アロワナ

登録日:2017/06/19 (月) 03:19:37
更新日:2023/11/08 Wed 20:39:51
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もしかして→EXCITE
I gotta believe...

アロワナとは、アロワナ目アロワナ科アロワナ亜科(Osteoglossinae科)に属する大型の古代魚の総称である。
ちなみに世界最大の淡水魚の一つであるピラルクーはアロワナ目アロワナ科ヘテロティス亜科。
こちらも含むオステオグロッスム目や骨咽目のことをアロワナということもある。


概要

種類によって異なるが古代魚の一種でいわゆる「生きている化石」にあたる。
その見た目から観賞魚としての人気は高く、根強い人気がある。
宝生永夢ゥ!
ただアロワナは上述するピラルクーなどのように淡水域に生息する魚のうちでも大型に成長する種類が多い魚。
種類にもよるが、30cm程度ならば半年~一年前後でなる個体がほとんど。
何故君がアロワナの育成に失敗したのか?
アロワナの中でもとくに大きく成長する種類だと知らずに、
安価で入手しやすく稚魚が小さいためつい油断してシルバーアロワナを飼ってバッドエンディングを迎える人も多い。
シルバーアロワナ自体はアロワナ初心者の人向けという意見もあるが、そもそもこういう意味でアロワナ自体が飼育自体が難しめなので若干どっこいどっこいかも。

何故運動不足になったのか!? 何故エサをきちんと捕食できなかったのか!!
アロワナと言えば大きく開く口が特徴的だが、これにより小型魚を丸呑みしたり水面近くにいる虫などを捕食することが出来る。
写真などで見るとおとなしさを感じるかもしれないが、意外と獰猛で常に大食漢。
虫を食べる時もたまにジャンプすることもあるとか。
その答えはただ一つ……
そんなアロワナだが、その繁殖ではある特徴的な要素があり、なんとこの魚たち子育てを行う。
厳密に言うと子育てをするのは、オス。口の中に卵もしくは、稚魚を入れて子育てをするというわりととんでもない方法。
これを「マウスブルーディング」という。アロワナ以外も行うがやはりサイズがでかいこともあって有名。
ハァ……。宝生永夢ゥ!!
この間、オスは40日~50日もの間、稚魚が独り立ちできるまで絶食状態で子育てを行う。
卵や稚魚を食べないの?と思う方もいらっしゃるかもしれないが、狭い水槽での飼育環境だとやはり食べてしまう例があるらしい。


主に観賞用として飼育されているが、現地ではアロワナを食用としてしているところもあるとかTOKIOの長瀬くんはこれを知っていたのか、山口達也の家を訪れた際彼が飼っていたアロワナを見るやしきりに「食わせろ!」とねだっていたらしい。
ん?バラマンディ? 多分、アロワナの方じゃなくてスズキのほうじゃないかな?

味に関しては様々な意見はあるが、飼育していたが途中で失敗したため〆て食べたら美味しかった、という例もあるそうなのでまずくはないと思われる。

君が!水槽のサイズの選択に失敗したからだぁぁぁ!!!
飼育方法は基本的には大きな水槽を用意して、水のphを6.5~7の間で安定させて、水温は26~30度の間くらいに保つ。
種類や個体によって適正数値は異なるため、ケースバイケースで調整しておくとよい。
ただし水質悪化にるpHの急降下には非常に弱く、その大きさゆえに水を汚すスピードは早いので、水換え、ろ過の設備はきちんとすること。

また上述した食性とジャンプ力から丈夫な蓋が必要。
大型個体になれば照明などは軽く吹き飛ばすので蓋の上に重石を置くなどの対応が必要となる。

ハハハハハハッ! ハァーッハハハハハハハ!!!
そのほか、水槽内で飼育すると、眼球が下を向いたままになってしまう症状…いわゆる「目垂れ」が起こる。
これはアロワナは自然界では、水面よりうえの昆虫などを捕食しているため眼球構造状常に上方を意識しているが、
飼育環境である水槽という特殊な環境で育った場合、水槽底面などを意識して無理に下を見ようとするために眼の筋肉が伸びきってしまうためだという。
解決策としては裏面や側面などに黒いシートを貼りの反射を防ぐ等の工夫が有効であると言われているが、種類によっても原因が異なるらしい。

水槽のサイズも成長に応じて変更しないとアロワナが運動不足になったり、暴れすぎて壁面にぶつかって怪我をしたりしてしまうとのこと。
成長に応じて3~4種類のサイズを使い分けていくとよいとされる。こちらも個体差があるのでケースバイケースと言えるだろう。

これらの要因から飼いにくい部類に入る魚だが、環境を整えることさえできれば逆に飼育しやすい魚ともいえる。
責任が持てる方で、幅190㎝くらいの大型の水槽を置ける場所がある方は一度飼育にチャレンジしてみてもいいかもしれない。


別の世界のアロワナは割と簡単に釣れてしかも死ぬと爆発するという恐ろしい性質を持ち、主に爆薬や弾の原料になることで有名。一匹で2発分以上作れるのは謎。
厳密には魚ではなく小型の魚竜で、こっちのアロワナとは全く別物らしい。

主なアロワナ

ここではアロワナ目というくくりで挙げる。
ちなみに中国では龍魚と呼ばれており、アジアアロワナの品種名に「龍」が使われているのはこのため。
なお、同じ熱帯魚である「ドラゴンフィッシュ」は別物で基本的にはこちらはアロワナを指さない。

アジアアロワナ

アロワナの代名詞と言える存在。アロワナと言えばこのアロワナを連想する人も多い。
最高峰の値段、迫力、美しさで人気の高い種類のアロワナである。

地域によって体色などに変異が見られ、「グリーンアロワナ」「紅尾金龍」「過背金龍」「紅龍」などと呼ばれている。

なお野生種のアジアアロワナはCITES附属書Ⅰに該当するため、
商業取引できるのは東南アジアのファームにおいて人工繁殖させた個体に限る。
さらにアメリカなどでは別途で買うための許可をもらう必要もある。
それでも飼いたい人がでるくらいの人気はさすがと言えるか。


シルバーアロワナ

こちらもアロワナの代表種。日本では昔はこっちの方がメジャーなアロワナだった。
稚魚が安価で販売されており、簡単に手に入れることができ、
上述した水槽の大きさ、水温と水質のちゃんとした管理などがばっちりなら特に問題なく飼育できる。
ただし、上述した「目垂れ」は大きく成ればほぼ100%起こる点は注意。

南アメリカでは食用にされており、それなりに美味しいらしい……。


ブラックアロワナ

シルバーアロワナによく似ているが、名前の通り黒い体が特徴的。成長すると黒から銀色っぽく、ひれは青っぽくなってくる。
シルバーアロワナほどではないが、流通量は多くて手に入りやすい。また、ブリードもワイルドも流通している。
神経質な気質の個体が多いため、シルバーアロワナに比べると飼育しにくい。


パントドン

別名はバタフライフィッシュ。アロワナ目のなかでは数少ない小型の魚。全長は15cm程度。
またアロワナ目では珍しく盲腸を一つしか持たないという(他のアロワナは2つ)。
飼育に関しては上述のアロワナ関連の問題や縄張り意識が強いため複数匹飼うのは難しいものの、
そのサイズから水槽のサイズは小さくて済むため、アロワナ目の魚の中では飼い易いという意見も。
繁殖方法はまだ確定していないため、出回っている個体のほとんどは野生種。



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最終更新:2023年11月08日 20:39