揚げパン(給食)

登録日:2011/09/21(水) 23:50:46
更新日:2024/01/21 Sun 23:06:59
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揚げパンとは、給食の人気メニューの一つ。


▽目次

概要

要はパンを揚げたもの。そのまんまである。
一般的には後述の様に更に甘い味付けをしているものが多く、種別としては菓子パンの一種となる。

生みの親は大田区嶺町小学校勤務の篠原常吉で、1952年のインフルエンザ(流行性感冒)で病欠した児童用に硬くなったパンを調理して届けたのが発祥とされている*1
そして、高度経済成長期を迎えるまで多かった欠食児童のために、安価でカロリーを稼げる料理として1960年代に全国へ広まったらしい。
…だが、飽食が問題視されて久しい現代だと、学校によっては出ない……かもしれない。
ちなみに100g当たりだと336kcalで、347kcalのあんドーナツよりカロリーは僅かに低いようだ(出典:http://calorie.slism.jp/200845/)。


種類

基本的な揚げパンだと、パンの上には砂糖と共にきな粉などがまぶされており、揚げたパンの風味とマッチして非常に美味しい。
きな粉の代わりにシナモンパウダーココアパウダーが掛かっていることも。
なお、青大豆を使用したうぐいす粉(青きな粉)を載せたものはウグイスパンとも呼ばれる。
ただし地域によっては抹茶など別の緑色食材を使用している場合もあるそうな。

パンにも種類があり、
  • 食パン型
  • ツイストドーナツ型
  • アンパン、まん丸型
  • 細長いコッペパン型
が主なフォルムである。
給食だとコッペパン型が多いかもしれない。

また
  • プレーン
  • チョコ
  • 抹茶
  • ミックス
など、パン自体にも味がある事も。


作り方としては、焼いた完成品のパンを後から油で揚げる方法と、練った生地を熱した油の中に直接搾り出して揚げる方法との2種類がある。
但し後者は、日本では揚げパンに含まれているが、外国ではむしろドーナツの一種として扱われる事が多い模様。
当然ながら、上にまぶす砂糖や粉類は後乗せである。



余談

コンビニ・スーパー・ミスタードーナツ等で幅広く販売されているドーナツと違い、きな粉などが乗った揚げパンを、給食以外で目にすることは殆どない。
そのため大人になってまた食べたい物の中に必ずと言って良いほど「給食の揚げパン」が挙げられるという。


パンである以上、食べる際には手で掴んで頬張る事になるが、その際に
  • 手が汚れる
  • 口の回りまで粉まみれになり、他のおかずを食べる際に味が混ざる
といった弱点も存在する。

先割れスプーンなどで一口大に切り、被害を最小限に押さえようとした者もいるだろう。
まあ、美味しい物を食べたいなら多少のリスクは関係ないという意見もあるかもしれない。

また、手を汚さずに食べられるよう、袋に入ったものを配給している学校もある。




追記・修正は、皿に着いた粉まで全部食べてからお願いします。

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最終更新:2024年01月21日 23:06

*1 給食の献立として記録に残るのは1954年6月18日