiと、オレの項目だ!!!!!!!!!!




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最終更新:2024年04月11日 14:02

*1 カイザーが登場すると影が薄くなりがちな鉄也さんへの救済措置と言えなくもない