片桐・且元(境界線上のホライゾン)

登録日:2012/10/17(水) 21:38:37
更新日:2024/04/10 Wed 21:07:55
所要時間:約 3 分で読めます




羽柴十本槍の十番!片桐・且元!羽柴様に変わって武蔵の現状を正す交渉をします!


川上稔著〈GENESISシリーズ〉『境界線上のホライゾン』の登場人物。

所属:M.H.R.R.
役職:渉外委員会国外係長
戦種:全方位軍師(境界線上のホライゾン NEXT BOX序章編より)
字名:―――
通神名:口口凸


M.H.R.R.に所属する羽柴・藤吉郎の私設部隊「十本槍」の一人。

十本槍は彼以外の全員が女性で構成されており(上司羽柴も女性型自動人形)、彼は唯一の男性なのだが、可愛い凄く可愛い
ヘッドホンに結い髪、M.H.R.R.の夏服を着たその姿が初登場時に挿絵となっているのだが尋常じゃなく可愛い
トーリ曰く「P.A.Odaの線の細い、大坂の深夜歩いてると七歩目くらいで拉致されそうな少年」。
実際、昔は男性装備で合うものがなく、周囲の女性陣達の手によって女装させられていたらしい。
ちなみに十本槍の内片桐含む8人は幼馴染同士だったりする。

また十本槍仲間でも特に「つるぎ」こと巨乳巫女の平野・長泰によく構われている。

対武蔵要因である十本槍のメンバーはいずれも一線級の戦力や能力の持ち主なのだが、彼はまだ未熟とされる描写が目立っており本人もそれに対してコンプレックスを抱いている。

また、十本槍の特徴として武蔵の主要人物と容姿や性格が非常に似通っているというものがあるのだが、純真無垢な生真面目弄られショタという属性は武蔵にはないもので(あえて近いといえばか)、初登場時に交渉を行なっていたことや中性的な外見という特徴から正純対応ではないかという見方が多かった。
しかし、Ⅴ下において彼の能力が「音声を中心とした、高感度の検知能力と転化理解」ということが判明し、正純ではなく鈴さん対応であることがわかった。(鈴さん+正純対応である可能性もあり)
ちなみに術式名は「百紋検地」。


初登場はⅤ上のラスト。
馬鹿によって大音量攻撃を食らい退場した羽柴・藤吉郎と交代する形で、武蔵との交渉役を務めることを宣言。
この行動は羽柴・藤吉郎に悪戯をされたことへの憤りからくるものであり、打ち合わせにはなかったため十本槍の福島・正則は茶を吹くことに。

『だ、大丈夫です!あいつら羽柴様に酷いことしましたから!勝てます!』

そうやって意気揚々と出たところまではよかったのだが、一番最初に話し相手として選んだのが羽柴・藤吉郎に悪戯をした浅間神社の巫女であったことがすべての悲劇の始まりであった。
校則法に基づいた戦争行為の凍結を武蔵に対して要求し、ウォーモンガー正純をも青ざめさせることに成功する。しかし、その直後の真田・信之の乱入により武蔵勢は真田勢への対処へとシフトしてしまう。

完全に無視される形となった片桐君。しかし、ただ一人、片桐君の話し相手になってくれる人がいた。

そう、浅間神社の巫女さんである。

言葉巧みにこちらの意見を誘導してくる交渉相手とは違い、自分の言葉を聞いてきちんと頷いてくれる巫女さん。
そんな巫女さんに悩み相談をしているうちに、いつしか彼女に対して特別な感情を抱くようになる片桐君。
そうこうしている間に真田勢への対応が一段落し、楽しかった悩み相談も終わりの時を迎える。
もしかしたら交渉も巫女さんと行えるのではないかという淡い期待を抱く片桐君。

――が、

『おーし!じゃあ武蔵の生徒会長兼総長の俺が羽柴の十本槍を一丁揉んでやろうか!』

出てきたのは全裸の馬鹿だったので、片桐君は表示枠を全力で殴りつけた。


その後も浅間の巫女さんのことが忘れられず、お風呂場で術式を使って巫女さんの姿を再現したり、その再現した像のバストサイズでああでもないこうでもないと悶々としたり、悩むあまりに脚側高めのブリッジをしたら脚側から十本槍メンバーに見られたり(注:片桐君は全裸です)、
武蔵行きを考えだしたり、浴場でうっかり十本槍の福島・正則と福島が片桐に後背位しているような様子を清正と小六に見られてカラー口絵にされたりと(注:完全なる事故であり2人にそんな気はまったくありません)、
巫女さんのアドバイスを支えに術式や働きを成長させつつある、純情少年な片桐くんの明日はどっちだ!?


ちなみにⅤ下の口絵では水着姿を披露している。











以下、10巻中のネタバレ









それは、「山崎の戦い」の歴史再現として行われた武蔵勢と羽柴勢の死闘。

そんな中、十本槍の軍師竹中・半兵衛の命により宣言者となった片桐は、武蔵勢にとんでもない事を言い放った。



自分たちは、葵・トーリとホライゾン・アリアダストが死に、武蔵勢も最終的に失敗した未来における武蔵勢の子供だと。
*1

そして、武蔵勢がいきなり登場した「子供」に動揺し、ホライゾン・ミトツダイラ・浅間と立て続けに「トーリとの子供」がいることが発覚し驚愕する中、なんか微妙に気まずそうな感じで片桐がさらに告げたのは…


実は自分も、トーリと向井・鈴の息子だと言うこと。

この後「好意はあったとはいえ今鈴とトーリが子供作るまでいくか?」という疑問等から「片桐達の未来におけるトーリとホライゾンの死」が分かり、トーリジュニア達の子種は「トーリが遺した体の一部」と判明。



そして他の子供たちがそれぞれ「家族」との決闘を決意する最中、片桐は「母」鈴と対話する。

…が、母によって自分の襲名前の本名が「生緒(いくお)」(生きて一緒に歩む子)だと当てられ、そのまま撃沈した(戦闘補助はその後もお互い継続している)。


その後10中・下での2度の激闘を経て羽柴勢が武蔵勢と合流した後、11中で武蔵に新しく部屋を借りて移住しており(鈴の湯屋の近く)、
後日談『境界線上のホライゾン NEXT BOX』では武蔵の総艦長代理補佐として働いている。


なお10中において、十本槍の内平野・長泰と半人狼の糟屋・武則は腹違いの姉妹ということも判明。
つまり平野に構われるのは彼女の弟だったせいらしい*2
だが彼女としては5下以降しっかりしていく片桐はそれはそれで物足りないらしく、『境界線上のホライゾン NEXT BOX』では(しっかりしたなあ)という内心から「つまらない人になったものですよ」と発言している。
さらにもう一人異母姉がおり、11上で再会した際うっかり彼女の衣装に対して失礼な感想を呟きぶっ飛ばされていた。

10中口絵では未来出身組の幼少期の様子が描かれているが、そこにいたチビ片桐はまんま鈴さんだった。


…こともあろうに、遺伝子的な意味での父親に惚れてしまった片桐くんの明日はどっちだ。


つるぎ『追記・修正は私以上に片桐君のことを知ってる方のみお願いします。あとで話がありますので』

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最終更新:2024年04月10日 21:07

*1 より正確に言うと、十本槍の内外部からスカウトされた竹中と現在で製造された石田・三成を除く8人が未来出身で、さらにそのうち蜂須賀・小六のみ「子供」ではないため子供の数は計7人。

*2 年齢は同じでかつ誕生日はきょうだいと幼馴染達合同で祝っていたため「兄」の可能性もあるが。