ディープ・マリーン(デュエル・マスターズ)

登録日:2017/09/10 Sun 22:44:44
更新日:2024/04/08 Mon 10:50:26
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この世界の全ては仮初めの夢。

そう思ったことはないか?




ディープ・マリーンはデュエル・マスターズの種族である。

概要


不死鳥編から登場している水文明と闇文明に所属する種族で、グランド・デビルサポート種族

種族名は「Deep marine=深海」という意味を持つ。
命名ルールから考えると、暗黒が広がる宇宙を見せる夜空を暗い深海に見立て、そこに光って見える星をイメージしたのか。
大昔は星を化け物や悪魔と考えていた思想もあったし、そう考えると色々と意味が見えてくる。

命名ルールは星座の名前や星座を構成する星々で一番明るい星の名前にしているという特徴がある。
後に登場したエイリアンとは命名ルールが被る。

多種族の冠詞は「深塊」が基本。他の血と混ざったことで「複数種族の塊」になったってことか。
進化クリーチャーは存在しないため、進化クリーチャーの命名ルールは不明。

背景ストーリーでの設定としては、種族の出生の経緯が良く分からないという設定を持つ。
一説では滅びの道に向かっていた種族が生き残りを賭けて合体したのではないかという話がある。
転生編のカタストロフィー後の世紀末を生き延びるために旧種族の苦肉の策だったのだろうか。

ディープ・マリーンがグランド・デビルと共存しているのは、それが彼らにとって最良の道だからとのこと。
上述の説が正しいならば、他種族を取り込むことを好むグランド・デビルと近い性質と言えるため、色々と生態も近いのだろうか。

種族としてはグランド・デビルと関連する能力を持ち、ドロー効果などに長けたクリーチャーが多い。
少しでも派手な要素のある能力を持つクリーチャーはなく、完全にグランド・デビルに依存している連中が殆ど。
他の不死鳥編サポート種族と比べてみても、群を抜いてサポート一辺倒なイメージが強い。
また、不死鳥編時期のグランド・デビルの中には、ディープ・マリーンを対象とした能力を持つカードも少なからずいた。

不死鳥編以降の扱いは悪く、ただでさえ不遇な不死鳥編サポート種族の中でも頭一つ抜けて不遇な状態にある。

不死鳥編の直接の続編である極神編で少し出番があった程度で、後は影も形もないレベル。
共存関係のグランド・デビルはフィーチャーの機会があったのに対し、こちらに日の目が当たることは殆どなかった。
エピソード1における不死鳥編サポート種族を持つエイリアンサイクルですらハブられた。
最近ディープ・マリーンを見る機会があったのは、エピソード3で再録された悪魔提督という……。
新章デュエル・マスターズでは久々に新規登場するが、バニラカードだった。

僅かに単体としての性能や独自の見た目を持つカードがいた他の不死鳥編サポート種族と比べると、性能でも見た目でもグランド・デビル側に寄りすぎたのがいけなかったか。
それにエピソードシリーズのハイブリッド種族の再フィーチャー時でも、サポート種族は例外なく無視されたのも痛い。

しかし、扱いの冷遇さに反してこの種族のグランド・デビルデッキでの投入率は未だに高い。
理由としては一部のカードのドローソースとしての性能が相当優秀で、グランド・デビルデッキでのドロー担当を任せられるためである。
また、グランド・デビルの再フィーチャーでの強化は闇に偏っており、ドローソースとなり得る新規カードが出せなかったのも多少影響していると思われる。

この種族の再録機会が殆どないことで、グランド・デビルがフィーチャーされても、種族デッキの構築難易度を下げられていない節すらある。
実際にエピソード3におけるグランド・デビルフィーチャー時にディープ・マリーンの再録がなかった事実は、一部の層に落胆の声を上げさせた。

その影の薄さから、デュエチューブというDM公式のYoutubeチャンネルでは、種族名を「ディープ・マーリン」と間違えられてしまったこともある。

サポートへの徹底っぷりが良い方面にも悪い方面にも働いている種族と言えるかもしれない。


主なカード


メディカル・アルナイル 水文明 (2)
クリーチャー:ディープ・マリーン 1000
自分のグランド・デビルが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。

グランド・デビルをモヤシにしてしまうサポートカード。

軽い・速い・死にやすいのグランド・デビルを最大限活かしてくれる有能なカード。
地味にモヤシ追加が任意になっているという細かい気配りがされている珍しさにも注目。

自身の除去耐性が低いのが多少の難点ではあるか。

スナイプ・アルフェラス 闇文明 (3)
クリーチャー:ディープ・マリーン 2000
自分のグランド・デビルをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
自分のグランド・デビルが破壊された時、自分の手札を1枚捨てる。

グランド・デビルの動きに応じてドローとデメリットを作動し続けるサポートカード。

ドデビルは軽いので、序盤からドローを活かしやすい。
デメリットも悪魔提督などとの組み合わせでメリットに転じられるなど、悪だくみに使いやすい。

グランド・デビルデッキでは必須に近いカードとして見られているが、再録されていないという事実が辛い。

アイズ・カノープス 水文明 (3)
クリーチャー:ディープ・マリーン 2000
スリリング・スリー:グランド・デビル(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。表向きにしたグランド・デビル1体につき、次のT3能力を1回行ってもよい。その後、表向きにしたカードをすべて、好きな順序で山札の一番下に戻す。)
T3-相手のシールドを1枚見る。それを持ち主の墓地に置いてもよい。そうした場合、相手は自分自身の山札の上から1枚目を裏向きのままシールドに加える。

DM-21におけるハイブリッド種族を参照にするスリリング・スリーの一枚。

スリリング・スリーが成功した数だけ相手のシールドを見て、それを墓地に置けば山札から新しいシールドを加えさせるという独特な能力を持つ。
アドバンテージは得られないが、シールドに何かを仕込んで動くようなデッキには非常に刺さりやすい。
後に登場したシールド・プラスや城に対するメタカードとしても機能するようになった。

悪魔提督アルゴ・バルディオル 闇文明 (7)
クリーチャー:グランド・デビル/ディープ・マリーン 5000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からグランド・デビルとディープ・マリーンをすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。
相手のターン中にこのクリーチャーが手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。

DM-21の提督サイクルの一枚で、サイクルの例に漏れずハイブリッド種族に加えてサポート種族を持っている。

能力としてはグランド・デビル及びディープ・マリーン限定の手札補充とマッドネスが可能。
グランド・デビルやディープ・マリーンは能動的にハンデスが可能なので、提督サイクルの中では一番マッドネスを活かしやすい。

ちなみに、今のところ最近姿を見せた唯一のディープ・マリーン。
不死鳥編を知らないエピソード3のユーザーは伏せ持つこの種族を見て、グランド・デビルに重要な種族だと初見で気が付けたろうか。

深塊機士ガニスター 水文明 (3)
クリーチャー:キカイヒーロー/ディープ・マリーン 2000
自分の光のクリーチャーと闇のクリーチャーを召喚するコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。

DM-24における友好色コスト軽減サイクルの一枚で、同じサポート種族のキカイヒーローを伏せ持つ。

白青黒で構成されているようなデッキには投入が考えられ、地味に頼りにしやすい一枚。
同じコスト軽減持ちの《電脳封魔マクスヴァル》と比較されやすいが、デッキ次第で住み分けか。

深塊剛勇アングラ・グレープ 闇/自然文明 (4)
クリーチャー:ディープ・マリーン/ワイルド・ベジーズ 3000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーが破壊された時、自分の他のクリーチャーを1体墓地から手札に戻すか、自分の山札からコスト3以下のクリーチャーを1体選んで相手に見せてから手札に加え、その後山札をシャッフルする。

DM-26のpig持ち敵対色サイクルの一枚。

破壊された時に墓地回収かコスト限定の山札からのサーチかを選択可能。
サーチ能力の範囲の狭さと地味に即死できないパワー設定が微妙な所である。

発光するブドウで深海にある遊園地のガードマン」というコンセプトでイラストが描かれた面白いカードだったりする。






アニヲタWiki(仮)がどのようにして生まれたのかは定かではない。
一説では滅びの道にあったWiki篭りが追記・修正を賭けてその記憶を合体させたとか。

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最終更新:2024年04月08日 10:50