異世界食堂

登録日:2017/06/30 (金) 00:17:53
更新日:2023/09/26 Tue 19:04:33
所要時間:約 38 分で読めます







“特別な客”たちは「ねこや」の事をこう呼んでいる。


異世界食堂




『異世界食堂』は犬塚惇平による日本のライトノベル。
初出は小説投稿サイト「小説家になろう」。2015年にヒーロー文庫で書籍化されている。


●概要

タイトルの通り、一週間に1日、土曜日だけ異世界と繋がる食堂が舞台の「食ラノベ」。
基本的には色んな異世界のお客がこちらの世界の食べ物に舌鼓を打つ短編形式。
お客のバリエーションは王族だったり、異世界の英雄だったりエルフだったり、リザードマンだったり吸血鬼だったりドラゴンだったりと様々。
そんな彼らが食堂に来る事情や、食べた料理が異世界に影響を与えたり与えなかったりする姿が描かれている。
2017年7月から9月までアニメが放送。2021年4月に第2期『異世界食堂2』の制作が発表され、2021年10月から12月に放送。
漫画版も九月タカアキ作画でヤングガンガンにて連載された(全4巻)。
現在少年エースにてヤミザワ・モロザワ作画で連載中。

書籍化がなされた作品ではあるが、小説家になろう内における閲覧制限は受けておらず、全話閲覧可能となっている。
…のだが、2021年5月を最後に未完のまま1年以上も更新が滞っており、完結が危ぶまれている状況である。
「今後は不定期掲載にし、活動自体は続ける」との事らしいのだが…。

●ストーリー

オフィス街に程近い商店街の一角、犬の看板が目印の雑居ビルの地下一階にその店はある。
猫の絵が描かれた扉の食堂「洋食のねこや」。
創業五十年、オフィス街のサラリーマンの胃袋を満たし続けてきた。
洋食屋といいながら、洋食以外のメニューも豊富なことが特徴といえば特徴なごく普通の食堂だ。
しかし、「ある世界」の人たちにとっては、特別でオンリーワンな一軒に変わる。
「ねこや」には一つの秘密がある。
毎週土曜日の店休日、「ねこや」は“特別な客"で溢れ返るのだ。
チリンチリンと鈴の音を響かせやってくる、生まれも、育ちも、種族すらもばらばらの客たちが求めるのは、世にも珍しい不思議で美味しい料理。
いや、オフィス街の人なら見慣れた、食べ慣れた料理だ。
しかし、「土曜日の客たち」=「ある世界の人たち」にとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。
特別な絶品料理を出す、「ねこや」は、「ある世界」の人たちからこう呼ばれている。

─────「異世界食堂」。
そして今週もまた、チリンチリンと鈴の音が響く。


●登場人物


○ねこや関係者

+ 詳細は以下
CV.諏訪部順一
ねこやの店主。ねこやを開業した祖父から店を継いだ二代目。どちらかと言うと犬派。
店を継ぐ前は中華料理店で修業をしていたり、喫茶店でバイトをしたりしていたため、料理のバリエーションは多彩。
結構いい歳だが過去にいろいろあったらしく、結婚はしていない。

CV.上坂すみれ
ねこやのウェイトレス。魔族の少女。
魔族はかつて六柱の神によって追放された邪神を信奉する眷属であり、その加護として人間とは異なる部分を体に持っている。アレッタの場合は頭の角。
魔族は長らく他の種族と敵対関係にあったが、70年前の邪神戦争で四英雄によって邪神が倒された事で大幅に弱体化し、隠れ潜む事を余儀なくされた。
70年が経った事で魔族と見れば即殺される、というほどの差別はなくなったが、それでも就職は難しく、
アレッタも魔族である事がばれてクビになり、行き倒れしかけていたが、廃墟でねこやの扉を見つけた事で、最近体力の衰えを感じていた店主に雇われることになった。
飲食店で働く都合上、身ぎれいにするようになった事と、魔族である事を隠さないようになったことが幸いして口入れ屋から仕事を紹介され、知り合いのサラの家の家政婦として雇われることになり、安定した職を得た。
読み書きは全く出来ないので、注文は全て耳で聞いて記憶している。
アニメでは初期からレギュラーとして登場している。

CV.大西沙織
六柱の神の一柱。本来の姿は黒いドラゴンだが、ねこやに来る時はエルフの姿を取っている。
死を撒き散らす力を持ち、数万年前、『金』の招集に応じて他の五柱と共に『万色の混沌』を滅ぼした。
しかし、万色の混沌は生命の根源でもあり、混沌を滅ぼした後に生まれた生物たちは非常に弱く、『黒』の力に耐えられなかった。
それを嫌った『黒』は生命のいない月へと渡り、ただ一人で長い時を過ごしていた。
しかしある時、月面にねこやの扉が現れた事で興味を持ち、その時たまたまアルフォンスが食べていたチキンカレーを食べてみたところそれにハマる。
書籍版では『赤の女王』の紹介によってチキンカレーを給金代わりにねこやでウェイトレスとして働くことになった。(ネット版では代金を肩代わりするだけ)
死を撒き散らすことがないよう力と気配を完全に抑えている為、彼女が店にいる事に気付ける者はほとんどいない。そして気付ける者はこいつはやばいと関わるのを避けるため、結果的にトラブルにはなっていない。
ちなみに『赤の女王』は『黒』がビーフシチューに目を付けていれば、戦いをおっ始めるつもりだった。セーフ。
東大陸では何故か光の神こと『白』の妻という事になっている。
一部客からはコイツ危険ではないかと気配で判断されているがねこやルールなどもあり放って置かれている。

  • 山方大樹
CV.井上和彦
先代の「ねこや」店主。
大連市で洋食屋を営む夫婦の下に生まれ、家出した後太平洋戦争終戦まで上海市で洋食のシェフを務めていた。
終戦後、日本に渡り、50年前にねこやを開業した。
10年前に心臓発作で死去。

  • ヨミ / 山方暦
CV:井上喜久子
四英雄の一人であり、山方大樹の妻。
元々は魔王殺しのために闇の神殿に作られた存在であり、強い闇の女神の加護と高い能力を持っていた。しかしその出自もあって世界の事には興味が無く、仲間の3人以外の事はどうでもいいと考えていた。
しかし、邪神戦争で魔王が命と引き換えに蘇らせた邪神に残っていた力の全てを叩き込み、その断末魔によって異世界に飛ばされてしまっていた。
その後、七日七晩泳ぎ続けて日本に辿り着き、大樹と出会い、後に夫婦となった。戸籍は戦災で焼失したという事で押し切ったらしい。
大樹と共にねこやを開業してから20年後、偶然にもエルフが残していった遺産を発見し、それによって異世界食堂を開業。
自分が知る限り最も魔法に精通したアルトリウスを最初の客として招き、向こうの世界がどうなったかを確かめていた。
十年前、大樹が亡くなってからは異世界食堂を閉める事も考えていたが、
大樹から店を任されていた店主が祖父の遺志を継いで異世界食堂を続ける決心をし、後に店主にマスターキーを渡して異世界食堂を閉めるかどうかの判断を完全に委ねた。
今では大樹が生きて死んだこちらの世界が自分の故郷と考えており、このままこちらの世界に骨を埋める気でいる。
ちなみに孫が『黒』を始めとしたヤバい連中を招いている事にちょっとハラハラしている。
なお、こちらの名前が「暦」なのはヨミは黄泉につながり暗く見えるから。

  • 山方早希
店主の姪。ねこやの跡継ぎ候補。
料理人志望であり、20歳になったことを機にアルバイトを許され、叔父の店であるねこやでウェイトレスとして働く傍ら、腕を磨いている。
どういうわけか文庫版では登場が遅く、6巻になってようやく登場した。それまでは彼女が出てくるところは、黒に置き換わっており、web版の名残なのか黒との絡みも無い。残念。

  • 店長
CV:鈴村健一
ケーキショップ『フライングパピー』の店長。
店主の幼馴染でもあり、先代の頃からねこやに通っていたため、土曜の特別営業の事も知っている。
過去にバイク事故で半身不随になりかけたところを異世界の薬で助けられたことがあり、その恩義と縁から特別営業にも協力している。
ねこやのデザートは大体がフライングパピーからの卸売りによるもの。

  • マスター
ねこやビルの二階にあるバー『レオンハート』のマスター。
ねこやとは先代の頃からの付き合いであり、特別営業の事も知っている。
ねこやに酒を卸し、バーのつまみとしてねこやから出前を届けてもらっている。食事メインならねこや、酒がメインならレオンハート、というのが常連の常識だそうな。

  • 木村将太
ねこやのパンの仕入先「ベーカリーキムラ」の息子。
アレッタに惚れており、よく自作のパンをプレゼントしている。


○お客

+ 詳細は以下
  • サラ=ゴールド(メンチカツ二世)
CV.安野希世乃
ゴールド商会の令嬢であり、売り出し中のトレジャーハンター。
ある時、ゴールド商会の基盤となった莫大な遺産を残したトレジャーハンターである曽祖父ウィリアムの手記を発見し、
ウィリアムが晩年を過ごした廃坑の町に隠された財宝を見つけようとその町を訪れ、ねこやの扉を発見した。
その日の日替わりがたまたまメンチカツ定食だった事からそれを頼んだ。
ねこやの常連であったウィリアムが最も好んだ料理であり、サラも一度食べた後は常連になった事は言うまでもない。
ウィリアムと交友のあった古株の常連客からはメンチカツ二世と呼ばれている。
アニメ版の中の人は本作のEDも歌っている。

  • シア=ゴールド
CV.諸星すみれ
サラの妹。
ウィリアムから受け継いだ冒険心、通称『ウィリアムの呪い』によってトレジャーハンターになってしまった姉を心配し、定期的にサラの家を訪れている。
ねこやの事はサラから秘密にされているが、アレッタが就職祝いに貰ってきたフライングパピーのクッキーにはまり、定期的にアレッタに買ってきてもらうほどのファンになった。

  • ジュニア
サラの従兄弟。本名はウィリアム=ゴールド。
サラにトレジャーハンターとしての心得を教えた師匠のような存在であったが、10年前にエルフの遺跡で消息を絶ち、死んだものと思われていた。
しかし実際はエルフの遺産によって南大陸に飛ばされ、そのまま帰れなくなっていた事が判明。
そして義妹で弟子のマリベルと共にねこやを訪れ、そこで偶然サラと再会を果たした。
両親に自分の生存を知らせるため、サラに自分の手記を託し、後にその手記の写本によって南大陸の存在が北方に広く知られることになる。

  • グスタフ
冒険者。
古王国最後の王がリッチと化した事でアンデッドの巣窟となった死都を訪れ、崩落に巻き込まれて足を骨折、絶体絶命の窮地に追いやられる。
しかし、死霊となっていたジュリアス=ゴールドの案内でねこやの扉を発見し、命を拾うことになる。
その後、ジュリアスに自分の遺品を家族に届けるよう頼まれ、ゴールド商会からちょっとした謝礼を受け取ることになったそうな。

  • アルトリウス(ロースカツ)
CV.清川元夢
四英雄の一人。叡智を極めた大賢者。
先代の頃からねこやに通う古株の常連客であり、異世界のお客向けのメニューは彼が翻訳した。
魔法陣を使って扉を呼び寄せるという方法でねこやに通っており、店では常にビールとロースカツを食べている。
何故かメディアミックスのたびに姿が変わる。

  • アレクサンデル
CV.櫻井孝宏
四英雄の一人。「剣神」の異名を持つハーフエルフの剣士。
帝国の祖である賢帝ヴィルヘルムの父であるが、ヴィルヘルムが生まれる前、帝母アーデルハイドを仲間の助けを借りて魔王の襲撃を受けた旧帝都から逃がし、その後身分の違いから一度も会いに行く事は無かった。
邪神戦争が終わった後は傭兵として世界を放浪していたが、ある時、ハーフリングからねこやの事を聞き、
ヴィルヘルムがそこの常連であり、「コロッケ」を好んでいた事を知り、アルトリウスにねこやに連れて行ってもらった。
そこで死んだと思っていたヨミの生存とその血縁の話を聞かされ、亡き恋人と息子の墓参りに行くことを決めるのだった。

  • タツゴロウ(テリヤキチキン)
CV.大塚芳忠
西大陸出身の老侍にして伝説の傭兵。人間の身では倒せぬと言われた魔物を幾体も屠り、およそ剣を握る者なら知らぬ者はいないとまで言われている。
テリヤキチキン定食と清酒を特に好んでいる。
ウィリアムとも顔見知りであり、そのひ孫であるサラを見かけた事で自分もその内見どころのある奴をねこやに連れて行こうと思っている。
アルトリウス同様メディアミックスのたびに姿が変わっており、文庫版および九月タカアキ版は眉毛やもみあげと一体化したボリュームのある焦げ茶色の髪とまさに獅子を思わせる風貌だが、アニメでは黒髪ポニーテールに無精ひげの侍といった感じで、ヤミザワ版ではそれらの中間といってもよい風貌をしている。

  • ハインリヒ・ゼーレマン(エビフライ)
CV.杉田智和
公国の騎士。
ある時、モスマンと呼ばれる魔物が大量発生した異変を公国に伝えるために走り、空腹で力尽きかけていたところねこやの扉を発見。
ねこやで腹を満たし、疲れを癒したことで公国に事態を伝える事が出来、その功績で隊の一つを任せられる事となった。
注文した料理は「エビフライ」。
異世界においてエビ(異世界の言葉でシュライプ)は保存技術が未発達なため海辺の町でしか食べられず、
港町出身であったハインリヒは長い間食べていなかったエビの味を思い出して注文し、その味に感動。
しかし、任務の途中で金を持っていなかったため、代わりに担保として自分の剣を店主に預け、そのまま店を飛び出していった。
が、せっかちな性格が災いして、ねこやの扉が7日に一度にしか現れない事を聞かずに店を出てしまったため、以降3年間ねこやに辿り着けなかった。
しかし、一向に剣を取りに来ないため店主がタツゴロウに剣を返してもらうよう頼み、タツゴロウの案内で再びねこやを訪れる事になった。
以降は常連としてエビフライをもりもり食べている。

CV.日笠陽子
エルフの女性。
偶然ねこやの扉が放つ魔法を探知し、ねこやを訪れた。
エルフは動物と会話ができることや、嗅覚が鋭く動物由来の食材が持つ臭みを苦手としている事から肉や魚を食べるという習慣がなく、動物の乳や卵も駄目。
その為、人間の料理を「野蛮」と見下しており、ねこやにも期待していなかったが、
「肉も魚も乳も卵も入っていない料理」を注文して出された「豆腐ステーキ」の美味さに衝撃を受ける。
そしてエルフ由来のプライドの高さから対抗心を燃やし、料理修行の旅に出た。
そして後にあらゆる種族から絶賛されるエルフ料理の開祖となった。

  • アリス
CV.戸田めぐみ
ハーフエルフの両親から純粋なエルフとして生まれた「取り替え子」。
エルフはハーフエルフと比べて成長が遅いために疎まれ、放逐されることになったが、偶然ファルダニアと出会い、共にねこやに入って食べたライスバーガーの味に感動。
ファルダニアの料理探求の旅に同行することになり、後にその一番弟子となる。
ちなみにエルフ的にはまだ30歳の子供だが、見た目はファルダニアより成長している(書籍版4巻に挿絵あり)

  • クリスティアン(納豆スパ)
CV.小西克幸
森都の結界の管理者。ファルダニアの父・エドモンド(CV.千葉進歩)の友人。
10年前に森都に現れたねこやの扉の調査に向かい、そこでファルダニアと同じく「肉も魚も乳も卵も入っていない料理」を注文して出された納豆スパにはまり、発酵の研究にのめり込むようになった。
納豆スパはメニューに「腐った豆を使ったソースをかけた麺料理」と書かれている事と独特な匂いからクリスティアン以外に注文する者はまずいない。
料理研究のために森都を訪れたファルダニアと共にねこやを訪れ、そこでファルダニアの見識を深めることになるが、同時にファルダニアの納豆をライスにかけるという独創的なアイディアに衝撃を受ける事になる。
そして発酵の研究中に偶然できた味噌をプレゼントし、彼女を送り出すのだった。

  • セレナ
古きエルフの女賢者。
古代のエルフ達は永遠を生きるためにリッチとなる術を編み出したが、肉体を失った事で数百年で全員が発狂した。
しかし、その術を危惧していたセレナは別の手段での不老不死を実現させ、森の精気を取り込むことで三千年を生きている。ただしその代償に森を出れば十年程で朽ち果ててしまうという。
そのため、普段は森の中で思考と研究の日々を送っているが、正月だけは森を出てねこやにお汁粉を始めとした餅を食べに来ている。

  • カミラ(フルーツゼリー)
港町の外れに住む魔女。
街の住人からは人間と思われているが、実際は『青の帝王』に仕える人魚の大神官。
邪神戦争で復活した『万色の混沌』の気配を感じ取った『青の帝王』から直々に調査を命じられ、混沌が四英雄によって滅ぼされた後も監視を続けるよう命令を受けたため北方に留まっている。
ちなみに本人は海の底での暮らしに飽き飽きしていたため、この暮らしにも別に不満は持っていない様子。

  • 『赤の女王』(ビーフシチュー)
CV.伊藤静
六柱の神の一柱。本来の姿は赤いドラゴンだが、ねこやに来る時は人間の姿に変身している。というかそうしないとデカすぎて店に入れない。
年齢は不明だが本人曰く、10万歳を超えているらしい。
24年前、自分の城に現れた扉を通ってねこやに入り、ビーフシチューを食べてすっかりはまってしまった。
以前は昼間から店にいてビーフシチューを頼もうとする客を睨み付けていたが、店主にやめるよう言われ、
それ以降は他の客が皆帰った真夜中に店に入り、ビーフシチューを鍋ごと持って帰っている。そのため、他の客の間では「真夜中の貴婦人」と呼ばれ、噂になっていたりする。
女王としてはビーフシチューにはいっぱいの黄金を出したいところだが、値引きもぼったくりもしない主義のねこやの流儀に倣い、金貨2枚で妥協している。
ちなみに本来の姿では鍋いっぱいの量でも物足りず、もっといっぱい作ってほしいなあと思っていたり。
自分が集めた財宝に状態を把握できる呪いをかけており、ねこや(や店主やアレッタ)もそれに含まれる。その為、ねこやで狼藉を働く者がいれば即座に赤の女王が飛んでくる。

  • バルログ
CV.加藤将之
『赤の女王』の執事であり、彼女の眷属である炎の悪魔。
良くも悪くも如何わしい感情は持っておらず、人間に変身した『赤の女王』の裸を見ても何とも思わない。
恐ろしい外見とは裏腹に執事らしい忠誠心を持っているが、『赤の女王』がねこやから持ち帰ったビーフシチューを少しつまみ食いするつもりで一鍋全部食べてしまった事がある。

  • トマス=アルフェイド(ミートソース)
CV.屋良有作
アルフェイド商会を王都屈指の大商会へと育て上げた立役者。
ねこやの常連でもあり、店で食べた麺料理のソースをこっちでも食べたいと開発をし続けた結果、そのソースが大流行し、アルフェイド商会は一気にのし上がることになった。
先代の頃からねこやと契約を結んでおり、四週間に一度、土曜の売り上げと自分の世界の食材を取引している。
その食材を自分で食べ、異世界の味覚を研究するのがねこやの伝統となっている。
最近になって孫に扉を譲ったが、未練は残しており、孫がまだ再現できていないソースを自分が生きているうちに作ってくれないかなあと期待している。

  • シリウス=アルフェイド(ナポリタン)
CV.下野紘
トマスの孫。
祖父に連れられてねこやに入り、いずれ商会を継ぐ者として異世界の料理を学ばせるため、トマスから扉を譲られた。
祖父はミートソースが一番だと思っていたが、シリウスはナポリタンこそ至高と言う結論に至った様子。

  • ジョナサン=ウィーンズバーグ
CV.保住有哉
アルフェイド商会の料理人。
親も料理人である事からアルフェイド商会とは幼い頃から関わりがあり、歳が近い事もあってシリウスとは友人同士。
商売拡大のため、シリウスにねこやに連れていかれ、異世界の料理の味を盗んでやろうと画策中。

  • リンダ=アルフェイド
アルフェイド商会帝国支店の次期当主。
砂の国の大使からシャリーフを迎えるための料理の手配を任され、アイーシャの案内でねこやを訪れることになった。
そしてやっぱり料理の味を盗んでやろうと画策中。
しかし美味しいし、異世界より発展しているとは言え、ねこやこの商会に狙われすぎだろう。

  • アイーシャ/アルフレッド
砂の国の大使の娘と雇われ従者のコンビ。
ホームシックにかかっている主を励ますため、帝国ではまず食べられない故郷と似た食材を使った料理を出しているねこやを訪れた。

  • ガガンポ(オムライス)
CV.保村真
リザードマンの一族の一つ、青尻尾族の勇者。
青い尻尾族の村にはねこやの扉があり、その扉が開いた時、年に一度の祭りで勇者に選ばれた者がねこやに赴き、パーティー用のオムレツを持ち帰るという習わしがある。
その時、勇者は店で腹いっぱいオムライスを食べていいという特権があり、青尻尾族の男はみな勇者になりたがっている。
しかし、ガガンポもオムライスを食べたいのでまだまだ後進に譲ってやる気はない様子。
文中ではリザードマンの村では流暢に話している一方、ねこやでは片言かつ無口になっているが、これはリザードマンの扱う言語が異世界でも独自のものであるため。ねこやの中では異世界言語が自動翻訳される*1のだが、他の客が主に使うサマナーク語は流暢な日本語に、リザードマン語は片言になる。



  • アーデルハイド(チョコレートパフェ)
CV.上田麗奈
帝国の皇女。
4歳の頃、祖父である初代皇帝ヴィルヘイムが住まう離宮へ避暑に出かけた際、祖父に連れられてねこやに入った事があり、
その時に食べたチョコレートパフェが一番の好物となった。
しかし、それから12年程時が経ち、当時の記憶も薄れて夢だと思い込んでいたが、
肺の病を煩った事で離宮で療養生活を送ることになり、思い出の味と再会する事となった。
以降は常連となり、チョコレートパフェを始めとしたスイーツを食べに来ている。
長音をはっきりと発音する癖がある(チョコレートパフェ→チョコレイトパフェ、コーヒーゼリーパフェ→コオヒイゼリイパフェ)。

  • ヴィルヘルム(コロッケ)
CV.中博史
アーデルハイドの祖父。帝国初代皇帝。
邪神戦争で滅ぼされた旧帝都の王族の生き残りであり、邪神戦争の終結後、その地を支配していた最後の魔王アルティーナと同盟を組み、帝国を建国した。
その後は帝国を東大陸の大国の一つに数えられるほどに育て上げ、賢帝として名を馳せることになる。
ちなみにその躍進はまだ異世界の存在を知らなかった小さかった頃の店主がヴィルヘルムに渡した男爵イモが、麦が育つ土地が少なかった帝国で流行し、食料生産力を爆発的に高めたおかげだったりする。
これはヴィルヘルムの最たる偉業として挙げられているが、実際のところは向こうでもコロッケが食べたかったから買ってきただけなのだった。
ねこやの常連さん、マジぱねぇ。

  • エルマー
帝国の元将軍。ハーフエルフ。
元々は帝母アーデルハイドの屋敷の門番であり、その縁もあってヴィルヘルムに重宝され、『剣』と呼ばれたアルティーナと並んで帝国の『盾』として活躍した。
ハーフエルフなため、まだまだ現役だが、ハーフエルフが王となった事で滅んだ古王国の過ちを繰り返さないためにヴィルヘルムが将軍と大臣の任期を50年と定めたため、引退する事となった。
その後、公国を訪れた際にアルフォンスと知り合い、ヴィルヘルムが常連だったねこやへと案内されることになる。
そしてアーデルハイドと再会し、いずれ砂の国に嫁ぐことになるであろうアーデルハイドをヴィルヘルムに代わって見守る為、彼女に同行する事を決める。

  • ラスティーナ
CV.花澤香菜
魔王アルティーナの娘。
しかし、邪神の加護は微々たるもので、魔王と呼べるほどの力はなく、「最弱王」とも呼ばれる。
その事を内心気にしてたが、偶然自室に現れた扉から入ったねこやでアーデルハイドと再会し、彼女がヴィルヘルムから聞かされた教えを聞いたことで考えを改める事となる。

  • ソフィ
帝国の大地の神の司祭。
赴任した開拓村の森で偶然ねこやの扉を発見し、そこでポテトチップスを食べ、フライドポテトの屋台をやっている両親にこんな料理があると報告したところ、帝国でポテトチップスが流行することになった。
ちなみに男爵芋ことダンシャクの実はヴィルヘルムが出自を明かさないまま崩御したため、
大地の神がヴィルヘルムに与えたものとされており、帝国で大地の神の神殿が勢力を拡大する一因となっていたりする。

  • パッケとピッケ
CV:髙橋ミナミ(ピッケ)/高田憂希(パッケ)
ハーフリングの料理人夫婦。
王国で大人気の騎士のソース(ホワイトソース)を使ったシチューを旅をしながら売り歩いている。

  • マイラ
CV.加隈亜衣
宿屋の娘。
父がパッケとピッケから騎士のソースの作り方を売ってもらった事で宿屋は大繁盛。
そんな時に隣のパン屋のジョナサンからねこやの事を教えられ、騎士のソースを使ったマカロニグラタンを食べ、
それを新たな商品として売り出すために作り方を盗もうと画策中。

  • ソウエモン(お好み焼き)
CV:小山剛志
山国の近衛侍。
知り合いのハーフリングからねこやの事を教えられ、何回か訪れた後食べたお好み焼きの豚玉にはまり、常連となった。
国規模で仲の悪い海国のドウシュンとは折り合いが悪いが、何やかんやで彼との掛け合いを楽しんでいる。

  • ドウシュン(お好み焼き)
CV:平川大輔
海国の陰陽師。
こちらも知り合いのハーフリングからねこやの事を教えられ、常連となった。
ドウシュンも注文するのはお好み焼きだが、こちらは豚玉ではなくシーフード。海の幸をふんだんに使ったこの料理をどうにか自分の国でも再現できないものかと頭をひねらせている。
仕事柄ソウエモンとはねこやを訪れるのが大体同じ時間であり、毎度かち合うのを苦々しく思っているが、
どちらも時間をずらしたりすれば負けだと思っているのでそのままになっている。
そしてどうせかち合ったのならと相手の国の情報収集のために同席し、目の前で美味そうにお好み焼きを食うのを見て自分も食べたくなり、相手のお好み焼きを注文する、というところまでがお決まりの流れ。

  • フェイリー(カルビ丼)
海国の姫。
2年前にネズミによってねこやの存在を知り、その時に食べたカルビ丼にはまった。
しかし、宮殿の近くにある扉にはドウシュンによって道に迷う呪いがかけられている為、ドウシュン以外は近付くことが出来ず、
土曜とドウシュンが仕事で宮殿を空ける日が重ならないとフェイリーはねこやに行くことが出来ない。
ちなみにドウシュンは全部知っているため、数ヶ月に一度は土曜に宮殿を離れている。

  • セレスティーヌ・フレグラン(パウンドケーキ)
光の神の高司祭。
尼僧院の院長を務めている。
光の神の教団には「享楽を知らぬままに耐えるのは容易い。修行を妨げるものの魅力を知ってこそ、それを耐えることが禁欲の修行に繋がる」という教えがあり、
高司祭には1年間あらゆる娯楽を享受し、その後でそれを絶つ「一年の享受」という風習がある。といっても1つや2つの娯楽を嗜む程度は許される。
若くして高司祭となったセレスティーヌは見事すべての娯楽を断ってみせたが、
ある時ねこやに入り、パウンドケーキを食べた事で常連となってしまった。
ちょうど1年が経った後、どうにか通うのをやめようとしたがラムレーズンのパウンドケーキの誘惑に負けて無理だった。
そしてフライングパピーが常連にプレゼントしているブランデーケーキまで貰ってしまい、開き直ったセレスティーヌはそれを弟子たちにも振る舞い、彼女らと共にケーキの再現を試みるのだった。
この事から光の神殿は菓子作りの聖地としても崇められることになり、法王となった後もセレスティーヌはケーキを断てぬままだったとか。

  • ブリジット
光の神の高司祭。セレスティーヌの前任者。先代の頃の常連。
『ドワーフ殺し』と呼ばれる程の酒好きであったが、ねこやに通うようになってからは美味い酒を飲むためにねこや以外では飲まないようになったとか。

  • カルロッタ
セレスティーヌの弟子。平民の出身で、ドワーフ並の酒好き。

  • アンナ
セレスティーヌの弟子。ヴィクトリアと同じく、人間の両親から生まれたハーフエルフであり、生まれてすぐに僧院に引き渡された。

  • ジュリアンヌ
セレスティーヌの弟子。王国のさるやんごとなき筋の血を引いており、王都の贅沢を知り尽くしているが、流石に異世界の菓子の存在は知らなかった。

  • ロメロとジュリエッタ
CV:八代拓(ロメロ)/富田美憂(ジュリエッタ)
吸血鬼の夫婦。
領主の娘であったジュリエッタは吸血鬼のロメロと恋仲となり、自身も吸血鬼となった事で追われる身となった。
そして洞窟に追い詰められたが、そこで偶然ねこやの扉を発見し、どうにか逃げ切ることが出来た。
その後もちょくちょく食べに来ており、特にワインがお気に入りで、夜になると他の酒飲み達と盛り上がっている。
ちなみに光の神の高司祭も店に来ているが、ねこやは客同士の争いはご法度なので放っておかれている。

  • ロロア
CV.沼倉愛美
黒の神の神官。
黒の眷属には、己の血を分け与える事で人間を眷属に変える力がある。
黒の神の信徒が集まる黒の都では、眷属の活動のために必要な血を人間に血を提供させ、その代償として人間を庇護している。
そしていずれ大神官になる才覚を持つと認められた人間は黒の眷属の血を受け、自らも眷属へと変わる。
要するに黒の眷属とは吸血鬼の事。北方の吸血鬼の間では黒の都の存在は「吸血鬼の国」として実しやかに噂されている。
ちなみに大神官ともなれば竜鱗で体を覆って太陽も克服しているらしい。
眷属になったばかりの時に偶然ねこやの扉を発見し、吸血鬼のロメロとジュリエッタの友人となる。
ちなみに『黒』が店にいる事は知らない。

  • リリパット(ホットケーキ)
手のひらサイズの小人の種族。
村の近くにねこやの扉があり、土曜には村人総出でホットケーキを食べに行く。リリパット達にとっては扉は巨大すぎるため、毎回結構な重労働だったりする。
ちなみにホットケーキに何をかけて食べるかについて村が分かれかけた事があった為、以来全種類を少しずつ出してもらっている。

  • ユート(ポークジンジャー)
狩人の少年。
師匠のマシラの計らいによってねこやの存在を知ることになり、仕留めた猪の肉を調理してもらった。
その後も師匠と一緒にねこやで豚のしょうが焼きをがつがつ食べているそうな。

  • アルフォンス・フリューゲル(カレーライス)
CV.立木文彦
公国の将軍。
最強の海軍将軍と謳われたが、20年前にクラーケンとの戦いで船を沈められ、無人島に漂流。その島で主を倒したりしている内にねこやの扉を見つけた。
その時、最初に注文したカレーライスにはまり、以来20年間土曜には欠かさず食べに行っていた。
というよりは無人島にはろくな食べ物がなく、異世界の料理の方が美味しいからである。
しかし、公国の船がその島に漂着した事で公国に戻ることになり、もう食べられないのかと諦めていたが、
最近訪れるようになったエビフライ好きの公国騎士がいた事で公国にも探せば扉はある筈と確信。
三ヶ月かけて扉を探し出し、変わらずカレーライスを毎回注文している。
ちなみに主のキマイラを倒した事から近隣の魔物からは「キマイラ殺し」と呼ばれて恐れられたりしている。

  • イリスとアーリウス(カルパッチョ)
CV:東山奈央(イリス)/朝井彩加(アーリウス)
セイレーンの子供。
セイレーンは人を食う魔物として恐れられているが、主食は生の魚で人間には特に興味が無い。
新しい巣を探していた時、「キマイラ殺しの島」に辿り着き、そこでアルフォンスが残していった書き置きとお金を見つけた事でねこやを訪れることになった。
異世界の人間には生の魚を食べる風習がなかったが、ねこやではカルパッチョをメニューとして出していたため、それにはまり、キマイラ殺しの島は彼女らの新しい巣になったのだった。

  • ヴィクトリア・サマナーク(プリンアラモード)
CV.田村ゆかり
公国の魔女姫。
現公王(CV.川原慶久)の姉であるが、人間の両親からハーフエルフの「取り替え子」として生まれた事で真っ当に人間として生きる事が出来なくなった。
そのため、魔術師としての道を選び、その才能から大賢者アルトリウスに弟子入りし、二年前に免許皆伝をもらって公国に戻り、表舞台に出ない代わりに豊富な研究資金を与えられ、魔術の研究を行っている。
アルトリウスに連れられてねこやを訪れた事でその存在を知り、プリンアラモードを食べた事で常連となった。ちなみにスイーツ系のメニューの翻訳は彼女が行った。
ねこやに来た時は必ずカスタードプリンをお土産として持ち帰り、魔術で再現した冷蔵庫に保存している。

  • アルフレッドとマルガレーテ
CV.森日菜子(1期)→海田朱音(アルフレッド)、星谷美緒(マルガレーテ)
公国の王子と王女の兄妹。現公王の子であり、ヴィクトリアの甥と姪にあたる。
母である王妃(CV.桜木可奈子)がヴィクトリアを嫌っている為、近づかないように言われていたが、好奇心からヴィクトリアの住む塔に冒険に出かけ、ねこやに連れて行ってもらった。
その後、ヴィクトリアに懐いてよく遊びに来ているらしい。

  • ジャックとテリーとケント(ハンバーガー)
CV.吉永拓斗(ジャック)、山本颯侍(ケント)、土田玲央(テリー)
田舎の少年三人組。
町外れの古井戸で偶然ねこやの扉を発見し、以来小遣いを稼いで毎週通ってハンバーガーを食べている。
ねこやで色んな種族を目にする事で世界の広さを実感し、いずれ3人で冒険者になる夢を抱いている。
後に3人で正式に冒険者になった様子。

  • シャリーフ(コーヒーフロート)
CV.田丸篤志
砂の国の王子。
元々は月に一度、砂漠が冷える夜にねこやを訪れていたが、ある時、まだ日が高い時間に気まぐれで行ってみたところ、そこにいたアーデルハイドに一目惚れし、それから毎週通うようになった。
アーデルハイドの病が治った時には正式に求婚したいと思っているが、アーデルハイドを目の前にするとガチガチに緊張してうまく話せず、妹のラナーからは呆れられている。なお、普段は凄くモテる。
ちなみに砂の国には「カッファ」というコーヒーに似た飲み物があり、シャリーフがねこやで飲んだアイスコーヒーを宮廷の召使いに魔術で作らせてみたところ、
いつの間にやら国中に広まり、「冷やしカッファ」として名物になっている。

  • ラナー(クリームソーダ)
CV.下地紫野
シャリーフの腹違いの妹。
現国王が側室である宮廷魔術師に孕ませた子供で、兄に対しては男っぽい言葉で接する。
アーデルハイドへの求婚の為のフォローをシャリーフから頼まれており、まともにアーデルハイドと喋れない兄を色々と助けている。
ちなみにラナーはカッファが苦手で、シャリーフは炭酸が苦手。その為、相手の好きなものは決して頼まないそうな。

  • デンエモン
山国の老侍。
既に隠居の身であるが、今でも鬼の首を取ってきたりと実力は健在。
20年前、マシラの師匠と共にねこやを訪れた事があり、身の回りが落ち着いたこともあってその時食べた豚の角煮をもう一度食べたいとねこやを再び訪れた。
先代の味に及ばないという事で豚の角煮はメニューからは消えていたが、店主はこれを機に豚の角煮の復活に着手し、
表の常連客からも評判だったため、日替わりのメニューとして時々載るようになったそうな。

  • ギレム
CV.稲田徹
ドワーフの酒職人。
ねこやの常連であり、異世界の酒をどうにか再現しようと苦心している。
本人としてはまだまだ及ばないと思っているが、それでも他の酒よりはるかに旨い為、最も旨い酒を造るドワーフとも言われる。
ちなみにねこやで浴びるように酒を呑んでそのまま酔い潰れてしまう為、自分が通る扉の場所に寝床として掘っ立て小屋を作っている。
後に友人のガラス職人・ガルド(CV.志村知幸)と共に小屋を立派なものに建て直し、旅人に重宝されることになるが、ねこやの扉の前には頑丈な扉を作って鍵をかけ、自分たちと友人以外は決して入れないようにしているそうな。

  • ヨハン
流れの商人。
ある時、ギレムとガルドが使っている扉からねこやに入ってしまい、食事を楽しんだのはいいが2人に殺されかかるというひどい目にあった。
ねこやから買ってきていた酒を渡す事で何とか許してもらい、それからなんだかんだで意気投合して一緒にねこやで酒盛りした結果友人となった。
その後、ねこやに用がある際はギレムとガルドを待ってから入るようにしているそうな。

  • メイファン
海国のドワーフの老婆。先代の頃の常連。
近隣の湯治場にあるねこやの扉から店に通っており、梅酒の味にはまってから自分でもそれを作っていた。
しかしある時、ねこやの店子としてレオンハートが加わった事で酒の味が大幅に良くなったことに気付き、更に梅酒の味を追求する事を決意した。

  • ヒルダ(チーズケーキ)
CV:東山奈央
猫の目と耳を持つ魔族の傭兵。
仕事中にねこやの扉を偶然発見し、アレッタと仲良くなった。

  • アリシアとラニージャ
CV:國立幸(アリシア)/名塚佳織(ラニージャ)
魔族の傭兵。
最近様子がおかしいヒルダを訝しみ、こっそり追跡してねこやの扉を発見した。
そしてヒルダおすすめのチーズケーキを食べ、全部で三種あるチーズケーキのどれが一番美味いかで大喧嘩する事に。
その後何だかんだで正式に手を組んだそうな。

  • ヘルマン一家
ごく普通の木こりの家庭。
まだ結婚する前からの15年来の常連であり、月に一度の贅沢としてねこやを訪れている。
ちなみに読み書きは出来ないので頼むのは日替わり定食に決まっている。

  • ネズミ
ハーフリングの“自称”吟遊詩人。
過去にねこやで食い逃げをしたため入店拒否を食らい、店主には許してもらったものの、自分で扉を開ける事が出来なくなった。
そのため、色んな種族を言葉巧みに扉に誘導し、彼らに扉を開いてもらう事でねこやに入店している。

  • タツジとオトラ(ローストチキン)
鬼の夫婦。
ネズミを捕まえて食おうとしていたところ、近くになったねこやの扉の事を教えられ、そのまま焼酎で酔い潰れてしまい、ネズミを逃がしてしまった。
しかし、それよりもよっぽど旨いものが食えたので別に気にしてはいない。
その後、扉に近い場所に引っ越したらしく、街道が安全になったと旅人は安心しているとかなんとか。

  • ティアナ=シルバリオ十六世(クレープ)
CV.青山吉能
フェアリーの女王。
フェアリーは手の平サイズの体と裏腹に強力な魔法力を持つ種族であり、邪神戦争では花の国に攻め込んできた人間と魔族の双方に大打撃を与えて敗走させ、以降花の国は踏み入ってはならない禁足地として扱われる事となった。
しかし城の真ん前にねこやの扉が出現し、調査のために扉に入ってヴィクトリアから薦められたクレープにはまり、常連となった。
フェアリー達の食事は花畑の果物や花の蜜を生で摂取しているため、料理と言う概念がない模様。
また、身体的な制約から自力で扉を開ける事が出来ないため、ティアナが種から生み出した使い魔に扉を開けて貰っている。

その後は女王と無作為に選ばれた国民200名で毎週ねこやに通っており、「扉対策会議」と称した今度のクレープは何を食べるか議論は毎度白熱し、結局ねこやに行くまで決まらずにいる。
ちなみに人間と関わりを持たないフェアリーは彼らの通貨など持っていないが、花の国の希少な種を代価にヴィクトリアに代金を払ってもらっている。
ヴィクトリア曰く、自分が一生肩代わりしても種の対価としては安いとの事。

  • パウロ
緑の神に仕えるリリパットの大神官。
最近北方で何かを探っている青の神官たちの動きを知り、緑の神官の代表として送り出された。
しかし、神の教えを解さない蛮族の土地である北方での布教はうまくいかず、竜の翼を生やした新種のリリパットとして売り飛ばされそうになったりしていた。
そんな時、眷属でありながら神を軽んじる愚か者の吸血鬼と出くわし、その不敬に激怒して吸血鬼を退治。襲われていたティアナの妹のティエリアを救う結果となった。
その後、ティエリアの紹介で花の国を訪れ、友好の宴としてねこやに招かれた。
そして友誼を結んだ花の国を拠点に緑の神の教えを広めていく予定。

  • アントニオ(スイートポテトタルト)
六柱の神の一柱、『金の神』に仕える神官。
フライングパピーが秋限定で販売するスイートポテトのタルトの大ファンであり、時期になるとねこやを欠かさず訪れる。
尚、見た目は下記の息子共々、某世紀末覇王とのこと。

  • グスターボ
アントニオの息子。
最近になって竜の翼を生やす技を身につけ、その祝いとしてねこやに連れて行ってもらった。
そこでリンゴとサツマイモのタルトを食べさせてもらい、気になる女性への土産として持って帰ってきた。
その後、尻に敷かれたのか一年を通してねこやに通わされるようになったそうな。

  • ライオネル(カツ丼)
CV.檜山修之
獅子王」と呼ばれる魔族最強の剣闘士。
魔王にも匹敵すると言われるほどの邪神の加護を受けた魔族の戦士であり、戦いを求めて暴れ回っていったが、
四英雄の一人、剣神アレクサンデルに敗れ、見せしめとして闘技場に送られることになった。
アレクサンデルに手も足も出せずに負けた事で自信を失っていたが、自分の部屋に偶然現れた扉からねこやを訪れ、先代にカツ丼を食べさせてもらった事で気力を取り戻した。
以降、20年以上に渡って最強の剣闘士として名を馳せることになり、毎週ねこやにも通ってカツ丼を頼んでいる。
ちなみにアルフォンスとはねこやを最初に訪れたのが同じ日であり、それ以来2人とも常連になったため、長い付き合いで友人とも言える仲。

  • トーマス
CV:木村良平
「探し屋」と呼ばれる調査専門の冒険者。
ねこやの常連であったマローネの街の領主の館のメイド長が亡くなってしまったため、入手できなくなってしまったモンブラン捜索の依頼を受け、ねこやに辿り着いた。
ねこやの扉は領主の館の倉庫にあったため、その扉は使えなくなってしまったが、どこかに扉がないか探してみる予定。

  • ルシア(スコッチエッグ)
CV:久川綾
赤の神に仕えるラミアの大神官。
赤の神の鱗を祭る聖殻神殿にはねこやの扉が存在しており、真なる赤の神の聖地として崇められている。
そしてラミア達は土曜になる度に交代でねこやを訪れ、スコッチエッグを注文している。

  • エミリオ(スコッチエッグ)
CV:天﨑滉平
ルシアに目を付けられた、間違えた、目をかけられている若手の神官。
ルシアに連れられて赤の神の聖地たるねこやを訪れた。
後にその才能を開花させて竜に変じる術を身につけ、ルシアの孫との間に10人の娘を設けたという。

  • コヘイジ
山国の商人。
旅の途中で死霊に襲われ、殺されそうになっていたところでねこやの扉を発見。咄嗟に飛び込んだことで難を逃れた。
店主に山国では珍しい秋刀魚の塩焼きを食べさせてもらい、扉の近くを通ったら必ずねこやに行こうと決めている。

  • オニワカ
闇の神の高司祭にして侍。鬼と人間の間に生まれた鬼子。
がけ崩れに巻き込まれて鬼に匿われていた姫君と鬼の間に生まれた子であったが、父はオニワカが赤ん坊の頃に討ち取られ、国に戻った母はすぐに病で亡くなった。
その後、姫の護衛であったショウジロウと共に闇の神殿に入り、高司祭として認められることになった。
死霊退治の依頼を受け、ショウジロウと共に現地に赴いたところ、偶然ねこやの扉を発見。その時は一人で入ってしまったが、次はショウジロウも一緒に連れて行こうと思っている。

  • メリッサ
ハーフエルフの魔法戦士。先代の頃の常連客。
冒険者の仲間と共に探索した遺跡でねこやの扉を発見し、それ以来特別な事がある度にねこやを訪れていた。
しかしパーティーの解散を機に故郷に戻ることになり、先代から餞別としてエルフ豆で作った豆乳のクリームシチューをご馳走になった。
それを故郷で再現し、エルフの間では人気メニューとして大繁盛しているという。

  • アルテ
CV.諏訪彩花
『青の帝王』に仕えるマーメイドの神官。褐色の肌と青い髪と瞳を持つ少女。
竜の脚を手に入れたことのご褒美として、先輩の神官に連れてきてもらったことで「ねこや」を知り、常連となる。
北の海に言った際、嵐にあった人間の漁師ロウケイを救い、代償として「ねこや」で使う銀貨を求めるとともに、近くにあった扉を使ってロウケイを「ねこや」に連れて行った。
  • ロウケイ
CV.松岡禎丞
海国の漁師。黒い髪に日焼けした肌を持つ青年。
嵐で海に飲み込まれそうになっていたところをアルテアに救われ、そのついでに「ねこや」に誘われた。

  • カタリーナ(ティラミス)
白の神の大神官。
『白の子』にお使いを命じられ、その度にねこやに赴いてティラミスを買ってきている。
大神官でありながらパシリを命じられているわけだが、本人はねこやで自分もティラミスを食べられる役得と親心から特に気にしてはいない。

  • 『白の子』
白の神の眷属。
この世のものとは思えぬほどに白い肌と銀髪、黄金に輝く縦に瞳孔が入った竜の瞳を持つ。
白の神は百年に一度信徒たちの前に姿を現し、その世代で選び抜かれた男と女から生まれた赤子に己の血を一滴分け与え、信徒を導く『白の子』とする。当代の白の子の母はカタリーナ。
3年前、ねこやを訪れた際、ティラミスにはまり、店主を連れ去ろうとしたが、それを察知した赤の女王によって店からつまみ出され、それ以来扉に拒絶されている。誰かに開けてもらえば入れるが、内心赤の女王にびびっているため、カタリーナに買い出しを命じている。
ちなみに近くにあるねこやの扉には誰も入れないよう隠蔽を施し、それに気付ける者でも不用意に近づけば裁きの光で焼き尽くす罠まで仕掛けている。が、やりすぎという事で毎度カタリーナに解除されている。
あと他の神からは『白』の愛玩用のペットくらいに思われている。

  • ハチロウ(親子丼)
旅の芸人。
幼い頃に口減らしで山に捨てられたところをハーフリングの夫婦に助けられ、最初は心を閉ざしていたが、
夫婦にねこやに連れて行ってもらい、親子丼を食べさせてもらい、彼らを両親として慕うようになった。
芸人として旅に出てからも夏の初めには必ずねこやを訪れ、親子で一緒に親子丼を食べている。

  • エドモン
CV.家中宏
王国の諜報担当大臣。
情報収集の場としてねこやに通っており、そこで集めた情報を元に国際情勢の動きを読んでいる。
最近は賢帝ヴィルヘルム亡き帝国など恐るるに足らずと考えている上層部の能天気さが悩みの種。

  • イルゼガンド
CV:渡辺明乃
空に浮かぶ島で暮らすエルフ。
彼の両親は古のエルフの生き残りであり、今のエルフを「非文明的」と呼んで嫌っていた。
そのため、研究施設である島に籠り、自分たちの研究を続けていたが、寿命が近付いたため研究を託すためにイルゼガンドを生み、そのまま死去した。
それ以来島から出る事もなく過ごしている為、世俗の事は全く知らない。
そして研究をつづける事にも飽き飽きしていた頃、偶然島にねこやの扉が出現し、そこで世界の変化に気付いたイルゼガンドはその研究を始めるのだった。


●用語

やけに物騒な設定やシリアスな設定があるが、この作品は基本飯を食って客が満足するだけのほのぼのストーリーなので特に深く把握する必要はない。

ねこや関連

  • 洋食のねこや
オフィス街にほど近い商店街のビルに店を構える洋食屋。
商店街で特に旨いと評判の店だが、定休日の土曜日には地下で異世界向けの食堂を特別営業している。
異世界からねこやに来るには世界中に点在する扉を通る必要がある。
扉の位置はまちまちであり、村の真ん中にある事もあれば、誰も訪れないような辺鄙な場所にある事もある。
扉は誰かが一度通ると次は7日後まで開かないため、利便性の高い扉は大抵近くに住む常連が独占している。
洋食屋と銘打たれているが、ねこやを開いた先代は「洋食は海の向こうの料理。つまり元々日本になかった料理は大体洋食」と言うアバウトな持論の持ち主だったため、メニューは洋食に留まらない。
こちらの世界では普通のメニューでも、異世界の人間にとっては未知の料理であり、しかも美味い。
更に値段も安いものなら子供の小遣いでも食べられるくらいの値段なので、常連が増えていく事も当然と言えよう。
常連客は大体頼むメニューが決まっているため、そのメニューでお互いを呼び合うという風習がある。
一度でも入店拒否を宣告されると、それ以降は扉に拒絶され、二度と自分で扉を開くことが出来なくなる。*2
そのため、どんな種族でもねこやで揉め事を起こそうとはしない。
加えてヤバい連中がゴロゴロいるので、その気配を察して自重する者も多い。
ただ、料理に関する議論が白熱して騒動になる事はたまにある。

  • サンドイッチ
ねこやのメニューの一つ。
基本はハムサンド、たまごサンド、ツナサンドの三種類だが、裏メニューとして自分の好きな料理でサンドイッチを作ってもらう事が出来る。
ちなみにサンドイッチと言っても食パンだけでなくコッペパンに挟んでもらったりも出来る。
その為、「どの料理を挟めば一番美味いか」とよく論争になり、
最近はトレジャーハンターがメンチカツサンドを主張したり、
騎士がエビカツサンドを主張したり、
賢者がロースカツサンドを主張したり、
老侍がテリヤキサンドを主張したり、
御曹司がナポリタンドッグを主張したり、
近衛侍と陰陽師がやきそばパンを主張したり、
スイーツ好きの皇女が生クリームのフルーツサンドを主張したり、
プリンをこよなく愛する魔女姫がカスタードクリームのフルーツサンドを主張したりする。
ちなみに論争は大体食べてみれば分かるとそれぞれが自分の主張したものを相手に食わせるために注文する事で落ち着く。

  • 肉の日
毎月29日はおかわり自由の味噌汁が豚汁にグレードアップする。
異世界食堂では土曜に29日が重なる日は珍しいため、豚汁は幻のスープとも言われており、普段はパン派の常連客もこの日ばかりはライスと豚汁を頼む。
ちなみに、土曜の豚汁は「異世界の客には泥臭くて不評」という理由から、平日と異なりゴボウが入っていない。

異世界関連

  • 異世界
7日に1度「ねこや」の扉が現れる世界。
かつて古王国と呼ばれる国が統一し、古王国の崩壊後、王国、公国、帝国などの幾つかの大国と多数の小国に分かれた東大陸、
一度も統一されたことがなく、山国、海国、砂の国などの大国とその他小国がひしめき合う西大陸、
そして六柱の神を信奉し、様々な種族が共存する南大陸に大きく分けられる。
東西大陸と南大陸の間には『青の帝王』の領域である『竜神海(南大陸の言葉では『青の海』)』が存在し、青の帝王は無断で自分の領域に入る者を許さないため、
竜神海を通ろうとする船は帝王の配下である魔物に襲われて沈められてしまう。
そのため、竜神海の向こう側に別の大陸があるという事はほとんどの者が知らない。
しかし、古のエルフの遺産によって南大陸に渡ったジュニアがねこや経由でサラに自分の手記を託した為、南大陸の存在が知られる事となり、
青の帝国に通行許可を貰う事で南大陸に渡ろうという動きが活発になってきている。
一方南大陸でも混沌の復活を感知した青の帝王が監視のために何人かの神官を北方に放ったため、他の神の信徒たちも徐々に北方へ布教へ向かうようになった。
しかし文化が違いすぎる上、南大陸では普通に信徒として暮らしている種族でも北方ではまともに話が通じない蛮族ばかりなため苦労している様子。
各文化圏の暦には年や月の単位はあるが、1週間という概念が存在しないらしいことが示唆されている。

  • 七色の覇王
『赤の女王』、『青の帝王』、『緑』、『金』、『白』、『黒』の六柱に『万色の混沌』を加えた呼び名。
しかしこの呼び方は古のエルフが使っていたものであり、東大陸と西大陸では普通に使われているが、南大陸の信徒達からすれば偉大なる六柱と邪神である混沌を同一視するなどとんでもない話であるらしい。
「世界を創造した古き神達と争い、世界から追放した」との伝承が残っている。
『万色の混沌』は世界に生命を産み落としてはそれを食らうという事を繰り返す生命体であり、前世代で唯一その捕食から逃れた『金』は、混沌を殺せる力を持った『黒』を始めとした魔竜たちを集め、混沌に戦いを挑んだ。
その戦いは千年に及び、六柱は混沌を滅ぼすことに成功した。
その後、六柱は幾つかの盟約を交わし、それぞれが領地に選んだ土地に移り住んだという。
この戦いで六柱が負った傷から流れた血を浴びて生き残った者は強大な力を手にし、眷属として彼らを崇める事になる。
南大陸では六柱は竜の姿をした神として崇められているが、北方では『白』が光の神、『黒』が闇の女神などと名前を変えて伝わっており、擬人化もされているので北方の高司祭は竜へと変じる技は使う事が出来ない。
眷属達はエルフとの戦いでその数を大分減らしてしまったが、海の底で無関心を貫いた『青の帝王』、定期的に人間に血を与える『白』、そして神の手によらず眷属の力を同胞に分け与える事が出来る『黒』の眷属はまだ表舞台に残っている。
強大なオーラを放っており、復活しかけた『混沌』を討伐した四英雄ですら『赤の女王』『黒』を目撃した時に「自分たちでは手も足も出ない」「敵に回したらヤバい」などと漏らしている。


  • エルフ
ファンタジーでお馴染みの種族。
古のエルフは自分達こそ世界の覇者であると思い上がって世界中に侵略を仕掛け、月面や異世界にまでその手を伸ばしていたという。
しかし、六柱の神の眷属との戦い、『赤』と『金』の戦いに巻き込まれるなどして力が減衰し、
更に異世界から持ち込んでしまった病原菌によって『大病疫』が発生した事で一気に衰退。
今ではエルフ唯一の都である森都や各地の森の里で細々と暮らしているが、不老化や天空に逃れるなどして全盛期の高度な魔術体系を継承する者が数人程度残っている。


  • 取り替え子
エルフと人間が交わった際、稀に何世代か後に先祖返りで人間同士もしくはエルフ同士からハーフエルフが、ハーフエルフ同士から人間もしくは純血のエルフが生まれる現象。
生まれた子供は、エルフ譲りの強い魔力と美しい容姿、数百年の寿命を持つが、諸事情により人間社会では神殿に預けられて神事に尽くすか、各地に点在するハーフエルフの村に移り住む事が多く、ハーフエルフ同士から生まれたエルフは、成長が遅い事と動物性のものが食べられないということから、ある程度成長したら追い出されてしまう。
一方、エルフから生まれた場合はそういう事はなく、普通に暮らすか、自分の意思で冒険者になるかのどちらかである事が多い。




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最終更新:2023年09月26日 19:04

*1 ガガンポ曰く、この自動翻訳のお陰で自分たちの世界よりも人間との意志疎通が容易とのこと。

*2 他の人に開けてもらって一緒に入る事は出来る。