GUN BLAZE WEST

登録日:2017/09/27 (水曜日) 05:17:30
更新日:2023/10/12 Thu 12:37:28
所要時間:約12分で読めます




Wating for you

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Viu Bannse




GUN BLAZE WEST』とは、週刊少年ジャンプに2001年に連載された西部劇を題材とした作品である。
作者は前作『るろうに剣心』を大ヒットさせた和月伸宏氏。
全28話。単行本は3冊。後に文庫本が2冊刊行されている。

前作のるろうに剣心を大ヒットさせた和月氏であるが、終盤の「人誅編」は少年漫画としては暗く陰鬱な展開が多かった。
そして人誅編が終わった後に、人誅編とは打って変わりドンパチのアクション要素が激しい「北海道編」の提案を受けるが、
和月氏は「るろうに剣心のテーマは既に完結した」としてそれを却下。
そこでその北海道編の代わりとして、作者の"より少年漫画らしい作品"という意味を込めて描かれたのが、西部劇であるこの『GUN BLAZE WEST』である。
結局その後「北海道編」は描くことになるが。

だが、全28話で察せられる通り、所謂「二作目のジンクス」が当てはまってしまった打ち切り作品である。
連載開始前にわざわざアメリカ取材も行ったりもしていたが、当初の予定より連載時期が一か月早まってしまったため、
キャラクターの造形やストーリー展開の構成の推敲をしっかりと出来ぬままの見切り発車の状態で連載がスタートしてしまう。
そのせいもあってか『特徴と魅力が乏しい登場人物達』や『ガンマンなのにこれと言った理由も無く不殺をしてしまう主人公』、
挙句の果てに『西部劇にサイボーグ』と迷走が続き、支持を得られることなくそのまま約半年で打ち切りになってしまった。

このとき、小説家の友人にグチってたら「どういう理由だろうと自分が納得できない作品を世に出した時点でプロとしてダメだろ」言われてぐぅの音も出なかったと述懐している。
結果的にこの打ち切りは和月氏の創作姿勢に決定的とも言える影響を及ぼしており、
本作で得た着想やデザインなどは次回作である『武装錬金』に引き継がれ同じく打ち切りを食らってしまったものの
キャラの濃さや漫画としての高い完成度でるろうに剣心とはまた違ったコアなファン層を獲得するに成功した。
そのため、本作の失敗は決して無駄にはならなかった…と思いたい。


ストーリー

1875世紀、アメリカ・イリノイ州。そこに住む「ビュー=バンズ」は西部とガンマンに憧れる少年であった。
ある日、西部から逃げてきたガンマン「マーカス=ホーマー」と出会う。
ビューはマーカスから、腕に覚えがある強者のみが入ることを許される約束の地「GUN BLAZE WEST」の存在を知る。
やがて二人は意気投合し、共にGUN BLAZE WESTを目指そうと約束するが、やってきたアウトローとの決闘に敗れたマーカスは渓流に流され行方不明となる。
マーカスとの約束を果たすべく5年の特訓を経た成長したビューは、1880年にGUN BLAZE WESTを目指し旅立つ。


GUN BLAZE WEST

北米大陸の西の果てにあると言われる、強者のみが足を踏み入れることが出来るというガンマンやアウトロー達の間では伝説と称される約束の地。
その所在地はアメリカ大統領ですら知らない。
10年に一度、末尾がゼロの年である"ゼロ=イヤー"にアメリカ全土からGBWに強者が集まり、その中でも最強の者に史上最高の銃が授けられるという。
そこに行くためには各段階に様々なミッションが設けられ、そのミッションをクリアした者に渡される「サイン=トゥ=ウエスト(S.t.W)」がGBWへの通行証となる。



登場人物

-主要人物-
  • ビュー=バンズ
本作の主人公。14歳。西部とガンマンに憧れる少年。9歳の時にマーカスからGUN BLAZE WESTの存在を知りGBWを目指す。
9歳から14歳までの5年間で培った脚力と、後に会得する極限の集中力である「コンセントレーション=ワン」を用いてGBWに集まる様々な強敵と闘う。
ぶっちゃけ、シンプルなのが少年漫画の主人公らしいとは言っても非常に地味。しかも少なくとも前者は前作主人公が完全上位互換だし…
性格は熱血漢で猪突猛進。強敵と闘ってみたかったり、売られた喧嘩は買うなど如何にも少年漫画らしい性格。
武器はマーカスから預かったサイン=トゥ=ウェスト(S.t.W)が刻まれたコルト・SAA*1
最終回で甲冑男爵との闘いで破壊されるものの、試練を乗り越えた強者に認められ、虹色のS.t.Wの入ったブレードナイフ付きのリボルバーを得る。
少年漫画の主人公が拳銃という前作の刀以上に一撃必殺の武器を持ってしまったことが扱いにくかったためか、結果的に前作主人公同様に不殺をしてしまう描写が目立ち、そのせいでガンマンらしいバトル描写はあまりない。敵は殺る気マンマンでガンガン銃を撃ったりしてくるのに。
連載前の設定ではプロローグの戦いの影響で右目を失ってしまい、距離感が掴めない故に"接近戦(ショートレンジ)を得意とするガンマン"という案を考えていたが、小さな子供が失明するのは如何なもかということでその案は没になったとのこと。*2
最終回では、お互いに強くなってGBWで会うと約束した友のために、預かった銃と地図を道標として置いてGBWへと旅立った。

  • ウィル=ジョンストン
ビューと共にGBWを目指すこととなるバウンサーの少年。17歳。大学教授であった父親が研究していたGBWを目指す。S.t.Wのコンパスを持つ。
性格は理論的かつ慎重派。そのため猪突猛進のビューとはよく意見が分かれる。知識量も豊富で、アメリカ人でありながら戊辰戦争を知っている程の博識。
武器はロープと己の知恵。だが、ロープを用いた闘いの描写は少ない。
というより体力は人並み以上にはあるものの超人的ではなさそうだし、武装した上で殺す気でいる相手にただのロープ一本で戦うという無茶すぎる設定だったためか、
打ち切り直前の戦いでは過程が描かれず罠にかけた結果のみが描写されていた。
そのため、解説役とツッコミ役がメインである。いてもいなくても一緒じゃね?とか言わない。
連載が続いていたらビューと友情を深めるもののGBWへの勝ち抜きで二人が対峙し、互いに夢をかけて戦うというドラマが予定されていた。

  • コリス=サトー
こちらもビューと共にGBWを目指すことなる日本人の女性。本名「佐藤こりす」。19歳。
元々は会津藩の武家の娘であったが、戊辰戦争で日本を追われてアメリカに密航した同藩士族らに「面白そう」という理由でついてきた。
その後サーカス団の団長であるロドリゲスに拾われる。
性格はサッパリしており、面倒なことは嫌う反面、面白そうなことには躊躇なく飛び込む。GBWに行く理由も「面白そうだし」という理由。
武器は投擲ナイフと、劇中では未使用だがロドリゲスから貰ったS.t.Wのボウイ=ナイフ。
サーカス団で培った"技"の領域にまで昇華させた芸のおかげで、ビュー、ウィルよりも戦闘力が高く、彼女も極限の集中力である「コンセントレーション=ワン」が使用可能。
ちなみに、服装がどう見ても西部劇のそれに合わないヒラヒラ衣装だが、これは『カードキャプターさくら』を見た和月氏が「あーこーゆーヒラヒラ、一度かいてみたいなー」という理由でこうなったとか。
連載が続いていた場合、終盤に生き別れた家族と再会し日本へ帰る予定だったとのこと。
結果不完全燃焼に終わってしまった本作の中では最も人気が高かったキャラであった模様。


尚、上記の主要の3人は「北海道編」にてリボーンに相当するキャラが登場する。


-プロローグ時-
  • マーカス=ホーマー
プロローグであるビューが少年時代に出会ったガンマン。
10年前にGBWを目指し西部に向かったが、そこで自分の弱さを痛感し、以来何事にも逃げてきたヘタレで、彼を知る者からは"負け犬(アンダードッグ)マーカス"と呼ばれていた。
しかし逃げた先でビューと出会い、ビューの強さに憧れる純粋な姿を見て燻っていた感情が呼び覚まし、共にGBWに行くことを約束する。
約束を交わしたビューのことをフレンドと呼んで心を通わせていた。
だが、そこで現れたアウトローであるケンブラウンとの決闘で卑劣な策に嵌り敗北。
瀕死の中、ビューに自らの銃とGBWへ行くための地図の切れ端を渡した後、渓流に流され行方不明となる。その後死亡扱いされる。最終回で生存が判明する

  • ビル=ケンブラウン
プロローグでビューの町を襲撃した賞金首のアウトロー。
勝つためなら卑怯な戦法も平気で行う卑劣さと、役に立たなければ部下ですら容赦なく切り捨てる冷酷さを持つ。
マーカスと決闘した際は、卑劣な策を以てマーカスを打ちのめす。だが、マーカスの銃を預かり激昂したビューと戦った結果、敗北。
連載が続いていればケンブラウンの息子が、自称ビューのライバルとして登場する予定だったとのこと。

  • シィシィ=バンズ
ビューの姉で眼鏡で美人の小学校教師。独身。
両親が悪いガンマンに殺されて以来、銃に関わるモノが好きになれず、ビューがガンマンになることも反対していた。
マーカスに惚れられている。


-GUN BLAZE WEST参加者-
  • ガラリッパ
嘗て後述するロドリゲスの相棒だった男。20年前にロドリゲスと共にGBWを目指す最中、GBWのポイントと設定された小さな開拓村でアウトローの交戦に遭遇。
その時の恐怖により年齢も一気に老け込み、精神も狂って崩壊した。
20年後にGBW用の戦士として鍛え上げた息子二人(ウノ・ドス)を引き連れ、ロドリゲスを仲間に引き連れ再度GBWを目指そうしている。
結局は息子二人はビューとコリスに敗れ、自身も激昂したロドリゲスに殺される寸前であったが、何とか生き延びて逃げ出す。なおもGBWに行くことを諦めていない模様。しかし再登場する前に本作は打ち切りになってしまった。
武器はメキシコの帽子であるソンブレロの中に隠してあるアイアンシールドピストル。

  • J・J
西部開拓時代に「アウトロー・オブ・アウトロー」と呼ばれた実在のギャングである「ジェシー・ジェイムズ」本人。
劇中では本名で呼ばれることはなく、終始「J・J」名義である。部下にジムとマイラを引き連れている。
普段は飄々としており、本来は敵同士であるビューに対しても友好的に接したり、コリスを「レディ」として扱ったりと紳士的な面を見せるが、同時に底知れぬ恐ろしさも兼ね備える。
武器の銃自体は普通だが、鋼鉄製の弾丸はスパイラルパターンを刻んだ特注品である「ドリルロック」を使用。名前の元ネタはゲッターロボのゲッター2から。*3
生身の人間が打たれれば即死するほど強力だが、非常に高価な弾丸のため、使う程に財布の中身は悲惨なことに。
GBW目指す理由は"無いものねだり"とのこと。結局それが何だったのかは不明。和月氏としてもいつの日か描きたいテーマの一つでもあるとのこと。
キャラクターの立ち位置としては、「強いマーカス」と言うべきビューに成長を促す最強のライバルとして立ちはだかる予定だった。

  • サージ・サンダーアーム
GBWを目指すガンマンで、その正体は大統領命令でGBWの正体を探るために派遣された軍人。
南北戦争で本来なら英雄と称される程の戦果を挙げたが、あまりにも残虐過ぎたために英雄と呼ばれることはなかった。
表向きはピーターズバーグ包囲作戦で左半身が崩壊し死亡扱いされたが、その左半身に試作実験兵器を搭載したサイボーグと化し、アメリカ初の"超人兵士"として蘇る。
いくら打ち切りが濃厚な時期に登場したキャラとは言え、どう考えても出る漫画を間違えている。*4
左腕は鉤爪、小型大砲、火炎放射器、スタンガンを備えた巨大なガントレット、左足の中にはロケット=キャノン、左目には信号弾を備えている。お前はどこの極道兵器だ!?
GBWの案内役である甲冑男爵と闘い、始めこそ優勢に立っていたものの、最後は男爵の圧倒的な力の前に完敗する。
元々はビュー達の仲間として登場し、その生き様と死に様がビューが抱く強さへの過度な憧れを諫める反面教師となる予定であったが、
作品が打ち切りになったため、このような形で登場した。


案内人
  • 甲冑男爵(アーマーバロン)
10年前のGBWの勝者で、その力を認められて今年のGBWの第一の案内役に信任された、星十字財団の若き筆頭。
GBWから賜った如何なる攻撃も受け付けない唯一無二の鎧「ジークフリート」を常に纏い、背中に装着されている「ガン・ザック」による爆発的な推進力を用いて、自分自身を巨大な弾丸として突撃させる。
本作が打ち切りの憂き目に遭ってしまったため事実上のラスボスであり、その実力は確認できる中では作中最強の存在である。男爵様は無敵です!!!
暴力に奢る者達を唾棄する一方、真正面からの闘いを望む者に対しては、たとえ実力差が歴然でも手加減一切無しに応じるなど、騎士道精神を体現化したような男である。
ビューとの一騎打ちでは終始圧倒的であったが、ビューの「コンセントレーション=ワン」による超速連続射撃により、結果は引き分け。
だが、自身のプライドが許さないとして、本人は敗北を認め、ビューに虹色のS.t.Wの入ったブレードナイフ付きのリボルバーを渡す。

和月氏曰く、上記のように前述のサンダーアーム共々「どう見ても西部劇のキャラじゃない」と読者から多くのお叱りの言葉を頂いたらしい。当たり前だ*5
和月氏の次回作である『武装錬金』に登場した全身甲冑(フルプレートアーマー)の武装錬金である「破壊男爵(バスターバロン)」のデザインは、甲冑男爵を再利用としたもの。
尚、武装錬金も打ち切りを食らった作品のため、和月氏は「男爵が出ると作品が終わる」と自虐していた。
ついでに構想されていた男爵の仲間「デューク・ザ・パピヨン」の素敵スーツ*6を着込んだパピヨンも爆誕している。

  • バッファローライダー
GBWの第二の案内役。色黒のネイティブアメリカンで、巨牛を操る伝説のクライバンダ族の戦士で、非常に巨大なバッファロー「スーパーワイルド」に乗っている。
登場したのが最終回のため、詳しいことは不明。
良く見ると両腕に持っている武器の形状が、まんまゲッターロボのゲッタートマホーク。


その他登場人物
  • "ターゲット"ケビン
セント=ルイスで悪徳商法を行っている酒場「ベラドンナ」に雇われているガンマン。心臓部に三十丸の的をペイントしていることからその名で呼ばれる。
武器は通常のショットガンと、十二連ショットガン。
非常に分かりやすい程のヒャッハーな性格と、ベラドンナで行われている非合法のデスゲームで全戦全勝してるからセント=ルイス最強を自称しているなど、小物臭が半端じゃない。
ベラドンナで行われたデスゲームでは実質ビューに負けているし、ウィルのロープ裁きで四肢の骨を砕かれたりと絵に描いた様な噛ませ犬。

  • ロバート=ロドリゲス
コリスが所属するサーカス団の団長である黒人の巨漢。コリスの育ての親。
今でこそサーカス団の団長であるが、嘗ては"西部の怪人(ウエスタン・ファントム)"と称され、甲冑男爵からもその実力を認識される凄腕のアウトローという過去を持ち、本気を出せば弾丸を避け拳で岩をも砕く超人。
コリスが会得している「コンセントレーション=ワン」は、元々はロドリゲスの技能である。

20年前、相棒であるガラリッパと共にGBWを目指していたが、GBWのポイントとして設定された小さな開拓村が、サイントゥウェストを求めて押し寄せたアウトロー同士の闘争に巻き込まれ、何の罪もない住民が虐殺されるという凄惨な事態を目の当たりにする。その一件以来、GBWがもたらす"負の側面"を強く自覚してアウトローとしての暮らしから手を引いている。
そのような経験から、ビューにGBWへ行くことを諦めさせようとする一方、これから悪徳と暴力が支配するGBWで生き抜くために必要な「コンセントレーション=ワン」を会得もさせようともしている。
嘗ての相棒であるガラリッパから再度GBWを目指すよう勧誘されるが当然拒否。
そしてガラリッパがコリスとビューを傷つけたことに対し激昂しガラリッパを殺そうとするが、コリスの制止とビューの説得に諭されて正気を取り戻す。
GBWを目指し離れるコリスに、嘗ての自分のサイン=トゥ=ウエストのボウイ=ナイフを与える。
デザインの元ネタはX-MENのビショップ。

  • 甲冑軍団
甲冑男爵が第一の試練として参加者に闘わせた私兵団。
彼らを倒してS.t.Wが刻まれたアイテムを入手しなければ第二の試練に参加することは許可されない。
一人一人の実力も高い上、着こんだ甲冑は並みの弾丸は一切効かないため、多くのアウトローがこの時点で脱落した。
だが、この第一の試練を突破できない者が以降の試練を突破することは不可能とのこと。
最終的にこの第一の試練を突破出来たのは、ビュー達を含め合計12名であった。


用語

  • ゼロ=イヤー
10年に一度、GBWが開催される末尾がゼロの年を差す。

  • ポイント
ゼロ=イヤーの中間である7月1日に、GBWから派遣された案内人が現れる西部の町や村を差す。
大会毎にポイントに指定される場所は異なり、その地から始まる各試練を突破した際に貰えるその年用のサイン=トゥ=ウエストを持つ者にのみGBWへの進む道が示される。
当然ながらポイントに指定された場所にはGBWを目指す多くのアウトローやガンマンが押し寄せるため、そこで様々な不幸も起きてしまう。

  • サイン=トゥ=ウェスト(S.t.W)
GBWへ行くための通行証。ゼロ=イヤー時に作成され、拳銃やコンパス、ナイフといった様々なアイテムに刻印されている。
ゼロ=イヤー毎にS.t.Wの色が異なっており、その年に設定された色以外のS.t.Wは通行証としての効力は持たず、ただの記念品になる。

  • コンセントレーション=ワン
「集中した一瞬」と言われる、極限の集中力。
集中力を瞬間的に最大に高めることで、動作ではなくその前の"認識"の段階で、速度と精度の向上を図る技能である。
発動すると、瞳孔が収縮し、銃弾をかわしたり、超速での連続精密射撃も可能となる。
劇中では、ビュー、コリス、ロドリゲスが発動可能。


余談

もしも連載が続いていれば、るろうに剣心の相楽左之助も登場させる予定だったとのこと。
実際、るろ剣の後日談である『春に桜』で左之助から手紙だと、亜米利加(アメリカ)欧羅巴(ヨーロッパ)亜剌比亜(アラビア)に渡ったと記されており、
時系列もるろ剣が1878年で、GBWが1880年のため、日本を離れた左之助がその後アメリカに渡ってGBWに参加するという流れであったと思われる。
結局打ち切りのため、そのクロスオーバーは叶わなかった。
ただし、るろ剣北海道編の第4話にて左之助が亜米利加に行っていた事を語っているため、今後の北海道編で本作の設定が流用される可能性も無くはない。

また和月氏は前作のるろ剣連載終盤に「RISING ZAN THE SAMURAI GUNMAN」という西部劇をモチーフにしたバカゲーを大変気に入ったため、西部劇である本作がこのゲームの影響を受けた可能性は高い。













夢見た場所で待っている-----

ビュー=バンズ






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最終更新:2023年10月12日 12:37

*1 コルト・シングル・アクション・アーミー

*2 また、連載を開始する前に尾田栄一郎氏から「ONE PIECE」のロロノア・ゾロが隻眼になるという旨を聞いていたため、ネタ被りになってしまうから辞めたことも後年の和月氏と尾田氏の対談で述べている。

*3 氏は単行本などでI LOVE GETTER と公言したり、自作のキャラをゲッター2の擬人化として描こうとした程のゲッターロボのファン。

*4 ただ、氏の前作にも時代設定を完全に無視したパワードスーツが登場していたため、このキャラだけが時代錯誤甚だしい、というわけでもないが…

*5 ただし、上記のコリスと1,2を争う人気の高いキャラでもあったとフォローしている。

*6 和月氏曰く「だたの変態さんだコレ」