アトラル・カ

登録日:2017/07/06 Thu 16:44:15
更新日:2024/01/07 Sun 02:03:45
所要時間:約 15 分で読めます




注意!
この項目は、モンスターハンターダブルクロスのネタバレを含んでいます!
未プレイ及びハンターランク11未満のネタバレを嫌うハンターはブラウザバックを推奨します。






























________________
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
      蠢く墟城      
△△△△△△△△△△△△△△△△
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

◆概要

モンスターハンターダブルクロス』(MHXX)集会所G級(集会酒場)のラスボス。

MHXのラスボスと同じく、発売前PV第三弾のラストに映る。
その姿が初期のハンター大全にあったEQUAL DRAGON WEAPONのような姿だったため話題になった。
しかし、前作のラスボスが双頭龍と思わせて正体はイカということもあり、「今回も擬態では?」という意見も多かった。
その一方で「前回が引っ掛けだったから今回は本物がでる」という意見もあり、界隈は大きく揺れた。

作中ではラオシャンロンの緊急クエストをクリアし、HR11(G3)になった直後に初登場。
主人公が向かった砦とは別の砦を襲撃し破壊、砦の残骸もろとも消え去った。
酒場のマスターは調査のため龍歴院とハンターズギルドを訪れ、アトラル・カの文献を見つける。
「普段は巣にこもっていて、その身をまとう鎧が朽ちてくると、人里へ降りて災厄をもたらす」という記述があったらしく、マスターは文献にある通りあれは鎧で今は未完成と考え、G7緊急クエスト「蠢く墟城」で主人公とアトラル・カを旧砦跡にて対峙させる。
そこにいたのは…







以下、重大なネタバレ

















クエスト開始に挿入される登場ムービー。そこに映ったのは、
出典:モンスターハンターダブルクロス Nintendo switch Ver. CAPCOM、2017年8月25日発売
モンスターハンターダブルクロス、CAPCOM、2017年3月18日発売
©CAPCOM CO., LTD. 2015, 2017 ALL RIGHTS RESERVED.


種族:甲虫種
別名:閣螳螂(かくとうろう)
危険度:★8
戦闘曲:墟城(きょじょう)の魂たる女王/英雄の証 ~ MHXXver.

アルセルタスを一回り大きくした程度の、大型古龍や竜騎兵とは似ても似つかない黄金のカマキリだった……

そう、アトラル・カは、甲虫種に属するモンスターだったのである。


◆生態

全長は1504.11cmほど。特徴として
  • 龍属性が弱点にならない。
  • 甲虫種としては異例のバインドボイスを使用すること。
  • カマキリのような姿をしていながら、黄金色に輝く強靭な粘性の糸「金色の絲」を大量に生み出し、蜘蛛のように腹部末端から放射すること。
  • 瓦礫などを武器として使用すること。
がある。
これまでも岩などを投擲したりする大型モンスターはいたが、このアトラル・カは瓦礫や鉄骨、果ては撃龍槍といった人類の作った兵器などを明確に『道具』として認識し、糸を使い効果的な運用が出来る高度な知能・技術を持っている。
甲虫種のみならず野生生物にあるまじき知能と技術の高さに驚くことだろうが、これはまだ小手調べに過ぎない。


危険度は最高ランクの★8ドスアカムウカムも超える
瓦礫や人工物を巧みに操る狡猾さや、さらなる力を得るため人間の街や砦を襲う厄介な生態が理由だろう。
なお本体単体だと引っ掻きと糸玉飛ばしぐらいしかまともな攻撃手段がないため、「あくまでネセトが強いのであって、別に本体は強くない」的な意見も時折見られる。
だが、そういうこと言ったところでハンターも裸にシャドウとキックだけで下位アオアシラでも倒せるかというと無理だろうたぶん返り討ちがオチ
ハンターだって武器と防具とアイテムに頼らなければ戦えないのに、モンスターの側にだけ裸一貫を強要するのも理不尽な話である。生きるために道具を使うのは何も人間だけの特権ではないのだから。


アトラル・ネセト


別名:『墟城』『女王の玉座』
戦闘曲:蠢く墟城


アトラル・カ最大の特徴。
これこそがPVでも出てきたあの機械竜の正体にして、誰もが度肝を抜くアトラル・カの真骨頂である。
その実態はガレキや鉄骨を糸で固めたりくっつけたりして造り上げたラオシャンロン並のサイズの巨大な巣。
後に公式でサイズは9737.78cmだと明らかになったがそのサイズはラオシャンロンを超えジエン・モーランに匹敵するレベルだった。
そして体高は推定2806cm以上。ウカムルバスの2倍以上、直立したゴグマジオスに匹敵かそれ以上というトンデモスケールである。

ラオシャンロンに匹敵する巨体を持ちながらも忽然と姿を消すその理由は単純に操縦していたこのネセトを砂の中に隠していただけ。そしてアトラル・カはなんと糸と一対の前足だけでこの巨大な機械竜を傀儡師の如く操っていたのである。
ちなみに扱い的にはアトラル・カとは別モンスター扱いらしい。
一見、「こんなのがラスボスかよ」と思えるような虫がまさかの巨大な竜と化すその様は一気にハンターの度肝を抜いた。
アトラル・ネセトが起動すると同時に辺りには砂塵が吹き荒れ、雷鳴も轟き始める。驚愕と絶望を抱えたままハンター達は、砦を容易く壊滅させる機械竜に挑まなくてはならない。


普段は地中に埋まっているようだが、有事には地面から糸で引っ張り上げ、アトラル・カがそれに接近し搭乗。
ネセト中枢部で糸を纏い繭状になると、ネセトに細かく張り巡らされた糸を器用に繰り巨大竜のように動かして移動、そして外敵への攻撃を行う。
前述した通りアトラル・カは鉄骨などを道具のように巧みに使いこなすのだが、何と、
  • 瓦礫の一つ一つと糸を組み合わせて超大型古龍サイズの巨大な巣兼移動要塞を生み出すという最早人類に比肩するどころか人類を超えかねない知能
  • これだけの量の瓦礫の塊を、前足と糸のみで巧みに操る凄まじい剛力と繊細な技術
も持っているのである。知能と技巧だけ見れば間違いなくモンスターハンターの世界でもトップレベルに高い。
またアトラル・カは人類が作る人工物を「最適な巣材である」と本能で明確に認識しているらしく、巣の拡張・改良だけでなく巣の老朽化するなどした場合巣のリフォーム目的で積極的に人類の生息圏を襲撃する。
よってアトラル・カが襲撃し通り過ぎた場合、その被害地からは瓦礫等が丸ごと持っていかれる。
弱点となる「ネセト各所にある金色の糸束」以外への攻撃は原則無意味と防御面も凄まじいが、アトラル・カ的にはハンターと戦った段階のネセトは未完成の巣という扱いらしい。
そしてネセトが龍の形状を模しているのは、アトラル・カが「自分の出会った生物の中で強い・脅威と感じた生物」を模倣するためとされている。


◆戦闘

◇第一形態

ラスボスだが甲虫種なため、疲労状態や各種状態異常になる。乗り状態も狙える。
ただし罠はフィールドに設置不可なので捕獲はできない。

BGMは「墟城の魂たる女王」。古代エジプト風の不思議な雰囲気である。

  • バインドボイス
甲虫種初のバインドボイス。
拘束は短いが、まるでホラー映画の女性の断末魔のような鳴き声はインパクトはデカい。

  • 鎌攻撃
縦に振り下ろす攻撃と横に2回斬りつける攻撃がある。リーチ長め。

  • 糸弾
糸の弾を3発放つ。当たると糸拘束状態になるため消散剤の用意を。

  • 鉄骨投げ
地面から鉄骨を取り出し糸を使って背中に背負うように固定、プレイヤーめがけて投げつける。
遠くまで届き威力も相当。

  • 腐食ガス
防御力ダウンの気体を全身から放出。こちらも対策を。


◇第二形態

アトラル・ネセトを解禁し、地中から力づくで引っ張り出すとその中に篭って操縦してくる。
前脚のオレンジの爪のような糸の塊が弱点で、攻撃を与え続けると部位が破損。同時に巣が崩れネセトがダウンする。
この時脚に金粉が舞うエフェクトがかかる。そこから採掘が2回可能。お守りや鉱石、金のたまごが採れる。おじ…女王様のきんのたまごだからね!
ダウンした脚から背中に登ることができるので障害物を壊して本体がいる金色の繭を狙おう。
この時は瓦礫をぶつけて応戦するがそこまで気にならない。ただし腐食ガスを使われると強制的に落ちるので注意。

繭破壊か一定ダメージで大ダウンとなり、首の部分が下がって登れるようになる。
登って巨大繭を攻撃しよう。この巨大繭の中にアトラル・カの本体があるため一気にダメージを与えることが出来る、所謂弱点部位となっている。ちなみに頭と尻尾の根元も採掘可能。

墟城形態では集会酒場から巨龍爆弾やバリスタの弾、大砲の弾の支援物資が届く。
マルチプレイなら無視してもいいがソロなら活用してもいい。
ただ、猛攻の合間を縫って拾いに行ったり設備まで走って行く手間に対して、リターンは少ない。
むしろ慣れてしまえば後述の撃龍槍ですら使わない方が早く討伐出来るので、ありがたみはかなり低い。

BGMは「蠢く墟城」。四天王戦や龍識船テーマなど本作の様々なBGMの重厚なメドレーである。
一定ダメージで墟城が一旦崩壊。再び本体と戦う。

  • 踏みつけ
脚を大きく上げて踏みつけ、そして一直線上に岩盤砕き。
砂煙をよく見よう。
岩盤砕きは前方にしか発生しないので、側面に位置取るのも手。

  • 糸放射
胴体の真下から糸をレーザーみたいに勢いよく放射。
今糸拘束状態になるのは非常にまずいので早めに解除を。

  • 腐食ガス
この形態でも使用する。


◇第三形態

半壊したアトラル・ネセトを一時放棄しての戦闘。
凶暴性が増して攻撃も苛烈化するが、なんと撃龍槍も使うようになる。
BGMは第一形態と同じ…ように聞こえるがサビが追加されている。
一定ダメージで地面に潜り第四形態へ。

  • 撃龍槍
本体の二戦目で解禁。
糸をくくりつけた撃龍槍にジャイロ回転をかけつつ投げ飛ばすように高速で射出して使用する。威力も尋常じゃないので何としても避けたい。
また、地面から朽ちた撃龍槍を取り出し、同じく糸をくくりつけた上で攻撃に使う。朽ちた方は使い捨て武器感覚で運用してくる。
一発を避けるのは難しくないが結構な頻度で使うため全部避けるのはなかなか困難。
なお閃光玉で撃龍槍を落とせる。

  • 糸結界
フィールドに糸を放出して蜘蛛の巣のように張り巡らせ、ブービートラップのようにプレイヤーの動きを封じる。
これも糸拘束。

  • 鉄骨ハンマー投げ
第一形態で使用した鉄骨を糸で大きく振り回す。範囲が非常に広い。


◇第四形態

ネセトとの第2回戦。
基本は第二形態と同じだが、攻撃がより苛烈かつ隙が非常に少ない。背中の障害物も増えて、背中の繭玉の位置も奥まったところに位置している。
攻撃は脚踏みつけによる岩盤砕きが側面にも及ぶようになった。
加えて、爪だけを動かして衝撃波で攻撃してくる。
採掘箇所は全て復活するためクエストでだいぶお守りが集まる。
ちなみに第四形態ではプレイヤーも撃龍槍を使え、当てれば背中の繭玉を破壊しているか否かに関わらず巨大繭玉に攻撃出来るようになるが、アトラル・ネセトを撃龍槍の前に誘導するのは難しいため、ほとんど使われない。

一定ダメージでムービー。ネセトが完全に崩れ去り最終形態へ。


◇最終形態

ネセトを失い最も凶暴化した状態。
アトラル・カは背中に巨大な鉄の車輪を背負い、これをメインに攻撃を仕掛けてくるようになる。
ちなみに車輪をよく見ると糸が「XX」の形になっている。

ムービーとともに流れるBGMはメインテーマのアレンジ「英雄の証(MHXXver)」である。
絶対に負けられない最終決戦であるとビシバシ伝わってくるが、アトラル・カも本気中の本気。絶対に気を抜かないように。

  • 車輪攻撃
墟城に取り付けていた車輪で攻撃。
開幕は車輪を転がして突進する。楽しそう
鉄骨と同じく投げてくることも。

  • 朽ちた撃龍槍
通常の撃龍槍の使い方は第三形態と変わらないが、朽ちた撃龍槍の使い方は変化。
3本をコンパスのように旋回させたり、5本を連続して撃ったりと扱いが巧みになっている。


◇討伐後

激戦を制するとアトラル・カは大量の糸や粘液を放出しうつ伏せに倒れ込んで絶命する。
同時にフィールドの壁が崩れて日差しが差し込む演出が入る。


◆総評

アトラル・カ時には素早くトリッキーな動きで翻弄し、アトラル・ネセト時には壮大且つ重厚な動作で威圧してきたりと、
次々起こる形態変化でプレイヤーを飽きさせなかったり、アトラル・ネセトの超大型モンスターの良いとこ取りな戦い方、
PTはもちろん、ソロでも十分余裕を持って倒せる程度のタフネスさ、しかし気を抜けば敢え無くやられてしまうような手ごたえなど、
プレイヤーからの評判は上々である。
第一形態「さぁ、まずは小手調べだ。本気は出さないでおいてやろう」

第二形態「どうだ、驚いたか? 初めてだろうから、弱点はわかりやすいところに置いてやろう。光っているところを殴ればいいぞ」

第三形態「少しはやるようだな。撃龍槍を解禁してやろう。ブービートラップもしっかりかわせよ」

第四形態「今度は本気だ。障害物激増モードで行くぞ。ただ、倒し方は変えないでおいてやる」

最終形態「とうとうここまで来たな。出し惜しみはなしだ。全力で行くぞ」
…と、段階的に倒し方を理解できる流れになっているのは特に評価が高い。
前作のオストガロアがあまりに異形すぎて、どう戦えばいいのかわからない人が続出したのを反省したのかもしれない。

また、直近のシリーズのラスボスで多く見られた「体力&肉質が硬い部分が多く、加えて時々攻撃チャンスを奪われてやたらと時間が掛かる」といった点もなく、
加えてこちらの攻撃手段が非常に限られる場所から一方的に攻撃して来たり猛攻を掻い潜って採掘を行わないと手に入らない素材があるわけでもない等、ストレスフリーな仕様、
更には採掘で古びたお守りや風化したお守りが入手出来る上に採掘箇所が全部で28箇所ある事、落とし物で貴重な真鎧玉が手に入る等、
挙句の果てには武具の性能が軒並み高性能と、昨今のラスボスでもトップクラスの優良モンスターとして高い人気を誇っている。
昆虫モチーフながら、ハデハデしい煌びやかな見た目のお陰で生理的嫌悪を抱きにくいのも、追い風になっているだろう。
そのせいでかつてのATMことアカムトルムよろしく乱獲されまくっているのが、本虫にとって幸いなのかは不明。
誰が呼んだか「カマキリオンライン」あるいは「モンスターハンターならぬマンティスハンター


◆武具、装備

アトラル武器の見た目は、薄く角ばった黄金の板のようなデザインである。
納刀時はこぢんまりとしているが、黄金の板がスライドするようなギミックがある。

近接武器

共通してトップクラスの攻撃力330、素で斬れ味紫でさらに匠での延長可、スロット3、防御力+60と至れり尽くせりってレベルじゃない。
事実、アトラル武器の大剣等は最強格扱いされており、太刀やランス、スラッシュアックスも評価が高い。
MHXXで無属性武器を使う場合はまず選択肢に上がってくる優秀な武器である。

しかしあくまで無属性武器なので、与ダメの大部分を属性で賄っている片手剣や双剣は相対的に微妙。
素で紫があると言っても20程度で白以下のゲージの長さが貧弱(白10青20緑30)なので斬れ味消費が多い武器はどちらにせよ匠スキルや業物スキルの追加は必須である。
特に双剣に関しては獰猛化イャンガルルガの黒狼軍扇【玄】が高い物理攻撃力で毒属性まで持ち、素でも白60・匠で紫の素晴らしく優秀な斬れ味、こちらと同じスロット3…と手数武器として防御力以外は毒が通らない相手という例外を除けば完敗していると言っても良いほど。カマキリ双剣装備を作った?最後に武器を黒狼軍扇【玄】にしたら完成だよ。

さらに本作では紫ゲージの補正が若干の弱体化を受けた為、紫ゲージの利点はそれほど無かったりする。
白ゲージ高攻撃力の武器や、狩技ゲージに補正が入る二つ名武器などライバルも非常に多い。
使うのであればスロット3の拡張性を活かしたい。その場合は龍識船武器*1と競合することとなるだろう。

遠距離武器

近接武器と同じくトップクラスの攻撃力330、スロット3、防御力+60とやはり優秀。
防具の防御力が低いガンナーでは、防御力+60は実質防具をもう1つ装備してるようなものである。

ボウガンは物理弾の運用に特化しており、速射対応弾、しゃがみ撃ち対応弾のどちらも優秀
……なのだが、素の状態では対応弾がほぼ装填不可というとんでもない欠点を抱えている。
運用には○○弾追加スキルが前提となるため、近接武器や弓と比べると使用率はそこまで高くない。
それでもライトは通常弾運用、ヘビィは散弾運用ではトップを争える性能は持っている。
その他武器内蔵弾が強力なので、特化して超短期決戦向けにする運用もある。

弓は溜め3で矢Lv2ととてつもなく貧弱。
溜め4では連射Lv5を得る為、ボウガンのように装填数アップが必須となる。
これまでの作品では溜め4はやや使いづらい面が多かったが、スタイルや狩技でフォローできる今作では十分実用範囲。
装填数さえ付ければはきゅんよろしく超火力を発揮できる最強クラスの一張りになれる。
ブレイヴスタイルなら使いやすいが、ブレイヴゲージを溜める「剛溜め」が味方を吹き飛ばすため、マルチプレイで使うのは控えた方が賢明。
※剛溜めで放たれる矢は曲射で放たれるものと同じ。アトラル武器の場合は「爆裂型」である。


武器名だが、初期段階が「宝○○の金属器」、最終強化で「碑文の○○□□」、究極強化すると「真名□□△△」となる。
(例:大剣は「宝大剣の金属器」→「碑文の大剣アニュバス」→「真名ネブタジェセル」)

最終強化では古代エジプト神話における神の名を捩った名が入り、究極強化ではその神にまつわる言葉が入る。それらの由来を探して見るのも面白いだろう。
近年のラスボス武器にしては、名前も説明文も比較的おとなしい。


防具:ネセトシリーズ

古代エジプトチックな金色主体の防具。
一式で発動する「スキル加点+2」と「護石系統倍加」、そして大量の空きスロットが特徴。
  • スキル加点+2→文字通り。スロット3で4ポイントの重いスキルでも脚と腕だけで付くし、いわゆる「5スロスキル」も僅か4つ付けるだけで済む。
  • 護石系統倍加→文字通り。お守りでのポイント(スロットの装飾品分含む)が二倍になる目玉スキル。極めると お守りだけで重要スキル3つ発動出来る こともある。間違えてマイナスのポイントまで倍にしないよう注意。
装飾品とお守りの効果を高めるため、スキル自由度が非常に高い。

反面、お守りや装飾品に強く依存し、それらがないハンターだとただ防御力が高いだけの装備になり下がってしまう。
なのでスキル構成はしっかり考えよう。あとお守りもしっかり掘ろう。
汎用性と防御力は最強クラスだが、各武器種に特化させた混合防具には搭載スキルの数で劣りやすいのが欠点。
だがこれ一式作れば、装飾品とお守りを変えるだけで様々な武器種に(最低限)対応出来るためとりあえず作れとおススメされやすい。


◆カマキリオンライン

先述した通りアトラル・カは武器も防具も優秀なため、メンバー全員がカマキリ装備でカマキリを狩りにいくこともよくある。(通称「カマキリオンライン」)
歴代ラスボスの中では攻略難易度が低めであり、
素材が非常に高く売れる上にクエスト報酬や採掘でお守りが入手できることから、登場からしばらくは金策やお守り目的で乱獲されていた。
しかし後からお守り集めに関してはより効率のいいイベントクエストが配信されたので今では落ち着いている。

ネタ要素を含めて、わかりやすく言うとこんな感じ。

1:HR上限解放したけど、何したらいいか分からない
カマキリを狩れ。 とりあえず真名+ネセト一式を作成だ。話しはそれからだ。

2:HR12でキークエ未消化だけど、何故か来れたよ!
→足を引っ張らなきゃ問題ない。 カマキリを狩れ。 防御600未満の剣士は出直して、どうぞ(経験談)*2

3:防具を限界まで鍛えたいけど、真鎧玉が足りない
カマキリを狩れ。 落し物をこまめに拾うと更に良いぞ。

4:武具鍛えたいけど金欠…
カマキリを狩れ。 売るのは余りやすい金殻・金糸・香液・アルティマ結晶が良いぞ。プラチナのたまごが来たら感謝しつつ100,000zに変えるのだ。

5:HR100未満だから超特殊行けないお…(;ω;)
カマキリを狩れ。 一体でも制覇して箔をつけろ。(ハンター名の横に王冠がつく)

6:むしゃくしゃして何か乱獲したい
カマキリを狩れ。 人も集まりやすいからイライラしにくいぞ。地雷や寄生に遭遇して更にイライラする可能性もあるが

7:良いお守りが欲しい!
カマキリを狩……らなくとももっと良い所があるぞ。
3〜5と併用したいなら、とりあえず カマキリを狩れ。

8:宝◯◯の金属器で来たお!
「更に」カマキリを狩れ。 あとG級獰猛化モンスターも数体狩れ。HR13以上のクエでキックされるぞ。

9:心眼鈍器キノコ真名双剣で来たお!
→お前はネットでググれ。

10:真名弓でお手伝いしますよ!
カマキリを…じゃなくオフに行け。 もしくはガンナー四人で狩れ。あと装填数アップや集中は絶対に付けろ

11:チーズ(穴空き)ネセト一式で来たお(^ω^)
→か え れ

まさにソープに行け状態である。



◆余談

アトラル・ネセトは一見、ラオシャンロンのようなドラゴンに見えるが、側面から見ると脚が長く胴体が短い体型で、尻尾もサソリの如く曲がっている。
これは、同じ甲虫種であるゲネル・セルタスの骨格をベースにしているためである。


設定によると、建造物の無かった(あるいは少なかった)頃は、アトラル・カは建造物ではなく自然の物を使ってアトラル・ネセトを作り上げていたらしい。
もしかしたら今後、人工物ではなく自然由来の素材を用いるアトラル・カ亜種が登場するかも知れない…?

コンセプトとしては「人間とは別方向に進化した知性体」らしい。
「建造物を作る知性を持った竜」だと、いかにもファンタジー的な感があるため、あえて「高い知性を持つが、人間とは全くコミュニケーションを取れない進化した昆虫」というデザインになっているとのこと。


作品名である『ダブルクロス』は一般的に「裏切り」という意味を持つ語だが、ラスボスなのに甲虫種…と見せかけて巨大ロボに形態変化、という生態を持つアトラル・カはある意味MHXXのラスボスにこれ以上なく相応しいモンスターかもしれない。


カマキリと車輪の組み合わせでピンと来た人もいるかもしれないが、「蟷螂の斧」という故事成語もイメージの一部と思われる。
これは車輪に轢かれそうになっても逃げずに鎌を振りかざして威嚇する蟷螂を揶揄した「身の程を知らない愚か者」という意味を持つ言葉である。
アトラル・カとの戦いで車輪に轢かれるのはこっちの方になるが



「追記ト修正ニヨルwiki籠リノ繁栄」
金色煌めく項目に記された、
失われし文明の記憶の欠片。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • モンスターハンター
  • MHXX
  • 蠢く墟城
  • ラスボス
  • 擬態
  • 女王
  • 真名
  • ネセト
  • 金属器
  • エジプト
  • アトラル・カ
  • アトラル・ネセト
  • 甲虫種
  • カマキリ
  • 予想を裏切る展開
  • 乱獲対象
  • カマキリオンライン
  • 閣螳螂
  • 巨大ロボ
  • マンティスハンター
  • 蟷螂の斧
  • ダイナミック☆メリーゴーラウンド
  • ハウルの動く城
  • モンハン
  • 移動要塞
  • パイロット
  • 傀儡師
  • 擬態
  • モンハンラスボス

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月07日 02:03
添付ファイル

*1 全ての武器種で共通して攻撃力300(ガンランスのみ290+火20)・会心25%・スロット3・斬れ味は匠無効の紫30白50

*2 G級序盤のレア8装備+王鎧玉強化だけでも630〜660あたりは十分可能。四天王装備あたりなら720にもなる