登録日:2017/04/18 Tue 18:17:00
更新日:2024/04/24 Wed 17:35:23
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ここでは
都市伝説の中でも、サブカルチャーに関わる都市伝説を紹介する。
ほとんどはただの与太話やジョークの類であるが、一部真偽不明、もしくは事実と判明したものもある。
中には「真相を知っていた関係者が限られており、それ以外の人物が公式の媒体で事実誤認を口にしてしまいデマが広まった」という少し複雑なケースも。
目次
関連項目
小説・ラノベ編
- 司馬遼太郎は沖田総司が美形に描かれる風潮に苦言を呈した
フィクション作品ではかなりの確率で美形に描かれる沖田総司であるが、歴史作家の司馬氏は
「沖田を美形に描くのは自分独自の創意工夫であり、勝手にパクって美形に描く人が多すぎる」と言っていた、というもの。
沖田総司=美形というイメージを司馬が作ったと指摘する意見は多いが、司馬氏本人がそう主張していて他者の作品に苦言を呈していたという証拠は確認されていない。
なお、史実の沖田に関しては、当時の関係者が「美形である」と語っていた事実は無い。
また、インターネットで沖田の名前を検索すると出てくるヒラメ顔の肖像画は、沖田の姉・ミツが「(総司は)孫の要と似ている」としたことから、その要を参考に描かれたもので、制作時期も1929年とかなり遅い。
以上のことから、沖田の本当の容姿については不明と言える。
なお、関係者曰く普段の沖田は、明るく冗談が好きで、近所の子供たちともよく遊んでいたとのこと。
故に容貌については不明なものの、性格面では好人物だったことはほぼ間違いなく、そういった要素から美形として描く人も多かった様子。
また「女みたいな顔」というのは「女性みたいに眉目秀麗」という褒め言葉な意味だけではなく「男らしさに乏しいだらしなく女々しい顔」という正反対な貶し・揶揄の意味もあるため、
元々は「女みたいな顔(貶し・揶揄の方の意味)」だったのが「女みたいな顔(誉め言葉の意味)」に伝言ゲーム的にすり替わった可能性もある。
- 『ピーターパン』のネバーランドに大人がいないのは、ピーターパンが成長し過ぎた子供を殺しているから
『
トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』で「事実」として紹介されたこともあり人口に膾炙している伝説だが、根拠は極めて乏しい。
上記の番組内で「ピーターパンが子供達を殺害していることを示している場面」として引用された場面は、
実際には全く関係のない場面であり、「殺す」という言葉も比喩的に使われているだけである。
他にも直接的にこのようなことを示す箇所は全く無い。
確かに原作には「成長し過ぎた子供は、ピーターパンによって然るべき処置が行われる」という一文はある。
これは「殺している」と解釈できなくもないが、素直に考えれば「成長し過ぎるとピーターパンによって元の家に帰される」と受け取る方が自然だろう。
実際、ウエンディ達も原作のエピローグ(ディズニー版では続編)に登場するウエンディの娘も最後はピーターパンによって家に送り返されている。
ネット上などで根強く語られる都市伝説だが、根拠は極めて乏しい。
そもそもこれは
野坂昭如氏が1966年に発表したパロディ小説の筋である。
「マッチ売りは売春婦の隠語」などともっともらしい根拠が挙げられることもあるが、実際にはそのような隠語は無い。
「物乞いが表向きマッチ売りをしている」というのなら実在したらしく、
著名フィクションでも『
シャーロック・ホームズ』シリーズの「唇のねじれた男」に「警察に咎められた場合に備え蝋マッチをいくつも持っている乞食」が出てくるが……
「売春婦が値段交渉する時に言う“How much?”とマッチをかけている」などという話に至っては、ただのダジャレである(そもそも原作者のアンデルセンはデンマーク人)。
「マッチ売りの少女」の実際のモデルは、アンデルセンの実母もしくは祖母という説が有力である。
角川氏の自伝の内容が、全て事実だとすればガチでハルヒそのものだったことから言われ始めたと思われる。
また、「角川にはキヨというあだ名の愛人がおり、その愛人がキョンのモデルである」という都市伝説も。
作者の谷川流氏は言及しておらず、どちらかというとジョークの類か。
何度かインタビューや部外者による証言も為されているアメリカ人(とされる)原作者2人だが、
作品やインタビューの内容に「日本を誤解している部分」と「妙に正しく理解している部分」が入り混じっていること、
翻訳チームにとても実在しているとは思えない人物がいること(架空人物を紛れ込ませることには慣れている?)、
過去に発行されていたという(今は「プロトタイプ版」と呼ばれる)英語版及びその時期に展開されていたという関連商品が全く出てくる気配がないこと、
「洋書、翻訳作品は除外」されているはずの 『このライトノベルがすごい!2017』(単行本)の参考用作品リストにエントリーしたことなどから、特に海外では「公然の秘密」のように囁かれている。
ネット上では「2000年代初頭に存在した「絶対虚構機構」という自作小説メインのサイトに『ニンジャスレイヤー』が掲載されていた」というリンク付きの証言があるが、現在はネットアーカイブでもリンク切れなため真偽不明。
……と思われたが、リンク切れになったネットアーカイブをさらにアーカイブにかけてみたところ、遅くとも2001年からは確かに掲載されていたことが確認された。
世界中に根強いファンがいる絵本、『ウォーリーをさがせ!』シリーズの主人公ウォーリーは殺人鬼をモデルに作られた。
殺人鬼の名は「ジム・ジャック」。1980年代のイギリスで子供ばかり25人を殺害して精神病院に収監されていたが脱獄、現在も逃走中である。
イラストレーターのマーティン・ハンドフォードは、ジム・ジャック事件を風化させないために『ウォーリーをさがせ!』を描いたのだ……という都市伝説。
合わせて、「ウォーリーの服装は精神病院における囚人服」「バックパックは逃走用の荷物、帽子とメガネは変装用の道具、ステッキは凶器を意味している」「ウォーリー親衛隊の人数の25人は殺された子供の人数と同じ」という噂も囁かれている。
そもそもジム・ジャックという殺人犯の実在が確認できておらず、本当なら凶悪事件として各所で詳細が取り上げられているはずである。
また、ハンドフォードは2007年に『ウォーリーをさがせ!』の権利を譲渡しているので、既に創作者の手を離れた作品となっていることも付記しておく。
ドラマ編
- 『相棒』シリーズで杉下右京の相棒を演じた俳優には、右京役の水谷豊と仲の悪い人物がおり、作品にも影響を及ぼしている。
同シリーズにおいて、長く主人公の右京の相棒役である
亀山薫を演じた寺脇康文氏の降板を機に、定期的に相棒役の俳優が交代するようになってから、現在まで週刊誌などでもよく報じられる噂。
噂の内容には色々とあるが、主に語られるのは「右京を演じる水谷氏の好き嫌いで相棒役が降板及び起用されているのではないか」というもの。
特に不仲説が騒がれたのは初代相棒の寺脇氏で、成宮寛貴氏のように俳優業を引退したりはしていないにもかかわらず、
S.8降板後に再出演がない事がよく根拠として挙げられる(劇中で亀山の名前は定期的に出てきた)。
伊丹憲一役を演じる川原和久氏の結婚式に寺脇氏が相棒主要キャストで出席しなかったという話も飛び出し、この噂を後押ししている。
ただし、水谷氏自身は『ぶっちゃけ寺・Qさま3時間SP』に出演した際に「今まで色々言われてきましたが、仲の悪かった相棒はいません」と、この噂を否定している。
亀山の再登場が叶っていない理由に関しても不明であったものの、2022年秋のS.21にて2度目の相棒として遂に復帰を果たした。
というわけでこの説は完全否定されたと思って良いだろう。
『相棒』は現在では数少なくなった半年放送のテレビドラマであり、俳優によっては他局の番組や舞台・映画といった他作品への出演機会を逃してしまうという不利な状況に陥ってしまう。
この理由から長年鑑識役でおなじみだった
米沢守役の六角精児氏は、S.14で鑑識係から警察学校に転勤する形で事実上のレギュラー降板となり、以後の出演は散発的となっている。
似たような例としてS.15から青木年男役を演じていた浅利陽介氏もS.20でサイバーセキュリティ対策本部から内閣調査室に転勤する形で降板している。
この場合は水谷氏……というよりかは
長期間一つのドラマに出る事を嫌がったと言った方が正しいだろうか。
特撮・映画編(国内)
- 『ウルトラQ』の第4話で、皇居の堀にジュランの根を浮かべてゲリラ撮影していたら、皇居の中からボートが近づいてきたので慌てて撤収した
「そのボートには、巨大な植物の撮影をしていると聞いて、生物学者でもあるあのお方が乗っていた」と続くことも。
実際にはジュランの根は合成したもので、皇居の堀に本当にセットを組んで撮影したりはしていないのだが、放送当時はこれを信じた人達からTBSに抗議が来たという。
『
怪奇大作戦』の
第23話におけるお寺炎上シーンの騒動と合わせて、円谷プロダクションの特撮技術の高さを伝える噂と言えそうだ。
- ウルトラマンは怪獣に操られて街を破壊し尽くし、地球を征服したことがある
これは『アイアンキング』という、円谷プロと無関係な特撮ヒーロー番組が元ネタである。
アイアンキングは「見ようによってはウルトラマンに見えなくもない」赤と銀のデザインであり、
身長40m、活動時間の制限(1分)、それを知らせる胸のランプ、飛行能力、光線技など他にもウルトラマンをオマージュした特徴が多い。
更に言うなら、アイアンキングのデザイナーはウルトラ怪獣も多数手がけた池谷仙克で、脚本担当の佐々木守は『
ウルトラマン』『セブン』でも脚本を執筆していた。
この点でもウルトラマンに近い要素を持っていると言えるだろう。
この『アイアンキング』は全26話なのだが、最終1話前の第25話は、アイアンキングが敵の宇虫人(原文ママ!!)タイタニアンに洗脳され、街を壊してしまうというラストになっている(もちろん最終話で正気に戻り、敵を全滅させて地球は平和になる)。
1985年にテレビ埼玉で再放送された際、「とある特撮評論家がフィルムを借りっぱなしにしていたため、やむを得ず放送をキャンセルした」ためにこの25話で急遽放送が打ち切られてしまい、最終回が放送されないという出来事があった。
そのせいで「アイアンキングは怪獣に操られて人類に勝利した」と誤解した子供達の話題が広まるうち、アイアンキングによく似たウルトラマンに風評被害が及ぶ結果となってしまったのだ。
巻き込まれたウルトラマン側としてはたまったものではないだろう。
また、80年代に出回ったMADテープ(レコードなどからダビングした音源を組みかえてまた一本の歌風に編集したもの。
MADムービーのルーツとされる)の中に、
OP曲を編集してアイアンキングを悪者にした「悪魔の化身アイアンキング」というネタがあり、この都市伝説の尾ひれとなった可能性が高い。
- ウルトラマンの故郷「M78星雲」は「南(Minami)の那覇(78)」を表す隠喩
制作時点では「M87星雲」という設定だったのが、撮影時に誤って「M78星雲」にされ、それが本採用となったというのが実際の経緯なので、
そもそもが偶然の産物である「M78星雲」に、隠された意味などあるわけがない。
この設定変更に伴い、ウルトラマン達の住む方角は現実のM78星雲と同じオリオン座の方角になった。
当たり前だが、現実のM78星雲は300万光年も離れていないし、そもそも銀河系より外の「島宇宙」は現在は全て「銀河」と称するようになっている。
星雲とはガスの集まりであり、現実のM78星雲には数個しか恒星(できたばっかり)がないのである。
この説は、シリーズの脚本家である金城哲夫氏(
キングジョーの名前の由来)や
上原正三氏が
沖縄県出身だったために言われたものである。
実際、ウルトラ怪獣には結構沖縄ネタが多い。
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沖縄ネタの一覧 |
- チブル星人=ウチナーグチ(沖縄の方言)で「頭」を表すチブルから。
- ヤナカーギー=ウチナーグチで「ひっでえブス」の意
- ギガール星人チュラサ=ウチナーグチで「美しい人」を表す「ちゅらさん」から
- グクルシーサー=ウチナーグチで「心」+「獅子」
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また、この説に基づいて那覇市は2021年に国際通りを「ウルトラマンの聖地」と宣言、ウルトラマンの関連イベントを行っている。
- 初代マンやセブンのデザイナーである成田亨はティガのデザインを評価した
自身が関わっていないウルトラシリーズのデザインへの評価は辛辣だった成田氏だが、ティガに関しては頭部の造形やスカイタイプのデザインを評価したという逸話。
一部のティガファンなどの間で語られている話だが、そのような証言が記載されている資料は明確に確認されていない。
成田氏が後のウルトラシリーズの
タイプチェンジを連想させるようなボディカラーを構想していたことや、ファンのティガへの高評価から生まれた願望がこのような話を形成したとも見られている。
ただ、成田氏はスーツの皺までリアルに再現した模型に対して「ウルトラマンに皺があるなんてとんでもない」と不満を述べたなど様々な逸話がある人物なので、
今後氏がティガを評価していた事を示すソースが出てくる可能性はゼロではない。
ちなみに、初期ウルトラシリーズでお馴染みの監督であり、『
ウルトラマンティガ』にも参加してその手腕を魅せた実相寺昭雄監督は、ティガのデザインをかなり高評価していたことが明確になっている。
「制作陣の予想を超えるほどに藤宮博也とアグルの人気が高かったため、急遽
第41話「アグル復活」が書き起こされ、戦線復帰するように変更された」と続く。
『ウルトラマンガイア』放送から20年近く実話として信じられてきたが、放送20周年記念のイベントやYouTube配信にて、
複数の関係者が
「アグルは復活させる前提でシナリオや撮影計画を作っていた」「そもそもそれでは藤宮役の高野八誠氏の撮影日程がとれないだろう」として否定したことでデマであったことが判明した。
ちなみに、その高野氏も都市伝説を信じていた。
ただし、上記の小中氏のツイートでは「自分が参加した時点では」と断っており、当初の予定では本当に退場していた可能性は否定していない。
また、一部のアグルファンの中にはこの情報を『ガイア』本編でアグル単体での活躍が少なかった理由として拠り所にしていたため、真実が明かされたことで微妙に複雑に思っている人も。
「ウルトラマン 幽霊」で検索すると真っ先に出てくる噂。
該当エピソードは第10話「ロック・ファイト」で、ガイアが
コッヴⅡを倒して飛び去った後、戦闘機のコックピットを映したシーンで、画面左側に人の顔らしきものが見える。
公式が「これは霊ではありません、スタッフが映ってしまっただけです」とか「NGシーンではありません、これは本物の幽霊です」なんて言うわけがないので、
真偽の程を解明することは事実上不可能であるが、単なるシミュラクラ現象による錯覚(撮影機材の映り込み等)に過ぎないとする意見もある。
これも「ウルトラマンガイア 予算」で検索すると真っ先に出てくる噂。
監督のインタビューによると「予算を使いすぎてしまった」「1・2話で使った予算が映画と同じくらいだった」とのことなので、あながち間違いではないと思われるが、一方で1億円掛かったと断言できる明確なソースは確認できていない。
羽生選手が5歳の時の練習プログラムの曲が『ガイア』の曲であり、そこから広まったと思われる噂。
実際に羽生選手はテレビで「ウルトラマンガイアが好き」と明言している。
ただ、だからといってポーズを参考にしていることを確定できる情報ソースまでは確認できず、ファンの推測の域を出ない。
- 初代ウルトラマンのファイティングポーズが腰が引けているのは中の人が火薬や爆発にビビったため
スーツアクターの
古谷敏氏の本業が俳優だったから、と付け加えられる事もある噂。
しかし古谷氏の自著『ウルトラマンになった男』では「『理由なき反抗』のジェームズ・ディーンの演技を参考にしたところ、高野特技監督がホリゾントが切れるので少しずつ屈めさせて誕生した」と否定されている。
古谷氏が爆発や水中撮影に恐怖していたのは本当であるが、その理由は、
「至近距離の爆発で熱波と轟音が届く上、空気がなくなり酸欠になる」「水中に入るとスーツに水がどんどん入ってきて溺れる。しかもスーツは自分で脱げない」と至極当然なものだった
「体の色を変更したせいでそれまでのバンク映像が使えなくなった~」などと
テコ入れの弊害の例として広まっている有名なエピソードではあるが、
実際にはスカイライダーは
肝心のパワーアップ回より10話以上も前から飛ばなくなっていたので、テコ入れそのものを原因とするのはどう考えても順番がおかしい。
元々スカイライダーの飛行能力については予算の問題や「ライダー自身が空を飛べると
バイクの必要性が薄れる」等のツッコミもあったらしいので、
恐らくは「
大人の事情で飛ばなくなった」と「体色変更前のバンク映像が使えずシナリオが変更された」という別々の裏話が混同されたというのが実際のところだろう。
『RX』第1話で破壊された
仮面ライダーBLACKへの変身能力も再生し、戦うには危険すぎる力を得てしまった
南光太郎とアクロバッター(がまた変身したバイク)は
おやっさんと滝的なポジションに収まり、
若き新戦士である主人公を演じる予定だったのが『
機動刑事ジバン』に出演していた小林良平氏で、
その主演予定が『
地球戦隊ファイブマン』のファイブブラック/星川文矢役にスライドしたと言われる。
「諸事情」に関しては「宮崎勤事件の煽りを食って」とか「スタッフが『
仮面ノリダー』の存在を「ヒーローを茶化された」と感じてやる気を失った」とか言われるが、時期を考えると没が決まったとされる頃には既に情報が出ていてもおかしくないため、詳細不明。
後にTwitter上で当時プロデューサー補であり、キャスティングを担当していた
髙寺成紀Pは続編の企画やキャストのオーディションなど続編制作の動きはなく、終盤の歴代ライダーの登場も「『RX』以降仮面ライダーは制作しないという事が決定した上で決まった事であり、デマである」と否定している。
だが、次回作の企画が無かったかと言えばそうではなく、『宇宙船』誌90年51号に掲載された吉川進Pへの本作終了後のインタビューによれば「当初は3年続ける予定だったのにテレビ局がニュースを増やしたために終了して残念だ」という発言が確認される他、
書籍『仮面ライダー大図鑑〈7〉』によればバンダイには『RX』の後番組の検討資料として
「ショルダーホルスター型変身ベルト」「アーマーに変形する
バイク」「バイクを格納する車」「少年仮面ライダー隊」「共通素体の怪人」などの新規アイデアが残されているため、高寺Pの発言も信憑性に欠ける。
その後、『RX』終了89年9月時点で
仮面ライダーZX同様誌上展開が考えられていた新ライダー『仮面ライダーガイア』の製作が立ち上がっており、
これが小説『仮面ライダーEVE』やオリジナルビデオ『
真・仮面ライダー 序章』の元になったと言われる。
それとは別に『
仮面ライダーZO』も「『RX』の次回作となり得るTVシリーズの企画があったが、
決定稿とは違い人に
憑依する善と悪の昆虫型異星人の話で『
ブルースワット』に転用された」という噂も。
- 『BLACK RX』の最終回でクライシス皇帝を倒すシーンは、使われていない火薬を全て使い切ったため迫力のある場面となった
当時RXのスーツアクターを勤めていた
岡元次郎氏や蓑輪雅夫監督の証言からまことしやかに信じられており、また主演の倉田てつを氏もバラエティ番組で真偽を聞かれた際に「たぶん本当」と推測していたが、後に竹田弘助監督がこのエピソードを否定。
竹田監督のTwitter
同note
とのこと。
そもそも撮影用の火薬というものは必要な時に必要な量を申請して扱うものであり、基本的に「余った火薬」というものは存在し得ない。
とはいえ、最終回の魅力が損なわれることはなく、むしろインパクトのあるシーンを残せたスタッフの手腕に拍手を送るべきだろう。
……ちなみに、ライダーシリーズにはTV本編の時点で火薬を使いまくる上、劇場版に至っては爆発の勢いで岬の地形を変えてこっぴどく怒られた『仮面ライダーV3』という作品があるため、 その辺りの逸話がこの都市伝説の信憑性を高めてしまった可能性は大いにある。
- 『仮面ライダークウガ』第2話の教会炎上シーンは、実際に教会を建てて燃やしたために予算の半分を使い果たした
主演のオダギリジョー氏の弁当が貧しくなっていった……という証言などを根拠に、当時リアルタイムで観ていたファンの間で伝説として語られていた話。
リアリティ重視の代表例にされるのと同時に、高寺Pへの非難として使われることもある話だが、後に高寺P本人のTwitterで「そこまでお金はかかっていない」旨が明かされた。
曰く「教会を建てたわけではなく、セットを組んだだけ」なのでそこまで予算はかからなかったとのこと。
書籍『語れ!平成仮面ライダー』でも、本編に参加した演出家の一人である鈴村展弘監督が「あの教会は警察署と同じスタジオでセットを組んで撮影したもので、噂ほど金はかかっていない」と回答している。
先述した『RX』の爆破シーン同様、むしろそんな噂が出るほどの迫力を見せた演出サイドの勝利であろう。
ちなみに実際に予算がかかったのは九郎ヶ岳遺跡のセットの方だったらしい(流石に予算の半分とまではいかなかったようだが)。
これも前述の書籍で鈴村監督が語ったところによると、実際には撮影されない棺の間への通路まで作りこんでいたことや、ロケ地の遺跡にスタッフ移動用の橋を作る必要があったことなどが原因とされている。
尚、遺跡の話からも解るように特撮に限らずTVドラマというものは
世界観を伝えるために番組序盤にこそ金を掛けるのが製作のセオリーなので、それが余計に説得力を与えていた理由でもある。
なお、作風が支持された結果、クオリティを維持する為に『クウガ』は終盤までに
後番組の予算まで使ったという、別の噂もある。
- 『クウガ』のアメイジングマイティは、アルティメットフォームを温存したかったスタッフがバンダイに内緒で出し、後から知ったバンダイを激怒させた
当時アメイジングマイティの登場に関しては事前情報が一切なく、ソフビ発売も放送終了後と妙に遅く、何よりアメイジングマイティと交戦して倒された
ゴ・ガドル・バのフィギュアが「劇中シーンが君の前に!」の煽り文句付きでアルティメットフォームの装着変身に付属していたことから、長らく信じられていた噂。
上記の噂と同じく、後に高寺PがTwitterで明確に否定し、「元々ライジングマイティの単なる色替えになるはずだったが、『ライジングマイティより強いことに説得力を持たせるためには両足キックが理に叶う』と現場判断で左脚にもアンクレットが追加され、ソフビの金型流用が効かなくなったことでバンダイと揉めた」という真相を明かしている。
…が、2023年にTwitterにてあるファンがこの話題に言及した際、『クウガ』のサブ監督及びチーフ助監督であった鈴村展弘氏がこれに「
あの時色々苦労したので克明に覚えていますが、全然違います」とリプライを送り否定。
先述した玩具展開の経緯や鈴村氏の意味深な口ぶりからして何かしらトラブルがあったのは確かなようだが、
監督とプロデューサーで証言が大きく食い違うというのはそうそうないことである。
単に2人の間で認識が異なっているだけなのか、どちらかの発言が虚偽なのかさえ定かではなく、これを見たファンからは「アメイジングマイティの真相には安易に触れない方がいいのかもしれない」という意見もチラホラ…
現在でも多数のサイトでさも事実であるかのように語られている噂だが、ガセである可能性が高い。
確かに顔は
AI顔判定サイトにおいて「78%の確率で同一人物」と診断された程度には瓜二つだが、身長や体重、年齢が
剣崎一真役の椿氏とは一致しない(噂におけるAV男優は身長175㎝体重60㎏台、椿氏は身長185㎝体重50㎏台と体系が全く違う。また、AV男優は18歳だが、椿氏はこの時点で22歳)。
ゲイものに限らずAV俳優のプロフィールは嘘を付くことも多いが、身長については流石に誤魔化し難い。
また、このAVが発売されたのは『剣』が放送されている最中であり、本当に出演していたのならその後のライダーの歴史から抹消されてもおかしくないのだが、椿氏はその後のシリーズに何度も剣崎役でゲスト出演しているのは御存知の通りである。
『
仮面ライダー555』の幹部怪人に相当するラッキークローバーのオリジナルメンバーが、『
キカイダー01』のハカイダー部隊をモチーフとしていたことから、ファンから有力視されていた噂。
村上を演じた村井克行氏も「ローズオルフェノクはハカイダー」と言っていたため、長年事実と思われていたのだが、画集『平成仮面ライダー怪人デザイン大鑑 完全超悪』に掲載されたインタビューにて、デザイナーの篠原保氏が
「よくそう言われるけど、実は全然意識していない」と否定した。
実際のデザインモチーフは、60年代に東芝のマスコットキャラクターを務め、宣弘社制作の特撮ドラマや松本零士氏による漫画版でも知られる
光速エスパー。
篠原氏によると、村上は「いかにも自分をヒーローと思い込んでいそうなタイプ」ということで、「子供が思い描く『ヒーローになった自分』の典型例のような姿」である光速エスパーとバラを組み合わせることで彼の「自惚れ」を表現したのがあのデザインなのだという。
とはいえ、ハカイダーと光速エスパーなら前者の方が圧倒的に有名なので、誤認してしまうのも無理はないか。
- 『仮面ライダーキバ』の必殺技はPTAから「子供が泣く」と苦情が来てだんだん地味になった
ソースはネット上の書き込み。つまり全く裏の取れる情報源は無い。
実際の所、この必殺技「ダークネスムーンブレイク」は放つ度に真昼でも夜になり、炸裂すればキバの紋章を表す巨大なクレーターが出来るという、ケレン味がありすぎて撮影の手間やCGの予算がハンパではない技であり、実際の所単なる予算不足のセンが否めない(これもあくまで推測である)。
そもそも『キバ』自体、明らかに未就学児より中高生や親世代に向けたストーリー展開や演出の多い作品(例:
主人公の両親は結婚しておらず、不義密通の子であるなど)でもあるが、
これは言っても詮無い事であろう。
それに子供が泣く要素としては「
ファンガイアが人間のライフエナジーを吸った後、吸われた人間の死体が色を失う」「倒されたファンガイアが砕け散る」などの描写の方がより該当すると思われる。
ここまではまあいい。
……ここまでくるとただのこじつけ、いや妄想の域である。
『フォーゼ』が放送された辺りからまことしやかにファンの間で語られていたが、次第に無理が出てきたために同調するものは少なくなり、
以上に加え、1枚のカードを換装する形式である『
仮面ライダーディケイド』が「1」としてカウントされることがある。
なお、このネタは
テレビ朝日系列で放送された『
アメトーーク』の『仮面ライダー芸人』回でもネタとして取り上げられた事があるため、
(実際にこの法則が存在するかどうかは別にして)一応東映側も把握はしていると思われる。
なお、流石にスタジオでも「鎧武→6」辺りからツッコミが入っていた。
ちなみに東映側が認めている「平成ライダーシリーズで決められている約束事」として
(1)主役ライダーのエネルギー源と怪人のエネルギー源は同質のものとする
(2)コレクション系の変身アイテムは「子供が触ると親に怒られるもの」からモチーフを選ぶ
……の2つが挙げられている。
前者は
昭和ライダーが基本的に「改造人間vs改造人間」であった事から。
ライダーも怪人も
同じアイテムを用いて変身する『W』辺りが分かりやすいだろう。
後者は「子供の好奇心を多少でも満たしてあげたいという考えから」と説明されている。
- 第二期平成~令和ライダーシリーズは、前作超えを祈願して第1話で前作に関係するものを破壊・否定する
ネットで指摘されている具体例は以下の通り。
『OOO』第1話では
博物館(ミュージアム)が破壊されている
↓
『フォーゼ』第1話では
ベルトの部分が○○○になっている怪人が倒されている
↓
『ウィザード』第1話では怪人が
ロケットのペンダントを破壊している
↓
『鎧武』第1話では途中から
宝石でデコレーションされた帽子が消えている
↓
『ドライブ』第1話では
オレンジジュースがひっくり返っている
↓
『ゴースト』第1話では
車が破壊されている
↓
『エグゼイド』第1話では
宝生永夢が
「死んじゃだめだ!」と叫ぶ
↓
『ビルド』は『
劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』のラストで
エグゼイドから変身能力を奪う
↓
『ジオウ』EP.01で
アナザービルドを撃破
↓
『ゼロワン』第1話では目覚まし
時計が故障
↓
『セイバー』第1章でゴーレムメギドを撃破(ゴーレム=土でできたロボットという解釈らしい)
↓
『リバイス』第1話で
アギレラが「そんな簡単に
約束しちゃって大丈夫?」と発言する
↓
『ギーツ』第1話で
浮世英寿が「
恐竜が絶滅しても世界は再生した」と発言する
↓
『ガッチャード』第1話でギリシャ神話の
女神の名前を冠する登場人物が変身した怪人が倒されている
ハッキリ言って無理矢理こじつけている感が否めず、『ビルド』に至っては第1話という法則からも外れているので、このような意図があると考えるにはかなり無理があると言わざるを得ない。
そもそも、『フォーゼ』の辺りでデザイナーが「オーズは意識していない」と明言する形で公式から否定されていたりする。
なお、『鎧武』に関しては『ウィザード』のテーマであった「希望」を真っ向から否定・非難する発言が第35話と後半に存在しており、
しかもそれがウィザードアームズに変身したことのある
葛葉紘汰=
仮面ライダー鎧武に向けて発せられているが、これを前作の否定とまで言えるのかは微妙なところ。
また、『フォーゼ』で取り上げられたが否定されている「怪人デザインに前作超えを祈願」も『
仮面ライダーキバ』で
行われたことがある。
『OOO』の話題になると必ず出てくる噂。
同作は放送中に東日本大震災が起きたことで1週間番組が休止となり、使える話数が1話分削られてしまった。
このため、当初予定していたシナリオを変更せざるを得なくなったのではないか……という噂は特撮ファンの間で語られることが多い。
この噂で挙げられる「変更前のシナリオ」だが、
(1)当初は
アンクがラスボスになる予定で、全ての黒幕は
鴻上光生
(2)
火野映司の恐竜グリード化は当初のシナリオにはなく、本来恐竜グリード化するのは
伊達明だった
(3)
真木清人はTV版とは逆に映司達の協力者ポジションだった
(4)路線変更のため使われることはなかったが、
泉比奈の異常な怪力は変更前のシナリオにおける伏線だった
『OOO』では「映画『
仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』に登場した恐竜グリード・ギルが存在を抹消され、真木が恐竜グリード化するという展開になった」という出来事があったため、それも信憑性を高めた可能性がある。
結論を言うとこの噂は
デタラメではなく、ほぼ事実と言って良い。
後年、
小林靖子氏を始めとする脚本陣は各種書籍のインタビューにて、当初は
(1)「
仮面ライダーバースの変身者が
後藤慎太郎に交代する際、
伊達が死亡(一時退場)して恐竜グリードになる」
(2)「映司は戦いの果てに欲望が満たされ、死亡する or
神様となって昇天する」
(3)「真木は第29~30話のあたりで、シャチパンダヤミーによって退場させられる」といった展開が考えられていたことを明かしており、
同時に「震災があった後なので、前向きなシナリオにしたい」という意向から、現在のシナリオに軌道修正したとを語っているため、そこまで事実無根ではなかったようだ。
- 大森敬仁プロデューサーは主人公やその仲間の父親を敵サイドの重要キャラとして扱う趣味がある
しかし、『
劇場版 仮面ライダービルド Be The One』公開時のシネマズ特集のインタビューにおいて「父親を悪者にするのは僕の趣味ではない」と述べ、この話を完全否定した。
それどころか、父親の存在に関しては
「僕の中ではキーポイントではない」とまで述べており、大森P的には「親と子の対立」というテーマも特に考えてはいなかったようだ。
ただし、インタビューで触れている上に「またか、っていわれるんですけど…また、父親かって」とまで述べているので、大森Pにもこの話が入ってきていた、或いは周辺の関係者から言われていた可能性は高い。
そもそも、仮面ライダーシリーズ自体が初代の設定からして「自身を作った組織を倒す→生みの親を殺す」という趣旨は含まれており、親殺し自体は何もそこまで目立つテーマでもなかったりする(もっとも、上述したように大森Pはこの辺りのテーマは特に意識していなかったようだが)。
また、大森Pが携わっていない仮面ライダー作品でも『W』や『ウィザード』『
仮面ライダーアマゾンズ』など、主人公やその身内の父親と対立する展開は普通に存在する。
『ゴースト』の本編放送終了後あたりから流れ出した噂で、平成ライダーの中でもコメディ色の強い内容なのだが、実は初期案では非常に陰鬱であり、それがスポンサーの不興や放送コードによって変更されたというもの。
Vシネマ『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』や『小説 仮面ライダーゴースト〜未来への記憶〜』の内容が本編とは打って変わってヘビーだったことがその論拠とされる。
東映側が1話分の予算額を13話分と勘違いし、Amazon側から2話目の予算を提示された時に初めて気づいた、というもの。
実際にはこのような話は公式からは語られておらず、真偽は不明。
しかし、そもそも番組制作費などの予算は提供側と制作側が綿密に打ち合わせて決めるものなので、仮にも企業同士のやり取りでこのような初歩的な齟齬が発生するかどうかは疑問が残るところである。
どちらかといえば、アメリカの
クオリティ重視で派手に金を使うイメージと東映特撮の
節約意識のイメージから生まれた
エスニックジョークといったところか。
似たような話として、ロボットアニメ『THE ビッグオー』がアメリカでの人気を受けてカートゥーン・ネットワークをバックに2期を作る際に「アメリカの提示した1話分の予算を日本が1クールの予算と勘違いした」という都市伝説もある
「Over"Quartzer"」を歌ったアーティストは、アイドルグループ「AAA」の末吉秀太氏と、「DA PUMP」のISSA氏である。
しかし、当初はISSA氏ではなく西川氏が参加する予定だったが、
何らかの事情で変更されたのではというもの。
結論から言うと、この話は全くのデマではなく本当だった可能性がある。
理由として以下の3つがあげられる。
(1)「2018年8月7日の制作発表会見で流れた『ジオウ』PVのBGMが「Over"Quartzer"」だったのだが、ISSA氏が歌うパートの声が
西川氏のそれに聴こえる」
(2)「玩具『DXジクウドライバー』発売当初の取扱説明書に、「Shuta Sueyoshi feat.
Takanori Nishikawa」名義で、TVサイズのOPをダウンロードするためのQRコードがある」
(3)「西川氏が2018年8月のニコニコ生放送に出演した際、『8月に大きな仕事が入っていたが丸っと来年になった』と発言していた(西川氏は後に
次回作『ゼロワン』の主題歌「REAL×EYEZ」を歌唱している)」
……これらの事象から、完全なる噂とは言い切れないようである。つまり、
クォーツァーのリーダーが西川氏となる可能性もあったということに。
この「オーグリーンは死にました」事件は主に、
(1)テロップが出た後、母親が「こんな番組は観ちゃダメ」と言ってリモコンをひったくったら、父親が帰ってきた。
(2)『オーレンジャー』は17:30~18:00までの番組なのに、いつも19:00くらいに帰ってくる父親がなぜもういるのか。時計を見たらなんと21:00だった。
(3)翌日、友達にこの事を話したら、「ボクも見た」と言う子と、「うっそだぁ」と言う子がいた。
(4)翌週の放送ではオーグリーンはピンピンしていたし、ビデオにもこんな回は収録されていなかった。
……という流れで語られる。
単なる作り話とする説が一般的ではあるが、『オーレンジャー』放送中の1995年に起きた、オウム真理教の幹部・村井秀夫の暗殺事件のニュース(スーパー戦隊シリーズを放送しているテレビ朝日では、事件当日の4月23日に現場のVTR中継を行っている)を混同したという説もある。
事件当時の村井とオーグリーン=四日市昌平役の正岡邦夫氏はどちらも短髪・青緑色の服装とまあ似ていなくもない(よくん見れば明らかに別人ではあるが)ため、容姿での勘違い説もあり得るだろうか。
「『ボイスラッガー』第9話のメンバーの1人・エメラルドが死亡するシーンと混同されてのではないのか」とする説もあるが、
こちらもこちらで95年夕方放送の『オーレンジャー』と99年深夜放送の『ボイスラッガー』を間違えるのかという問題があり、信憑性には欠ける。
伝言ゲームの末に話が歪んだとする見方が妥当か。
……が、有志の調査によって、この説が出回り始めたのが2015年12月~2016年1月頃ということ、この頃にCSの地方局での都市伝説系バラエティ番組でこの話の取り上げられたこと、そのソースが2015年11月に発売された怪奇系の書籍という事実が判明しており、
オーグリーンの話がTwitterで広まるにつれていつしか初出が忘れられて都市伝説として話が広がってしまったというのが真相のようだ。
この書籍は著者の朱雀門出氏が後輩のH氏から聞いた話を文字として残して収録した、という内容で語られていたが、その朱雀門氏は2019年に別の書籍にて改めてH氏に見解を聞いており「上記のオウム云々が勘違いの原因だったのではないか」と言及している。
- 『オーレンジャー』のオーブロッカーは元々1号ロボになる予定だった
同作の1号ロボである
オーレンジャーロボは初登場が第7話とやけに遅く、ファンの間では「元々オーブロッカーが1号ロボになるはずだったが土壇場で変更され、急遽オーレンジャーロボを新規にデザインしたからではないか」という推測が有力視されていた。
オーブロッカーは5体合体かつオーレンジャーロボよりもストレートにオーレンジャーを連想させるデザインの持ち主であり、一見それらしく見える説だが、
デザイナーの大石一雄氏と加藤大志氏は『スーパー戦隊TOY HISTORY 45th』のインタビューで「オーレンジャーロボは『超力』という難しいモチーフ故に具体的なコンセプトが中々決まらず、歴代戦隊ロボの中で最もデザインが難航した」と語っており、登場が遅かったのは単純にデザインに時間がかかり過ぎたからであると明かされている。
そして、その過程で生まれた没コンセプトの中には「オーレンジャーのマスクのデザインはもう決まっているから、これをモチーフにすればいいのでは」というものもあり、
後にそれを活かす形でオーブロッカーがデザインされたとのこと。
つまり番組初期から存在したのはあくまでアイデアで、デザイン自体は当初より後半のロボとして制作されていたことになる。
恐らくスーパー戦隊シリーズ最大級のミステリーの一つ。
『ギンガマン』主題歌を歌った「希砂未竜」という歌手は、本作以外に活動が一切確認されておらず、経歴も正体も不明という謎の歌手なのである。
そして、その正体は多くの特撮主題歌やアニソンを手掛け、1993年ごろに芸能界を引退した子門真人氏なのではという説。
希砂未竜は
(1)声が特徴的な粘り気のあるような独特の声質で、子門氏に似ている
(2)2番以降で同じ歌詞でもシャウトしてテンションが上がるように歌うなど、歌い方の特徴も酷似
(3)英語版の歌唱も担当(子門氏は『セブン』の海外版で英語での歌唱を披露している)
……といった特徴があることに加え、プロデューサーが『ギンガマン』のEDのイメージ元に『アイアンキング』のED(子門氏が歌唱)を挙げていること、
作曲者の
佐橋俊彦氏は希砂未竜の起用を受けて小林亜星(『科学忍者隊ガッチャマン』主題歌の作曲者)氏を意識したと述べていること、子門氏は現役時代に複数の名義を使い分けていたことなどから、
別名義による一時的な復帰を果たしたのではないかと多くのファンに認識されている。
しかしながらあくまで状況証拠に留まるだけで、ファンの推測の域を出ていない。
なお、高寺Pは後に手掛けた『
大魔神カノン』のイベントで希砂未竜について質問された際、「ガッチャマンの歌声(子門)に似ているが、似ているだけ」と、同一人物説を否定する発言を出している。
また、希砂未竜氏の起用は音楽会社側からの提供であり、高寺Pは選出に関わっていないとのこと。
その一方で「じゃあ希砂未竜という人物は結局いったい何者なのか」という肝心要の部分は、今なお一切の説明がなされていない。
作曲者の佐橋氏を始め、レコーディングに携わった者は面識があると思われるのだが、佐橋氏からも一切のコメントがないのが現状。
希砂未竜氏は顔出しで姿を見せたことは一度もなく、スーパー戦隊オンリーのライブイベント「スーパー戦隊魂」にも一度も出演していない。このため『ギンガマン』楽曲は他の出演者がカバーするのが恒例になっている。
そして子門氏は芸能界引退後に公的な場には一切顔を見せておらず、その引退理由についても様々な憶測が流れていることから、
仮に高寺Pの発言が虚言で2人が同一人物としても、それを明言することはできないだろうと思われる。
希砂未竜の正体は永遠に謎のまま終わるのかもしれない。某氏がぽろっと言っちゃったのは内緒
テレビドラマデータベースは「希砂 未竜(子門 真人)」と完全に記載しちゃってるのも内緒
メインライターの荒川稔久氏を始めとして『アバレンジャー』のスタッフの一部が『クウガ』と共通していることから一部である程度の説得力を持って伝えられていた噂。
実際に『アバレンジャー』は『クウガ』顔負けのハードなエピソードも少なくなく、また視聴者を驚かせる「アバレポイント」を毎話盛り込むことを意識した作劇が行われるなど、「型破り」を志向した『クウガ』に通じる部分もあるにはある。
しかし、2016年に『クウガ』のBlu-rayBOX発売を記念して開催されたイベント『対談』にて、荒川氏本人が「言った覚えはない」と明確に否定し、さらに実際に意識していたのは『
帰ってきたウルトラマン』だったことも判明した。
これを踏まえてか、Vシネクスト『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』には「
何故か五代雄介が登場し、アバレンジャーに「君達クウガ2じゃないの?」と尋ねる」という展開を入れるアイデアもあったとか。
なお、この噂の出所は『アバレンジャー』と同時期に放送されていた『
仮面ライダー555』の公式ブログ(現在は閉鎖)であることが確認されているが、当の荒川氏が否定しているこの記載の情報源がどこだったのかは分かっていない。
特に2010年代に入ってから敵組織の顔出し幹部が激減していたことについては「顔出しキャラは映像流用が効かなくなるので東映側の配慮で使われなくなった」とまことしやかに囁かれている。
実際、高寺PもTwitterで「『オーレンジャー』ではサバンの要望に応じて顔出し悪役は出さなかった」旨を明かした他、
『
電磁戦隊メガレンジャー』でも当時アメリカのTVドラマで流行していた宇宙が題材の一つに取り入れられるなど、パワーレンジャー が始まって間もない頃は連動を意識した要素が組み込まれることもあった。
しかし、現在のパワーレンジャーにおいては流用映像のみならず現地で新たに撮り下ろされたアクションシーンも見どころの一つとされ、原典に登場しない=映像流用が効かないオリジナル悪役の登場も定番。
原典における顔出し幹部も当該キャラの出番をカットしてオリキャラを代役に立てたり、あるいは現地の役者が同じデザインの衣装を着て演じる形で対応するケースが多く、
とりわけ、『
獣電戦隊キョウリュウジャー』をベースにした『
パワーレンジャー・ダイノチャージ』において、原典ではいなかった顔出しの悪役「ヘキル」が新たに登場したケースもある。
先述した『オーレンジャー』での顔出し悪役廃止も後年には続いておらず、翌年からは再び顔出し悪役が復活。
また、それをベースとした『
パワーレンジャー・ターボ』からはオリジナルの悪役がそれまで以上に登場するようになり、アクションシーンも新撮カットの割合が増加している。
パワレンにおける東映側の実質的な代表者である鈴木武幸Pは「日本で出したものを現地のスタッフが気に入らないなら、2年続けて同じ番組にしてしまっても構わない」と、
現在もスーパー戦隊シリーズはパワレン化を特に意識していない旨を明言しており、実際『
烈車戦隊トッキュウジャー』を筆頭として、本当にパワレン化を前提としているなら企画が通るはずのない番組も存在する。
この他にもパワーレンジャーについては日本の特撮ファンの間で様々な噂があるものの、日本語の資料の少なさもあって根拠のない与太話の域を出ないものも多い。
- スーパー戦隊の「自我を持ったメカ」が海外では宗教上タブーなため、パワーレンジャー化の際は設定が変更される
しかし、劇中では
シーズン1からサポートロボのアルファ5がレギュラーキャラとして登場しており、
原典から登場していたものに限っても、初期シリーズ「ゾードン編」の時点でサーバ(白虎真剣)や、ライトニングクルーザー&ストームブラスター(
ペガサスサンダー&ドラゴンクルーザー)が原典同様に自我を持ったまま登場している。
『ギンガマン』がベースの『
パワーレンジャー ロスト・ギャラクシー』からはロボットに合体するメカも自我を持つパートナーとなるケースが増えており、
またこの措置が取られたのは今のところ2009年の『
パワーレンジャー・RPM』が最後と、既に「パワーレンジャーの恒例行事」とは言い難い。
そもそも
人格持ちロボットの代表格である『トランスフォーマー』の本場で「自我を持ったメカはNG」など明らかに筋の通らない話であろう。
実際に宗教上問題だったのは、大獣神の「守り神」という設定。
後の作品においても、『
百獣戦隊ガオレンジャー』に登場する
ガオゴッドはパワレン版では「パワーアニマルのご先祖様」に設定が変更され(これに関しては原典でもこういう意味合いでの「守り神」と解釈できなくもないのもあったと思われる)、
天使がモチーフの『
天装戦隊ゴセイジャー』は変身者を天使から高校生にした上で「動物系」としてパワレン化されており、宗教的にダメな設定は実際に「日本のとは違うけど、不自然ではない」形に変更されている。
「そんなの聞いたことないぞ?」と思った人、実はこれ、アメリカを発端とした都市伝説。
1980年代にアメリカで大ヒットし、世界中に広がったクイズゲーム『トリビアル・パスート』でも「Q:『キングコング対ゴジラ』日本で勝ったのは?」の正解が「A:ゴジラ」とされているほどだった。
さすがに家庭用ビデオが広まってからは収束したらしい。
また、1965年公開の『
フランケンシュタイン対地底怪獣』の結末が劇場公開版とテレビ放映版で異なっていたことも、この都市伝説に拍車をかけてしまったと思われる。
ゴジラシリーズに登場する人気怪獣・ガイガンのデザイナーについては、東宝関係者の間でも長らく「講談社のミズキという人物」という情報しかなかった。
該当する人物はイラストレーターの水氣隆義氏と水木しげる氏の両名しかおらず、水木氏の描いた妖怪「おんもらき」がガイガンと似てなくもない見た目なこともあってか長年囁かれていた。
しかし、2008年に水氣隆義氏自身がガイガンのデザインを担当したことを公表。
その後は東宝との交渉の末、正式に認定されている。
- TVドラマ版『忍者ハットリくん』でケムマキを演じたのは若き日の杉良太郎
1980年代から1990年代までまことしやかに伝わっていた都市伝説。
1966年に放送されていた実写版ドラマの資料が全く残っていない他、本放送のテープも当時は第一話しか保存されておらず公開されていなかった事、
そしてこの頃は杉良太郎氏が俳優としてデビューした年で、なおかつドラマのロケ地が同じ京都だった為に噂が広がった。
しかし、『ハットリくん』は東映の作品で杉氏の所属先は日活。
当時は五社協定により事務所の枠を超えて他社の作品に出る事は殆ど不可能であった上に、その頃杉氏は映画の収録があり他の仕事を入れる余裕はない。
ケムマキを演じていたのは傍田勉という別の俳優であり、テロップにもそう書かれている。
杉様はケムマキしない。いいね?
- 1961年版『モスラ』には、最初に1分くらい序曲が流れてから本編が始まるバージョンがある
公式サウンドトラックに「本編で流れていない」「全部で1分くらいの長さ」と条件に合致する曲があることや、
この頃の大作映画では「冒頭に序曲を流す」演出がよくあったことなどから、割と信じられていた噂。
ソフト化やリバイバル上映の際に反映されていない、こっちのバージョンを観たという証言が(他の映画に関する都市伝説以上に)少ない、円谷プロや東宝の公式書籍で触れられることが少ないなどから、長らく都市伝説として扱われていた。
だが2021年、名画座企画『午前十時の映画祭11』のために本作のデジタルリマスター作業が行われた際、「初公開時、『4チャンネル多元磁気立体音響版』をかけていた11の映画館だけこちらのバージョンを流していた」という裏付けが取れ、当時の音源も発見されたことで真実と判明。
これにより、同映画祭では『1分6秒の序曲あり・4チャンネル多元磁気立体音響版』(=初上映当時のステレオ音源版)を使用する初の再上映が実現した。
ゲーム
『ファイナルファンタジー』シリーズの映画化として大々的に製作したが、凡庸なシナリオで評判は悪く大きな損失を出し、一般上では意図しないまま宗教絡みの問題を引き起こしてしまったのが基でお蔵入りになった事になってる映画版『FF』。
1億3700万ドル(当時レートで約170億円)もの製作費を掛けた超大作映画、かつ失敗映画であるということが広く知られており、その流れで「ギネスブックに載った」と称されることも多い。
しかし、公開規模の大きさや全世界で公開したこともあり、意外かもしれないが興行収入は8500万ドル以上を得ている。
そのため、数十億円単位の極めて膨大な赤字ではあるが、これより赤字の大きい映画は複数あり、世界一を狙えるほどの赤字額ではない。
実際に赤字額のギネス記録を持っているのは、1995年公開の『カットスロート・アイランド』である。
この映画は
1億ドル近い製作費を掛けておきながら、興行収入は1000万ドル程度という余りの落差であり、約9000万ドルという赤字額は現在も破られていない。
なお、赤字額世界一ではないが「参考記録」としてギネスブックに載ったと言われることもある。
知名度の高さを考えればあり得ないこともない話ではあるが、この話も画像ソースなどはなく真偽は不明。
樋口監督へのインタビューで「自己投影キャラがいるか」という問にこう回答されたと噂された。
実際の監督の答えは実写版エレンとシキシマの関係に黒澤明監督の『赤ひげ』を絡めた回りくどいものだが、結論だけ抜き出せば「自己投影キャラは実写版エレン」となる。
なお、このような回りくどい表現となった理由については
「
シキシマの実際のモデルは原作にまだ登場していないキャラだったからではないか」
とも件のキャラが原作に登場してからは噂されているが、真偽は不明。
特撮・映画編(海外)
- ハリウッド版『GODZILLA(1998)』は当初『原子怪獣現わる』のリメイクとして創られたが、資金が集まらなかったためネームバリューを持つゴジラの映画であるということにした。
日本の映画雑誌『DVD&ブルーレイでーた』2013年8月号において、脚本を務めたディーン・デヴリンによる発言として掲載された一文。
……なのだが、実のところその内容にガッカリした国内外のファンから皮肉として口にされることはしばしばありつつも、
制作側の人間が発したという明確なソースは海外でも確認されていない。
公開から20年が経過した2018年に米メディアの取材に応じたデヴリンのインタビュー(主な内容は作品への反省)でも自身はゴジラに対する熱い思いを語っており、これらを踏まえると彼がそういった発言をするとは考えにくいと言える。
『原子怪獣~』のリメイク云々はゴジラ好きでもあるゲームレビュアー兼演出家の
AVGNことジェームズ・ロルフが本作品に対する批判の言として発しており、
件の雑誌が出たのは発していた動画の投稿から数ヵ月後だったことからこれを誤訳したものではないかという説が出ている。
関連して「元々ゴジラに強い情熱があったわけではない上、ゴジラの取り扱いに関して75ページもの注意書きを送られて辟易していたローランド・エメリッヒ監督が、没にしてもらうために到底受け入れられないであろう案を東宝へ提出したら、採用されてしまった」という伝説もある。
このうち、「ゴジラに強い情熱は無かった」「75ページもの注意書きが送られてきた」「(エメゴジのデザインは)東宝に到底受け入れられないであろうと思っていた」については概ね事実だが、「没にしてもらうために提出した」というソースはない。
まず受け入れられないであろうと思っていたのはストーリーではなくデザインのことだし、エメゴジのデザインはエメリッヒではなくパトリック・タトポロスによるもので、
上記のデヴリンの反省文でも、「エメリッヒ監督は情熱を持てるストーリーを作ったし、映画への情熱はあった」と言われているので、
「映画作り自体は真剣だったが、ゴジラファンに受け入れられるものにはならなかった」という解釈で良いと思われる。一番ダメなパターンじゃないかと言えばそうなのだが。
また、アメコミ『ルーラーズオブアース』や小説『GODZILLA 怪獣黙示録』など、98年版ゴジラが活躍する作品も近年は多いが、評価の高かったアニメ作品『ゴジラ・ザ・シリーズ』での能力は何故か採用されないため、
一部では「ジラ名義でゴジラシリーズに移籍した本体と『ザ・シリーズ』版ゴジラの能力で版権が入り組んでいるため使用できない」という別の都市伝説も囁かれている。
伝説的アメコミ『スーパーマン』の派生作品に出演した俳優の多くが、俳優として続かずひっそり引退したり、病気になったり、亡くなったりしているという伝説。
もちろん実際にはその後成功した俳優も多いし、スーパーマンほどの長寿シリーズともなれば、中には不幸な目に遭った俳優がいても不思議ではないだろう。
この噂が広まったきっかけは、以下の2つの事件であるとされる。
- 1950年代に映画とTVシリーズでスーパーマンを演じたジョージ・リーヴスが、1959年に自宅で射殺死体となって発見された(自殺説が有力だが、他殺説もある)。
- 1978~87年にかけて制作された実写映画版シリーズでスーパーマン役を務めたクリストファー・リーヴが、95年に落馬事故で脊髄を損傷し、首から下が不随となった。
こうした悲劇がファンを始め多くの人々に衝撃を与えたことで、噂に真実味が出たと考えられる。
実際、上記2つ以外の「呪い」についてはこじつけ程度のものも多く、噂自体がこの2つの事件から遡って誕生した可能性がある。
似たような都市伝説に「バットマンの呪い」というものもある。
『
ダークナイト』の
ジョーカー役であるヒース・レジャーの急死や、公開劇場での銃乱射事件、DCEUのバットマン役であるベン・アフレックとジョーカー役のジャレッド・レトの降板などが実例とされている。
日本においても仮面ライダーやスーパー戦隊と言った長寿の特撮シリーズで同様の理由付けができる。
実際にライダー役、戦隊メンバー役を切っ掛けにスーパースターとなった方もいれば、悲しい事だがその後不幸な目に遭われた方がいるのも事実である。
これについては、まだ役者として成長途中の若手が起用されるケースが多く、出演作の終了と共に様々な要因でキャリアの広がりが閉ざされてしまう場合も往々にしてあるということも理由かもしれない。
ちなみにクリストファー・リーヴのその後はというと、落馬事故を機に障害者福祉に取り組むようになったこと(賞も貰っている)はもちろん、ナレーター業を経て「車椅子に乗った役ができる俳優」として芸能界への復帰を果たしている。
そして晩年はテレビドラマ『ヤング・スーパーマン』において、クラーク=若き日のスーパーマンに助言する老博士という役でシリーズへの帰還を成し遂げており、キャリアが閉ざされたわけでも、ずっと不幸だったわけでもない。
上記のスーパーマンシリーズを始め、呪われていると噂される映画はいくつかあるが、関係者が次々と亡くなったため、遂に制作中止となった映画が存在する。
それが『Atuk』である。
タイトルは「おじいちゃん」を意味するイヌイット語で、田舎暮らしのイヌイットが都会で大騒動を引き起こすというコメディー……
になるはずだった。
なので映画自体は全く怖くないが、主役に予定されていた俳優が5人連続で、関係者を含めると7人が連続で亡くなったことで、「最も呪われたハリウッド映画」として恐れられている。
死亡した関係者は以下の通り。
『
ブルース・ブラザース』で知られる超売れっ子コメディアンで、最初に主役のオファーを受けた人物。薬物の過剰摂取により33歳で死去。
人気上昇中のコメディアンで主役のオファーを受けた2人目の俳優。スタジオに向かう途中に交通事故に遭い、39歳で死去。
『
ホーム・アローン』にも出演した名脇役。出演を承諾した後、心臓発作により43歳で死去。
ジョン・キャンディと共に脚本を読んだ脚本家。脳出血により54歳で死去。この人のみ直接オファーを受けた俳優ではない。
立て続けに死者が出たことでしばらく凍結された後、再始動した映画化企画にて主演のオファーを受けたコメディアン。薬物中毒により33歳で死去。
あまりにも死者が出ていることから出演を断るが、何度も頼まれて渋々承諾した直後に妻に銃で撃たれて49歳で死去。直後に妻も銃で自殺。
現在この作品の映画プロジェクトは凍結されている。
果たして呪いは実在するのか? 実在するならなぜこの映画は呪われてしまったのか?
……という流れで語られる都市伝説。
6人の死については全て事実だが、呪いとは言い切れない部分もある。
例えばジョン・キャンディはかなりの肥満体質で不健康な生活を送っており、クリス・ファーレイも酒やドラッグに溺れてリハビリ施設を出入りしていた。フィル・ハートマンの妻もコカイン中毒であり、それが射殺事件につながったとされる。
つまりこの映画が無くとも悲劇は起きていた可能性が高い。
オドノヒューとハートマンに至っては、映画との関わりが本当にあったのかどうかもはっきりしていない。
なお『Atuk』の権利はアメリカの配給会社が保持し続けているそうなので、映画化が実現する可能性は未だ残されている。
オランダ語なら「Vader」に「父」という意味があるのは本当だが、ジョージ・ルーカスの友人に「Vader」という名前の人がいるし普通に名前のつもりだったという説が有力。
そもそも『
STAR WARS エピソードⅣ 新たなる希望』第一稿では主人公は
アニキン・スターキラーで
父の
ケイン・スターキラーと弟の
ディーク・スターキラーと暮らしているのだが
デス・スターの副官として
なんか小物っぽいダース・ヴェイダーが別に登場する(この第一稿では
ルーク・スカイウォーカーの方が伝説の戦闘機乗りにして年上のため、「ルークの父親」としてのネーミングとも考えづらい)。
『EPⅣ』の後に書かれた『
STAR WARS エピソードⅤ 帝国の逆襲』にしても第一稿では
ルークの父の霊体が現れてルークに妹の存在を告げるシーンがあるため、「ヴェイダーが父」という設定は当初なかった可能性が高い。
2001年、英語圏の複数の国で国勢調査の信仰欄に「ジェダイ」と回答されたことで政府が怒ったと噂された。
実際にはイギリス政府は国勢調査の回答率が上がったとして別に困ってはおらず、オーストラリア政府は明確に否定している。
でもジェダイ教のために票の割れた無神論者は怒った。
- 映画『ミクロの決死圏』で人体内のデザインを手がけたのは画家のサルバドール・ダリ
患者の体内に縮小化した人間を送り込んで治療する、という筋書きの古典SF映画で、関連書籍・サイトにはしばしば「画家ダリが美術を手がけた」と書かれている(『ウルトラセブン』に登場する
宇宙細菌ダリーの名前もこれが由来)。
実際に体内デザインを手掛けたのはデール・ヘネシーという人物で、ダリは本作の制作には関わっていない。
プロモーションアートの依頼は受けており、映画の原題と同じ「Fantastic Voyage」というリトグラフを描いているので、そこから誤解が広まってしまったと思われる。
- 映画『ピクニックatハンギング・ロック』は実話を元にしている
20世紀初頭のオーストラリアを舞台に、女学校の生徒や教師が次々に失踪する怪事件を描いたホラー映画の傑作であるが、しばしば書籍などに「実際に起きた事件を描いたもの」と掲載されている他、AmazonのDVD販売ページにも「実話をもとにしている」と書かれている。
だが、実際にはジョーン・リンジーによる小説を原作とする、純粋なフィクションである。
小説が実話を元に書かれたと言われることも多いが、実際にはこのような事件が起きた記録はおろか、モデルとなるような女学校や教師たち(実在していれば当時地元では有名な名士だったはず)が存在した形跡すらない。
「地元の警察署が火事になった際に資料が焼けた」と説明されることもあるが、そこまでいくとほとんど陰謀論であろう。
また、元々原作小説のラストシーンでは失踪事件の真相が明かされていたのだが、
そこで明かされる「真相」は、「時空の亀裂からやってきたピエロが少女たちを連れ去った」という荒唐無稽なものである。
いくらなんでもこれでは実話だと信じる理由はないだろう(このシーンは最終稿ではカットされている)。
最後の方、魔導書を奪おうとする敵兵の中にタートルズらしき人物が混ざっているという噂。
似たシルエットの人物は確かにいるが、別のシーンで口の辺りが突き出したフルフェイスヘルムに鉢巻を撒いた兵士がいるので、恐らくこの兵士だと思われる。
- 映画『グレムリン』に出て来るグレムリン達は日本人がモチーフ
公開当時(1984年)に日米経済摩擦が起こっていたこと、ギズモを飼っていたのが東洋人であったことから湧き上がった説。
アメリカだけの局地的な噂かと思いきや、
小林よしのりが『戦争論2』で取り上げるなど洋の左右を問わず伝わっていたようだ。
……しかし、グレムリンが生まれる切っ掛けになった生物・ギズモがいたのは同じアジアでも
チャイナタウン。日本は無関係である。
同作ラストでギズモの元の飼い主であるミスター・ウイングが「責任のない社会は希望のない社会。責任とは大事が起きるのを見越して賢明な行いをすること。事が起きてから行動するのは経験であり反省だ」と残しているとおり、どちらかと言えば町の人が起こした軽はずみな行動を諫める話となっている。
- アメリカでは虫に対する好感度が低いため、虫がモチーフのヒーローは作りにくい
『パワーレンジャー』としてリメイクされアメリカでも人気を博しているスーパー戦隊に対し、仮面ライダーは人気、知名度共に今一つであることや、トランスフォーマーシリーズにおいて昆虫戦士の殆どが悪役であることなどが主な根拠とされる。
アメリカでは日本ほど虫に親しみがないこと自体は事実のようで、地域によっては昆虫図鑑や虫かごひとつ手に入れるのにも苦労するとのこと。むしろ「日本人の虫好きの方が世界的には少数派」と評する声も多い。
しかし実際のところ、今や
マーベル・コミックスの看板キャラとして世界的人気を博している
スパイダーマン(
蜘蛛は厳密には節足動物だが)や、スカラベをモチーフとし、2023年に実写映画公開も控えている
DCコミックの
ブルービートル、
当時の『パワーレンジャー』を凌ぐほどの大ヒットを記録した、『
重甲ビーファイター』シリーズのリメイク版
『ビートルボーグ』など、
虫をモチーフにしたヒーローがアメリカで成功を収めた事例は普通に何件も存在するので、はっきり言って信憑性はかなり怪しいところ。
- 1938年にアメリカのラジオでH・G・ウェルズの『宇宙戦争』を原作とするドラマが放送された際、ドラマを実際のニュースだと信じた聴衆によって全米でパニックが起こった
初期のメディアが起こした事件として、長く語り継がれていたエピソード。
しかし、現在の歴史家らは、この話は作り話の可能性が高いとしている。
実際にこのようなパニックが起きたことを示す直接的な資料はほとんど無く、また、ドラマの中には何度も「これはフィクションです」という断りが挟まれており、よほどうっかりした人でなければ勘違いなどしようがない内容だった。
実際には、「ラジオ局に何件か問い合わせがあった」という程度の話だったのが、針小棒大に伝えられてしまったものらしい。
- 『ダークナイト』でジョーカーが病院を爆破したシーンにおけるジョーカーのリアクションは、演じるヒース・レジャーのアドリブ
CGではなく本当に病院を爆破するためやり直しが効かない一発勝負の中、少しだけ爆発しただけで爆破が止まってしまうというアクシデントが発生、
しかしヒースが「思ったほど派手に爆発しなくてがっかりするも、後で一気に爆発した事で慌てて逃げるジョーカー」をアドリブで見事に演じ、
あわやアクシデントにより撮影失敗という所がヒースの機転により見事な名シーンに転じた……というもの。
実際には爆発のタイミングもヒースの動きも全て筋書き通りであり、アクシデントでもアドリブでもない。
メイキング映像によると、安全と迫力を綿密な計算の上で両立させ、動線の確認を12回以上も繰り返した上での収録だった事が語られている。
具体的な発祥ははっきりしないが、少なくとも2012年頃には語られていたらしく、また日本のみならず世界的に広がっているデマである模様。
- 『シャイニング』は、アポロ計画が捏造であったことを暗示している
巨匠スティーヴン・キングの小説を原作とし、世界中でヒットしたホラー映画だが、
劇中に
アポロ計画陰謀論にまつわるシーンがあり、それは監督であるスタンリー・キューブリックが意図的に仕込んだものであるとしてかねてから噂されている。
「証拠」として提示されるのは以下の場面。
- 舞台となったホテルのオーナーは、アポロ計画に関わったジョン・F・ケネディ大統領をモデルにしており、デスクにはアメリカの国旗が飾られている
- 双子の少女の幽霊(この場面は原作にはない映画オリジナルのシーン)はアポロ計画の前身である「ジェミニ計画(ジェミニは英語でふたご座を意味する)」を表している
- 吹雪のシーンは、ソ連と米国の宇宙開発競争のきっかけとなった冷戦を意味している
- ホテルのカーペットの六角形はロケットの発射台を模している
- 登場人物の1人であるダニーが、「Apollo 11」という文字の入ったロケットの描かれた服を着ている
- ホテルの部屋番号「237(原作では217だった)」は、地球から月までの距離である237000マイル(約384400km)を意味している
- 主人公のジャックがタイプライターで打ち続けていた、「All work and no play makes Jack a dull boy(仕事ばかりで遊びがない、ジャックは今に気が狂いそうだ)」という文章の始まり「All」は「A11」、つまりアポロ11号を意味している
これらは今作を題材にしたドキュメンタリー映画『ROOM237』の監督を務めたジェイ・ウェイドナーが主張しているものである。
さらに、キューブリックは自身がアポロ計画陰謀論に関わっているというアピールを盛り込むために、このシーンを挿入したのだとも言われている。
……まあ、こじつけ感も否めないやつが複数あるが。
音楽編
- イーグルスの楽曲「ホテル・カリフォルニア」は麻薬中毒、もしくは新興宗教や悪魔崇拝の儀式の暗喩である
「チェックインはできるが、立ち去ることはできない」というくだりに代表される暗喩的な歌詞から、発表当初から現在に至るまで繰り返し語られる都市伝説。
作詞者の真意は今もって不明だが、ロックファンから最も支持されているのは、商業主義に堕した当時のロック界に対する皮肉(「メジャーデビューしてしまうともはや堕落するしかない」)という解釈である。
- 童謡「かごめかごめ」は徳川埋蔵金の在りかを示す暗号である
「かごめ」は籠の編み目のことで、形が六芒星になっている。
江戸幕府が関東に建てた神社・仏閣を線で結ぶとこの形になり、中心には日光東照宮がある。
「夜明けの晩」は朝方の日の光を、「鶴と亀」は東照宮の中にある鶴と亀の像を指す。
つまり、鶴亀像が朝日を浴びてできた影の延長線上に埋蔵金があるのだ…というのが大まかな内容。
某都市伝説系番組で取り上げられた。
六芒星の話からしてこじつけの域を出ない上、「鶴と亀が滑った」という下りは明治以降に成立した可能性が高く、江戸幕府と結びつけるには無理がある。
「幕府の命を受けた松尾芭蕉が全国を行脚しながら歌を広めた」という話が追加されることもあるが、時代的に成立しない。
成立年代や発祥地が不明なためか、「かごめかごめ」には他にも、
「子どもの遊びの歌として作られた」という現実的なものから、「交霊術に使う歌である」という荒唐無稽なものまで、様々な俗説が存在する。
- 童謡「サッちゃん」には4番以降があり、サッちゃんは悲惨な最期を遂げる
「サッちゃん」で検索すると上位に出てきてしまう有名な都市伝説。
サッちゃんのモデルは、真冬の北海道で列車に体を切断された女の子で、続きの歌詞に「電車で足を無くしたから、お前の足をもらいにいくよ」などと書かれているとされる。
結論から言えば全くのデタラメである(4番以降とされる歌詞も別人の創作)。
作詞者の阪田寛夫曰く、モデルは阪田が幼稚園の頃出会った「幸子」という女の子で、彼女が転園した時の思い出を描いているのだという。
3番の「とおくにいっちゃう」という歌詞も、前述の通り別の幼稚園に移ったということに過ぎず、死の暗喩などではない。
このことは(モデルとなった女性に配慮して)長らく公表されなかったため、様々な伝説や憶測を生んだのだと思われる。
- 野口雨情の童謡には実在の人物をモデルにしたものがある
「シャボン玉」は野口の早世した子供を唄ったもの、「赤い靴」はアメリカ人神父に養子に出されるも見捨てられて亡くなった幼女をモデルにしたもの……などが有名。
しかし、「シャボン玉」についてははっきりした根拠が無く、ただの後付けの解釈であるとされる。
「『青い目の人形』は日米開戦前に行われた日米の人形交換と、それが破綻した悲劇を唄っている」という話に至っては、年代的に明らかに成立しない。
- 滝廉太郎は不当に冷遇された恨みを「憾(うらみ)」という曲に込めて世を去った
「滝の才能を妬んだ文部省の役人が滝を海外留学という名目で日本から追いやり、滝の作曲した小学校唱歌から滝の名前を消し、さらに遺稿を焼き捨てた。
滝の曲が今日『荒城の月』しか知られていないのはこのためで、「憾」にはそんな冷遇された滝の恨みが詰まっている」
というもの。某テレビ番組で紹介されて有名になった。
この話だが、一から十まで全てがおかしい。
まず「憾」という言葉は通常の「恨み」とは若干ニュアンスが異なり、無念・残念だという意味であり、他者への憎しみや怨念といった意味合いは無い。
若くして病に倒れた滝が「くっ、俺はここまでか……」という悔しい思いで付けたものだと考えるべきだろう。
さらに当時の海外留学というのは、ごく一部の超エリートだけが行けるもので、また帰国後の成功は約束されていた。そのため「冷遇するために海外留学させた」というのは全く辻褄が合わない。
また、文部省唱歌は、滝に限らず作詞者や作曲者の名前はそもそも記載しない方針だった。
更に結核で死んだ患者の遺品を焼くことは、当時は結核の感染拡大を防ぐために普通に行われていたことであり、別に異常なことでもなんでもない。
そして何より、「この冷遇のせいで滝の作品は『荒城の月』しか知られていない」とのことだが、
「お正月」や「箱根八里」、「春の海」、「花」は有名では無いのだろうか。
- ロックバンド「ザ・スターリン」は神戸市で行われたライブで暴走した観客が施設を破壊したため、条例で「スターリンに公共施設は貸さない」と制定された
1980年代から活動を始めたバンド「ザ・スターリン」(後に「ビデオ・スターリン」を経て「スターリン」に改称)はメンバー・ファン共に過激な行動を取ることで知られており、1982年8月2日に神戸市民小劇場にて会場が破壊された為にタイトルのような条例が制定され、更に「全国ホール協会」のブラックリストに載ってしまいコンサート会場でライブが出来なくなってしまった、と言う噂が立った。
…が、実はそもそも「神戸市民小劇場」と言う施設は実在せず、名指しでバンド名を挙げ活動の禁止を記した条例も存在しない。
何よりスターリンはその後も各地のライブハウス等で活動を続けており、彼等より過激なパフォーマンスをするグループもライブ活動を行なっている事からブラックリストも存在するかどうか怪しい。
恐らくスターリンのライブの過激さから尾鰭がついて生まれた都市伝説だが、リーダーの遠藤ミチロウは生前否定するどころか嬉々として噂に乗っかっていた。
- モーニング娘。メンバーはLOVEマシーンのジャケット写真の並び順に卒業していく
通称「ラブマの法則」。初出は2002年~2003年と思われる。
問題のジャケットは右上からジグザグに石黒彩→市井紗耶香→中澤裕子→後藤真希→保田圭→安倍なつみ→飯田圭織→矢口真里の順番で並んでいる。
2003年に「うたばん」に出演した飯田がこの法則について言及しており、この時点では石黒→市井→中澤→後藤→保田の順に卒業していたが、その後安倍→飯田→矢口の順にモー娘。を抜けていった事によりこの説は現実となった。ちなみにジャケットの並び順は加入順でも年齢順でもなく順不同である。
単なる偶然の類の話で、古株のハロヲタには有名なエピソードとなっている。
心霊番組などでよく紹介される、有名アーティストのCDに不気味な声が混ざっているという噂。
幾つか例を挙げると
- オフコース「yes・yes・yes」:「私にも聞かせて」
- SAYAKA「ever since」:「殺す」
- DREAMS COME TRUE「SWEET SWEET SWEET」:「この子誰の子」
- レベッカ「MOON」:「先輩」
- BUMP OF CHICKEN「メーデー」:「殺してやる」
などなど。
はっきり言ってしまうが、これらの正体不明の声の殆どが「バックコーラスや伴奏・効果音が言葉のように聞こえる」という現象で説明がつく。
また、仮に意図しない音声だったとしても「ノイズやミス音声の消し忘れ」だろうと言われている。
このような噂に尾鰭がついて「世に出ているものはほんのわずかで、とても世に出せないような音や声が入っていたこともある」という噂もあるが、これも「そう聞いたことがある」という程度で、実際にそのような音声を聞いたという具体例は一切ない。
実際、レコーディングにおけるデジタル化の技術が進んだ今では、このような正体不明の音声が混入していたという報告はめっきり減っている。
お笑い編
著名な有名人不仲説の一つで、両者とも当時(1990年代)に音楽活動をしていたが、お互いの冠音楽番組(「うたばん」「HEY!HEY!HEY!」)にゲスト出演しなかったことから生まれたとされる。
この話は2000年代以降特にネット上で広まり、『笑っていいとも』グランドフィナーレで久々に共演した際に松本人志氏が「ネットが荒れる!」とこの件を意識した返しを行い話題となった。
そもそも、2組が売れた時代(1980年代後半)はテレビに進出できるお笑いタレントが少なく(そのため当時は「お笑い戦国時代」とも呼ばれた)、今と異なり売れれば早々とゴールデンで冠番組を持つチャンスに恵まれたこと、そして二組ともカラーの大きく異なる共演者を揃えたため、テレビでわざわざ共演させる意味合いが無かったことが理由。
プライベートでは浜田雅功氏と石橋貴明氏の子供が同じ小学校に通っていたことや、ハワイに行く飛行機で遭遇したエピソードもあるなど、両者に特別な感情は抱いてない模様。
- 兄弟漫才コンビの中川家の剛には相手を呪う強力な守護霊が憑いている
霊能者の見立てによると、剛氏には古代から日本にいる神の領域のパワーを持つ強力な守護霊が憑いている噂。
剛を強く弄り倒した芸能人達は、その直後に仕事の激減や謎の死などを遂げているという共通点から、芸能界でも有名な都市伝説と化した。
この話だが、守護霊とか祟りといった話はオカルト的な要素が強いため、肯定も出来なければ完全な否定も出来ない。
一応言っておくなら、相手を不幸な目に合わせているのは「守護霊」なる存在であって、別に剛が呪っているという話ではないので、彼自身が悪い訳ではない。
バラエティ番組『突然ガバチョ!』の心霊写真コーナーに視聴者から写真が送られてきた。
その写真には3人の女の子が写っているのだが、1人目は腕が、2人目は足が、3人目は頭が写っていなかった。
電話で投稿主の女の子と話したところ、事故によって1人目は腕を、2人目は足を失って亡くなったという。
投稿主は3人目の女の子であり、自分は頭を無くして死ぬのではないかと怯えていた。
鶴瓶氏は笑って「そんなことあるわけがない。そんなに不安なら眼の前で写真を燃やしてやるからスタジオに来い」と言い、女の子と母親の出演の約束を取り付けた。
ところが、女の子はスタジオに到着する寸前に事故にあい、首が切断されてしまった。
半狂乱になった母親は娘の生首を抱えてスタジオに飛び込んできて、数秒間生首がテレビに映ってしまった。
鶴瓶氏はスタジオに呼んだ自分のせいだと、「ごめんな」とひたすら謝り続けた……
という都市伝説。
結論から言うとこの話は完全な創作である。
なぜこんな話が広まったかというと、鶴瓶氏がスタジオの小道具の生首を「気持ち悪いから片付けて」とスタッフに言ったという話があり、鶴瓶+生首という組み合わせの話が伝わっていくうちに形を変えて出来上がったのではないかと考察されている。
でも鶴瓶さんは別の番組で下の頭を写してしまった事はある。
- M-1グランプリの決勝戦で、陣内智則とトイレで出会った芸人は優勝する
2019年にはミルクボーイ内海と、2020年にはマヂカルラブリーの野田とトイレで出会った事を陣内氏がトーク番組で披露。
これだけならただの偶然だが、なんと2015年にはトレンディエンジェル斉藤、2016年には銀シャリの鰻と会っていた事も判明。
この噂を検証すべく、2年に渡り陣内智則公式YouTubeチャンネルにて検証が行われたが……結論から言うと2021年・2022年双方で錦鯉にもウエストランドにも会っていない事が判明。
陣内氏本人が「この説辞めます!」と宣言し、この都市伝説は否定された……が、2021年にはオズワルドの畠中やモグライダーのともしげに会っていた。
優勝こそ逃したものの2組とも現在活躍中であり、少なくとも「売れる」ジンクスはあるようだ。
ちなみに2022年に陣内が会ったのはさや香の新山とキュウの清水だが、その後どうなったかはお察しください。
なお、2023年からは敗者復活戦の会場が決勝会場から大きく離れた場所になったため、この検証は事実上できなくなった。
テレビ番組編
- 『東京フレンドパーク』のウォールクラッシュで神田正輝のカツラが取れたことがある
TBSで放送されていた同番組の名物コーナーであるウォールクラッシュに神田氏が挑戦したところ、着用していたカツラが壁に張り付いてしまった。
このため観客に緘口令を敷き、観客を総入れ替えした上で上で撮り直した……というもの。
1999年頃にチェーンメールで拡散され、『
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』のフリートークで松本氏が言及するほどであった。
しかし
そもそも神田氏が同番組に出演したという事実はなく、氏が所属する石原プロがこの件を否定してからは一気に収束した。
ネット上で出回っているGIF画像もフェイクである。
なお、神田氏のカツラ疑惑の真偽は不明。
- 『ロンパールーム』のしりとりコーナーで「『き』で始まる物」を聞かれ、『きんたま』と答えた子どもがいた
1953年から1979年まで放送された教育番組『ロンパールーム』で起こったハプニング。
司会のお姉さんが「もっと綺麗な言葉を言いましょうね」と優しく諭したが、「きれいなきんたま!」と答えた為、CMが開けるとその子は姿を消しており、代わりに熊のぬいぐるみが置かれていた…と言うもの。
一見すると出来すぎた話であり、番組終了後の1982年頃から「とある子ども番組で」とぼかされて語られていたために真偽が疑われていたが、時は流れ2002年、『さんまのからくりTV』にてうつみ宮土理が前述のエピソードを語り事実であったことが判明。
その後様々な番組やYouTubeで検証が行われ、
- 1966年から1969年頃の出来事であること
- 当時のテレビ番組は編集作業が大変なため、ドラマなど一部を除きそのまま放送される「撮って出し」と呼ばれる状況だったこと
- ビデオテープが高級品であったため、ほかの番組が上書きされている可能性が高いこと
- 後年うつみは中学生に成長した少年に出会っており、機会があれば是非また話したいと思っていること
等、口伝では伝わっていない詳細な内容が判明した。
なお、番組は違うが『笑っていいとも!』で素人の子どもたちが出場するコーナーで一人の子どもが「キリンプロの○○です!」と事務所の仕込みであることを正直に言ってしまい、別の子が「キリンプロって言っちゃダメだってママに言われてたのに!」と止めるつもりが火に油を注いでしまった
吉本新喜劇ではギャグに相当する例がある。
同じく『いいとも!』のテレフォンショッキングのコーナーでは突如観客の男性が突然大声で「いいともが終わるって本当ですか?」とタモリに質問するという珍事が起こった。
タモリは「知らない」と回答を避けたがCMが終わると観客の姿はなく、席にはクマのヌイグルミが置かれていた。
ネット上ではこの都市伝説が引き合いに出され、「都市伝説が実際に起こった」と話題になった。
フィギュア・プラモデル編
- タミヤから発売されたステルス戦闘機F-117のプラモデルは、その精巧さからアメリカ国防総省を驚かせた
世界に誇る日本の模型メーカーのタミヤに関する都市伝説の一つ。
F-117は最重要機密であるため、一般公開された写真が正面撮影の物しか存在せず、それでもタミヤ側はプラモを発売するためにプロジェクトチームを結成して、考えられる想像を元にプラモデルの完成に成功した。
すると後日、アメリカ側から連絡が入って「どうやって国家機密の機体の全体図を把握したのか?」という連絡が入り、タミヤの技術は最新鋭の機体を正確に予想するほどのスキルなのだった…なんて話。
ネット上でも半ば事実として語られる事もあるこの話だが、ぶっちゃけると明確なソースが存在しない。
海外の別の模型メーカーにおいて似たような騒動が起きており、それがいつの間にやらタミヤの伝説として混ざったという説もある。
タミヤは真偽問わず様々な逸話を持っているので、信じられやすいという点はあるのだろう。
ちなみに
- 「冷戦期、ソ連戦車を製品化するためにソ連大使館へ渡航・取材交渉に行ったら断られた上、時勢が時勢だったため警視庁公安部からマークされた」
- 「1/16RC レオパルト2A6は本物のレオパルト2の生産メーカーからオファーを受けて商品化された」
- 「ポルシェ・934商品化のため911の実車を購入。内部構造の確認やパーツ割り検討のために解体したところ元に戻せなくなり、慌ててポルシェのディーラーに連絡を入れて組み立ててもらった」
- 「兵器博物館への取材の後にお礼として寄付を行うのが習慣になった結果、ある博物館の新しい展示室にタミヤの名前がついた」
はすべてタミヤ社で起こった実話である。
- タミヤはボーイング社に「許諾してもいいが、ライセンス料が高額になってしまう。問題ないか?」と言われたため、B-17爆撃機やB-29爆撃機の商品化を断念した
現にタミヤの飛行機モデルにこれら2機はラインナップされていないが、「海外かつnotアメリカのメーカーはB-17を出したことがある」「同じくボーイング社が作ったF-22ラプターはタミヤのがあるし、なんならF-4ファントムⅡだってF-15イーグルだって今の権利者はボーイングだけどタミヤのラインナップに変わらずある」と反論材料が多い。
「ドイツではランカスター爆撃機のプラモデルは(ドイツ本土爆撃を行った機体なので)全然売れない」同様、史実の背景から採算がとれるかどうか判断できず出せない、の方が可能性が高いだろう。
プラモデルメーカーコトブキヤとPLUMの仲が非常に険悪で、ライバル企業の製品も取り扱うコトブキヤの直営店にはPLUMの製品は一切置かれていないという都市伝説。
何故そうなったかとして、コトブキヤの
フレームアームズの初代担当が設計図を持ってPLUMに逃げ、激怒したコトブキヤがフレームアームズの設定にそれを反映させたという説があるが、確たる証拠はない。
但しその初代フレームアームズ担当が初期も初期に企画から降りているというのはガチ。当時の詳細な様子はインタビューなどでもあまり語られない辺り、コトブキヤとしてもあまり触れたくない案件なのかもしれない。
- バンダイ製品は同業他社の類似商品が出るとクオリティアップする
figmaの
仮面ライダードラゴンナイトシリーズと
フィギュアーツの龍騎の辺りからある通説。
figmaドラゴンナイトの後に発売されたフィギュアーツ龍騎のクオリティがこれまでと比べて高くなっていたことから発生したと思われる。
類似商品に客を取られることを恐れてクオリティが上がるとされているが、真偽は不明。
他にはメディコムトイのMAFEXへの対抗が囁かれているが、会社同士の仲は悪くなく、バンダイのイベントである魂ネイションズではメディコムトイやグッスマなどの同業他社から祝花が贈られていた。
また、バンダイ社内でも部署間の対立が激しくライバル部署の上位互換的商品の応酬を繰り広げているという説も存在している。
コレクター事業部のフィギュアーツ版ビルドの発売時にキャンディトイ事業部の
創動を露骨に皮肉った宣伝文句を出していたことがあり、意識し合っていることは間違いないといわれる。
ミリタリー編
L85は1980年代~90年代前半にかけて、エルエス、MMC、有井製作所といった複数のメーカーによってエアガン化されていたが、これらのメーカーは皆90年代中に倒産の憂き目にあっている。
そのため、L85は日本のトイガンメーカーの間で「モデルアップすると会社が潰れる、呪われた銃」扱いされていると噂されている。
東京マルイが電動ガンBOYsシリーズスタート時にL85A1発売予定とアナウンスしながらその後出す気配が全くないのも、この「呪い」を恐れているためと言われている。
一方台湾のG&GアーマメントやICS、WE等がL85系列を発売しており、世界各地でブイブイ言わせているところを見ると、仮に「呪い」が真実だったとしても、それは日本限定の話のようである。
とあるコレクターが当時品の旧ドイツ軍の野戦戦闘服を購入し、階級章を取り付けて床に就いたところ、元の持ち主だったと思われる兵士が夢枕に立ち「階級が違う」と抗議してきたというもの。
話し手によっては別の国の軍服であったり、階級章ではなく兵科章だったりとバラつきがあるが、一つの話が変化して伝わっているのか、それとも似たような怪異があちこちで起こっているのかは不明。
食玩編
- ビックリマンチョコは箱の奥から3~4個目くらいにキラシールが出やすい
『ビックリマンチョコ 悪魔VS天使シール』が社会現象となる勢いで売れていた際に、子供達の間で囁かれていた噂。
これによって、ついつい奥の方からビックリマンチョコを取り出して買おうとする子供が現れ、この世代では未だに癖が抜けなくなった人もいるとか。
ロッテ商品開発部に所属する大野友幸は、後年の取材でこの都市伝説を記者に尋ねられた際に「商品製造の工程上、狙った位置に特定のシールをパッケージすることはできない」と明確に否定している。
- 神羅万象チョコ第13章「流星の皇子」第4弾の次シリーズ告知の台紙はスタッフ側の混乱した事情を表した物
人気食玩である神羅万象チョコシリーズに関して発生した謎の予告から生じた噂。
神羅万象チョコは、ウエハースとカード以外に告知用の台紙も封入されているのだが、各シリーズの最終弾や特別編の台紙は次シリーズの予告が行われる。
第13章「流星の皇子」の最終弾も次シリーズの予告台紙となっていて、その内容は「2人の少年と1人の美少女のラフ画と発売月の告知」という物だった。
ところが、いざしばらくして次シリーズである第14章「魔怒暴威都市」の詳細が明かされると、台紙に描かれたキャラは影も形もなく、結局第14章の最終弾まで姿を見せる事はなかった……。
更に第14章で神羅万象シリーズの完結が告げられたことや第14章がシリーズ初の2弾構成による短編シリーズだったこともあって、
「あの没案らしき台紙は製作側でもシリーズの継続に関して混乱していた証ではないか?」「魔怒暴威都市はシリーズ終了が決まったことによってあの台紙の案から完結に向けての繋ぎとして変更されて生まれたのではないか?」などという邪推的な噂が発生しだした。
実際な話、上記のような噂は邪推の域を出ないため、あくまでも「単なる没案及び没デザイン」というのが恐らく真相との見方も強かった。
しかし、上述したように告知のキャラのイラスト自体はほぼ完成状態であり、第14章で何故流用すらしなかったのかという疑問は残る。
3人のキャラのデザインに期待していたファンも少なくなく、第14章でそれらを使わなかったのは予告詐欺と言われても仕方ない。
後に『神羅万象界顧録』で真相が掲載され、「14章の構想が固まっておらず、バンダイ側が出す出さないは別としてキャラを書いておいてとデザイナーに頼んだ結果」の産物とのことで、結局キャラは使わなかったために宙に浮いたようだ。
界顧録ではファンからも不思議がられていたことに触れられており、公式側も気にしていたことがうかがえる。
ホビーその他編
- SDガンダムカードダスのテム・レイの顔は、原作のテムではなく当時のSDガンダム関係者がモデル
SDガンダムのデフォルメを考慮しても原作テムと似ていない上に
『SDガンダム外伝』では鍛冶屋テム以外にも
予言者アレクサンダーや
家老ウォン、
賢者アントニオなど同じ顔のキャラが複数登場したため噂された。
特に家老ウォンはテムとは似てもいない
機動戦士Ζガンダムのウォン・リーがモデルだが、原作ウォンとも違う。
これらについて
コミックボンボンの読者コーナーで質問が来た際には「謎の隠しキャラ」と回答されたとも言われる。
2006年の『SDガンダム スカッドハンマーズ』では原作テムに準拠しているのも、90年代のみのネタであったという根拠として語られることも。
オタク編
事件が起きた当時、宮崎勤を知るマニアの間で囁かれたという噂。
「宮崎勤の部屋からセブン12話のテープが押収された」とか「事件前にスナッフフィルムを集めているグループに接近していた」とか言われる。
実際には宮崎は「遊星より愛をこめて」を事件前から所持しており、あるコレクターは「宮崎に「遊星より愛をこめて」など3本ををダビングしてもらった際、見返りとして『刑事犬カール』の再放送全話を録画するよう要求された」と証言している。
- 宮崎勤事件が起きた頃、コミケ会場を取材したレポーターが「ここに10万人の宮崎勤がいます」と発言したニュース番組があった
しばしば実話として語られるが、番組やレポーター名については曖昧であったり、複数の証言が混在したりしているため信憑性に欠ける。そもそも現在に至るまで確実な資料や映像ソースが見つかっていない。
「TBSの番組で、レポーターの東海林のり子が発言した」などという話が一時期
Wikipediaに掲載されていたこともあるが、そもそも東海林氏は当時
フジテレビで活動していたため、
この噂は事実と異なる。
2017年にはとあるWebライターがこの説を詳細に検証し、そのような映像は一切発見できなかったという。
東海林氏本人も、このライターのインタビューを受けて「自分はそんなことは言っていない」と明確に否定している。
宮崎が逮捕された1989年頃、オタクへのバッシング報道が過熱していたのは確かであるが、上記の状況を踏まえると、(少なくともテレビで)このような発言があったとは考えにくい。
確認できる限りで最初期の情報源である米澤嘉博氏(マンガ評論家。コミケの創始者として有名)のコラムでは、そのように「書いた」雑誌があったと記されている。
だがその15年後に米澤氏が書いた別のコラムには、「~というコメントを加えたTV局もあった」と書かれているため、この人の言葉をソースとして断定するのは少々厳しいと言わざるを得ない。
- 5人ほどの不良グループが気弱そうなオタクを恐喝しようとしたところ、実はそのオタクは武道の達人で全員ボコボコにされた
実際に似たような事件はあったようだが、そちらは一対一で返り討ちにしたという話であり(それも怪しい話だが)、流石に1人で5人を倒したなどというのは眉唾物である。
オタクは意外と武道や格闘技を嗜んでいる場合もあり(声優かつ文句無しにオタクの
杉田智和氏は少林寺拳法の初段である)、以前は護身用と称してナイフを所持しているオタクも多かったのでこのような伝説が生まれたのかもしれない。オタクなヤンキーとかもいるし。
あとサイゲームスやブシロードなどサブカル系企業が格闘技業界と密接な関わりを持っているケースも少なくない。
『ザ!世界仰天ニュース』でも取り上げられたことがあるが、恐喝犯の「過去に捕まった時に余罪取調べが長引いたので、今回は犯行日記をつけておいた」という斜め上の努力の方に焦点が当たっており、空手の段をもつオタクについてはさらっと流された。
ご本人の項目にもあるが、オタクからトラウマレベルの汚らわしいことをされたことはあっても、オタク嫌いをはっきりと公言したことはない。
まぁ住所を晒されて
ストーカー紛いの行為をされたり、精液を自宅に送りつけられればそういった認識が生まれてしまうのもやむ無しか。
ただし、いわゆる「大きなお友達」について、その非常識な言動に少なからず否定的意見を持っていたり、
苦言を呈したりしている人は声優さんに限らずかなり多い事には注意されたし。趣味は節度を守って楽しもう。
政治家の麻生太郎が、少女漫画の『ローゼンメイデン』を好きで読んでいるという都市伝説。
首相を務めていた2008年に、「羽田空港でローゼンメイデンを読む麻生総理を見かけた」という目撃情報がネットで話題となったのが発端で、「ローゼン閣下」「ローゼン麻生」というニックネームまで生まれた。
麻生が以前から漫画好きを公言していたこともあり、信じる人は多かったようである。
2010年にニコニコ動画で行われた独占インタビューにて真相が語られ、それによると、
「『ローゼンメイデン』が羽田の飛行場で売っていたのでたまたま見ていたら、そこにいた修学旅行の団体に写真を撮られ、「麻生は少女漫画を読む」という話が広まってしまった」
とのこと。偶然読んだだけで、特別好きなわけではないようだ。
麻生が好むのは『
ゴルゴ13』など渋い漫画らしく、前述のインタビューでも「最近はやたら目玉が不必要にデカく描いてある漫画が多くて」と、少女漫画が趣味ではないことを仄めかしている。
- オタクというのはチェック柄のシャツとケミカルジーンズを着て、頭にはバンダナを巻き、でかいリュックにポスターを差し込んでいるものである
かつては存在したが、今では秋葉原やコミケにもこんなオタクは滅多にいない。いたら高確率で「そういうキャラのコスプレ」である。
……え、今画面に写ってるんだけどって?
追記・修正は「サッちゃん」の4番以降を歌いながらお願いします。
- コメント欄が多くなったのでリセットしました
- さて、ジオウとゼロワンはどうやって11と12を仕込んでるってなるのかな。楽しみだ(ジオウは濁点の部分が11に見えなくもないが) -- 名無しさん (2019-10-12 10:04:39)
- ↑ジオウはともかくゼロワンは平成ライダーではないので含まれないでしょ -- 名無しさん (2019-10-12 10:11:57)
- アメトーークによるとドライブはタイトルのブの部分が7に見える、ゴーストは∞のマークが8に見える、エグゼイドは救急だから9、ビルドは真ん中の部分がX(ローマ字の10)に見えるだったな -- 名無しさん (2019-10-12 10:20:21)
- ↑3 ジオウ2になると時計の針が二本並んで11に見える。ゼロワンはその名の通り「令和ライダー1号」ってことでいいだろう -- 名無しさん (2019-10-12 10:32:32)
- ↑2ビルドのはボトル=瓶やペットボトルでジュース→10スかと思っていたが・・・?それで開き直ったかのように炭酸飲料(スパークリング、クローズビルド缶)、ゼリー飲料(スクラッシュゼリー)、ポッキーアイス(フルフルボトル)、ペットボトル飲料の工場(ジーニアスの変身シーン)が出てきた訳し・・・。 -- 名無しさん (2019-10-12 13:38:22)
- ピーターパンのトリビアはメルヘンチックなイラストで笑顔で子供殺して去っていくピーターパンの絵で吹いたがデマだったのか… -- 名無しさん (2019-11-08 07:17:50)
- アグルに関しては都市伝説やデマじゃなくてインタビューでスタッフが答えてた話だよ アグル復活を -- 名無しさん (2020-01-14 09:26:19)
- ↑途中送信 アグル復活の予定を知っていたスタッフが少なかったために当初復活の予定はなかった -- 名無しさん (2020-01-14 09:28:41)
- ↑何度もスマンが という話になってしまった模様 -- 名無しさん (2020-01-14 09:29:59)
- 実際のところ陰鬱な設定は裏設定だったけどVシネなどを制作するにあたって表に出たってだけなのかもしれないけどね>仮面ライダーゴースト -- 名無しさん (2020-06-24 22:17:21)
- こういう「何でもないようなこと」をわざわざ陰謀論だのダーク路線だのと重苦しくするのが嫌い -- 名無しさん (2020-08-26 19:56:46)
- オタクはデブ…特定の人のツイート上げたうえでここに書くのは都市伝説っていうかただの偏見じゃん。 -- 名無しさん (2020-09-28 13:19:03)
- 都市伝説、後で本人が否定することもあるけど実は本人の記憶違いだったりすることもあるから微妙に疑いきれないんだよなw 白倉さんとか過去の記憶盛大に間違えてたしw -- 名無しさん (2020-09-28 14:03:46)
- ちゃんと金田一少年の事件簿でも「立てなくした」と書いていて死んでないことは明言されてるけどね。というかそれ単なる勘違いで都市伝説じゃないじゃん。 -- 名無しさん (2021-01-12 00:55:14)
- ウルトラマンは怪獣に操られて~のやつはザラブ星人のエピソードと混同してるんじゃないの? -- 名無しさん (2021-02-14 13:50:03)
- 様々な雑誌ってのが何なのかは書いておいたほうが良いと思うよ -- 名無しさん (2021-09-21 21:16:48)
- 平成ライダーの数の法則と言うと非TV特別編で、映画3号→dビデオ4号→ゴライダー→アマゾンズ(原典は6号ライダー)…と挙げられなくもない…か? -- 名無しさん (2021-10-01 15:01:16)
- 特撮のは何件か某掲示板で見た一つのスレがまんま使われてるな -- 名無しさん (2021-10-12 02:13:06)
- ↑適当に都市伝説くさい話のスレを立てます→それをここに載せますみたいなことしてる人いたりしないか? -- 名無しさん (2021-10-12 15:03:47)
- 「サっちゃん」は「チコタン」との混同じゃねぇの?と思ったり(ただし急変するのは五番) -- 名無しさん (2021-10-19 02:24:31)
- コメントアウトされてるゴジラとスサノオはシン・ゴジラの前にもVSスぺゴジの頃のゴジラマガジンでも見たことがある。 -- 名無しさん (2021-10-19 21:49:38)
- グリッドマンも、人気と売り上げの良さで放送延長になったと言う都市伝説もデマの一つだなぁ -- 名無しさん (2021-10-30 21:51:36)
- 戦隊のロボットのやつ、確かに意思を持ったロボットが宗教的にダメだったら別の玩具が超ロボット生命体としてローカライズされるはずないもんな -- 名無しさん (2022-01-28 14:55:00)
- 綾香さんによる楽曲「三日月」に「死にたい」という不気味な声に聞こえてしまう都市伝説(もちろんデマ)の件も載せてほしい。 -- 名無しさん (2022-02-04 15:03:00)
- 「ウルトラマンガイアのフォトンエッジとフォトンストリームは地上でしか使えない」は最近あんまり聞かなくなってきた印象 -- 名無しさん (2022-04-18 12:53:32)
- スパイダーマンのポーズは日本からの逆輸入も都市伝説だっけ -- 名無しさん (2022-05-05 22:43:29)
- 「平成ライダー第10作は元々Wだった」ってのもガセだったらしい -- 名無しさん (2022-08-09 12:46:57)
- ↑Wのほうが先に企画されていた(プロットもこっちが先に完成していた)ってのは確からしいけど。 -- 名無しさん (2022-08-09 12:54:07)
- 少なくとも劇場版ディケイドの脚本だとダブルはまだ「名称不明の新ライダー」扱いで、先行登場シーンは番組の準備がある程度整ってから後でまとめて撮ったとのこと -- 名無しさん (2022-08-09 12:59:49)
- 「音楽編」に絢香(歌手)による「三日月」内で起きた「死にたい」という呪いの声の都市伝説(もちろんデマ)のことを掲載してほしい。 -- 名無しさん (2022-09-27 13:05:29)
- ウルトラシリーズの「着ぐるみ爆破」もこのクチかな(実際に爆破してたのはただのめっちゃ精巧に作られた人形) -- 名無しさん (2022-10-05 21:06:55)
- ↑基本そうだけど、ごくまれにガチで着ぐるみを爆破してる例もある(キングマイマイ等) -- 名無しさん (2022-11-10 16:14:27)
- 「キバの後番組は元々Wだったけど後から急遽ディケイドの企画が立ち上げられた」って話はなかの☆陽が「ディケイドには準備段階から参加してたけど、そんな話は初めて聞いた」「キバ飛翔体はFFRのプロトタイプだと他のスタッフから聞かされた」「劇場版ディケイドで先行登場したWは脚本段階では『名称未定の新ライダー』で、他のシーンよりもかなり後になってから登場シーンを纏め撮りして対応した=その半年前のキバ終盤にはWの企画はまだ存在しなかった」ってはっきり否定してたけど、調べてみたらWが立ち上がった後にディケイドが急遽企画された説のソースはWの塚田Pの発言なのか。どっちが本当なんだろう。 -- 名無しさん (2023-01-06 22:27:01)
- 絶対虚構機構に掲載されていたニンジャスレイヤーを発見したので、追記しました。まずいところがあれば修正してください。 -- 名無しさん (2023-03-02 17:38:11)
- 古谷敏氏が初代マンの中の次に演じたアマギ隊員に『幼少時に花火工場爆発事故の惨状を見て爆発恐怖症に(恐竜戦車事件で克服したけど)』とあるのはスーアク時代の件もヒントにされてのことだろうか -- 名無しさん (2023-07-17 00:04:52)
- メタルヒーローに関する都市伝説を挙げるとしたら、「ギャバンの没になった東映版シルバーサーファーから転じた企画」かな -- 名無しさん (2023-07-21 22:11:57)
- ↑ミス ギャバンの→ギャバンは -- 名無しさん (2023-07-21 22:12:23)
- 『ダークナイト』のジョーカーの吹替を担当した藤原啓治氏も死去している。 -- 名無しさん (2023-09-15 18:29:48)
- ↑大塚芳忠氏も吹き替えをやっているのだけど -- 名無しさん (2023-09-15 18:39:10)
- イベント中止だゴセイジャーとかいう全方面に最低なデマ -- 名無しさん (2023-11-18 23:14:17)
- ナウシカ関係で安田成美さんのテーマソングが上映時に流れた都市伝説なかった?実際は映画上映の幕間で歌流れただけらしいけど -- 名無しさん (2023-11-19 02:37:46)
- ナウシカの主題歌の都市伝説のは1.劇中で流れた 2.幕間しか流れてない 3.幕間すら流れてない 誰かこの都市伝説知ってる? -- 名無しさん (2023-11-19 02:40:37)
- バンダイはガノタは落とす(ガンダムが好きな人に挙手させ、手を挙げた人を全員不合格にした)って話聞いたことはあるけどちゃんとしたソースは知らない -- 名無しさん (2023-12-09 19:43:01)
- 高寺Pがギンガマンでロボ廃止を提案したというのもガセらしい(実際は当時バンダイの重役だった方がマンネリ化を感じたため) -- 名無しさん (2024-02-23 22:59:40)
- 「朝ドラのオードリーのヒロインは脚本家自身がモデル」ってのも確か本人が否定してたね -- 名無しさん (2024-04-24 12:45:20)
最終更新:2024年04月24日 17:35