ヴィランズ(キングダム ハーツ)

登録日:2010/02/02(火) 11:42:58
更新日:2023/11/02 Thu 00:18:15
所要時間:約 6 分で読めます




KINGDOM HEARTSシリーズに登場する集団の名前。
この項目はKINGDOM HEARTSシリーズのネタバレを含みます(一部新作含む)。


【概要】

魔女マレフィセントを中心に、各ディズニー世界のヴィラン(悪役)が集まった闇の勢力。

ハートレスを従え「ホロウバスティオン」と呼ばれる世界を拠点に、全ての世界を手に入れるべく暗躍する。
そのために純粋な光の心を持つセブンプリンセスと、各世界に存在する鍵穴を探している。

メンバーはそれぞれの目的を優先しているため、互いの仲間意識は薄い。そして全員が全員、自業自得の末路を辿っている(物語の途中で自らの過ちに気づいたリクを除く)。

1以降はⅩⅢ機関ゼアノートといったオリジナルの悪役が中心となったため、集団としての行動はほとんど見られなくなった。
ここ最近はマレフィセントとピートのコンビで活動し、他のヴィラン達はワールドごとのボス敵程度の扱いとなっている。



【メンバー】

マレフィセント
「眠れる森の美女」のヴィランにして、ヴィランズのリーダー的存在。
強大な魔力を持つ魔女で、過去にホロウバスティオンへと侵攻し支配した。
全ての世界を手に入れる野望を持ち、キングダムハーツに執着している。
力を求めるリクに興味を持ち、彼に闇の力と魔剣「ソウルイーター」を渡す。

初代KHでホロウバスティオンに乗り込んだきたソラに敗れ、リクに心の闇を開放されマレフィセントドラゴンに変身するもまたしても敗北。消滅したかに思われた。
…が、自らの存在を知る3人の妖精の記憶を利用することで一年かけてⅡで復活。
ⅩⅢ機関と対立しながら、自らの城を手に入れるべく行動を起こす。
だがノーバディにやられたり、かつての仲間だったブギーに完全にナメられたりとその威厳はかなり落ちている。
しかも終盤に存在しなかった世界の城を手に入れるためという名目でソラ達を助けるなどツンデレ化した。*1

実は過去(BbSの時代)にマスター・ゼアノートと接触し、彼からキングダムハーツに関わる知識を教わった。
彼女が全世界の支配にこだわったり、セブンプリンセスを集めるようになったのはこのため。
実はこの頃では自由にドラゴンに変身できたのだが、アクアに敗れた際に能力を封印されていたことも明かされている。

codedではデータの世界に興味を持ちピートと共に暗躍。
データ・ソラのキーブレードを破壊するなど久しぶりに悪役としての存在感を発揮する。
まあ、最後にはデータ・ソラに助けられるんだが。

3Dではジミニ―メモのデータを手に入れるためにミニーを人質にとるもリアの介入で失敗する。

Ⅲでも相変わらずピートを従えて暗躍している。
謎の黒い箱を探しているようだが、その理由は現在では謎。


★ハデス
ヘラクレス」のヴィラン。
冥界の神で、天界の支配を目指している。
計画の邪魔になるヘラクレスやソラ達を始末しようと様々な計画を練っている。
言動が小物臭くマレフィセントには馬鹿にされているが、神なだけにヘラクレス抜きだとマレフィセントよりずっと強い。その強さはⅩⅢ機関のメンバーでさえ撤退を余儀無くされるほど。まあ、撤退した奴は機関きってのヘタレ野郎なので他の奴ならもうちょっと話が違ったかもしれない
実際ゲーム的にも強いことが多い。特に初代KHではラスボスに匹敵する強さだった。

地味にマレフィセントに次いで1〜3では皆勤となっている。
Ⅱ以降はマレフィセントとは距離を置いており、出しゃばってきたピートにも厳しい対応をしている。
Ⅲに至っては「あんたらと関わってうまくいった試しがない」とはっきり言っている。

タイタン族やケルベロス*2、ヒュドラなど巨大な怪物を従えている他、クラウドアーロンなどのFFキャラを刺客としてよく勧誘している。
ロックタイタンは初代KHではハデスより上の敵としてハデスカップの一位になっているが、悲しくなるくらい弱い
FM版で追加されたアイスタイタンは裏ボスに恥じない強さとなっている。
Ⅲでは二体のタイタン族に加えラーバタイタン、トルネードタイタンも追加されストーリーボスとして登場した。


ジャファー
アラジン」のヴィラン。
アグラバーの右大臣で、国の支配を狙っている。
アグラバーの鍵穴とセブンプリンセスの一人であるジャスミンを探し、アラジンやソラ達と敵対する。
ジーニーの力で自らも魔人と化すも、ソラ達の活躍で封印された。
漫画版ではマレフィセントに「お前の代わりなどいくらでもいる」と言われてしまい、力を求めて魔人になった理由がわかりやすくなっている。
Ⅱで復活するも、今度は真正面からソラとぶつかって昇天した。ランプを消す必要もなく倒したので原作と異なりイアーゴはあまり活躍しなかった。キーブレードが強すぎるせいなんだ…


★アースラ
リトル・マーメイド」のヴィラン。
アトランティカの王宮を追放された魔女で、トリトン王のトライデントを手に入れて海の王となるべく暗躍している。
外の世界を夢見るアリエルを利用しトライデントを手に入れるも、ソラ達によって倒される。
2戦目の巨大化アースラは初代KHではかなりの強敵。特にFM版。
…が、Ⅱでは何事もなかったかのように再登場した。今度はエリック王子の手によってトライデントで倒される。ミュージカルのミニゲームでの対面だからあんまり戦ってる感はないけどね。
3Dでは夢の世界に出かけるソラとリクの前にかなり唐突に登場。アリエルたちは出てないのになぜかチュートリアルボスとして抜擢されている。


★ブギー
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のヴィラン。
ハロウィンタウンの荒くれ者で、ジャックを追い出して町を支配しようと考えている。
見かけによらず手先が器用であり、様々な仕掛けでソラ達を苦しめた。
一度は倒されるも闇の力を使い、屋敷と一体化して復活するも再び倒される。
その一年後、Ⅱでマレフィセントによって復活させられるが、あっさりと裏切り、自由行動を始めた。


★フック船長
「ピーター・パン」のヴィラン。
海賊船の船長で、ピーター・パンへの復讐のためにヴィランズに加入。
星の大海を渡れる海賊船で、ソラ達のグミシップに襲いかかる。
初代KHでリクと行動していたが、彼を良く思っていない。
ソラとピーター・パンに散々翻弄された挙句、海に落とされ、チクタクワニに追いかけられ姿を消した。
Daysではマレフィセントが消えたせいかハートレスも操れなくなったようで、ハートレスから逃げている姿が見れる。だが、その強欲さをピートに目をつけられ…
BbSは初代KHより過去の話。この頃からピーター・パンにいいように遊ばれている。
初代KHではかなり素早い動きでこちらを翻弄してくる。船から落ちるとチクタクワニに押されて空中を走って戻ってくる、サンダーを使うと避雷針になったりファイアを使うと尻に火が付く、体力を削ると怒りだし乱れ突きを連打するも何度も避けると息切れするなどモーションが作りこまれており楽しいボス。
Re:CoMではラスボスすらハメ殺すザルディンがきかなかったり、BbSでは狭いフィールドのため攻撃が避けにくかったりとどのシリーズでも強いことが多い。


★ピート
ミッキー作品のヴィラン。
IIから登場。
マレフィセントの手下の子悪党で、彼女が倒されていた事を知らないままソラ達と出会う。
マレフィセント復活後は彼女の使いっ走りとして世界を奔走するも扱いは極めてぞんざい。
過去では蒸気船ウィリー号の船長であり、昔の王様を船員として使っていたらしい。そのため王様は未だにピートのことを船長と呼び慕っている。
以降の作品でもマレフィセントと共に暗躍を続けている。

Daysでは隠れてハートレスを集めており、たびたびロクサスの妨害に遭っていた。
BbSではディズニータウンの荒くれ者で、投獄されたところをマレフィセントに助けられたことが明かされる。
投獄された理由は「ドリームフェスティバルで人気者になれば賞品がもらえる」と思いヒーローぶっていたが、その年の人気者に選ばれず、賞品を求めるあまりに少ないが自分に投票した人たちの思いを侮辱するような発言をしたため。
3Dでは眠りの世界で「ミッキー・ドナルド・グーフィーの三銃士」のピート隊長が登場する。ビーグル・ボーイズを従え、国王の座を狙った。

言動に誤魔化されがちだが、ヴィランのハートレスを作ろうとしたり、データ・リクにバグを植え付け操るなど結構悪辣なことをしている。


リク
デスティニーアイランドの少年で、メンバー最年少かつ新参者。
島の崩壊によってホロウバスティオンに辿り着き、マレフィセントに手を貸す事になった。
目的のために手段を選ばない面を見せ、やがて闇の力に身を染めソラ達と対立する事に。
ソラ達との戦いに敗走した後、ヴィランズの行動を利用していたアンセムに憑依され、体を乗っ取られてしまった。


【ヴィランズではないヴィラン】

マレフィセントと手を組んでいない、ワールドごとの悪役達。

★チェシャ猫
「ふしぎの国のアリス」に登場する猫…のような何か。
敵とも味方ともつかない意味深な発言でソラ達を惑わす。
漫画版ではヴィランズに勧誘されていたが、断ったらしい。


★ハートの女王
「ふしぎの国のアリス」のヴィラン。
自分の心をアリスが盗もうとしたと勝手に決めつけ、有罪にしようとした高慢な女性。
犯人はハートレスだったのだが、アリスも消えてしまったため裁判はうやむやになってしまった。
ちなみに初代KHでは裁判後の戦闘で叩くことができ、叩いて気絶させるとトランプ兵たちの動きが止まる。しかもパンツ丸見え。うれしくねぇ。


★クレイトン
「ターザン」のヴィラン。
心の闇を暴走させ、ハートレスをジャングルに呼び込んでしまい本人も心を失くしてしまう。
欲望のままにゴリラたちを刈ろうとしたが、ソラ達により妨害される。
最後は自ら呼び寄せたハートレス「ステルススニーク」に押し潰されるというあえない最期を遂げた。
事故的に首を吊った原作と比べてどっちがましだったんだか…


★チェルナボーグ
ファンタジア」に登場する魔人。
初代KHではなぜか最終ワールド「エンド・オブ・ザ・ワールド」に唐突に現れる敵。しかもジミニーメモに記録されないため、疑問に思ったプレイヤーも多い。
FM版ではハゲタカの山がちゃんと流れるようになったが、ジミニーメモには「ファンタジアの魔人」名義で登録される。
3Dでリク編のボスとして再登場。


★シャン・ユー
「ムーラン」のヴィラン。
Ⅱに登場。
すさまじい戦闘力、生命力、カリスマを誇るフン族の族長。声はもちろん藤岡弘、氏である。
ハートレスを率いて王宮に攻め入ろうとしたが、ムーランの機転やソラ達の尽力によって倒された。
なお、漫画版だとⅩⅢ機関のシグバールからもらった力によって強くなった小物という描写になっている。


★ヘクター・バルボッサ
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」のヴィラン。
Ⅱに登場。
金貨の呪いで不死となった海賊で、ジャック・スパロウとの決着を望んでいる。
不死の海賊たちにも言えるが、暗闇では完全無敵となるも、月光の下では見にくい本性が明らかになる。
さらにその状態では彼らの世界には存在しない魔法の力に弱くなってしまう。このことをピートが教えてくれる
月光を隠すハートレス「イルミネーター」をピートに与えられソラ達と戦うも、呪いが解けたことで不死ではなくなり、ジャックに撃たれて死亡した。
Ⅲでは原作同様ティア・ダルマの呪術により復活しており、この頃には闇の力とも縁を切り完全にジャックの味方となっている。


★スカー
ライオン・キング」のヴィラン。
Ⅱに登場。
プライド・ランドの王で、悪政で国を荒れさせている。
正当後継者であるシンバと闘って敗れるも、ハートレスになって蘇る。原作の惨めでグロい最後に比べるとマシな死に方をしている。
しかも追い詰められての責任転嫁をしなかったので死後はハイエナたちにも慕われている。
何気にハートレスになっても原型を留める(自我を保っている)という、あのゼアノート並のことをやってのけている。


★MCP
トロン」に登場した敵。名前は「マスター・コントロール・プログラム」の略。
Ⅱに登場。
元はスペース・パラノイドを管理していたプログラムだったが、アンセムの名前を騙ったゼアノートに改造された結果、「自分はユーザーより優れており、ユーザーは従うべき」と考えるようになり、ハートレス製造装置とシドたちのつくった町の防衛システムを使ってホロウバスティオンに攻撃をするようになる。
サーク司令官にソラ達を襲わせたが敗れ、自身もシドが開発したMCP消去プログラムを受け取ったトロンとソラたちに敗れ消去された。
見た目や倒し方など原作にかなり忠実なので必見。


★王妃
白雪姫」のヴィラン。
BbSに登場。
白雪姫の継母で、真実を答える魔法の鏡(マジックミラー)を所有している。
自分の美しさに絶大な自信を持っており、白雪姫が自分より美しいと鏡に告げられた際、たまたま城を訪れていたテラに、マスター・ゼアノートの行方を鏡に答えさせる代わりに白雪姫の殺害を依頼した。
テラが自分の思うように行動しなかったため、鏡をアンヴァースに変貌させ襲い掛からせるも敗れ、彼にゼアノートの居場所を鏡に渋々教えさせた。
なお、彼女の変身した老婆やその末路についてはBbSでは描写されず。
Uχの方では最後まで再現された。


★トレメイン夫人
★アナスタシア
★ドリゼラ
「シンデレラ」に登場するシンデレラの継母とその娘たち。
BbSに登場。
原作通りシンデレラを虐めたり、ガラスの靴を割ってしまったりしたが、シンデレラは王子と結ばれる。
そのことを憎む心に反応した巨大なカボチャのようなアンヴァース「カースドキャリッジ」にシンデレラを襲わせるも、ただの人間である彼女らに闇を操る術などあるはずもなく、カースドキャリッジの攻撃に巻き込まれる最期を遂げた。
シンデレラ2以降で実はそんなに悪い奴じゃない扱いになったアナスタシアも普通に爆死している。


★ジャンバ・ジュキーバ博士
「リロ・アンド・スティッチ」に登場する科学者。
BbSに登場するが、本編の前の時間軸での登場のため悪の科学者としての側面が強い。
テラを騙して脱獄し、試作品221号(後のスパーキー)を使ってテラを襲わせるも失敗。試作品626号(後のスティッチ)にテラが友情を教えたことも納得していない様子だった。
ちなみにゲーム中ではジャンバ・ジュキューバと誤記されている。


ガントゥ大尉
「リロ・アンド・スティッチ」のヴィラン。
BbSに登場。
突然現れ議長に認められたアクアを快く思っておらず、試作品626号と彼女を隠れて始末しようとしたが失敗。
その醜態は議長にも明らかにされており、罰としてパトロール隊員に降格させられてしまう。
その後ヴェントゥス編でも登場し今度はヴェンと試作品626号を処分しようとしたが、失敗し逃げられてしまう。


★クロード・フロロー
「ノートルダムの鐘」のヴィラン。
3Dに登場。
カジモドの育ての親に当たる判事(実は彼の母親を殺した犯人)で、ジプシーの駆逐に執念を燃やしている。
ジプシー狩りのためにカジモドを利用し、邪魔なソラとリクを排除するためにドリームイーター「バレットガゴイル」を従える。
原作ではガーゴイルの怒りによって命を落としたことを考えるとなかなか皮肉。
細かい描写は異なるが最後はソラ編リク編共に燃え盛る大聖堂の業火の中に身を投げた。
彼の原作で見せたここでは書ききれないほどの盲信と狂気は残念ながら完全には描写されていないが、リク編で笑いながら業火に落ちていくシーンは必見。


★クルー
「トロン:レガシー」のヴィラン。
3Dに登場。
完璧なものに執着するケヴィンを模したプログラム。
デジタル生命体であるクオラ達ISOを完璧ではないと見なし虐殺し、完璧ではない現実世界にも侵攻しようと企んでいた。
ドリームイーター「エレカマキリ」を従えており、リクたちにけしかけるも敗れ、最後はケヴィンと共に消滅した。
展開がややすっ飛ばされており、本作だけだとよくわからない面が大きい。


★ジュリアス
「ミッキーのアルバイトは危機一髪」から登場するピートに似た大男の怪物。
アイスタイタン以来となるディズニー原作の隠しボス。
3Dにてクリア後のトラヴァースタウンの噴水広場でソラとリクを待ち受ける。その登場はかなり唐突。
臭い息、電撃、パンチのラッシュやダッシュ攻撃など裏ボスに相応しい鬼畜性能。
バルーン系使いまくって逃げ回れば割と楽だけどね。


★ゴーテル
塔の上のラプンツェル」のヴィラン。
Ⅲに登場。
ラプンツェルの髪に宿った時間を巻き戻す力により若さを保っている魔女であり、その力を独占するために母親を装って彼女を塔に幽閉していた。
真ⅩⅢ機関のマールーシャと手を組み、逃げ出したラプンツェルを塔に連れ戻す。
結局、原作通り髪の力は失われ本来の寿命で消滅しかかるもマールーシャの手により巨大な木のようなハートレス「マッドマザー」に変貌させられ、ソラ達と戦うも敗れて消滅した。


★ランドール
モンスターズ・インク」のヴィラン。
Ⅲに登場。
原作でトップの座に拘るあまり悪事に手を染めてしまい人間界に追放されたが、再びモンスターズ・インクに戻ってきている。
サリーたちへの復讐と負の感情による事業拡大のため、工場を操ったり謎の魔物「アンヴァース」を従えソラ達を迎え撃つ。
切り札であるアンヴァース「ジェル・オブ・ホラー」も敗れたことで完全に敗北し、再び追放された。
なお、彼をこの世界に呼び戻したり、アンヴァースを実際に操っていたのは……


★ハンス王子
アナと雪の女王」のヴィラン。
Ⅲに登場。
一見は顔立ちの整った紳士的な王子だが、その本性は邪悪でアナを見捨て、エルザを亡き者にしてアレンデール王国を手に入れようとしていた。
その心の闇は巨大なハートレス「スコル」を呼び出すほどであり、ソラ達を苦しめた。
…しかしⅢではアナ雪の展開を裏側から見るというコンセプトのようなのでほとんど出番がなく、なんと後ろ姿しか出てこない


★デイヴィ・ジョーンズ
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」のヴィラン。
Ⅲに登場。
幽霊船フライング・ダッチマン号の亡霊船長であり、巨大なイカの怪物クラーケンを従えている海の悪霊。
心臓を「デッドマンズ・チェスト」という箱に入れているため不死身…だが、それを手に入れたベケット卿にいいように使われている。
海の自由をかけジャック達と敵対し、クラーケンを呼び出し大暴れさせるもソラ達に敗れ海の中へと落ちていった。
ちなみにⅢでは珍しい直接対決するタイプのヴィランでもある。
ベケット卿?ほとんど出番ないし、最後はとってつけたように死んだよ…


【その他】

一見ディズニーヴィランではあるが出展がなかったり、半オリジナルだったりする敵たち。

★危険プログラム
「トロン」の世界「スペース・パラノイド」に登場する敵。
Ⅱに登場。
トロンの力を取り戻した後、MCPによる街を破壊するプログラムによって出現した敵。
大量のビーム砲で攻撃してくる。
デザイン的にはハートレスに近いのだが、なぜかハートレス扱いではないオリジナルの敵。


★実験体
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の世界の「クリスマスタウン」で現れる敵。
Ⅱに登場。
フィンケルスタイン博士の作った名前の通りの実験体の機械であり、心を持たないことから「プレゼントに心が宿っている」と思い、プレゼント盗難事件を引き起こしていた。
囮のプレゼントに隠れたソラ達に見つけられ戦闘となる。
その物悲しい背景やあまりにナイトメアー・ビフォア・クリスマス的なデザインから原作映画のキャラ…と思われがちだが、本シリーズオリジナルの敵である。
本シリーズオリジナルの敵である。大事なことなので二度言いましたよ。
ちなみに敵としても相当強い。


★アイスコロッソス
「ヘラクレス」の世界「オリンポスコロシアム」にて現れるタイタン族の偽物。
BbSに登場。
闘技大会に勝ち進んだアクアを倒すためにハデスと共に襲い掛かる。
ぶっちゃけ弱く、見た目もまんまアイスタイタンだが、本シリーズオリジナルの敵。
というか姿も戦法もアイスタイタンの使いまわし


★おもちゃ
トイ・ストーリー」の世界「トイボックス」に登場するおもちゃたち。
ハートレスではないのだが、おもちゃに取り憑くハートレス「マリオネット」に憑依されたことで襲い掛かってくる。
ファンのついた戦車のようなエアドロイド、ぬいぐるみのパッチワークアニマルズ、跳ねる動物のおもちゃバウンシーペッツ、怪獣のおもちゃシュープリーム・スマッシャー、女の子の人形アンジェリック・アンバーなどが存在。


★ギガース
こちらも「トイボックス」に登場するロボットのおもちゃ。何種類かある。
大きな特徴として実際に登場することができ、ハートレス「トイトルーパー」が乗ってこちらを襲ってくる他ソラが乗ることで頼もしい戦力にもできる。
これを使ったミニゲームも存在する。
元々は「VERUM REX」というゲームで主人公「ヨゾラ」の敵対する組織が使う機械だったようである。
…そのヨゾラが間接的にでも使うのはどう解釈すればいいのだろう。


★ダークベイマックス
ベイマックス」の世界「サンフランソウキョウ」に現れる敵。
Ⅲに登場。
見た目は紫のパワードスーツを着たベイマックス。
その正体は真ⅩⅢ機関のダーク・リクによって回収された初代ベイマックスのボディにハートレス「ダークキューブ」を纏わせたもの
ソラも最初は困惑するも、成長したヒロは動じることなくベイマックスとソラ達にダークベイマックスを倒すようお願いする。
そして、倒れたダークベイマックスを前にヒロは…
非常に評価が高いストーリーを演出した存在であるが、本シリーズオリジナルの敵である

【シリーズでの活躍】

KINGDOM HEARTS
世界の鍵穴とセブンプリンセスをめぐり、メインの敵としてソラ達と戦った。

KINGDOM HEARTS CHAIN OF MEMORIES
ソラとリクの記憶から作られた存在としてワールドごとのヴィランが登場。

KINGDOM HEARTSⅡ
メンバーは離散状態で、拠点もホロウバスティオンの城から「ヴィラン砦」に縮小。
おかげでマレフィセントは城の確保に奮闘することとなる。

KINGDOM HEARTS Birth by Sleep
結成前なので組織行動はなし。
マレフィセントが野望に目覚めた経緯、ピートが彼女に手を貸した経緯などが語られた。

★KINGDOM HEARTS coded
ジミ二ーメモをデータ化した世界を手に入れるため、マレフィセントとピートが暗躍。

KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]
マレフィセントとピートが登場。
今後の狙いを『coded』の舞台となった世界のデータに定める。
マレフィセントはゼアノートとは組まず、自分のやり方で世界を手に入れることを語った。

KINGDOM HEARTSⅢ
やはりマレフィセントとピートが登場。
なぜか「黒い箱」を求めて世界を渡っており、箱が開けられた時を目撃すると姿を消した。

初代KHではストーリーの合間に、メンバーがホロウバスティオンの礼拝堂で会議するシーンが挿入された。
暗所での会議だが、誰が誰なのかモロバレであり、シリアスながらディズニーチックな演出でファンからの評判は良かった。

ちなみにⅡ発売時、機関の行動がかなり説明不足だったこともあり「機関もヴィランズみたいな悪役会議やれや!」との意見がネットで多数上がっていた。
その甲斐があってか、FM版で会議シーンが挿入されることとなった。



追記・修正はディズニー世界のヴィランが集まってからお願いします。

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最終更新:2023年11月02日 00:18

*1 漫画版ではそれ以上にゼムナスの相手をするよりハートレスの群れと戦った方が楽だからと彼女らしい漁夫の利を狙ったということも明かされている

*2 ちなみに原作映画だと本当に一瞬の出番のモンスター。そのためデザイン画がなく、本シリーズ用にデザインが書き下ろされたんだとか。