バーサーカー(DQ)

登録日:2017/09/24(日)09:53:00
更新日:2024/01/21 Sun 20:01:28
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バーサーカーとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスター。
に登場する。
亜種にはくびかりぞく、3DS版Ⅶのトクベツなモンスターとしてとうぞくこぞうとデスパイレーツが存在する。

外見的には魔物というより顔面が黒くてを振り回す野蛮人のように見える。
何故か服装が主人公に似てる。
昔のドラクエ4コマではきりえれいこの描く敵味方構わず暴れ回る姿が有名だった。

ゲーム中でもその高攻撃力や痛恨の一撃、強烈な特技「みなごろし」の存在から厄介な相手。
幸い防御やHP、耐性は貧弱なため、対面した時は特技や呪文をフル活用して先に片付けたい。
また残りHPが少ない時に遭遇すると悲惨なため、こまめな回復を心がけよう。


…と言いたい所だが、本編では意外と地味なモンスターだったりする。

まず「みなごろし」はから登場した特技であり、Ⅱの時点では通常攻撃オンリー。
その攻撃力も過去の敵よりは高いものの、ザキ系以外に耐性がないため呪文で容易に倒せる上、同じロンダルキアの洞窟に登場するハーゴンのきし、ドラゴン、キラーマシーン(当時は「マシーン」)が強すぎて空気。
…というか、脳筋ぶりや呪文への耐性で劣るのは仕方ないにせよ、なんと通常攻撃の火力ですら上記のモンスターに完敗しており、痛恨の一撃や高回避率、2回攻撃といった直接戦闘で有利な能力も奪われている始末。
もはや名前負けどころか存在意義が不明な状態。

Ⅶではレブレサック地方と魔物の岩山に登場。
「みなごろし」を習得し、メダパニとマヌーサに耐性を持つ。
しかし、攻撃系の呪文や特技への耐性が皆無なのは相変わらず。
しかも過去作よりパーティの火力がインフレしているため、先手さえ取られなければ問題なく倒せてしまう。

なお、本作ではモンスター職への転職も可能であり、バーサーカーは初級モンスターの1つという位置付け。
成長がやや遅めで身の守りも下がるが、力と素早さに優れ、職業レベルに伴い回避率も上昇する。意外なことにMPは下がらない。
覚える特技は「しっぷうづき」に「かえんぎり」「さみだれけん」と剣技が充実している。
PS版では最後に「みなごろし」を覚えたが、3DS版では敵専用技となったため、覚える技が「しんくうぎり」に変更されている。
もっとも、「まじんぎり」がある中であえて「みなごろし」を使う必要性は薄いが。

Ⅷではサザンビーク領西に出現。
通常攻撃と武器を振り回す強化攻撃を行う
メダパニやおたけびに耐性を持つが、ザキやラリホー、マヌーサ、攻撃呪文への耐性は紙。
敵の中でも対処しやすい分、3DS版でスカウトモンスターとして使う際も極めて地味な存在。
三角谷では善良なバーサーカーが出迎えをしてくれるという意外な場面もある。


トルネコの大冒険シリーズでは狂戦士としての本領を発揮。
2から登場し、トルネコだけでなく仲間のモンスターにも手当たり次第に攻撃を仕掛ける。
モンスターを倒すとレベルアップするため、いざこちらに向かってきた際に危機に陥ることになってしまう。
これ自体はシレンのキグニ族等も同じ特徴を持つが、こちらは倍速1回攻撃や壁破壊能力まで加わっている。
モタモタしていると思わぬ場所から成長したバーサーカーが現れ、一撃で葬られてしまうことも。
特にレベルがカンストの9になると、どんなに頑強な盾だろうが、それこそロトの盾+99とかでもなければ一発で致死ダメージを与えて身体ごと一瞬でこっぱみじんになってしまうので、野放しは絶対にしないように。

そのパワフルさとクレイジーな挙動、いつ襲いくるかわからない恐怖感はバーサーカーの名に相応しい。

また何故かゾンビ系に分類されており、倒されると一定確率で墓を残し、他のゾンビ系による復活も可能。
外見的にゾンビの要素が見当たらないため、純粋にゲームの難易度を上げるための設定なのだろうか?
ちなみにコイツ自身は上述の通り好き勝手に暴れるだけであり、他のゾンビ達の蘇生には全く協力しない。それどころか起こしてくれたゾンビすらも殴って墓に入れる恩知らずである。

なお、神父や教会の十字架には天罰も恐れず攻撃するが、最強の店主であるガーゴイルには全く攻撃しない。
同種同士でも殴り合うのでレベルが上がったバーサーカー同士で決戦が行われることもある。

3では他のモンスターと同じくポポロにより仲間にすることが可能。
……が、その暴れっぷりは一切治らず、ポポロや他の仲間モンスターにも容赦なく攻撃してくる。
会話すらまともにできず、敵モンスターと同じようにこちらから普通に殴って攻撃できてしまう。

もはやまともに連れて歩ける存在ではない。
レベル99まで成長するが、とてもそこまで育てる気にはならないだろう。

しかし、こんなバーサーカーにも便利な活用法が存在する。
仲間のバブリンやポムポムボム(シレンで言うマゼルンや怪盗ペリカン系)にアイテムを飲み込ませ合成した後、彼らを倒しアイテムを回収するのに使えるのだ。
殴られた仲間モンスターはバーサーカーに反撃しないことと、用済みになった仲間モンスターは「冒険から外す」ですぐ消滅させられるのが功を奏している。

少年ヤンガスでは身内を殴ることがなくなり、普通のモンスターに。
仲間モンスターとしては守備の伸びづらさが難点だが、成長が早い上、8つの特技を習得可能と優秀な戦力となる。

ドラゴンクエスト モンスターバトルロードでは第1章から登場している。
使う技は「かぶと割り」と「ギガスラッチュ」。
前者はⅧと同様、敵1体を攻撃し、守備力を下げる事がある。後者はあの「ギガスラッシュ」を真似た技。雷属性の全体攻撃。勇者に許可取ったんか?
また、シャーマン、くさった死体と組む事で「ゾンビパウダー」という必殺技が使える。
シャーマンが出したパウダーでくさった死体を暴れさせて攻撃させる…のだが、その隙にバーサーカーがこれを勝手に使ってしまう。この時のバーサーカーがかなり怖い。

双葉社版ゲームブック ドラゴンクエストⅡでは上巻の強敵として登場する。
上巻ではローレシアの王子が一人で旅をする事になるのだが、バーサーカーは2匹で、ドラゴンフライ5匹と同時にというすさまじい状況で出現する。もちろん強敵なので、王子のレベルが上巻の最大値でなければ、戦っても自動的に敗北してゲームオーバーになる。
ちなみに本文では何故か、武器が斧ではなく「岩も砕く棍棒」と説明されている。だが挿絵を見ると、原作通り斧とを装備している上、2人ではなく5人いるのが確認できる。


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最終更新:2024年01月21日 20:01