Let's天才てれびくん

登録日:2017/5/20 (Sat) 23:34:00
更新日:2024/01/30 Tue 21:41:38
所要時間:約 5 分で読めます




Let's天才てれびくんとは、天才てれびくんシリーズの第5作目にあたる作品である。
2014年度から2016年度の計3年間放送された。

【概要】

歌にスポーツにひな壇でのトークと、様々なコーナーがあるのが天てれシリーズの大きな特徴であるが、
「Let's」からコーナーが「てれび戦士が全国各地やスタジオ内で何かに挑戦するもの」と、「リモコンを使ってゲームをするもの」の2種類だけに激減。
そのため無印の最終年度から始まり、番組の定番として放送されていたMTKもこのシリーズ以降廃止されてしまった*1

またてれび戦士の総入れ替えなどがあって、賛否両論となった*2

しかし視聴者がテレビのデータ通信を通して番組に直接参加出来たり、都道府県をもっと深く知る事ができたり、子供向け番組ながらディープなストーリー展開や個性豊かなどちゃもんたちの存在などで多くのファンを獲得した。


【ストーリー】

(1年目)
NHK内で新てれび戦士の会見を行っているといきなり一人の男が現れた。
彼の名前は大野拓朗、「異次元獣」のせいで地球が破滅しかかっている22世紀の未来からやってきたという。
地球の破滅を回避するために異次元獣が襲来する2014年にタイムスリップし、てれび戦士とともに全国各地に存在する都道府県の精霊「どちゃもん」を仲間にしながら、どちゃもんの力を借り、次々と襲いかかる異次元獣と闘う。


(2年目以降)
超次元帝国という組織の清掃課達が突如出現。実は異次元獣たちはこの組織が作っていた。
彼らは異次元獣による地球の消滅を邪魔するどちゃもんたちを次々とさらい、超次元帝国へと送り込もうとしている。
てれび戦士はどちゃもんたちと異次元獣に立ち向かいながら、清掃課達にどちゃもんをさらわれないようどちゃもんと互いに協力しながら奮闘する。


【出演者】

  • てれび戦士
番組が始まってから変わらず存在し続けている小中学生の子役達。
このシリーズでは地球の危機を救う戦士としての役割を持っている。
2年目まではメンバー構成が一切変わらなかったが、最終年度の3年目でメンバーの入れ替わりが発生した*3
(3年連続出演)
瀧澤翼→ 2017年まで続いた プロデュース101で活躍
林武尊→ 2017年まで続いた 2019年度の特別ドラマにもゲスト出演
飯島緋梨→ 2017年まで続いた ファッションモデルとして活躍。2020年度のドラマにもゲスト出演
原田明莉→次作へ続投 2018年まで続いた
小澤竜心→次作へ続投 2019年まで続いた
桐畑カレン→不明   2017年まで続いた

(2年連続出演)全員2016年まで続いた
辻村晃佑→不明 
赤崎月香→ 女優として活躍
齋藤茉日→ 卒業後「すイエんサー」に出演していたが、芸能界を引退
小西憧弥→不明
笹木尚季→不明
杉本瑛→不明

(1年だけ)
黒川桃花→次作へ続投 2018年まで続いた
皆川寧々→次作へ続投 2019年まで続いた
柿澤仁誠→次作へ続投 2018年まで続いた
胡内奏芽→不明    2017年まで続いた
辻晴仁→次作へ続投。 2020年まで続いた、2021年度のドラマにもゲスト出演
稲垣芽生→次作へ続投 2018年まで続いた
久保みのり→不明   2017年まで続いた

  • 大野拓朗、虎南有香
今シリーズにおける司会者。地球の滅亡を異次元獣から防ぐため国立異次元獣対策センター(ITAISEN)から過去の2014年へ派遣された22世紀の未来人である。
使命感はあるが、能天気でふざけたギャグをたまに連発する二枚目と三枚目が混ざったような大野と、真面目で冷静な性格でありふざけた大野を叱りつけるが、自身が好きな物に対しては素直にはしゃぐ虎南と非常にいいコンビである。

  • 蝶野正洋
大野、虎南と同じく未来からやってきた人間であり、この2人と違って環境保安大学校に所属している。
主にゲームコーナーを担当している。2016年に「ニセ教官」として蝶野のものまねをした原口あきまさが何故か乱入するようになった。
年末にはずっと昔の天てれの司会者を常に殴り続けているという噂がある。

  • 松永天馬(アーバンギャルド)、ラバーガール
超次元帝国清掃課の人間で2年目から登場。
異次元獣を地球に送りつけている組織の人間であり、任務達成に邪魔などちゃもんを執拗に捕まえようとする。
目的達成の為ならば、地球に住む一般人を巻き込むことも厭わない。
下記参照。


【テーマソング】

いずれもてれび戦士が歌っている。

2014年「にっぽん・なんばあず」
2015年「めしどき むしゃりずむ」
2016年「たりないドアー」

【関連用語】

このシリーズに登場する都道府県の精霊たち。
各都道府県に最低1体以上は存在しており、本編では51体ものどちゃもんが登場している。
人に嫌悪感を抱いているどちゃもんもいれば、とても社交的などちゃもんもいるなど、人との関わり方はどちゃもんによって異なる。
またその姿は普通の人間とかわらなかったり、動物の姿をしていたり、物質系の姿をしていたりとそれぞれ大きく異なる。

  • 異次元獣
地球を滅ぼす巨大な生物兵器。
材料となるゴミが入る「コア」と、その外部にコアに応じた青白い保護膜で構成されている。赤色の血走った目がたくさんあるのが特徴的。形状は個体によって異なる。
その正体は次元に投棄された廃棄物が捨てられた恨みや悲しみを超次元帝国が増幅させることで作り出したもの。
コアに応じた怪奇現象を引き起こし、目標の次元に近づくほど影響が強くなる。その上通常兵器ではさほどダメージを与えられない。
物でありながら意志を持ち、恨みや悲しみの念が強ければその分異次元獣も強くなる。作中で殺傷能力が高い刃物類の異次元獣が作成されなかったのは恐らくそのため。

  • 国立異次元獣対策センター
異次元獣による危機から地球を守るために22世紀に設立された機関。通称ITAISEN(イタイセン)。
大野拓朗、虎南有香がこの組織に所属する人間である。

  • 超次元帝国
幾つもの次元世界の頂点に立つ巨大国家。現代のように省庁システムが存在する。二年目に登場した超次元帝国清掃課地球係は、超次元帝国のエリート集団、清掃課の現地対策課の組織の一つであり、その末端の一組織ですら異次元獣を多数地球に送り込んでくることから、その組織の巨大さを伺わせる。
22世紀の地球から大量の廃棄物が投棄されたことで地球人を「ゴミを撒き散らかす迷惑千万な人種」とみなし、異次元獣を過去の地球に送り込んで地球人をお掃除(という名の殺戮)のために地球係を送り込んだ。
nhkの公式ホームページでは、妙にイケメン化した上にラブコメのような松野地球係係長が主役の
「地球をいっしょにおそうじしよう!~超次元帝国清掃課に出逢えてよかった~」
の三コマ漫画が見れる。こちらはインターネットアーカイブで今でも閲覧可能である。

  • 超次元チリトラー808(はちまるはち)
恐らく標準装備の超次元シップ。黒い掃除機の見た目である。
次元を超えて瞬間移動ができる上に最高速は空間内でさえ時速333kmであり、全長25mのなかなかに高性能な機械である。
が、作中に登場するチリトラーは設備は貧弱で、居住スペースに至ってはカプセルホテルのそれと同然のようなものであり、
床もところどころ傷んでいる上に木製である。尚、ITAISENに通信をかける際は大きな板に近未来的な設備を描いた張りぼてで誤魔化した。
最終回直前で倒れてばれた。
  • コチリトラー
超次元チリトラーの先端部分が分離した小型の高速シップであり、スティック型の掃除機である。
最高速はマッハ2.5で、二人乗りであるが、恐らく瞬間移動機能はない。全長は10mほどである。
また、人型の戦闘用の「コチリトラーロボ」にも変形できたりする。
弱のボタンを押すと掃除機のごとく弱体化する欠点もある。
何故付けた。というかそれ以前になぜそんな機能を作ろうと思った
  • 超次元ゴミ回収シップ・グレートスイトラー
ルンバのような大型のゴミ回収船で、直径3000mほどの巨大な飛行空母である。自動運転で様々な次元を定時運行する。
地球にやってくるのは木曜日の午後6時52分ごろ。日本の鉄道会社もびっくりの定時運行である。

【関連番組】

  • どちゃもん じゅにあ(2015、2016)
この作品に登場するどちゃもんの見習い達が繰り広げるほのぼの日常系アニメ。
この作品に登場する「がんぐろう」が正式な栃木のどちゃもんとなって本編に登場する。

  • どちゃもん あさめしまえ(2016~2017)
なだぎ武と福井どちゃもん「ほやのん」が司会を務める都道府県のクイズ番組。
本編に登場したどちゃもんがその都道府県にちなんだ問題を出す。
『Let’s天才てれびくん』のスピンオフ番組であるのだが、2017年に母体である本編が『天才てれびくんYOU』に変わっても継続されて放送されていた。
どちゃもんたちの人気があった事と、都道府県を学べる勉強番組として存続されたのかもしれない。


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最終更新:2024年01月30日 21:41

*1 後に「天才てれびくんhello,」2021年度3学期で復活

*2 総入れ替えは今までの天てれの歴史の中でこれが初めての事だった

*3 メンバー構成が一斉変わらなかったのはこの年と1994年のみ

*4 食べ物がラーメン味に変わる、川の水がスープになる、自転車のライトが提灯に変わるなど