ライトニングアタッカー(ウルトラマンオーブ)

登録日:2017/04/15 (土) 15:39:09
更新日:2020/12/28 Mon 02:03:10
所要時間:約 4 分で読めます





ギンガさん!
\デュアッ!/

エックスさん!
\イーッサーッ!/


シビれるやつ、頼みます!!


フュージョンアップ!




ウルトラマンオーブ!


ラ イ ト ニ ン グ ア タ ッ カ ー !



画像出展:ウルトラファイトオーブ(2017年4月15日~6月3日) 第1話より
@円谷プロ



ライトニングアタッカーとは、特撮ドラマ『ウルトラマンオーブ』に登場するウルトラマンオーブフュージョンアップ形態のひとつである。属性は「武」。
ゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』で初登場し、映像作品では『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』にて登場する。
決め台詞は「電光雷轟、闇を討つ!!」


《スペック》

身長:50メートル
体重:5万トン
飛行速度:マッハ14
走行速度:マッハ7
ジャンプ力:880m
水中潜行速度:マッハ13
地中進行速度:マッハ1.5
腕力:25万t
握力:13万t


《概要》

ウルトラマンギンガ」と「ウルトラマンエックス」のウルトラフュージョンカードを使ってフュージョンアップする姿。ランプの色は「」。
名前の由来はおそらくギンガサンダーボルトに由来する電撃を意味する「ライトニング」とエックスの使用技アタッカーX」からだと思われる。
この2人オーブトリニティの素体にもなっている。何故かトリニティの素体の1人であるビクトリーはフュージョンアップの相方が用意されなかったが、まさかギンガとエックスは中の人が親友同士だから選ばれた訳ではあるまい。

変身バンクであるぐんぐんカットは背景に渦巻く銀河から電光が迸り、そこから細かい水色のサイバーラインとX状の水色のサイバーラインが走り、
ウルトラマンエックスで使用されている亜空間をバックにX状の電撃と共に巨大化…というギンガとエックスのぐんぐんカットを合わせたようなもの。
この際、大地とエックスのユナイト時に使用されている「宇宙からの声」に似たBGMと同じメロディの音楽が流れる演出がある。

因みに変身時の動作は、
ウルトラマンギンガS」の際に礼堂ヒカルのギンガのスパークドールをギンガスパークにかざす動作のように両腕を回転させ胸元で合わせた後、
オーブリングを「ウルトラマンX」の大空大地のように一旦腰に構えた後上空に挙げるという、ウルトライブとユナイトを彷彿とさせるポーズをとる。
また掛け声は若干メカニカルなエコーがかかったものになる。

容姿も非常に独特であり、顔や胸部、両肩、両腕にギンガ由来のクリスタルが装着されており、
全身はエックスをロボットにしたようなサイバーメカニックかつフルメタルボディの趣が強い。
またカラータイマー部はO字にXの字がかぶさるようなものになっており、その周りをギンガの胸部に似た形のクリスタルが囲むように配置されている。

なお、クリスタル部分はゲーム版では常時光っているが、作成されたスーツではオーブのランプとの兼ね合いのためかギンガのクリスタル部分は発光しない造形。
代わりにエックスのヘッドホン部分は発光しており、ウルトラマンエクシードXにデザインもあって印象が近くなっている。
また『ウルトラファイトオーブ』ではエックス同様にヘッドホン部分に手を当てる動作を行っている。



《使用技》

現在判明している技にはすべて「ギンガエックス」という名称がついている。

アタッカーギンガエックス
アタッカーXの動作から電撃光線(ギンガサンダーボルト)を放つ必殺技。
『ウルトラファイトオーブ』ではクリスタルがギンガサンダーボルト同様に黄色く発光し、さらにアタッカーX同様に地面にX字状の爆発を起こす演出が追加された。

ギンガエックスライトニング
設定上存在するが、映像で披露されていない技。
解析した敵のデータをもとに、ピンポイントで電撃光線を放ち敵にダメージを与える。

ギンガエックスセイバー
こちらも設定上存在するが、映像で披露されていない技。
両腕のクリスタル部分から長剣を生成し敵を切り裂く。
名前の由来はギンガが使用する剣技「ギンガセイバーから。



《活躍》

ライトニングアタッカーはある種のシンデレラストーリーを歩んだフュージョンアップ形態として一部で有名である。
以下、初登場からの経歴。


◆『ウルトラマンフュージョンファイト!
上述した通り、初登場。
オーブの直近の先輩にあたりスパークドールズ繋がりもある杉田中村ギンガとエックスのフュージョン形態ということで話題に。
この時はまだゲーム限定フュージョンアップという形だった。


◆『ウルトラマンフェスティバル2016』
宇宙恐魔人ゼットが召喚した光ノ魔王獣 マガゼットンによってピンチになる一同…
しかしそこにウルトラマンオーブが参戦、子供たちの持つギンガの力とエックスの力を借り、なんとライトニングアタッカーが登場!
マガゼットンは大ダメージを受け、他の仲間たちの協力光線で倒された。
なお、この際はLEDスクリーン内でゲームのCGが映像として登場するという形だった。
また登場した際の変身口上は「未来への可能性、お借りします!」となっていた。


◆『ウルトラマン ニュージェネレーションワールド』
東京ソラマチで開催され、なんと立像模型展示が行われた。


◆『ウルトラヒーローズEXPO2017』
イベント用スーツ制作され、このイベントにおいて出演。
後にエメリウムスラッガーが登場するまでの間、ゲーム以外に出演したのも、実際にスーツが作成されたのもこのライトニングアタッカーのみであり、
この時点でかなり優遇された存在となった。

なお、ライトニングアタッカーはスーツ化を前提にデザインされていたエメリウムスラッガーと違い、
デザイン段階ではスーツ化することは想定していなかったフュージョンアップ形態である。

また展示用の立像を改造したもののためか、当初はほとんど動かせず、改造を繰り返してウルトラファイトオーブのような映像になったという。


◆『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』
ついに映像作品進出&ソフビ化。

第一話では突如人の迷惑も考えずに出現したデマーガに対してオーブオリジンの状態から変身。
一撃一撃に電撃を纏った格闘攻撃を繰り出す戦闘スタイルを見せデマーガを追いつめた後、空中からのアタッカーギンガエックスを決めた。
(セリフ的にはおそらく風呂を邪魔された程度であり、本編同様むやみに殺害するつもりはなく手加減していたと思われる)

しかしこれを受けたデマーガは突如黒い靄となって空に向かって消滅。
その謎の現象と突然脳裏に浮かんだイメージから何者かから呼ばれていると判断し、飛び立っていった。

続く二話ではゼロの援護に駆け付けメカゴモラと対決。
互角に戦うが、なぜか手応えがなく攻撃が決定打にならなかったため、オーブトリニティにトリニティフュージョンした。



……等々、ゲーム作品で初登場してから段階を踏んで活躍し、ついにはソフビ化・映像作品参加まで果たすという、
ザンドリアスもびっくり気味の奇跡の流れを歩んでいる。


劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!
ギャラクトロンmk2戦における連続タイプチェンジにてサンダーブレスターの次にフュージョンアップ。
同じ硬質系であるソリッドバーニングと共に戦う。
さらにここで加勢に現れたゼロのアシストを受け、アタッカーギンガエックスを放った。


《余談》

ライトニングアタッカーはギンガとエックスの力を借りたフュージョンアップ形態だが、
これにウルトラマンビクトリーが加わると劇場版に登場したオーブトリニティになる。

オーブトリニティは『ウルトラファイトオーブ』第2話ラストにウルティメイトゼロと並び立つ形で登場したが、それ以前に
ライトニングアタッカーからオーブトリニティになる場合は、改めて3枚のカードをリードしなおすのか、
それともビクトリーのみをリードし、平成仮面ライダーシリーズで時々ある中間フォームからの変化するような演出がなされるかは不明であった。

オーブトリニティはアーマーに覆われているライトニングアタッカーと比べるとオーブオリジンに近いシンプルな造形であるため、
ネット上ではネタ気味に「ライトニングアタッカーからキャストオフするんじゃね?」とか言われていた。

なお、実際にはライトニングアタッカーからオーブトリニティになる場合も3枚のカードをリードし直してトリニティフュージョンを行っている*1

スペックでは腕力以外でオーブトリニティに劣っているが、こちらは雷撃能力があるためあちらが完全上位互換というわけでもない。
というかビクトリーが追加されて全く強化されていなかったらそれはそれで困る

それでもスペックの方はガイ自身が「とっておき」と評するだけあり、
握力、飛行速度、走行速度、水中潜航速度がオーブトリニティに次ぐ2位で、腕力もトリニティを上回って2位。
要は地中進行速度とジャンプ力以外はサンダーブレスターのパワーとハリケーンスラッシュの素早さを余裕で上回っている。見た目鈍重っぽいのに


SSSS.GRIDMAN』では作中の動画コメントにて(グリッドマンを見た感想として)「完全にライトニングアタッカーじゃん」というものがあった。
このコメント自体ははガンバルクイナくん含め、あくまでも脚本とは関係のない作画スタッフのお遊び要素と思われるが、
アニメ版グリッドマンのデザインが公開されてから度々ネタにされていた要素が公式でも使われることとなった。

なお、この時のグリッドマンは最適化&アクセスフラッシュなしの状態(Initial Fighter)である白と青主体のカラーリングのため、
現実でネタにされていた本来のカラーリングと比べるとライトニングアタッカーとは微妙に印象が異なる。



追記・修正は未来への可能性を感じ、痺れながら『お願いします!』

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ウルトラマン
  • ウルトラマンオーブ
  • ウルトラファイトオーブ
  • ウルトラマンギンガ
  • ウルトラマンエックス
  • ライトニングアタッカー
  • 電光雷轟、闇を討つ!!
  • 電撃
  • 雷属性
  • 直近の先輩
  • シンデレラボーイ
  • 中の人コンビ
  • フュージョンアップ
  • タイプチェンジ
  • 大出世
  • ウルトラマンフュージョンファイト!
  • フォームチェンジ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2020年12月28日 02:03

*1 オーブトリニティはオーブスラッシャーを召喚してから変身、というオーブオリジンに近い変身方法をとっているため、ある意味ではこうなるのは必然だったと言えるかもしれない。