デカグース

登録日:2017/07/15 Sat 20:21:00
更新日:2024/03/23 Sat 01:11:46
所要時間:約 7 分で読めます











ざこちゃーう!!

でーれーん!

ぬしゃあっ!!












ポケットモンスターシリーズにサン・ムーンから登場したポケモン


■データ


アローラ・メレメレ図鑑No.14/アーカラ・ウラウラ・ポニ図鑑No.5/全国図鑑No.735
分類:はりこみポケモン
英語名:Gumshoos
高さ:0.7m
重さ:14.2kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル

特性:はりこみ(交代して出てきたポケモンに攻撃した時、2倍のダメージを与える)
  /がんじょうあご(牙技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:てきおうりょく(タイプ一致による技の威力の上昇率が1.5倍から2倍になる)

HP:88
攻撃:110
防御:60
特攻:55
特防:60
素早さ:45
合計:418

努力値:攻撃+2

ヤングースが昼の時間帯にレベル20になると進化

■概要


ザングースに続くマングースがモチーフのポケモン。
元々はアローラ地方に住んでおらず、大量発生したコラッタを狩るために他の地方からヤングースが持ち込まれた。
コラッタを捕食するポケモンとしてはオオタチも存在するが、こちらはデカグースになるとラッタも捕食する。

ヤングースはヤンキーあるいは某国大統領を彷彿させる体毛を頭から生やしている。
餌を求めてひたすら放浪し、鋭い牙で何にでも噛み付く。

デカグースになるとトレンチコートとハンチング帽を身に着けたような体毛に変化。
こちらは獲物の痕跡を見つけると粘り強くその場に張り込むという、風貌と合わせてドラマの刑事のような性質。

ただしどちらも日暮れになると疲れ果てて活動を停止してしまう。ダメ刑事
この性質が後に獲物であるコラッタ達を夜行性に変化させる要因となった。

ヤングースは「ヤング(young、若い)」「ヤンキー」、デカグースは「刑事(デカ)」+マングースというネーミングと思われる。
間違ってもヤケモンザングースでは無い
ちなみに現実世界のマングースに比べてサイズ的にもデカいが、マダガスカルマングースのようにより大きい種族も存在する。


■ゲームでのデカグース


第七世代序盤ノーマル枠だけあって、各地で見かける。
設定通りラッタ系とは出現時間・進化条件共に対になっている。

攻撃に優れ、レベルアップで覚える攻撃技の大半はノーマルとあく技なので等倍ダメージを与えやすい。
また「どろかけ」「いかりのまえば」「こわいかお」「あくび」と強敵に対する有効打も多い。
ただ、いかんせん紙耐久・紙耐性・鈍足の三重苦のため、連戦でダメージが蓄積しやすいのがネック。

サンバージョンでは最初の試練である「イリマの試練」において「茂みの洞窟」でこいつらを倒してZクリスタルを持ち帰るのが目的となる。
最初にヤングース2匹をそれぞれの洞穴で倒した後、逃げ回る3匹目を追いかけた先で乱入してきたスカル団したっぱのスリープとも戦うことになる。
その後、スカル団がヤングースを捕まえるために2つの洞穴を塞いでくれるため、残った1つの洞穴の先でようやく3匹目であるデカグースと戦える。
3匹全てを倒すとぬしポケモンである2匹目のデカグースの元へ行けるようになり、コイツを倒すと「ノーマルZ」が手に入る。

ぬしの前座であるヤングース、スリープ、デカグースは大したことはない。
育てた御三家でサクッと倒しても良いし、マクノシタマケンカニ等の経験値にしても良い。

ただ、ぬしであるデカグースは別格で、最初の試練の割に手強い相手となる
レベル11の割に妙にステータスが高い上、オーラでさらに防御を上げてくる。
使用する技は「かみつく」「いかりのまえば」「にらみつける」「こわいかお」とどれも厄介なもので、を治す「モモンのみ」も持つ。
基本戦法は「こわいかお」でこちらの素早さを下げ、先制できるようになると「かみつく」で怯ませてくるというガチで容赦のないもの。
さらに「なかまをよぶ」でヤングースを呼び寄せ、「にらみつける」「すなかけ」でさらに能力を下げてくるのでたまったものではない。

何度もヤングースを呼ばれてはキリがないため、まずはデカグースから倒すのが基本。
モクローの「はっぱカッター」やアシマリの「チャームボイス」等、全体攻撃技も有効。
ハウオリシティのはずれで捕まるヤドンの「あくび」でデカグースを眠らせるのも良い。

ちなみにムーンバージョンではコラッタやラッタと戦うことになる。
こちらもデカグースと同様の戦法を使うが、耐久力で勝るのと「かみつく」がタイプ一致な分、より厄介な相手かもしれない。

なお、茂みの洞窟内には救済措置なのか「かわらわり」のわざマシンが落ちている。
この時点では破格の威力75のかくとう技を使えるようになるので、かくとうポケモンに使えばぬしポケモンも比較的楽に倒せる。

また3つ目の島「ウラウラ島」ではアセロラの試練攻略後にヤングース絡みのイベントが発生。
エーテルハウスでスカル団が園児からヤングースを奪ったという話を聞き、これを取り戻すためにスカル団のアジトに向かうことになる。

ウルトラサンでは各地にある「ヌシール」を20枚集めるとナリヤ・オーキドからぬしと同じサイズのデカグースが貰える
特性は「てきおうりょく」で固定。


■対戦でのデカグース


鈍足低耐久で耐性もゴーストのみという扱いづらい能力。
その分、長所である攻撃は「はりきり」ラッタを除けば序盤ポケモンで最高の数値を誇る。
特性はどれも火力をさらに強化するもの。

専用の特性「はりこみ」は特化すれば種族値272相当にもなる。
しかし、流し性能に乏しい鈍足ノーマルのため、「あくび」や「ちょうはつ」で交代を誘う等工夫が必要。
ただ、ぶっちゃけこの種族値ではコンボを決める前に先制で落とされてしまう危険が大きい。
辛うじて「あくび」を発動してもカプ・コケコ等が展開する「エレキフィールド」で無効化されることも。

「てきおうりょく」なら「おんがえし」を威力204、「あばれる」を威力240という高火力で使用できる。
特に「はりこみ」を警戒されやすいため、「あばれる」を撃っても交代受けで起点にされづらいのがポイント。
「とっておき」は威力280にもなるが、やはり「あくび」やZワザ等を上手く絡めないと活かしづらい。

「がんじょうあご」型は「ひっさつまえば」を威力180、「かみくだく」を威力120で使用できる。
コンボを意識せず、安定感を高めるならこれが無難か。
SMでは対応技がほぼこれだけだったがUSMでは三色キバも追加され、これらは威力97になる。
三色パンチも同時に追加されたが、そちらは張り込みや適応力型での採用になるだろう。

トリックルーム」や「おいかぜ」で素早さを補うのも手。
特に「てきおうりょく」型はダブルで相方がトリルを貼る間に「まもる」でやり過ごし、次のターンに「とっておき」という手も。

「ちょうはつ」で変化技中心の先発サポータが下がるように仕向けて「はりこみ」による超火力を叩き込むのも1つの手。

お馴染み「じしん」や鈍足高火力と相性の良い「リベンジ」、後続補助の「がんせきふうじ」。
流せない相手と当たった際の「とんぼがえり」や「ほえる」、特性込みでもダメージが通りにくい相手に対して「いかりのまえば」。
「あくび」をしてから相手が眠るまでの時間稼ぎに「まもる」、同じく時間稼ぎや変化技対策に「みがわり」等も候補となる。

総じて、相手や状況をよく見た上で運用することが求められる玄人向けのポケモンと言える。

ちなみに何故か「はかいこうせん」も「ギガインパクト」も覚えない。
第7世代出身のポケモンでは珍しい事ではないのだが、 ノーマルタイプにもかかわらず両方外される と言うのは一体全体どうした事か。
しかし、第9世代で帰還した際に両方とも習得可能になった。
これによりはりこみ+ノーマルテラスタルで威力600と言うバカげた火力を引っ張り出す事が可能になった。
どれくらいヤバいかと言うとハチマキを持たせるとHBクレベースがワンパンで沈むくらい。持たせなくても低乱数1。
単発火力だけならトップクラスである。

■アニメでのデカグース


SM編1話ではスカル団ジップのポケモンとしてヤングースが登場したが、後にダストダスに差し替えられた。その後彼のポケモンとして登場する事は全く無かったため、黒歴史と化している。*1
9話ではぬしポケモンである巨大デカグースと普通サイズのデカグース、ヤングースの3匹がサトシピカチュウ&モクローと戦闘。
敗れた後はサトシ達の実力を認め、自らZクリスタルを手渡した。
その後はサトシの頼みで街を荒らし回る大量のラッタとコラッタを退治し、普通サイズのデカグースはジュンサーの相棒となった。


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最終更新:2024年03月23日 01:11

*1 ただしその後SM編65話で何気に再びスカル団のポケモンとして登場している。だが1体しか登場していない上にジップが繰り出していると思わせる描写もないので彼の個体と同一かは不明。