アルトリウス・コールブランド

登録日:2017/05/14 (日曜日) 23:32:00
更新日:2024/03/21 Thu 18:10:39
所要時間:約 10 分で読めます






世界の痛みは、私が必ず止めてみせる


アルトリウス・コールブランド(Artorius Collbrande)』は、ゲーム『テイルズ オブ ベルセリア』の登場人物である。




プロフィール

CV:堀内賢雄
年齢:32歳
性別:男性
身長:187cm
戦闘タイプ:剣士


概要

ミッドガンド聖導王国の対魔組織「聖寮」の最高責任者「筆頭対魔士」を務める男。階位:S-3。
ベルベット・クラウの最愛の弟・ライフィセットを「降臨の日」に殺害した張本人。
利き腕である右腕が不自由だが、それでも超一流・最強の剣士と言われる程の実力を持つ。

教育者としても非常に優秀で、一介の村娘に過ぎなかったベルベットにかなり高いレベルで戦闘術を習得させた。
戦闘術を教える際は自身の経験から得た「アーサー(アルトリウス)の戦訓」を伝えており、これは聖寮の対魔士達にも普及している。


かつてはクラウ家の長女・セリカの夫で、当時は本名を隠して「アーサー」と名乗っており、義妹弟のベルベットとラフィとの仲も良好だった。

しかし「降臨の日」にアバル村にある「鎮めの祠」に封印されていた「五番目の聖主」カノヌシを復活させるためにラフィを生贄として殺害する。
そして降臨した多数の聖隷を従えて王都ローグレスに現れ、形骸化していた聖寮を対魔組織として再編し、各地の業魔の反乱を鎮圧した。
この偉業から国民と王族から絶大を支持を受けており、非常時特権により現在では国王をも超える権力を手にしている。

後に数々の功績から救世主を示す「導師」の称号を得る。


真に理想に殉じられるか測るために「なぜ鳥は空を飛ぶのだと思う?」という問いを投げかけることがある。
アルトリウス自身と他者に期待する答えは「鳥は飛ばなくてはならない。強き翼を持つ故に」
ラフィはこの答えに辿り着いたが、ベルベットが辿り着いた答えは「鳥は飛びたいから空を飛ぶ」というものだった。


過去

幼い頃は孤児で、当時の筆頭対魔士クローディン・アスガードに拾われ後継者として育てられた。
師の技術を全て継承し将来を期待されていたが、ロウライネでの遺跡発掘中に発生したトラブルで自分を守ろうとしたクローディンが誓約を破った結果死亡。

クローディンの遺志を継いで各地で業魔の脅威と聖主への祈りの必要性を説いて回るも、そもそも業魔や聖隷を認識できない一般人が多数を占める現状では聞き入れてもらえず詐欺師扱いされる始末。
10年に渡っての活動も結果を出せず、途方にくれていたところでセリカと出会った。

セリカは腹を空かせたアルトリウスにリンゴを渡して「ただ生きていることに資格など要るのか」と諭し、彼を夕食に誘った。
それによって彼女との交流が始まると同時にアルトリウスの「アーサー」としての人生が始まる。
結ばれた後は結婚の証として彼女にお守りを渡し、『命に代えてもセリカと彼女との子どもを守る』約束の証とした。
そして彼女との間に子どもを授かったことを聞き、ようやく世界に幸せを見出した。




テイルズ オブ ゼスティリア

ラストダンジョン「アルトリウスの玉座」として名前が登場。
ここは『TOBe』における「聖主の御座」と同一の場所である。


テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス

ローランス帝国の皇族が秘伝とする伝承で「世界から感情を消し去った彼の者」として存在が伝わっている。

導師ミケルが遺した「もう一つの天遺見聞録」には名前が記されていた。
アルトリウスの思想についてスレイは否定的な考えを示している。

災禍の顕主ヘルダルフとの最終決戦でスレイが使用した四属性神依は、アルトリウスが用いたカノヌシの神依を彷彿させるデザインになっている。


ボス性能

物語を通して二回戦う。
一戦目は伝統の負け確定イベントで、全滅もしくは一定時間経過で強制的に秘奥義を発動し戦闘終了となる。
プレイヤー側は普通に進めていると平均レベル20前後くらいなのに対し、この時のアルトリウスのレベルは45。

二戦目はラスボス戦で前半と後半に分かれる。レベル65。
前半はカノヌシとタッグを組んでおり、どちらかというとカノヌシの方が厄介。
二人とも撃破すると神依を纏った後半へと移行し、範囲攻撃を多用するようになる。
なお、神依状態の姿は『テイルズ オブ シンフォニア』のユグドラシルを彷彿させる。

隠しダンジョンをクリアすると後半戦が伝統の強化個体となる。その名も「天元神依アルトリウス」
レベル128と強化前の倍以上に上昇し、おまけに全属性に耐性を得ているので殆どの攻撃がまともに通らない。
種族が「人」なのは強化前と変わらないので、これを弱点として突けるベルベットの奥義「無律背反」を軸に攻撃を組み立てよう。



余談

クローディンはカノヌシを探してはいたが、「鎮静化による穢れの根絶」を救済とは考えていなかった。
ロウライネの遺跡発掘事業を取り仕切っていたのはメルキオルであり、セリカが死亡した瞬間に狙ったかのように現れたことも踏まえると、全ての裏でメルキオルが糸を引いていた可能性が非常に高い。
ちなみにクローディンの誓約は「人間を殺さないこと」で、不殺と引き換えに長い寿命を得ていた。
アルトリウスを守るために誓約を破ったが、それを抜きにしても延命措置に限界がきていたとのこと。

アルトリウスが抱えていた「絶望」は、カノヌシの糧になったことからも分かるように即業魔化するレベルのおぞましいもの。
こんなものを抱えていても穢れなかったのは、義妹弟を犠牲にすることで得た誓約の力で抑え込んでいたため。
ただし、設定資料集では本当の誓約ではなかったともされており、こちらが事実なら精神力で全てを抑え込んで律していたことになる。

ミッドガンド聖導王国の上層部は国家存亡の危機に瀕している現状から、アルトリウスの世界救済について全てを知った上で活動を承認している。
次代のミッドガンド王・パーシバルだけは親友の鷹・グリフォンを喰魔にされたこと、ベルベット達と行動を共にした経験から考えを変え、即位後に公的記録から聖寮に関連する情報を全て抹消した。
このため1000年後の『TOZ』では「災禍の顕主と導師の戦いがあった」ということだけが知られている。





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最終更新:2024年03月21日 18:10