登録日:2017/02/12 Sun 06:49:52
更新日:2024/03/19 Tue 00:05:33
所要時間:約 11 分で読めます
目次
【概要】
第1話「出現!秘密の力」にて合体後の状態で初出撃、
第2話「星王バズーの怒り」にて分離メカが発進。初合体に成功する。
地球守備隊日本支部の伊吹長官の手で作り上げたチェンジマン最大の切り札で、巨大母艦シャトルベースから3機のメカが出撃・合体。
ギョダーイの巨大化光線を受け
巨大化した大星団ゴズマの宇宙獣士を幾度も迎え撃ち、勝利してきた。
【合体前の形態】
〇シャトルベース
全長:90.3m
重量:6700t
最高速度:マッハ1.2
伊吹長官がチェンジロボと共に設計・建造した、スペースシャトル型巨大母艦。
富士山麓内に存在する電撃戦隊秘密基地から発進し、3機のメカを載せて巨大獣士が暴れる戦場へと向かう。
機首上部に施されたアンテナ部からレーザー光線を放ち、天井部に
ミサイル砲を二門装備しており、これらで行く手を阻むゴズマ戦闘機や宇宙獣士を迎撃可能。
機首先端に艦橋部が配置。チェンジマン5人が操縦するが、状況に応じてはオートコントロールで運用されることもある。
艦内にはチェンジマンだけでなく、大勢の地球守備隊隊員が搭乗しており、艦内のシステムチェックは非戦闘員である彼らが担う。
長期間の惑星間航行も可能で、それに備えた食料も倉庫に備蓄されている。
劇場版第二作『シャトルベース! 危機一髪!』では、宇宙獣士ドドンが乱気流にまぎれて艦内に侵入。
ハイジャック作戦を敢行し、体内に住み着く寄生獣ヌウーの催眠波で非戦闘員を行動不能にし、さやかを除くチェンジマンを追い出し、強奪に成功する。
そして東京都をはじめとした地球総攻撃を目論んだが、偶然流れ込んだサトル少年手作りの無線機から放つ特殊な周波数により未遂に終わった。
終盤、女王アハメスの最期と共に秘密基地が壊滅した後は、この母艦を電撃戦隊の基地代わりとして運用、星王バズーとの最終決戦に挑んだ。
〇ジェットチェンジャー1
全長:4.9m
重量:98t
最高速度:マッハ8.5
チェンジドラゴン/剣 飛竜が操縦するジェット戦闘機。
シャトルベースでは機首内に格納されており、先端部から発進口とスロープが展開され出撃する。
ゴズマ戦闘機に対しては機首先端部から放つ
『チェンジレーザー』と高速ミサイル弾
『ジェットミサイル』で迎撃する。
〇ヘリチェンジャー2
全長:36.9m
重量:620t
最高速度:620km/h
チェンジグリフォン/疾風 翔とチェンジマーメイド/渚 さやかが操縦するヘリコプター。
シャトルベースでは中央後部内に格納されており、天板から格納ハッチが展開、上昇する形で機体が出現・発進される。
機体の前面に機銃、左右にバルカン砲『チェンジバルカン』、下部のランディングギア部に『ヘリチェンジャーミサイル』を装填しており、巨大獣士はこれで牽制する。
〇ランドチェンジャー3
全長:30.6m
重量:870t
最高速度:280km/h
チェンジペガサス/大空 雄馬とチェンジフェニックス/翼 麻衣が操縦する大型戦車。
シャトルベースのエンジン部にあたる左右のエリアに分割される形で格納されており、
ヘリチェンジャー2が発進後、左右が連結する形で機体が完成し、ジェットチェンジャー1と同じスロープ部から出撃される。
機体のルーフ部には左右それぞれ異なる装備が施されており、左部には二門の『ランドミサイル』、右部には『ドリルミサイル』を装備している。
【合体後】
〇チェンジロボ
全長:54.2m
重量:1030t
飛行速度:マッハ1.3
出力:175万馬力
装甲材質:トラドクス合金
動力:グランボルト融合エネルギー
アースフォーススーパー反応エネルギー
チェンジドラゴンの「アースコンバーション、スタート!」の号令と共に各メカが合体フォーメーションを展開し、完成する巨大ロボ。
その合体シークエンスは以下の通り。
- ヘリチェンジャー2のランディングギアにあたる下部中央が分かれて両腕部を形成、ジャイロの静止とともにテールローター部も後部に折りたたまれる
- ジャッキによりランドチェンジャー3の後部が真上にせり上がり、機体が分割される
- 胴体が背中と胸板を構成後、主翼と尾翼を収納したジェットチェンジャー1が通り抜けることで上半身が完成、キャノピー後部からチェンジロボの顔部が展開
- チェンジドラゴンの「合体! アースコンバーション!!」の号令と共にジェットチェンジャー1のノズル部とランドチェンジャー3のジョイント部が連結し、完成
そのため、ジェットチェンジャー1の機首そのものが頭部となっており、トンガリ頭が目立つ。
地球の技術だけでなく、外宇宙からの技術がふんだんに使われており、
トラドクス合金による強固な装甲をはじめ、地球外のグランボルト融合エンジンと地球に秘めた伝説の力であるアースフォースによる超反応により、出力の数値に見合わぬ高い爆発力を誇る。
その出力は、第14話にて宇宙獣士バラスと巨大トカゲの猛攻による2対1の状況をブースト機能フルパワーで脱出する場面から伺われる。
機動力にも秀でており、スーパージャンプで飛行しながらの戦闘やジェット噴射しながら巨大獣士を掴み上げ、モズ落としのごとく地表に叩き付ける戦法といったものも得意。
単独でも大気圏突破・突入も可能で、第47話ではデロス星の超兵器・デロスターを抱えたまま、大気圏外へと一気に運び去っている。
胸部にはチェンジマンの駆るオートバイ・オートチェンジャーを格納するスペースが存在し、これらを収納・発進させることも可能。
第32話では怪鳥ジャンゲランの巻き起こす強力な嵐に対抗するため出撃。
チェンジシールドで火炎&冷凍ガス放射を跳ね除け、チェンジロボビームで退けた。
この後、リゲル星人ナナを狙うアハメス三獣士を空からチェンジバルカンで攻撃、さらに地上に降り立ち
そのまま蹴っては殴り飛ばして退散させた
。
ちなみに、(出力が判明している)戦隊1号ロボの中では実は
出力が一番低かったりする
。
〇装備・必殺技
ヘリチェンジャー2のチェンジバルカンは合体後も使用可能。
両肩部から速射して巨大獣士を牽制する。
空から急降下しながらバルカンを放つことも可能。
腹部からハッチが展開、二門のミサイル砲から
ミサイルが発射され、巨大獣士を迎撃する。
サイズこそ小さいが威力は抜群で、等身大の敵にも使われたこともある。
こちらも空中から発射することが可能。
両のカメラアイから閃光が発射され、敵への目くらましとなる。
「チェンジロボビーム」とも呼称されるが、攻撃力はかなり低い。
左腕に装備される五角形状の
盾で、チェンジロボと同じくトラドクス合金で生成されている。
電撃剣の鞘代わりにもなっており、チェンジマンのエムブレムが輝くと巨大獣士の光線を弾くこともできる。
状況に応じては投擲・射出も可能で、強烈な一撃を与えていく。
第40話では宇宙獣士ゾルデが口から吐くゾルデガスによって溶かされたこともある。
チェンジシールドから引き抜かれる長剣で、全長31.7m、刃渡り23.2m、重量78t。
トラドニウム合金で生成された長剣は、アースフォースと組み合わされることで必殺の剣技を繰り出せる。
第44話では、刀身を発光させることで宇宙獣士ザドスが召還した亡霊獣士軍団を消滅させた。
電撃剣を垂直に構え、独楽のごとく高速回転し巨大獣士を切り裂く。
第18話で初使用、その後は必殺のスーパーサンダーボルトのつなぎとしてよく使われた。
電撃剣にエネルギーを集め、佐々木小次郎のつばめ返しの応用で、円を描きながら飛び交うゴズマ戦闘機を両断する。
第33話のみ使用、ギルークが呼び出した無数のゴズマ戦闘機を斬り裂いた。
第50話における宇宙獣士ジャン戦のみ使用。
チェンジマンが等身大戦で使用する合体攻撃『電撃クロスハリケーン』の応用で、電撃剣とチェンジシールドを合体させ高速回転させることで発動。
強力なブリザード攻撃を弾き返した。
チェンジロボ最大の必殺技。
チェンジドラゴンが両拳を構え集中した後、操縦桿を上下に動かすことで
電撃剣の刀身にアースフォースが稲妻のごとく収束され、袈裟斬りの構えで全力で振り下ろすことで剣戟と共にまばゆい閃光が巨大獣士を攻撃しトドメの一撃を与える。
長崎編の前編である第17話では宇宙獣士ギルバを倒しきれなかったが、
後編である第18話でギルバの能力を見抜いたドラゴンの機転による連続攻撃の後、風車斬りにより再生能力が無効化したため、撃破に成功している。。
ハレー彗星に身を隠し地球を狙う謎の惑星ゴズマスター自体が星王バズーそのものだった。
ゴズマスター内に潜入したチェンジマンと伊吹長官はバズーの体内に飲み込まれ危うく窮地に陥るが、チェンジドラゴンの機転でパワーバズーカを発射後、巨大化の合図と反応したギョダーイの巨大化光線によりメモリードールの破片が再生・巨大化し、脱出に成功する。
そして、チェンジマンはチェンジロボを駆りゴズマスターに突撃。中心核で電撃剣スーパーサンダーボルトを繰り出し戦いに終止符を打った。
ゴズマスター=星王バズーが消滅したことにより、事実上大星団ゴズマは壊滅したことになる。
ゴズマとの戦いを終えた後、伊吹長官=ヒース星人ユイ・イブキは、リゲル星人ナナ、メルル星人さくら、そしてゴズマから離反したシーマ、ゲーター一家、ギョダーイと共にゴズマに壊された数々の惑星の復興のために旅立つ。
そして剣らチェンジマンはこれまでの戦いに想いを馳せながら、伊吹長官らを乗せて宇宙へと帰るシャトルベースを見送るのだった。
【その後のスーパー戦隊において】
Vシネマ「百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊」では、
ガオライオンの雄叫びと共に
歴代24大戦隊のレッドが操縦もしくは使役するメカと共にジェットチェンジャー1が到着。
はぐれハイネス・ラクシャーサを迎え撃った。
映画「
ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」では、
人々の想いで実体化した歴代戦隊の一号ロボたちと共に黒十字王率いる悪の軍団に立ち向かう。
チェンジロボは国際空軍所属の
オーレンジャーロボと共にチュパカブラの
武レドランに必殺技を放った。
軍人が変身する、ナレーションが田中信夫氏なのがオーレンジャーとのつながりかと思われる。
なお、色々と他作品に流用されたのか、ロボットスーツが現存しておらず、本編ではCGや過去のフィルムの編集により登場している。
オーレンジャー第15話「友よ 熱く眠れ!!」のバラノイアのスクラック工場にはチェンジロボの頭部が散らかっていた。
【玩具について】
放送当時、「DX超合金 電撃合体チェンジロボ」が発売。
劇中同様の合体が可能で、「ビッグスケール シャトルベース」と組み合わせることで劇中の発進シークエンスが再現できる。
ランドチェンジャー3はキャタピラ部を収納し、後部の翼部を展開することで劇中未登場の飛行形態に変形可能。
また、パッケージを組み立てて基地遊びが楽しめる立体秘密基地バージョンも発売された。
「ビッグスケール シャトルベース」には箱のキャッチコピーにも記されている『エレベーター機構』がウリで、
中央エンジンノズル部の下に施された赤いボタンを押すことでヘリチェンジャー2が待機するエリアがせり上がる仕組みとなっている。
また、『とじる←→まわす』と書かれている左スラスター部がダイヤルとなっており、ヘリチェンジャー2発進後は
そこを時計回りに動かすことでランドチェンジャー3の合体・発進シークエンスが再現される。
電撃合体が買えないお子様のために、「超合金チェンジロボ」や「DXポピニカ シャトルベース」、「プラデラ チェンジロボ」も発売。
「超合金チェンジロボ」 は、スタンダード版ながらも「ヘリチェンジャー2」と「ランドチェンジャー3」に分離可能な上、
チェンジマン5人のミニフィギュアも付属している。
また、超合金では数少ないウィンドウパッケージでもある。
「DXポピニカ シャトルベース」は、「ビッグスケール シャトルベース」の簡易版となっており、ミニサイズのチェンジロボが同梱されている。
ミニチェンジロボはキャノピー収納など省略されている部分も目立つが、メカ形態に分離することでシャトルベースに格納可能。
「プラデラチェンジロボ」は分離・合体ギミックはオミットされているものの、
ロケットパンチギミックやオリジナルの走行形態に変形するなど、廉価版ならではのギミックが施されている。
ラジコンブームに乗じて、「ラジオコントロール チェンジロボ」も発売。
前年度に発売された「ラジオコントロール
バイオロボ」と同様のグリップ操作式の電動歩行ラジコンで、
電源を入れることで前身。レバーを後ろに倒すことで右に旋回が可能。
電撃剣やロケットパンチの発射だけでなく、コントローラーの左部にミサイル発射ギミックも追加。ミサイルはロケットパンチと互換がある。
どうせなら腹部につけろよ。
また、後のBB戦士と元祖SDガンダムシリーズに連なる簡易プラモ「ロボチェンマン」にもチェンジロボがラインナップされている。
「ガンダム」シリーズや「マクロス」シリーズ、「戦闘メカザブングル」、「超力ロボガラット」といったアニメロボがラインナップされる中、
特撮枠では今作のみラインナップされていることが当時の人気を裏付けている。
さすがにメカ分離こそないが、オリジナルギミックとして、チェンジシールドを翼部に見立ててプルバック走行形態に変形可能。
また、このシリーズにはロボットの操縦者のSDフィギュアもついており、チェンジドラゴンとチェンジマーメイドのフィギュアも付属している。
テーマソング:「ファイト! チェンジロボ」(歌:KAGE(現:影山ヒロノブ))
急げ! 編集! アースコンバーション!
追記と修正の扉を開けろ!
- よく言われるチェンジマンの問題点が「チェンジロボのデザインが微妙」だけど、動くとキレが良いからカッコよく見える不思議。 -- 名無しさん (2017-02-12 08:08:41)
- 純粋な意味で最後の戦隊1号ロボ。 -- 名無しさん (2017-02-12 11:25:29)
- 惑星サイズのラスボスを倒したロボ -- 名無しさん (2017-02-12 13:19:14)
- バラノイアのスクラップ置き場に捨ててあったロボット -- 名無しさん (2017-02-12 15:03:20)
- 実は設定での出力は歴代1号ロボで最弱 -- 名無しさん (2017-02-12 20:16:07)
- チェンジシールドから剣を引き抜くのがとても格好いい -- 名無しさん (2017-02-13 12:00:54)
- もし今みたいにメカが各戦士のモチーフに合わせた物になってたらどういう風になってたんだろう? -- 名無しさん (2017-08-30 11:44:04)
- 惑星破壊して巻き添えになったのに無傷とかやばい -- 名無しさん (2017-10-27 17:43:18)
- 175万馬力って弱くない?近年は1000万馬力越えがデフォだし… -- 名無しさん (2017-10-27 17:53:55)
- ↑逆に考えるんだ、馬力の低さに見合わぬほどアースフォースの爆発力が半端ないんだと -- 名無しさん (2017-10-27 18:21:10)
- 合体シーケンスとスタイルがとてもよかったな。思えば、あの時期の戦隊ロボがどれも素晴らしかった。 -- 名無しさん (2017-10-27 18:27:07)
- 今は無くなったけど地元の玩具屋にこれのでかい人形がディスプレイされてたので、リアルタイムではないけど妙に印象に残ってる -- 名無しさん (2019-03-09 11:18:03)
- 座薬 -- 名無しさん (2019-06-20 00:25:24)
最終更新:2024年03月19日 00:05