プリミティブ(ウルトラマンジード)

登録日:2017/08/17 (木) 12:27:48
更新日:2024/01/31 Wed 23:21:13
所要時間:約 27 分で読めます






融合(You go)

\シュワッ!/


I go!

\ゼェェェッ!!/


ヒア・ウィー・ゴー!!



フュージョンライズ!!



決めるぜ! 覚悟!



ジィィィィィィィィィィド!!



ウルトラマン!  ウルトラマンベリアル!


画像出展:ウルトラマンジード(2017年7月8日~) 第1話「秘密基地へようこそ」より
@円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会


ウルトラマンジード!


プ リ ミ テ ィ ブ !




プリミティブとは、特撮ドラマ『ウルトラマンジード』に登場するウルトラマンジードのフュージョンライズ形態のひとつである。
DCDゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』における属性は『力』



◆≪スペック≫◆


身長:51m
体重:4万1千t
飛行速度:マッハ5.5
走行速度:マッハ2
水中速度:マッハ1.5
地中速度:マッハ1.5
ジャンプ力:750m
腕力:10万t
握力:6万t

宇宙空間では超光速で飛行する。
(『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK』第15号より)


◆≪概要≫◆


主人公・朝倉リクが『ウルトラマン』と『ウルトラマンベリアル』のウルトラカプセルを装填ナックルにセット後、
ジードライザーでリードすることによりフュージョンライズした姿。
「プリミティブ(primitive)」とは、「原始的な、素朴な、幼稚な」という意味を持つ。

ぐんぐんカットは、リクの全身にウルトラマンとベリアルの姿が重なった後、
レイブラッド星人の力に魅入られる前のベリアル(アーリーベリアル)の顔が浮かび上がり、両目が輝くことで赤紫の空間に変化。
中心に光が迸りプリミティブが出現、ベリアルの鋭く吊り上がった両目が浮かび上がった後、周囲が渦巻く黒と紫の禍々しいオーラとなり、
赤紫の稲妻が交差する背景で、そこから逃れようとプリミティブが右手を伸ばす……というもの。
前作フュージョンアップや他のフュージョンライズのぐんぐんカットと比べるとオリジナル色が強いものとなっている(強いて言えば初代マンの赤背景くらい)。

なお、冒頭にも書かれているジードライザー使用時の台詞は、リクが幼少期に見た爆裂戦記ドンシャイン
主人公・ドンシャインの名乗り「ドン! シャイン! ヒア・ウィー・ゴー!!」から。

基本形態であり、同時にベリアルの要素をもっとも強く現した状態でもある。
そのためかこの形態のみ、変身時のコールや変身後の掛け声に、リクの声に重なるようにベリアルの声が被さる演出が見られる。
両目にはリクの精神的コンディションが反映されており、フラットな状態では青、バランスを崩すにつれて赤に変わっていく。
これが極まると暴走状態に陥り、ウルトラマンとしての声がベリアルのそれに入れ替わる。こうなるとレッキングバーストも赤一色になるなど、ウルトラマンの要素が消えてベリアル寄りの状態になる。
本編ではベリアルに洗脳されかかった時や、仲間を倒されて怒りに呑まれた時にこの状態となり、両目が完全に赤に変色。「ベリアルの息子」らしさがより際立っていた。

これらの現象はオーブのサンダーブレスターの初登場時にも見られたこと、そしていずれも精神のバランスが崩れていたことから、ベリアルの力に由来するレイオニックバーストに近い現象だと考えられる。
なお、オーブが他人由来の力ゆえにべリアルの力を持て余して制御不能に陥っていたのに対し、こちらはジード自らの暴走に自分(の父親)由来の力が同調している。


◆≪特徴≫◆


スピード・体力など、全ての能力のバランスが取れた基本の形態で、ジャンプしただけでビルからビルをまたぐほどの距離を見せる。

リク自身が戦闘の素人だったこともあり、戦闘スタイルは若干未熟で粗削りなものだが、未熟なりに力の限りぶつかっていくものとなっている。

握り拳を作らず、両手を広げたまま爪を突き立てるような構え方で、
全力で飛びかかってはタックルやジャンプニーキックを繰り出し、怪獣の顎を掴み上げてローキック、
ジャンプした勢いでドロップキックを繰り出し、怪獣の背後に飛び込んで力任せに広げた掌を叩き付ける…
と、いう風に獣のような勢い任せの荒々しい攻撃を行う。
これはウルトラマンとベリアルに共通するファイトスタイルが由来と思われる。*1

地面に着地する際にも、広げた両の掌と両足を地面に叩き付け豪快な土砂を巻き上げる描写もあって、まさに野獣のごときスタイルと言える。
その反面、ダークロプスゼロのようなロボット怪獣に対しては、蹴っても殴っても硬い装甲で自分を痛めつけるため相性が悪い。


容姿は全体的に銀色のボディをベースにしており、ウルトラマンの要素が強い。
しかし、全身にはが入り混じったライン、両腕から伸びたヒレのような突起が目を引く。
特に、サメのような曲刀状のトサカ部、そして斜めに吊り上がった青い瞳にせウルトラマンベリアルを思わせる。
また、胸部にはジードライザーのランプ部に似た、丸みを帯びた長方形のカラータイマー以外にも、
ベリアルの爪にも似た鋭角状のシンボルが施されており、どこか禍々しい印象も与えている。

良くも悪くもマンのデザインとベリアルの凶悪な意匠が組み合わさったシンプルなデザインと言える。
同時に背面に代表されるようにベリアルの黒の要素も混ざった模様自体はシンプルなデザインに対してかなり複雑。

ジード世界の地球において、ベリアルは6年前に起こった災厄『クライシス・インパクト』の張本人とされており、
ジードの初陣ではその姿を見た人々からベリアルの再来のごとく恐れられ、
初戦闘の勝利時にもベリアルの恐怖を知らない子供達以外の人々から素直に喜ばれない結果となった。

本来の姿ではなくあくまで変身形態の一つであるが、フュージョンライズの際は可能な限り必ずこの形態から入ること、
他のフュージョンライズ形態でダメージが蓄積するとこの形態に戻ることから、基本形態に位置していることがわかる。
つまり、

ジード素体(≒ウルティメイトファイナル)⇔プリミティブ⇔各種フュージョンライズ形態

という関係になっている模様。


◆≪使用技≫◆


レッキングバースト

腕に集中させた光子エネルギーを腕を十字に組んでスパークさせて放出するプリミティブの主力にして最大の必殺光線。
使用時の体全体の構えのポーズは腰を低く落とした姿勢であり、初代ウルトラマンのスペシウム光線に近いが、
これまでのシリーズにおける必殺光線の構えと異なり、指がピンと伸びきっていない、ややだらけた形になっている。
発射のチャージの際、地面に向け両手を前に交差することでの光子エネルギーがプリミティブの全身に行き渡り、
頭上へ突き上げることで全身が眩いばかりに輝き雄叫びを上げながら左右に広げると、
全身から赤黒い稲妻が飛び散り目がビカビカに発光するという異様に禍々しい光景が広がる。

全身の赤いラインが発光した後で腰を低く落として右脚を引くことで発射。
光線の形状もスペシウム光線をベースにこれまたデスシウム光線にも似た赤黒い稲妻が飛散する。ただし前述の暴走状態だと光線が赤一色になる。
詳しくは個別項目を参照。


レッキングリッパー

両腕を水平に広げ、光子エネルギーをカッター状の衝撃波として飛ばす。
レッキングバーストより威力はかなり低いが、速射性に優れている。
元ネタはカイザーベリアルの設定のみ存在する技「カイザーベリアルリッパー」。


ジードバリア

前方に円状のバリアを展開し、敵からの攻撃を防御する。
レッキングバーストに似たエフェクトであるためこちらもやや禍々しい印象を与える。
基本形態の技でありながら破られたことはほとんど無い。


レッキングロアー

両腕を交差した後、口から超音波を発して攻撃する。


ジャンプニーキック

プリミティブの得意技。読んで字のごとく飛び膝蹴り。
どんな敵にもとりあえずこれで攻撃する。
有効打になった回数自体は少ないが、使用回数が多いため印象深い。


ジードマルチレイヤー

最終回でウルトラマンキングの導きによって発現された切り札。
ウルトラカプセルの力を引き出し、その時点で使用可能な全フュージョンライズ形態に分身して戦う。
ちなみに分身した各フュージョンライズも別個に意識を保っている。恐らくはリク自身のそれと同じなので、言ってみれば「異体同心」というべきか。
正確にはジードというウルトラマンの能力だが、劇中でプリミティブが使用したので便宜上ここに記す。*2
外部からの力ではなくリク自身の可能性の賜物らしく、最終決戦でキングの手助けによって発動して以降は今のところ自在には使えない模様。


ジードプルーフ

マルチレイヤーから繋がる大技。
全形態の必殺光線を同時に発射する。かつてエース、ジャック、80の合体光線でも破壊できなかったギガバトルナイザーを破壊するほどの威力を持つ。
威力の大半はロイヤルエンドが占めているように思えるが*3、気にしてはいけない


インテグレートスパーク

ライブステージで使用したタロウとの合体光線。
エンペラ星人に大痛手を与えるほどの威力がある。


ジードジェノサンダー

ライブステージで使用した技。ジード版「ベリアルジェノサンダー」。
窮地に突然現れたギガバトルナイザーを使い、その先端から闇の雷撃を放つ。

ウルトラカプセル生成能力(名称不明)
ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズで披露した能力。
ジード自身の力で空のウルトラカプセルを生み出し、そこにギンガオーブオーブオリジン)、ビクトリーエックスが力を注ぎ込むことでニュージェネレーションカプセルα・βを即興で生成した。
生成したカプセルはジードの力で操作して、自分の力も込めてからゼロに注ぎ込むことでライザーを使わずにゼロを金色に輝くビヨンドへと変身させた。
ギルバリス戦よりも後に習得した新しい能力らしく、ゼロも「お前、こんなことが…」と驚いていた。

『ジード』本編を振り返れば分かることだが、ジードはウルトラカプセルの力を引き出すために生み出された上、
エボリューションカプセルは意図せずも自身の力を元にカプセルごと生成したものなので、別におかしな話ではない。
自分の能力を自分で使いこなせるようになった結果、エボリューションカプセルの応用で即席のウルトラカプセルを作れるようになったのだろう。


ジードクロー

右腕から召喚される三状の爪。
この装備はペガッサ星人ペガと鳥羽ライハも知らなかったが、レムは「機は熟した。そういうことです」とあらかじめ知っていたような発言をしている*4



クローカッティング

ジードクローから放たれるカッター状の光線。
直撃すると光線がドリルのように高速回転し、固い装甲を持つ敵に大打撃を与える。
プリミティブの状態で1回使用したのみで、非常に影が薄い。


コークスクリュージャミング

ジードクローのトリガーを二度引いて発動する技。
赤いラインの発光と共にジードがジャンプし、ジードクローを突き出しながらきりもみ回転しながら敵に突撃する。
要はウォーズマンのアレと同じ



◆≪活躍≫◆


『ジード』本編における基本形態だけあってか、リクがジードに変身する際はまずプリミティブを選ぶため、
プリミティブに変身できなかった回を除くほとんどの話で登場している。 戦闘技術の進歩も見どころの一つと言えるかも。

ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!

最終話のラストシーンで、本編に先駆けジードが先行登場。
エメリウムスラッガーとなったウルトラマンオーブに敗れながらも、
満身創痍の状態で再生したレイバトスの前に現れ、レッキングバーストを放ち完全に消滅させた。
この時、レイバトスはバトルナイザー本来の主であるベリアル蘇生に失敗した上に、
ベリアル本人が生きていることに愕然としていたため、プリミティブはほぼ不意打ちの状態で完勝したことになる。

なお、レイバトスはプリミティブ状態のジードの姿を見て、「その気配……! 貴様は……!?」と発言したことから、
ジードの正体を知っていた、もしくはジードの正体に察しがついたと思われる。

51年という長い歴史のウルトラシリーズとしては、次回作の主人公の先行登場は事実上初。
あらすじに「衝撃のラスト」とは書かれていたとはいえ、事前の予告は一切なしでのサプライズ出演には驚いた視聴者も多かった様子。
事前情報を知らなかった視聴者からは早速「これにせウルトラマン」「主人公なんて嘘だ! こんな悪そうなのに」とか言われてしまっていたが。

ジード本編最終話である第25話にて、この攻撃が実際にはベリアルによるものだと判明。
冷静に考えるとあのタイミングではまだ「朝倉リクの変身するウルトラマンジード」は存在しないので当然の帰結ではあるが。

ちなみにこの件の真相は、ベリアルと対面したレイバトスがその瞬間に未来を垣間見たことで、
ベリアルの姿がその時まだいないはずのジード=全く知らないウルトラマンに見えたというもの。
そのため、レイバトスの認識では、目の前に現れたのは「ベリアルと似た容姿に同じ気配を持った未知のウルトラマン」だったことになる。


第1話『秘密基地へようこそ』

再び都心に現れたベリアル融合獣スカルゴモラを止めるため、初変身。
巨大な姿となり、巨大な力を得た自身に戸惑いながらスカルゴモラに果敢に立ち向かうが、その怪力とスカル超振動波の猛威に圧倒される。
冒頭でスカルゴモラに駄菓子屋『銀河マーケット』を踏みつぶされた店長である久米ハルヲと原良子・エリ親子を含めた人々を守るため、
プリミティブはレムのアドバイスを受けた後、主題歌『GEEDの証』をBGMに脳裏に浮かんだ通りの構え方を自然に取り、レッキングバーストで撃破するのだった。


第2話『怪獣を斬る少女』

伏井出ケイにより再召喚されたスカルゴモラに対し、ジャンプニーキックで牽制。引っかくような仕草で平手打ちを幾度も決めるが効果なし。
超振動波による岩石攻撃をバリアで防ぐが、突進攻撃でよろめいてしまう。
レムの分析により、スカルゴモラの目的がエリの体に宿る物質・リトルスターだと知ったプリミティブ=リクはその侵攻を食い止めんと力を振り絞り立ち塞がる。
スカルゴモラ優勢のまま超振動波とレッキングバーストのチャージ合戦に移行するが、
エリの祈りを受けたプリミティブが技名を叫び、渾身の力でスカルゴモラの超振動波の射程距離をずらしながらレッキングバーストを放ち撃破したのだった。
この後、ハルヲと原母娘らの信頼を得たのか、エリの体からリトルスターが分離、レオのウルトラカプセルを起動させている。


第3話『サラリーマンゼロ』

Aパート冒頭でダークロプスゼロと戦うが、強固な装甲に攻撃が受け付けられず、動きも読まれており
成す術もなくダークロプスメイザーを受け倒れ込む。
その後、地球に降り立ったゼロに助けられることになり、初の黒星を飾ってしまうのだった。
Cパートで本田トオル少年に宿ったリトルスターを狙うダークロプスゼロと再戦。
強固な装甲に歯が立たない上に二体も増援を送られるが、トオル少年の応援によりリトルスターが分離。
セブンのウルトラカプセルが起動したため、ソリッドバーニングの初陣に移行する形になる。


第4話『星人を追う仕事』

地球侵略を諦め地球人に紛れて暮らすピット星人トリィ=ティプに宿ったリトルスターを狙うエレキングと交戦。
蹴りに次ぐ蹴りの応酬と上空からのレッキングリッパーでエレキングを怯ませるが、尾からの高圧電流攻撃に反撃され、数十秒間身動きが取れなくなってしまう。
モアの機転で押収した宇宙植物の花粉の影響でエレキングが麻痺、身体の自由を取り戻したリクはソリッドバーニングにフュージョンライズする形で反撃に移るのだった。


第5話『あいかた』

ヒーリング芸人新井タカシに飼われるルナーシュ・モコに宿ったリトルスターを狙い現れたアーストロンと交戦。
変身早々フライングドロップキックを炸裂させてアーストロンの進行を阻まんとするが、その凶暴なまでの怪力に苦戦する。
一瞬の隙を見て鳩尾に蹴りを浴びせ、レッキングバーストを放とうとするが、ペガからの通信で後方にガスタンクがあるのを知る。
誘爆による街への被害を懸念したプリミティブは、必殺光線が出せず躊躇する隙を突かれ、マグマ光線の直撃を受け倒れ込んでしまう。
最終的に応援するモコからリトルスターが分離しコスモスのウルトラカプセルが起動、アクロスマッシャーの初陣に移行する形になった。


第6話『僕が僕であること』

第5話ラストに出現したベリアル融合獣サンダーキラーに飛び掛かる形から、冒頭部の戦闘に移行。
固い装甲と電撃攻撃に苦戦し、ソリッドバーニングにフュージョンライズするが結局敗北。
Bパートでサンダーキラーと再戦。対峙の際に「僕の名はジード…ウルトラマンジードだ!!」と名乗り台詞も披露した。

電撃攻撃に苦戦しながらも、伊賀栗レイトとの入れ替わりを通した交流を思い出し、
「必ず見つけてみせる…自分の大切なものを! それまでこの世界を壊すわけにはいかないんだ!!」とジードクローを召喚。
初使用補正もあってサンダーキラーを圧倒し、クローカッティングを与えた後アクロスマッシャーにフュージョンライズして撃破した。


第7話『サクリファイス』

講演会を利用し、人質にした大勢のファンごとレイトを招待したケイにより召還されたギャラクトロンと交戦。
右腕からの雷撃をかわし、ジードクローで立ち向かうが、強固な装甲に歯が立たず。
逆に右腕からのオールレンジ攻撃と、ギャラクトロンシャフトから繰り出す反撃により地に伏してしまう。

再び立ち上がるプリミティブだが、圧倒的な戦闘力に打ちのめされ、
動きを封じられかつてのオーブのごとくギャラクトロンブレードで腹部を貫かれんとしたとき、レイト=ゼロが現れ右腕からの雷撃を受け、意識が消滅してしまう。
目的は達成したと踵を返し去らんとするギャラクトロンに対し、プリミティブは怒りと共にコークスクリュージャミングを放つが、
当のギャラクトロンは左腕とギャラクトロンシャフトを破損しただけで歩みを止めなかった。


第8話『運命を越えて行け』

7話ラストからの続きで、憤りと共にギャラクトロンに攻撃するも歯が立たず。
ケイのスナップで一度は機能停止し、再フュージョンライズが可能となった20時間後に再起動したギャラクトロンに対し、
ゼロの復活を信じるリクはレムのシミュレーションを経て再戦に挑む。

半壊しつつも高い戦闘力と装甲に悪戦苦闘するプリミティブに加勢するかの如くゼロが復活。
その様を見心が躍ったケイもギャラクトロンをもう一体召喚し2対2の激突が繰り広げられる。
最終的にウルトラマンヒカリからニュージェネレーションカプセルとライザーを受け取り、新形態・ゼロビヨンドとなったゼロの援護を受け、
アクロスマッシャーにフュージョンライズし勝利するのだった。


第9話『誓いの剣』

レイトの娘・マユが発症したリトルスターに反応し出現したタイラントと交戦。
バラバの両腕部とイカルス星人の耳から放つ針状の光線、そして口からの炎に苦戦するが、ゼロの参戦で形勢逆転。
共にダブルブレーンバスターを決めた後、タイラントをゼロに任せ光瀬山麓に三度出現したスカルゴモラを迎え撃つ。
上空からニーキックを浴びせた後、馬乗り状態でスカルゴモラを攻撃。戦いの中でソリッドバーニングにフュージョンライズし立ち向かった。


第10話『ココロヨメマス』

地球に飛来してきたザンドリアスからモアとゾベタイ星人サトコを救うためにフュージョンライズ。
激しい羽ばたきで吹き飛ばされた二人を掴んで地上に下ろした後、モアにその正体を知られてしまう。
愕然とするモアを背にザンドリアスに立ち向かうプリミティブだが、急に縮こまったり、抱き着かれたり、土をかけられたりと散々な目にあう。
頭にきたプリミティブは飛び掛かって掴もうとするが、あっさり上空に逃げられてしまったのでアクロスマッシャーにフュージョンライズするのだった。


第11話『ジードアイデンティティー』

直接対峙したケイから、自身がウルトラカプセル回収のために生み出された模造品だという衝撃の事実を告げられながらも、
自らの意思で街を守るためにリクはプリミティブにフュージョンライズ。
ケイがフュージョンライズしたベリアル融合獣ペダニウムゼットンに立ち向かう。
牽制でジャンプニーキックを繰り出し、大地を揺るがしながら取っ組み合い、幾度もペダニウムゼットンの攻撃をさばきながら無我夢中でヘッドバッドを与えるが意味をなさず。
ソリッドバーニングにフュージョンライズして戦闘を継続した。


第14話『シャドーの影』

シャドー星人クルトが封印を解いた時空破壊神ゼガンと交戦。
14話Bパートで突如起こった頭痛に悩まされながらも懸命に立ち向かうプリミティブだが、両腕部のハサミ攻撃に苦戦し、赤い怪光線の集中砲火を浴びてしまう。
加勢に来たゼロのゼロスラッガーで怪光線は阻まれるものの、胸部からの異次元物質転送光線ゼガントビームの余波で危うく吸い込まれかけた。
このままではやられると悟ったリクはマグニフィセントにフュージョンライズするが…。


第15話 『戦いの子』

散っていった『ガブラ・カーノ』(シャドー星の言葉で『戦いの子』という意味)の仲間のため、
死を覚悟したクルトにより再び召還されたゼガンに対し、ゼロに変身したレイトと共にプリミティブに変身。
両腕部からの怪光線を回避して逆行を背にゼロスラッガーからのジードクローを炸裂させるが、ゼガンの爪攻撃の反撃を受けクローを飛ばされる。
無意味な戦いを終わらせるため、リクはマグニフィセントに、ゼロもゼロビヨンドにフュージョンライズした。


第16話 『世界の終わりが始まる日』

リトルスターを狙って襲撃してきたゴドラ星人ゴドー=ウィンが巨大化したのに対し、いつもの決め台詞と共にプリミティブに変身。
格闘戦を繰り広げていたが、完全復活を遂げたウルトラマンベリアルが宇宙から出現。
ギガバトルナイザーの一撃でゴドラ星人は倒され、自身も煽りを食って吹き飛ばされる。
駆けつけたゼロと共にベリアルを一時圧倒するかに見えたが、ケタ違いの実力差であっさり逆転された上、
泥まみれの格闘の末にキメラベロスにフュージョンライズしたベリアルに吸収され、月面に連れ去られてしまった。


第17話『キングの奇跡! 変えるぜ! 運命!!』

悪の道に陥れようとするベリアルにそそのかされた目が赤いプリミティブがゼロビヨンドと交戦した(ただし、キメラべロスと重なるイメージとしての登場)。
ライハの必死の叫びによってリクが自我を取り戻すと、キメラべロスから分離。
キメラべロスに羽交い絞めにされるも、そのままレッキングバーストで月面から地球へ帰還、ソリッドバーニングにチェンジした。


第18話『夢を継ぐ者』

記憶を取り戻しサンダーキラーにフュージョンライズしたケイとザイゴーグを相手にプリミティブが交戦。

さすがに前々作劇場版の強敵怪獣が相方だけあってかかなり苦戦したようで、
やむなくロイヤルメガマスターにチェンジするのだった。


第19話『奪われた星雲荘

レム人間態を取り込んだメカゴモラを相手にプリミティブが交戦。

仲間であるレムには下手に手出しできず、動きを止めるのがやっとであった。
強固な装甲に強力な攻撃を避けるため、投げ飛ばされた勢いでアクロスマッシャーにチェンジし体勢を立て直した。


第20話『午前10時の怪鳥』

冒頭にて、午前10時になると必ず現れるギエロン星獣を相手にプリミティブが奮戦。
馬乗り状態で抑え込んだものの左翼でツッコまれたり、毒ガス攻撃に悩まされロイヤルメガマスターへとチェンジ。
…にもかかわらず、主婦からの会話で五日間も続いているらしく、すっかり日常の一部と化していた。
Cパートでもプリミティブが登場、フュージョンライズ後速攻でアッパーを決めるが、その凶暴さとスピードに圧倒され、ロイヤルメガマスターへとチェンジし反撃するのだった。


第21話『ペガ、家出する』

グビラの体内で発症したリトルスターを狙い、再び現れたペダニウムゼットンを相手にプリミティブが交戦。
馬乗り状態で平手打ちとヘッドバッドで攻撃するが、顔からの怪光線を受け吹っ飛びそのまま追い打ち攻撃をくらってしまう。
それでもグビラを守らんと立ち向かうが、序盤の中ボス怪獣だけあってさすがにペダニウムゼットンは強く、ロイヤルメガマスターへとチェンジせざるを得なかったようだ。


第22話『奪還』

力づくでエンペラ星人ダークルギエルの怪獣カプセルを手に入れるため、キングギャラクトロンにフュージョンライズしたケイに対し変身。
ゼロと息の合ったコンビネーションでキングギャラクトロンを迎え撃つが、強固な攻撃に苦戦する。
右腕のペダニウムランチャーがモアとアリエを乗せた自動車を狙い撃ったことでジードはゼロと共に強化形態へと変化した。


第23話『ストルムの光』

沖縄の中城城跡にて、ストルム星の光を受けて相転移機関を強化させたケイと対峙したリクはプリミティブにフュージョンライズ。
決着をつけるため三度ペダニウムゼットンとなったケイと対峙する。
雄叫びを上げジャンプニーキックを決め、ペダニウムゼットンに幾度か打撃を受けながらも飛びついて腕十字固めの応用で地面に叩き付け、
複数蹴りつけてはヘッドバッドを与えるが、相転移機関が強化されたペダニウムゼットンに押されてしまう。
突進の余波で生じた岩を投げつけ、ダブルキックで間合いを取るプリミティブだが、
強化電撃光線の前にはジードバリアで防御するのがやっとで、マグニフィセントへと変身するのだった。


第24話『キボウノカケラ

ネオ・フュージョンライズが解けてアトロシアスの猛攻撃を受け絶体絶命のゼロを救うため変身。
ジードクローでアトロスヘルクローを受け止める。
「俺の血を継ぎながら敵対する愚か者め!」と睨みつけるアトロシアスに対し、
プリミティブも「ベリアル! 僕が相手だ!」と迎え撃つのだった。


第25話『GEEDの証

第24話ラストから続く形で間合いを取りロイヤルメガマスターとなるが敗北。
ゼロが捨て身でカレラン粒子分解酵素を打ち込んだ後弱体化、駆けつけたウルトラの父がフォースフィールドを張ったことで一時戦線離脱する。

インターバルの20時間を経て、リクは再びプリミティブにフュージョンライズ。
ゼナが操るゼガンのゼガントビームの特性を利用し、レッキングバーストで相殺してワームホールを発生させ、
アトロシアスを次元の狭間に追放しようと試みるが、アトロスバーストでゼガンは倒されてしまう。

やがてプリミティブとアトロシアスの戦闘に移行するが、一方的に痛めつけられてしまう。
レッキングリッパーやレッキングロアーを繰り出すものの逆にアトロシアスから同じ技を繰り出され、瞬く間にカラータイマー点滅に追いやられる。
「所詮お前は実験体……父親の俺を超えられるわけがない。諦めろ!」とベリアルに嘲られるが、プリミティブ=リクは「諦めない! お前との決着は……僕がつける!」と決意を込めた声を返す。
その声に応えるかの如く、ウルトラカプセル内のウルトラ戦士の力がジードの戦意と意思に反応し、キングの力を介して他の四形態が実体化。
アトロシアスを圧倒し、「ヒア・ウィー…ゴー!」の号令と共に放った合体光線「ジードプルーフ」でアトロシアスのフュージョンを解きワームホール内での決戦に移行する。

ワームホール内で戦う中、リクはベリアルの記憶と怒り、そして哀しみを垣間見る。
それを抱き止めたリクは、すべてを終わらせるために全霊を込めたレッキングバーストを放ち、デスシウム光線もろともベリアルを打ち消した。

「さよなら……父さん……」

ジードの名を呼び、跡形もなく消えたベリアルに決別の言葉を告げたリクの胸に、深い哀しみを残しながら……。

実はこの話、なんと第2話以来となるプリミティブの白星である


劇場版『つなぐぜ! 願い!!
前半のギャラクトロンMK2との戦いで、クレナイ・ガイことウルトラマンオーブと共演。
スペシウムゼペリオンとの同時変身を披露した。
なお、過去作品と違って変身シーンは本編のバンクを流用せず新規撮影。
両者とも2人のウルトラマンの力を借りて変身するため、2人並んだ状態でウルトラカプセル/ウルトラフュージョンカードをリードして変身するという演出がなされた。
(ちなみにこの関係で、画面に初代ウルトラマンが二人同時に出て来るという珍現象が)。

格闘戦でMK2を下がらせた後、追撃をかけるべくサンダーブレスターに切り替わったオーブと並ぶが、
ベリアルの要素が強いその外見にジードが「えっ、似てる……!?」と面食らう一幕もあった。
オーブと共にレッキングバーストを叩き込むが、この時ガイさんが「ゼットシウム光線!!」と叫んでしまったために向こうのジンクスに巻き込まれ弾かれる。

MK2の高い防御力に対し、ソリッドバーニング、ついでアクロスマッシャー、マグニフィセントにチェンジし、
駆けつけたゼロも加えて3人がかりで猛攻を加えるが、それでもなおもMK2は戦闘を続行し大苦戦。

最終的には焦りからロイヤルメガマスターにチェンジして襲い掛かるが、
攻撃すらできずプリミティブに戻され、サイバー空間に取り込まれウイルスに感染してしまう。

直後にエックスの力を使ったオーブトリニティに救出されたが、MK2の攻撃からジードをかばったゼロとオーブが消滅してしまった*5ことで完全にブチ切れ、
怒りのままにMK2に組みついてレッキングバーストを接射で叩き込み強引に撃破した*6
が、直後に制限時間を超過したことで変身が解けてしまった。


ウルトラマンZ
第6話「帰ってきた男!」にて作中時間の少し前に惑星アインにて復活したギルバリスと戦闘。ウルティメイトファイナルに変身して一気に片をつけようとギガファイナライザーを出した隙を狙われて攻撃され、変身解除されてしまった。
この際にジードライザーが壊れて使用不能になってしまい、代わりとして渡されたウルトラゼットライザーを用いた形態・ギャラクシーライジングに変身して戦っていた。

第15話「戦士の使命」ラストにてヒカリがジードライザーの修理を終えて再びジードライザーで変身できるようになったため、プリミティブの姿でゼットのいる地球を後にした。
また、同話で自分の力が込められたウルトラメダルを託しており、そのメダルがゼロ・ベリアルのメダルと共鳴して「ウルトラマンジードライズメダル」に変化し、闇を飲み込む黄金の嵐・デルタライズクローの変身に使用された。
なお、他2枚のライズメダルが「ウルトラマンゼロビヨンドライズメダル」「ウルトラマンベリアルアトロシアスライズメダル」と強化形態のメダルに変化したのに対してジードのライズメダルはプリミティブのままであった。
これに関してはジードの形態の中で最も純粋なリク自身の力で変身する*7が故に選ばれた、もしくは基本形態の時点でチートラマンに両足突っ込んでる二人の強化形態に匹敵する潜在能力を持っている、とも取れる。
流石はキングが無限の可能性を見ただけはある…


◆≪余談≫◆


  • 前年のスペシウムゼペリオンと同じく、初代ウルトラマンの力を用いた基本形態。
    もう片方の力をベリアルが担当しているのは、ジードがベリアルの息子であることを強調するためであろうが、
    初代ウルトラマンとM78ワールド初の闇ウルトラマンという、「始まりのウルトラマン」繋がりもあると思われる。

  • 1話におけるスカルゴモラとの初戦闘は、『ウルトラマンレオ』1話および2話のごとく泥臭いもの。
    ビルを巻き込んだ戦闘やプールを用いたセットなど、『ジード』のメイン監督である坂本浩一氏が一番好きなシリーズ&ウルトラマンである『レオ』のリスペクトの強いものとなっている。
    これは本人がまだやれてないこととしてプールでの特撮を希望していたことや
    『ジード』のオファーを貰う前に、『ウルトラマン超解析 大怪獣激闘ヒストリー!』(宝島社刊行)にてレオのスーツアクターを務めた二家本辰己氏との対談が収録された際に「二家本さんがやったレオみたいな戦いを絶対やりますね!」と言っていたことも理由とされている。

  • あのベリアルの力を基本形態で早速使うだけあってか、前年のサンダーブレスターの悪夢が再来しないか
    危惧した人も少なからずいた様だが、基本形態であることやベリアルの遺伝子を受け継いでいるということもあり、力を制御できずに暴走することはなかった。 もしかしてベリアルは息子に甘い?
    サンブレの際はガイさんが覚悟を決めきれなかった面もあったため、伊達に「決めるぜ、覚悟!!」してないとも言えるか。
    後に17話にて闇堕ち状態のプリミティブが登場したが、あくまでも精神世界での描写であった上、ベリアル本人が直接闇に引き込もうとしていたため、サンダーブレスターとは大幅に異なる状況だった。
    そして『つなぐぜ!願い!!』ではそんな二形態の共演が実現したが、「えっ、似てる!?」と困惑したリクに対しガイさんは「気にすんな!」と軽く流すに留まった。

  • 『電撃ホビーマガジン』(メディアワークス)2011年9月号から2012年5月号まで連載されたビジュアルストーリー「Another Genesis」では、このプリミティブに酷似した姿を持つウルトラマンが登場する。
    瞳の色こそ黄色く、カラーリングから黒を省いてはいるものの、頭部や両肘にも見られる禍々しく鋭角的なラインにはプリミティブの原型を感じさせるものがある。
    他の形態と比べると上述した点を除いて、共通点や関連性が薄い初代ウルトラマンとベリアルの間に存在する共通部分と言える。

  • 『ジード』のメイン監督を務める坂本浩一監督によれば、
    プリミティブは「ウルトラマンの持つ正義の心」と「ベリアルの様な野性的な戦闘スタイル」を持つジードの形態とのこと。
    産経デジタルが運営する「産経ニュース」でも、放送開始前インタビューで「目がアイデンティティーで、その印象は外せない要素。
    その上で、悪にも見えるけど、ヒーローにも見えるというバランスをとるのにデザイナーと打ち合わせしながら苦労した」*8と語っており、
    アニメ版「デビルマン」のように「悪の血を持っていても正義の心を持つ」面を強調していこうという抱負を語っている。

  • ウルトラカプセルは元々ヒカリが開発したものだが、この形態およびロイヤルメガマスターへの変身に使われる、ベリアルカプセルもそうなのかについては疑問符がつく。ウルトラ戦士であるとはいえ、闇の存在であるベリアルは光の国にとって不倶戴天の敵であり、その力を自分たちで使おうとするのか、そもそも宿すべき力をどうやって入手するのか…という話である。これについては、ベリアルが怪獣カプセルをレイオニクスの力を使って作らせたのと同じように、自分自身の力を宿したカプセルを作り上げ、ウルトラマンカプセルと共に地下基地に置かせた、というのが実情だろう。



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最終更新:2024年01月31日 23:21
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*1 初代の戦い方は引きちぎる・叩き斬る・首を絞めると結構なラフファイターである。一方ベリアルは闇堕ち後は光線や光弾、武器を用いた中距離戦が得意に見える描写が多かったが、ギャラクシーファイトで描写されたアーリースタイルのファイトスタイルはプリミティブに酷似した荒々しいファイトスタイルだった為、本来の戦い方はこちらと思われる。

*2 ウルトラマンは「ウルトラセパレーション」という分身技を持っているため、恐らくこれがジードの能力と合わさって発現した技だと思われる。

*3 ロイヤルエンドの威力はビッグバスタウェイの20倍

*4 公式の前情報によればレムが用意していた装備のようだ

*5 実はこの時、シャイニングウルトラマンゼロのシャイニングスタードライブで少し未来に飛ぶことで回避していたが、この時のリクは知らない。

*6 なおこの時、プリミティブの声が完全にベリアルの声に入れ替わり、普段青い瞳も禍々しい赤に染まっていた。

*7 ウルティメイトファイナルもリク自身のウルトラカプセルで変身するが、ギガファイナライザーと制御したギルバリスのサイバーウィルスも込められたギルバリス特攻とも呼べる姿なので純粋なリク自身の力とは言い難い。ただしデルタライズクローのカラーリング的にはプリミティブよりウルティメイトファイナルの方が要素が強いので、ジードライズメダルの力はウルティメイトファイナルとプリミティブのいいとこ取りに近いのかもしれない

*8 2017年6月3日付の『特撮最前線』コーナーより