氷室幻徳/ナイトローグ/仮面ライダーローグ

登録日:2017/10/23 Mon 22:55:09
更新日:2024/03/18 Mon 21:12:05
所要時間:約 30 分で読めます


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では、隣のホテルでそのヒーローについて朝まで語り明かそうか。



氷室(ひむろ)幻徳(げんとく)は『仮面ライダービルド』の登場人物。
本項では彼が変身する『ナイトローグ』、及び『仮面ライダーローグ』に付いても解説する。

演:水上剣星
スーツアクター:渡辺淳




【概要】

パンドラボックスの影響で出現した壁「スカイウォール」により3つに分かれた日本の首都の1つ「東都」における首相補佐官兼東都先端物質学研究所所長*1を務める男性。
父は同都市の首相である氷室泰山。

対立関係にある北都、西都に対抗すべく軍備増強を推し進めるタカ派的思想の持ち主だが、父である泰山には反対されている。
10年前にスカイウォールの惨劇に居合わせており、パンドラボックスからの光を浴びたことでその日を境に過激な性格となったと思われる。
実際東都を守るためなら手段を選ばず、脱獄犯である万丈龍我を庇った戦兎=ビルドをも犯罪者扱いし、共に指名手配していた。


本編開始時に同研究所に就職した主人公、桐生戦兎の上司であり、彼にパンドラボックスの解析を命令。
一方で軟派な面もあり、仮面ライダーについて質問した女性ジャーナリスト・滝川紗羽に対し上記のホテル発言で困惑させた*2
また戦兎の頭脳を高く評価しており、彼に頼まれれば機密情報でも快く教える等の柔軟さも見せ、ファウストによるパンドラボックス強奪の直後に倒れた父に変わり現在は首相代理を務めていた。
だがそれらは全て表向きに過ぎず、その裏の顔は拉致した人間を改造し「スマッシュ」と呼ばれる怪物にしている謎の組織「ファウスト」の幹部級怪人「ナイトローグ」としての顔も持っていた過激派であった。



【人物像】

ファウスト、ナイトローグ時代

ナイトローグとしての彼は正に「ステレオタイプの敵幹部」そのものであり、数多くの罪なき人間をスマッシュにしている他、
  • ビルドに実験について非難されても「モルモットの顔などいちいち覚えていない」と一蹴。
  • かつて実験体だった万丈龍我「恋人に会わせてやる」と呼び出し、その恋人をスマッシュにした上で差し向け、彼もろとも抹殺しようとする*3
  • スポンサーである難波会長の脅しがあったとは言え、ファウストによるパンドラボックス強奪計画とその阻止作戦を実行するという盛大なマッチポンプを行う。
    • ついでに代理とは言え首相の椅子もゲットし実権を握る。
  • ファウストと東都政府の関係が戦兎達に露見しそうになった際に、難波会長の差し金で政府によるファウスト壊滅作戦というマッチポンプをまた実行。
    その際に秘書の内海成彰をファウストの創設者兼ナイトローグに仕立て上げ、最終的に自らの手で内海を射撃し生死不明にさせる。*4
などの非人道的な行為を平然と行う冷酷な人間性がうかがえる。

とまぁここまで書けば「表と裏の顔を使い分ける敵幹部」といった感じだが、
組織に貢献しているとはいえ、自分勝手な行動ばかりする同僚のコブラ男ことブラッドスタークには手を焼いていた。
特にパンドラボックスを強奪したことを契機にスタークと敵対するようになる。
またスポンサーである難波会長の無理難題にも四苦八苦し、最終的には軍事開発が一向として進んでいないとして手を切られてしまう中間管理職の悲哀も感じられた。


実のところ幻徳自身「スカイウォール出現時に、人格を変える作用のあるパンドラボックスの光を浴びた人物の1人」にすぎず根っからの悪人ではない。
現に父・泰山はかつての幻徳を「優しい子だった」と評しており、8話では北都や西都の首相達がパンドラボックスの光を浴びて人格が変わった事を父に訴えた際には「変わったのはお前だろ」と逆に突っ込まれている。
光を浴びた後も父に対しての親子愛は残っており、泰山には頭が上がらなかったり、拘束された際は解任を素直に聞き入れ、自室の片付けを始めていた。
三国統一を目指したのも国の未来を考えての事であり、そこをスタークにつけ込まれる結果となった。


本来の性格

好戦的かつ野心家だったナイトローグ時代と比べると、幾分か冷静な性格になっていた。
これは人体実験によりネビュラガスを注入され「仮面ライダー」になった事でパンドラボックスの光の影響がなくなっていた事が原因である。
つまりローグになってからは正気に戻っていた事になるが、そんな彼はかつての自分がファウストの幹部として積み重ねてきた人体実験等の非人道的行為への罪の意識に苛まれる。
期間にすればたった2週間とはいえ人格が崩壊しかけるほどの苛烈な人体実験を受けたこともさることながら、
正気に戻った幻徳にとっては自らが十年にも渡って犯し続けた過ちの記憶こそが何よりも心を苛むものであり、「地獄」だったのだ。
なお、本編では断片的な場面のみだったが「Blu-ray COLLECTION」映像特典のスピンオフドラマ『ROGUE』で描写されたその全容は、幻徳にとって肉体的にも精神的にも正に「地獄」と呼ぶに相応しい日々だった*5

そんな「地獄」の中で彼はとある結論を出した。
それは「自分はこのまま汚れ役に徹して国を一つにまとめあげ、父親である泰山に国を治めてもらう」こと。
その為に彼は悪役(ローグ)の仮面を被ったのであった。そして泰山の拉致・始末を命じられたことがきっかけで完全にファウストと袂を分かった。

しかし、力を取り戻したエボルトの猛攻により変身解除され、追撃を受けそうになった自分を庇って泰山が命を落としてしまう。
その後もエボルトに対抗する為に戦兎達から協力を要請されるも、彼らに対する罪の意識からその手を取れないでいたが、
「国を纏めれるのは親父さんだけじゃないはずだぞ」と語った一海の言葉を聞き、自分に資質や資格がなくとも愛と平和のために国を纏めることを決心する。


その後は戦兎たちの頼もしい仲間となったが、同時にそれまでは分からなかった人物像も徐々に浮き彫りとなり、
  • 研究所の所長をしていたのは親父のコネであり、本人は研究に関してはサッパリで、肝心なことはスタークに丸投げだった
  • 一海から「ヒゲ」と呼ばれて自身からは「ジャガイモ」「ポテト」「マッシュ」と返す
  • 私服のセンスが壊滅的
    • 例1:視る者の正気を削る歴代シリーズ史上最悪のクソダサコーデ。しかもそれが全てオーダーメイドという衝撃。
      ポテト「想像の斜め上を行く破壊力だ…!」
      筋肉バカ「もはやどこから突っ込んでいいか分かんねぇ!」
      • 美空に散々センスを貶されてもまったく傷つかない(というより何故批判されるのか理解できない)鋼鉄のメンタル。「“ダサい”?誰が?誰が?俺?フッ…。見る目ねぇな」
    • 例2:本人基準で「自重して妥協した地味な私服」が、全身ピンク+スケルトンのコート(合羽?)で胸元に「親しみやすさ」とプリントされたクソコーデ
      • ↑の私服を見た美空から「変態」「ピンクマン」と罵倒されるも全く折れない
    • 何度か懲りずにクソダサ私服を披露した結果、美空から出禁扱いされてnascitaを追い出され
      負け惜しみとばかりに「お前ら全員センス無っ!」と美空達に反発ポテト「やりなおせぃヒゲぇ」
  • あらすじで1人で切符が買えず、ピーマンも食えなければ明かりがないと夜寝られないことが発覚。
    元々あらすじはキャラ崩壊・メタ発言満載のために視聴者からは半信半疑だったが、超バトルDVD『仮面ライダープライムローグ』で事実と判明。
  • 過去の戦いを振り返った時にポテトにナイトローグ時代のことでネタにされ「俺は負けてない!」とその都度反論。
    ポテト「ただハブられてただけじゃねえの?」ヒゲ「そんな事は無い!断じて無い!!」ポテト「あー!もう分かった!圧が凄ぇんだよ!」
  • ポテト「紗羽さんの水着の写真」ヒゲ「それ俺も欲しい!財布忘れた」ポテト「お前下ろしてこいよ」
  • 料理が下手(ただし、万丈だけは食える)。ポテトと口論した際、外で決着を着けようとしたところでドアを閉められる。
  • 映画『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』では8時間寝ないとダメらしく、万丈やポテトが恋人や仲間の墓参りに行っている間変なパジャマで寝ていた。
  • わざわざ手作りのTシャツを全員分作ったのに、乾杯の合図を含めスルーされる。
  • 戦兎達が肉を焼いているときに、一人だけ黙々と流しそうめんと格闘(流しそうめんを掴めない)。
  • みーたんのタオルかと思いきやヒゲのタオル→ポテト「お前のかよ!いい匂いさせてんじゃねーよ!」

…など、一般常識の欠けたお坊ちゃまという素顔が明らかになったことで、コミカルな描写や意外な一面が大幅に増加。
シリアス展開の中におけるまさかのコメディリリーフとして愛される存在となった。
ホテル発言した頃からネタキャラ街道まっしぐらだったじゃんとか言わない

なお、あまりにシリアスブレイカーな私服のセンスについては、「これ以上は視聴者の腹筋とSAN値がもたない」と判断されたのか、
物語が終盤に差し掛かった頃には「革ジャンを着込んでいるので一見普通の恰好に見えるが、実はその下に着ているTシャツがイカれたデザイン」という形に落ち着いた。
ちなみにこの革ジャンの出自は後述する。
物語終盤では「自分の本音をTシャツの文字を見せつけて代弁する」という変な芸まで披露している。


てれびくん超バトルDVD 仮面ライダープライムローグ』では主役として登場。
夏のある日に隣町のアパレルショップに行き、美空と共に衣服を探すドルオタが羨ましがるであろう様子が描かれている。
そしてその中で出会った母子との交流を通じて革ジャンを着るようになったことが明かされた。


以上の新たな一面は、今は亡き父が言っていた本来の「思いやりのある優しいバカ息子」の姿であるのかもしれない。




【劇中での活躍】

計画のためにスターク=石動と共謀してビルドを泳がせてベストマッチについての情報を集めていた。
そのため戦兎がビルドの変身者で龍我を匿っていることなどは最初からお見通しだったが、戦兎=葛城巧なのは石動が伝えるまで知らなかった。
一方の戦兎は唯一覚えている「自分を実験材料にしていたコウモリ男」として彼の行方を追っていたが、
政府とファウストの関与が明らかになる中で第14話で石動から幻徳=ナイトローグであることを知らされる。
こうして互いの正体を知った両者は第15話で激突し、戦いの末幻徳は敗北。

さらに一部始終を目撃していた泰山に身柄を拘束されるが、スタークが「義理」として泰山に猛毒を打ち込み泰山が倒れたことで首相代理に復帰(泰山がスタークの毒にやられた事実は知らないと思われる)。
その後パンドラボックスの所有権を巡って北都と西都を挑発し、これを受けた北都がスタークからもたらされたデータを使い、
東都にスマッシュを送り込み宣戦を布告したことで幻徳が望んだ通り戦争が勃発した。
しかし第20話にて治癒能力に目覚めた美空によって泰山が首相に復帰。これによって幻徳は失脚、東都からの追放を宣告される。
それでも野心を捨て切れなかった幻徳は悪あがきとしてナイトローグに変身してパンドラボックスの強奪を企てるが、
追ってきたビルドと交戦し、またしてもラビットタンクスパークリングフォームに敗北。戦兎の前で再起を誓うと、トランスチームガンの煙でその場から姿を消した。

まだ終わらないぞ!!俺は必ず貴様等の前に現れる。更なる力を手に入れてな…!

過去のシリーズにも『鎧武』の呉島貴虎や『OOO』の鴻上光生』のように「人道から外れても世界を守ろうとした者」が少なからずいた。
幻徳も表では軍備を増強したり裏ではスマッシュを生み出したり仮面ライダーに拘ったりするのも、
泰山が北都や西都がパンドラボックスの力を独占する為に戦争の準備を進める中、父親だけはその事実に気づかず、
自分の進言に耳を傾ける事もなく話し合いによる和平と言う現実を見ないで理想を語り、
戦争が起きた場合、防衛力を持たない東都は真っ先に壊滅させられる危険性があり、愛する東都を守りたいが故の行動である可能性もなきにしもあらずである。

無論どんな理由があろうと人間を怪物にする行為など許されるわけもなく、最終的に自業自得(+スタークのせい)ながらも首相代理、
ファウストのリーダーの地位を失ってしまったが、三国を統一するという野心だけは失うことはなかった。


失脚後

東都から追放された幻徳は野心だけを頼りに難波重工を頼り西都に渡る。
そこで過酷な人体実験を受けた幻徳はスクラッシュドライバーとクロコダイルクラックフルボトルを使って仮面ライダーローグに変身し、
東都と北都との代表戦後、北都首相官邸を西都のガーディアンを引き連れて襲撃し北都を制圧した。
その後東都に侵攻すると戦兎と龍我と交戦して圧倒的な戦闘力で彼らを撃破した。
続いてパンドラボックスを強奪するために鷲尾兄弟を引き連れて東都首相官邸を襲撃。
官邸に殴り込むと泰山の説得に耳を貸さずボックスを強奪し、再度ビルドと交戦してスパークリング、そしてハザードフォームを文字通り一蹴した。

東都・北都連合と西都の代表戦終了後、未だに東都への侵攻を画策する西都(を乗っ取ったファウストと難波重工)に反感を持つが、
西都陣営によってスイッチ一つで体が消滅するチップを埋め込まれてしまう。それでも隙を見つけて戦兎達に様々な情報*6を伝えた。




【ナイトローグ】


Bat…!(バット…!)

かつて俺に流れていた血は、燃え盛る野心によって蒸発した!

もう昔の俺はいない…。

蒸血…!

Mist Match!(ミストマッチ!)

Bat...Ba Bat...!(バット…バッ・バット…!)

\FIRE!/(ファイヤー!)

俺の名は、“ナイトローグ”…!


身長:197.5cm
体重:103kg
パンチ力:17.2t
キック力:20.5t
ジャンプ力:ひと跳び49m
走力:100mを4.1秒


トランスチームガンにバットフルボトルを装填してトリガーを引くことで変身する。
スタークと異なり、一度ガンを構えた後、トリガーを引きながら横に振りぬくという独特のモーションが特徴。
その容姿は基本的に上半身が肥大化しているスマッシュとは対照的にスマートなヒーロー然としたもの。
戦兎が言うように蝙蝠をイメージしたゴーグルと胸の紋章が特徴。

幻徳の立場上多忙なためか、前線での戦闘はスタークに任せる事が多いが、数少ない戦闘シーンでは彼の実力が垣間見える。
蝙蝠のように天井に張り付いたり短距離の飛行ができる他、単純な徒手空拳でもトライアルフォームのビルド程度なら軽くあしらう事ができる。
奥の手として、背中から巨大なコウモリの翼を展開して自由自在に飛行することも可能。 さらにこの翼で全身をドリルのように覆い、急降下するという荒業も使用できる。


ナイトローグのトランスチームガンには内海のデータも入っており、第12話や『7つのベストマッチ』では内海が変身した。

トランスチームガンとスチームブレードを合わせて「トランスチームシステム」と呼称されており、
一定のハザードレベルが必要である点はライダーシステムと同様だが、ライダーシステムと違ってハザードレベルは戦闘によって上昇しない。
つまり戦闘力はスタークと互角、というのは本人の弁だが、経験の差でスタークに遅れを取っている(実際にはそれ以前の問題なのだが)。

なお、トランスチームシステムは『平成ジェネレーションズFINAL』において披露された、最上魁星の開発した「カイザーシステム」と基本形が同一という設定がある。
平成ジェネレーションズFINAL作中にて、幻徳が戦兎にその設定を話すシーンがあったようだが、編集過程においてカットされたとのこと。
その台詞によると、最上が開発したカイザーシステムを葛城がアレンジした物がナイトローグだという*10


武装(ナイトローグ)

多くがブラッドスタークと共通の物を使用している。

  • バットフルボトル
コウモリの成分を宿したフルボトル。その正体はロストフルボトルの1つ。

  • トランスチームガン
変身機能も兼ねた小銃型のアイテム。
銃口の下の「フルボトルスロット」にバットフルボトルを装填し、「蒸血」の掛け声と共に「ミストマッチトリガー」を引くことで変身する。
スチーム生成ユニット「ミスティックチャージャー」が搭載されており、スーツやアーマーの材料となるボトル内部の物質「トランジェルソリッド」を加熱し、銃口から噴射される特殊蒸気「トランジェルスチーム」に変化させる。
スロット装填時にトランジェルソリッドが特殊パルスで活性化されて取り込まれ、トランジェルスチームを特殊パルスで武装に変化させて装着する。
銃口からは蒸気を纏った高熱硬化弾「スチームビュレット」が発射される。また、内部タンクには人間をスマッシュに変化させる特殊ガスがチャージされている。
フルボトルの識別機能を備え、再度バットフルボトルを装填することで「スチームブレイク」を発動し、他のフルボトルを装填するとボトルの各能力に応じた銃弾が発射される。

ドライブ』の魔進チェイサーのブレイクガンナー以来(『エグゼイド』のガシャコンバグヴァイザーを除いた場合)となる、「玩具化した敵怪人の武器」である
(ライダー側のアイテムを共通で使える銃、というのも共通する)。
玩具版も付属のバットフルボトル、後述のスチームブレード付属のコブラフルボトルで変身、必殺技音声(および発光ギミック)が楽しめる他、
ビルド用のフルボトルにも対応している(ただし、音声は「フルボトル!」の一種類のみ)。

  • スチームブレード
刀身にバルブが付いた片手剣。
刃部分の「オーバーヒートブレード」は内部のスチームヒーターで全体を急速加熱することで、対象を熱して溶かし斬ることができる。
フルボトルの装填はできないが、中央の「スチームチェンジバルブ」を回して内部を特殊スチームで満たし、「トリアタックトリガー」を引くことで3種類の特殊攻撃を発動可能。
こちらもトランスチームガン同様玩具化を果たしている。

  • トランスチームライフル
スチームブレードの刀身と柄を分離してトランスチームガンと合体させた銃剣形態。
狙撃は勿論、柄を掴めば近接戦闘にも対応できる。
銃口からは大口径の光弾「トランスビュレット」や各種スチームを封じ込めた特殊光弾が発射される。
上部の「ロングスナイプスコープ」により、狙撃時は3km以内の相手にほぼ確実に命中させることが可能。

この形態でもスチームブレードの3種類の技が使える他、スロットにバットフルボトルを装填すると「スチームショット」、
他のフルボトルを装填すると「スチームアタック」が繰り出せる。

玩具版においても合体機構を再現している。


必殺技(ナイトローグ)

  • アイススチーム
スチームブレードのバルブを回して発動する。
刀身から冷気を帯びたミストを放ち、対象を凍結させる。
また、刀身に冷気を纏わせたまま斬撃を放つことも可能。

  • エレキスチーム
スチームブレードのバルブを回して発動する。
刀身から電撃を帯びたミストを放ち、広範囲を攻撃する。
また、刀身に電撃を纏わせたまま斬撃を放つことも可能。
トランスチームライフルでは電撃を収束したエネルギー弾を発射する。

  • デビルスチーム
スチームブレードのバルブを3回回して発動する。
刀身からネビュラガスを放ち、人間を直接スマッシュに変貌させる。
スチームブレードの技の中でも特に厄介であり、現場(東都以外の場所でも例外ではない)で戦力増強&人質確保を同時に行える。

  • スチームショット
トランスチームライフルにバットフルボトルを装填して発動する。
強烈な高弾速のエネルギー弾を発射する。
本編では使用しておらず、変身講座内でカメラに向けて使用した。



【仮面ライダーローグ】



ピキッ!
デンジャー!

クロコダイル!


変身。


割れる!食われる!砕け散る!!

クロコダイルインローグ!


オゥラァアアアア!!


\キャー!!/

大義の為の、犠牲となれ…!


身長:194cm
体重:110.8kg
パンチ力:32.7t
キック力:37.5t
ジャンプ力:ひと跳び57.2m
走力:100mを2.3秒


スクラッシュドライバーにクロコダイルクラックフルボトルを装填してレンチを押し下げてフルボトルを割ることで変身する。
変身シークエンスも異質で、スクラッシュドライバーでの変身共通のビーカーを形成。
その中に成分が満たされた後地面からせり上がるワニの顎でビーカーを噛み砕いてスーツが形成され、
さらに頭部にあるワニの顎のようなパーツ「セルフェイスクラッシャー」が装甲を適度に噛み砕き、複眼が露出することで変身が完了する。

外見は紫を基調としながら、スクラッシュドライバー系ライダーの共通意匠であった肩のゼリーパックが無いのが最大の特徴。
変身音はジョーズを彷彿とさせる待機音で、女性の悲鳴が入るなどホラーテイスト。
頭部は左右非対称で、セルフェイスクラッシャーの右側にワニの目のようなパーツ(データ収集装置)がある。
なお後頭部には割れ物注意のシールが付いているため視聴者の中では話題になった。ダサTと同じように本人の趣味である可能性が微レ存…?
変身者のハザードレベルに応じてスペックが上昇するなど、同じライダーシステムを使用する関係上、基本的な能力はクローズチャージやグリスとほとんど同じ。

また、実は歴代の仮面ライダーでも珍しい「頭部に触覚も何も装備されていないライダー」である他、
平成ライダーとしては初のワニモチーフでもある(ワニを「含む」モチーフであれば、オーズ ブラカワニコンボがいるが)。


武装(ローグ)

ナイトローグ時から引き続きスチームブレードも使用する。

  • スクラッシュドライバー
ローグの変身に用いるベルト。構造はクローズチャージやグリスの物と同一のため詳細は割愛する。
グリスと同じく内海が開発した難波重工製を使用している。

  • クロコダイルクラックフルボトル
ワニの成分を宿したフルボトル。
ローグの変身の際に用いるが、キャップが通常のフルボトルよりもさらに機械的になっている。
最大の特徴として振らずにキャップを捻ったりドライバーで潰して割ることで使用する。

  • ネビュラスチームガン
最上魁星が開発し、更に難波重工の下で内海によって改良されて西都陣営に提供された拳銃型デバイス。
以前使用していたナイトローグ用のトランスチームガンは、内海に接収されたためその代わりとして使用する。
鷲尾兄弟が所有する物と同型で、ローグの場合はクラックフルボトルを装填することで「ファンキーブレイク」が発動する。


必殺技(ローグ)


  • クラックアップフィニッシュ
ドライバーのレンチを捻って発動する。
クランチャーファングを展開した両脚で相手に噛み付くように挟み蹴りを繰り出し、そのまま回転して敵を吹き飛ばす。恐らくワニの「デスロール」が元ネタ。
ラビットタンクハザードフォームをも一撃で変身解除させ、戦兎自身にも大きなダメージを与えた。
後に右腕にエネルギーを集めたパンチサマーソルトキック、片足でのキックといったバリエーションも使用している。
また、敵を倒せなかった場合でも必ず何らかの成果を上げている。

  • チャージクラッシュ
ドライバーに有機物のボトルを装填してからレンチを捻って発動する。

  • ディスチャージクラッシュ
ドライバーに無機物のボトルを装填してからレンチを捻って発動する。

  • ファンキーブレイク
ネビュラスチームガンにクラックフルボトルを装填し、紫色の強力なエネルギー弾を発射する。
連戦で大きく疲弊していたとはいえクローズチャージを一撃で変身解除させるほどの威力を誇る。

  • ファンキーアタック
ネビュラスチームガンに通常のフルボトルを装填して発動する。

  • ファンキーショット
ネビュラスチームライフルにフルボトルを装填して発動する。


【仮面ライダープライムローグ】



プライムローグ!

ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!……

Are you ready?

変身……

大義晩成!プライムローグ!ドリャドリャドリャドリャドリャドリャドリヤァアアアア!!


身長:194cm
体重:111.8kg
パンチ力:52.3t
キック力:60t
ジャンプ力:ひと跳び74.4m
走力:100mを1.3秒


『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダープライムローグ』に登場。
幻徳がビルドドライバーとプライムローグフルボトルで変身したローグの強化形態。
人々から託された想いや声援を強化成分に変換する機能があり、スペックが底上げされる。この機能は後に幻徳のスクラッシュドライバーにも後付けで組み込まれている。

変身の際は周囲に金色の線が走り、通常時と同じく地面からワニの顎がせり上がる。
その後、周囲の線が纏まって柱状になり、ワニの顎が金色の柱を噛み砕くことでスーツが形成される。

外見こそ通常のローグとほぼ同一だが、各所に金色のエングレービングが施され、純白のマントを身に纏うやりすぎな見た目が特徴。
胸部にはローグのライダーズクレストが刻まれている。
ビルドドライバーを使用しているため、下半身はビルドとほぼ共通のデザインとなっている。後頭部の割れ物注意のシールはこの姿でも健在である。
背中の純白のマント「プライムセイバーマント」は伊達や酔狂で付けているのではなくジーニアスフォームの胸部装甲と同素材であり、トランスチームガンによる銃撃を防いだり、
所有者の意思で着脱し、目眩ましなどに使用することが可能。

内部は苦い緑色の野菜を原材料とした補給液(どう考えても苦手なピーマンだろう)で満たされており、免疫の向上や視力回復・エボルトの憑依も無効化できる。
エボルトの憑依も無効化できる。……ピーマンマジパネーイ。

幻徳のハザードレベルの向上もあって戦闘能力は高く、瞬時に拳からエネルギーを送り込む事でハードガーディアン二体を瞬殺するほど。
その後のエボルフェーズ1相手の戦闘では至近距離からのトランスチームライフルによる一撃で追い詰められるも、
ある一件で知り合った少年の応援で奮起。必殺技の応酬にて辛くも勝利を遂げ、エボルトを撤退させることに成功した。


『仮面ライダービルド ファイナルステージ』でも人々の声援に応え変身した。
Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』では、変身解除の対策を終えた後の最終盤で登場し、ファントムクラッシャーと戦っている。


武装(プライムローグ)


  • ビルドドライバー
ジーニアスフルボトルをエボルの手品で消され、ラビットラビットフォーム時のダメージで変身解除した戦兎のものを使用。
これにより、メインライダー4人全員がビルドドライバーで変身したことになる。
Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』では、出処は不明だが別のドライバーを使用した。

  • プライムローグフルボトル*12
戦兎がローグの強化アイテムとして開発したフルボトル。
フルフルラビットタンクボトルと似た形状をしており、折り曲げることでワニの頭部を模した形となる。刺して回すとガブガブと鳴く
後々スクラッシュドライバーにも対応する予定だったようだが、初変身での戦闘における必殺技の打ち合い*13でダメージを受け破損してしまう。
その修復のために1ヶ月ほど時間がかかることを告げられ、最終決戦での再変身は叶わなかった*14


必殺技(プライムローグ)


  • プライムスクラップブレイク
黄金色のクランチャーファングを展開した両脚で相手に噛み付くように挟み蹴りを繰り出し、何度も噛み砕いて敵を吹き飛ばす。
クランチャーファングが巨大化した以外には変化が無さそうだが、よく見ると上記の通り噛み砕くように攻撃している。


余談

正体が判明するまでは前作の愛されこと仮面ライダーゲンム同様声が加工されていた。
特に第1・2話はエフェクトが強烈にかかっており、本放送時には「字幕が無いと何を言っているのか分からない」という声が出たほど。
それを受けてか、第3話以降はエフェクトが弱くなり、普通に聞き取りやすくなっている。
『ガンバライジング』でも当初は同じく声が加工されており、ただでさえ聞き取れないのに周りの環境も相まってプレイヤーは更に聞くのが困難だったがボトルマッチ2弾からは通常の声に変更されている。


テレビ朝日公式サイトではナイトローグとブラッドスタークは初登場時から「スマッシュ」で紹介が行われ、この時点では各部の詳細設定はページに記載されていなかった。
2人および使用武器のページが「ライダー」に追加され詳細設定が判明したのは終盤に差し掛かる時期の2018年7月だった。


YouTubeのバンダイ公式チャンネルにて配信の『仮面ライダービルド 変身講座』第2話「ナイトローグ編」では組織における彼の意外な一面が楽しめる。人呼んでファウスチューバー


スピンオフドラマ『ROGUE』では意外にも カラオケが趣味 であることが明かされた。
しかし惚れ惚れするほど音痴
同僚の布袋曰く「昔から悩みがあったらいつもカラオケ」らしい。
「布袋」で「氷室」…?


演じる水上剣星氏曰く、 「コメディリリーフが多い「ビルド」の世界を締めるには幻徳のようなシリアス担当が絶対に必要」 とのこと。しかしブラッドスタークに利用されたり出し抜かれたりするせいで失敗も多く、どこか憎めないところのあるキャラクターとなっている。主人公である戦兎の名前と某ゆるキャラにかけて 「げんとくん」 と呼ぶ人も。

ただし作中では正式に戦兎たちの仲間になるまでは一貫して(あらすじ除く)シリアスキャラとして描かれており、過剰なネタキャラ化を嫌うファンも多い。ファン同士お互いが不快にならないためにもそのあたりの線引きは注意しよう。
ちなみにコメディリリーフ化自体は脚本の武藤氏が最初に考えていたらしく、『変身講座』や『ROGUE』での天然なそぶりや作中の抜けてる部分はその断片だと思われる。本当の予定なら中盤から出してく予定だったが、あえて殺伐とした終盤の清涼剤にしたらしい。

再登場以降髪を下ろしているがこれは過去にアクションで乱れ前髪の垂れた水上氏の髪形が女性スタッフから好評だったからとの事。
因みに普段の水上氏の髪形は再登場以降のように下ろしている事が多い。



俺に追記や修正をする資質も資格もないことは自分が一番よく分かっている。俺にこの記事はまとめられない。

だが、その礎を築くことはできる!愛と平和のために…!


仮面ライダーは…不滅だ!!


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最終更新:2024年03月18日 21:12

*1 本人曰くこの職につけたのは親父のコネのおかげとのこと。化学のことはさっぱり分からないらしい。

*2 一応擁護しておくと直前まで執拗に質問する紗羽に対して非常に面倒くさそうな態度を見せているのであしらうための発言だったと思われる。まぁ、それにしても言葉選ばなさすぎだが。

*3 彼女は病弱であったため、たとえスマッシュ化を解除しようと「死」からは逃れられない。なお実際に指示したのはスタークで、極限まで感情を高ぶらせることで龍我のハザードレベルを上げようとした。

*4 実は影でスタークに助けられて生存しており、その後は難波重工に移籍する。第19話で再会した際に「あの時はああするしかなかった」と言われて表情を一瞬変えたり、第24話で幻徳に自分を仮面ライダーにしろと脅迫されても逆に土下座を強要した挙句笑いながら彼の手を踏みつけるなど、影武者にされたことを恨んでいると思わしき描写がある。

*5 数々の描写は『アマゾンズ』とはまた別ベクトルで、日曜朝にテレビで放送できるような物ではなかった。

*6 香澄のスマッシュ化にスタークが関与していたこと、御堂の正体が難波であること、難波がパンドラボックスを使って世界を支配しようとしていることなど。なおチップの件は戦兎の信号のプログラムを変更するという方法で解決した。

*7 とはいえ、特に戦兎や万丈達と関係は悪化してないので、彼らにも理解は得られていると思われるが。

*8 メタ的には本来『ビルド』の撮影はクローズで最後だったらしく、クランクイン2日前になって唐突に連絡があった為。

*9 ちなみに紗羽は2022年の『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス』に登場しているがこの際に指輪はつけていない模様。ひょっとしたら新婚ほやほやなのかもしれない。

*10 カイザーシステムの開発にはネビュラガスに加え、スカイウォール内部から発見されたバグスターウイルスが用いられているため、この点においてナイトローグ・ブラッドスタークは間接的に『エグゼイド』由来の技術を用いていることになる。

*11 このように衝撃の瞬間だけ硬化する物質をダイラタンシー流体と呼ぶ。水溶き片栗粉やカスタードクリームなどがその例。

*12 当初は名称が「プライムローグボトル」となっていた。

*13 ベルト付近にエボルテックフィニッシュによるパンチを打ち込まれた。

*14 そもそもその後に多量のネビュラガスを浴びてしまった為、たとえ間に合ったとしても戦兎は渡さなかっただろうが。