登録日：2017/07/10 Mon 17:58:00
更新日：2023/01/07 Sat 10:25:37
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『少年メイド』とは、B's-LOG COMICで2008～2017年にかけて連載されていた乙橘の
漫画。全10巻。
2016年には全12話（＋未放送分の1話。ＤＶＤ及びブルーレイに収録。）でアニメ化されている。
さらに角川つばさ文庫からは「少年メイド スーパー小学生・千尋におまかせ！」のタイトルで児童向けの小説版が発売されている。
「少年メイド」というタイトルや、公式サイトのストーリーを見た限りでは、腐女子やショタコン紳士向けの作品という印象を抱く人も多いかも知れない。
その評価も間違ってはいないが、実際は家族の絆を描いた非常にハートフルな作品。
児童書が発売されているという事実からも分かるように、ＮＨＫで夕方に放送されていてもなんら遜色のない出来栄えである。
タイトルや表紙で敬遠せず、是非とも多くの人々に読んで（見て）もらいたい名作である。
【あらすじ】
母親と二人暮らしをしていた小学5年生、小宮 千尋は、母親が急死したことにより、天涯孤独の身となってしまう。
そんな彼の前に現れたのは、母親の千代の弟にして、千尋の叔父にあたる鷹取 円だった。
円の豪邸に引き取られることになった千尋。
だが円と秘書の桂一郎は家事が全く出来ないため、家の中は荒れ放題のゴミ屋敷だった。
当初は引き取られる事に否定的だった千尋だったが家の中の惨状を見かねて、家事全般を担当するメイドとして働く事を条件に、引き取られる事を承諾する。
こうして、二人のチグハグな同居生活が始まったのだった。
【登場人物】
担当声優は、テレビアニメ版 / ドラマCD版。
- 小宮 千尋（こみや ちひろ）声 - 藤原夏海 / 桑島法子
本作のヒロイン主人公。炊事、洗濯。掃除を完璧にこなし、その上学校の成績も優秀というスーパー小学生。
クラスの女子と視聴者からは「お嫁にしたい男子ナンバー1」と呼ばれている。
母親が親の反対を押し切って結婚したために本家から絶縁されていた事を知り、当初は本家の人間である円に引き取られることを拒絶していた。
しかし、家事大好きの彼は円邸の惨状を放っておけず、メイドとして働く事を条件に引き取られる事を承諾する。
小学生らしからぬしっかりした性格で、（基本的に）ダメ人間の円にはキツイ態度を取ることが多い。
だが子供らしい甘えん坊な面も残っており、時折円が見せる大人の心遣いに対し素直になれず、赤面する事もしばしば。
正しいツンデレである。かわいい。
家事をする際には円特製のメイド服に着替える。メイド服＋半ズボン＋黒ニーハイという反則的な組み合わせが目に眩しい。
「なんでスカートじゃないの？」なんて無粋なことは言わないように。
- 鷹取 円（たかとり まどか）声 - 島﨑信長、大和田仁美（幼年期）、村瀬歩（少年期） / 水島大宙
千尋の叔父。千尋の事を「ちーちゃん」と呼んで溺愛する叔父バカ。
自堕落で子供っぽい性格のため、千尋からはしょっちゅう説教されている。
生活面以外でも、子犬に対して本気で怯えたり、極度の人見知りだったりと、何かとダメな面が目に付く。
だが、ただの叔父バカというわけではなく、千尋が困っている時は普段とは別人のような大人な対応を見せる。
職業は衣装デザイナー。私生活とは違い仕事面では非常に優秀であり、業界でもその名は知れ渡っている模様。
先述したように、千尋のメイド服は彼がデザイン、および制作したもの。
スカートではなくあえて半ズボンにする事であざとさを抑え、同時にショタらしい可愛さを強調した、
健全さと背徳感が混在する名デザインである。天才は違いますね。
- 篠崎 桂一郎（しのざき けいいちろう）声 - 前野智昭、櫻庭有紗（幼年期）、松田利冴（少年期） /細谷佳正
円の秘書。円とは異なり冷静沈着な性格で、仕事面でも頼りになる秘書の鑑。
なのだが、円ともども家事全般が苦手なため、千尋が来るまでは家の中はガタガタだった。
叔父としては頼りない感が否めない円に対しアドバイスしたり、
一人で思い悩む千尋を励ますなど、単なる主従関係を超えた信頼を築いており、
彼もまた千尋と円にとってかけがえのない家族である。
千尋の母親にして円の姉。
親の反対を押し切って結婚したため、本家からは絶縁されていた。
その後、千尋を出産して間もなく夫を亡くしたため、女手一つで千尋を育ててきたが、
無理が祟ったためか、体調を崩し急死してしまう。
家事全般が苦手だが、ある理由により卵焼きを作るのだけは得意だった。
- 凰 美耶子（おおとり みやこ）声 -牧野由依 / 米澤円
鷹取家と友好関係にある鳳家の一人娘。円宅が小さく見えるほどの豪邸に住んでいる。
髪型はツインテールで、そのバストは豊満であった。
料理は得意だが掃除はまだまだなので、千尋指導のもと花嫁修業の真っ最中。
惚れている相手は桂一郎なのだが、当の本人がハーレム系主人公並みに鈍感なため、気付いてもらえていない。
餡太郎（あんたろう）という名前の犬を飼っており、屋敷の中には石像も並んでいる。
円と千代の母親。そして千尋の祖母。
千代を絶縁した事で円からは徹底的に嫌われており、千尋も実際に会うまでは、
本家の人間なので冷徹な性格だと思っていた。
だが、彼岸に千代の墓参りに訪れたり、千尋の運動会を隠れて応援しに来るなど、決して冷たいだけの人間ではない。
円と同様、猫好きの犬嫌い。
日野 祐司（ひの ゆうじ）声 -
斎賀みつき /
梶裕貴
千尋の
旦那親友。大雑把な性格だが、千尋の事は本気で心配していたり、
ミーハーな姉二人とのんびり屋な兄、妹と弟がいる家庭で育った為か、
様々な問題で行き詰った千尋や円に大人な対応をする。千尋とは違った意味で小学生らしからぬ11歳。
コミュ力も高く、美耶子や有頂天BOYSの竜児ともメールや電話でやり取りしている。
日野 花子（ひの はなこ）声 -
矢島晶子
日野の妹。祐司と喧嘩して円宅に家でした際に、お菓子をご馳走されたり
某魔法少女風のコスプレを作ってもらった事で円と意気投合する。
有頂天BOYS （うちょうてんボーイズ）
円が衣装のデザインを担当しているアイドルグループ。
竜児が円宅を訪れたことをきっかけに、千尋や日野とも知り合いになる。
隼人（はやと）声 - 八代拓
しっかり者のリーダーで、クール系のイケメン。幅広い年齢層から安定した人気を誇る。
暴走気味な竜児の教育係的なポジションであり、千尋と同様、主婦オーラが漂う。
オフとオフの時のギャップが激しい。
伊吹（いぶき）声 - 山本和臣
パーフェクトな王子様で、優男系。お姉さん層から絶大な人気を誇る。
女性と見紛うほどの美形だが、本人はその事を気にしており、竜児に「女の子かと思った」と言われた時には笑顔のままキレていた。
寝顔が放送禁止レベル。
竜児（りゅうじ）声 -
花江夏樹
最年少の元気キャラで、ショタ担当。人気は小学生と主婦層で二極化している。
自分の衣装が常にガキっぽい事（短パン）を気にしており、円に直接抗議しに来たが、
それは竜児の脚が綺麗である事を考慮した結果であり、決して辱めるためではないと諭され、
アイドルとしての自分の役目に気づき、改心する。
日野と仲がよく、行動を共にすることが多い。
なお、似たタイトルの「少年メイドクーロ君」という作品もあるが、本作とは無関係なうえ、方向性もまったく異なる18禁漫画なので、間違えないように注意。
ちなみにクーロ君の方が初出は先である。
追記・修正せざる者、食うべからず！
- きっついレディコミに載ってたとは思えない健全ハートフルショタ -- 名無しさん (2017-07-10 22:33:17)
- アニメ終了から丸1年後に記事作成か…。セールス面や反響度合いからして2期とかは無さそうだが、個人的には大いに評価したい一作。 -- 名無しさん (2017-07-11 00:06:46)
- ショタ萌えだけでは終わらない良作。原作はもちろんアニメも最高だった・・・ -- 名無しさん (2017-07-11 08:42:02)
- 作画にはあまり気を使わないけど、このアニメの背景の作画はすごく丁寧で、格別に印象に残ったな -- 名無しさん (2017-07-11 20:26:57)
- エロスな方を先に知ってただけに、最初に聞いた時には「そのタイトルは大丈夫なのか？」といらぬ心配をしてしまった -- 名無しさん (2017-07-12 17:46:22)
- いつの間にか完結していたのか…… アニメ2期を期待していただけにちょっと残念だ -- 名無しさん (2017-07-12 22:12:47)
- 美耶子ちゃんとか同級生の女の子とかの可愛い子を掘り下げずに終わったのはもったいなかった -- 名無しさん (2017-07-13 23:35:53)
- ↑アニメ化自体が原作最終回間近だったと思う。でも12話と短いながらうまくまとまってたな。 -- 名無しさん (2017-07-14 00:11:13)
- ↑↑ あの娘の登場界楽しみにしてたのに最終回まで出なくてびっくりしたわ。まあ、そのあと補完は言ったけど -- 名無しさん (2017-07-14 01:03:09)
- ↑補完ってなんかあったっけ？ -- 名無しさん (2017-07-15 10:36:33)
- 軽い気持ちでアニメを見たらクッソ泣いた -- 名無しさん (2021-05-03 14:54:06)
最終更新：2023年01月07日 10:25
