りんしょう(ポケモン)

登録日:2018/01/07 Sun15:26:00
更新日:2023/08/23 Wed 01:48:55
所要時間:約 8 分で読めます




りんしょうとは、ポケットモンスターシリーズにブラック・ホワイトから登場した技。


威力:60 命中率:100 PP:15 タイプ:ノーマル 分類:特殊 接触:× 範囲:単体

歌で 相手を 攻撃する。みんなで 輪唱すると 続けて だすことが でき 威力も あがる。


輪唱(りんしょう)とは、同じ歌を少しずらして合唱することでハーモニーを奏でる歌い方。
かえるの歌」や「静かな湖畔の~」でよくやるアレである。
レベルアップで覚えるのは「うたう様子がイメージできるポケモンが多い。
上記2曲のイメージからか、カエル系や鳥系のポケモンもいる。
ただし、ニョロトノはレベルアップでは覚えない。


■性能


30種類近く存在する音技の1つ。
音技に共通する特徴として
  • 相手の「みがわり」を無視する(第六世代から)
  • 特性「ぼうおん」持ちには効果がない
  • 「じごくづき」を受けると封じられる(第七世代から) ※ジャラランガの専用Zワザ「ブレイジングソウルビート」は例外
の3点がある。

素の状態では威力60で身代わり貫通以外に効果もない貧弱な技に過ぎないが、「輪唱」の名の通り同一ターンに複数のポケモンが使用することで真価を発揮する。
敵味方問わず先に「りんしょう」を使ったポケモンがいる場合、同じ技を選択したポケモンは素早さに関係なくその直後に、さらに2倍の威力で発動できるのだ。
2番目以降に使うポケモンは素早さに振る分の努力値を耐久面に回せるのも嬉しい。
パーティの構築には工夫が求められるが、ロマンと爆発力に溢れた技と言えるだろう。

レベルアップで覚えるポケモンは少ないが、BWから剣盾までのわざマシンで大半のポケモンが覚えられる。

その性質上、シングルバトルでは「ハイパーボイス(威力90)」や「ばくおんぱ(威力140)」の劣化となる。
タイプ一致補正込みでも威力90止まりなので、上記2つを覚えないピジョットやオドシシですらシングルでは使わない。
なのでやはりダブルバトル専用技と言って良い(真価を発揮するトリプルバトルが第五・第六世代限定なのが惜しい所)。

弱点としては同じ技の連発を軸とするため、ノーマル技に耐性を持つゴーストはがねいわや上記の特性「ぼうおん」持ちに弱いという点等が挙げられる。
ただ、これはサブウェポンの豊富なアタッカーや「○○スキン」系の特性を持つポケモンである程度補うことも可能。

また1発目が低威力である関係上、2発目には勝負を決定づけるだけの火力が求められる。
相手全体に攻撃する「ハイパーボイス」やフィールド全体に攻撃する「ばくおんぱ」と違い、「りんしょう」は単体対象の攻撃なのでなおさらである。

3発目も2発目の直後に続くことが普通だが、トリプルバトルでは割と頻繁に2発目の後に続かないことが起きる(輪唱バグ)。原因にはいくつかの仮説はあるものの現状不明のままなので、輪唱パを使う上での不安要素の一つとなる。

「じごくづき」はあまり使用率の高くない、いや使用者の少ない技だったが後に教え技化。かくとうタイプ等がサブウェポンとして持っていることがある。

■りんしょう使い


ひこう複合メガシンカ時の高い特攻がウリ。
しかし、メガボーマンダの影に隠れがちか。

ダブルでメジャーな「いかく」を「かちき」による特攻強化に利用できる。
「おみとおし」型ではフェアリー複合という点でオドシシとの差別化が可能。

特攻は低いが、「おやこあい」により十分な火力の「りんしょう」が使える。
というか「りんしょう」とか関係なく普通に強い。

不一致かつ特攻も低いため、通常は「りんしょう」使いとしては不向き。
基本的には「ねこのて」で阻害されない技の使い手としての運用がメイン(詳細は後述)。
しかし、状況によっては下記のクロバットと同じ130族の輪唱始動役としても使える。

こちらも不一致かつプテラよりマシとはいえ特攻も低い。
しかし、「いわなだれ」で怯まない「せいしんりょく」持ちで最速の130族なので「りんしょう」始動役として使える。

ダブルで有用な「いかく」を持ち、「おみとおし」持ちとしてもプクリンより素早い。
元々サブウェポンより一致特殊技の性能がネックだったため、輪唱パとの相性は良い。

高い耐久力や「いやしのねがい」を持つ点が魅力。
特攻も最低限はある。

一致「りんしょう」使いとしては最速。
ゲッコウガやメガボーマンダ等も気兼ねなく2発目を撃てる。

フェアリースキン付き「りんしょう」使いはコイツとニンフィアのみ。
こちらは素早さや一致エスパー技の存在等攻撃範囲の広さで勝る。

特性「きもったま」により、スキン持ち以外で唯一ゴーストに通る「りんしょう」の使い手。

フリーズスキン付き「りんしょう」使いはコイツとアマルルガのみ。
メガ枠を使う分、全体的な能力や害悪戦術の幅の広さで大きく勝る。

スカイスキン付き「りんしょう」の使い手。
というか「りんしょう」とか関係なk(ry

通常はポリゴンZやスキン系特性持ちの影に隠れがち。
しかし、下記の「ねこのて」軸の戦術を使う場合は優先的に投入される。
「おしゃべり」「オウムがえし」が「ねこのて」で選ばれないのが長所。

ジジーロンと並ぶノーマルタイプ最高の特攻を誇る。
特性「てきおうりょく」の存在もあり、最大威力の「りんしょう」の使い手。
豊富なサブウェポンや「じこさいせい」の存在もあり、主力として活躍する。

「へんげんじざい」によりタイプ一致で「りんしょう」を使える。
「りんしょう」を撃つ時以外にも優秀な特性であり、活躍の幅は広い。
素早さもメガボーマンダを上回り、オオスバメに次ぐ。
「とびはねる」「あなをほる」「どろぼう」「たたみがえし」と下記の「ねこのて」を阻害しない技も豊富。
ただし、上記の技は全て物理技であるのに対し「りんしょう」は特殊技なの努力値配分のバランスが難しい。

一致「りんしょう」使いで唯一のほのおタイプであり、鋼に強い。
ゴースト対策の「あくのはどう」、いわ対策のZ「ソーラービーム」等も使える。

メガ枠を使わないフリーズスキン付き「りんしょう」使い。
鈍足もこのパーティでは逆にメリットとなる。
なお、リトルバトルでまともなスキン輪唱使いはアマルスぐらい。
他にはエネコイシツブテ(アローラのすがた)しかいない。

一致「りんしょう」使いで唯一のでんきタイプ
素早さやサブウェポンのレパートリーも優秀。

アマルルガ同様、メガ枠を使わない鈍足フェアリースキン付き「りんしょう」使いとして活躍する。

隠れ特性「うるおいボイス」により唯一のみずタイプ版「りんしょう」使いになれる。
ステータスも輪唱パと相性の良い鈍足高火力型。

元々ダブルバトル向きの特性や技を備える上に特攻も高いので相性が良い。

能力のバランスが良く、サブウェポンも豊富。
ポリゴンZにはない「すてゼリフ」「だいばくはつ」等を持つ。

  • タイプ:ヌル
シルヴァディより遅いのと「しんかのきせき」により差別化が可能。
進化後と違い、サブウェポンがかなり乏しいのがネック。

ポリゴンZに並ぶ特攻の持ち主。
特性の差により一致技の火力では劣るが、攻撃範囲の広さでは勝る。
「りんしょう」使いでもぶっちぎりの鈍足さにより相方に困らない。

■ねこのて要員


いたずらごころ」による先制「ねこのて」により「りんしょう」を発動させるために使われる。
基本的に控えのポケモンは「ねこのて」で選ばれない技と「りんしょう」のみという技構成になる。

レパルダスより耐久力が高く、「しんぴのまもり」や両壁貼りも使える。

一致「イカサマ」や「ちょうはつ」の存在と素早さでニャオニクスに勝る。
上記の変化技や耐久力の差に価値を見出さない場合はこちらが優先される。

■猫の手輪唱パ要員


「ねこのて」で選ばれない技は以下の通り。

  • 溜め技全般
  • まもる系全般
  • いかりのこな
  • オウムがえし
  • おしゃべり
  • カウンター/ミラーコート
  • ギフトパス
  • きあいパンチ
  • このゆびとまれ
  • こらえる
  • さきどり
  • しぜんのちから
  • スケッチ
  • すりかえ/トリック
  • てだすけ
  • ドラゴンテール
  • どろぼう/ほしがる
  • まねっこ
  • みちづれ
  • ものまね
  • フェイント
  • ふきとばし/ほえる
  • へんしん
  • ゆびをふる
  • わるあがき

これらの技を活用して戦えるポケモンは補完要員として活躍する余地がある。
具体的には上記のプテラやペラップ、ゲッコウガのほか、
等が当てはまる。
この辺りはレパルガッサ等の猫の手催眠パにも通じるものがある。


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最終更新:2023年08月23日 01:48