ジーナ&デクシオ(ポケモン)

登録日:2016/12/31 (土) 01:30:44
更新日:2023/08/27 Sun 23:48:16
所要時間:約 8 分で読めます




ジーナとデクシオとは、ポケットモンスター X・Yの登場人物。
XYのシナリオ進行の際、様々なサポートをしてくれる2人組である。
カルムセレナサナティエルノトロバの5人組がカロス地方を冒険する2年前にトレーナーになったらしい。


◆ジーナ

褐色肌とふんわりとしたボブヘアーが特徴の女の子。
自己紹介の際には「麗しいあたくしの麗しい名前はジーナ!」と麗しいをいちいち強調する。
全体的に上品な言葉遣いが多いものの、性格はやや強引かつ目立ちたがりで突っ走る傾向が強い。
フレア団による発電所事件の際にはバレバレの変装をしながら謎の人を名乗り正体を無理矢理誤魔化していたが、
うっかり主人公の名前を呼んで知り合いとして振舞ってしまい最早正体を隠す意味すら無くなるというドジをやらかす。
常にデクシオと共にサポートに徹し、主人公らの成長を願っている。
というかデクシオ以外の他者にはとても優しい。

◆デクシオ

白い肌と金髪ショートヘアが特徴の男の子。
性格はおとなしく冷静で口調も丁寧。普段はジーナの発言に補足を入れることが多い。
「2年前プラターヌ博士からポケモン図鑑を託された……いうなれば君たちの先輩です」などしばし反復した言い回しを用いることが特徴。
ジーナと直接会話する場面はほとんどないが、いつも的確に補足を入れており、非常に息が合った姿を見せてくれる。
一方でジーナに振り回される場面も多く、困惑した表情を見せることもある。
普段はおとなしいものの、バトルの際には一転して情熱的になる。


◆ストーリーでの活躍

初登場はミアレシティに入るゲートの前。主人公をプラターヌ博士の研究所に案内してくれる。
この際、デクシオから「おんがえし」のわざマシンがもらえる。

二度目に出会うのは地繋ぎの洞穴を抜けて8番道路≪ミュライユ海岸≫に入った直後。
ポケモン図鑑にコーストカロス図鑑を追加してくれる。

三度目に出会うのは13番道路«ミアレの荒野»へ向かうヒヨクゲートの中。
やはり図鑑をアップデートしてくれて、マウンテンカロス図鑑を追加してくれる。

フウジョタウンとヒャッコクシティでは、伝説のポケモンに関する情報を調査し、主人公にその情報を知らせてくれる。
フウジョタウンではデクシオがプラターヌ博士と共に現れ、ヒャッコクシティではジーナが主人公を待ち受けている。

また、フレア団の発電所事件と最終兵器起動の際には謎の人を名乗り、事件解決に奔走。主人公には回復アイテムをくれる。
発電所事件では主人公に先を越されてしまったが、最終兵器の一件では2人でフレア団員達を倒し、その隙にティエルノ、トロバがフレア団に捕らわれたポケモンを救出していたらしい。
主人公はフレア団秘密基地にいたため目撃する機会はないが。


主人公が初の殿堂入りを果たした際にはミアレシティで行われた盛大なパーティにも参加。
セリフはなかったがプラターヌ博士と共にステージ上で主人公ら5人を出迎えた。

殿堂入り後はミアレシティの駅に現れ、主人公のポケモン図鑑を全国図鑑にアップデートしてくれる。


…と、ここまで見れば分かるように、ストーリーでは何度も主人公をサポートして見守ってくれるいい先輩である。
しかし、全国図鑑へのアップデート以降は出番が一切ない。バトルをする機会も一切なく、マルチバトルのパートナーにすらならない。
サナ、ティエルノ、トロバはバトルハウスでマルチバトルのパートナーに呼べるのに…。

更にミアレシティのパーティでは7頭身のグラフィックで登場しているが、アップになることは一度もない。


AZのように何か特別なエピソードがあるわけでもない。
フラダリのようなネタに事欠かないキャラでもない。
にもかかわらず固有グラフィック持ちの割には非常に地味で扱いが悪いため、XY登場キャラの中では指折りの不遇キャラと言われていた。




…が、3年後その評価は一気に覆された。


◆サン・ムーンでの活躍

なんとポケットモンスター サン・ムーンでまさかの再登場。前作で流れたおしゃれな登場BGMは今回も流れる。
観光という名目でアローラ地方を訪れており、ラフな格好をしてサングラスを掛けている。
ただ、観光と言いながらプラターヌ博士の頼みでアローラ地方に出現したジガルデの調査も行っている。
腕にはメガリングまで装着している。バトルする気満々である。
観光のついでに調査をしたり、バトルを楽しんでいるということなのだろう。たぶん。
その割には観光らしい場面を見かけることが殆どなく、観光には不向きな場所にも現われる。


アローラ地方で初めて出会うのはアーカラ島のカンタイシティにあるホテルしおさい前。
サンとムーンでは展開が異なっており、サンではジーナの提案でデクシオと、ムーンではジーナが自ら、腕試しとしてバトルをすることになる。
どちらの場合でも腕試しを提案したのはジーナであり、サンでいきなり振られたデクシオは「どうして…」とやや困惑しつつ、いい機会だからと気を取り直してバトルをすることになる。

プラターヌ博士の助手という立ち位置でポケモン博士に近い存在ではあるが、バトル時の肩書きは「ポケモントレーナー」。
デクシオはエスパー使いで手持ちはヤドンエーフィ、ジーナはこおり使いで手持ちはデリバードグレイシア
メンツだけ見ていると分かりにくいが、ブイズは種族値合計525であり、この段階ではどちらもかなりの強敵である。
プレイヤーによって個人差はあるものの、ストーリー序盤ではエスパーや氷を半減できるタイプを手に入れてない場合も少なからずある。
ムーンで最初にモクローを選んだ場合、ジーナのグレイシアの前には手も足も出ず瞬殺されることはほぼ確実。
ここで苦戦したプレイヤーもいたことだろう。

バトルに勝つとジガルデキューブをもらうことができ、コアやセルを一定数集めるごとにジーナから通信が入るようになる。
カロスの5人組を想起させる何かを主人公から感じたらしく、ジガルデを託すに値するトレーナーと考えたらしい。


次に出会うのはウラウラ島の16番道路にあるエーテルベースの中。
ただしジガルデのコアやセルをちゃんと集めていれば10個集まった時点で通信が入り、エーテルベースへ向かうよう指示される。
エーテルベースに入るとジーナが話を切り出し、途中でデクシオに解説を丸投げする。
丸投げされたデクシオはやはり困惑しつつ、ちゃんと続きを説明してくれる。
もはや息のあったというより尻に敷いたと言ったほうが良いんじゃないだろうか?


その後シナリオで会えるのは殿堂入り後のポニの古道。
今回はサンとムーン共通で、デクシオ自らメガシンカを実演すべくバトルを申し込んでくる。
ただし彼岸の遺跡に飛んでからバトルツリーへと向かえばスルーすることができる。
デクシオの手持ちはやはり全てエスパータイプだが、ガチパということもあり、ギリギリでポケモンリーグを突破していた場合、ここでも負けることがある。
特にメガフーディン特性はトレースなので、強特性をトレースされると非常に厄介である。
勝てばデクシオからフーディナイトとキーストーンを渡され、プレイヤーもメガシンカを使えるようになる。


これ以降マップ上では会えないが、バトルツリーを勝ち抜くと10勝ごとに会える特別なトレーナーの1人として出てくることがある。
サンではジーナが、ムーンではデクシオがバトルツリーに参戦しており、勝てば任意でマルチバトルのパートナーにスカウトできる。
相変わらずジーナはこおりタイプを扱い、デクシオはエスパータイプを扱うが、それ以外のタイプのポケモンも手持ちに入っている。
2人ともメガシンカやZワザを使うことがあるので、かなりの強敵になる。


◆ウルトラサン・ウルトラムーンでの活躍

カンタイシティで出会うまではSMと一緒。
ただし、いきなり変なポーズを取って自己紹介を行い、しばらくの間場が沈黙する。
手持ちも変更されており、デクシオはマネネとエーフィ、ジーナはムチュールとグレイシアを使う。
今回、殿堂入り前に会えるのはここだけ。
ジガルデのコアとセルの収集はないため、貰えるのは回復アイテムのみ。

前作と似たようなイベントは発生するが、タイミングが殿堂入り後に変更されている。
殿堂入り後、ポニの花園を訪れたとき、入口付近で背後からジーナとデクシオが現れ、バトルを申し込まれる。
勝てばSM同様にメガリングを貰える。



ストーリー全体を通して見ると、サン・ムーンでは一転してかなり優遇されたキャラであるといえる。
前作から流用可能なグラフィックがあったにもかかわらず、新規グラフィックまで獲得している。
ゲストキャラなので前作より登場回数は減ったが、サンムーンのゲストキャラとして見れば登場回数3回は多いほうで、通信でコンタクトを取る機会も多い。
バトルツリー以外で複数回バトルができるゲストキャラもこの人達しかいない。
ただ前作での扱いがあんまりだったので、前作をプレイした人でも彼らを覚えていないことがある。


◆余談

  • XYの衣装はエリートトレーナーの衣装の色違い。ジーナは赤、デクシオは青いスカーフを身につけている。彼らがサン・ムーンで着ている衣装は全てブティックで買えるので、ジーナやデクシオとお揃いのコーデにすることも不可能ではない。ただしサン限定とムーン限定衣装の組み合わせコーデであるため、全部揃える場合は通信環境とフェスコイン必須。ちなみにジーナのコーデは可愛いと評判だが、デクシオのコーデはダサいという意見が多い。
  • ジーナとデクシオが持っているメガリングは前作で主人公が使ったものと同じタイプ。色が白い以外、デザインの違いはない。
    ついでに言うと前作主人公と同じタイプのメガシンカデバイスを使うキャラはライバルに次いで2人目と3人目。意外と少ない。
  • ジーナは対面からの別れの挨拶で基本的に「ボン・ボヤージュ」を使う。
    他の挨拶としては謎の人を名乗ったときの「オ・ルヴォワール」や通信のときなどに使っている「ボンヌ・シャンス」など。
  • サン・ムーンの初登場イベントではジーナ・デクシオ共に別れの際、「アローラ」の挨拶のポーズを取る。しかし、ジーナの別れの挨拶は相変わらず「ボン・ボヤージュ」である。
  • サン・ムーンの5番道路ではジーナとデクシオに憧れるホープトレーナーのコンビから2人にまつわる話を聞くことができる。
    相変わらず謎の人を自称しながらアローラ地方でも活躍しているらしい。正体バレバレで謎なんてあったもんじゃないと思うが。




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最終更新:2023年08月27日 23:48