中居芙奈子(名探偵コナン)

登録日:2017/05/27 Sat 01:25:39
更新日:2023/09/08 Fri 18:23:02
所要時間:約 7 分で読めます





かくなる上は…名探偵フナチ 誕生やも!



中居芙奈子(なかい ふなこ)とは、アニメ『名探偵コナン』の登場キャラクター。
CV:悠木碧

2015年10月24日にアニメ第797話として放送された『夢みる乙女の迷推理』で登場。

この時期に放送されていたエピソードはやたらカオスな回が多かったことで知られているが、同エピソードもまた彼女の強烈に濃いキャラクター性によってその一翼を担っている。


【人物像】

女子大生。22歳。
自称のあだ名は「フナチ」で、有名乙女ゲームの主人公から拝借したものらしい。
明るめの茶髪を左右で結い、緑色のワンピースにボーダー柄のソックスを着用している。

小五郎に彦根の捜索を依頼したが取り合ってもらえないため、自分で探すことを決意。
彦根とは知り合いではなく道ですれ違っただけらしいのだが、上記の乙女ゲームに登場する「蜃気楼の君」なるキャラクターにそっくりだったため、こっそり後をつけて写真を撮ったらしい。
ガチでストーカーである。
  • 乙女ゲームのステッカーがベタベタと貼られた痛々しいキャリーケース
  • たびたび描かれる腐女子向け漫画のような映像
  • 探偵ものでは最大の禁句といえる「死亡フラグ」などとここを見ている人ならお馴染みのフレーズがバンバン飛び出す
…などなど、絵に描いたようなオタク気質。
まぁ中の人が中の人なので仕方ない。
コナンを引かせる勢いで乙女ゲームの魅力を熱く語るなど、とにかくよく喋るのも特徴で、
コナンには「妄想癖…蜃気楼ってわけか」と妙に冷静に分析されている。
なお、特異なキャラクター性ばかりが目に付くものの、実のところ『コナン』のアニオリキャラとしてはなかなかの切れ者だったりする。

某アニメの継承する側。


【関連人物】

ご存知江戸川様主人公。
フナチの強烈なキャラに終始圧倒されっぱなしで、「話ついてけねー…」とドン引きしていた。
彦根の部屋を調べている最中、何者かの視線を感じていたが…
某アニメの継承される側。

ご存知おっちゃん。
フナチの依頼を「忙しいんだよ」と断ったが、その割に昼間からビールを飲んでおり、
フナチの言うとおり「完膚なきまでにヒマそう」であった。
普段のおっちゃんなら「美人女子大生からの依頼」というだけで快諾しそうなものだが、
よほどフナチのキャラが肌に合わなかったという事か。

ご存知高木君。
現場に駆け付けたコナンが事件の流れを完璧に言い当てたことに驚かされる。
その後はコナン同様フナチのキャラに圧倒されていた。

  • 彦根一真(ひこね かずま)
フリーター。
2日前から行方不明になっている。心配になったフナチが昨日ナチュラルに不法侵入部屋に踏み込んだところ、「犯罪計画書」を発見したらしい。
小説家を目指しており、執筆用のパソコンも所持していたようだが、何者かによって持ち出された形跡がある。
「犯罪計画書」のラストに「計画立案者を始末」という記述があったため、事件発生後に殺害されてしまったのではと推測される。
フナチ曰く「蜃気楼の君」に生き写しらしいが、実際には髪型が僅かに似ている以外はまるで似ていない。

  • 清瀬隆(きよせ たかし)
CV:真仲恵吾
大学生。20歳。
彦根のアパートの隣人。彦根とは付き合いが無かったようで、名前すら知らなかった。
ここ最近も特に変わったことなどもなかったと答えている。

  • 梨田明夫(なしだ あきお)
CV:石野竜三
元会社員。40歳。
彦根のアパートの隣人。清瀬と同様、彦根について知っていることはないと答えているが、
何かを隠しているような素振りも見せていた。


【関連エピソード】

  • アニメ第797話『夢みる乙女の迷推理』(2015年10月24日放送)
「犯罪計画書」と書かれたノートを残して失踪してしまった彦根を探してほしい、毛利探偵事務所を訪ねたフナチ。
だが、小五郎は「ストーカーの手伝いなんかしねぇんだよ、探偵は」と一蹴。
かくなる上は自分で調べるしかないと彦根のアパートを訪れたフナチは、代わりについてきたコナンと共に捜査することに。

アパートのドアにはごく最近鍵が壊された形跡があり、何らかの犯罪に巻き込まれた可能性は否定できない。
アパートの隣人に聞き込みをしてみるがこれといった情報は得られず、唯一の手がかりである「犯罪計画書」を見てみることに。

内容は宝石強盗の計画について書かれたもので、「ジュエリー今岸」という宝石店の見取り図やセキュリティー状況、月に一度宝石が高価なものに切り替わるなどの情報が詳細に記されていた。
警察に通報出来なかったのは、彦根がこの計画書をもとに宝石強盗を働くのではと考えていたためだったのだ。
だが、フナチによればこの「今岸」という宝石店は存在しないらしい。

その時、コナンは見取り図に書かれた鍵の位置が逆になっていることに気付き、店の本当の名前も「今岸(IMAGISI)」を逆にした「石神(ISIGAMI)」ではないかと推理。
奇しくもその店はアパートのすぐ近くに実在すると言う。

警察に通報するか直接店に行ってみるかと悩むフナチをよそに、本棚に並んだ小説関係の書籍を見たコナンは何かを思い立ち、ゴミ箱を探ってみると書き損じの原稿用紙を発見する。
直後にかかってきた出版社からの電話により、「犯罪計画書」は彼が執筆していた小説のタイトルであり、問題のノートも単なる取材メモであったことが判明する。
しかし、だとするならば彦根はどこへ行ってしまったのか。

その時、ジュエリー石神で「犯罪計画書」の内容通りの宝石強盗が発生し…


【余談】

『コナン』の世界において印象に残る犯人というのは特に珍しくないのだが、
犯人でもないのに、尚且つアニメオリジナルエピソードのゲストでここまで強烈な印象を残すキャラというのは今回のフナチや、『路面電車急停止事件』に登場した刑事の若井健児や、『幕末維新ミステリーツアー』に登場した警部の鷹丈哲也などごく少数である。
フナチの場合、そのインパクトやコナンのヒントを正しく理解し、観察力の高さで物的証拠を正しく指摘するといった有能さから視聴者の間では再登場を望む声もしばしば。
過去には少数ながらアニオリキャラが再登場した例もあるし、
汽笛の聞こえる古書店」のように続編が作られた話もあるので、ファンの熱い要望があれば再登場は案外夢物語でもないかもしれない。

なお、本編中では完全にスルーされているが、フナチが彦根の部屋に入ったのは住居侵入、
「犯罪計画書」を持ち出したのは窃盗にあたりどちらもれっきとした犯罪である。
これら2つは親告罪ではないので、たとえ彦根がかばったとしても法律上フナチには何らかの罰則が課せられることになる。
もっとも、作中の様子を見る限り有耶無耶にされる可能性の方が高いのだが…

このエピソードより前に放送された『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 ~史上最悪の2日間~』のアニメコミックス版の裏表紙に、なぜかこのエピソードの1シーンが混じっている。
これはミスだったようで、第2版以降に発行されたものは修正されている。勿論フナチは登場しない。

またフナチをはじめとした今回の話に登場するゲストキャラクター及び容疑者は千葉県船橋市のふなっしーや滋賀県彦根市のひこにゃんといったゆるキャラが名前の由来になっている様子。


では、フナチが最後に放った渾身の名(迷)言を以てこの項目を締めさせていただく。



二次元が三次元に…いえ、蜃気楼が本物になるなど…


あり得ませ~ん!



追記・修正は妄想癖をお持ちの方がお願いします。


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最終更新:2023年09月08日 18:23