ルック(幻想水滸伝)

登録日:2011/09/13(火) 22:09:33
更新日:2024/04/25 Thu 16:57:31
所要時間:約 5 分で読めます





「何?…なにか用?」


幻想水滸伝シリーズに登場するレックナートの弟子で、27の真の紋章の一つ『真なる風の紋章』の継承者。

CV:福山潤


魔法の才能に恵まれた魔法使いでハルモニア神聖国の出身。
見た目は中々の美少年なのだが性格は若干悪く1の頃は他人を見下したような言動もあった。

……が、美少年だからかそれに反した性格が受けたのか、ユーザーから(特に女性から)高い人気を誇り、
とある人気投票では1主人公を抜いて1位にランクインしたことも。

キャラ性能は完全な魔法使い系キャラで、
物理攻撃力と防御力が低く体力も女子並みなので、武器タイプに従って素直に前衛に置くとすぐに昇天する。

……ルックの石像を建てたいから物理特化のルックを作って、前衛で活躍させる猛者もいるらしいが

また、彼は運の数値がものすごく低いのも特徴で、その低さは不幸の代名詞の青い人を抜いてトップになるほど。

……まぁ、彼の運命を考えれば納得はいくが。


■幻想水滸伝 (14歳)


記念すべき初登場

帝国の命令で、星見の結果を受け取りに魔術師の島に来た主人公達の前に現れて魔物をけしかける(本人曰く試しただけらしいが)。
これで彼の第一印象が決まった人もいるだろう。

初代のルックの顔グラは何故かニヤけており、上記のように魔物をけしかけたり、
テレポートで主人公達を送るときにはテッドだけ少し高い場所から落とすイタズラをしたりとどこか子供っぽい。

その後、主人公達が本拠地を手にいれたときにレックナートと共に再登場し、彼女の指示を受けて解放軍に参加する。
その時、仲間の名前が記されていく「約束の石板」の管理を任される。

……が、仲間になってすぐは石板の前にちゃんといるのだが、
飽きたのか面倒くさくなったのか物語が中盤に入る頃にはホールをふらついている。
本来、ルックがいるべき石板の前には坊さんと医者が待機している始末

……仕事しろよ。


■幻想水滸伝2(17歳)


2主人公達がハイランド軍のソロン・ジーを撃退し、宴会を挙げようとしたところへ空気を読まずレックナートと共に現れ、仲間になる。
生死不明だったビクトールとフリックを見て「生きてたの?」の一言で済ませるなど前作よりもドライな性格になっている。

前作の事でレックナートに叱られたのか、今回は石板の前から動かない。

また、人との関わりや協力とは無縁のような彼に協力攻撃が存在する。その名も……。

美少年攻撃

他のメンバーは、1から2への顔グラと言葉遣いの変化がすごい元・竜騎士のフッチとツンデレ忍者のサスケの二人。気になる内容だが……。

フッチとサスケが攻撃中に、ルックが魔法で二人を巻き添えにして攻撃するというもの。

……協力しろよ。

ちなみに、この協力攻撃を使うとフッチとサスケがダメージを負い、バッドステータスの険悪(一定ターン協力攻撃不可)が発動してしまうので注意が必要

ハイランド軍への援軍として現れたハルモニア神聖国神官将のササライと何かしらの関係を匂わせるイベントがあり、ササライはルックの存在を感じとり不快感を覚えるというのに留まるのに対し、ルックはササライの存在を確信すると共に独自にハイランドの介入への対処を一方的に請け負うことに。
この件は、結局はプレイヤーには詳細は明かされず、前作から引き継がれつつ尚も継続された次回以降の伏線となっていた。


■幻想水滸伝3(32歳)


2から15年の歳月が経ち、三十路に突入した彼もスタイルを一新する。
2まで着ていたローブから緑を基調としたコートに着替えて髪も短くした。そして、最大の特徴は……。

1、2で言及されていた真なる風の紋章が戦闘で使用可能になった

更に彼が主人公として操作することができる「ルック編」があるなどかなりの優遇

…流石は人気キャラ











以下、ネタバレ











…と書けば聞こえはいいが、彼の幻想水滸伝3での役割は


事件の黒幕でラスボス


ラスボスなのだ


真の風の紋章に見せられ続けてきた「世界の終末」を回避するために己に宿る真の風の紋章を破壊する決意をし、
2から3までの間にクリスタルバレーから連れて育ててきたセラと共にレックナートの元から去る。

そして、軍師アルベルト・シルバーバーグと2では敵だった黒騎士ユーバーを仲間に加え「破壊者」として3の舞台裏で暗躍し、
表では仮面を身に付け、ハルモニアの「仮面の神官将」として活動する。

彼が主人公のルック編は、108星を全て集めてクリアした時に選択できる隠しシナリオであり、このシナリオを見る事によって事件の真相が明らかになる。

しかし、真の紋章を破壊する=神を殺すということであり、
それは今ある多くの命を犠牲にして人類滅亡の未来から救うということであり、その事に未だに迷いがあるとセラに心中をこぼす場面もあった。


彼の正体はハルモニア神聖国神官長ヒクサクが作った真の風の紋章を内包する受け皿であり、要はヒクサクのクローン。
同じく、ササライは真の土の紋章を内包するために作られた存在であり、二人は兄弟という関係にある。
その為、3ではササライのことを「兄さん」と呼んでいる

また、彼の魂は真の風の紋章と同化しており、真の紋章を破壊する=自分が死ぬということであり、そう考えると3のルックの行動は……

全世界を巻き込んだ壮大な自殺

…とも言える。

最終的に五行の紋章を集めることに成功したルックは、ラストダンジョンの最深部にて己の紋章を破壊する最終準備を始める。
しかし、真の紋章を取り返した主人公達に邪魔をされ、己の真の風の紋章の力を解放し「風の紋章の化身」として主人公達と戦うことになり敗北する。


全てが終わり、崩れ行く神殿から主人公達が脱出を始めた後、
真の紋章の解放に身体が耐えられなくなったルックはその場に崩れ、セラと共に最期を迎える。
その際、最期の最期まで自分に付き従ってくれたセラを見て、自分は決して一人ではなかったことを悟り息絶える。





さよなら、wiki篭り。そんな目を、そんな想いを持った人に追記・修正を託した頃もあったよ。……懐かしいね。

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最終更新:2024年04月25日 16:57